JPH05320006A - 農園芸用殺菌組成物 - Google Patents
農園芸用殺菌組成物Info
- Publication number
- JPH05320006A JPH05320006A JP3108957A JP10895791A JPH05320006A JP H05320006 A JPH05320006 A JP H05320006A JP 3108957 A JP3108957 A JP 3108957A JP 10895791 A JP10895791 A JP 10895791A JP H05320006 A JPH05320006 A JP H05320006A
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- JP
- Japan
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- wettable
- agricultural
- disease
- range
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は二種以上の有効成分の混合製剤によ
り相乗効果を有する投下薬量の減少した環境に対する安
全性の高い経済的な農園芸用殺菌組成物を提供すること
を目的としている。 【構成】 本発明の殺菌組成物は、テトラクロロイソフ
タロニトリルと有機銅系殺菌剤または無機銅系殺菌剤と
を有効成分として１：２乃至２：１の比率の範囲で含有
し、その固形成分の粒度分布が水に分散させた際１μｍ
乃至３μｍの範囲にあるフロアブル製剤、顆粒水和剤ま
たは水和性錠剤であることを特徴とする。
り相乗効果を有する投下薬量の減少した環境に対する安
全性の高い経済的な農園芸用殺菌組成物を提供すること
を目的としている。 【構成】 本発明の殺菌組成物は、テトラクロロイソフ
タロニトリルと有機銅系殺菌剤または無機銅系殺菌剤と
を有効成分として１：２乃至２：１の比率の範囲で含有
し、その固形成分の粒度分布が水に分散させた際１μｍ
乃至３μｍの範囲にあるフロアブル製剤、顆粒水和剤ま
たは水和性錠剤であることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は農園芸用殺菌組成物に関
し、ことに植物の病害防除効果が向上した農園芸用殺菌
組成物に関するものである。
し、ことに植物の病害防除効果が向上した農園芸用殺菌
組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】テトラクロロイソフタロニトリル（以下
ＴＰＮという。）を有効成分として含有する殺菌剤は保
護殺菌作用の強い薬剤として実用化されている。特に農
園芸用殺菌剤として果樹・野菜の病害防除を目的として
植物に散布あるいは、土壌に混和することにより一般に
広く使用されており、殺菌スペクトラムが広く、耐性菌
発生の可能性も極めて少ない。又、殺菌スペクトラムを
広げ、同時防除を可能にする為に、ＴＰＮとその他の殺
菌活性化合物との混合殺菌剤、例えばメチル３−（ブチ
ルカルバモイル）−３Ｈ−ベンズイミダゾール−２−イ
ル カ−バメート（一般名ベノミル）との混合殺菌剤な
どが使用されている。
ＴＰＮという。）を有効成分として含有する殺菌剤は保
護殺菌作用の強い薬剤として実用化されている。特に農
園芸用殺菌剤として果樹・野菜の病害防除を目的として
植物に散布あるいは、土壌に混和することにより一般に
広く使用されており、殺菌スペクトラムが広く、耐性菌
発生の可能性も極めて少ない。又、殺菌スペクトラムを
広げ、同時防除を可能にする為に、ＴＰＮとその他の殺
菌活性化合物との混合殺菌剤、例えばメチル３−（ブチ
ルカルバモイル）−３Ｈ−ベンズイミダゾール−２−イ
ル カ−バメート（一般名ベノミル）との混合殺菌剤な
どが使用されている。
【０００３】一方、有機銅系殺菌剤、無機銅系殺菌剤は
果樹・野菜の各種病害に対する保護殺菌剤として広範囲
に使用されており、有機合成殺菌剤では効力の認められ
ない殺菌病に対しても卓効を示すことが知られている。
果樹・野菜の各種病害に対する保護殺菌剤として広範囲
に使用されており、有機合成殺菌剤では効力の認められ
ない殺菌病に対しても卓効を示すことが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ＴＰＮを有効成分とし
て含有する殺菌剤は予防効果を中心としており、治療効
果は全く期待できない。又、有機銅系殺菌剤、無機銅系
殺菌剤は作物に薬害を生じやすく、治療効果を示さな
い。
て含有する殺菌剤は予防効果を中心としており、治療効
果は全く期待できない。又、有機銅系殺菌剤、無機銅系
殺菌剤は作物に薬害を生じやすく、治療効果を示さな
い。
【０００５】ＴＰＮと他の殺菌剤とを混合した水和剤も
一部知られているが、粒径が一般に５μｍ以上であるた
め、相乗効果は期待できず、各々の欠点の解決には至っ
ていない。
一部知られているが、粒径が一般に５μｍ以上であるた
め、相乗効果は期待できず、各々の欠点の解決には至っ
ていない。
【０００６】有効成分を効率的に利用することにより投
下薬量を減少させることは、環境に対する安全性をより
高くし、且つ経済的な薬剤を提供することが期待でき
る。一般に二種以上の殺菌性有効成分を混合使用し、そ
れが相加効果、相乗効果を示す場合、それは、投下薬量
の低減につながり、両薬剤の有効性を合わせもつ優れた
殺菌組成物となる。
下薬量を減少させることは、環境に対する安全性をより
高くし、且つ経済的な薬剤を提供することが期待でき
る。一般に二種以上の殺菌性有効成分を混合使用し、そ
れが相加効果、相乗効果を示す場合、それは、投下薬量
の低減につながり、両薬剤の有効性を合わせもつ優れた
殺菌組成物となる。
【０００７】本発明は、二種以上を混合することにより
各薬剤の欠点を克服し、低薬量で優れた特性を有する農
園芸用殺菌組成物を提供することを課題とする。
各薬剤の欠点を克服し、低薬量で優れた特性を有する農
園芸用殺菌組成物を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、ＴＰＮと、有機
銅系殺菌剤または無機銅系殺菌剤とを有効成分として
１：２乃至２：１の比率で含有し、水に分散した際の粒
径が１μｍ乃至３μｍであり、かつフロアブル製剤、顆
粒水和剤または水和性錠剤である農園芸用殺菌組成物が
各々の優れた特徴を兼ね備え、驚くべきことに強い相乗
効果を有し、また使用者に対する安全性も著しく向上す
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、ＴＰＮと、有機
銅系殺菌剤または無機銅系殺菌剤とを有効成分として
１：２乃至２：１の比率で含有し、水に分散した際の粒
径が１μｍ乃至３μｍであり、かつフロアブル製剤、顆
粒水和剤または水和性錠剤である農園芸用殺菌組成物が
各々の優れた特徴を兼ね備え、驚くべきことに強い相乗
効果を有し、また使用者に対する安全性も著しく向上す
ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【０００９】本発明の殺菌剤組成物を製造する方法には
特に制限はない。従来より用いられた装置で、一般的な
方法によって製造することができる。例えば、フロアブ
ル製剤を製造する場合には、従来より用いられた粉砕機
を用い、界面活性剤などを配合し容易に製造できる。こ
れらの粉砕機としては、ボールミール、衝撃式粉砕機、
ジェット粉砕機、湿式粉砕機などを挙げることができ
る。
特に制限はない。従来より用いられた装置で、一般的な
方法によって製造することができる。例えば、フロアブ
ル製剤を製造する場合には、従来より用いられた粉砕機
を用い、界面活性剤などを配合し容易に製造できる。こ
れらの粉砕機としては、ボールミール、衝撃式粉砕機、
ジェット粉砕機、湿式粉砕機などを挙げることができ
る。
【００１０】フロアブル製剤には、必要に応じて、凍結
防止剤や懸濁安定剤、分解防止剤、着色剤、着臭剤、苦
味剤などを加えることができる。
防止剤や懸濁安定剤、分解防止剤、着色剤、着臭剤、苦
味剤などを加えることができる。
【００１１】顆粒水和剤や水和性錠剤を製造する場合に
は、従来より用いられた粉砕機および造粒機を用い、一
般的な配合によって製造することができる。これらの粉
砕機としては、ボールミール、衝撃式粉砕機、ジェット
粉砕機、湿式粉砕機などを挙げることができる。
は、従来より用いられた粉砕機および造粒機を用い、一
般的な配合によって製造することができる。これらの粉
砕機としては、ボールミール、衝撃式粉砕機、ジェット
粉砕機、湿式粉砕機などを挙げることができる。
【００１２】造粒機としては、押出造粒機、皿型造粒
機、スプレードライヤー、流動層造粒機、転動造粒機、
ローラーコンパクターや打錠機などを挙げることができ
る。顆粒水和剤や水和性錠剤には必要に応じて崩壊助剤
や分解防止剤、着色剤、着臭剤、苦味剤などを加えるこ
とができる。
機、スプレードライヤー、流動層造粒機、転動造粒機、
ローラーコンパクターや打錠機などを挙げることができ
る。顆粒水和剤や水和性錠剤には必要に応じて崩壊助剤
や分解防止剤、着色剤、着臭剤、苦味剤などを加えるこ
とができる。
【００１３】また本発明組成物中のＴＰＮと有機銅系殺
菌剤または無機銅系殺菌剤との有効成分の含有量はとく
に制限されるものではないが、１％乃至９８％の範囲に
ある。
菌剤または無機銅系殺菌剤との有効成分の含有量はとく
に制限されるものではないが、１％乃至９８％の範囲に
ある。
【００１４】ＴＰＮと、有機銅系殺菌剤または無機銅系
殺菌剤との含有比は１：２乃至２：１の範囲にある。
殺菌剤との含有比は１：２乃至２：１の範囲にある。
【００１５】
【実施例】次に、本発明組成物の製剤実施例を挙げて説
明するが、これのみに限定されるものではないことは言
うまでもない。
明するが、これのみに限定されるものではないことは言
うまでもない。
【００１６】実施例１ を混合し、ジェット粉砕機を用い、平均粒径２μｍの粉
末を作り、環式打錠機で打錠し、水和性錠剤を製造し
た。
末を作り、環式打錠機で打錠し、水和性錠剤を製造し
た。
【００１７】実施例２ ＴＰＮ及び塩基性塩化銅にそれぞれＰＯＥノニルフェニ
ルエーテル、リグニンスルホン酸ソーダ、焼成珪藻土、
水を加え湿式粉砕機を用い粉砕し、粉砕時間を調整して
平均粒径２．５μｍのスラリーを作成し混合した。流動
層造粒機を用いこのスラリーを造粒し、顆粒水和剤を製
造した。
ルエーテル、リグニンスルホン酸ソーダ、焼成珪藻土、
水を加え湿式粉砕機を用い粉砕し、粉砕時間を調整して
平均粒径２．５μｍのスラリーを作成し混合した。流動
層造粒機を用いこのスラリーを造粒し、顆粒水和剤を製
造した。
【００１８】
【作用】ＴＰＮと有機銅系殺菌剤及び無機銅系殺菌剤と
の二種混合剤は、糸状菌のみならず細菌による病害も効
力を示すことにより、スペクトラムが広がり、残効が長
くなるという特徴を有する。
の二種混合剤は、糸状菌のみならず細菌による病害も効
力を示すことにより、スペクトラムが広がり、残効が長
くなるという特徴を有する。
【００１９】また、本発明物は粒径を１μｍ乃至３μｍ
とすることにより、従来の水和剤に比べ分散性が極めて
向上し、薬剤が葉面に均一に分布することから効力も大
幅に向上し、相乗効果が認められる。
とすることにより、従来の水和剤に比べ分散性が極めて
向上し、薬剤が葉面に均一に分布することから効力も大
幅に向上し、相乗効果が認められる。
【００２０】さらに本発明組成物はフロアブル剤または
顆粒水和剤ないし水和性錠剤であることにより次のこと
が考えられる。フロアブル剤は、既に液中に分散させて
いるため希釈水中での凝集が生じにくく、最適化した粒
径がそのまま維持でき、希釈物として他に固形物を加え
る必要がないため固形物による分解作用を回避できる。
これらのことにより有効成分が著しく効率的に作用で
き、防除効果が向上する。実際に使用する場合、水中分
散性が優れているので、水に混ざりやすく、散布液の調
製が簡単である。懸垂性も優れているため調製後の薬液
は長時間にわたって均一な懸濁状態を保つことができ、
散布開始から終了まで所定の濃度で散布できる。散布時
の目づまりも問題にならなくなる。
顆粒水和剤ないし水和性錠剤であることにより次のこと
が考えられる。フロアブル剤は、既に液中に分散させて
いるため希釈水中での凝集が生じにくく、最適化した粒
径がそのまま維持でき、希釈物として他に固形物を加え
る必要がないため固形物による分解作用を回避できる。
これらのことにより有効成分が著しく効率的に作用で
き、防除効果が向上する。実際に使用する場合、水中分
散性が優れているので、水に混ざりやすく、散布液の調
製が簡単である。懸垂性も優れているため調製後の薬液
は長時間にわたって均一な懸濁状態を保つことができ、
散布開始から終了まで所定の濃度で散布できる。散布時
の目づまりも問題にならなくなる。
【００２１】また、顆粒水和剤ないし水和性錠剤は、粉
立ちが少なく使用者に対する安全性が高く、容量でも調
製でき、薬剤の計量が易しい。容器への付着も少ない。
立ちが少なく使用者に対する安全性が高く、容量でも調
製でき、薬剤の計量が易しい。容器への付着も少ない。
【００２２】
【発明の効果】本発明組成物は広汎な農園芸作物の病害
の防除に効果的であり、その主なものを例示すれば以下
のものが挙げられる。 水稲：いもち病、ごま葉枯病、紋枯病、馬鹿苗病、苗立
枯病等 小麦：赤さび病、黄さび病、裸黒穂病、葉枯病、褐色雪
腐病、うどんこ病等 ジャガイモ：疫病、夏疫病、黒あざ病、軟腐病等 大豆：べと病、斑点病、褐斑病、菌核病、さび病、紫斑
病等 小豆：褐斑病、さび病、すす紋病、うどんこ病等 落花生：褐斑病、黒渋病、菌核病等 タバコ：赤星病、疫病、菌核病、腰折病、舞病、白星
病、うどんこ病等 ビート：べと病、褐斑病、苗立枯病等 トマト：灰色かび病、葉かび病、疫病、菌核病、輪紋
病、すすかび病、萎凋病、苗立枯病等 ナス：灰色かび病、半身萎凋病、褐色腐敗病、黒枯病、
うどんこ病、すすかび病等 ウリ類：べと病、灰色疫病、灰色かび病、菌核病、黒星
病、炭そ病、つる枯病、うどんこ病、苗立枯病、斑点細
菌病等 ハクサイ：べと病、白斑病、菌核病、根こぶ病、軟腐病
等 タマネギ：白色疫病、べと病、灰色腐敗病、炭そ病等 レタス：べと病、灰色かび病、褐斑病、菌核病等 イチゴ：灰色かび病、うどんこ病、輪斑病等 キク：白さび病、うどんこ病等 シクラメン：灰色かび病等 バラ：黒星病、うどんこ病等 カンキツ：青かび病、灰色かび病、黒点病、そうか病等 リンゴ：赤星病、斑点落葉病、黒星病、モニリア病、う
どんこ病等 ナシ：赤星病、黒斑病、黒星病等 モモ：灰星病、黒星病、せん孔細菌病、縮葉病等 ブドウ：べと病、灰色かび病、褐斑病、黒とう病、晩腐
病、さび病、つる枯病、つる割病、うどんこ病等
の防除に効果的であり、その主なものを例示すれば以下
のものが挙げられる。 水稲：いもち病、ごま葉枯病、紋枯病、馬鹿苗病、苗立
枯病等 小麦：赤さび病、黄さび病、裸黒穂病、葉枯病、褐色雪
腐病、うどんこ病等 ジャガイモ：疫病、夏疫病、黒あざ病、軟腐病等 大豆：べと病、斑点病、褐斑病、菌核病、さび病、紫斑
病等 小豆：褐斑病、さび病、すす紋病、うどんこ病等 落花生：褐斑病、黒渋病、菌核病等 タバコ：赤星病、疫病、菌核病、腰折病、舞病、白星
病、うどんこ病等 ビート：べと病、褐斑病、苗立枯病等 トマト：灰色かび病、葉かび病、疫病、菌核病、輪紋
病、すすかび病、萎凋病、苗立枯病等 ナス：灰色かび病、半身萎凋病、褐色腐敗病、黒枯病、
うどんこ病、すすかび病等 ウリ類：べと病、灰色疫病、灰色かび病、菌核病、黒星
病、炭そ病、つる枯病、うどんこ病、苗立枯病、斑点細
菌病等 ハクサイ：べと病、白斑病、菌核病、根こぶ病、軟腐病
等 タマネギ：白色疫病、べと病、灰色腐敗病、炭そ病等 レタス：べと病、灰色かび病、褐斑病、菌核病等 イチゴ：灰色かび病、うどんこ病、輪斑病等 キク：白さび病、うどんこ病等 シクラメン：灰色かび病等 バラ：黒星病、うどんこ病等 カンキツ：青かび病、灰色かび病、黒点病、そうか病等 リンゴ：赤星病、斑点落葉病、黒星病、モニリア病、う
どんこ病等 ナシ：赤星病、黒斑病、黒星病等 モモ：灰星病、黒星病、せん孔細菌病、縮葉病等 ブドウ：べと病、灰色かび病、褐斑病、黒とう病、晩腐
病、さび病、つる枯病、つる割病、うどんこ病等
【００２３】［試験例］以下、本発明組成物は効果を具
体的に説明する為、代表的な試験例を示す。但し、これ
らは単なる例示であり、本発明の適用例はこれらのみに
限らないことは言うまでもない。
体的に説明する為、代表的な試験例を示す。但し、これ
らは単なる例示であり、本発明の適用例はこれらのみに
限らないことは言うまでもない。
【００２４】試験例１ キュウリ斑点細菌病の防除試験 ３葉期のキュウリ（品種：ときわ光３号Ｐ型）に所定濃
度に希釈した薬液２００１／１０ａ相当量を散布し、風
乾後、斑点細菌病菌（Ｐｓｅｕｄｏｍａｎａｓｓｙｒｉ
ｎｇａｅ ｐｖ．ｌａｃｈｒｙｍａｎｓ）の培養液を水
で希釈して噴霧接種した。これを２２℃湿室内に３日間
保った後、発病程度を以下の基準に従って調査した。
度に希釈した薬液２００１／１０ａ相当量を散布し、風
乾後、斑点細菌病菌（Ｐｓｅｕｄｏｍａｎａｓｓｙｒｉ
ｎｇａｅ ｐｖ．ｌａｃｈｒｙｍａｎｓ）の培養液を水
で希釈して噴霧接種した。これを２２℃湿室内に３日間
保った後、発病程度を以下の基準に従って調査した。
【００２５】
【数１】 ｎ：発病程度別葉数 ｆ：発病程度別指数 Ｎ：調査葉数 発病程度別指数 ０：病斑数 ０ １：病斑数 １ ２：病斑数 ２〜３ ３：病斑数 ４〜５ ４：病斑数 ６以上
【００２６】
【数２】
【００２７】試験例２ キュウリべと病の防除試験 ２葉期のキュウリ（品種：ときわ光３号Ｐ型）に所定濃
度に希釈した薬液２００１／１０ａ相当量を散布し、風
乾後、キュウリべと病菌（Ｐｓｅｕｄｏｐｅｒｏｎｏｓ
ｐｏｒａ ｃｕｂｅｎｓｉｓ）の遊走子懸濁液を噴霧接
種した。これを２１℃湿室内に２日間保った後、温室内
に２日間放置した。接種５日後に、第１，第２本葉の病
斑面積を以下の基準に従い調査した。
度に希釈した薬液２００１／１０ａ相当量を散布し、風
乾後、キュウリべと病菌（Ｐｓｅｕｄｏｐｅｒｏｎｏｓ
ｐｏｒａ ｃｕｂｅｎｓｉｓ）の遊走子懸濁液を噴霧接
種した。これを２１℃湿室内に２日間保った後、温室内
に２日間放置した。接種５日後に、第１，第２本葉の病
斑面積を以下の基準に従い調査した。
【数３】 ｎ：発病程度別葉数 ｆ：発病程度別指数 Ｎ：調査葉数 発病程度別指数 ０：発病面積 ０％ １：発病面積 １〜５％ ２：発病面積 ６〜１０％ ３：発病面積 １１〜２５％ ４：発病面積 ２６〜１００％
【００２８】
【数４】
【００２９】試験例３ トマト疫病防除試験 ５葉期のトマト（品種：レッドチェリー）に所定濃度に
希釈した薬液２００ｌ／１０ａ相当量を散布し、風乾
後、トマト疫病菌（Ｐｈｙｔｏｐｈｔｈｏｒａｉｎｆｅ
ｓｔａｎｓ）の遊走子懸濁液を噴霧接種した。２０℃湿
室内に２日間保った後、発病程度を調査した。発病度及
び防除価の算出方法は、試験例２に準ずる。
希釈した薬液２００ｌ／１０ａ相当量を散布し、風乾
後、トマト疫病菌（Ｐｈｙｔｏｐｈｔｈｏｒａｉｎｆｅ
ｓｔａｎｓ）の遊走子懸濁液を噴霧接種した。２０℃湿
室内に２日間保った後、発病程度を調査した。発病度及
び防除価の算出方法は、試験例２に準ずる。
【００３０】次に、試験結果を表に示す。試験例１の結
果は表１に、試験例２の結果は表２に、試験例３の結果
は表３に示される。
果は表１に、試験例２の結果は表２に、試験例３の結果
は表３に示される。
【００３１】計算は、次式により行われた：
【数５】 Ｘ＝有効成分濃度ｐの場合の化合物Ａによる防除価 Ｙ＝有効成分濃度ｑの場合の化合物Ｂによる防除価 Ｅ＝ｐ＋ｑの場合の化合物Ａ＋Ｂによる予想防除価（理
論値） を表す。観察値が、コルビー（ｃｏｌｂｙ）により計算
された値Ｅよりも高い場合、この組み合わせ混合物は相
乗作用を有する。
論値） を表す。観察値が、コルビー（ｃｏｌｂｙ）により計算
された値Ｅよりも高い場合、この組み合わせ混合物は相
乗作用を有する。
【００３２】
【表１】
【００３３】
【表２】
【００３４】
【表３】
【００３５】以上の試験結果から、本発明組成物は優れ
た殺菌効力及び十分な相乗効果を有することが示され
る。
た殺菌効力及び十分な相乗効果を有することが示され
る。
フロントページの続き (72)発明者 榊原 隆 東京都大田区多摩川二丁目24番25号 株式 会社エス・ディー・エスバイオテック東京 研究所内 (72)発明者 渡辺 司 東京都大田区多摩川二丁目24番25号 株式 会社エス・ディー・エスバイオテック東京 研究所内 (72)発明者 金子 俊彦 東京都大田区多摩川二丁目24番25号 株式 会社エス・ディー・エスバイオテック東京 研究所内
Claims (3)
- 【請求項１】 テトラクロロイソフタロニトリルと、有
機銅系殺菌剤または無機銅系殺菌剤とを有効成分として
１：２ないし２：１の比率の範囲で含有し、その固形成
分の粒度分布が水に分散させた際、１μｍ乃至３μｍの
範囲にあり、かつフロアブル製剤、顆粒水和剤または水
和性錠剤であることを特徴とする農園芸用殺菌組成物。 - 【請求項２】 テトラクロロイソフタロニトリルと有機
銅系殺菌剤とを有効成分として１：２ないし２：１の比
率の範囲で含有し、その固形成分の粒度分布が水に分散
させた際、１μｍ乃至３μｍの範囲にあり、かつフロア
ブル製剤、顆粒水和剤または水和性錠剤であることを特
徴とする農園芸用殺菌組成物。 - 【請求項３】 テトラクロロイソフタロニトリルと無機
銅系殺菌剤とを有効成分として１：２ないし２：１の比
率の範囲で含有し、その固形成分の粒度分布が水に分散
させた際、１μｍ乃至３μｍの範囲にあり、かつフロア
ブル製剤、顆粒水和剤または水和性錠剤であることを特
徴とする農園芸用殺菌組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3108957A JPH05320006A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 農園芸用殺菌組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3108957A JPH05320006A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 農園芸用殺菌組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05320006A true JPH05320006A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=14497947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3108957A Pending JPH05320006A (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 農園芸用殺菌組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05320006A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3026431A1 (de) * | 1979-07-13 | 1981-01-29 | Sankyo Co | Trihalogenallylverbindungen und diese verbindungen enthaltende konservierende und fungizide mittel |
| JP2007106693A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Sumika Enviro-Science Co Ltd | 木材保護組成物 |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP3108957A patent/JPH05320006A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3026431A1 (de) * | 1979-07-13 | 1981-01-29 | Sankyo Co | Trihalogenallylverbindungen und diese verbindungen enthaltende konservierende und fungizide mittel |
| JP2007106693A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | Sumika Enviro-Science Co Ltd | 木材保護組成物 |
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