JPH05317350A - 水 枕 - Google Patents

水 枕

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JPH05317350A
JPH05317350A JP15898892A JP15898892A JPH05317350A JP H05317350 A JPH05317350 A JP H05317350A JP 15898892 A JP15898892 A JP 15898892A JP 15898892 A JP15898892 A JP 15898892A JP H05317350 A JPH05317350 A JP H05317350A
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JP
Japan
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water
pillow
bag
macromolecular
agent
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Pending
Application number
JP15898892A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuko Furuya
美津子 古矢
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の水枕は、使用中に大気中の水分を露結
させ、外部が濡れてくるため、タオルなどを巻いて使用
しなければならないばかりでなく、水枕としての適温を
得ることが難しかった。さらに、水枕の外側に巻かれた
タオルには、露結とともに使用者(病人)よりの汗など
も吸着されるので、不快臭も発生するようになる。本発
明は、これらの欠点を改善した携帯にも便利な水枕を得
ようとするものである。 【構成】 通水性を備え且つ高分子吸水剤を収納可能な
布または不織布よりなる密閉袋に、高分子吸水剤が水を
吸収して膨張した際に、その袋の膨張容積限度程度の吸
水性能を備える量の高分子吸水剤を収納せしめてなる水
枕で、袋内に消臭剤を収納させると汗や病臭の消去を図
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、必要に応じて簡単に使
用できる水枕に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている水枕は、例え
ば、図4に示すように、ゴム製またはビニール製の袋1
に水と氷を入れ、入口を締付具2で密閉して使用するよ
うになっている。
【0003】このため、水枕に入れる氷と水の混合割合
により、水枕の温度が低くなり過ぎたり、高かったり加
減が難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、通常の水枕は、
使用中に大気中の水分を露結させ、外部が濡れてくるた
め、タオルなどを巻いて使用しなければならなかった。
アイスノン(商品名)等のような不透水性の材質で被覆
した水枕も同様の現象が見受けられる。
【0005】さらに、水枕の外側に巻かれたタオルに
は、露結とともに使用者(病人)よりの汗なども吸着さ
れるので、不快臭も発生するようになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
しょうとするもので、下記のように構成されている。 (1) 通水性を備え且つ高分子吸水剤を収納可能な布
または不織布よりなる密閉袋に、高分子吸水剤が水を吸
収して膨張した際に、その袋の膨張容積限度程度の吸水
性能を備える量の高分子吸水剤を収納せしめてなる水
枕。 (2) 袋内に消臭剤を収納せしめてなる上記(1)記
載の水枕。
【0007】
【作用】本発明による水枕においては、通水性を備えた
布等で袋を作り、その中に予め高分子吸水剤を充填して
おいてあるので、水枕の使用時に、適温に調整した氷水
等を入れてある容器に水枕を浸すと、氷水は通水性の袋
を透過して内部の高分子吸水剤に吸収されて固形化する
ので、簡単に適温の水枕を得ることができる。
【0008】また、使用中に水枕外周に発生付着する外
気よりの結露も内部の高分子吸水剤に吸収されることに
なるので、水枕外周が濡れることがなく、更に、前記袋
の中に高分子吸水剤に加えて消臭剤も入れておくと、水
枕使用時に病人よりの汗と一緒に病人臭も吸収される
が、不快臭が発生することがない。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による水枕の使用前の状態を
示す斜視図、図2は図1のII−II線による断面図、図3
は水枕に氷水を吸収させる過程を示す斜視図、である。
【0010】図1、図2において、符号3は通水性材料
により袋状に形成された水枕で、内部に吸水性高分子剤
4が封入されている。なお、前記通水性材料は、その周
縁を封止接合部5として袋状に形成されており、その袋
状とされた水枕3より内部に収納される吸水性高分子剤
4が洩れ出ない程度の材質のものを用いる。
【0011】袋状水枕3の内部に収納されている吸水性
高分子剤4の量は、吸水して膨潤した時、丁度水枕とし
て適当な大きさになるよう封止されており、また、水枕
外周に付着する結露や、使用者(病人)の汗も水枕内部
に吸着して、水枕外周が常にさらさらした状態に保たれ
るようになっている。
【0012】次に、本発明による水枕の使用方法につい
て説明する。図3に示すように、水枕3が入る大きさの
ビニール袋6を用意し、このビニール袋6中に、吸水性
高分子剤4が封入された水枕3と必要とする温度に調整
された氷水を入れて、吸水性高分子剤4に前記適温の水
を吸収させる。この際、ビニール袋6にチャック7を設
けて水枕3と氷水を密閉し、水枕3が脹らんできたら上
から叩き、残っている水の吸収を促進させるようにする
とよい。
【0013】水枕3内の吸水性高分子剤4に氷水を吸収
させたのち、ビニール袋6より水枕状に脹らんだ水枕3
を取り出せば、そのまま直ぐ使用することができる。な
お、使用後は冷蔵庫で冷やせば、3〜5回使用すること
もできる。
【0014】実験には、235×115mmの袋を紙状不
織布により作成し、その中に吸水性高分子剤8gを封入
した。なお、袋の重さは2.5gであった。この高分子
吸水剤として三洋化成工業株式会社の「サンウエットI
M−5700−D」を用いたが、保水能力は約100倍
が限界なので、水枕としての肌触り、触感、保水を考慮
すると約50倍容量で使用するのが良好である。この水
枕3に氷により冷やして適温とした氷水400cc(コッ
プ2杯分)を図3に示すようなやり方で吸収させたら、
具合よく氷枕を作ることができた。
【0015】この際、水を多く吸収させ過ぎると袋が脹
らみ過ぎ、破れる恐れもあるので、注意する必要があ
る。また、吸水性高分子剤の量が少な過ぎると、水枕と
して使用している際に発生する露結や使用者の汗を吸収
する能力が無くなる恐れがあるので、吸水性高分子剤の
量を適当に決定する必要がある。
【0016】なお、本発明による水枕は、使用者(患
者)の汗や病臭を吸着するので、二次感染防止上、再使
用は同一人専用として使用するのが望ましい。また、水
枕使用後に捨てる場合は、可燃ゴミとして処分すること
が可能であるが、袋を破って中身を排水管に流し込む
と、配水管を詰まらせることになるので注意する必要が
ある。
【0017】
【考案の効果】本発明によれば、水枕は、保管時(未使
用時)は薄べったい形状しているので、保管、携帯に便
利であるばかりでなく、吸水性高分子剤に吸収させる水
の温度を予め調整しておくことができるので、冷やし過
ぎが生ずる恐れはなく、また、水枕外周に水滴が付着す
る現象は起こらず、水枕自体は常に表面がさらさらして
おり、使用者の汗も吸水性高分子剤に吸収されるので、
使用者に不快感を与えることがない。
【0018】したがって、水枕の使用に当たって非常に
簡単に使用に適した状態の水枕を得ることができるばか
りでなく、使用部所に応じた形状の水枕を前もって準備
して置くことも可能となる。また、従来の水枕のよう
に、冷え過ぎを防ぐためにタオルを巻くとか、結露を取
り去るためのタオルの準備も必要なくなる。
【0019】さらに、消臭剤を水枕中に封止しておけ
ば、汗とともに出てくる病人臭の発生を吸水性高分子剤
による汗の吸着ととも消臭作用を生じ、不快な臭の発生
を防止できる。なお、実験では、消臭剤として株式会社
レイシの「シットS・I・T」(顆粒状)を使用した。
【0020】なお、冷やすのに使用する水枕について説
明したが、暖かいお湯を吸収させれば、保温にも使用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水枕の使用前の状態を示す斜視図
である。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】水枕に氷水を吸収させる過程を示す斜視図であ
る。
【図4】従来例の水枕の1例を示す平面図である。
【符号の説明】
3 水枕 4 吸水性高分子剤 5 封止接合部 6 ビニール袋 7 チャック部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水性を備え且つ高分子吸水剤を収納可
    能な布または不織布よりなる密閉袋に、高分子吸水剤が
    水を吸収して膨張した際に、その袋の膨張容積限度程度
    の吸水性能を備える量の高分子吸水剤を収納せしめてな
    る水枕。
  2. 【請求項2】 袋内に消臭剤を収納せしめてなる請求項
    1記載の水枕。
JP15898892A 1992-05-27 1992-05-27 水 枕 Pending JPH05317350A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15898892A JPH05317350A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 水 枕

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JP15898892A JPH05317350A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 水 枕

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JPH05317350A true JPH05317350A (ja) 1993-12-03

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ID=15683766

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JP15898892A Pending JPH05317350A (ja) 1992-05-27 1992-05-27 水 枕

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7422290B2 (en) 2001-09-10 2008-09-09 Honde Access Corporation Body support assembly

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830419B2 (ja) * 1975-10-08 1983-06-29 東レ株式会社 ゴウネンシノセイゾウソウチ

Patent Citations (1)

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