JPH0531940U - フロアシート - Google Patents

フロアシート

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Publication number
JPH0531940U
JPH0531940U JP7328191U JP7328191U JPH0531940U JP H0531940 U JPH0531940 U JP H0531940U JP 7328191 U JP7328191 U JP 7328191U JP 7328191 U JP7328191 U JP 7328191U JP H0531940 U JPH0531940 U JP H0531940U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
floor sheet
chloride film
plasticizer
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7328191U
Other languages
English (en)
Inventor
毅 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Kogyo KK
Original Assignee
Maruyama Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Kogyo KK filed Critical Maruyama Kogyo KK
Priority to JP7328191U priority Critical patent/JPH0531940U/ja
Publication of JPH0531940U publication Critical patent/JPH0531940U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床につく汚れや傷つきを防止すると共に、ク
ッション性が良く、ズレ動いたりすることがなく、静電
気も発生せず、長期間に亘って使用できる。 【構成】 基布1の少なくとも片面に、帯電防止剤を含
有する厚さ1〜3mmの塩化ビニルフイルム2を一体的に
層着する。塩化ビニルフイルム2の上面に0.5mm以上
の深さのエンボッシング3を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、学校の講堂や体育館等比較的広い床面上に敷くフロアシートに関す るものでる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、学校の講堂や体育館あるいは公民館等で各種の式典や催し物が開催 される場合、床面の汚れや傷つきを防止するために、塩化ビニルターポリンから なるフロアシートが敷物として用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このフロアシートは、単に床面の汚れや傷つきを防止するために使用されるも のであり、このシートの厚みは0.30〜0.60mmの薄いものが殆どであった。そのた め、踏み心地が悪く歩行感も芳しくなく、かつその上を歩行するとシートがずれ 動き、皺が発生して、その皺で蹴躓ずくことがあった。
【0004】 また、強度的にも弱く、繰り返し使用していると折目部等から破損したりして 長い期間に亘って使用できなかった。 さらに、帯電防止を施していないので、静電気が発生し種々のトラブルの発生 原因にもなっていた。
【0005】 本考案はこのような課題を解決したもので、歩行感が良くて、ずれ動いたり、 静電気が発生したりすることのない丈夫で長期間に亘って使用できるフロアシー トを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のフロアシートは基布1の少なくとも片面に 帯電防止剤を含有する厚さ1〜3mmの塩化ビニルフイルム2 を一体的に層着し、 該塩化ビニルフイルム2の上面に0.5mm 以上の深さのエンボッシング3を施して ある。
【0007】 塩化ビニルフイルム2は、塩化ビニル樹脂平均重合度が1300〜2500、塩化ビニ ル樹脂100に対し可塑剤90〜150PHR 、その中にポリエステル系可塑剤分 子量1000以上が30%以上含有したものが使用される。
【0008】 帯電防止剤は、非イオン性、アニオン性、カチオン性の帯電防止剤を混合した ものが望ましく、表面抵抗値が106 〜1010Ωcmの範囲のものが適している。
【0009】 本考案に用いる基布1は、ポリエステル糸、綿糸、ガラス繊維糸を使用して織 成した織布で、その中でもポリエステル繊維平織物が最も望ましい。 この基布1の片面もしくは両面に層着する塩化ビニルフイルム2は、厚さが1 mm以下では弾力性に乏しく、シート上を歩いた感覚が悪く、3mm以上になるとコ ストが高くなり不経済となることから、1〜3mm範囲のものを使用する。 また、表面に形成するエンボス3の深さが0.5mm 以下では、シート上を歩いた 時の歩行感が悪くなることから、0.5mm 以上にする。
【0010】 塩化ビニル樹脂の平均重合度が1300以下では、可塑剤との兼ね合いもあるが、 弾力性がなくなるばかりでなく、可塑剤の保持率も悪くなってブリード性の問題 が残る。また、2500以上になると、加工性においてまとまりが悪くゲル化温度も 高くなり成型時において無理が生じるので1300〜2500範囲内のものが良い。
【0011】 塩化ビニル樹脂に配合される可塑剤の量は、90〜150PHR が適し、かつ、 その中にポリエステル系可塑剤分子量1000以上のものが30%以上含むもの が用いられる。 可塑剤量が90PHR 以下では、弾性がすくなくなると共に滑り止め効果が少な くなる。 ポリエステル系可塑剤の分子量1000以上のものが30%以下ではブリード 性が悪くなることや、出来上がりの製品においての揮発減量の問題により良くな い。
【0012】 塩化ビニル配合中に混合する帯電防止剤は、非イオン性、アニオン性、カチオ ン性の帯電防止剤を混合したものを使用する。そして表面抵抗値が106 〜10 10 Ωcm範囲とする。106 Ωcm以下では、導電性が良くなり静電防止効果が下り 適さない。1010Ωcm以上になると絶縁性となり静電気がとれなくなり、上記範 囲の抵抗値が静電気防止の効果が一番良い。
【0013】
【作用】
シート上を歩くと弾力性があるから、踏み心地が良く歩行感覚が良くなると同 時にずれ動くことがなく、静電気も発生せず丈夫であり長期間使用できる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明すると、ポリエステル糸250 d×250d、32×33本/吋で平織りされた基布1の下面に、下記配合の1. 0mm厚さの塩化ビニルフイルム2をカレンダー機、あるいはラミネータ機で貼合 し、その後、ナイロン840dの加工処理反(布モード)を表面の塩化ビニルフ イルム2面にラミネートしてその後布モールドを剥すと表面にエンボス3が施さ れた。
【0015】 配合割合 PVC樹脂 デンカSH250 〔電気化学工業(株)製〕 50重量部 PVC樹脂 ゼオン101 EP [日本ゼオン(株)製〕 50 〃 可 塑 剤 PN280 50 〃 可 塑 剤 DINP 80 〃 Ba-Zn 系安定剤 2.5〃 耐電防止剤 ニューエレガンB〔日本油脂(株)製〕 2 〃 顔 料 5 〃 なお、上記実施例では基布1の片面だけに塩化ビニルフイルム2を用いたもの で説明したが、これに限定されるものでなく、図2に示すように、基布1の両面 に塩化ビニルフイルム2,2を設けることもある。
【0016】
【考案の効果】
本考案のフロアシートは、上記のように構成されているので、フロアに敷いた 場合、クッション性が良く歩いた時の感触が良くなると同時に滑り止め効果も発 揮でき、ずれ動いたりすることがない。また、樹脂層が厚いこと、また可塑剤の 揮発減量が少ないのと共に塩化ビニル重合度が高いから、耐摩耗性がよくなり、 長期間に亘って使用できるものである。さらに、帯電防止剤を含有してあるから 静電気の発生を防止でき種々のトラブル発生原因等を防げるものである。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフロアシートの断面図
【図2】本考案の他の例を示すフロアシートの断面図
【0018】
【符号の説明】
1 基布 2 塩化ビニルフイルム 3 エンボス

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布1の少なくとも片面に、帯電防止剤
    を含有する厚さ1〜3mmの塩化ビニルフイルム2を一体
    的に層着し、該塩化ビニルフイルム2の上面に0.5mm 以
    上の深さのエンボッシング3を施してあることを特徴と
    するフロアシート。
  2. 【請求項2】 塩化ビニルフイルム2は、塩化ビニル樹
    脂平均重合度が1300〜2500、塩化ビニル樹脂100に対
    し可塑剤90〜150PHR 、その中にポリエステル系可
    塑剤分子量1000以上が30%以上含有した請求項1
    記載のフロアシート。
  3. 【請求項3】 帯電防止剤は、非イオン性、アニオン
    性、カチオン性の帯電防止剤を混合してあり、表面抵抗
    値が106 〜1010Ωcmの範囲のものである請求項1記
    載のフロアシート。
JP7328191U 1991-08-20 1991-08-20 フロアシート Pending JPH0531940U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036355A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Sanwa Techno Kk 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法
JP2013199268A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Formosa Saint Jose Corp 自動車用フットマットの構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5170368A (ja) * 1974-12-16 1976-06-17 Mitsubishi Rayon Co Shikimononoseizohoho
JPS5537390A (en) * 1978-06-19 1980-03-15 Dycem Plastics Compound sheet material
JPS63145027A (ja) * 1986-12-09 1988-06-17 積水化学工業株式会社 塩化ビニル樹脂系マ−キングフイルム

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