JPH05327788A - データ復調回路 - Google Patents

データ復調回路

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JPH05327788A
JPH05327788A JP4123416A JP12341692A JPH05327788A JP H05327788 A JPH05327788 A JP H05327788A JP 4123416 A JP4123416 A JP 4123416A JP 12341692 A JP12341692 A JP 12341692A JP H05327788 A JPH05327788 A JP H05327788A
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JP
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data
signal
circuit
period
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Withdrawn
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JP4123416A
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English (en)
Inventor
Kazuo Takasugi
和夫 高杉
Yosuke Katayama
洋介 片山
Kazunori Nishizono
和則 西薗
Masatoshi Kokubu
政利 国分
Toshiatsu Iegi
俊温 家木
Takashi Takeuchi
隆 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA TSUSHIN KK
Fujitsu Ltd
Maxell Holdings Ltd
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
Fujitsu Ltd
NTT Data Communications Systems Corp
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データの“0”,“1”ビットの境界でパル
ス幅が変調されたデータ変調信号から該データを復調す
る。 【構成】 データ変調信号DMは、これと非同期のクロ
ック信号φ0 で駆動されるシフトレジスタ3aととも
に、インバータ1で反転され、クロック信号φ1 で駆動
されるシフトレジスタ3bにも供給される。また、シフ
トレジスタ3a,3bは、夫々の入力の“L”期間クリ
アされる。シフトレジスタ3aは、その転送時間よりも
長いデータ変調信号DMの“H”期間で出力Paを発生
し、シフトレジスタ3bは、その転送時間よりも長いデ
ータ変調信号DMの“L”期間で出力Paを発生する。
フリップフロップ回路4は出力Paでリセットされ、出
力Pbでセットされる。これにより、フリップフロップ
回路4から元のデータDATAが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータの少
なくとも“1”,“0”ビットの境界でキャリアの周期
が変化するように変調された変調キャリア信号から該デ
ィジタルデータを復調するデータ復調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】送、受信装置間を無線でデータ伝送する
場合、高周波のキャリア信号を用い、このキャリア信号
をディジタルデータで変調して伝送する。近年注目され
るようになってきた非接触型ICカードを用いるICカ
ードシステムにおいても、非接触型ICカードとリーダ
ライタとに設けられているコイルを磁気結合することに
より、これら間のデータ伝送路が形成されるようにした
ものであるから、これら間のデータ伝送もディジタルデ
ータでキャリア信号を変調することによって行なわれ
る。
【0003】以下、非接触型ICカードを用いたICカ
ードシステムの一例を図6により説明する。但し、同図
において、40は外部インタフェース、41はリーダラ
イタ、42は非接触型ICカード、43はデータ処理回
路、44は変調回路、45はドライブ回路、46は結合
コイル、47は受信回路、48はクロック発生回路、4
9は結合コイル、50は整流回路、51は電源回路、5
2は送信回路、53は受信回路、54はクロック生成回
路、55はデータ処理回路、56はリセット発生回路、
57はメモリである。
【0004】リーダライタ41から非接触型ICカード
(以下、単にICカードという)42にデータを送る場
合には、ホスト(図示せず)等から外部インタフェース
40を介してデータがリーダライタ41に供給される。
リーダライタ41においては、このデータが、クロック
発生回路48からのクロックで動作するデータ処理回路
43で処理された後、変調回路44に供給され、クロッ
ク発生回路48からの高周波のクロック信号をキャリア
信号として変調する。変調されたキャリア信号(以下、
変調キャリア信号という)はドライブ回路45を介して
結合コイル46に供給される。
【0005】このとき、ICカード42はリーダライタ
41に装着されており、リーダライタ41の結合コイル
46とICカード42の結合コイル49とが磁気結合さ
れている。
【0006】そこで、ICカード42では、結合コイル
46,49を介して変調キャリア信号が供給される。こ
の変調キャリア信号は整流回路50で整流され、電源回
路51に供給されてICカード42の各部に必要な電源
電圧が生成される。また、整流回路50の入力信号は受
信回路53とクロック生成回路54とに供給され、夫々
でデータの復調とクロックの生成が行なわれる。復調さ
れたデータは、クロック生成回路54からのクロックや
リセット発生回路56からのリセット信号等によって動
作するデータ処理回路55で処理された後、メモリ57
に供給されて書き込まれる。
【0007】ICカード42からリーダライタ41にデ
ータが送られる場合には、リーダライタ41において、
変調回路44から無変調のキャリア信号が出力され、ド
ライブ回路45、結合コイル46、49を介してICカ
ード42に供給される。ICカード42では、上記と同
様、このキャリア信号は整流回路50で整流されて電源
回路51に供給され、所定の電源電圧が生成される。ま
た、クロック生成回路54で整流回路50の入力信号か
らクロックが生成される。これにより、データ処理回路
55が動作する。
【0008】一方、メモリ57から読み出されたデータ
は、CPU等からするデータ処理回路55で処理された
後、送信回路52に供給される。送信回路52は例えば
負荷抵抗とスイッチとからなり、このスイッチがデータ
の“1”,“0”ビットに応じてオン、オフする。
【0009】リーダライタ41においては、送信回路5
2のスイッチオン、オフすると、結合コイル46の両端
子からこの結合コイル46側をみた負荷が変動し、これ
に応じて結合コイル46に流れるキャリア電流の振幅が
変動する。即ち、このキャリア電流は送信回路52に供
給されるデータによって振幅変調される。この振幅変調
されたキャリア電流は受信回路47で検出され、データ
が復調される。このデータは、データ処理回路43で処
理された後、外部インタフェース40からホスト等に送
られる。
【0010】上記のようなICカードシステムでは、I
Cカード42において、リーダライタ41から送られる
キャリア信号から電源電圧を生成するものであるから、
安定な電源電圧を得るためには、このキャリア信号の振
幅が一定データあることが好ましい。そこで、リーダラ
イタ41からICカード42にデータを送る場合、変調
回路44の変調方式を周波数変調方式や位相変調方式等
のキャリア信号の振幅を一定とする変調方式とすれば、
かかるデータ伝送において、ICカード42に供給され
るキャリア信号の振幅を一定とすることができる。
【0011】ところで、このようにディジタルデータで
周波数変調もしくは位相変調されたキャリア信号を復調
するために、従来、PLL(フェーズ・ロックド・ルー
プ)が用いられるのが一般的であった。周波数変調され
たキャリア信号の場合、PLLのローパスフィルタから
復調されたディジタルデータが得られ、位相変調された
キャリア信号の場合、発振回路の発振周波数をキャリア
周波数の2倍とし、その出力信号の2分周信号とキャリ
ア信号との位相比較回路から復調されたディジタルデー
タが得られる。
【0012】しかし、かかるPLLを非接触型ICカー
ドに組み込んでIC化する場合、そのローパスフィルタ
等によってIC回路が大型、かつ高価なものとなり、好
ましいものではなかった。
【0013】これに対し、ディジタルデータの“1”,
“0”ビットの境界でキャリア信号の周期を無変調時よ
りも拡げるようにして、このディジタルデータでキャリ
ア信号を変調するようにしたデータ伝送方式及びそのデ
ータ復調回路が提供されている(特願平3−32150
3号)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるデー
タ伝送方式でのデータ復調回路は、キャリア信号の周期
を判定し、その周期が他の期間よりも長いとき、ディジ
タルデータの“1”,“0”ビットの境界と判定するも
のであって、かかる周期の判定手段としては、キャリア
信号の無変調時の周期よりも長く、拡げられた該周期よ
りも短かい時定数の再トリガマルチバイブレータ等簡単
な構成の回路を用いることができるが、その時定数の設
定に高い精度を要するという問題があった。
【0015】本発明の目的は、かかる問題を解消し、設
定精度を緩和できて構成が簡単なデータ復調回路を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データの少なくとも“1”,“0”ビッ
トの境界でキャリア信号の1/2周期の幅が変化する変
調キャリア信号のデータ復調回路であって、該変調キャ
リア信号に非同期のクロック信号を発生する手段と、該
変調キャリア信号をレベル反転する手段と、該クロック
信号で動作し該変調キャリア信号を入力としてかつ各段
が該変調キャリア信号の低レベル期間クリアされる第1
のシフトレジスタと、該クロック信号で動作しレベル反
転された該変調キャリア信号を入力としてかつ各段がレ
ベル反転された該変調キャリア信号の低レベル期間クリ
アされる第2のシフトレジスタと、該第1、第2のシフ
トレジスタの一方の出力でセットされる他方の出力でリ
セットされるフリップフロップ回路とで構成される。
【0017】
【作用】シフトレジスタでは、キャリア信号の高レベル
の半周期がクロック信号の周期で転送されようとする
が、変調キャリア信号の低レベル期間でシフトレジスタ
の各段がクリアされるから、キャリアの高レベルの半周
期が転送しきれないうちに変調キャリア信号が低レベル
となると、この半周期はシフトレジスタ内で消滅して出
力されない。従って、クロック信号に対して変調キャリ
ア信号の高レベルの半周期が短かいと、このシフトレベ
ルから出力されず、高レベルの長い半周期がシフトレベ
ル内を転送されて出力される。
【0018】かかるシフトレジスタからの出力によって
T型フリップフロップ回路をトリガーすることにより、
変調キャリア信号の高レベルの長い半周期毎にT型フリ
ップフロップ回路がトリガされることにより、従って、
T型フリップフロップ回路からは“1”,“0”ビット
の境界毎にレベル反転する元のデータが得られる。
【0019】“0”ビットから“1”ビットへの移行時
点では高レベルの半周期が、“1”ビットから“0”ビ
ットへの移行時点では低レベルの半周期が夫々無変調時
よりも長い変調キャリア信号に対しては、該変調キャリ
ア信号に対する上記構成の第1のシフトレジスタと、レ
ベル反転された変調キャリア信号に対する上記構成の第
2のシフトレジスタとを用いることにより、“0”ビッ
トから“1”ビットへの移行による高レベルの半周期で
第1のシフトレジスタから出力が生じ、“1”ビットか
ら“0”ビットへの移行による低レベルの半周期で第2
のシフトレジスタから出力が生ずる。従って、これら出
力により、R−Sフリップフロップ回路をセット、リセ
ットすることにより、元のデータが得られる。
【0020】
【実施例】まず、本発明を用いたデータ伝送システムに
ついて、図4により説明する。同図において、送信系2
0においては、外部からのデータDATAが、データ処
理回路24で処理された後、データ変調回路22に供給
される。データ変調回路22では、キャリア発生源21
からの一定周期、一定デューティ比のキャリア信号CA
が供給され、データDATAのエッジ(“0”ビットか
ら“1”ビットへの変化点、“1”ビットから“0”ビ
ットへの変化点)からn周期(但し、nは2以上の整
数)分レベルが一定に保持されるように、データDAT
Aによって変調される。
【0021】いま、図5に示すように、キャリア信号C
Aのデューティ比が50%として、その1/2周期の長
さをTとすると、データ変調回路22では、データDA
TAの“1”ビットから“0”ビットへ変化するエッジ
(立下りエッジ7でキャリア信号CAの1つの“H”
(高レベル)期間をTから例えば2Tの長さに期間伸長
し、データDATAの“0”ビットから“1”ビットへ
変化するエッジ(立下りエッジ)でキャリア信号CAの
1つの“L”(低レベル)期間をTから例えば2Tの長
さに時間伸長する。従って、データ変調回路22から得
られるデータ変調信号DMは、元のキャリア信号CAに
対し、データDATAのエッジでTだけ移相されること
になる。但し、この場合、データDATAでの“0”,
“1”ビットの単位長は、キャリア信号CAの周期の整
数倍としている。また、かかるデータ変調回路22とし
ては、例えば、キャリア信号CAとこれをレベル反転し
た信号とをデータDATAの“0”,“1”ビットに応
じて切替え選択するようにすればよい。
【0022】図4に戻って、データ変調回路22から出
力されるデータ変調信号DMは、駆動部23で処理され
た後、送信系20から送信される。この送信信号が受信
系3で受信される。
【0023】受信系30では、受信信号が受信回路32
で処理されて元のデータ変調信号DMとなり、本発明の
データ復調回路33に供給される。このデータ復調回路
33では、クロック発生回路34から受信回路32から
のデータ変調信号DMとは非同期のクロック信号φ0
供給され、これによってデータ変調信号DMから元のデ
ータDATAが復調される。ここで、クロック信号φ0
がデータ変調信号DMとは非同期とは、このクロック信
号φ0 の周波数f0 がデータ変調信号DMでのキャリア
信号CAの周波数fcとは異なることを意味する。
【0024】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるデータ復調回路の一実施例を示
すブロック図であって、1はインバータ、2はクロック
発生回路、3a,3bはシフトレジスタ、4はS−R・
FF(セット−リセット型フリップフロップ回路、5,
6a,6bはパルス幅縮小回路である。
【0025】同図において、図4の受信回路32等から
の図5に示すようなデータ変調信号DMは、一方では、
直接データDとしてシフトレジスタ3aに供給されると
ともに、他方では、インバータ1でレベル反転された
後、データDとしてシフトレジスタ3bに供給される。
また、これらシフトレジスタ3a,3bは、そのデータ
Dの“L”期間クリアされる。
【0026】かかるシフトレジスタ3a,3bは、図4
のクロック発生回路34に相当するクロック発生回路2
からのデータ変調信号DMに非同期なクロック信号φ0
によってデータDを転送するが、夫々上記のようにデー
タDの“L”期間クリアされるから、かかるデータDの
“H”の時間長(パルス幅)がシフトレジスタ3a,3
bの転送時間よりも長いとき、シフトレジスタ3a,3
bから“H”のパルスPa,Pbが出力される。即ち、
いま、データ変調信号DMを図5に示すようなものとす
ると、データ変調信号DMの“H”期間が2Tとなった
とき、シフトレジスタ3aがパルスPaを出力し、デー
タ変調信号DMの“L”期間が2Tとなったとき、シフ
トレジスタ3bがパルスPbを出力する。
【0027】S−R・FF4はパルスPaによってリセ
ットされ、パルスPbによってセットされる。ここで、
データ変調信号DMは、図5のデータDATAで変調さ
れた図5に示すものとすると、パルスPaはデータ変調
信号DAにおけるデータDATAの立下りエッジのタイ
ミングで出力され、パルスPbは同じく立上りエッジの
タイミングで出力されるから、S−R・FF4からは図
5に示すデータDATAと同じ元のデータDATAが得
られる。
【0028】図2は図1におけるシフトレジスタ3aの
部分を具体的に示したブロック図であって、6,7はD
・FF(D型フリップフロップ回路)であり、図1に対
応する部分には同一符号をつけている。次に、この具体
的の動作を図3のタイムチャートを用いて説明する。
【0029】図2、図3において、いま、データ変調信
号DMでのデータDATAのエッジに対応する部分の
“H”の期間がキャリア信号CAの周期の2倍とし、他
の部分の“H”期間の時間長をTとすると、この“H”
期間の時間長は4Tである。この場合には、シフトレジ
スタ3aは2段の縦続接続されたD・FF6,7によっ
て構成され、これらはデータ変調信号DMの“L”期間
同時にクリアされる。D・FF6,7は、データ変調信
号DMのキャリア周期2Tよりも若干短かい周期(1/
0 )のクロック信号φ0 の立上りエッジでデータ変調
信号DMをサンプルホールドする。
【0030】そこで、データ変調信号DMの“H”期間
がTの部分が供給されているものとすると、この“H”
期間にクロック信号φ0 の立上りエッジが存在する場
合、その立上りエッジ時点t1 でD・FF6の出力Qa
が“H”となるが、データ変調信号DMのこの“H”期
間の終了時点t2 から次の“H”期間までD・FF6,
7はクリアされることになり、従って、この“H”期間
により、D・FF6の出力Qaは時立上りt1〜t2間で
“H”となる。かかる出力Qaが次段のD・FF7の入
力となるが、これが“H”となる時刻t1 〜t2 間には
クロック信号φ0の立上りエッジは存在せず、従って、
D・FF7の出力Paは“H”となることはない。この
ようにして、データ変調信号DMでの時間長Tの“H”
の期間が除かれることになる。
【0031】次に、データ変調信号DMの時間長4Tの
“H”期間が供給された場合には、クロック信号φ0
周期がデータ変調信号DMのキャリア周期2Tよりも若
干短かいから、この時間長4Tの“H”期間内には、必
ずクロック信号φ0 の立上りエッジが2個存在する。
【0032】そこで、この“H”期間内に存在するクロ
ック信号φ0 の最初の立上りエッジ(時刻t3 )でD・
FF6の出力Qaが“H”となり、クロック信号φ0
次の立上りエッジ(時刻t4)を越え、4Tの時間長の
“H”期間が終る(時刻t5)まで“H”に保持され
る。従って、この出力Qaの“H”期間内でクロック信
号φ0の立上りエッジが存在することになり、その時刻
4からデータ変調信号DMでの4Tの時間長の“H”
期間が終了時刻t5までD・FF7の出力Paは“H”
となる。このようにして、データ変調信号DMの“H”
期間が4T以上のとき、D・FF7から、従って、シフ
トレジスタ3aから“H”のパルスPaが得られ、S−
R・FF4をリセットすることができる。
【0033】図1におけるシフトレジスタ3bもこれと
同じ構成をなしているが、データ変調信号DMをレベル
反転したものが供給されるから、データ変調信号DMの
4T以上の時間長の“L”期間で“H”のパルスPbが
得られることになる。
【0034】ところで、以上の動作は、データ変調信号
DMのTの時間長の“H”期間が2段のD・FF6,7
を転送され得ず、4Tの時間長の“H”期間が転送でき
るように、クロック信号φ0の周波数f0を設定すること
により可能となる。そこで、いま、データ変調信号DM
のキャリア周期の1/2をτ1、データDATAのエッ
ジによるデータ変調信号DMの“H”または“L”期間
の時間長をτ2(上記の4Tに対応する)とすると、期
間τ1中に存在するクロック信号φ0の立上りエッジの数
が2個を越えてはならず、また、期間τ2中に存在する
クロックφ0の立上りエッジの数は2個を越えなければ
ならない。従って、クロック信号φ0の周波数f0として
は、 2/τ2 <f0 1/τ1 という条件を満足する必要がある。一般に、シフトレジ
スタ3a,3bがn段のD・FFからなる場合には、 n/τ2 <f0 <(n−1)/τ1 を満足していなければならない。
【0035】図2に示す具体例の場合、τ2 =4T,τ
1 =T,1/T=2fc(fc=データ変調信号DMの
キャリア周波数)であるから、 fc/2<fo<fc であり、クロック信号φ0 はデータ変調信号DMのキャ
リア周波数fcに非同期であって、その周波数foの許
容変動幅を大きくとれるため、クロック発生回路2に用
いられる発振器の発振条件が大幅に緩和できて、集積回
路化が容易となる。シフトレジスタ3a,3bのD・F
Fの段数nを大きくする程この効果がより増大する。
【0036】また、この実施例であるデータ復調回路も
ディジタル回路のみで構成できるため、集積回路化が極
めて容易であり、小型化、低コスト化が可能となる。
【0037】なお、図1において、シフトレジスタ3
a,3bの次段に夫々パルス幅縮小化回路5a,5bを
設け、シフトレジスタ3a,3bの出力Pa,Pbをこ
れらパルス幅縮小化回路5a,5bを介してS−R・F
F4に供給するようにしてもよい。この場合には、これ
らパルス幅縮小化回路5a,5bでの縮小量以下のパル
ス幅出力Pa,Pbは除かれるので、データ変調信号D
Mの時間長Tの“H”期間でシフトレジスタ3a,3b
が“H”の出力Pa,Pbを発生しても、これらはS−
R・FF4に供給されない。従って、この場合には、ク
ロック信号φ0 の周波数f0 の許容変動幅をさらに緩和
できるし、シフトレジスタ3a,3bでのD・FFの段
数を減らすことができる。
【0038】また、かかるパルス幅縮小化回路5a,5
bをシフトレジスタ3a,3bの入力段夫々に設けるよ
うにしてもよく、同様の効果が得られる。
【0039】かかるパルス幅縮小化回路5a,5bとし
ては、例えば、図2に示すように、遅延手段6及びアン
ドゲート7によって簡単な構成とすることができ、縮小
量は遅延手段6の遅延量で決まる。
【0040】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はかかる実施例にのみ限定されるものではな
い。例えば、データ変調信号DMでのデータDATAの
エッジによる“H”,“L”期間の時間長を4Tとした
が、これに限られるものではない。また、データ変調信
号DAのキャリアのデューティ比は50%である必要が
なく、これに応じてシフトレジスタ3a,3bの段数を
異ならせることもできる。
【0041】また、本発明はデータ伝送系にのみ適用さ
れるものではなく、他のシステム、例えば、図6に示し
たICカードシステムにおけるICカード42中の受信
回路53のデータ復調回路として用いることができる。
かかるシステムにおいては、本願発明がディジタル回路
で小型にできるから、非常に有用である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタル回路で構成できて集積回路化が容易となる
し、また、データ復調用のクロック信号として、その周
波数の許容変動幅を大きくとることができるから、該ク
ロック信号の発生のための発振器の条件を大幅に緩和で
き、集積回路化が容易となり、小型、低コスト化が達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ復調回路の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1におけるシフトレジスタを具体的に示した
ブロック図である。
【図3】図2に示した具体例の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】本発明を用いた伝送系の概略構成図である。
【図5】図4で示した伝送系の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】非接触ICカードによるICカードシステムを
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インバータ 2 クロック信号発生回路 3a,3b シフトレジスタ 4 セット−リセット型フリップフロップ回路 6,7 D型フリップフロップ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 洋介 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号日立マク セル株式会社内 (72)発明者 西薗 和則 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 国分 政利 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 家木 俊温 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 竹内 隆 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータの“0”,“1”ビッ
    トの境界でキャリア信号の高レベルの半周期が他の高レ
    ベルの半周期よりも長く変調されたデータ変調信号から
    該ディジタルデータを復調するデータ復調回路であっ
    て、 該データ変調信号に非同期なクロック信号を発生するク
    ロック発生手段と、 該データ変調信号をレベル反転するインバータと、 該データ変調信号を入力として該クロック信号で動作
    し、かつ該データ変調信号の低レベル期間でクリアされ
    る第1のシフトレジスタと、 該インバータの出力信号を入力として該クロック信号で
    動作し、かつ該インバータの出力信号の低レベル期間で
    クリアされる第2のシフトレジスタと、 該第1,第2のシフトレジスタの出力信号の一方でセッ
    トされ、他方でリセットされるフリップフロップ回路と
    を備えたことを特徴とするデータ復調回路。
JP4123416A 1992-05-15 1992-05-15 データ復調回路 Withdrawn JPH05327788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4123416A JPH05327788A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 データ復調回路

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4123416A JPH05327788A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 データ復調回路

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JPH05327788A true JPH05327788A (ja) 1993-12-10

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ID=14860021

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