JPH05328099A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH05328099A
JPH05328099A JP4126162A JP12616292A JPH05328099A JP H05328099 A JPH05328099 A JP H05328099A JP 4126162 A JP4126162 A JP 4126162A JP 12616292 A JP12616292 A JP 12616292A JP H05328099 A JPH05328099 A JP H05328099A
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JP
Japan
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color
signal
data
image
hue
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Pending
Application number
JP4126162A
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English (en)
Inventor
Akio Ito
秋生 伊藤
Hiroyuki Ichikawa
弘幸 市川
Keizo Isemura
圭三 伊勢村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿中の蛍光ペン等のマーカーを検出してマ
ーカーで囲まれた内外に対し画像処理する際マーカーが
検出されないことを防止した画像処理装置を提供する。 【構成】 入力した画像中の色の色相値を色相検出部1
33で求め、ウィンドウコンパレータ139、140、
141、142でその色相値が設定された範囲内にある
か判別する。それぞれウィンドウコンパレータが検出す
る範囲が重複するように範囲を設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像を認識可能な
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、画像処理装置、例えば、デジタル
複写機では、原稿の一部をマーカーと呼ばれる蛍光色で
囲うことにより、囲まれた領域とその他の領域で異なる
処理を行うことができるマーカー処理とよばれる処理が
ある。
【0003】そこで、図10〜図19を参照してこの種
の画像処理装置を説明する。
【0004】図10は画像処理装置の全体の回路構成の
一例を示す。原稿を図示しない露光ランプにより露光
し、反射像をCCDラインセンサで撮像し、得られたア
ナログ画像信号をA/D変換器等でデジタル化し、デジ
タル化された画像信号を処理、加工して、レーザビーム
プリンタ等に出力し、画像を得るようになっている。
【0005】原稿1100の色情報は、画像読み取り部
1101のレンズ1101aを介してCCDセンサ11
01bに結像されており、CCDセンサは各ラインをR
(Red)、C(Cyan)それぞれ400dpiで読
みとる。読みとった信号はアナログ信号となり、A/D
変換を行うA/Dコンバータ1101cに入力される。
A/D変換後の信号は画像処理部1102に入力され、
画像処理部1102では、シェーディング補正回路11
02aでシェーディング補正を行って、R、Cそれぞれ
8bitの画像データを生成する。データ処理部110
2bは読みとり画像データの色を判別してそれに対応す
る特定の濃度信号に変換し、さらにLog変換部110
2cで輝度データを濃度データに変換し、出力データを
生成する。プリンター1103は、転写紙の搬送を行う
モータなどの制御回路、Log変換部1102cより出
力された出力データを感光ドラムに書き込むレーザ記録
部、及び現像を行う現像制御回路を有する。また、CP
U回路部1104は、CPU1104a、ROM110
4b、RAM1104cを有し、画像読み取り部110
1、画像処理部1102、プリンター1103等を制御
し、本装置のシーケンスコントロールを総括的に制御す
る。
【0006】図11はデータ処理部1102bの構成を
示す。
【0007】色判別部によって1画素ごとにR信号、C
信号の差成分から所定色(領域を判別するための閉ルー
プを描くマーカー等によるもの)と黒レベルの判定を行
う。ここで、所定色は赤色であるとして説明を続ける。
R信号からC信号を引いた差成分が定数rよりも大きけ
れば、その画素は赤であるとして、図10に示す信号3
00が「1」となる。輝度信号生成部1200では、カ
ラーCCDイメージセンサ1101bで読みとられた色
分解された画像イメージから、色分解されていない全波
長領域にわたるイメージ、すなわち、白黒のイメージを
作り出している。これは、プリンタ1103が単色しか
画像形成できないためである。輝度信号生成部1200
では、R信号とC信号が入力されているが、C信号だけ
を選んで出力している。
【0008】次に、赤信号300は領域判別部1203
に入力される。領域判別部1203において領域が判別
され、領域判別部1203から得られる領域判別信号3
01とCPUによりレジスタ1205にセットされたデ
ータとがEXOR1206で演算される。レジスタ12
05に「0」がセットされたときには、マスキング処理
され、「1」がセットされたときにはトリミング処理さ
れるようになる。つぎに、セレクタ1207において、
輝度信号生成部1200によって生成された輝度信号
と、レジスタ1204にセットされた白データ信号が選
択される。上記処理によって、マーカー内部だけを出力
するトリミングやマーカー外部だけを出力するマスキン
グ等の処理をおこなうことができる。
【0009】次に、領域判別回路1203で行っている
所定色による領域の判別について図12を用いて詳細に
説明する。色判別部1201によって色判別された赤色
信号300(以降D信号として説明する)と前ラインの
領域判別信号(A信号)、前ラインの内側領域信号(B
信号)、前ラインの領域終端信号(C信号)によって領
域を判別していく。
【0010】初めに変化点抽出部によってA信号、C信
号、D信号の変化点信号507、508、509とさら
に送り出し回路517によって出される信号の4信号を
ORした信号でラッチデータイネーブル信号510が得
られる。
【0011】送り出し回路517は、ビデオイネーブル
がオフになった後にパターンマッチング部、判別信号発
生回路にとどこうるラッチデータをFiFoメモリ(F
irst in First outメモリ)530、
531、532に送り出すために遅延分のデータ数だけ
信号を出している。
【0012】このデータイネーブル信号510とビデオ
転送クロック505の反転信号をANDしたラッチデー
タ転送クロック511によってA信号、B信号、C信
号、D信号の変化点をそれぞれフリップフロップ52
0、521、522、523にラッチする。
【0013】それぞれの変化点信号はパターンマッチン
グ部前半のフリップフロップによって得られる5×4の
マトリクスによってパターンマッチングを行う。
【0014】次に、パターンマッチングのアルゴリズム
について説明する。図13において、注目ラインm、
n、o、pの領域判別について記述していく。
【0015】mラインでの領域判別は図14に示す。上
から1ライン前の判別領域を示すAm−1(図12の5
01に相当)、1ライン前の赤部を含まない判別領域を
示すBm−1、1ライン前の前記Bm−1(図12の5
02に相当)内で囲まれる赤部を示すCm−1(図12
の503に相当)、注目ラインの赤部を示すDm(図1
2の504に相当)の4ラインを用いて領域を判別す
る。
【0016】Am−1、Cm−1、Dmのデータの変化
点を見て1つでもあった場合その変換点の直後のデータ
(Am−1、Bm−1、Cm−1、Dm)をラッチして
いく。そして3画素分のデータをシフトしながら検索し
ていき、その一部を次に示す。ただし、xは不定であ
る。
【0017】 Am−1 111 Bm−1 xxx Am 111 Cm−1 000 →Bm x1x Dm 101 Cm x0x
【0018】上記のように、Am−1が111、Cm−
1が000、Dmが101のとき、Dmの0を1に変換
したものをAmとし、Bmはその変換したところのデー
タを1としそれ以外を0とする。ここで、判別したAm
(図12の513に相当)、Bm(図12の514に相
当)、Cm(図12の515に相当)は図15に示す
(A),(B),(C)に対応している。また、場合に
よって、次に示すように4画素、5画素を同時に見る場
合が必要になる。
【0019】 Am−1’ 1111 Bm−1’ xxxx Am’ 1111 Cm−1’ 0000 → Bm’ x11x Dm’ 1001 Cm’ x00x Am−1” 11111 Bm−1” xxxxx Am’ 11111 Cm−1” 00000 → Bm’ x111x Dm” 10001 Cm’ x000x
【0020】次に図13のnラインでの領域判別につい
て図16を用いて前記と同様に説明する。基本的には、
判別した領域を埋めていきながら、図15に示す(C)
を検索する動作を繰り返す。
【0021】前記と同様にAn−1、Cn−1、Dnの
変化点の直後のデータをそれぞれラッチしていく。そし
て、前記と同様に3画素分のデータをシフトしながら検
索していき、その一部を次に示す。
【0022】 An−1 111 Bn−1 x11 An x1x Cn−1 xxx → Bn x0x Dn 010 Cn x1x
【0023】上の様に変換し、図15に示す(B)に内
接する赤信号(D)の凸部を判別した信号である(C)
の開始点の検出を示しめしている。
【0024】次に図13のoラインでの領域判別につい
て図17を用いて前記と同様に説明する。基本的には、
判別した領域を埋めていきながら図15に示す(C)を
検索する動作を繰り返す。前記と同様にAn−1、Cn
−1、Dnの変換点の直後のデータをそれぞれラッチし
ていく。そして前記と同様に3画素分のデータをシフト
しながら検索していき、その一部を次に示す。
【0025】 Ao−1 xxx Bo−1 xxx Ao x1x Co−1 111 → Bo xxx Do x1x Co x1x
【0026】上の様に変換し、図15に示す(C)信号
の検出を行う。ただしCo−1については3画素の中で
一つでも1があればよいとする。
【0027】さらにこの(C)信号の終端を検出するた
めの判別を次に示す。図13のpラインでの領域判別に
ついて図18を用いて前記と同様に説明する。前記と同
様に3画素分のデータをシフトしながら検索していき、
その中心部分の検出を次に示す。
【0028】 Ap−1 111 Bp−1 xxx Ap 101 Cp−1 111 → Bp xxx Dp 101 Cp x0x
【0029】上に示す様にここではCp−1が000で
はないため、Dpの101→111の変換はおこなわな
い。この操作によって図13の様に2重の領域指定の場
合内側を(B)信号または(A)信号と判別せずに除外
する。これによって図19に示す領域判別を行うことが
可能になる。
【0030】再び、図12に戻りパターンマッチングに
よって得られた信号512によって、注目ラインの
(A)信号513、(B)信号514、(C)信号51
5をつくりだし、それぞれFiFo(530、531、
532)にライトする。
【0031】このとき、前記のラッチイネーブル信号か
らパターンマッチング部及び判別信号発生回路に残って
いた不要データをFiFoにライトしないために不要部
マスク回路518でビデオイネーブル頭の不要データ数
分の信号を出力し、必要なタッチデータのみをライトイ
ネーブル信号519によってライトする。
【0032】同時にラッチイネーブル信号はFiFo5
33にライトして、1ライン遅延してリードした516
によってFiFo530、531、532にライトされ
ている変化点のタイミングでライトされているラッチデ
ータを復元するためのリードイネーブル信号として用い
る。
【0033】FiFo530から読み出された領域信号
501はフリップフロップによって整形され領域判別信
号として出力される。
【0034】このようにして、赤色のマーカーで囲まれ
た領域が判別でき、それを利用してトリミング(抽出)
したり、マスキング(消去)したりすることが可能であ
る。
【0035】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述した画像処理装置では、原稿中に検出色の赤色以外の
マーカー、例えば赤色、緑色と黄色のマーカーで囲まれ
た部分と赤色で囲まれた部分がある場合に、赤色のマー
カーで囲まれた部分はマーカー処理が行われるが、緑色
や、黄色で囲まれた部分の処理は行われない。又、緑色
で囲まれた領域のみをマーカー処理するように変更する
ことは不可能である。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明は、入力したカラー画像中の第1の色を検出
する第1色検出手段と、入力したカラー画像中の第2の
色を検出する第2色検出手段と、前記第1色検出手段又
は前記第2色検出手段の検出結果に応じて入力したカラ
ー画像に対し画像処理を行なう画像処理手段と、を有
し、前記第1色検出手段及び前記第2色検出手段は第3
の色を検出することが可能であることを特徴とする画像
処理装置を提供するものである。
【0037】
【作用】上記構成により、入力したカラー画像中の第3
の色が第1色検出手段にも第2色検出手段にも検出さ
れ、確実に検出される。
【0038】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0039】(複写機の構成)まず図1を参照して本実
施例の画像処理装置を備えた複写機の構成および動作を
説明する。1は原稿給送装置で、載置された原稿を1枚
ずつあるいは2枚連続に原稿台ガラス面2上の所定位置
に給送する。4はランプ3、走査ミラー5等で構成され
るスキャナであり、原稿給送装置1により原稿台ガラス
面2に載置されると、スキャナが所定方向に往復走査さ
れて原稿反射光を走査ミラー5〜7を介してレンズ8を
透過してイメージセンサ部101に結像する。10はレ
ーザスキャナで構成される露光制御部で、コントローラ
部CONTの画像信号制御部から出力される画像データ
に基づいて変調された光ビームを感光体11に照射す
る。12は赤現像器、13は黒現像器で、感光体11に
形成された静電潜像を所定の現像剤(トナー)で可視化
する。現像器は現像器切り換え装置30により、現像器
12、13の何れか一方が感光ドラム11に接近配置さ
れ、他方が感光ドラム11から待避配置させられる。ま
た、多重現像を行う場合は、コントローラ部CONTが
現像器切り換え装置30を制御する。14、15は転写
紙積載部で、定形サイズの転写紙が積載収納されてい
る。転写紙は給送ローラの駆動によりレジストローラ2
5の配設位置まで給送され、感光体11に形成される画
像との画像先端を合わせるタイミングで給紙される。
【0040】16は転写分離帯電器で、感光体11に現
像されたトナー像が転写紙に転写された後、転写紙は感
光体11より分離され、搬送ベルトを介して定着部17
へ搬送され、定着される。18は排紙ローラで、画像形
成された転写紙をトレー20に排紙する。21は方向フ
ラッパで画像形成された転写紙の搬送方向を排紙口か内
部搬送路方向かに切り換える。
【0041】両面記録時は、転写紙が排紙センサ19を
通過した後、排紙部ローラ18を排紙方向と反対の方向
に回転させる。これと同時にフラッパ20を上方に上げ
て画像形成された転写紙を搬送路22、23を介して中
間トレー24に格納する。次に行う裏面記録時に中間ト
レー24に格納されている転写紙が給紙され、裏面の転
写がおこなわれる。
【0042】また、多重記録時は、フラッパ21を上方
に上げて画像形成された転写紙を搬送路22、23の搬
送路を介して中間トレー24に格納する。次に行う多重
記録に中間トレー24に格納されている転写紙が給紙さ
れ、多重転写が行われる。
【0043】(操作部)図2、図3を参照して、本実施
例のマーカー色指定の操作手順を示す。
【0044】図3は本実施例での操作部の一部を示す図
である。
【0045】301はLCD表示部であり、302はO
Kキーであり、設定をOKしたいときに押す。303は
ファンクションキーで表示部の右下に表示された項目を
行いたいときに押す。304は左矢印キーでカーソルを
左に移動させたいとき等に押す。305は上矢印キーで
カーソルを上に移動させたいとき等に押す。306は下
矢印キーでカーソルを下に移動させたいとき等に押す。
307は右矢印キーでカーソルを右に移動させたいとき
等に押す。308はクリアキーで設定したものをクリア
したいときに押す。
【0046】図2はマーカー色設定する際のLCD表示
部301の表示を示す図である。
【0047】まず、マーカー色の変更を行うときには、
表示が201の時に、204のカーソルがマーカー色の
変更の所にあるときOKキー302を押す。OKキー3
02を押すと、表示が202のようになる。202の表
示例では、「黄」の上部にセレクトバーがあり、マーカ
ーの色として黄色のみが設定されている状態となる。黄
色以外の色もマーカー色として設定したい場合には左右
キー304、307でカーソル204を移動させ設定し
たい色の所でOKキー302を押す。尚、203は赤色
を設定した状態での表示を示す。
【0048】1度設定した色をクリアしたい場合には左
右キー304、307でカーソル204をクリアしたい
色の所に移動させクリアキー308を押す。尚、クリア
されるとセレクトバー205は消える。
【0049】(データ処理部)図4は画像処理装置の全
体の回路構成のブロック図を示す。フルカラーの原稿を
露光ランプ3により露光し、反射カラー像をカラーCC
Dイメージセンサ101で撮像し、得られたアナログ画
像信号をA/D変換器等でデジタル化し、デジタル化さ
れたフルカラー画像信号を処理、加工して、レーザビー
ムプリンタ等に出力し、画像を得るようになっている。
【0050】原稿100の色情報は、画像読み取り部1
01のレンズ101aを介してCCDセンサ101bに
結像されており、各ラインをR(Red)、G(Gre
en)、B(Blue)それぞれ400dpiで読みと
る。読みとった信号はアナログ信号となり、A/D変換
を行うA/Dコンバータ101cに入力される。A/D
変換後の信号は画像処理部102に入力され、画像処理
部102では、シェーディング補正回路102aでシェ
ーディング補正を行って、R、G、Bそれぞれ8bit
の画像データを生成する。データ処理部102bは読み
とり画像データの色を判別してそれに対応する特定の濃
度信号に変換し、さらにLog変換部102cで輝度デ
ータを濃度データに変換し、出力データを生成する。プ
リンター103は、転写紙の搬送を行うモータなどの制
御回路、Log変換部102cより出力された出力デー
タを感光ドラムに書き込むレーザ記録部、及び現像を行
う現像制御回路を有する。また、CPU回路部104
は、CPU104a、ROM104b、RAM104c
を有し、画像読みとり部101、画像処理部102、プ
リンター103等を制御し、本装置のシーケンスコント
ロールを総括的に制御する。
【0051】図5はデータ処理部102bの詳細なブロ
ック構成図を示す。
【0052】輝度信号生成部120では、カラーCCD
イメージセンサ101bで色分解して読みとられた画像
イメージから、色分解されていない全波長領域にわたる
イメージ、すなわち、白黒のイメージを作り出してい
る。これは、本実施例の出力手段が単色の出力手段しか
有しないためである。輝度信号生成部110では、入力
されるR、G、Bの各データに対する平均値を算出して
輝度信号を生成しており、加算器及び乗算器を用いて
(R+G+B)/3の演算を行っている。
【0053】また、R、G、Bの各データは同時に色判
別部121に入力されている。
【0054】色判別部121においてマーカー色である
と判定されたときには、信号300が「1」となる。
【0055】次に、赤信号300は領域判別部1203
に入力されて、マーカー色領域が判別される。領域判別
部1203から後の処理は図11〜図19で説明した処
理と同様であるので説明を省略する。
【0056】色判別部121の構成を図6に示す。13
0〜140により色判別部121を構成している。画像
処理を行うための原稿上の色成分を検出するためのもの
である。R、G、Bの各データはmax、mid、mi
n検出部120に入力されている。
【0057】色判別部130〜140での色検出方法に
色相信号を用いている。これは、同一色での、その鮮や
かさ及び明るさが異なる場合においても、正確な判定を
行えるようにするためである(正確には、通常表される
色相とは、異なるが、以下の説明では「色相」として説
明する。)。
【0058】まず始めに色検出方法の概略について説明
する。
【0059】入力されるR、G、Bの各データは各8ビ
ットのデータであり、計224色の情報を有している。こ
のため、その規模からも高価なものとなってしまう。本
説明では、以上の点に考慮して、先述の色相を用いて以
下の処理を行う。
【0060】入力されるR、G、Bデータは、まずその
大小判別を行うmax/mid/minの検出部130
に入力される。これは、各入力データをコンパレータを
用いて比較することにより、max値(最大値)、mi
d値(中間値)、min値(最小値)を求め、各値を出
力する。また、コンパレータの各出力値を順位信号とし
て同時に出力している。
【0061】色空間は、マンセルの立体等で知られてい
る様に、彩度、明度、色相で表されることが知られてい
る。そして、まずR、G、Bの各データを平面、すなわ
ち、2次元のデータに変換する必要がある。本説明では
R、G、Bの共通部、すなわち、R、G、Bの最小値で
あるmin(R、G、B)は、無彩色成分であることを
利用して、min(R、G、B)を各R、G、Bデータ
より減算し、残った情報を有彩色成分として用いること
としている。これにより、簡単な構成で、2次元の入力
色空間に変換することを達成している。
【0062】このようにして変換された平面は、図7に
示すように0゜〜359゜までを6つに分け、入力され
るR、G、Bの大きさの順番、すなわち、R>G>B、
R>B>G、G>B>R、G>R>B、B>G>R、B
>R>Gの各情報としている。
【0063】以上の変換処理のため、出力されたmax
値、mid値、から減算器131及び132により無彩
色成分を減ずるために、max値及びmidより最小値
であるmin値を減算し、色相検出部133に順位信号
と共に入力している。色相検出部133は、RAMある
いはROM等のランダムアクセスの可能な記憶素子で構
成することが望ましく、本説明ではROMを用いたルッ
クアップテーブルで構成している。
【0064】このROM等で構成されたルックアップテ
ーブルである色相検出部133には、予め図7に示す平
面の角度に対応する値が記憶されており、入力される順
位信号と、(max−min)値、(mid−min)
値とにより、対応する色相値が出力される。
【0065】これにより、入力されるR、G、Bの大き
さの順番と、入力されるR、G、Bの内の最大値、中間
値に基づいて、LUT(ルックアップテーブル)等を用
いるという簡単な構成で、3次元の入力色空間を2次元
の色空間に変換し、対応する色相を求めている。
【0066】このようにして出力された色相値は、次に
コンパレータ135と136に入力される。入力された
色相値はコンパレータ135、136(ウインドコンパ
レータと呼ぶ)により検出すべき色かどうか判定され
る。本実施例での判定色の数は4色であるが、ウインド
コンパレータの数をさらに増やすことにより検出色が増
えることは言うまでもない。このコンパレータ135、
136にはそれぞれレジスタ134、137が接続され
ており、CPU104により、検出すべき色相値の下限
と上限が設定されている。
【0067】コンパレータ135は、設定基準値がa1
とすると、入力される色相データに対し(入力色相デー
タ)≧(a1)の時に「1」を出力する。
【0068】同様にコンパレータ136は設定基準値が
a2とすると、入力される色相データに対し、(入力色
相データ)<(a2)の時に「1」を出力される様構成
されている。
【0069】従って、(a1)≦(入力色相データ)<
(a2)の時、後段のANDゲート138から「1」が
出力され、ORゲート143を介して、領域判別部12
03に入力される。
【0070】(マーカー色の指定と判別)次に、図8に
色相検出部133の出力である色相値と色相との関係を
示す。
【0071】図8から解るように、色相検出部133の
出力がa1〜a2の範囲内ときには赤色であり、a3〜
a4の範囲内のときには黄色、a5〜a6緑色、a7〜
359と0〜a8の範囲内では青色となっている。ま
た、2色の範囲が重なっているところがある。これは、
例えば、緑のマーカーでもメーカーによって黄色に近い
色相を有するものから、青色に近い色相を有するものま
でさまざまである。そのため、処理される色相の範囲を
広げることによって、指定されたマーカー色が必ず処理
されるようにしてある。色相によってはある色が指定さ
れてもマーカー処理されるし、他の色が指定されてもマ
ーカー処理されることがあるが、判定されない場合を無
くすために上記の方法をとっている。
【0072】図6に戻り、134〜138で構成される
ウィンドウコンパレータ139は赤色を判別し、ウィン
ドウコンパレータ140は黄色、ウィンドウコンパレー
タ141は緑色、ウィンドウコンパレータ142は青色
をそれぞれ判別するように構成されている。
【0073】操作部からマーカー色が指定されたときに
は、指定されたマーカー色に応じてCPUがレジスタに
値を設定する。CPUがレジスタに設定する値を図9に
示す。図9において、赤色判別部139のレジスタ13
5をR1、レジスタ136をR2,黄色判別部140の
レジスタをR3、R4、緑色判別部141のレジスタを
R5、R6、青色判別部142のレジスタをR7、R8
とした。
【0074】図9において、例えば赤色と黄色が指定さ
れたときにはレジスタR1にa1がR2にa4が設定さ
れ、そのほかのレジスタにはすべてa4が設定される。
図で←で示されているレジスタには、その前のレジスタ
と同一の値がセットされる。このとき、ペアになってい
るレジスタに同一の値(x)が設定されたときには、x
≦(色相)<xを満たす色相は存在しないので、指定さ
れないマーカー色は検出されないことになる。
【0075】このようにして、原稿中に複数の色(マー
カー色に限らない)に囲まれた領域がある場合でも、操
作者によって指定された色だけを処理することが可能で
ある。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の色検出手段と第2の色検出手段が第3の色を検出
することを可能にしたので、色の検出を確実に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の複写機の断面図、
【図2】マーカー色設定手順を示す図、
【図3】操作部の1部を示す図、
【図4】本発明における画像処理装置を示すブロック
図、
【図5】図4示データ処理部102bの構成を示す図、
【図6】図5示色判別部121の構成を示す図、
【図7】図6示色相検出部133の動作を示す説明図、
【図8】図6示色相検出部133の出力と色相の関係を
示す図、
【図9】操作部からの指定されたマーカー色とレジスタ
設定値を示す図、
【図10】従来の画像処理装置を示すブロック図、
【図11】図10示データ処理部1102bの構成を示
す図、
【図12】図11示領域判別部1203の構成を示す
図、
【図13】領域判別動作を示す図、
【図14】領域判別動作を示すタイミングチャート図、
【図15】領域判別動作を示す図、
【図16】領域判別動作を示すタイミングチャート図、
【図17】領域判別動作を示すタイミングチャート図、
【図18】領域判別動作を示すタイミングチャート図、
【図19】領域判別動作を示す図である。
【符号の説明】
101 画像読取部 102 画像処理部 103 プリンタ 104 CPU 121 色判別部 130 max/mid/min検出部 133 色相検出部 139,140,141,142 ウィンドウコンパレ
ータ 134,137 ラッチ 135,136 コンパレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したカラー画像中の第1の色を検出
    する第1色検出手段と、 入力したカラー画像中の第2の色を検出する第2色検出
    手段と、 前記第1色検出手段又は前記第2色検出手段の検出結果
    に応じて入力したカラー画像に対し画像処理を行なう画
    像処理手段と、 を有し、 前記第1色検出手段及び前記第2色検出手段は第3の色
    を検出することが可能であることを特徴とする画像処理
    装置。
JP4126162A 1992-05-19 1992-05-19 画像処理装置 Pending JPH05328099A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5940531A (en) * 1995-11-30 1999-08-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Image signal processing apparatus
US6888962B1 (en) 1995-06-30 2005-05-03 Omron Corporation Image processing device for detecting one-color marks of a number of colors and image processing method thereof
JP2017228973A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置

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