JPH05318292A - 洗浄装置を備えた生産設備 - Google Patents

洗浄装置を備えた生産設備

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JPH05318292A
JPH05318292A JP14689192A JP14689192A JPH05318292A JP H05318292 A JPH05318292 A JP H05318292A JP 14689192 A JP14689192 A JP 14689192A JP 14689192 A JP14689192 A JP 14689192A JP H05318292 A JPH05318292 A JP H05318292A
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JP
Japan
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pit
stacker crane
floor
cleaning
cutting fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP14689192A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Koike
治彦 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種類のワークを長時間にわたって無人化に
より生産するFMSにあっては、フロア上に落下する切
削液やチップ、ダストを自動的に清掃する。 【構成】 FMS1は、立体倉庫10、スタッカクレー
ン30、複合加工工作機械80を備え、立体倉庫に格納
したワークを載せたパレットを複合加工工作機械へ搬送
して無人化による自動生産を達成する。立体倉庫10は
工場フロア50より低く掘り下げた第1のピット52上
に立設され、スタッカクレーン30の走行路は第1のピ
ット52より深い第2のピット55の床面上に敷設され
る。第2のピット55の一端にはより深い回収ピット1
10が設けられる。第1のピット52と第2のピット5
5内に洗浄水の散水用配管300を配設し、一定間隔で
洗浄水を噴射して床面を洗浄する。洗浄水は回収ピット
110へ回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面の洗浄装置を備え
た生産設備に関する。
【0002】
【従来の技術】複数台の複合加工工作機械と、ワークを
載せたパレットを格納する立体倉庫と、パレットを搬送
するスタッカクレーンを備えて多品種のワークを自動的
に加工する生産設備は、いわゆるFMSとして知られて
いる。このFMSは、パレットに対してワークを段取り
するローディングステーションとアンローディングステ
ーションや、ワークの洗浄ステーションも備える。ワー
クが段取りされたパレットは、立体倉庫へ格納され、加
工順番に応じて工作機械へ送られて必要な加工が施され
る。加工後のワークを載せたパレットは、スタッカクレ
ーンにより洗浄ステーションへ送られ、加工中に付着し
たチップ等を洗い流し、立体倉庫やアンローディングス
テーションへ運ばれる。搬送中のパレットや、立体倉庫
に格納されたパレットからは、チップやダストを含む切
削液洗浄水が落下して、床面上にたまる。これらの切削
液や洗浄水を放置しておくと、嫌気性のバクテリアが発
生し、その腐敗により強い臭気が生じて作業環境を悪化
させる。そこで、従来は立体倉庫の底部に受け皿等を設
置しておき、これらの落下物を定期的に清掃していた。
また、スタッカクレーンの走行路の床面にたまる落下物
も定期的に清掃していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のFMSにあって
は、立体倉庫の受け皿にたまる落下物を清掃するため
と、スタッカクレーンの走行路面を清掃するために、定
期的にFMS全体の稼働を停止して作業を行なう必要が
あった。このために生産性が低減する不都合があり、立
体倉庫の底面等はアクセスが困難であって作業性が悪く
工数を要する作業であった。スタッカクレーンの走行路
に作業者が立ち入ることも安全性の上で好ましいことで
はなかった。そこで本発明は、立体倉庫の底部やスタッ
カクレーンの走行路面を自動的に洗浄する装置を備えた
FMSを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のFMSは、立体
倉庫を工場のフロアレベルよりも掘り下げた第1のピッ
ト内に立設し、スタッカクレーンの走行路を第1のピッ
トよりも低い第2のピット内に配設してある。第1のピ
ットと第2のピット内に洗浄水の散水用の配管を設け、
第2のピットの一方の端部に洗浄水の回収ピットを設け
てある。スタッカクレーンは第2のピットに向けて床面
を清掃するスクレーパを備える。
【0005】
【作用】一定時間毎に第1のピットと第2のピットに洗
浄水を噴射して床面を洗浄する。洗浄水は第2のピット
から回収ピットへ流れる。スタッカクレーンに設けたス
クレーパにより床面のダストやチップも確実に清掃され
る。
【0006】
【実施例】図1は本発明の洗浄システムを備えたFMS
の平面図、図2は正面図、図3はチップと切削液を回収
するトレンチの側面図、図4は洗浄水の供給管とノズル
の配置を示す説明図、図5はチップコンベアの配置を示
す断面図である。全体を符号1で示すFMSは、立体倉
庫10を備え、立体倉庫10は、多数のラック12を構
築する。立体倉庫10は、FMSを設置する工場のフロ
ア50を1段掘り下げて形成した第1のピット52内に
立設される。立体倉庫のラックにはパレットに載せたワ
ーク20が格納される。立体倉庫10の前面には、立体
倉庫が立設される第1のピット52よりもさらに深く掘
り下げた第2のピット55が形成され、第2のピット5
5の中央の床56上にレール32が敷設される。
【0007】レール32上には、全体を符号30で示す
スタッカクレーンが載せられる。スタッカクレーン30
は、ベース33上に立設されるマスト34を有し、マス
ト34に沿って昇降するキャレッジ35を備えている。
キャレッジ35はフォーク装置を有し、立体倉庫のラッ
クからパレットをとり出してキャレッジ35へ移した
り、キャレッジ35上のパレットを加工機械やラックへ
移送する。ベース33は、モータ40により駆動される
車輪42を備え、スタッカクレーン30はレール32上
を走行する。スタッカクレーン30が走行する第2のピ
ット55の床面57は、レールを敷設した中央部の床面
56より低く形成され、第2のピット55の端部に洗浄
液の回収ピット110が設けてある。床面57が回収ピ
ット110に向けて低くなるように傾斜を付してもよ
い。
【0008】スタッカクレーン30を挾んで立体倉庫1
0に対向する位置には複数台の複合加工工作機械80が
配設される。各工作機械80へは、スタッカクレーンに
よりワークを載せたパレットが搬入され、自動加工が実
行される。立体倉庫10の端部には、ローディングステ
ーション70とアンローディングステーション72が配
設される。ローディングステーション70は、第1のピ
ット52上に敷設したレール74上を走行する台車76
を有し、パレット22上にワーク20を段取りする。段
取りが完了したパレット22を載せた台車76はレール
74上を走行してスタッカクレーン30と対向し、パレ
ット22はスタッカクレーン30により所定の位置に搬
送される。
【0009】アンローディングステーション72も同様
に、レール上を走行する台車を備え、加工が完了したワ
ークを載せたパレットをスタッカクレーンから受けと
り、パレット上のワークをとり外して次工程へ送る。工
作機械80に隣接して配設される洗浄ステーション90
は、スタッカクレーン30からワークを載せたパレット
を受けとり、洗浄液をワークに噴射してワークを洗浄す
る。この洗浄により、ワークに付着した切紛等が洗い流
される。洗浄が終了したワークは、立体倉庫のラックや
アンローディングステーションへ搬送する。この搬送中
にワークに付着した洗浄水等がスタッカクレーンの走行
路である第2のピット55の床面57に落下する。ま
た、立体倉庫のラックに格納されたパレットやワークか
らも切削液や洗浄液が第1のピット52上に落下する。
工作機械80は、ワークの加工時に切削液を使用する。
FMSは無人化による自動加工を目的とするので、切削
液の供給も集中管理することが望ましい。
【0010】そこで、本FMSにあっては、切削液の集
中管理システムを備える。切削液の集中管理システム
は、切削液の集中供給装置と切削液の供給パイプライン
を備える。切削液の供給装置は切削液のタンク120を
備え、切削液のタンク120は切削液の圧送用のポンプ
130を有する。各工作機械80や洗浄ステーションに
は、切削液供給用のパイプライン140が設置される。
このパイプライン140を介して、各機械の切削液供給
装置のタンクに切削液が自動的に供給できる。各機械
は、加工の種類に対応する切削液の供給装置を備える。
切削液供給装置はタンクとポンプとを有し、タンク内の
切削液を加工部に噴射して切削を促進する。切削に参加
した切削液はチップとともにテーブル上から排出され
る。パイプライン140は、例えば、第2のピット55
の側壁面55Aを利用して配管される。
【0011】工作機械80や洗浄ステーション90を設
置したフロア50にはスタッカクレーンの走行路に平行
にトレンチ150が設けられる。このトレンチ150
は、チップと切削水を回収するためのもので、トレンチ
150内にはプッシュバータイプのチップコンベア16
0が設けてある。チップコンベア160は往復動するバ
ーにチップを押す羽根を設けたもので、トレンチの側壁
に設けた固定羽根と共同してチップを一方向へ移送す
る。トレンチ150の底面には、切削液の回収ビット1
10側が低くなるように傾斜が付してあり、この傾斜に
よりチップと切削液は回収ピット110へ向けて円滑に
送られる。チップコンベア160の端部は回収ピット1
10上に配設したベルトコンベア200の上方に開口す
る。各機械には、固有のチップコンベア165を備え、
トレンチ150へ各機械に発生するチップと切削液を送
る。チップコンベア160により送られてきたチップ
は、ベルトコンベア200上に落下する。ベルトコンベ
ア200は、例えばメッシュで作られていて、チップに
含まれた切削液はピット110内へ落下し、チップのみ
がステーション210へ送られる。
【0012】立体倉庫10とローディングステーション
70、アンローディングステーション72の間にもチッ
プコンベア230が設けられ、ステーションに落下する
チップを回収する。回収されたチップは、チップパン2
50へ集められ、FMS外へ搬出される。次に、立体倉
庫を立設する第1のピット52の外側の壁面52Aとス
タッカクレーン30の走行路を形成する第2のピット5
5の外側の壁面55Aには、フロア洗浄用水のライン3
00が配管される。この配管300には、所定間隔で開
口部を設けておき、第1のピット52の床面と第2のピ
ット55の床面に洗浄水Wを噴射してチップやダストを
洗い流す。洗浄水の配管300には、必要に応じてポン
プで加圧された水が送られる。散水は一定時間ごとに実
行される。
【0013】チップやダストを含む洗浄水は第2のピッ
ト55の最も深い床面57に流れ込む。床面57に回収
ピット110側へ向けて低くなる傾斜を付しておけば、
床面57の水は自重で回収ピット側へ流れる。しかしな
がら、床面57の洗浄水はチップやダストを含むので、
流動性が低い。そこで本装置にあっては、スタッカクレ
ーンの走行を利用して床面57上の洗浄水やチップを強
制的に清掃する機構を備える。すなわち、スタッカクレ
ーン30のキャレッジ35の下面に支持部材44を介し
てスクレーパ45がとりつけられる。
【0014】支持部材44は、適宜のアクチュエータに
よりスタッカクレーン30が回収ピット110側へ走行
するときにのみスクレーパ45を床面57上に降ろし、
反対側への走行時にはスクレーパ45を床面57上から
引き上げる。スクレーパ45は、例えば硬質ゴム等でつ
くられ、床面57上に密着しつつ摺動する。この清掃装
置により、床面57上のチップ、ダストや洗浄水は強制
的に回収ピット110へ送られる。回収ピット110上
には、メッシュコンベア220を設置しておき、洗浄水
のみを回収ピット110に戻し、チップやダストは分離
されてチップバン250へ送られる。回収された洗浄水
は、切削剤の原液をうすめて切削液をつくるための水と
して再利用され、水資源の有効利用を図ることができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように、FMSを設備す
る床面を自動的に洗浄する装置を備えるので、切削液や
チップを自動的に回収して清潔な作業環境を保つ。床面
の洗浄や清掃はシステムを停止させることなく、自動的
に行なわれるので、生産性も高く、安全性も確保でき
る。また、洗浄に使用された水は、回収されて切削液の
補水に利用されるので、資源の有効利用を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図。
【図2】本発明の実施例を示す正面図。
【図3】チップコンベアを設置するトレンチの側面図。
【図4】立体倉庫とスタッカクレーンを設置するピット
の断面図。
【図5】チップコンベアを設置するトレンチの断面図。
【符号の説明】 1 FMS 10 立体倉庫 30 スタッカクレーン 45 スクレーパ 50 フロア 52 第1のピット 55 第2のピット 70 ローディングステーション 72 アンローディングステーション 80 複合加工工作機械 90 洗浄ステーション 110 回収ピット 120 切削液タンク 140 切削液供給パイプ 150 チップコンベア用トレンチ 160 チップコンベア 300 洗浄水供給パイプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合加工工作機械と、ワークをとりつけ
    るパレットを格納する立体倉庫と、パレットを搬送する
    スタッカクレーンを備えた生産設備において、立体倉庫
    を立設する第1のピットと、第1のピットよりも掘り下
    げられてスタッカクレーンの走行路を敷設する第2のピ
    ットと、第1のピットと第2のピットに配設されて洗浄
    水を噴射するノズルを備えた洗浄水の供給配管と、第2
    のピットの端部に設けた洗浄水の回収ピットを有する洗
    浄装置を備えた生産設備。
  2. 【請求項2】 スタッカクレーンは第2のピットの床面
    上を回収ピットに向けて清掃するスクレーパを備えた請
    求項1記載の洗浄装置を備えた生産設備。
  3. 【請求項3】 複合加工工作機械に切削液を供給する装
    置を備え、回収された洗浄水を切削液の補水として利用
    する請求項1記載の洗浄装置を備えた生産設備。
JP14689192A 1992-05-13 1992-05-13 洗浄装置を備えた生産設備 Pending JPH05318292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14689192A JPH05318292A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 洗浄装置を備えた生産設備

Applications Claiming Priority (1)

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JP14689192A JPH05318292A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 洗浄装置を備えた生産設備

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JPH05318292A true JPH05318292A (ja) 1993-12-03

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ID=15417917

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14689192A Pending JPH05318292A (ja) 1992-05-13 1992-05-13 洗浄装置を備えた生産設備

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JP (1) JPH05318292A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090484A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fuji Heavy Ind Ltd 機械加工システム
JP2011222867A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Disco Abrasive Syst Ltd 可動装置
KR101342550B1 (ko) * 2013-08-06 2014-01-02 주식회사 유닉스이엔지 철도 차량용 검수 설비 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007090484A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fuji Heavy Ind Ltd 機械加工システム
JP2011222867A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Disco Abrasive Syst Ltd 可動装置
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