JPH05330291A - 輪郭描画装置 - Google Patents

輪郭描画装置

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JPH05330291A
JPH05330291A JP14267592A JP14267592A JPH05330291A JP H05330291 A JPH05330291 A JP H05330291A JP 14267592 A JP14267592 A JP 14267592A JP 14267592 A JP14267592 A JP 14267592A JP H05330291 A JPH05330291 A JP H05330291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
angle
drawing device
tip
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP14267592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Harada
幸男 原田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 楕円定規等を使用することなく二次曲線を簡
単に描くことを可能とする。 【構成】 回転軸18と、回転軸を投影面11aに対し
て所望の角度に保持する保持手段12〜17と、回転軸
の先端に所望の長さ及び角度に可変可能に支持された腕
21と、腕の先端に所望の角度に可変可能に取り付けら
れ回転軸の回転に伴い投影面に先端の軌跡を描く描画手
段23とを備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次曲線等を描くこと
が可能な輪郭描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二次曲線例えば、楕円を描く場合、図1
に示すように紙面1に二点F、F’を設定し、これらの
点F、F’に夫々所定の長さLの糸2の両端を固定し、
当該糸2上の任意の点Pを頂点とする三角形△PFF’
を形成し、頂点Pの軌跡を求めればよい。しかしなが
ら、かかる楕円を描く方法は、原理であり実際の製図に
使用することは極めて困難である。そこで、製図特に、
立体製図(テクニカルイラストレーション)においては
種々の傾斜角及び大きさの楕円が切り抜かれた楕円定規
が使用される。
【0003】この楕円定規は、傾斜角、長軸及び短軸が
段階的に設定された多数の楕円が切抜き形成されてお
り、例えば、傾斜角が15°から60°まで5°毎に、
長軸及び短軸が夫々2mm及び1mm毎に数mm〜数十mmまで
の大きさで設定されており、一枚のプレートにこれらの
楕円が多数形成されているもの、或いは傾斜角毎に異な
るプレートに多数の楕円が形成されているものとがあ
る。この楕円定規は、特に、アクソメトリック投影法に
よる立体製図を描く場合に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記楕
円定規は、傾斜角、長軸及び短軸が段階的に設定されて
いるために、例えば、図2に示すように任意の半径Rの
円柱3を、中心軸Oaに垂直な平面PLaに対して任意
の角度θをなす平面PLbで切った場合、その切口3a
は、切口の面に垂直な方向から見た形状(輪郭)が楕円
形となるが、傾斜角θ、長軸及び短軸が前記楕円定規の
規格に合わない場合には当該楕円定規を使用して描くこ
とができない。更に図3に示すような円錐4の中心軸O
bに垂直な平面PLcに対して任意の傾斜角θをなす平
面PLdで切った場合の切口4aは、切口の面に垂直な
方向から見た形状が所謂卵形となるが、やはり前記楕円
定規では描くことができない。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、楕円形、卵形、放物線等の二次曲線を簡単に描くこ
とが可能な輪郭描画装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、回転軸と、前記回転軸を投影面に対
して所望の角度に保持する保持手段と、前記回転軸の先
端に所望の長さ及び角度に可変可能に支持された腕と、
前記腕の先端に所望の角度に可変可能に取り付けられ前
記回転軸の回転に伴い前記投影面に先端の軌跡を描く描
画手段とを備えた構成としたものである。
【0007】
【作用】回転軸を投影面に対して所望の角度に設定し、
当該回転軸に対して所定の長さに横方向に所望の長さに
張り出させると共に所望の傾斜角に設定する。更に腕に
対して所望の角度に描画器を設定して投影面に投影可能
とする。次いで、回転軸を回転させると、投影面に楕
円、卵形等の二次曲線が投影される。従って、描画器に
カーボン芯を取り付けることにより、紙面に前記曲線を
簡単に描くことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図4において輪郭描画装置10は、基台1
1、基台11の上面11aに支持機構12を介して立設
された支柱13、支柱13に支持機構14を介して支持
された腕15、腕15の先端に支持機構16及びホルダ
17を介して支持された回転軸18、回転軸18の下部
に支持機構20を介して支持された腕21、腕21の先
端に支持機構22を介して支持された描画器23等によ
り構成されている。
【0009】支持機構12は、基台上面11aの所定位
置に載置固定されている。尚、基台11が鉄板で形成さ
れている場合には、支持機構12の底面にマグネットを
設けて当該基台の上面に吸着固定させるようにしてもよ
く、かかる固定方法は、所望の箇所に簡単に設置するこ
とができ、取り扱いも容易である。この支持機構12
は、支柱13を基台11に対して起伏可能、回転可能に
支持し、且つ所望の傾斜角及び回転位置に固定し得るよ
うになっている。また、支持機構12には、支柱13の
傾斜角を設定するための目盛りが刻設されている。
【0010】支持機構14は、支柱13の上部に当該支
柱13に沿って上下に摺動可能に、且つ所望の位置に固
定可能とされており、腕15を横方向に摺動可能に、且
つ支柱13に対して上下方向に回動可能に支持し、当該
腕15を所望の長さ及び回動位置に固定し得るようにな
っている。この支持機構14には腕15の傾斜角を設定
するための目盛りが刻設されている。また、腕15には
長手方向に沿って目盛りが刻設されており、支柱13か
らの横方向への張り出し長さを設定し得るようになって
いる。また、支持機構16は、腕15の先端に取り付け
られており、ホルダ17を上下方向に支持しており、腕
15に対して上下方向に回動可能に、且つ所望の回動角
に固定し得るようになっている。そして、この支持機構
16にはホルダ17の傾斜角を設定するための目盛りが
刻設されている。
【0011】回転軸18は、ホルダ17に回転可能に支
持されており、下端には針19が設けられている。支持
機構20は、回転軸18に軸方向に沿って上下に摺動可
能に取り付けられており、所望の位置に固定可能とされ
ている。この支持機構20は、腕21を横方向に摺動可
能に、且つ上下方向に回動可能に支持しており、所望の
長さ及び角度に固定し得るようになっている。この支持
機構20には腕21の傾斜角を設定するための目盛りが
刻設されている。また、腕21には長手方向に沿って目
盛りが刻設されており、回転軸18からの横方向への張
り出し長さを設定し得るようになっている。
【0012】支持機構22は、腕21の先端に取り付け
られており、描画器23を上下方向に回動可能に支持し
ており、所望の傾斜角に固定し得るようになっている。
この支持機構22には描画器23の傾斜角を設定するた
めの目盛りが刻設されている。描画器23は、図5のよ
うに円筒状のホルダ24と、ホルダ24内に収納された
軸25とスプリング26等により構成され、軸25の上
端にはホルダ24の内面に摺動するフランジ25aが形
成されており、フランジ25aとホルダ24の対抗する
上端面との間にはスプリング26が縮設されている。軸
25は、ホルダ24の下端面中央の孔を貫通して下方に
突出しており、下端には例えば、カーボン芯27が着脱
可能に装着されている。この軸25は、スプリング26
のばね力によりホルダ24から押し出され、芯27が基
台11の上面11aに載置された例えば、用紙に圧接す
る。
【0013】以下に作用を説明する。先ず、図2に示す
円柱3を、軸Oaに直交する平面PLaと傾斜角θをな
す平面PLbで切った場合の切口3aの輪郭3bを描く
場合について図7及び図8により説明する。尚、図中輪
郭描画装置10は、分かり易くするために骨子のみを描
いてある。
【0014】図7に示すように支柱13、腕15、支持
機構12、14等を調節して回転軸18を基台11の上
面11aに対して垂直に設定し、下端の針19を所定の
位置Oに位置決めする。また、腕21を回転軸18に対
して直角(水平)に、且つ所定の長さRに設定し、描画
器23を腕21に対して直角即ち、上面11aに垂直に
設定する。描画器23の先端の芯27は、スプリング2
6のばね力により上面11aに垂直に圧接される。この
状態において回転軸18を回転させると、描画器23の
軌跡は、半径Rの円筒3’を描き図2に示す円柱3と同
形となり、回転軸18は、中心線Oaと一致する。
【0015】次いで、回転軸18を前記垂直な状態から
角度θ傾斜させると円筒3’は、図8に示すように上面
11aに対して角度θ傾斜することになり、上面11a
は、図2に示す平面PLaに対して傾斜角θをなす平面
PLbに相当する。尚、回転軸18の針19と上面11
aとの交点をOとする。描画器23の軸25は、スプリ
ング26のばね力により伸縮可能とされ、且つ先端の芯
27は、上面11aに圧接している。従って、回転軸1
8を回転させることにより上面11aに円柱3の切口3
aの輪郭3bが描かれる。この輪郭3bは、長軸(Q−
Q’)の長さが2(R/cosθ)、短軸(S−S’)
の長さが2Rの楕円となる。
【0016】次に、図3に示す底面の半径がR、当該底
面と母線とのなす角がαの円錐体4の底面に対して傾斜
角θをなす平面PLdによる切口4aの輪郭4bを描く
場合について説明する。図7の状態において描画器23
を腕21に対して角度α傾斜させて図9図のように設定
し、回転軸18を回転させると、描画器23の軌跡は、
二点鎖線4’のように底面が半径Rの円をなし、母線が
底面と角度αをなす円錐形となる。この円錐形4’は、
図3に示す円錐4と同形となる。この状態で回転軸18
を所定の高さまで下げる。尚、図では上面11aを二点
鎖線11a’の位置まで高くしている。
【0017】次いで、回転軸18の針19を点Oに位置
決めした状態で腕15を延ばしながら、回転軸18を前
記垂直な状態から角度θ傾斜させると、円錐4’は、図
10に示すように上面11aに対して角度θ傾斜するこ
ととなり、上面11aは、図3の平面PLdに相当す
る。そして、回転軸18を回転させると上面11aに円
錐4の切口4aの輪郭4bが描かれる。この輪郭4b
は、所謂卵形となる。
【0018】また、図7図において回転軸18を固定し
た状態で腕21の長さを水平方向に変化させると直線を
描くことができる。更に、前記楕円、卵形等の二次曲線
の外、放物線等の二次曲線も描くことも可能である。
尚、回転軸18は、下端を上面11aに当接させる必要
は無く、ホルダ17に回転可能、且つ軸方向に摺動不能
に支持して上面11aから離隔させるようにしてもよ
い。
【0019】また、描画器23は、図6に示すように構
成してもよい。図6において描画器23’は、円筒状の
ホルダ30内に電池31、ランプ32、レンズ系33、
色スクリーン例えば、赤色スクリーン34、スリット3
5、36等を内蔵し、ランプ32の発光した光をレンズ
系33により集光して平行光線とし、赤色スクリーン3
4により視認し易い赤色光とし、スリット35、36に
より赤色ビームLbを形成し、当該ビームLbにより前
記切口の輪郭を描くようにしたものである。このような
光ビームLbを使用することにより、感光材に照射して
投影像を得ることもでき、或いは遠方の傾斜面等に投影
することもできる。
【0020】更に、前記ビームLbに替えてレーザビー
ムを照射させるようにしても良く、例えば、図11に示
すような金属板40に円柱41を所望の傾斜角θで貫通
させる孔40aを明けるような場合には、レーザビーム
描画器によりレーザビームを照射させることにより簡単
に明けることができる。しかも、加工面は、図のような
平面ではなく凹凸をなしていてもよい。また、描画器に
溶接トーチを設けることにより、溶断することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転軸と、前記回転軸を投影面に対して所望の角度に保持
する保持手段と、前記回転軸の先端に所望の長さ及び角
度に可変可能に支持された腕と、前記腕の先端に所望の
角度に可変可能に取り付けられ前記回転軸の回転に伴い
前記投影面に先端の軌跡を描く描画手段とを備えたこと
により種々の二次曲線を簡単に描くことが可能となり、
広範囲に応用することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】楕円を描く原理を示す図である。
【図2】円柱を或る傾斜角で切った場合を示す斜視図で
ある。
【図3】円錐を或る傾斜角で切った場合を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明に係る輪郭描画装置の一実施例を示す図
である。
【図5】図4の描画器の断面図である。
【図6】図4の描画器の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図7】図4の輪郭描画装置の一使用例を示す図であ
る。
【図8】図4の輪郭描画装置により楕円を描く場合の説
明図である。
【図9】図4の輪郭描画装置の他の使用例を示す図であ
る。
【図10】図4の輪郭描画装置により卵形を描く場合の
説明図である。
【図11】図4の輪郭描画装置により平板に斜めに交差
する円柱を通す孔を明ける場合の説明図である。
【符号の説明】
3 円柱 4 円錐 10 輪郭描画装置 11 基台 12、14、16、20、22 支持機構 13 支柱 15、21 腕 18 回転軸 23、23’ 描画器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、前記回転軸を投影面に対して
    所望の角度に保持する保持手段と、前記回転軸の先端に
    所望の長さ及び角度に可変可能に支持された腕と、前記
    腕の先端に所望の角度に可変可能に取り付けられ前記回
    転軸の回転に伴い前記投影面に先端の軌跡を描く描画手
    段とを備えたことを特徴とする輪郭描画装置。
JP14267592A 1992-06-03 1992-06-03 輪郭描画装置 Pending JPH05330291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14267592A JPH05330291A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 輪郭描画装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14267592A JPH05330291A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 輪郭描画装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05330291A true JPH05330291A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15320898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14267592A Pending JPH05330291A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 輪郭描画装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH05330291A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5456012A (en) * 1993-02-10 1995-10-10 Technifor S.A. Marking device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5456012A (en) * 1993-02-10 1995-10-10 Technifor S.A. Marking device

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