JPH05314378A - プラント監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度バランス、圧力分布、流量バランスな
ど、監視員の見たい可変データのみをプロセスフロー図
の固定データと共に表示し、一目でプラントの様子が把
握できるようにする。 【構成】 この発明のプラント監視装置は、プロセス状
態量のような可変データを互いに関連するデータごとに
複数のグループに分ける指標を保存するフィルタテーブ
ルに基づき、表示する可変データのグループを選択指定
し、指定されたグループに属する可変データを選択して
可変データ表示処理部に与えて、ここで可変データの表
示処理を行ない、固定データ表示処理部からのプロセス
フロー図のような固定データ表示出力と可変データ表示
処理部からの可変データ表示出力とを合成表示処理部に
おいて合成し、表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、例えばＣＲＴ表示装
置のような表示装置に配管系統図、プロセスフロー図の
ような固定データとプロセス状態量の可変データとを合
成表示し、監視員に提示するプラント監視装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来一般に、ディジタル計装制御システ
ムにおいて、運転、監視、操作を行なうプラント監視装
置では、図７に示すように配管系統図、プロセスフロー
図等を固定データとして保存し、プロセス各部の状態量
を可変データとして取り込み、これらの固定データ表示
１と可変データ表示２とを合成表示処理してＣＲＴ表示
装置のような表示装置の１つの画面３上に表示するよう
にしている。

【０００３】そしてこの種の従来のプラント監視装置で
は、可変データ表示２の各プロセスデータの数字を可変
とすると共に、その各プロセスデータがアラーム状態に
なれけば数値の色替えを行なうようにしている。また、
装置によっては、各プロセスデータの表示色はアラーム
状態とは無関係に固定色にし、データの種類、例えば流
量、圧力、温度、液レベル等のプロセス量種別ごとに異
なった色を用いて表示するようにしているものもある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のプラント監視装置では、上述のようにプロセス状
態量のような可変データの表示色をアラーム状態に適合
した色に色替えする場合にはアラーム状態を把握しやす
いが、反面、流量バランス、温度バランス等のプロセス
量種別ごとのデータは、表示データ数が多くなると他の
可変データと混在するために把握しにくくなる問題点が
あった。一方、可変データの表示色をプロセス量種別ご
とに固定色にする場合、流量バランス、温度バランスな
どのプロセス量種別ごとのデータの把握をしやすい反
面、何らかのアラーム状態が発生した場合に、どのデー
タが異常であるのかを識別するのが難しくなる問題点が
あった。

【０００５】そこで、前者の場合には、流量バランス、
温度バランスなどのプロセス量種別ごとのデータを把握
しやすくするために、バランスだけを把握するための専
用監視画面を通常のプロセスフロー図とは独立して何枚
か準備し、必要に応じて画面を切り替えて監視するよう
にしているが、このようにすると、作成する画面数が膨
大な数になり、設計に多大の労力と時間を要する問題点
があり、また数多くの画面を切り替える操作が必要とな
るために、運転監視操作が煩雑になる問題点もあった。

【０００６】逆に後者の場合には、各プロセス量のアラ
ーム状態を識別するために、アラームの発生しているプ
ロセス量の近くにアラーム状態を文字表示したり、アラ
ームの発生しているプロセス量の表示数値そのものを点
滅表示したりするようにしているが、複雑なプラントで
は１枚の画面の表示項目数が膨大な数になり、運転監視
操作が煩雑になる問題点があった。

【０００７】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、膨大な数の可変データを互い関連す
るいくつかのグループに分け、監視員の指定により所望
のグループの可変データだけを固定データ表示と合成し
て表示し、あるいは所望のグループの可変データを残り
の可変データと明確に識別できる明色で表示できるよう
に可変データにフィルタリング処理を行ない、数少ない
画面で多様な表示態様が得られるにしたプラント監視装
置を提供することを目的とする。

【０００８】またこの発明は、アラーム発生時には関連
する可変データのグループの表示色を通常色と異なる色
あるいは表示態様で表示することにより、監視員にとっ
てアラーム状態を把握しやすくしたプラント監視装置を
提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明は、プラントの
運転状態を表示装置に表示するにおいて、プロセスフロ
ー図のような固定データ表示と、プロセス状態量のよう
な可変データ表示とを表示装置の１つの画面上に合成し
て表示するプラント監視装置において、プロセスフロー
図のような固定データの表示処理を行なう固定データ表
示処理部と、プロセス状態量のような可変データの表示
処理を行なう可変データ表示処理部と、前記可変データ
を互いに関連するデータごとに複数のグループに分ける
指標を保存するフィルタテーブルと、表示する可変デー
タのグループを前記フィルタテーブルの指標を指定する
ことにより選択する選択指定部と、前記選択指定部の指
定にしたがって、指定されたグループに属する可変デー
タを選択して前記可変データ表示処理部に与えるフィル
タリング処理部と、前記固定データ表示処理部からの出
力と前記可変データ表示処理部からの出力とを合成し、
前記表示装置に表示する合成表示処理部とを備えたもの
である。

【００１０】またこの発明のプラント監視装置は、前記
フィルタテーブルに、各グループごとにそのグループに
属する可変データの表示色を明色とし、残りの可変デー
タの表示色を暗色とする色指定情報を併せ持たせること
により、表示装置が、選択指定されたグループに属する
可変データを明色で表示し、残りの可変データを暗色で
表示するようにできる。

【００１１】またこの発明のプラント監視装置は、前記
フィルタテーブルに、アラーム発生時に該当するグルー
プに属する可変データの表示色を通常色と異なる色また
は表示態様に変更するアラーム表示情報を併せ持たせる
ことにより、表示装置が、アラームが発生しているグル
ープに属する可変データを表示する際には通常色と異な
る色または表示態様で表示するようにできる。

【００１２】

【作用】この発明のプラント監視装置では、固定データ
表示処理部によって、プロセスフロー図のような固定デ
ータの表示処理を行ない、プロセス状態量のような可変
データを互いに関連するデータごとに複数のグループに
分ける指標を保存するフィルタテーブルに基づき、表示
する可変データのグループを選択指定し、指定されたグ
ループに属する可変データを選択して可変データ表示処
理部に与えて、ここで可変データの表示処理を行ない、
固定データ表示処理部からの固定データ表示出力と可変
データ表示処理部からの可変データ表示出力とを合成表
示処理部において合成し、表示装置に表示する。

【００１３】こうして、プロセスフロー図のような固定
データ表示と、選択指定され所定のグループに属する可
変データ表示のみを１つの画面上で合成表示し、プラン
ト監視のために提示する。

【００１４】またこの発明のプラント監視装置では、前
記フィルタテーブルに、各グループごとにそのグループ
に属する可変データの表示色を明色とし、残りの可変デ
ータの表示色を暗色とする色指定情報を併せ持たせるこ
とにより、１つの画面上でプロセスフロー図のような固
定データ表示を行なうと共に、これに合成して、選択指
定されたグループに属する可変データを明色で表示し、
残りの可変データを暗色で目立たないように表示でき
る。

【００１５】またこの発明のプラント監視装置では、前
記フィルタテーブルに、アラーム発生時に該当するグル
ープに属する可変データの表示色を通常色と異なる色ま
たは表示態様に変更するアラーム表示情報を併せ持たせ
ることにより、１つの画面上でプロセスフロー図のよう
な固定データ表示を行なうと共に、これに合成して、選
択指定され所定のグループに属する可変データ表示のみ
を表示し、あるいは選択指定されたグループに属する可
変データを明色で表示し、残りの可変データを暗色で目
立たないように表示する際に、アラームが発生している
グループの可変データであれば、通常色と異なる色また
は表示態様で表示できる。

【００１６】

【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。

【００１７】図１はこの発明のプラント監視装置の一実
施例の回路構成を示しており、配管系統図、電気系統
図、システム系統図、プロセスフロー図等の固定表示情
報となる固定データを格納している固定データメモリ１
１と、この固定データメモリ１１に保存されている固定
データの表示処理を行なう固定データ表示処理部１２を
備えている。

【００１８】また、温度、流量、圧力、弁開度等のプロ
セス状態量のような監視対象プラントの各種の可変デー
タを入力するプロセスデータ入力部１３と、このプロセ
スデータ入力部１３から入力される可変データを保存す
る可変データメモリ１４と、この可変データメモリ１４
に保存されている可変データの表示処理を行なう可変デ
ータ表示処理部１５を備えている。

【００１９】また、可変データメモリ１４に保存される
各種の可変データを温度バランス、圧力分布、流量バラ
ンス等を見る際に必要になる互いに関連するデータ種ご
とに複数のグループに分ける指標を保存するフィルタテ
ーブル１６と、表示する可変データのグループをこのフ
ィルタテーブル１６の指標を指定することにより選択す
る入力を与える抽出指令入力部１７と、この抽出指令入
力部１７の入力にしたがって、指定されたグループに属
する可変データの選択指令を可変データメモリ１４に与
えるフィルタリング処理部１８を備えている。

【００２０】さらに、固定データ表示処理部１２の指示
に基づき、固定データメモリ１１から出力される固定デ
ータと、可変データ表示処理部１５とフィルタリング処
理部１８の指示に基づき、可変データメモリ１４から出
力される選択されたグループに属する可変データとを合
成表示できるように合成表示処理し、表示メモリ１９に
一時的に保存する合成表示処理部２０と、この表示メモ
リ１９に保存された表示情報を表示するＣＲＴ表示装置
２１を備えている。

【００２１】またさらに、監視対象プラントのいずれか
の可変データに異常が発生したときに、その異常発生の
アラーム情報を入力するアラーム入力部２２を備えてい
る。

【００２２】そして、前記固定データメモリ１１には、
一例として図２のＢ１に示すようなプロセスフロー図を
表示するのに必要な固定データを保存している。

【００２３】また前記フィルタテーブル１６は、図２の
Ａに示すような構成であり、例えば流量バランスに関連
する可変データ、温度バランスに関連する可変データ、
圧力分布に関連する可変データ、弁開度に関連する可変
データなどのように多種類の可変データをグループ分け
し（この場合、同じ可変データが複数のグループにまた
がって関連づけられることがあってもよい）、可変デー
タごとに表示タグ番号欄ａ１、データアドレス欄ａ２、
表示位置欄ａ３、アラーム時の表示色を指定するアラー
ム状態表示色欄ａ４、あるグループが選択指定された場
合のアラーム時の表示色を指定するデータ表示色欄ａ
５、いずれのグループが選択されたときに表示するかを
“１”，“０”のビット情報で示す選択対象項目欄ａ６
から構成されている。

【００２４】さらに、抽出指令入力部１７は、図２のＢ
１に示すようにＣＲＴ画面上のソフトキーまたはウィン
ドウでフィルタリングキーｃを操作することにより、ま
ずフィルタリング表示指令を入力し、続く画面Ｂ２に表
示される第２ソフトキーｄで１〜８のいずれを選択する
かによりグループの選択指定を入力する構成である。

【００２５】そして、フィルタリング処理部１８は、抽
出指令入力部１７によるグループ指定入力に基づき、図
２のＣに示すようにキー番号に対応する１〜８の選択項
目番号のいずれかを指定し、この選択項目番号情報をフ
ィルタテーブル１６に与える構成である。

【００２６】次に、上記の構成のプラント監視装置の動
作について説明する。

【００２７】固定データメモリ１１には、対象プラント
のプロセスフロー図が固定データとして保存されてい
る。また、可変データメモリ１４には、プラントの各種
プロセスの状態量が周期的にプロセスデータ入力部１３
を介して可変データとして入力され、保存されていく。

【００２８】そこで、通常の表示態様では、図７におい
て従来例でも説明したように、固定データ表示処理部１
２が固定データメモリ１１に保存されている固定データ
であるプロセスフロー図のような表示情報１を読みだし
て表示メモリ１９に与え、可変データ表示処理部１５が
可変データメモリ１４に保存されている可変データの表
示情報２を表示メモリ１９に与え、ここで、合成表示処
理部２０が合成表示処理し、ＣＲＴ表示装置２１の１つ
の画面３上に合成表示する。

【００２９】そして、この通常表示状態から、流量バラ
ンス、温度バランス、圧力バランス等、互いに関連する
種類の可変データのみを表示して見たい場合には、次の
手順によって処理する。

【００３０】まず、図７に示した通常表示状態の合成画
面３に対応する図２の画面Ｂ１において、ソフトキーの
１つに割り当てられているフィルタリングキーｃを操作
する。この操作により、次画面Ｂ２が表示され、第２ソ
フトキーｄが表示される。そこで、この第２ソフトキー
ｄの１つを操作することにより、フィルタリング処理Ｄ
が開始されることになる。いま、以後の説明の簡略化の
ために、流量バランスを見る目的でキー番号１が操作さ
れ、テーブルｃに示すように選択項目１が選択指定され
たとする。

【００３１】この選択指定により、フィルタリング処理
部１８は図５に示すフローチャートに基づくフィルタリ
ング処理を実行し、フィルタテーブルＡを参照して、選
択対象項目の欄ａ６において番号１のビットに“１”が
立っている表示タグ番号をａ１の欄から見いだす（ステ
ップＳ１，Ｓ２）。この場合には、表示タグ番号Ｆ１０
０１，Ｆ１００２，Ｆ１０１０が見いだされる。

【００３２】そこで、これらの表示タグ番号Ｆ１００
１，Ｆ１００２，Ｆ１０１０について、データアドレス
情報をａ２欄から見いだし、画面上の表示位置情報をａ
３欄から見いだし、アラーム状態表示色情報をａ５欄か
ら見いだし、これらの情報を可変データ表示情報として
可変データ表示処理部１５に与える。そしてプラントが
正常な状態であれば、選択表示する可変データは緑色と
し、残りの可変データは黒色（非表示）とする（ステッ
プＳ３，Ｓ４）。

【００３３】可変データ表示処理部１５では、この表示
情報を受けて、可変データメモリ１４の該当するアドレ
スから表示タグ番号Ｆ１００１，Ｆ１００２，Ｆ１０１
０と関連する可変データを読みだし、これらの情報を表
示メモリ１９に与える。この表示メモリ１９には、固定
データ表示処理部１２によりあらかじめ固定データの表
示情報が与えられている。

【００３４】そこで、図３に示すように合成表示処理部
２０がこれらの固定データの表示情報Ｆ１と可変データ
の表示情報Ｖ１とを合成し、ＣＲＴ表示装置２１に表示
する。この結果、ＣＲＴ表示装置２１には、Ｍ１に示す
ようにプロセスフロー図上の対応する位置に流量データ
のみが表示され、流量バランスを一目で把握できるよう
になる。

【００３５】なお、上記実施例では、プラントが正常
で、アラーム発生がない場合には、表示指定された可変
データは緑色指定し、残りのデータは黒色指定すること
により、選択されたグループに属する可変データのみが
画面上の所定の位置に表示されることとするが、表示指
定された可変データ以外の可変データについては輝度を
落としたアンバー色のような暗色にし、見にくくするよ
うにしてもよい。

【００３６】他方、プラントに異常が発生すれば、アラ
ーム入力部２２からアラームが入力され、このアラーム
がいま選択指定されている対象項目に関連するものであ
る場合には、つまり、流量異常に関連するアラームであ
れば、フィルタリング処理部１８は図６に示すフローチ
ャートに基づき、選択指定されたグループに属する可変
データは図２のフィルタテーブルＡのアラーム状態表示
色欄ａ４に指定された色とし、残りの可変データは黒色
として、選択された可変データのみを指定された表示色
で表示するようにする（ステップＳ１３，Ｓ１４）。

【００３７】次に、圧力分布を見たいために、監視員が
選択項目番号としてキー番号３を操作すれば、フィルタ
テーブルＡにおいて選択対象項目の欄ａ６における番号
３のビットに“１”が立っている表示タグ番号Ｐ１００
１，Ｐ１００２，Ｐ２００３，Ｌ２００１が見いださ
れ、これらの表示タグ番号に対応する可変データメモリ
１４上のアドレスがデータアドレス欄ａ２から見いださ
れ、表示画面上の位置が表示位置欄ａ３から見いださ
れ、アラーム発生時の表示色がアラーム状態表示色欄ａ
４から見いだされ、これらの情報に基づいて、可変デー
タ表示処理部１５が可変データメモリ１４から該当する
可変データを読みだして表示情報と共に表示メモリ１９
に与える。

【００３８】そこで、合成表示処理部２０は、図４に示
すように固定データの表示情報Ｆ２と可変データの表示
情報Ｖ２とを合成処理し、ＣＲＴ表示装置２１にＭ２の
ように表示する。こうして、プロセスフロー図における
圧力分布に関連する可変データのみを所定の位置に表示
することができる。

【００３９】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはない。例えば、固定データとしてプロセスフロ
ー図に限定されることはなく、各種プラントの制御系統
図等にも広く適用することができる。また、上記実施例
では非表示とした可変データを、選択されて表示データ
と明確に区別できる目立たない暗い色で常時表示するよ
うにしてもよい。

【００４０】

【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、固定デ
ータ表示処理部によって、プロセスフロー図のような固
定データの表示処理を行ない、プロセス状態量のような
可変データを互いに関連するデータごとに複数のグルー
プに分ける指標を保存するフィルタテーブルに基づき、
表示する可変データのグループを選択指定し、指定され
たグループに属する可変データを選択して可変データ表
示処理部に与えて表示処理し、固定データ表示処理部か
らの固定データ表示出力と可変データ表示処理部からの
可変データ表示出力とを合成表示処理部において合成
し、表示装置に表示するようにしているので、プロセス
フロー図のような固定データ表示と、選択指定され所定
のグループに属する可変データ表示のみを１つの画面上
で合成表示し、プラント監視のために提示することがで
き、監視員がプラント監視のために必要とする情報を選
択的に表示して画面の簡素化を図ることができ、データ
掌握に対する負荷を低減することができる。

【００４１】しかも、フィルタテーブルにより画面表示
を簡素なものにすることができるため、従来のように画
面表示を簡素なものにするために何種類もの画面データ
をあらかじめ作成する必要がなく、プログラム作成時の
技術者の労力負担を軽減することができる。

【００４２】またこの発明のプラント監視装置では、フ
ィルタテーブルに、各グループごとにそのグループに属
する可変データの表示色を明色とし、残りの可変データ
の表示色を暗色とする色指定情報を併せ持たせることに
より、１つの画面上でプロセスフロー図のような固定デ
ータ表示を行なうと共に、これに合成して、選択指定さ
れたグループに属する可変データを明色で表示し、残り
の可変データを暗色で表示するようにしても、上記と同
様の効果を奏することができる。

【００４３】さらに、この発明のプラント監視装置で
は、フィルタテーブルに、アラーム発生時に該当するグ
ループに属する可変データの表示色を通常色と異なる色
または表示態様に変更するアラーム表示情報を併せ持た
せることにより、１つの画面上でプロセスフロー図のよ
うな固定データ表示を行なうと共に、これに合成して、
選択指定され所定のグループに属する可変データ表示の
みを表示し、あるいは選択指定されたグループに属する
可変データを明色で表示し、残りの可変データを暗色で
表示する際に、アラームが発生しているグループの可変
データであれば、通常色と異なる色または表示態様で表
示するようにでき、アラーム発生時にプロセス状態の的
確な把握が迅速に行なえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例のシステム構成を示すブロ
ック図。

【図２】上記実施例の動作を示す流れ図。

【図３】上記実施例の表示データの合成処理を示す流れ
図。

【図４】上記実施例の他の表示データの合成処理を示す
流れ図。

【図５】上記実施例のフィルタリング処理手順を示すフ
ローチャート。

【図６】上記実施例のアラーム発生時のフィルタリング
処理手順を示すフローチャート。

【図７】従来例の表示データの合成処理を示す流れ図。

【符号の説明】

Ｆ１，Ｆ２ 固定データの表示情報 Ｖ１，Ｖ２ 可変データの表示情報 Ｍ１，Ｍ２ 合成画面 １１ 固定データメモリ １２ 固定データ表示処理部 １３ プロセスデータ入力部 １４ 可変データメモリ １５ 可変データ表示処理部 １６ フィルタテーブル １７ 抽出指令入力部 １８ フィルタリング処理部 １９ 表示メモリ ２０ 合成表示処理部 ２１ ＣＲＴ表示装置 ２２ アラーム入力部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラントの運転状態を表示装置に表示す
   るにおいて、プロセスフロー図のような固定データ表示
   と、プロセス状態量のような可変データ表示とを表示装
   置の１つの画面上に合成して表示するプラント監視装置
   において、 前記プロセスフロー図のような固定データの表示処理を
   行なう固定データ表示処理部と、 前記プロセス状態量のような可変データの表示処理を行
   なう可変データ表示処理部と、 前記可変データを互いに関連するデータごとに複数のグ
   ループに分ける指標を保存するフィルタテーブルと、 表示する可変データのグループを前記フィルタテーブル
   の指標を指定することにより選択する選択指定部と、 前記選択指定部の指定にしたがって、指定されたグルー
   プに属する可変データを選択して前記可変データ表示処
   理部に与えるフィルタリング処理部と、 前記固定データ表示処理部からの出力と前記可変データ
   表示処理部からの出力とを合成し、前記表示装置に表示
   する合成表示処理部とを備えて成るプラント監視装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のプラント監視装置にお
   いて、前記フィルタテーブルが、各グループごとにその
   グループに属する可変データの表示色を明色とし、残り
   の可変データの表示色を暗色とする色指定情報を併せ持
   ち、前記表示装置の表示が、選択指定されたグループに
   属する可変データを明色で表示し、残りの可変データを
   暗色で表示するようにしたことを特徴とするプラント監
   視装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載のプラント監視
   装置において、前記フィルタテーブルが、アラーム発生
   時に該当するグループに属する可変データの表示色を通
   常色と異なる色または表示態様に変更するアラーム表示
   情報を併せ持ち、前記表示装置の表示が、アラームが発
   生しているグループに属する可変データを表示する際に
   は通常色と異なる色または表示態様で表示するようにし
   たことを特徴とするプラント監視装置。