JPH0531842U - 自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置 - Google Patents

自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置

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JPH0531842U
JPH0531842U JP8795691U JP8795691U JPH0531842U JP H0531842 U JPH0531842 U JP H0531842U JP 8795691 U JP8795691 U JP 8795691U JP 8795691 U JP8795691 U JP 8795691U JP H0531842 U JPH0531842 U JP H0531842U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール研削盤へのロールの着脱を自動化し易
いようにロール着脱装置を構成する。 【構成】 ロール研削盤上のロール着脱位置に対して位
置不動な基盤としての下フレーム7に、前後,左右,上
下の各方向にそれぞれ移動自在な上フレーム9,シフト
フレーム10,昇降フレーム11を適宜組み合わせ、昇
降フレーム11の下端にロールを把持した状態ではロー
ル径の大小に拘らず軸芯の位置が常に一定な把持状態と
なる構成のロール把持具12aを備えたロール把持開放
装置12を取り付け、各フレーム9,10,11及びロ
ール把持具12aを各移動手段9e,10e,11f,
12eにより予め定められた位置でそれぞれの移動を停
止可能にする。 【効果】 ロール着脱作業に人間が直接関与する必要が
なくなり危険性がなくなり、またロール搬送ロボットや
NCロール研削盤と組み合わせて一連のロール研削工程
の自動化が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧延機で使用するロールを研削するロール研削盤へ被研削体である ロールを着脱するための自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
圧延に使用した種々のロールは、繰り返し再使用するために、圧延中に生じた ロール表面の疵,ロール表面に付着した金属酸化物,ロール表面の金属疲労層等 を除去する目的で、使用後その都度、ロール表面を研削する必要がある。
【0003】 かかるロール表面の研削には、一般にロール研削盤が用いられている。このロ ール研削盤によるロール研削の概略を図4により説明する。ロール研削盤1は、 基盤2上に研削精度保持のために固定された駆動側の固定フレーム3と、摺動式 フレーム4とを備えており、それぞれに回転センター3a,4aが対向して取り 付けられ全体に高精度に構成されている。このようなロール研削盤1に被研削体 であるロール6を装着するには、先ず摺動式フレーム4を固定フレーム3からロ ール6の長さ以上に引き離した後、通常水平に予め設けられている回転センター 3aと4aとの各中心を結ぶ線上にロール6の両端面のセンター穴の中心位置が 位置するようにロール6を供給し、次いでロール6を固定フレーム3側へ移動さ せてその回転センター3aへロール6の一方の端面のセンター穴を外嵌し、しか る後に摺動式フレーム4を固定フレーム3側に摺動させてその回転センター4a をロール6の他方の端面にあるセンター穴に嵌め込むのである。このときのロー ル研削盤1上におけるロール6を装着する位置は、後記説明するように研削を終 えたロール6を取り外す位置でもあるから、以下の説明においてロール研削盤1 のロール着脱位置と言う。
【0004】 しかしながら、このようなロール研削盤1には、固定フレーム3が不動のもの ではなく摺動式になっていて、摺動式フレーム4との間に装着されたロール6を そのロール軸芯線方向に移動させ(送り)ながら研削し、一方グラインダ5もそ の位置が不動のもの或いはその軸芯方向に移動させ(送り)ながら研削するなど の中から様々に組み合わせられた研削様式のものがあるので、前記ロール研削盤 1のロール着脱位置がグラインダ5によって実際に研削されるロール6の研削位 置と少なくともロール軸芯線上で完全に一致している両位置関係がほぼ同じ場合 と全く異なり直接関係のない場合がある。
【0005】 さて、このようにしてロール研削盤1へのロール6の装着が終れば、前述の図 4に示し説明したロール着脱位置即ち研削位置にあるロール6に対しては、固定 フレーム3に設けられている駆動源と連結されるケレー(図示なし)と称する治 具をロール6の一方の端部に取り付けてロール6を回転駆動すると共に、グライ ンダ5をこのロール6の軸芯線方向に平行に移動させ(送り)つつ回転駆動しな がらロール6の表面に押し当てて研削する。またこの逆に、ロール6をその軸芯 線方向に移動しながら研削し、ロール着脱位置が必ずしもロールの研削位置と同 じでなく異なる場合の一事例としては、固定配置されたグラインダ5を回転駆動 すると共に、同様にケレーの取り付けられたロール6をその軸芯線方向に平行に 移動させ(送り)つつ回転駆動しながらロール6の表面に回転するグラインダ5 を押し当てて研削するものを挙げることが出来る。 いずれにしても、このように研削された後に、前記ロール着脱位置に装着され ているロール6を取り外してロール研削盤1外へ移動するには、前述の手順とは 逆の手順によれば良いのである。
【0006】 従来、以上に説明するようなロール研削盤を用いたロールの研削作業は、被研 削体であるロールの種類(ロールチョックの有無,ロール材質,形状寸法,ロー ル自重等),ロールの研削様式(ロール研削盤の種類,回転砥石方式かエンドレ スベルト方式か,ロールの供給及び取り外し機構,ロールの回転駆動機構,ロー ルの送り駆動機構,回転砥石等の回転・ロール表面への押し付け・送りの各駆動 機構,研削水又は研削油の使用有無とその供給機構等),ロールの研削条件(各 回転速度,各送り量及び送り速度,押し付け力,供給方法及び供給量,回転砥石 面のドレッシング等),研削制御方法及び制御機構(各種センサ及びその配置, 各種コンピュータ等)などの多種多様な要件により色々と変化するものであり、 然も1台のロール研削盤によって出来るだけ多種のロールを広範囲な各条件で研 削しようとするし、この作業自体が高精度に円滑に効率良く行わねばならないの で、その自動化が非常に困難なものであった。従って、このようなロール研削作 業自体もロール研削盤を用いて専ら人手作業により行われていたのであるが、こ のロール研削作業に付帯するロール研削盤上のロール着脱位置へのロールの供給 或いはこの着脱位置にあって装着されているロールを取り外してロール研削盤外 へ移動させるロールの着脱作業も必然的に人手作業によって行わざるを得なかっ たのである。
【0007】 つまりこのようなロールの着脱作業は、通常軽いロールの場合は単に人力によ って行われ、一方重いロールの場合はクレーン及び適当なロール吊り具を用いて 作業したり又は運搬の軽量操作化を可能とするフリーバランサ等を用いて人間が 運搬操作するなど、何らかの形で人間が主となって操作し作業していたのである 。その上、このロールの着脱作業は、目標とするロールに高精度に研削仕上げせ ねばならぬ研削作業に少なからず影響するので、慎重に精度良く実施せねばなら ず、余り良好とは言えない作業環境の中でロール等という重量物の間近での作業 であるために作業者にとって負担が重く、不良環境下で作業性が悪く危険を伴う ものであった。 そこで昨今、前記自動化の困難なロールの研削作業のみならず、この研削作業 に付帯し一連のロール研削盤へのロールの着脱作業をも自動化して、作業性や安 全性を向上するだけでなく作業者の負担を解消し、そして省力化及び生産性の向 上をめざし推進されているのである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記従来技術の問題点を解消し、ロール研削盤にロールを着脱する ための自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置を構成することを課題とする 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案者等は種々検討した結果、ロール研削盤上のロール着脱位置がグライン ダによるロールの研削位置とは必ずしもならないものの、少なくともロール着脱 位置のロール軸芯線上にかかるロールの研削位置があるか又はロールの研削位置 が設けられることに着目して、このようなロール研削盤上のロール着脱位置に臨 んでいて然もこのロール着脱位置に対して位置関係の不動な基台を設け、このよ うな基台に少なくとも前後,上下の各方向(ロール研削盤に向かう方向を前、そ の反対方向を後とし、この前後方向と直交する垂直方向を上下とする)にそれぞ れ移動自在な2種のフレームを、好ましくは更に左右方向(前記前後方向と直交 する水平方向を左右とする)をも加えて左右の方向にもそれぞれ移動自在な3種 のフレームをそれぞれ組み合わせるだけでなく、一定の高さの位置でロールを把 持し又は開放した状態においてはそのロール径の大小に拘らずロールの軸芯の高 さが常に一定になるように構成されたロール把持用部材を組み合わせることによ り、ロール研削盤による様々なロール研削様式に拘らず、前記課題を達成出来る ことを究明して本考案を完成した。
【0010】 以下、本考案に係る自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置を図面により 詳細に説明する。 図1は本考案に係る自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置の1実施例を 示す正面図、図2は図1中のA−A線断面図、図3は全体斜視図である。
【0011】 本考案装置は、ロール研削盤1のロール着脱位置にロール6を供給し、或いは このロール研削盤1におけるロール着脱位置に装着されているロール6を取り外 してロール研削盤1外へ移動させるための自動化容易なロール研削盤用ロール着 脱装置であって、以下の各部を備え構成されている。そして本考案装置は、前述 したように、ロール研削盤1に装着されているロール6を研削するときに、ロー ル6をその軸芯線方向に移動させずに研削する研削様式の場合のロール着脱位置 がロールの研削位置である場合と、ロール6をその軸芯線方向に移動させながら 研削する研削様式の場合のロール着脱位置がロールの研削位置とは必ずしもなら ない場合とによって、その構成が変わる。 以下の説明においては、先ずいずれの場合も通用させるために最小限に必要な 各部を備えた本考案装置の構成について説明し、次に前者の場合に通用し必要な 各部をも備えた本考案装置の構成について説明していく。
【0012】 基盤(基台又は架台): 所定位置に設置されているロール研削盤1に対応して本考案に係る自動化容易 なロール研削盤用ロール着脱装置全体の基盤を配設しなければならない。この装 置全体の基盤として配設される基台は、ロール研削盤1上の略水平なロール着脱 位置に臨んでいて且つこのロール着脱位置に対して位置関係が不動に固定されて いる。このような基台は、後記説明する他の各部(他のフレームや部材)と関連 するのであるが、これらの関連する他の各部の機能が円滑に充分発揮されるよう に構成されていれば良く、具体的には種々な構成が可能である。 この基台としては、後記説明する下フレーム7の構成が好ましいのである。
【0013】 上フレーム9: 上フレーム9は、前記ロール着脱位置に対して位置関係の不動な基台上を、こ のロール着脱位置のロール6の軸芯線方向に対して垂直な水平方向に、移動手段 9eにより移動自在に予め定められた位置で停止可能なように構成されている。 そこで、この上フレーム9について後記説明する下フレーム7及びロール載置台 8をも付け加えてより詳細に以下に説明すると、上フレーム9は好ましくはロー ル載置台8よりも大きな幅を有して下フレーム7上に跨設されており、ロール着 脱位置のロール軸芯線方向に対して垂直方向で且つ水平方向に下フレーム7上を 移動手段9eにより移動自在に構成されている。図例の上フレーム9は、下フレ ーム7の幅と同じ間隔を置いて鉛直且つ平行に立設されている両側の側面フレー ム9aがロール研削盤1側で上横フレーム9b及び下横フレーム9cに両端に固 定されて一体に構成されており、両側の側面フレーム9aの下面に取り付けられ たスライダー9dが下フレーム7の両側の水平梁7aの上面に取り付けられたス ライドベッド7eにスライド可能に拘止されている。そして図2に示すように、 移動手段9eとして例えば油圧複動シリンダのピストンロッドの端部が下フレー ム7の後方横梁7bに、またシリンダ外筒が上フレーム9に、その作動により上 フレーム9を下フレーム7の水平梁7a上に取り付けられたスライドベッド7e に沿って、即ちロール着脱位置のロール6の軸芯線方向に対して垂直な水平方向 に移動出来るように、それぞれ固定されている。
【0014】 昇降フレーム11: 昇降フレーム11は、前記上フレーム9のロール研削盤1側部分に上下動のみ 可能に取り付けられたフレームであって、その下端部の両側に後記説明するロー ル把持開放装置12用の2つのロール把持開放装置取付部11aを前記ロール着 脱位置のロール6の軸芯線方向と平行に且つロール6の長さとほぼ同等以下の間 隔を置いて備えており、両ロール把持開放装置取付部11aを移動手段11fに より上下動自在に予め定められた位置で停止可能なように構成されている。この 昇降フレーム11は、前記の如く上フレーム9に上下動のみ可能に取り付けられ るだけでなく、図1〜図3に図示し後記説明するようにこの上フレーム9とは別 の機能を有する後記シフトフレーム10にやはり同様に上下動のみ可能に取り付 けられる。従って、この昇降フレーム11については、このシフトフレーム10 について後記説明する際に、より詳細に説明することにする。
【0015】 ロール把持開放装置12: ロール把持開放装置12は、前記昇降フレーム11の各ロール把持開放装置取 付部11aの下部にそれぞれ同じ高さに取り付けられており、所定の位置にある ロール6を把持し或いは開放するための装置であって、次のような構成を有する 。即ち、ロール6を両側から挾んで把持するための2つのロール把持具12aを 備えており、このロール把持具12aは図2に示すように、垂直方向に開口した 凹部12aaを有し、この凹部12aaはその開口端から最も奥の点12abに 至るまで上下が略均等に収斂した形状に形成されている。図例ではロール把持具 12aの凹部12aaは直線状に収斂しているが、必ずしもその必要はなく湾曲 していても良い。このような一対のロール把持具12aが前記ロール着脱位置の ロール軸芯線方向にに対する垂直方向に互いに開口端を対向させて取り付けられ ており、移動手段12e(例えば油圧モータ等の回転駆動手段)によって相互に 接近又は離隔するように移動することによってロール6を把持又は開放するので ある。
【0016】 図例のロール把持開放装置12の全体構成は次のようになっている。図1,2 及び3の各図に示すように、2つのロール把持具12aが、その凹部12aaを 互いに対向させた状態で凹部12aaと反対側の上部基部12acを前記昇降フ レーム11のロール把持開放装置取付部11aの下部に固定された基板12bの 下面に前記ロール着脱位置のロール軸芯線方向に対して垂直方向で且つ水平方向 に固定された2本のガイド棒12cに貫通されてスライド可能に取り付けられて いると共に、この2本のガイド棒12cの間に回転可能に取り付けられた両側が 互いに逆ネジのネジ棒12dの両側のネジ部にそれぞれ螺合しており、このネジ 棒12dの一方の端部が移動手段12eを構成する例えば回転駆動源としての油 圧モータに連結されている。このような構成状態において、両側のロール把持開 放装置12のロール把持具12a間の間隔は、ロール載置台8の両ロール支持部 8aの間隔と異なるように設計されている。この構成において、移動手段12e として例えば油圧モータによりネジ棒12dを或る方向に回転駆動すれば2つの ロール把持具12aは互いに接近し、反対方向に回転駆動して離隔させることが 出来るのである。
【0017】 さて、以上に説明した基盤(基台又は架台),上フレーム9,昇降フレ ーム11及びロール把持開放装置12の各部を最小限として備えておけば、前 述の如くいずれの場合にも通用するロール着脱装置になり得るが、次に前述の如 きロール研削盤のロール着脱位置がほぼロール研削位置である前者の場合に通用 し必要な各部と備えておくと非常に望ましい各部を説明していく。
【0018】 下フレーム7: 装置全体の基盤となる下フレーム7は、前記基盤(基台又は架台)と上フ レーム9の各部の説明において若干触れたが、ロール研削盤1の略水平なロール 着脱位置に対して位置関係が不動に固定されている。その構成は他のフレームや 部材の機能が充分に発揮されるようになっていれば良く、具体的には種々な構成 が可能である。図例のものは、ロール6が前記ロール着脱位置に置かれた場合の ロール軸芯に対して垂直で且つ水平な両側の水平梁7a,この水平梁7aに直角 な中央及び後方の横梁7b,4本の支柱7c及びロール研削盤1側の支柱7c間 に前記ロール着脱位置と平行に且つ前記横梁7bと同じ高さの低い位置に設けら れた前方横梁7dから成っている。
【0019】 ロール載置台8: ロール載置台8は、下フレーム7のロール研削盤1側の部分、図例では前方横 梁7d上に設けられており、前記ロール着脱位置に平行に且つほぼ対応した位置 でロール6の両端部を支持するロール支持部8aをその両端部に備えている。こ のロール載置台8は、低い位置に即ち少なくとも前記ロール着脱位置よりも低く 設けるのが好ましい。その理由は、後記するようにロール6を前記ロール着脱位 置に運ぶときのロール把持開放装置12やそれが取り付けられている昇降フレー ム11,シフトフレーム10等の移動の邪魔とならないようにするためである。 ロール支持部8aの形状は、図示するように中央部に向かって両側からほぼ均一 に傾斜していて、ロール6が最低の位置に安定したときはロール径の大小に拘わ らず水平投影面におけるそのロール軸芯と前記ロール着脱位置のロール軸芯との 距離が常にほぼ一定となるものが好ましい。なお一時的なロール置場として、必 要数の予備ロール載置台8'を例えば図3に示すように中央横梁7b上に設けて おくと、ロール研削盤1から取り外したロール6の載置場所とロール置場から適 当な搬送装置により搬送してきてロール研削盤1に装着されるロール6の載置場 所とが共に備わっていることになると共にこの搬送装置を極力拘束させずに稼動 率を高められるので好ましい。
【0020】 シフトフレーム10: シフトフレーム10は、前述の如くロール6をその軸芯線方向に移動させずに 研削する研削様式におけるロール着脱位置がロール研削位置である場合に必要な フレームであって、前記上フレーム9のロール研削盤1側の部分に拘止されてお り、移動手段10e(例えば油圧シリンダ)により前記ロール着脱位置のロール 軸芯線方向と平行な方向に移動自在に予め定められた位置で停止可能に構成され ている。図例のシフトフレーム10は、図2及び図3に示すように、水平な上部 水平フレーム10aと、そのロール研削盤1側の縁部下面に垂直に固定された鉛 直フレーム10bと、この鉛直フレーム10bに両端を固定されている下部水平 フレーム10cとで両鉛直フレーム10bの下部が突出された口型に形成されて おり、鉛直フレーム10bをロール研削盤1側にして上部水平フレーム10aを 前記上フレーム9の上横フレーム9b上に乗せた位置に置き、図2に示すように 上部水平フレーム10aの下面及び鉛直フレーム10bの側面下部にそれぞれ取 り付けられているスライダー10dをそれに対向して上フレーム9の上横フレー ム9b上及び下横フレーム9cの側面にそれぞれ取り付けたスライドベッド9f に離脱不能に拘止させた構成となっている。そして図1及び図3に示すように、 移動手段10eとしての例えば油圧シリンダのシリンダ外筒の端部及びシリンダ ロッドの先端が、その作動によりシフトフレーム10を前記上フレーム9の上横 フレーム9b及び下横フレーム9cに沿って、即ち前記ロール着脱位置のロール 軸芯線方向と平行な方向で予め定められた位置に停止可能に移動出来るように、 それぞれ前記上フレーム9及びこのシフトフレーム10に取り付けられている。
【0021】 シフトフレーム10に取り付けられた昇降フレーム11: 昇降フレーム11は、前述の如く前記上フレーム9だけでなく前記シフトフレ ーム10にも取り付けられて上下動のみ可能に前記シフトフレーム10のロール 研削盤1側の部分に取り付けられたフレームであって、その下端両側に2つのロ ール把持開放装置取付部11aを前記ロール着脱位置のロール軸芯線方向と平行 に且つロール6の長さとほぼ同等以下の間隔を置いて備えている。そして移動手 段11fにより上下動自在で予め定められた位置に停止可能に構成されている。 図例の昇降フレーム11は、ロール6の長さとほぼ同等以下の間隔を置いて鉛直 に並べられたロッド11bの上端部を連結フレーム11cにより一体に連結され 、各ロッド11bがシフトフレーム10の鉛直フレーム10bのロール研削盤1 側の側面に固定された鉛直ガイド11dによって鉛直方向のみ移動可能に構成さ れている。この場合、ロッド11bの下端部がロール把持開放装置取付部11a となる。そして移動手段11fとして例えば油圧シリンダが、シリンダ外筒を前 記シフトフレーム10の鉛直フレーム10bに両端を固定されている下部水平フ レーム10cの側面に固定され、シリンダロッドの先端が連結フレーム11cの 中央部下面に連結されている。
【0022】 以上の各部に使用されている各移動手段9e,10e,11f,12e(具体 的には例えば油圧シリンダや回転駆動手段としての油圧モータ)は、それぞれの フレームやロール把持用部材が予め任意に定められた位置まで移動したときに作 動を停止させることにより、それぞれその位置に停止させることが出来る。 以上のように本考案装置は構成されている。そして、次の作用の項で説明する ように駆動してロール6をロール研削盤1のロール着脱位置へ移動し供給して、 或いはこの着脱位置から取り外して着脱を行うのである。このロール着脱の自動 化は、上フレーム9,シフトフレーム10,昇降フレーム11及びロール把持開 放装置12のロール把持具12aの各移動が、次の作用の項で説明する或る定位 置から又は或る押圧状態から他の定位置へ適切なタイミングで行われるように、 近傍センサ13を必要な個所例えば各図に例示する位置に設置し、更に図示して 説明はしないが各制御機構を配設し、各フレームや部材を移動させる各移動手段 9e,10e,11f,12eの動作順をプログラムを組み込むことによって容 易に実現させることが出来る。
【0023】
【作用】
本考案装置の作用を前記図例の装置を例にしてその使用方法の1例と共に説明 する。 本考案装置により被研削体であるロール6をロール研削盤1に装着するには、 先ず移動手段(油圧シリンダ)9eを作動させて基盤としての下フレーム7上に 跨設されている上フレーム9をロール載置台8から充分に離れた位置(以下、こ の位置を上フレーム第1定位置と言う)に後退させた状態で、予め任意に定めら れたロール6を例えばロールラック等のロール置場から適当な搬送装置により搬 送してきてロール載置台8上に載置する。このとき、ロール研削盤1のロール着 脱位置がほぼロールの研削位置である場合には、ロール研削盤1の固定フレーム 3側に対向するロール6端のセンター穴の位置が固定フレーム3の回転センター 3aの先端よりも若干摺動式フレーム4側にズレた位置にしておく。このような 載置を自動化する説明は省略するが、搬送装置側によって行うことも出来る。
【0024】 次いでシフトフレーム10を移動手段(油圧シリンダ)10eを作動させてロ ール把持開放装置12のロール把持具12aがロール軸芯線方向の位置としては ロール6を把持し得る位置(この位置は定位置として差し支えない。以下、シフ トフレーム第1定位置と言う)に移動させる。しかる後に昇降フレーム11を移 動手段(油圧シリンダ)11fを作動させて充分に高い位置(以下、昇降フレー ム第1定位置と言う)に上昇せしめた状態で前記上フレーム9を移動手段(油圧 シリンダ)9eを作動させてロール研削盤1側へ前進させ、ロール把持開放装置 12の対向する2つのロール把持具12aの中央点がロール載置台8の両ロール 支持部8aの傾斜の最低位置を結ぶ線の真上の位置(この位置も定位置である。 以下、上フレーム第2定位置と言う)で停止させる。ロール載置台8のロール支 持部8aは一般に図例のように最低位置を有する凹部を形成しているから、載置 されたロール6のロール軸芯はロール径の大小に拘らず水平投影面上でほぼこの 最低位置従って上フレーム9が上フレーム第2定位置にあるときの各ロール把持 開放装置12の対向するロール把持具12aの中央点を結ぶ線とほぼ一致する。 この一致は必ずしも正確でなくても差し支えない。
【0025】 次いで、各ロール把持開放装置12の対向する2つのロール把持具12aが移 動手段(油圧モータ)12eの作動によって充分に引き離された位置(以下、ロ ール把持具定位置と言う)にある状態で昇降フレーム11を移動手段(油圧シリ ンダ)11fを作動させて降下させ、ロール把持開放装置12の対向する2つの ロール把持具12aの凹部12aaの最も奥の点12abがそれぞれロール載置 台8上に載置されているロール6のロール軸芯線と同じ高さの位置(ロールの径 によって定まる。以下、昇降フレーム第2位置と言う)に停止させる。この両者 の高さの一致は必ずしも正確でなくても差し支えない。
【0026】 しかる後に各ロール把持開放装置12毎に移動手段(油圧モータ)12eを作 動させて各ロール把持具12aを相互に接近させてその凹部12aa間にロール 載置台8上に載置されているロール6を把持する。このとき、各凹部12aaの 上下の形状が略均等に収斂した形状に形成されていることによってロール軸芯線 の位置が対向する2つのロール把持具12aの各凹部12aa間の真中の位置に 正確に一致していない場合でも各凹部12aa間内にロール6を抱え得ると共に 、最終的にはロール軸芯線の位置は対向する2つの把持具12a間の真中で、高 さは各凹部12aaの最も奥の点12abに正確に一致する。つまり、ロール把 持開放装置12に把持された状態におけるロール6の軸芯線の位置は、ロール径 の大小に関係なく前記ロール着脱位置のロール軸芯線と平行なロール把持開放装 置12上の一定位置(これをロール把持具軸芯位置と言う)に存在することにな る。この両者の平行さは必ずしも正確でなくても差し支えない。
【0027】 次いで昇降フレーム11を移動手段(油圧シリンダ)11fを作動させて上昇 させ、ロール把持具軸芯位置が前記ロール着脱位置のロール軸芯線の位置と同じ 高さ(これを昇降フレーム第3定位置と言う)となった位置で停止させる。そし て移動手段(油圧シリンダ)9eを作動させて上フレーム9をロール研削盤1側 に下フレーム7上を前進させ、このロール把持具軸芯位置が前記ロール着脱位置 のロール軸芯線の位置と高さ及び前後位置において一致する位置(この一致し重 なる位置を上フレーム第3位置と言う)で停止させる(この前進動作の前に、ロ ール研削盤1の摺動式フレーム4を固定フレーム3から充分に離しておくことは 勿論である)。
【0028】 この状態で移動手段(油圧シリンダ)10eを作動させて本考案装置のシフト フレーム10をロール研削盤1の固定フレーム3側に移動させ、その回転センタ ー3aにロール6の端面のセンター穴を外嵌させる(このときのシフトフレーム 10の位置をシフトフレーム第2定位置と言う)。次いで摺動式フレーム4を固 定フレーム3側へ摺動させて、その回転センター4aをロール6の端面のセンタ ー穴に嵌め込む。摺動式フレーム4の動作の自動化はロール研削盤1側で行うこ とが出来る。
【0029】 以上に説明した本考案装置の作用は、ロール研削盤1のロール着脱位置がほぼ ロールの研削位置である場合に必要な作用内容であるが、前述したようにロール 研削盤1の固定フレーム3が不動ではなくて摺動式フレーム4と同様に摺動し、 両フレーム3,4間に装着したロール6をそのロール軸芯線方向に移動させなが ら研削する研削様式の場合がある。その場合は、以上に説明した本考案装置の作 用内容において、シフトフレーム10自体及びこのシフトフレーム10の動作も 不要であり、このシフトフレーム10の動作をロール軸芯線方向に摺動し移動す るフレーム3,4を有するロール研削盤1側で行えばよいのである。そして、実 質的には摺動する固定フレーム3及び摺動式フレーム4の動作の自動化はロール 研削盤1側で行うことが出来る。
【0030】 以上でロール6のロール研削盤1への装着が終ったので、後はロール把持開放 装置12のロール把持具12aをロール把持具定位置にまで離隔させてロール6 を開放し(しかしロール6はロール研削盤1に装着されたままである)、昇降フ レーム11を昇降フレーム第1定位置に上昇させた状態で上フレーム9を上フレ ーム第1定位置に戻しておく。 なお、各フレームや部材の動作順は必ずしも以上に説明した手順でなくても良 く、例えば先に昇降フレーム11を昇降フレーム第1定位置に上昇させてから上 フレーム9を上フレーム第2定位置に前進させ、それからシフトフレーム10を シフトフレーム第1定位置に移動させても良い。
【0031】 ロール研削盤1に装着され研削の終ったロール6を取り外してロール研削盤1 外へ移動させるには、基本的には以上に説明した逆の手順の動作によれば良い。 例えば先ず昇降フレーム11を昇降フレーム第1定位置にまで上昇させ、次いで 上フレーム9を上フレーム第3定位置にまで前進させて後にシフトフレーム10 をシフトフレーム第2定位置にまで移動させ、次いでロール把持開放装置12の 各ロール把持具12aをロール把持具定位置にまで移動させて後に昇降フレーム を昇降フレーム第3定位置にまで降下させ、次いで対向する2つのロール把持具 12aを接近させてロール6を把持具12e間に挾持した後にロール研削盤1の 摺動式フレーム4を摺動させてロール6から引き離してその回転センター4aを ロール6の端面のセンター穴から離脱せしめ、次いでシフトフレーム10をシフ トフレーム第1定位置にまで移動させ、次いで昇降フレーム11を昇降フレーム 第1定位置にまで上昇させ、次いで上フレーム9を上フレーム第2定位置にまで 後退させ、次いで昇降フレーム11を昇降フレーム第2定位置にまで降下させて ロール載置台8にロール6を載置し、次いでロール把持開放装置12のロール把 持具12aをロール把持具定位置にまで離隔させてロール6を開放し、次いで昇 降フレーム11を昇降フレーム第1定位置にまで上昇させた状態で上フレームを 上フレーム第1定位置にまで後退させる。
【0032】 その結果、ロール6はロール研削盤1から本考案装置のロール載置台8に移動 されたので、その後はロール6を適当な搬送装置で例えばロール保管場所などへ 搬送する。若し予備ロール載置台8'が設けられている場合は、ロール研削盤1 でロール6を研削している間に搬送装置で予め定められた次のロール6を運搬し てきてロール載置台8に載置した後、本考案装置はこのロール載置台8上に載置 されたロール6を一旦予備ロール載置台8'へ移し替えて研削の終ったロール6 をいつでもロール載置台8へ移動出来るようにし、この研削の終ったロール6を 搬送装置ですぐに搬送していくことが出来なければ予備ロール載置台8'に載置 されている次のロール6をロール研削盤1に装着するようにしたり、或いは研削 の終ったロール6をロール研削盤1からいきなり予備ロール載置台8'へ移動し 予め搬送されてきて載置台8上に載置されている次のロール6を引続きロール研 削盤1に装着するようにしたり、更に両載置台8,8'のうちで空の状態にある 載置台に研削の終ったロール6を選択的に移動させるようにしたりすることが出 来る。このようにすれば、ロール研削盤1の研削稼動率を極力向上させることも 出来るし、ロール6などを搬送する搬送装置をロール研削盤1へのロール搬入且 つ搬出へ余り拘束させずに済むと共に他の搬送を余裕をもって多量に行わすこと が出来る。つまり、予備ロール載置台8'が設けられている場合は、いずれにし ても、以上に説明した各フレームや部材から成る各部を以上に説明した作業内容 に準じて動作させればよく、この動作に対応して自動化すれば良いのである。
【0033】 以上の各フレームや部材から成る各部の移動を各定位置で移動を停止させるた めには、各移動手段9e,10e,11f,12e(例えば油圧シリンダや回転 駆動手段としての油圧モータ)の移動端(ストロークエンド)を有効に活用し、 且つ確実に停止しているか否かを確認するためも含めて必要な各定位置に近接セ ンサ13を設置し各制御機構を配設して、移動開始はスイッチ操作するようにす れば、ロール6の着脱作業をロール研削盤1や本考案装置の間近を避けて自動化 に行うことが出来る。
【0034】
【考案の効果】
以上に詳述した如く本考案に係る自動化容易な研削盤用ロール着脱装置は、ロ ール研削盤上のロール着脱位置に臨んでいてこのロール着脱位置に対して位置関 係の不動な基盤としての基台を設け、このような基台としての下フレームに前後 及び上下の各方向にそれぞれ移動自在な2種のフレーム、又は左右方向に移動自 在なフレームをも加えてそれぞれ各方向に移動自在な3種のフレームを組み合わ せたばかりでなく、前記ロールの着脱位置に該当する一定の高さの位置でロール を把持し又は開放した状態においてはそのロール径の大小に拘らずロールの軸芯 線の高さが常に一定なように構成されたロール把持具を組み合わせて適宜動作さ せることによって、ロールをロール研削盤上でのロール着脱位置に確実に位置さ せること、つまりロール両端面のセンタ穴をロール研削盤の回転センターとの芯 合せが適確に行い得ると共にロール研削盤のロール研削様式に対応して必要な各 部とその各部の動作を適確に設定し最小限に抑えることが出来るのである。
【0035】 従って装置全体の自動化も容易であり、この自動化によって何らかの形で人間 が主となって操作し作業していたロールのロール研削盤への着脱作業がなくなり 、作業者にとって重い負担が解消され、この作業に伴っていた危険はなくなると 共に、ロールなどの搬送装置をロボット化してこれを組み合わせ、更には自動化 したNCロール研削盤と組み合わせることにより、一連のロール研削工程を自動 化することが出来、安全性ばかりでなく同時に高生産性をも確保することが出来 るのであり、本考案装置の工業的価値は非常に大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動化容易なロール研削盤用ロー
ル着脱装置の1実施例を示す正面図である。
【図2】図1中のA−A線断面図である。
【図3】本考案に係る自動化容易なロール研削盤用ロー
ル着脱装置の1実施例の全体斜視図である。
【図4】ロール研削盤によるロール研削の概略を示す模
式的な説明図である。
【符号の説明】
1 ロール研削盤 2 基盤 3 固定フレーム 3a 回転センター 4 摺動式フレーム 4a 回転センター 5 グラインダー 6 ロール 7 下フレーム 7a 水平梁 7b 中央及び後方の横梁 7c 支柱 7d 前方横梁 7e スライドベッド 8 ロール載置台 8a ロール支持部 8' 予備ロール載置台 9 上フレーム 9a 側面フレーム 9b 上横フレーム 9c 下横フレーム 9d スライダー 9e 移動手段(油圧複動シリンダ) 9f スライドベッド 10 シフトフレーム 10a 上部水平フレーム 10b 鉛直フレーム 10c 下部水平フレーム 10d スライダー 10e 移動手段(油圧シリンダ) 11 昇降フレーム 11a ロール把持開放装置取付部 11b ロッド 11c 連結フレーム 11d 鉛直ガイド 11f 移動手段(油圧シリンダ) 12 ロール把持開放装置 12a ロール把持具 12aa 凹部 12ab 凹部の最も奥の点 12ac ロール把持具の上部基部 12b 基板 12c ガイド棒 12d ネジ棒 12e 移動手段(油圧モータ) 13 近接センサ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール研削盤(1)のロール着脱位置にロ
    ール(6)を供給し、或いは該ロール研削盤(1)における
    ロール着脱位置に装着されているロール(6)を取り外し
    て該ロール研削盤(1)外に移動させるための以下の各部
    を備えていることを特徴とする自動化容易なロール研削
    盤用ロール着脱装置。 ロール研削盤(1)上の略水平なロール着脱位置に臨
    んでいて該ロール着脱位置に対して位置関係の不動な基
    台上を、該ロール着脱位置のロール(6)の軸芯に対して
    垂直な水平方向に移動手段(9e)により移動自在で予め
    定められた位置で停止可能な上フレーム(9)、 上下動のみ可能に前記上フレーム(9)のロール研削
    盤(1)側の部分に取り付けられたフレームであって、そ
    のフレームの下端部の両側に取り付けられた2つのロー
    ル把持部開放装置取付部(11a)を前記ロール着脱位置
    のロール軸芯と平行に且つロール(6)の長さとほぼ同等
    以下の間隔を置いて備えており、移動手段(11f)によ
    り上下動自在で予め定められた位置に停止可能な昇降フ
    レーム(11)、 前記昇降フレーム(11)の両ロール把持開放装置取
    付部(11a)の下端にそれぞれ同じ高さに取り付けられ
    た装置であって、ロール(6)を両側から挾んで把持する
    ための垂直方向に開口した凹部(12aa)を有しており
    且つこの凹部(12aa)がその開口端から最も奥の点
    (12ab)に至るまで上下が略均等に収斂した形状に形
    成されている一対のロール把持具(12a)が、前記ロー
    ル着脱位置のロール軸芯に対して垂直方向に該凹部(1
    2aa)の開口端を互いに対向させて取り付けられてお
    り、移動手段(12e)により相互に接近又は離隔するこ
    とによってロール(6)を把持又は開放するロール把持開
    放装置(12)。
  2. 【請求項2】 ロール研削盤(1)上の略水平なロール着
    脱位置に臨んでいて該ロール着脱位置に対して位置関係
    の不動な基台が下フレーム(7)であり、該下フレーム
    (7)のロール研削盤(1)側の近辺部分に、前記ロール着
    脱位置のロール軸芯に対して平行にロール(6)の両端部
    分を支持する一対のロール支持部(8a)を有するロール
    載置台(8)が設けられていることを特徴としている請求
    項1に記載の自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装
    置。
  3. 【請求項3】 ロール研削盤(1)上の略水平なロール着
    脱位置に臨んでいて該ロール着脱位置に対して位置関係
    の不動な基台がロール載置台(8)よりも大きな幅を有す
    る下フレーム(7)であって、該下フレーム(7)上に上フ
    レーム(9)が跨設されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の自動化容易なロール研削盤用ロール着脱
    装置。
  4. 【請求項4】 上フレーム(9)のロール研削盤(1)側の
    部分に拘止された状態に、移動手段(10e)によりロー
    ル着脱位置のロール軸芯に対して平行方向に移動自在で
    予め定められた位置で停止可能なシフトフレーム(10)
    が設けられており、該シフトフレーム(10)のロール研
    削盤(1)側の部分に上下動自在に予め定められた位置に
    停止可能な昇降フレーム(11)が設けられており、尚且
    つ該昇降フレーム(11)の両ロール把持開放置取付部
    (11a)の下端にそれぞれロール把持開放装置(12)が
    設けられていることを特徴とする請求項1から3までの
    いずれか1項に記載の自動化容易なロール研削盤用ロー
    ル着脱装置。
  5. 【請求項5】 ロール研削盤(1)上の略水平なロール着
    脱位置に臨んでいて該ロール着脱位置に対して位置関係
    の不動な基台が前記ロール載置台(8)よりも大きな幅を
    有する下フレーム(7)であって、該下フレーム(7)が、
    ロール研削盤(1)上の略水平なロール着脱位置のロール
    軸芯に対して垂直で且つ水平な両側の水平梁(7a),該
    水平梁(7a)に直角な中央及び後方の横梁(7b),4本
    の支柱(7c)及びロール研削盤(1)側の支柱(7c)間に
    該ロール着脱位置と平行に低い位置に設けられた前方横
    梁(7d)から成っており、前記ロール載置台(8)が該前
    方横梁(7d)上に設けられており、更に予備ロール載置
    台(8')が前記中央横梁(7b)上に設けられていること
    を特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載
    の自動化容易なロール研削盤用ロール着脱装置。
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