JPH05328975A - E1a−f遺伝子 - Google Patents

E1a−f遺伝子

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JPH05328975A
JPH05328975A JP16545392A JP16545392A JPH05328975A JP H05328975 A JPH05328975 A JP H05328975A JP 16545392 A JP16545392 A JP 16545392A JP 16545392 A JP16545392 A JP 16545392A JP H05328975 A JPH05328975 A JP H05328975A
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JP
Japan
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probe
seq
dna
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JP16545392A
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English (en)
Inventor
Fumihiro Tono
史裕 東野
Koichi Yoshida
幸一 吉田
Megumi Fujinaga
▲惠▼ 藤永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takara Shuzo Co Ltd
Original Assignee
Takara Shuzo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 がん遺伝子研究、及びE1A−Fの工業的製
造に有用なE1A−F遺伝子を特定し、提供する。 【構成】 配列表の配列番号1で表されるDNAを分子
内に含有する、単離されたE1A−F遺伝子。本発明に
おける遺伝子は、アデノウイルスE1A遺伝子上流のエ
ンハンサーコア配列に結合する能力を有するタンパク質
をコードする遺伝子であり、ヒト培養細胞遺伝子から単
離することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規がん遺伝子に関
し、がん研究、遺伝子診断等の分野において有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】アデノウイルスE1A遺伝子はウイルス
が細胞に感染したときに、最初に転写される初期遺伝子
であり、その迅速な転写をつかさどる特異的な転写因子
の存在が示唆されている。本発明者らは、該E1A遺伝
子の上流のエンハンサー領域のエンハンサーコア配列
(5′A/C GGA A/T GT3′)に結合する
タンパク質をヒーラ(Hela)細胞抽出液より見出
し、該タンパク質をE1A−Fと命名した〔ヌクレイッ
ク アシッズ リサーチ( Nucleic Acids Research)
、第17巻、第10015頁(1989)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】E1A−FはE1A遺
伝子の発現調節に関与する新規タンパク質であるが、そ
の詳細についてはいまだ不明であり、その構造や遺伝子
配列については知られていない。本発明の目的はE1A
−Fをコードする遺伝子配列を特定し、がん遺伝子研究
や、E1A−Fの工業的製造に有用なE1A−F遺伝子
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明は単離されたE1A−F遺伝子に関し、配列表の配
列番号1で表されるDNAを分子内に含有することを特
徴とする。
【0005】なお、本発明において、E1A−F遺伝子
とは、アデノウイルスE1A遺伝子上流のエンハンサー
コア配列に結合する能力を有するタンパク質をコードす
る遺伝子を意味する。
【0006】E1A−F遺伝子は、例えばヒト培養細胞
遺伝子より単離することができる。ヒト培養細胞遺伝子
としては、例えばHela S3(ATCC CCL
2.2)細胞、あるいはヒト咽頭扁平上皮がん由来の培
養細胞であるKB(ATCCCCL17)細胞などから
cDNAライブラリーを調製して用いてもよく、また、
市販のヒーラ細胞のmRNAより調製したcDNAライ
ブラリー(クローンテック社)を用いてもよい。ライブ
ラリーからの目的遺伝子のスクリーニングは、例えば前
出のエンハンサーコア配列をプローブとして用いればよ
く、該配列を繰返した配列を有するプローブを作製して
用いてもよい。例えば、後述するプローブ(wt)を作
成し、32Pで標識した該プローブを用いてサウス ウエ
スタン法を行うことにより、ライブラリーより、目的の
遺伝子を含有するクローンを得ることができる。
【0007】本発明者らによって単離された目的の遺伝
子を含有するクローンはλ3−16と命名され、該クロ
ーン中には配列表の配列番号1で表される約500bp
のE1A−F遺伝子が挿入されている。クローンλ3−
16中のE1A−F遺伝子のコードするタンパク質は、
例えば該クローンを大腸菌Y1090株に感染させるこ
とにより、β−ガラクトシダーゼ由来のポリペプチドと
の融合ポリペプチドとして発現させることができる。発
現させたポリペプチドの活性は、前出ヌクレイック ア
シッズ リサーチに記載のゲルシフト法及びメチル化阻
害実験により確認することができ、遺伝子への結合位置
はヒーラ細胞から得た、E1A−Fの結合位置とよく一
致する。
【0008】次にλ3−16よりEcoRI断片を調製
し、該断片をプローブとして用いることにより、例えば
KB細胞より調製したcDNAライブラリーより、より
長鎖のcDNAを得ることができる。配列表の配列番号
2に約2.1kbpのcDNA配列を示す。
【0009】配列表の配列番号1、2でそれぞれ表され
る上記の遺伝子は、それぞれ適当なベクターに組込み、
それぞれ適当な宿主を形質転換することにより、そのコ
ードするタンパク質を発現することができる。発現され
たタンパク質は、例えば宿主細胞を破砕し、塩析、イオ
ン交換、ゲルろ過法等の通常精製に用いられる方法によ
り精製することができる。
【0010】配列表の配列番号1に示されるクローンλ
3−16中のcDNAのコードするアミノ酸配列のうち
アミノ酸番号が8番のArgから92番のValまでで
表される部分のアミノ酸配列は、ets−プロトがん遺
伝子群が共有するDNA結合ドメイン(ETS−ドメイ
ン)に高い相同性を示し、共通配列の29個のアミノ酸
の中の27か所が一致した。また、該部分配列は、特に
従来etsオンコジーンとして知られているets−1
やets−2〔ワトソン( Watson ) ら、プロシーディ
ングズ オブ ザ ナショナル アカデミー オブ サ
ンエンシーズオブ ザ USA( Proc.Natl.Acad.Sci.
USA. )、第85巻、第7862頁(1988)〕のコー
ドするアミノ酸配列と、約62%の相同性を示した。以
上のことから、本発明の遺伝子は新規ets型がん遺伝
子と決定した。なお、クローンλ3−16中のcDNA
をプローブとして用いたノザン法でヒーラ細胞中に約
2.5kb mRNAが検出され、E1A−Fはヒーラ
細胞中でよく発現されていることが確認される。またア
デノウイルスの感染により、該mRNA量の増大がみら
れる。
【0011】以上、詳細に説明した様に、本発明によ
り、新規がん遺伝子が提供される。該遺伝子はがん研
究、がんの遺伝子診断等において有用であり、また、該
遺伝子の塩基配列より作製されたポリペプチド、あるい
は遺伝子工学的に発現されたタンパク質も、がん研究用
試薬や、抗体作製のための抗原として有用である。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例を用いて示すが、本発
明はこれらの実施例の範囲のみに限定されるものではな
い。
【0013】実施例1 E1A−FのcDNAのクロー
ニング (スクリーニング用プローブの作成)配列表の配列番号
3で示される、E1Aエンハンサーコア配列を繰返した
配列を有するオリゴヌクレオチド(A)及び配列表の配
列番号4に示される、(A)に相補的な配列を有するオ
リゴヌクレオチド(B)、及び配列表の配列番号5で示
される、E1Aエンハンサーコア配列内の2つ並んだグ
アニンをシトシンに置換した配列を有するオリゴヌクレ
オチド(C)、及び配列表の配列番号6で示される、
(C)に相補的な配列を有するオリゴヌクレオチド
(D)をそれぞれデザインし合成した。
【0014】次に(A)及び(B)それぞれ20pmo
lずつを混合し、70℃で10分間熱処理したのち徐々
に冷却し、相補的配列同志のアニーリングを行い、ここ
に10×ライゲーション緩衝液〔66mMトリス(tr
is)−HCl(pH7.6)、6.6mM MgCl
2 、10mM DTT〕、0.1mM ATP、T4リ
ガーゼを加え、全量を10μlとして一晩反応させ、2
本鎖オリゴマー同志を連結した。次にDNAブランティ
ングキット(宝酒造社製)によりDNAの末端を平滑化
し、該連結オリゴマーをプラスミドpUC119のHi
nc II サイトにサブクローニングした。このプラスミ
ドによって形質転換したコンピテントセルJM109を
アンピシリンを含むL−ブロス培地プレートで37℃で
一晩培養し、組換体を含むコロニーからプラスミドを調
製した。このプラスミドを制限酵素Hind IIIとBa
mHIを用いて連結オリゴマーを含む2本鎖DNAフラ
グメントを得た。得られた2本鎖DNAフラグメント
は、配列表の配列番号7で示される、(A)を3連結し
た配列を含有するDNA鎖と配列表の配列番号8で示さ
れる、(B)を3連結した配列を含有するDNA鎖が相
補的配列同志アニーリングした構造を有しており、この
2本鎖DNAフラグメントをプローブ(wt)と命名
し、5′末端をメガラベルキット(宝酒造社製)を用い
32Pで標識した。
【0015】(C)及び(D)の組合せについても同様
の操作を行い、配列表の配列番号9で示される、(C)
を2連結した配列を含有するDNA鎖と配列表の配列番
号10で示される、(D)を2連結した配列を含有する
DNA鎖が相補的配列同志アニーリングしている2本鎖
DNAフラグメントを得た。この2本鎖DNAフラグメ
ントをプローブ(mt)と命名し、5′末端をメガラベ
ルキット用いて32Pで標識した。
【0016】(ヒーラ細胞cDNAライブラリーのスク
リーニング)50μg/mlアンピシリンと0.2%マ
ルトースを含むL−ブロス培地30mlに大腸菌Y10
90株(ストラタジーン社製)を植菌し、37℃にて一
晩振とう培養した。培養液を遠心して菌体を回収し、こ
れを10mM MgSO4 の15ml中に懸濁した。
【0017】ヒーラ細胞のmRNAより調製した市販の
λgt11cDNAライブラリー液(クローンテック社
製、1〜9×109 pfu/mlを有する)を100倍
希釈し、その60μlを上記の大腸菌懸濁液の300μ
lと混合した。この混合液を37℃で15分間静置し、
0.5mlを7.5mlのLBトップ アガー( topag
ar ) と混合し、角シャーレ(13.5×9.5cm)
上のL−ブロス培地に注ぎ込み、42℃で6時間静置培
養を行った。37℃の恒温室で、このプレートの上に、
あらかじめ20mM IPTG(和光純薬製、480m
g/100mlH2 O)に浸した後37℃で乾燥させた
ニトロセルスースフィルター〔シュライヘル ウント
シュネル( Schleicher & Schnell ) 社製、BA85
13.2×9.2cm〕をのせ、一晩プラークの培養を
行った。翌日、プレートを4℃に冷却した後、ニトロセ
ルロースフィルターをはがし、直ちに5%スキムミルク
入り1×TNE25緩衝液〔10mM トリス−HCl
(pH7.5)、25mM NaCl、1mM EDT
A、1mM DTT〕500mlに入れ、1時間室温に
てゆっくりと振とうした。その後1×TNE25緩衝液
で1分間フィルターを洗浄した。この操作を2度繰返
し、ハイブリダイゼーションに供した。それぞれ5μg
/mlになるように変性サケ***DNAと変性子ウシ胸
腺DNAを加えた1×TNE25緩衝液30mlに、32
Pで標識したプローブ(wt)25μl(反応液全量)
を加え、この液の中でフィルターを室温で60分間ゆっ
くりと振とうしながらハイブリダイゼーションを行っ
た。その後フィルターは1×TNE25緩衝液300m
lで室温で10分間洗浄した。これを3回繰返し、フィ
ルターを乾燥させ、X線フィルムにて−80℃でオート
ラジオグラフを確認した。
【0018】以上の操作によって1.2×106 個のプ
ラークをスクリーニングし、1個の陽性クローンを得
た。なお、この陽性クローンを用いて、32Pで標識した
プローブ(mt)を用いてハイブリダイゼーション操作
を行ったが、シグナルを発するプラークは全く得られな
かった。こうして単離した、λgt11をベクターとす
るクローンを〔λ3−16〕と命名した。
【0019】(cDNA配列の決定)大腸菌Y1090
株のOD600が0.1〜0.2としたL−ブロス培地
10mlにλ3−16を植菌し、42℃で6時間激しく
振とう培養した。この上清にPEG6000(ナカライ
テスク社製)とNaCl粉末を加えることによりファー
ジ粒子を沈殿させ、フェノールとクロロホルムによりフ
ァージ由来のタンパク質を除去し、DNAを回収した。
このDNAを制限酵素EcoRIで切断し、アガロース
電気泳動を行ったところ、約500bpのフラグメント
が確認された。このフラグメントをアガロースゲルより
回収、精製し、大腸菌のプラスミドベクターpUC11
9のEcoRIサイトにサブクローニングした。このク
ローンを鋳型として、サンガー法により、7−DEAZ
Aシークエンシング キット( Sequencing Kit ) (宝
酒造社製)を用いて塩基配列の決定を行い、配列表の配
列番号1に示す配列を得た。
【0020】(λ3−16に組込まれたcDNAがコー
ドするタンパク質を含む融合タンパク質の発現)λ3−
16にクローニングされているcDNA断片がコードす
るタンパク質を、大腸菌によりλgt11バクテリオフ
ァージのβ−ガラクトシダーゼ由来のポリペプチドとの
融合タンパク質として発現させた。L−ブロス培地(5
0μg/mlアンピシリン、10mM MgCl2
0.2%マルトースを含む)に大腸菌Y1090株を植
菌し、37℃で1晩培養した。この10μlをL−ブロ
ス培地10ml(10mM MgCl2 を含む)で希釈
した。その100μlにλ3−16を2×108 pfu
/mlになるように植菌し、32℃で20分間吸着反応
を行った。ここに900μlのL−ブロス培地を加えて
希釈して、10μlを、50μg/mlアンピシリンを
含むL−ブロス培地プレート上に平板し、32℃で一晩
培養した。得られたコロニーを2枚の50μg/mlの
アンピシリンを含むL−ブロス培地プレート上に平板
し、それぞれ32℃及び42℃で培養した。32℃では
コロニーが大きくなるが、42℃では全く成育しないコ
ロニーを溶原菌として選択し、この溶原菌を50μg/
mlのアンピシリンを含むL−ブロス培地20mlに植
えつけ、32℃で一晩振とう培養した。培養液100μ
lを4mlのLB培地(50μg/mlのアンピシリン
を含む)に混合し、OD600が0.45となった時点
で42℃、10分間振とう培養し、10mMになるよう
IPTGを添加し、37℃で20分間〜30分間インキ
ュベートした。この培養液を遠心して菌体を回収し、5
0mM トリス−HCl(pH7.5)、1mM ED
TA、1mM DTT、0.1mM α−PMSFを含
む緩衝液に懸濁した。これを3回凍結融解を繰返して菌
体を破砕したあと、4℃で15,000rpmで30分
間遠心して上清を回収し、タンパク質試料溶液とした。
【0021】(ゲルシフト法)上述したタンパク質試料
溶液を用いて、ゲルシフト法(前出のヌクレイックアシ
ッズ リサーチ)を行った。50mM NaCl、0.
5mM DTT、0.5mM EDTA、5%グリセロ
ール、ポリdI−dC/dI−dC2μgを含む20m
Mヘペス(HEPES)−NaOH緩衝液(pH7.
8)中に、32Pでラベルしたプローブ(wt)を0.1
〜0.5ng加え、更にタンパク質試料溶液6μlを加
え、全量を25μlとした。室温で15分間静置した
後、変性剤を含まない4%ポリアクリルアミドゲル(ア
クリルアミド:ビスアクリルアミド=40:1)中で電
気泳動し、オートラジオグラフィーに供した。32Pでラ
ベルしたプローブ(wt)由来のバンドよりも高分子側
に、タンパク質試料と32Pでラベルしたプローブ(w
t)との複合体由来のバンドが観察された。前出のヌク
レイック アシッズ リサーチに記載の方法に従い調製
したE1A上流DNA断片(−第158番〜−第304
番)及びラベルしないプローブ(wt)を競合物として
添加し、同様にゲルシフト法を行うと、競合物の添加量
に応じて上記のバンドが薄くなった。しかし、プラスミ
ドpUC119のHinfI断片及びプローブ(mt)
を競合物として添加しても、該バンドの濃さに変化は生
じなかった。
【0022】一方、外来DNAが挿入されないλgt1
1バクテリオファージを上述と同様の方法で培養し、β
−ガラクトシダーゼの一部を発現させて同様のゲルシフ
ト法を行ったところ、複合体の形成は観察されず、以上
より、タンパク質試料溶液中のλ3−16に組込まれた
cDNAがコードするタンパク質が、アデノウイルスE
1A上流のエンハンサーコア配列に特異的に結合するこ
とが確認された。
【0023】(メチル化阻害実験)λ3−16に組込ま
れたcDNAがコードするタンパク質を含む融合タンパ
ク質について、E1Aエンハンサーコア配列中のどの部
位が結合に必須であるかを調べるため、グアニンを部分
的にメチル化したプローブを用いて、メチル化阻害実験
(前出のヌクレイック アシッズ リサーチ)を行っ
た。メチル化プローブは、カコジル緩衝液200μlに
5′末端を32Pで標識したプローブ(wt)5μlとジ
メチルサルファイト(DMS)1μlを加え、室温で3
分間静置することにより作製した。その後、DMSの反
応停止液50μlとtRNA(100mg/ml)1μ
lを加え、エタノール沈殿を2回繰返してプローブを精
製した。
【0024】次にゲルシフト法を行い、タンパク質試料
32Pでラベルしたプローブ(wt)との複合体由来の
バンド、及び複合体を形成しなかったプローブ由来のバ
ンドをゲルから切り出し、ゲル断片からプローブDNA
を抽出した。このプローブDNAにピペリジンを加え、
90℃で30分間熱処理することにより、メチル化した
グアニン塩基を特異的に切断した後、電気泳動を行っ
た。その結果32Pでラベルしたプローブ(wt)中のE
1Aエンハンサーコア配列部分の2つ並んだグアニンが
どちらもメチル化されていないプローブのみが融合タン
パク質と結合することが確認され、この2つ並んだグア
ニンがE1A−Fとの結合に必須であることが確認され
た。
【0025】実施例2 約2.1kbのE1A−F c
DNAのクローニング ヒト培養細胞KBcell(ATCC CCL17)か
らmRNAを精製し、岡山−バーグ法〔岡山( Okayama
)ら、モレキュラー アンド セルラー バイオロジー
( Mol.Cell.Biol. ) 第2巻、第161頁(198
2)〕を用いてcDNAライブラリーを作製した。実施
例1で得られた配列表の配列番号1で示すcDNA断片
を、ランダムプライマーDNAラベリングキット(宝酒
造社)を用いて32Pにより標識し、標識プローブを作製
した。次に、上記のcDNAライブラリーから約1.5
×105 個のコロニーをL−ブロス培地プレート上に平
板し、該標識プローブを用いてコロニーハイブリダイゼ
ーションを行い、3個の陽性クローンを得た。このう
ち、最長の約2.1kbの挿入断片を有するクローンに
ついて、キロシークエンス用デレーションキット(宝酒
造製)を用いて、挿入断片のcDNA塩基配列を決定
し、配列表の配列番号2に示すcDNA配列を得た。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明によっ
てアデノウイルスE1A上流のエンハンサーコア配列に
特異的に結合するタンパク質をコードするE1A−F遺
伝子が得られる。該遺伝子は、E1A−Fの工業的生産
や、がん遺伝子の作用機構の研究等において有用であ
る。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:473 配列の型: 核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類: cDNA to mRNA 配列: CGA GAG GGG CCG CCC TAC CAG CGC CGG GGT GCC CTG CAG CTG TGG 45 Arg Glu Gly Pro Pro Tyr Gln Arg Arg Gly Ala Leu Gln Leu Trp 1 5 10 15 CAA TTT CTG GTG GCC TTG CTG GAT GAC CCA ACA AAT GCC CAT TTC 90 Gln Phe Leu Val Ala Leu Leu Asp Asp Pro Thr Asn Ala His Phe 20 25 30 ATT GCC TGG ACG GGC CGG GGA ATG GAG TTC AAG CTC ATT GAG CCT 135 Ile Ala Trp Thr Gly Arg Gly Met Glu Phe Lys Leu Ile Glu Pro 35 40 45 GAG GAG GTC GCC AGG CTC TGG GGC ATC CAG AAG AAC CGG CCA GCC 180 Glu Glu Val Ala Arg Leu Trp Gly Ile Gln Lys Asn Arg Pro Ala 50 55 60 ATG AAT TAC GAC AAG CTG AGC CGC TCG CTC CGA TAC TAT TAT GAG 225 Met Asn Tyr Asp Lys Leu Ser Arg Ser Leu Arg Tyr Tyr Tyr Glu 65 70 75 AAA GGC ATC ATG CAG AAG GTG GCT GGT GAG CGT TAC GTG TAC AAG 270 Lys Gly Ile Met Gln Lys Val Ala Gly Glu Arg Tyr Val Tyr Lys 80 85 90 TTT GTG TGT GAG CCC GAG GCC CTC TTC TCT TTG GCC TTC CCG GAC 315 Phe Val Cys Glu Pro Glu Ala Leu Phe Ser Leu Ala Phe Pro Asp 95 100 105 AAT CAG CGT CCA GCT CTC AAG GCT GAG TTT GAC CGG CCT GTC AGT 360 Asn Gln Arg Pro Ala Leu Lys Ala Glu Phe Asp Arg Pro Val Ser 110 115 120 GAG GAG GAC ACA GTC CCT TTG TCC CAC TTG GAT GAG AGC CCC GCC 405 Glu Glu Asp Thr Val Pro Leu Ser His Leu Asp Glu Ser Pro Ala 125 130 135 TAC CTC CCA GAG CTG GCT GGC CCC GCC CAG CCA TTT GGC CCC AAG 450 Tyr Leu Pro Glu Leu Ala Gly Pro Ala Gln Pro Phe Gly Pro Lys 140 145 150 GGT GGC TAC TCT TAC TAGCCCCC 473 Gly Gly Tyr Ser Tyr 155 配列番号:2 配列の長さ:2073 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列: GACTCTGAAG ATCTCTTCCA GGATCTAAGT CACTTCCAGG AGACGTGGCN CGCTGAAGCT 60 CAGGTACCAG ACAGTGATGA GCAGTTTGTT CCTGATTTCC ATTCAGAAAA CCTAGCTTTC 120 CACAGCCCCA CCACCAGGAT CAAGAAGGAG CCCCAGAGTC CCCGCACAGA CCCGGCCCTG 180 TCCTGCAGCA GGAAGCCGCC ACTCCCCTAC CACCATGGCG AGCAGTGCCT TTACTCCAGT 240 GCCTATGACC CCCCCAGACA AATCGCCATC AAGTCCCCTG CCCCTGGTGC CCTTGGACAG 300 TCGCCCCTAC AGCCCTTTCC CCGGGCAGAG CAACGGAATT TCCTGAGATC CTCTGGCACC 360 TCCCAGCCCC ACCCTGGCCA TGGGTACCTC GGGGAACATA GCTCCGTCTT CCAGCAGCCC 420 CTGGACATTT GCCACTCCTT CACATCTCAG GGAGGGGGCC GGGAACCCCT CCCAGCCCCC 480 TACCAACACC AGCTGTCGGA GCCCTGCCCA CCCTATCCCC AGCAGAGCTT TAAGCAAGAA 540 TACCATGATC CCCTGTATGA ACAGGCGGGC CAGCCAGCCG TGGACCAGGG TGGGGTCAAT 600 GGGCACAGGT ACCCAGGGGC GGGGGTGGTG ATCAAACAGG AACAGACGGA CTTCGCCTAC 660 GACTCAGATG TCACCGGGTG CGCATCAATG TACCTCCACA CAGAGGGCTT CTCTGGGCCC 720 TCTCCAGGTG ACGGGGCCAT GGGCTATGGC TATGAGAAAC CTCTGCGACC ATTCCCAGAT 780 GATGTCTGCG TTGTCCCTGA GAAATTTGAA GGAGACATCA AGCAGGAAGG GGTCGGTGCA 840 TTTCGAGAGG GGCCGCCCTA CCAGCGCCGG GGTGCCCTGC AGCTGTGGCA ATTTCTGGTG 900 GCCTTGCTGG ATGACCCAAC AAATGCCCAT TTCATTGCCT GGACGGGCCG GGGAATGGAG 960 TTCAAGCTCA TTGAGCCTGA GGAGGTCGCC AGGCTCTGGG GCATCCAGAA GAACCGGCCA 1020 GCCATGAATT ACGACAAGCT GAGCCGCTCG CTCCGATACT ATTATGAGAA AGGCATCATG 1080 CAGAAGGTGG CTGGTGAGCG TTACGTGTAC AAGTTTGTGT GTGAGCCCGA GGCCCTCTTC 1140 TCTTTGGCCT TCCCGGACAA TCAGCGTCCA GCTCTCAAGG CTGAGTTTGA CCGGCCTGTC 1200 AGTGAGGAGG ACACAGTCCC TTTGTCCCAC TTGGATGAGA GCCCCGCCTA CCTCCCAGAG 1260 CTGGCTGGCC CCGCCCAGCC ATTTGGCCCC AAGGGTGGCT ACTCTTACTA GCCCCCAGCG 1320 GCTGTTCCCC CTGCCGCAGG TGGGTGCTGC CCTGTGTACA TATAAATGAA TCTGGTGTTG 1380 GGGAAACCTT CATCTGAAAC CCACAGATGT CTCTGGGGCA GATCCCCACT GTCCTACCAG 1440 TTGCCCTAGC CCAGACTCTG AGCTGCTCAC CGGAGTCATT GGGAAGGAAA AGTGGAGAAA 1500 TGGCAAGTCT AGAGTCTCAG AAACTCCCCT GGGGGTTTCA CCTGGGCCCT GGAGGAATTC 1560 AGCTCAGCTT CTTCCTAGGT CCAAGCCCCC CACACCTTTT CCCCAACCAC AGAGAACAAG 1620 AGTTTGTTCT GTTCTGGGGG ACAGAGAAGG CGCTTCCCAA CTTCATACTG GCAGGAGGGT 1680 GAGGAGGTTC ACTGAGCTCC CCAGATCTCC CACTGCGGGG AGACAGAAGC CTGGACTCTG 1740 CCCCACGCTG TGGCCCTGGA GGGTCCCGGT TTGTCAGTTC TTGGTGCTCT GTGTTCCCAG 1800 AGGCAGGCGG AGGTTGAAGA AAGGAACCTG GGATGAGGGG TGCTGGGTAT AAGCAGAGAG 1860 GGATGGGTTC CTGCTCCAAG GGACCCTTTG CCTTTCTTCT GCCCTTTCCT AGGCCCAGGC 1920 CTGGGTTTGT ACTTCCACCT CCACCACATC TGCCAGACCT TAATAAAGGC CCCCACTTCT 1980 CCCATTAAAA AAAAAAAAAA AAAAAAAAAA AAAAAGTACC TTCTGAGGCG GAAAGAACCA 2040 GGCGGATCGG GGATCCTCTA GAGTCGACCT GCA 2073 配列番号:3 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: ACAGGAAGTG ACACGGATGT GGC 23 配列番号:4 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: CCACATCCGT GTCACTTCCT GTG 23 配列番号:5 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: ACACCAAGTG ACACCCATGT GGC 23 配列番号:6 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: CCACATGGGT GTCACTTGGT GTG 23 配列番号:7 配列の長さ:98 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: AGCTTGCATG CCTGCAGGTC ACAGGAAGTG ACACGGATGT GGCACAGGAA GTGACACGGA 60 TGTGGCACAG GAAGTGACAC GGATGTGGGA CTCTAGAG 98 配列番号:8 配列の長さ:98 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: GATCCTCTAG AGTCCCACAT CCGTGTCACT TCCTGTGCCA CATCCGTGTC ACTTCCTGTG 60 CCACATCCGT GTCACTTCCT GTGACCTGCA GGCATGCA 98 配列番号:9 配列の長さ:75 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列: AGCTTGCATG CCTGCAGGTC ACACCAAGTG ACACCCATGT GGCACACCAA GTGACACCCA 60 TGTGGGACTC TAGAG 75 配列番号:10 配列の長さ:75 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列: GATCCTCTAG AGTCCCACAT GGGTGTCACT TGGTGTGCCA CATGGGTGTC ACTTGGTGTG 60 ACCTGCAGGC ATGCA 75

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列表の配列番号1で表されるDNAを
    分子内に含有することを特徴とする単離されたE1A−
    F遺伝子。
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