JPH05310508A - 皮膚外用剤組成物 - Google Patents
皮膚外用剤組成物Info
- Publication number
- JPH05310508A JPH05310508A JP14824292A JP14824292A JPH05310508A JP H05310508 A JPH05310508 A JP H05310508A JP 14824292 A JP14824292 A JP 14824292A JP 14824292 A JP14824292 A JP 14824292A JP H05310508 A JPH05310508 A JP H05310508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- present
- external preparation
- diethyltoluamide
- preparation composition
- composition
- Prior art date
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- Pending
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、忌避効果の持続性に優れた皮膚外
用剤組成物を提供することを目的とする。 【構成】 ジエチルトルアミドと抗炎症剤及び／又は抗
ヒスタミン剤とを配合することを特徴とする皮膚外用剤
組成物。
用剤組成物を提供することを目的とする。 【構成】 ジエチルトルアミドと抗炎症剤及び／又は抗
ヒスタミン剤とを配合することを特徴とする皮膚外用剤
組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、忌避効果の持続性に優
れた皮膚外用剤組成物に関する。
れた皮膚外用剤組成物に関する。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】蚊等の有
害生物から身を守るために有害生物忌避剤としてジエチ
ルトルアミドが広く用いられている。しかしながら、こ
のジエチルトルアミドは忌避効果は高いものの、持続性
に欠け更に改良が求められていた。本発明の目的は忌避
効果の持続性に優れた皮膚外用剤組成物を提供すること
にある。
害生物から身を守るために有害生物忌避剤としてジエチ
ルトルアミドが広く用いられている。しかしながら、こ
のジエチルトルアミドは忌避効果は高いものの、持続性
に欠け更に改良が求められていた。本発明の目的は忌避
効果の持続性に優れた皮膚外用剤組成物を提供すること
にある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記事情に
鑑み、ジエチルトルアミドの持続性を高めるべく鋭意検
討した結果、抗炎症剤又は抗ヒスタミン剤とを組み合わ
せて配合することで持続性が高まることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
鑑み、ジエチルトルアミドの持続性を高めるべく鋭意検
討した結果、抗炎症剤又は抗ヒスタミン剤とを組み合わ
せて配合することで持続性が高まることを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【０００４】即ち、本発明は、ジエチルトルアミドと抗
炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合することを特
徴とする皮膚外用剤組成物に関する。
炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合することを特
徴とする皮膚外用剤組成物に関する。
【０００５】本発明に用いられるジエチルトルアミド
は、従来より有害生物忌避剤として用いられている物
で、試薬あるいは工業用原料として汎用されている物で
ある。その配合量は最終組成物の剤型・使用条件により
異なるが、最終組成物の総量を基準に０．０１〜９０．
０重量％の範囲で用いられ、好ましくは１〜２０重量％
である。
は、従来より有害生物忌避剤として用いられている物
で、試薬あるいは工業用原料として汎用されている物で
ある。その配合量は最終組成物の剤型・使用条件により
異なるが、最終組成物の総量を基準に０．０１〜９０．
０重量％の範囲で用いられ、好ましくは１〜２０重量％
である。
【０００６】本発明に用いられる抗炎症剤としては、酢
酸デキサメタゾン，吉草酸ベタメタゾン，酢酸ヒドロコ
ルチゾン，酢酸プレドニゾロン等のステロイド系抗炎症
剤、インドメタシン，メフェナム酸，グリチルリチン酸
ジカリウム，グリチルレチン酸，サリチル酸メチル，サ
リチル酸エチレングリコール，アラントイン等の非ステ
ロイド系抗炎症剤が挙げられる。
酸デキサメタゾン，吉草酸ベタメタゾン，酢酸ヒドロコ
ルチゾン，酢酸プレドニゾロン等のステロイド系抗炎症
剤、インドメタシン，メフェナム酸，グリチルリチン酸
ジカリウム，グリチルレチン酸，サリチル酸メチル，サ
リチル酸エチレングリコール，アラントイン等の非ステ
ロイド系抗炎症剤が挙げられる。
【０００７】本発明に用いられる抗ヒスタミン剤として
は、ヒスタミンＨ１レセプター拮抗阻害薬の塩酸ジフェ
ンヒドラミン，ジメンヒドリナート，塩酸プロメタジ
ン，マレイン酸クロルフェニラミン及びマレイン酸クロ
ルフェニラミン等が挙げられる。
は、ヒスタミンＨ１レセプター拮抗阻害薬の塩酸ジフェ
ンヒドラミン，ジメンヒドリナート，塩酸プロメタジ
ン，マレイン酸クロルフェニラミン及びマレイン酸クロ
ルフェニラミン等が挙げられる。
【０００８】本発明に用いられる抗炎症剤又は抗ヒスタ
ミン剤は、それぞれ単独又は両化合物を組み合わせて使
用され、その配合量は、薬物の有効濃度、最終組成物の
剤型・使用条件により異なるが、最終組成物の総量を基
準に０．０００１〜１．０重量％の範囲であり、好まし
くは０．００１〜０．１重量％である。
ミン剤は、それぞれ単独又は両化合物を組み合わせて使
用され、その配合量は、薬物の有効濃度、最終組成物の
剤型・使用条件により異なるが、最終組成物の総量を基
準に０．０００１〜１．０重量％の範囲であり、好まし
くは０．００１〜０．１重量％である。
【０００９】本発明の皮膚外用剤組成物は、軟膏剤、ク
リーム、乳液、化粧水、コロン、スプレー剤等の剤型で
用いられる。
リーム、乳液、化粧水、コロン、スプレー剤等の剤型で
用いられる。
【００１０】本発明の皮膚外用剤組成物には、本発明の
目的を達成する範囲で剤型に応じて他の基剤及び添加剤
を配合することが出来る。
目的を達成する範囲で剤型に応じて他の基剤及び添加剤
を配合することが出来る。
【００１１】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
尚、実施例中のｗｔ％は重量％を意味する。
尚、実施例中のｗｔ％は重量％を意味する。
【００１２】実施例に先だって、有害生物忌避効果の試
験方法について記載する。 （ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験）ヒトスジ
シマカの成虫に対する忌避効果及びその持続性を調べる
ために以下の試験を室温３０℃、湿度７０％の恒温室に
おいて行った。左右の前腕に各試料１０ｇを塗布した
後、羽化後５〜７日経過したヒトスジシマカの成虫の雌
雄５０匹づつが入った２０ｃｍ×１５ｃｍの金網にそれ
ぞれの腕を１５分間差し入れ吸血の時間を与えた。この
施行を３０分、１時間、２時間、４時間、６時間後に行
い、吸血の時間内の吸血の跡の数を数え、数１より忌避
率を算出した。
験方法について記載する。 （ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験）ヒトスジ
シマカの成虫に対する忌避効果及びその持続性を調べる
ために以下の試験を室温３０℃、湿度７０％の恒温室に
おいて行った。左右の前腕に各試料１０ｇを塗布した
後、羽化後５〜７日経過したヒトスジシマカの成虫の雌
雄５０匹づつが入った２０ｃｍ×１５ｃｍの金網にそれ
ぞれの腕を１５分間差し入れ吸血の時間を与えた。この
施行を３０分、１時間、２時間、４時間、６時間後に行
い、吸血の時間内の吸血の跡の数を数え、数１より忌避
率を算出した。
【００１３】
【数１】
【００１４】
【表１】 上記表１記載の処方の通り本発明のクリームを常法に従
って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験
を実施した。その結果を表４に示す。
って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験
を実施した。その結果を表４に示す。
【００１５】
【表２】 上記表２記載の処方の通り比較用のクリームを常法に従
って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験
を実施した。その結果を表４に示す。
って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験
を実施した。その結果を表４に示す。
【００１６】
【表３】 上記表３記載の処方の通り比較用のクリームを常法に従
って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験
を実施した。その結果を表４に示す。
って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験
を実施した。その結果を表４に示す。
【００１７】
【表４】
【００１８】表４に示した如く、本発明の実施例１は塗
布後６時間でも忌避効果が低下せず、著しく持続性に優
れていた。これに対し、ジエチルトルアミドのみを配合
した比較例１は、３０分後までは顕著な効果を有する
が、時間経過とともに著しく効果が失われた。ジエチル
トルアミドも配合しなかった比較例２は、全く忌避効果
を示さなかった。
布後６時間でも忌避効果が低下せず、著しく持続性に優
れていた。これに対し、ジエチルトルアミドのみを配合
した比較例１は、３０分後までは顕著な効果を有する
が、時間経過とともに著しく効果が失われた。ジエチル
トルアミドも配合しなかった比較例２は、全く忌避効果
を示さなかった。
【００１９】
【表５】
【００２０】
【表６】
【００２１】
【表７】
【００２２】
【表８】
【００２３】
【表９】
【００２４】実施例２〜６（表５〜９）のヒトスジシマ
カ成虫に対する吸血忌避試験結果を表１０に示す。
カ成虫に対する吸血忌避試験結果を表１０に示す。
【００２５】
【表１０】
【００２６】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明はジエチルトル
アミドと抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合す
ることで有害生物忌避効果の持続性に優れた皮膚外用剤
組成物を提供できる。
アミドと抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合す
ることで有害生物忌避効果の持続性に優れた皮膚外用剤
組成物を提供できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｋ 31/18 8413−4Ｃ 31/405 7252−4Ｃ 31/415 7252−4Ｃ 31/57 ＡＥＭ 7252−4Ｃ 31/60 ＡＢＥ 7252−4Ｃ
Claims (1)
- 【請求項１】 ジエチルトルアミドと抗炎症剤及び／又
は抗ヒスタミン剤とを配合することを特徴とする皮膚外
用剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14824292A JPH05310508A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 皮膚外用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14824292A JPH05310508A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 皮膚外用剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05310508A true JPH05310508A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15448425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14824292A Pending JPH05310508A (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 皮膚外用剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05310508A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997012608A1 (fr) * | 1995-10-05 | 1997-04-10 | Helsinn Healthcare S.A. | Agent anti-inflammatoire externe |
| WO1998053683A1 (de) * | 1997-05-27 | 1998-12-03 | Karl Engelhard Fabrik Pharm. Präparate Gmbh & Co. Kg | Insektenvertreibungsmittel |
| JPH11349409A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-21 | Johnson & Johnson Consumer Co Inc | 昆虫忌避組成物 |
| FR2818125A1 (fr) * | 2000-12-19 | 2002-06-21 | Asepta Lab | Composition cosmetique repulsive active contre les furcocercaires de schistosomes |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP14824292A patent/JPH05310508A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997012608A1 (fr) * | 1995-10-05 | 1997-04-10 | Helsinn Healthcare S.A. | Agent anti-inflammatoire externe |
| WO1998053683A1 (de) * | 1997-05-27 | 1998-12-03 | Karl Engelhard Fabrik Pharm. Präparate Gmbh & Co. Kg | Insektenvertreibungsmittel |
| JPH11349409A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-21 | Johnson & Johnson Consumer Co Inc | 昆虫忌避組成物 |
| FR2818125A1 (fr) * | 2000-12-19 | 2002-06-21 | Asepta Lab | Composition cosmetique repulsive active contre les furcocercaires de schistosomes |
| WO2002049433A3 (fr) * | 2000-12-19 | 2003-01-03 | Asepta S A M Lab | Composition cosmetique repulsive active contre les furcocercaires de schistosomes |
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