JPH05307819A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JPH05307819A
JPH05307819A JP4109926A JP10992692A JPH05307819A JP H05307819 A JPH05307819 A JP H05307819A JP 4109926 A JP4109926 A JP 4109926A JP 10992692 A JP10992692 A JP 10992692A JP H05307819 A JPH05307819 A JP H05307819A
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speed
torque
deceleration
cell drum
motor
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JP4109926A
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Hideyasu Watanabe
秀康 渡辺
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は特にセルドラムを用いたライブラリ
装置に関し、セルドラムの慣性モーメントが正確に分か
らない場合の目標位置に到達する時間を短くでき、セル
ドラムに振動が生ずることを防ぐことができることを目
的とする。 【構成】 減速用トルク設定手段1は、減速用トルクの
値を設定する。回転手段制御部2は、減速用トルク設定
手段1が設定する減速用トルクの値に応じて、回転手段
3を制御し、回転手段3がセルドラム4を回転させる。
回転速度計5は、回転手段3の回転速度に対応した信号
を発生する。速度誤差算出手段6は、回転速度計5の出
力信号から、回転手段3の減速時における基準速度と回
転手段3の回転速度との差を算出する。補正トルク算出
手段7は、速度誤差算出手段6の出力データから補正す
べきトルクの値を算出して、回転手段制御部2に補正す
べきトルクの値を入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はライブラリ装置に係り、
特にセルドラムを用いたライブラリ装置に関する。
【0002】一般にコンピュータの周辺機器としてライ
ブラリ装置が知られている。このライブラリ装置は、コ
ンピュータの外部記憶装置としてデータを記録しておく
媒体(磁気テープ等)をカートリッジ化して装置内に収
納し、必要に応じて所定のカートリッジを搬送機構を用
いて取り出してデータの記録再生処理を行う構成であ
る。セルドラムを用いたライブラリ装置においては、セ
ルドラムに数多くの収納棚が有り、この棚にカートリッ
ジを収納している。カートリッジの出し入れ等の際、セ
ルドラムを回転させて目標位置に止める位置制御を行
う。
【0003】このセルドラムの位置制御の際に、セルド
ラムを目標位置に、より早く、振動せずに移動できるこ
とが必要とされている。
【0004】
【従来の技術】従来のライブラリ装置の一例を、回転手
段にモータを用いる装置を例に説明する。セルドラムを
回転させるモータの発生トルクTM は、TM =(J・α
ω)/G+TC =KT ・Iで表せる。ここで、Jは慣性
モーメント、αωは角加速度、Gはギア比 TC は摩擦
トルク、KT はトルク定数、Iはモータ電流を示す。上
記の関係式から、一般的に、モータにより物体を回転運
動させ、ある目標位置に停止させるという位置制御の場
合、その物体の慣性モーメントJ、及び機構部の摩擦の
値を把握する必要がある。
【0005】セルドラムを用いた装置では、加速時、減
速時には、慣性モーメントJと摩擦に応じた駆動電流、
定速時には摩擦に応じた駆動電流をモータに流してモー
タのトルク制御を行っている。即ち、マサツ、慣性モー
メントJによる動的トルクを上回るように、必要なトル
クを与えている。
【0006】セルドラムを用いたライブラリ装置では、
例えば、カートリッジの数を管理してカートリッジの収
納数量に応じたセルドラムの重量から慣性モーメントJ
を算出する等の方法で、慣性モーメントJを算出してい
る。従来のセルドラムを用いたライブラリ装置では、セ
ルドラムをある目標位置に停止させるときには、減速時
にこの算出した慣性モーメントJと摩擦に応じた一定の
減速電流をモータに流してモータのトルク制御をしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、セルドラム
を用いたライブラリ装置ではカートリッジの重量に幅が
あり、慣性モーメントを正確に算出できない場合があ
る。例えば、カートリッジ磁気テープライブラリ装置に
おいては、カートリッジの形式(長時間タイプ、短時間
タイプ)で重量に差が有り、カートリッジの数を管理し
ても正確な慣性モーメントを算出できないことがある。
【0008】従来のセルドラムを用いたライブラリ装置
では、このように算出したセルドラムの慣性モーメント
が正確でない場合、減速時に、慣性モーメントの不正確
な算出値を基に、一定の減速電流をモータに流してモー
タのトルク制御をするため、目標位置を行き過ぎたり、
目標の手前で止まったりして、目標位置に到達するのに
時間がかかり、また、目標位置に停止するまで、この目
標位置を中心としてセルドラムが振動したりするという
問題があった。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、セルドラムの慣性モーメントが正確に分からない場
合の目標位置に到達する時間を短くすることができ、目
標位置を中心としてセルドラムに振動が生じることを防
ぐことができるライブラリ装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明のライブラ
リ装置の原理構成図を示す。同図中、減速用トルク設定
手段1は、減速用トルクの値を設定する。回転手段制御
部2は、減速用トルク設定手段1が設定する減速用トル
クの値に応じて、回転手段3を制御し、回転手段3がセ
ルドラム4を回転させる。
【0011】回転速度計5は、回転手段3の回転速度に
対応した信号を発生する。速度誤差算出手段6は、回転
速度計5の出力信号から、回転手段3の減速時における
基準速度と回転手段3の回転速度との差を算出する。補
正トルク算出手段7は、速度誤差算出手段6の出力デー
タから補正すべきトルクの値を算出して、回転手段制御
部2に補正すべきトルクの値を入力する。
【0012】
【作用】本発明では、回転手段3の減速時に、回転手段
3の回転速度が基準速度に一致するように、回転手段3
のトルクを補正するため、ほぼ、所定の基準速度で減速
ができる。
【0013】
【実施例】図2は本発明の一実施例であるカートリッジ
磁気テープライブラリ装置の外観図を示す。同図(A)
は正面側から見た外観図、(B)は背面側から見た外観
図を示す。また、図3は本発明の一実施例であるカート
リッジ磁気テープライブラリ装置の断面図を示す。同図
(A)は正面側から見た断面図、同図(B)は上面から
見た断面図を示す。図2、図3において、図1と同一構
成部には同一符号を付す。
【0014】図2(A)において、31はカートリッジ
投入部、32はカートリッジ排出部、33は操作パネル
を示す。図2(B)において、4はセルドラム、35は
カートリッジ直接投入排出扉、34はカートリッジ直接
投入排出用操作パネルを示す。
【0015】図3において、36はアクセッサで、アク
セスステーション30のカートリッジ投入部31、カー
トリッジ排出部32と、セルドラム4の棚と、磁気テー
プドライブ装置37の間でカートリッジ14を移動させ
る。37は磁気テープドライブ装置で、アクセッサ36
により装着されたカートリッジ磁気テープの読み書きを
行う。38はアクセッサ37、アクセスステーション3
0、セルドラム4を制御するロボット制御部である。3
9は、外部から本装置を制御するための制御装置であ
る。
【0016】作業者がカートリッジ14をカートリッジ
投入部31に投入して、操作パネル33で指示すると、
カートリッジ14はアクセッサ36により、セルドラム
4の所定の棚に格納される。また、操作パネル33で指
示することで、希望するカートリッジ14を、アクセッ
サ36により、格納されているセルドラム4の棚から、
カートリッジ排出部32へ排出させることができる。
【0017】また、一度に大量のカートリッジ14を投
入、或いは排出する場合は、装置背面のカートリッジ直
接投入排出用操作パネル34を操作し、カートリッジ直
接投入排出扉35を開いて、1列35巻の投入、排出を
行うことができる。
【0018】本装置は、制御装置39を介して外部から
受けた指令により、セルドラム4に格納されているカー
トリッジ14のうち、指定のものを、磁気テープドライ
ブ装置37に装着する。指定のカートリッジ14が磁気
テープドライブ装置に装着された後、外部の指令によっ
てカートリッジ14の読み書きが行われる。
【0019】図4は本発明の一実施例の説明図を示す。
同図中、図1、図2、及び図3と同一構成部分には同一
符号を付す。4はセルドラムでカートリッジ14を収納
する棚が円周方向に9列、各列には35段で、合計31
5巻分有る。3は回転手段であるモータで、ギア17を
介してセルドラム4を回転させる。ギア17のギア比は
約150:1である。5は回転速度計である500スリ
ットの2相タコメータで、フォトセンサとスリットの組
み合わせで構成される。タコメータ5のスリットを有す
る円盤は、モータ3の軸に直結されており、モータ3の
1回転につき、500個のタコメータパルスを出力す
る。
【0020】11は制御回路で、回転手段制御部2、速
度誤差算出手段6、補正トルク算出手段7、及び減速用
トルク設定手段1を具備する。制御回路11はタコメー
タ5の出力するタコメータパルスからモータ3の速度を
検出し、モータ3の速度を制御する。また、タコメータ
パルスを用いてセルドラム4の移動距離を検出して、モ
ータ3の回転制御によりセルドラム4の位置制御を行
う。
【0021】また、15はセルポジションスリットで、
フォトセンサ16によりセルドラム4がアクセッサ36
がアクセスできる位置にあるかどうかを判定するための
ものである。
【0022】図5は制御回路11のハードウェア構成図
を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
す。回転制御手段2は、中央処理装置(CPU)21、
D/Aコンバータ22、アンプ23、スイッチング回路
24、及びパワーアンプ25から構成される。CPU2
1は、パワーアンプ25よりモータ3に供給する電流に
相当するデジタルデータを出力する。D/Aコンバータ
22は、CPU21が出力するデジタルデータをアナロ
グ信号に変換する。アンプ23は、D/Aコンバータ2
2の出力信号を増幅して出力する。
【0023】スイッチング回路24はパワーアンプ25
の消費電力を低減するため、アンプ23の出力信号に応
じてパワーアンプ25をスイッチングしている。パワー
アンプ25はスイッチング回路24によりスイッチング
され、CPU21の出力するデジタルデータに対応する
電流をモータ3に供給する。
【0024】回転速度計であるタコメータ5は、90°
位相の異なる2相タコメータで、それぞれ、モータ3の
1回転につき500個のパルスを出力する。この2相タ
コメータ5により、モータ3の回転方向を検出できる。
27はタコパルス周期測定タイマで、タコメータ5が出
力するタコメータパルスの周期を測定する。26はタコ
パルスカウンタで、タコメータ5が出力するタコメータ
パルスから、1/4周期のクウォータ・タコパルス(以
下QTPと記す)を生成し、このQTPをカウントす
る。
【0025】以下に、本実施例におけるセルドラム4の
制御方法について説明する。セルドラム4はモータ3に
より、約150:1のギア17を介して駆動される。セ
ルドラム4を移動して位置制御を行う場合は、CPU2
1は、タコパルスカウンタ26にセルドラム4の移動距
離に応じた残留QTP数を設定し、設定した残留QTP
数がQTPによる減算で0になるように、モータ3を駆
動する。
【0026】モータ3の速度制御は、CPU21が、タ
コパルス周期測定タイマ27が測定したタコパルスの周
期からモータ3の回転速度を測定し、所定の回転速度に
なるようにモータ電流のデータを出力して、モータ3の
電流を調整することで行う。
【0027】図6はモータ3の制御のようすを示す。同
図(A)は、セルドラム4を移動して位置制御を行う場
合の、モータ3の時間に対する回転速度のようすを示
す。また、同図(B)は、この際のモータ3の電流を示
している。同図に示すように、セルドラム4を静止した
状態から定常速度まで加速する場合は、モータ3の回転
速度が所定の値に達するまで、モータ3に慣性モーメン
トJと摩擦に応じた所定の電流を流し加速する。次に、
モータ3の回転速度が所定の値に達した後は、摩擦に応
じた電流を流す。
【0028】セルドラム4を所定の位置に止めるために
モータ3を減速する場合は、セルドラムの重量に対応し
た慣性モーメントJと摩擦に応じた、所定の減速電流I
D0を流す。従来のライブラリ装置では、減速電流ID0
一定の値として減速を行っていた。算出した慣性モーメ
ントが正確であれば、減速電流ID0を一定の値として
も、減速は、図6(A)の実線のように所定の基準速度
で行われる。
【0029】図7は本実施例のCPU21が実行する減
速ルーチンのフローチャートを示す。セルドラム4を所
定の位置に止めるときの、モータ3の減速制御は、この
減速ルーチンが行う。以下に減速ルーチンについて説明
する。減速ルーチンでは、図6に示すように減速予定時
間ts (500ms)を等分した一定時間間隔(本実施
例では10等分した50ms)でモータ3の回転速度を
測定して、モータ3の回転速度が、各測定時刻tk (こ
の例では、k=1〜10)における基準速度v rkに一致
するように、モータ3の減速電流を調整する。
【0030】同図において、減速用トルク設定手段1
は、ステップ101である。また、速度誤差算出手段6
は、ステップ104、ステップ105、及びステップ1
06からなる。また、補正トルク算出手段7は、ステッ
プ107である。
【0031】セルドラム4を移動して位置制御を行う場
合、タコパルスカウンタ26に設定されたセルドラム4
の移動距離に応じた残留QTP数が、QTPによる減算
で所定の値、例えば5000に達したならば、減速ルー
チンをスタートさせて、モータ3の減速を開始する。
【0032】先ず、ステップ101では、開始時におけ
る慣性モーメントJと摩擦に応じた減速電流ID0を求め
る。次に、ステップ102では、回転手段制御部2が、
モータ3に減速電流ID0を流す。ステップ103では、
モータ3が速度0となった後で逆回転を始めたかどうか
を判断する。モータ3が逆回転を始めたときは、このル
ーチンを終了し、逆回転を始めていないときは、ステッ
プ104へ進む。
【0033】ステップ104、ステップ105、及びス
テップ106からなる速度誤差算出手段6では、タコメ
ータパルスの周期を測定して、減速予定時間ts の各測
定時刻tk における基準速度vrkと実際のモータ3の回
転速度との速度誤差に対応する、各測定時刻tk におけ
る基準周期nrkとタコメータパルスの周期nk との周期
誤差を算出している。
【0034】ステップ104では、タコメータパルスの
周期を一定の時間間隔で測定するため、減速予定時間t
s を10等分した50msの時間間隔を作っている。次
に、ステップ105では、タコパルス周期測定タイマ2
7が測定した、時刻tk におけるタコメータパルスの周
期nk を読み取る(この例では、kは1〜10の整
数)。次に、ステップ106では、ステップ105で読
み取ったタコメータパルスの周期nk と、基準周期nrk
を比較して、その差nrk−nk の絶対値を、周期誤差S
VERRとして算出し、またnrk−nk の符号を、SV
SGNとして求める。
【0035】次に、ステップ107の補正トルク算出手
段7では、ステップ104〜ステップ106で算出した
周期誤差SVERRに応じた減速補正電流ID1を算出す
る。このことは、結果として、基準速度との速度誤差に
対応した減速補正電流ID1の値を算出することとなる。
【0036】本発明の発明者は、モータ3の減速時の回
転速度を基準速度に近づけるための、減速補正電流の最
適な値は、SVERR・J(Jは慣性モーメント)に符
号SVSGNを付けた値であることを確認しているの
で、本発明では、このことを利用している。ステップ1
07では、ステップ106で算出した周期誤差SVER
Rから、減速補正電流ID1の絶対値をSVERR・Jと
して求め、その符号SVSGNをこの値に付けた、減速
補正電流ID1を算出する。
【0037】モータ3の回転速度が基準速度より小さい
場合は、nrk−nk <0で、ID1は負の値となり、回転
速度を大きくする補正となる。また、モータ3の回転速
度が基準速度より大きい場合は、nrk−nk >0で、I
D1は正の値となり、回転速度を小さくする補正となる。
【0038】次に、ステップ108では、回転手段制御
部2がモータ3に、補正されたID0+ID1の電流を流
す。減速電流がID0+ID1に補正されるため、モータ3
の回転速度は、時刻tk における基準速度vrkに近づく
ように補正される。
【0039】次に、ステップ109では、モータ3が速
度0となった後に、回転方向が逆転したかどうかを判断
している。モータ3が速度0となった後に、回転方向が
逆転した場合には、このルーチンを終了する。モータ3
の回転方向が逆転していない場合には、ステップ110
に進む。次に、ステップ110では、タコメータパルス
の周期nk を規定の回数(この例では、10回)測定し
たかどうかを判断している。規定回数測定を行っていな
い場合には、次の測定を行うために、ステップ103へ
進む。規定回数の測定を終了した場合には、このルーチ
ンを終了する。
【0040】図6(A)の減速時の減速状態を示す一点
鎖線は、減速時の減速電流の補正を行わない場合で、実
際の慣性モーメントJが算出して求めていた値よりも小
さかった等により、減速時の速度が基準速度よりも小さ
くなった場合を示している。この場合、セルドラム4は
所定の位置よりも手前に止まることとなり、その後、位
置の補正が必要となる。このため、セルドラム4を所定
位置に止めるまでの時間が余計にかかり、また、目標位
置を中心としてセルドラム4に振動が生ずる場合があ
る。
【0041】このようにモータ3の回転速度が基準速度
からずれる場合でも、本実施例の減速ルーチンでは、図
6(B)のID0+ID1の線のように減速電流を基準速度
との差に応じて補正するため、図6(A)の実線のよう
に、ほぼ、所定の基準速度で減速が行える。このため、
セルドラム4が所定の位置の手前で止まったり、行き過
ぎたりすることを防ぐことができ、セルドラム4を所定
位置に止めるための余計な時間がかからず、また、目標
位置を中心としてセルドラム4に振動が生ずることもな
い。
【0042】上記のように、本実施例によれば、減速時
にモータ3の回転速度が基準速度と一致するようにモー
タ3の減速電流を補正するため、セルドラム4の慣性モ
ーメントJが正確に分からない場合の目標位置に到達す
る時間を短くすることができ、また、目標位置を中心と
してセルドラム4に振動が生じることを防ぐことができ
る。
【0043】なお、減速ルーチンの減速予定時間ts
モータ3の速度を測定する時間間隔、速度の測定回数
は、本実施例の値に限られず、実施例に応じた適切な値
とすることができる。
【0044】また、本実施例では、速度を直接求めず、
タコメータパルスの周期から間接的に、基準速度との差
に対応する補正電流を求めているが、速度を直接求め
て、基準速度との差に対応する補正電流を求めることも
可能である。
【0045】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、減速時
に、回転手段の回転速度が基準速度と一致するように回
転手段のトルクを補正するため、セルドラムの慣性モー
メントが正確に分からない場合の目標位置に到達する時
間を短くすることができ、また、目標位置を中心として
セルドラムに振動が生じることを防ぐことができる等の
特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例の外観図である。
【図3】本発明の一実施例の断面図である。
【図4】本発明の一実施例の説明図である。
【図5】制御回路のハードウェア構成図である。
【図6】モータの制御のようすを示す図である。
【図7】減速ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 減速用トルク設定手段 2 回転手段制御部 3 回転手段 4 セルドラム 5 回転速度計 6 速度誤差算出手段 7 補正トルク算出手段 11 制御回路 13 スリット 14 カートリッジ 15 スリット 16 フォトセンサ 17 ギア 21 中央処理装置(CPU) 22 D/Aコンバータ 23 アンプ 24 スイッチング回路 25 パワーアンプ 26 タコパルスカウンタ 27 タコパルス周期測定タイマ 31 カートリッジ投入部 32 カートリッジ排出部 33 操作パネル 34 カートリッジ直接投入排出用操作パネル 35 カートリッジ直接投入排出扉 36 アクセッサ 37 磁気テープドライブ装置 38 ロボット制御部 39 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減速用トルク設定手段(1)が設定する
    減速用トルクの値に応じて回転手段制御部(2)が回転
    手段(3)を制御し、該回転手段(3)がセルドラム
    (4)を回転させるライブラリ装置において、 該回転手段(3)の回転速度に対応した信号を発生する
    回転速度計(5)と、 回転速度計(5)の出力信号から、該回転手段(3)の
    減速時における基準速度と該回転手段(3)の回転速度
    との差を算出する速度誤差算出手段(6)と、 該速度誤差算出手段(6)の出力データから補正すべき
    トルクの値を算出して、該回転手段制御部(2)に該補
    正すべきトルクの値を入力する補正トルク算出手段
    (7)とを有することを特徴とするライブラリ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転手段(3)は、モータであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のライブラリ装置。
  3. 【請求項3】 前記回転速度計(5)は、前記回転手段
    (3)の回転速度に対応して単位時間当たりのパルス数
    が変化する信号を出力することを特徴とする請求項1又
    は2記載のライブラリ装置。
  4. 【請求項4】 前記速度誤差算出手段(6)は、前記回
    転速度計(5)の出力信号から、前記回転手段(3)の
    減速時における基準速度と該回転手段(3)の回転速度
    との差を、所定の時間間隔で算出することを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のライブラリ装置。
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