JPH05329793A - 視覚センサ - Google Patents

視覚センサ

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JPH05329793A
JPH05329793A JP4139100A JP13910092A JPH05329793A JP H05329793 A JPH05329793 A JP H05329793A JP 4139100 A JP4139100 A JP 4139100A JP 13910092 A JP13910092 A JP 13910092A JP H05329793 A JPH05329793 A JP H05329793A
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JP
Japan
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robot
camera
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light
point
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JP4139100A
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Inventor
Katsutoshi Takizawa
克俊 滝澤
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視覚センサに関し、視覚センサの分解能と計
測可能範囲を可変にし、かつセンサ本体を小型にするこ
とを目的とする。 【構成】 視覚センサは、カメラ(3)を装着した第1
ロボット(1)と、カメラまたは投光器(7)を装着し
た第2ロボット(5)と、第1および第2ロボットをそ
れぞれ動作させる第1および第2ロボット制御装置
(2)および(6)と、第1および第2ロボット制御装
置の各々と通信する画像処理手段(4)とからなり、第
1ロボット制御装置にて計測したカメラ(3)の位置と
方向および第1ロボット原点位置の各データを、第2ロ
ボット制御装置にて計測したカメラまたは投光器(7)
の位置と方向および第2ロボット原点位置の各データ
を、それぞれ受信し、受信したデータから計測対象物の
一点(P)の位置を計算しそのデータをロボット制御装
置2または6に送信する画像処理手段とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CAD/CAM、CG
(コンピュータ・グラフィックス)、ロボット等の各産
業分野において使用される視覚センサに関し、特に生産
ラインにおける物品ハンドリング用ロボット、またはア
ーク溶接用ロボットに装着される物体の3次元位置を計
測する視覚センサに関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットは人間の機能の代行を目的とし
て設計される機械であり、そのロボットの重要な要素に
はセンサがある。ロボットセンサは内界センサと外界セ
ンサとに分類され、内界センサはロボット自身の内部状
態すなわち各要素の相対位置を計測し、それによって自
己の運動状態を検知するセンサであり、外界センサはロ
ボットが活動する環境の様子を検知するために使用され
るものである。この外界センサは、さらに視覚、聴覚、
触覚および力覚等に分類される。このようなロボットの
外界センサとしての視覚センサに関し、近年多くの研究
開発が行われてきた。
【0003】ロボットの視覚の1つの重要な特徴は、対
象物の三次元的構造の特徴の抽出がし易いセンサシステ
ムが構成されていることである。一般的に、ロボット制
御において、対象物とその背景との境界に対応する輪郭
線あるいは対象物の稜線を抽出し線画としての構造を表
現した後、ロボットの挙動を決定する上で必要な情報を
抽出することが多い。この線画像を得るため、視覚セン
サの構成法として、明暗法、距離法、光切断法等があ
る。明暗法は、ビジコン等の撮像管やCCD等の半導体
カメラを用い、多面体がある照明下にあるときに、稜線
の所でその物体面からの反射光の強度が急激に変化する
ことを利用し、カメラで捕えた撮像のビデオ出力を空間
微分したときの微分値が高くなる点を接続することによ
り線画像を求める方法である。
【0004】距離法は、なんらかの手段で基準点から対
象物の表面までの距離の分布を求め、その距離分布を手
掛かりに稜線等を求める方法である。光切断法は、対象
物の特徴を知れば十分という場合、あるパターンの光を
対象に投影しそのパターンの変形状態から対象物の特徴
を検知する方法である。対象となる物体の3次元位置を
計測する視覚センサの多くは、三角測量の原理を利用し
たものであり、距離法および光切断法も、三角測量の原
理を利用したものである。さらにこれらはステレオビジ
ョン法または投光法と呼ばれるものに大別される。
【0005】図5は、ステレオビジョン法の原理を説明
する図である。工業用テレビ(ITV)カメラ等の画像
撮影装置2台を並べて配置する。図中、点F1、F2は
それぞれ2台のカメラのレンズ中心(焦点に相当する)
である。空間中の点Pが左側のカメラの画像C1上でp
1(u1,v1)なる点に像を結び、右側のカメラの画
像C2上でp2(u2,v2)なる点に像を結んだと仮
定すると、点Pは2つの直線L1とL2の交点として求
めることができる。ここで、L1は点F1と点p1を通
る直線であり、L2は点F2と点p2を通る直線であ
る。
【0006】投光法は、ステレオビジョンの一方のカメ
ラの代わりにスポット状またはスリット状の光を投影
し、その反射光をカメラで観測する方法である。スポッ
ト光を投影する方法は、スポット光を観測対照物に投影
し、その反射光をカメラで観測することにより、投影点
の位置をスポット光の作る直線とカメラの視線との交点
として求める方法である。スリット光を投影する方法
は、スポット光の代わりにスリット状の光を投影し、ス
リット状の光を投影した線上の点の位置をこのスリット
状の光の作る平面とカメラの視線との交点として求める
方法である。
【0007】すなわち、三角測量に基づく視覚センサの
計測原理は、ステレオビジョン法では一方のカメラ、投
光法では投光器の光をそれぞれ投影することにより、測
定対象点の位置が三次元空間内の特定の直線、平面上に
それぞれ拘束される。この点を別方向からステレオビジ
ョン法では他方のカメラで、投光法では1台のカメラで
計測すると、画像上の点位置に対応して視線の位置が決
定される。先に求まった拘束直線または拘束平面と、視
線の交点を計算することにより対象点の三次元位置を求
めることができる。ただし、上記方法により三次元位置
を計算するためには、ステレオビジョン法では2台のカ
メラ同士の相対的位置と方向が、投光法では1台のカメ
ラと投光するスポット光またはスリット光の位置と方向
の関係が既知であることが前提となる。
【0008】このため、既存の視覚センサではステレオ
ビジョン法では2台のカメラ同士、投光法では1台のカ
メラと投光器の相対的位置および方向を物理的に固定
し、その状態で位置が既知の対象物を観測して相対的位
置や方向等の三次元位置の計算に必要なパラメータを予
め求める操作、すなわちキャリブレーション(後述す
る)を行う。実際の測定時は、ステレオビジョン法では
2台のカメラ同士、投光法では1台のカメラと投光器の
相対的位置をキャリブレーション時と同じに保った状態
で計測を行うことが必要である。この相対的位置関係が
キャリブレーション時と変化した場合は、再度キャリブ
レーションを実行しパラメータを求めなければならな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図6は、視覚センサの
計測可能範囲の説明図であり、Aはカメラ同士の間隔ま
たはカメラと投光器の間隔が広い場合、Bは同間隔が狭
い場合を示す。図示されるように、Aは計測可能範囲が
上下方向に狭く、左右方向に広く、Bは計測可能範囲が
上下方向に広く、左右方向に狭い。視覚センサにおける
奥行き方向の計測精度としての分解能は、カメラ同士ま
たはカメラと投光器の相対的位置関係によって決定され
る。また、分解能と計測可能範囲は原理的に相反する関
係にあり、分解能は計測可能範囲が広ければ広い程低下
する。すなわち、分解能を上げると計測可能範囲は狭く
なり、計測可能範囲を広くすると分解能は下がる。従っ
て分解能と計測可能範囲が異なる測定を行うには別々の
視覚センサを用意しなければならないという問題があ
る。
【0010】しかるに、3次元の視覚センサはロボット
の手先部に取り付けて使用されることが多いため、セン
サ本体の大きさはワークや周辺装置と干渉しないように
小型であることが望まれる。しかしながら従来技術によ
る視覚センサにおいては、ステレオビジョン法では2台
のカメラが、投光法ではカメラと投光器が一体となって
いるため、センサ本体が大きくなってしまい、また高分
解能を実現するためには、ステレオビジョン法では2台
のカメラ間を、投光法ではカメラと投光器の間を、それ
ぞれ離す必要が生じるため、センサ本体が大きくなって
しまい、装置の小型化に相反するという問題がある。
【0011】本発明は上述の問題点に鑑み、同一視覚セ
ンサ内で視覚センサの分解能と計測可能範囲を可変で
き、かつセンサ本体が小型な視覚センサの提供を目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成図で
ある。前記目的を達成する本発明の視覚センサは、2台
のロボット1、5と一方のロボット1の所定箇所に取り
付けられたカメラ3と、他方のロボット5の所定箇所に
取り付けられたカメラまたは投光器7と、ロボット1を
動作させるロボット制御装置2と、ロボット5を動作さ
せるロボット制御装置6と、ロボット制御装置2および
ロボット制御装置6の各々と通信する画像処理手段4と
からなる計測対象物の一点Pの位置を計測する視覚セン
サであって、ロボット制御装置2はカメラ3の位置と方
向のデータを計測しそれらのデータおよびロボット1の
原点位置のデータを画像処理手段4に送信し、ロボット
制御装置6はカメラまたは投光器7の位置と方向のデー
タを計測しそれらのデータおよびロボット5の原点位置
のデータを画像処理手段4に送信し、画像処理手段4は
ロボット制御装置2およびロボット制御装置6から送信
されたデータから計測対象物の一点Pの位置を計算し、
ロボット制御装置2またはロボット制御装置6に一点P
の位置のデータを送信し、カメラ3の位置と方向あるい
はカメラまたは投光器7の位置と方向をそれぞれロボッ
ト制御装置2あるいはロボット制御装置6によって制御
することにより視覚センサの分解能と計測可能範囲を可
変にする。
【0013】
【作用】本発明の視覚センサは、2台のロボットの一方
のロボットにカメラ3を他方のロボットにカメラまたは
投光器7を装着し、それらの位置と方向のデータをロボ
ット1、5のそれぞれのロボット制御装置2、6により
計測し、ロボット1、5の原点位置のデータと共に画像
処理手段4に送信し、画像処理手段4は計測対象物の一
点Pの位置のデータを計算して求めたデータを各々のロ
ボット1、5のロボット制御装置2、6に送信し、一方
のロボット1のカメラ3の位置と方向あるいは他方のロ
ボット5のカメラまたは投光器7の位置と方向をそれぞ
れロボット制御装置2あるいは6によって制御すること
により視覚センサの分解能と計測可能範囲を可変にす
る。
【0014】
【実施例】前述の図1を参照しつつ本発明の実施例を詳
細に説明する。図1において、符号1と5はロボットを
示し、符号2と6は、それぞれのロボット1とロボット
5の制御装置を示す。各ロボットは各制御装置内のプロ
グラムにより、各ロボットの動作範囲内の任意の位置お
よび方向(姿勢)に手先を位置決めすることができる。
ロボット1の手先部にはCCDカメラ3が装着され、投
影されたスリット光の画像を撮影する。一方、ロボット
5の手先部に装着されたスリット光投光器7はスリット
状のレーザ光をワーク(図示せず)に投影する。カメラ
からの映像信号は画像処理手段4に入力され、画像デー
タとして処理される。各ハンド部に装着されたCCDカ
メラ3およびスリット光投光器7は、それぞれのロボッ
ト制御装置2および6により位置決めされる。
【0015】スリット光投光器7は、図示していないレ
ーザ光源、シリンドリカルレンズおよびレーザ電源から
構成され、レーザ光源から出力されるレーザ光をシリン
ドリカルレンズでスリット状の光にして対象物に投光す
る。レーザ電源はレーザ光源を駆動するための電源装置
である。
【0016】画像処理手段4と2台のロボット制御装置
2および6との間ではそれぞれシリアル回線等によるデ
ータ通信が可能である。この通信機能を利用して画像処
理手段4とロボット制御装置2および6との間で以下の
処理がそれぞれ実行される。 (1)ロボット1とCCDカメラ3の現在位置のデータ
をロボット制御装置2を介し、ロボット5とスリット投
光器7の現在位置のデータをロボット制御装置6を介し
て画像処理手段4に送信する。 (2)画像処理手段4はCCDカメラ3の現在位置の信
号からカメラの焦点と像を結ぶ線の視覚センサの基準座
標系における形状データを求め、さらにスリット投光器
7の現在位置信号からスポット光の作る直線またはスリ
ット光の作る平面の前記基準座標系における形状データ
を求める。 (3)画像処理手段4から目標位置のデータをロボット
制御装置2または6に送信し、それらのデータによりロ
ボット制御装置2または6は、ロボット1とCCDカメ
ラ3またはロボット5とスリット投光器7をそれぞれ指
定された位置に移動する。
【0017】図2はスリット光方式の原理を示す図であ
る。図中、点F1はスリット光投光装置の光源位置、点
F2はカメラのレンズの中心位置を表す。点F1からス
リット状の光を対象物に投影し、これをスリット光とは
別の方向からカメラで観測すると、画像C2のような像
が得られる。スリット光上の点Pの位置がカメラの画像
C2上で点p(u,v)に像を結んだとすれば、点Pは
三次元空間内で点F2と点pを通る視線L2とスリット
光の作る平面との交点である。したがって、この視線L
2とスリット光の作る平面の交点を求めることにより、
点Pの三次元位置が計算できる。
【0018】次に、計測のための前提条件について以下
に説明する。最初に、2台のロボット同士の相対的位置
と方向の関係を予め求めておく。これにより、一方のロ
ボットのベース座標系での位置および方向が、他方のロ
ボットのベース座標系での位置および方向に変換可能と
なる。次に、2台のロボットを適当な位置に位置決めし
た状態で視覚センサのキャリブレーションを行う。これ
により、そのロボットの現在位置におけるカメラとスリ
ット光投光器間の位置関係が求まる。また、この時の各
ロボットの現在位置から、それぞれのロボットの手先に
対するカメラと投光器の位置および方向の関係を求める
ことができる。この手先に対する位置と方向の関係が既
知であれば、カメラと投光器の位置関係は2台のロボッ
トの現在位置から計算によって求めることができる。し
たがって、ロボットを動かしてカメラとスリット光投光
器間の相対位置を変化させた場合でも、各ロボットの現
在位置からスリット光の平面の位置と向き、カメラの位
置と向きを求めることが可能となり、三次元位置を求め
ることができる。
【0019】次に、奥行き方向の分解能と計測可能範囲
について以下に説明する。図3はカメラとスリット光投
光器の位置関係を示す平面図である。図中、以下の記号
は、それぞれ、Aは、カメラのレンズの中心(焦点)、
Bは、スリット光投光器の光源位置、Cは、カメラのス
クリーン、L1は、スリット光、nは、Y軸方向のカメ
ラの画素数(カメラの分解能)、liは、画像上の点p
i(ui)を通る視線でi=1〜n(nは画素数)、d
lは、L1とl1の交点、すなわちd1(x1,y
1)、dnは、L1とlnの交点、すなわちdn(x
n,yn)、を示す。また、図中のX軸は、カメラレン
ズの光軸方向と一致する。
【0020】カメラの視野は、2直線l1とlnで囲ま
れた範囲である。スリット光L1とカメラの視野範囲
は、2点d1とdnで交わるので、4直線l1、ln、
y1、ynで囲まれた領域が測定可能範囲である。図か
ら明白なようにスリット光L1とレンズ光軸(X軸)と
のなす角度θが小さい程、すなわちカメラとスリット光
の間隔を近づける程測定可能範囲は広くなり、逆にカメ
ラとスリット光の間隔を離し、前記θが大きくなるよう
にすれば測定可能範囲が狭くなる。したがって、カメラ
と投光器を別々のロボットの手先部に装着すれば、ロボ
ットを動かすことによって、カメラと投光器の相対的位
置を変化させ測定可能範囲を広くしたり、狭くしたりす
ることが可能である。
【0021】次に、奥行き方向の測定可能範囲Dは、 D=|xl−xn| であり、Y軸方向のカメラの画素数がnであるから、視
線の分解能もnであり、奥行き方向の分解能rは平均
で、 r=D/n=|xl−xn|/n となる。
【0022】カメラの分解能nは、通常のCCDカメラ
で256から512の範囲の値であり、この値は使用す
るカメラにより決定されるからnの値を変えることはで
きない。したがって、奥行き方向の分解能rを向上させ
るには上式のDを小さく、すなわち前記θを大きくすれ
ばよい。つまり、スリット光L1とレンズ光軸(X軸)
のなす角度θが大きくなるようにカメラとスリット光投
光器の間隔を離せばよい。例えば、図のB’の位置にス
リット光投光器をロボットによって移動させると、計測
可能範囲が約1/2になるが、奥行き方向の分解能は2
倍となる。
【0023】このように、カメラとスリット光投光器を
別々のロボットに搭載し、ロボットを動かすことにより
カメラとスリット光投光器の相対位置を変えれば、同一
のセンサで異なる計測範囲、異なる計測精度で三次元位
置の計測を行うことが可能となる。
【0024】次に、図1において、投光器7によるスリ
ット光が投影される対象物上の点Pのカメラ3の画像上
での座標値p(u,v)が既知のとき、点p(u,v)
に対応する3次元直行座標系上での点P(X,Y,Z)
を求める方法について以下に簡単に説明する。点Pと点
pとの関係は、次式で与えられる。
【数1】 ここで、式(1)の右辺の左側の行列Cの各成分 c11〜
c34 をパラメータと称する。また、hは同次変換のスケ
ール因子である。式(1)より次の3式が導かれる。 hu=c11 X +c12 Y +c13 Z +c14 …(2) hv=c21 X +c22 Y +c23 Z +c24 …(3) h=c31 X +c32 Y +c33 Z +c34 …(4)
【0025】さらに、式(2)と式(4)から、および
式(2)と式(4)から次の2式が導かれる。 (c11−u c31)X +(c12−u c32)Y +(c13−u c33)Z +(c14−u c34)=0 …(5) (c21−v c31)X +(c22−v c32)Y +(c23−v c33)Z +(c24−v c34)=0 …(6) 式(5)と式(6)は画像メモリ上の画素を通る視線の
方程式を表す。しかるに、スリット光の平面の方程式は
次式で与えられる。 aX+bY+cZ+d=0 …(7) これらの式(5),式(6),式(7)より点P(X,
Y,Z)を求めることができる。ここで、a,b,c,
dは係数である。
【0026】次に、前述した視覚センサのキャリブレー
ションについて以下に説明する。視覚センサのキャリブ
レーションは3つに大別される。すなわち、 (1)カメラ本体のキャリブレーション:式(1)の行
列Cの各成分であるパラメータ c11〜c34 を求める。 (2)スリット光のキャリブレーション:スリット光を
作る平面の方程式を求める。 (3)ロボットのキャリブレーション:視覚センサの基
準座標系原点(A)と各ロボットの座標系原点(O,
O')とカメラ本体およびスリット光の位置の位置関係を
求める。
【0027】カメラ本体のキャリブレーションにおい
て、パラメータ c11〜c34 は、式(5),式(6)と、
点P(X,Y,Z)の異なる6点に対応する画像上の点
p(u,v)が既知であれば、求めることができる。
【0028】スリット光のキャリブレーションにおい
て、式(7)で表されるスリット光の作る平面を切断す
る2つの平面とスリット光平面とのそれぞれの交線を成
す点列を求め、それらの点列に対し最小二乗法で平面を
当てはめて、式(7)における係数a,b,c,dを求
めてスリット光平面の方程式を決定する。
【0029】図4は2台のロボットによる視覚センサの
キャリブレーションの説明図である。基準座標系原点
(A)と各ロボットの座標系原点(O,O')とカメラ本
体およびスリット光の位置の位置関係には、座標変換行
列H、V、RにおいてHV=Rの関係がある。この関係
式からHとRを計測して求めた後Vを求めることができ
る。すなわち、点Aと点Oに対して行列R1、点Aと点
O’に対して行列R2、点Oと一方のロボットのハンド
部のカメラの位置に対して行列H1、点O’と他方のロ
ボットのハンド部のスリット光の位置に対して行列H2
を求め、次に点Aと一方のロボットのハンド部のカメラ
の位置に対してV1、点Aと他方のロボットのハンド部
のスリット光の位置に対してV2を求めることができ
る。
【0030】上記実施例では、スリット状の光を投影す
る投光装置を用いる場合について説明したが、2台のカ
メラを用いるステレオビジョン方式やスポット状の光を
投影する方式の場合も同様にロボットを動かして2つの
装置の間隔を変えることにより視覚センサの計測可能範
囲と計測精度(分解能)とを可変することが可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の三角測量
の原理を用いた視覚センサによれば、2台のカメラまた
はカメラと投光器をそれぞれ別のロボットに搭載するこ
とにより、両者の相対的位置関係を可変することがで
き、かつロボットの現在位置情報から上記相対位置関係
を求めることが可能である。それゆえ、計測対象物に応
じて計測可能範囲と奥行き方向の分解能とが異なる計測
を同一の視覚センサによって計測可能となる。さらに、
センサ本体を2つのロボットに別々に搭載するのでセン
サ本体の大きさを小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】スリット光方式の原理を示す図である。
【図3】カメラとスリット光投光器の位置関係を示す平
面図である。
【図4】2台のロボットによる視覚センサのキャリブレ
ーションの説明図である。
【図5】ステレオビジョン法の原理を説明する図であ
る。
【図6】視覚センサの計測可能範囲の説明図であり、A
は間隔が広い場合、Bは間隔が狭い場合を示す。
【符号の説明】
1、5…ロボット 2、6…ロボット制御装置 3…カメラ 4…画像処理手段 7…カメラまたはスリット光投光器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 415 9287−5L 15/64 M 9073−5L // B23Q 17/24 B 8612−3C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットの所定箇所に装着した第1カメ
    ラ(3)と、該第1カメラ(3)の付近に装着した第2
    カメラまたは投光器(7)と、計測対象物体上の一点
    (P)の位置が前記第1カメラの視線および前記第2カ
    メラの視線または前記投光器の照射光線の交点であると
    き、前記第1カメラの位置と方向のデータおよび前記第
    2カメラまたは投光器の位置と方向のデータを計測し、
    対象物体の前記一点Pの位置を計算し、前記ロボットを
    動作させるロボット制御手段とからなる視覚センサにお
    いて、 前記ロボットは、前記第1カメラを装着した第1ロボッ
    ト(1)と該第1ロボットと離れて位置し前記第2カメ
    ラまたは投光器を装着した第2ロボット(5)とからな
    り、さらに、 前記第1カメラの位置と方向のデータを計測し、該デー
    タおよび前記第1ロボットの原点位置のデータを画像処
    理手段(4)に送信し、前記第1ロボットを動作させる
    第1ロボット制御装置(2)と、 前記第2カメラまたは投光器の位置と方向のデータを計
    測し、該データおよび前記第2ロボットの原点位置のデ
    ータを前記画像処理手段(4)に送信し、前記第2ロボ
    ットを動作させる第2ロボット制御装置(6)と、 前記各々のデータから前記一点Pの位置を計算し、該一
    点Pの位置のデータを前記第1ロボット制御装置または
    前記第2ロボット制御装置に送信する前記画像処理手段
    (4)と、を備えることを特徴とする視覚センサ
JP4139100A 1992-05-29 1992-05-29 視覚センサ Pending JPH05329793A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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