JPH05324497A - 実時間データ処理装置 - Google Patents

実時間データ処理装置

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JPH05324497A
JPH05324497A JP4154371A JP15437192A JPH05324497A JP H05324497 A JPH05324497 A JP H05324497A JP 4154371 A JP4154371 A JP 4154371A JP 15437192 A JP15437192 A JP 15437192A JP H05324497 A JPH05324497 A JP H05324497A
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JP4154371A
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Eiji Yokoi
英二 横井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理完了期限までのデータ処理の完了を保証
する。 【構成】 処理要求装置8から処理内容番号入力ラッチ
11を経由して伝達する処理内容番号10を、蓄積手段
2に蓄積する。そのとき、処理要求発生時刻も蓄積す
る。蓄積手段2から実行手段7の出力指示71により出
力される処理内容番号10を、制御手段6に送る。同時
に蓄積手段2から出力される処理要求発生時刻を、減算
手段3に送る。減算手段3で処理要求発生時刻からの経
過時間を、計時手段1の現在時刻との比較により求め、
比較手段5で処理余裕時間検出手段4の処理余裕時間と
比較する。この比較結果により経過時間が処理余裕時間
を超えるときは、制御手段6により実行手段7のデータ
処理を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部の処理と関係を持
ちながら、かつ外部の処理によって定められる時間要件
に従って処理を行なう実時間データ処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等のデータ処理装置は、所
定時間内にデータ処理を完了させなければならない場合
がある。例えば、通信関係のデータ処理装置において
は、パケット通信におけるパケットが所定時間内に処理
されなかった場合、そのパケットは廃棄されるか適当な
ものと置き換えられる。即ち、処理要求発生から所定時
間内に処理結果が得られなかった場合、その処理結果が
無効とされる。また、処理要求のデータが所定時間内に
処理不可能な場合、その処理は必ずしも実行しなくても
よいか又は他の手段で求めてもよいものとして扱われ
る。ここに、他の手段とは、例えば、所定時間内に確実
に処理し得る単純な手段である。
【0003】従来、この種の装置では、処理要求を受信
すると、FIFO(先入れ先出し)、リングバッファ
(巡回待ち行列)等の手段又は装置に処理要求を蓄積す
る。そして、待ち行列を作って保留し、処理装置が処理
実行可能になると、古い処理要求から順に処理を行なっ
ていた。図2は、従来の装置における処理手順を説明す
るタイムチャートである。この図は、(a)処理要求発
生、(b)処理実行、(c)処理完了期限を時間軸上に
示した例である。 (a)処理要求発生については、まず、処理Aの要求が
発生し(時点t1)、その0.25msec後に処理Bの要
求が発生し(時点t2)、以後、1msec間隔で処理C、
D、Eが発生したとする。
【0004】(b)処理実行については、各処理A、
B、C、D、Eは、それぞれ1msecを必要とするものと
する。そして、処理Aの要求発生時に処理Aの実行を開
始し(時点t1)、処理Aの実行終了後すぐに処理Bの
実行を開始する(時点t3)。以後、同様に処理C、
D、Eを連続して実行する(時点t6、t9、t1
2)。 (c)処理完了期限については、各処理A、B、C、
D、Eは、いずれも処理要求発生から1.25msec以内
に処理を完了しなければならないものとする(時点t
4、t5、t8、t11、t13)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような問題があった。即ち、図
2において、処理Aは、処理要求発生と同時に実行開始
され(時点t1)、1msec後に完了する(時点t3)。
従って、処理完了期限(時点t4)に間に合う。ところ
が、処理Bは、処理要求発生から0.75msec経過した
時に実行開始され(時点t3)、1msec後に完了する
(時点t6)。従って、処理完了期限(時点t5)に間
に合わない。この結果、処理Bは、無効とされる。その
後、処理Cも、処理要求発生から0.75msec経過した
時に実行開始され(時点t6)、1msec後に完了する
(時点t9)。従って、処理完了期限(時点t8)に間
に合わない。この結果、処理Cも、無効とされる。同様
に、処理D、Eも処理完了期限(時点t11、t13)
に間に合わず無効とされる。このため、処理A以外は、
すべて無効とされてしまい、実質的な処理能力が著しく
低下してしまうという問題があった。
【0006】本発明は、以上の点に着目してなされたも
ので、処理完了期限に間に合わないような処理は始めか
ら実行開始しないようにして無駄な処理を省くことによ
り、実質的な処理能力の向上を図った実時間データ処理
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の実時間データ処
理装置は、現在時刻を出力する計時手段と、要求された
処理及び要求時に前記計時手段から出力される要求発生
時刻を蓄積する蓄積手段と、前記計時手段の出力する現
在時刻から前記蓄積手段に蓄積された要求発生時刻を減
算して要求時からの経過時間を求める減算手段と、前記
蓄積手段に蓄積される処理についての処理開始までの余
裕時間を検出する処理余裕時間検出手段と、前記減算手
段の出力する経過時間と当該処理余裕時間検出手段によ
り検出された余裕時間とを比較する比較手段と、当該比
較手段による比較の結果、前記経過時間が前記余裕時間
を超えるか否かにより前記蓄積手段に蓄積された処理を
制御する制御手段と、当該制御手段の制御に応じて前記
経過時間が前記余裕時間以内のときに所定のデータ処理
を実行し、前記経過時間が前記余裕時間を超えるときに
前記所定のデータ処理を中止するか当該データ処理以外
の他のデータ処理を実行するかのいずれかを行なう実行
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明の実時間データ処理装置においては、処
理要求装置からの処理要求の発生時に、処理内容番号
と、そのときの処理要求発生時刻とが蓄積手段に蓄積さ
れる。当該蓄積手段に蓄積された処理内容番号は、蓄積
された順に取り出され、実行手段により当該処理内容番
号に対応したデータが処理される。その際、減算手段に
より処理要求発生時刻からの経過時間が計算される。こ
の経過時間は、比較手段により、処理余裕時間検出手段
が検出した処理余裕時間と比較される。そして、この経
過時間が処理余裕時間を超過するときは、制御手段によ
り実行手段のデータ処理の実行が中止される。一方、こ
の経過時間が処理余裕時間以内のときは、実行手段のデ
ータ処理の実行が開始される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。本発明では、実時間データ処理装置におけ
るデータ処理の制御に際し、「処理余裕時間」という概
念が導入される。まず、この概念について説明する。図
3は、処理余裕時間の概念の説明図である。本実施例で
は、処理要求内容によって処理時間と、処理要求発生か
ら処理完了期限までの時間が決まっているとする。この
場合における処理要求発生時刻から処理完了期限までの
間の時間から処理時間を引いた時間は、処理要求発生か
ら処理実行開始までの余裕時間となる。この余裕時間
を、「処理余裕時間」としてデータ処理の制御の基準に
用いることにする。
【0010】例えば、図3において、処理要求発生時刻
T0から処理余裕時間以内の処理実行可能時刻T1で処
理実行可能になったとすると、その時点から処理時間を
消費しても処理完了期限T4に間に合う。一方、処理要
求発生時刻T0から処理余裕時間を超えた処理実行可能
時刻T2で処理実行可能になったとすると、その時点か
ら処理時間を消費したのでは処理完了期限T4には間に
合わない。より具体的には、図2において、処理A、
B、C、D、Eのすべてについて処理要求発生から処理
完了までの時間が1.25msecと決められている。ま
た、処理時間は、いずれの処理も1.0msecであること
がわかっている。従って、図2の場合の処理余裕時間
は、0.25msecである。
【0011】図2において、処理Aは、処理要求発生時
刻がt1であり、この処理要求発生時刻t1で処理実行
も可能となる。従って、その時点から処理時間1msecを
消費しても処理完了期限t4に間に合う。一方、処理B
は、処理要求発生時刻がt2であるが、その時点では処
理Aが実行中であるので、処理実行は可能とならない。
処理Bの処理余裕時間は0.25msecであるが、処理A
の実行は処理Bの処理要求発生時刻t2から0.75ms
ec経過しなければ完了しない。従って、処理Bは処理要
求発生時刻t2から0.25msecを超えた時点でそれ以
後に処理実行を開始しても処理完了期限t5には間に合
わないことが予測される。図4は、本発明の装置におけ
る処理手順を説明するタイムチャートである。この図に
おいて、時間軸上の各時点を示す符号t1、t2等は、
図2に対応する時点については同一符号を用いている。
【0012】図4において、処理Aについては図2と同
様に実行するが、処理Bについてはその処理要求発生時
刻t2から0.25msec経過した時刻t15で処理しな
いことを決定する。これにより、処理Aの実行が完了し
た時点t3には実行中の処理は存在しなくなる。従っ
て、処理Cの処理要求発生時刻t4において、処理Cは
実行可能となる。即ち、処理Cは処理余裕時間0.25
msec以内に実行可能となり、実行開始される。そして、
1msecの処理時間を経過した後、処理が完了する。この
結果、処理Dの処理要求発生時刻t7において、処理D
は実行可能となる。即ち、処理Dは処理余裕時間0.2
5msec以内に実行可能となり、実行開始される。そし
て、1msecの処理時間を経過した後の時点t10で、処
理が完了する。
【0013】従って、処理Eの処理要求発生時刻t10
において、処理Eは実行可能となる。即ち、処理Eも処
理余裕時間0.25msec以内に実行可能となり、実行開
始される。そして、1msecの処理時間を経過した後の時
点t16で、処理が完了する。このようにして、処理
A、C、D、Eは、いずれも処理完了期限内に完了す
る。
【0014】図1は、本発明の実時間データ処理装置の
一実施例のブロック図である。図示の装置は、計時手段
1と、蓄積手段2と、減算手段3と、処理余裕時間検出
手段4と、比較手段5と、制御手段6と、実行手段7と
を備えている。計時手段1は、クロック信号を分周し、
所定時間間隔で現在時刻20を出力する。この現在時刻
20は、蓄積手段2と減算手段3とに入力される。蓄積
手段2は、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)から
成り、処理内容番号入力ラッチ11にラッチされている
処理内容番号10を入力し、蓄積する。この処理内容番
号10は、処理A、B、C、D、E等に対応したもので
ある。例えば、番号“1”、“2”、“3”、“4”、
“5”を各処理A、B、C、D、Eに対応させる。実行
手段7は、処理内容番号10を蓄積順に取り出してその
処理内容番号10に対応した処理を実行する。このよう
にして、実行手段7によるデータの実行を処理内容番号
10により制御する。尚、このような処理内容番号10
によらなくても、実行するデータ自体を蓄積手段2に蓄
積するようにしてもよいことはもちろんである。
【0015】また、蓄積手段2は、この処理内容番号1
0の入力時の現在時刻20を当該処理内容番号10に対
応して蓄積する。例えば、図4の例では、処理A、B、
C、D、Eに対応して時刻t1、t2、t4、t7、t
10をそれぞれ蓄積する。そして、蓄積手段2は、処理
内容番号10を処理余裕時間検出手段4及び制御手段6
に出力する際に減算手段3に出力する。減算手段3は、
減算回路等の演算回路から成り、実行手段7から蓄積手
段2に出力指示71が出力されたとき、計時手段20か
ら入力される現在時刻20と、蓄積手段2から入力され
る要求発生時刻21との差を計算する。これにより、処
理要求が発生してからの経過時間30を求める。
【0016】処理余裕時間検出手段4は、RAM又はR
OM(リード・オンリ・メモリ)から成り、処理A、
B、C、D、Eに対応して図3の処理余裕時間を格納し
ている。図4の例では、処理余裕時間は、いずれも1ms
ecである。比較手段5は、比較回路又は減算回路等の演
算回路から成り、減算手段3から入力される経過時間3
0と、処理余裕時間検出手段4から入力される処理余裕
時間40とを比較する。これにより、経過時間30が処
理余裕時間40を超えているか否かを判別する。この比
較結果50は、制御手段6に出力される。制御手段6
は、比較手段5から入力される比較結果50に応じて蓄
積手段2から入力された処理内容番号10を実行手段7
に出力するか、又は蓄積手段2への出力指示71を出力
する。即ち、制御手段6は、処理要求発生からの経過時
間が処理余裕時間を超えているときは、次の処理内容番
号の出力指示71を蓄積手段2に出力する。これによ
り、蓄積手段2から出力された処理内容番号10は無視
され、減算手段3、処理余裕時間検出手段4及び比較手
段5は、次の処理に関する実行制御を開始する。一方、
処理要求発生からの経過時間が処理余裕時間内のとき
は、蓄積手段2から出力された処理内容番号をそのまま
実行手段7に出力する。
【0017】実行手段7は、制御手段6から入力される
処理内容番号10に対応したデータを、処理要求装置8
からバス9を介して取り出して実行する。この場合のデ
ータは、実行手段7の実行により常に処理完了期限に間
に合うものとされる。尚、これに限らず、処理要求発生
からの経過時間が処理余裕時間を超える場合に制御手段
6から実行手段7にその旨及びその処理内容番号が送ら
れるようにし、実行手段7が実行時間の短い別の処理を
実行するようにしても差し支えない。次に、上述した装
置の動作を説明する。図5は、図1の装置の動作を説明
するタイムチャートである。処理要求装置8は、処理す
べきデータが発生すると、そのデータに対応した処理内
容番号10を出力する。この処理内容番号10は、処理
内容番号入力ラッチにラッチされる。
【0018】実行手段7から所定時間間隔で出力される
入力指示70が入力されると、蓄積手段2に処理内容番
号入力ラッチ11内の処理内容番号10が蓄積される。
そして、このときの現在時刻、即ち処理要求発生時刻が
蓄積される。これにより、処理Aの処理内容番号が蓄積
され、これらに対応した処理要求発生時刻t1が蓄積さ
れる。
【0019】実行手段7から出力指示71が入力される
と、蓄積手段2から処理Aの処理内容番号10及び処理
要求発生時刻t1が出力される。減算手段3は、現在時
刻から処理要求発生時刻t1を減算する。処理Aについ
ては処理要求発生と同時に実行手段7が実行可能となる
ので、処理要求発生時刻t1において出力指示71が出
力される。また、比較手段5は、減算手段3の結果と、
処理Aの処理余裕時間とを比較する。ここに、比較手段
5の動作タイミングは、図5に示すように、減算手段3
及び処理余裕時間検出手段4の確定する時点に設定され
る。この場合、減算手段3の結果である経過時間は、ほ
ぼ0msecであるので、制御手段6は、処理Aの処理内容
番号を実行手段7に送る。これにより、実行手段7は、
処理Aのデータを処理要求装置8からバス9を介して取
り出し、実行する。この結果、処理Aは、所定時間内に
実行される。実行手段7が処理Aを実行している途中で
処理Bの処理要求が発生する。この処理Bの処理内容番
号及び処理要求発生時刻t2は処理Aの場合と同様に蓄
積手段2に蓄積される。実行手段7は、処理Aの実行を
完了すると、次の出力指示71を出力する。
【0020】実行手段7から次の出力指示71が入力さ
れると、蓄積手段2から処理Bの処理内容番号10及び
処理要求発生時刻t2が出力される。減算手段3は、現
在時刻から処理要求発生時刻t2を減算する。処理Bに
ついては処理Aの実行完了時に実行手段7が実行可能と
なるので、処理要求発生時刻t2から相当の時間が経過
した後に出力指示71が出力される。また、比較手段5
は、減算手段3の結果と、処理Aの処理余裕時間とを比
較する。この場合、減算手段3の結果である経過時間
は、ほぼ1msecであり、処理余裕時間0.25msecを超
える。従って、制御手段6は、次の出力指示71を実行
手段7に送る。これにより、実行手段7は、処理Bを無
視する。
【0021】次の出力指示71が入力されると、蓄積手
段2は空であるので、何も出力されない。そして、約
0.25msec経過後、処理Cの処理要求が発生する。こ
の処理Cの処理内容番号及び処理要求発生時刻t4は、
処理A、Bの場合と同様に蓄積手段2に蓄積される。こ
のとき、実行手段7は、実行可能であるので、所定時間
毎に出力信号71を出力しており、この出力信号71の
入力により、蓄積手段2から処理Cの処理内容番号10
及び処理要求発生時刻t4が出力される。減算手段3
は、現在時刻から処理要求発生時刻t4を減算する。処
理Cについては処理要求発生より前に実行手段7が実行
可能となっているので、処理要求発生時刻t4において
出力指示71が出力される。また、比較手段5は、減算
手段3の結果と、処理Cの処理余裕時間とを比較する。
この場合、減算手段3の結果である経過時間は、ほぼ0
msecであるので、制御手段6は、処理Cの処理内容番号
を実行手段7に送る。これにより、実行手段7は、処理
Cのデータを処理要求装置8からバス9を介して取り出
し、実行する。この結果、処理Cは、所定時間内に実行
される。実行手段7が処理Cの実行をほぼ完了する頃、
処理Dの処理要求が発生する。この処理Dの処理内容番
号及び処理要求発生時刻t7は、処理A、B、Cの場合
と同様に蓄積手段2に蓄積される。実行手段7は、処理
Cの実行を完了すると、次の出力指示71を出力する。
【0022】次の出力指示71が入力されると、蓄積手
段2から処理Dの処理内容番号10及び処理要求発生時
刻t7が出力される。減算手段3は、現在時刻から処理
要求発生時刻t7を減算する。処理Dについては、処理
要求発生とほぼ同時に実行手段7が実行可能となってい
るので、処理要求発生時刻t7において出力指示71が
出力される。また、比較手段5は、減算手段3の結果
と、処理Dの処理余裕時間とを比較する。この場合、減
算手段3の結果である経過時間は、ほぼ0msecであるの
で、制御手段6は、処理Dの処理内容番号を実行手段7
に送る。これにより、実行手段7は、処理Dのデータを
処理要求装置8からバス9を介して取り出し、実行す
る。この結果、処理Dは、所定時間内に実行される。実
行手段7が処理Dの実行をほぼ完了する頃、処理Eの処
理要求が発生する。この処理Eの処理内容番号及び処理
要求発生時刻t10は、処理A、B、C、Dの場合と同
様に蓄積手段2に蓄積される。実行手段7は、処理Dの
実行を完了すると、次の出力指示71を出力する。次の
出力信号71により、処理Dの場合と全く同様に処理E
が実行される。
【0023】図6は、本発明の実時間データ処理装置を
ディジタルプロセッサで実現する場合の制御プログラム
の処理手順を説明するフローチャートである。図示の制
御プログラムを実行するディジタルプロセッサととも
に、図1の計時手段1、蓄積手段2、処理余裕時間検出
手段4を用意する。一方、図1の減算手段3、比較手段
5、制御手段6の機能は、図6のプログラムで実現され
る。図6のプログラムは、計時手段1が所定周期で発生
する信号によるタイマ割込みにより所定時間間隔で実行
される。まず、処理要求装置から処理要求があったか否
かを判別する(ステップS1)。処理要求があったとき
は、蓄積手段に、処理あるいは処理内容番号、及び処理
要求発生時刻を蓄積する(ステップS2)。
【0024】次に、処理手段が実行可能か否かを判別す
る(ステップS3)。実行可能でなければ、処理要求の
蓄積のみを行なう(ステップS1、S2)。処理手段が
実行可能であれば、要求発生からの経過時間を算出する
(ステップS4)。そして、経過時間が処理余裕時間を
超えているか否かを判別する(ステップS5)。経過時
間が処理余裕時間を超えているときは、蓄積手段から取
り出した処理の実行を中止する(ステップS6)。経過
時間が処理余裕時間以内のときは、蓄積手段から取り出
した処理の実行を開始する(ステップS7)。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実時間デ
ータ処理装置によれば、処理余裕時間の概念を導入し、
処理要求発生からの経過時間が処理余裕時間を超えると
きはデータ処理を中止するか又は別の処理を行なうよう
にしたので、処理完了期限に間に合わない処理は実行し
ないようにすることができ、無駄な処理の実行を省くこ
とができる。この結果、次の処理要求のデータの実行開
始時刻を早めることができ、処理完了期限に間に合わせ
るようにすることができる。従って、有効に処理される
データについての処理能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実時間データ処理装置の一実施例のブ
ロック図である。
【図2】従来の装置における処理手順を説明するタイム
チャートである。
【図3】処理余裕時間の概念の説明図である。
【図4】本発明の装置における処理手順を説明するタイ
ムチャートである。
【図5】図1の装置の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図6】本発明の実時間データ処理装置をディジタルプ
ロセッサで実現する場合の制御プログラムの処理手順を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 計時手段 2 蓄積手段 3 減算手段 4 処理余裕時間検出手段 5 比較手段 6 制御手段 7 実行手段 8 処理要求装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在時刻を出力する計時手段と、 要求された処理及び要求時に前記計時手段から出力され
    る要求発生時刻を蓄積する蓄積手段と、 前記計時手段の出力する現在時刻から前記蓄積手段に蓄
    積された要求発生時刻を減算して要求時からの経過時間
    を求める減算手段と、 前記蓄積手段に蓄積される処理についての処理開始まで
    の余裕時間を検出する処理余裕時間検出手段と、 前記減算手段の出力する経過時間と当該処理余裕時間検
    出手段により検出された余裕時間とを比較する比較手段
    と、 当該比較手段による比較の結果、前記経過時間が前記余
    裕時間を超えるか否かにより前記蓄積手段に蓄積された
    処理を制御する制御手段と、 当該制御手段の制御に応じて前記経過時間が前記余裕時
    間以内のときに所定のデータ処理を実行し、前記経過時
    間が前記余裕時間を超えるときに前記所定のデータ処理
    を中止するか当該データ処理以外の他のデータ処理を実
    行するかのいずれかを行なう実行手段とを備えたことを
    特徴とする実時間データ処理装置。
JP4154371A 1992-05-21 1992-05-21 実時間データ処理装置 Pending JPH05324497A (ja)

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