JPH0530642A - モータの駆動装置 - Google Patents

モータの駆動装置

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JPH0530642A
JPH0530642A JP3181395A JP18139591A JPH0530642A JP H0530642 A JPH0530642 A JP H0530642A JP 3181395 A JP3181395 A JP 3181395A JP 18139591 A JP18139591 A JP 18139591A JP H0530642 A JPH0530642 A JP H0530642A
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rotation
signal
circuit
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Kozo Sato
晃三 佐藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常発生時にはモータの駆動回路に対する直
流電源を速やかに遮断すること。 【構成】 回転検出器20は、ブラシレスモータ1の回
転を検出し、異常検出回路31は、前記ブラシレスモー
タ1に対する起動信号の出力にもかかわらず回転検出器
20からの回転検出信号がない場合には、起動信号の出
力を所定回数繰返してそれでも回転検出信号がない時
に、前記駆動回路8と直流電源17との間に設けられた
電流ヒューズ25に過電流を流して強制的に溶断させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の半導体スイッチ
ング素子で構成された駆動回路によって複数相のモータ
コイルを通断電制御するようにしたモータの駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタは、モータ例えば
ブラシレスモータによりポリゴンミラーを回転させ、印
字パターンに応じて点滅動作する半導体レーザからのレ
ーザ光を前記ポリゴンミラーにより反射させて感光ドラ
ム上に照射するようにしたもので、ポリゴンミラーによ
りレーザ光のみを走査するだけでよいので、機械的走査
部分がなく、高速度印字が可能である。このため、ポリ
ゴンミラーを回転駆動するブラシレスモータとしては、
6000r.p.m 〜12000r.p.m の高速度で且つ0.
02%程度の速度変動率(ジッタ)のものが要求され
る。
【0003】而して、ブラシレスモータの駆動装置は、
例えば6個の半導体スイッチング素子たるパワートラン
ジスタを3相ブリッジ接続して駆動回路を構成し、この
駆動回路の直流入力端子を直流電源に接続し、駆動回路
の交流出力端子を3相のモータコイルに接続し、6個の
パワートランジスタを順次オンオフさせることにより3
相のモータコイルを通断電制御してロータを回転させる
構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポリゴンミラー駆動用
のブラシレスモータは、上述たように高速度で回転され
るものであるから、例えばフロッピーディスク駆動用の
モータに比し、高速度の定常回転に達するまでの起動時
間が数倍程度と極めて長い。駆動回路のパワートランジ
スタは飽和領域で用いられるのが通常であるが、従来の
ように、長時間にわたって大きな起動電流が流れると、
パワートランジスタは活性化領域でオンすることになっ
て、熱損失が大きくなり、温度上昇が著しくなる。
【0005】従って、このような著しい温度上昇の繰返
しによって例えばパワートランジスタのいずれかがオー
プン破壊を生じた場合には、ブラシレスモータのモータ
コイルの正常な通断電制御が行なえなくなって、起動時
においては起動不良になり、又、運転中においては回転
停止になるという異常状態となり、この結果、モータコ
イルには起動電流に相当する比較的大なる電流が流れ続
けることになって、遂には、モータコイルが発煙,発火
することが考えられる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、異常発生時には速やかに駆動回路に対
する直流電源を遮断することができるモータの駆動装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のモータの駆動装
置は、多数の半導体スイッチング素子により構成された
駆動回路と直流電源との間に電流ヒューズを設け、起動
信号に基づいて前記駆動回路の半導体スイッチング素子
をオンオフさせることによりモータの複数相のモータコ
イルを通断電制御する制御手段を設け、前記モータの回
転を検出する回転検出手段を設け、この回転検出手段の
回転検出信号を受けて、前記モータに対する起動信号の
出力にもかかわらず前記回転検出信号がない場合には起
動信号の出力を所定回数繰返してそれでも回転検出信号
がない時には前記電流ヒューズに過電流を強制的に流す
遮断回路を形成する異常検出手段を設ける構成に特徴を
有する。
【0008】
【作用】本発明のモータの駆動装置によれば、異常検出
手段は、モータに対する起動信号の出力にもかかわらず
回転検出手段からの回転検出信号がない場合には、起動
信号の出力を所定回数繰返してそれでも前記回転検出信
号がない時には前記電流ヒューズに過電流を強制的に流
す遮断回路を形成するので、電流ヒューズは直ちに溶断
して駆動回路に対する直流電源を遮断するようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。
【0010】先ず、図3に従って、レーザビームプリン
タの概略的構成について述べる。
【0011】1はモータ例えばブラシレスモータであ
り、そのシャフト2には六角形状のポリゴンミラー3の
中心部が固定されている。4は半導体レーザであり、こ
れは図示しないレーザ駆動回路により印字パターンに応
じて高速度で点滅制御されるもので、そのレーザ光4a
はシリンドリカルレンズ5を介してポリゴンミラー3に
照射されるようになっている。そして、ポリゴンミラー
3によって反射されたレーザ光4a′はf−θレンズ6
を介して感光ドラム7上に照射されるようになってい
る。
【0012】さて、図1に従って、駆動装置の構成につ
いて述べる。
【0013】8は駆動回路であり、これは多数例えば6
個の半導体スイッチング素子たるNPN形のパワートラ
ンジスタ9乃至14を3相ブリッジ接続して構成され、
その直流入力端子15P及び15Nは一方に後述する遮
断回路24を介して直流電源17の正端子及び負端子に
夫々接続され、交流出力端子16A,16B及び16C
はブラシレスモータ1のステータの複数相たる3相のモ
ータコイル1A,1B及び1Cの各一方の端子に夫々接
続されている。そして、モータコイル1A,1B及び1
Cの各他方の端子は共通に接続され、以て、3相のモー
タコイル1A,1B及び1Cはスター結線されている。
【0014】18は直流電源17の正端子及び負端子間
に接続された制御手段たるマイクロコンピュータであ
り、これは入力ポートI1乃至I5及び出力ポートQ1
乃至Q6を有し、その6個の出力ポートQ1乃至Q6は
前記パワートランジスタ9乃至14のベースに夫々接続
されている。
【0015】19A,19B,及び19Cは3相のモー
タコイル1A,1B及び1Cに夫々対応する3個のコン
デンサであり、これらは例えば10μFの容量を有する
もので、その各一方の端子は交流出力端子16A,16
B及び16Cに接続され、各他方の端子は直流入力端子
15Nに、即ち、パワートランジスタ12乃至14の各
エミッタに接続されている。そして、マイクロコンピュ
ータ18の入力ポートI3,I4及びI5はパワートラ
ンジスタ12,13及び14の各コレクタに夫々接続さ
れている。
【0016】20は回転検出手段たる回転検出器であ
り、これはブラシレスモータ1のロータとともに回転す
る永久磁石の磁性変化を検出することにより出力端子か
ら回転数に応じたパルス信号を出力するようになってお
り、その一方の出力端子は減算回路21の負(−)入力
端子に接続され、他方の出力端子はマイクロコンピュー
タ18の入力ポートI2に接続されている。22はクロ
ックパルス発生回路であり、これは起動信号に基づいて
後述するように設定回転数に応じたクロック信号を出力
端子Sから出力するようになっており、その出力端子S
は前記減算回路21の正(+)入力端子に接続されてい
る。そして、減算回路21は正(+)入力端子に与えら
れるクロック信号から負(−)入力端子に与えられるパ
ルス信号を減算してその偏差信号を出力端子から出力す
るようになっており、その出力端子は増幅回路23を介
してマイクロコンピュータ18の入力ポートI1に接続
されている。
【0017】さて、遮断回路24について述べる。即
ち、25は直流電源17の正端子と直流入力端子15P
との間に接続された電流ヒューズである。26はスイッ
チング素子たるサイリスタであり、そのアノードは抵抗
27を介して直流入力端子Pに接続され、カソードは直
流電源17の負端子に接続されている。
【0018】又、28は非常用直流電源回路であり、こ
れは、直流電源17の正端子及び負端子間に逆流阻止用
ダイオード29及び電解コンデンサ30の直列回路が接
続されて構成されている。
【0019】而して、図1において、31は異常検出手
段たる異常検出回路であり、これは電解コンデンサ30
に並列に接続されて直流電源電圧が供給されるようにな
っている。そして、この異常検出回路31は、入力端子
Dが回転検出器20の一方の出力端子に接続され、入力
端子Sがクロックパルス発生回路22の出力端子Sに接
続され、出力端子Rがクロックパルス発生回路22の入
力端子Rに接続され、出力端子Gがサイリスタ26のゲ
ートに接続されていて、後述するように、クロックパル
ス発生回路22に起動信号を与えるとともに、サイリス
タ26にゲート信号を与えるようになっている。
【0020】尚、32は異常報知回路であり、これはダ
イオード29のアノードとサイリスタ26のアノードと
の間に抵抗33及び報知器たる発光ダイオード34の直
列回路が接続されて構成されている。
【0021】次に、本実施例の作用について図2をも参
照しながら説明する。
【0022】先ず、ブラシレスモータ1の通常の動作を
述べる。マイクロコンピュータ18は出力ポートQ1乃
至Q6から図2で示すようにハイレベルのベース信号B
1乃至B6を順次出力するようになっており、これらは
パワートランジスタ9乃至14のベースに夫々与えられ
て、該パワートランジスタ9乃至14は飽和領域でオン
オフ制御されるようになっている。そして、パワートラ
ンジスタ9乃至14のオンオフによりモータコイル1A
乃至1Cが通断電制御され、以て、モータコイル1A乃
至1Cが回転磁界を発生してロータを回転させる。
【0023】ここで、例えば、モータコイル1Aについ
て考えてみる。先ず、マイクロコンピュータ18が出力
ポートQ1及びQ5から図2(a)及び(e)で示すよ
うにベース信号B1及びB5を出力することによって、
パワートランジスタ9及び13がオンし、直流電源1
7,電流ヒューズ25,パワートランジスタ9,モータ
コイル1A,モータコイル1B,パワートランジスタ1
3及び直流電源17の経路でモータコイル1Aに通電さ
れる。その後、マイクロコンピュータ18の出力ポート
Q5からベース信号B5が出力されなくなって、パワー
トランジスタ13がオフし、代りに、出力ポートQ6か
ら図2(f)で示すようにベース信号B6が出力され
て、パワートランジスタ14がオンする。従って、今度
は、直流電源17,電流ヒューズ25,パワートランジ
スタ9,モータコイル1A,モータコイル1C,パワー
トランジスタ14及び直流電源17の経路でモータコイ
ル1Aに通電される。図2から明らかなように、他のモ
ータコイル1B及び1Cについても同様であり、モータ
コイル1A乃至1Cは2相同時通電により回転磁界を発
生するようになる。
【0024】そして、マイクロコンピュータ18は、入
力ポートI1に偏差信号が与えられると、その偏差信号
に基づいてその偏差信号が零となるようなベース信号の
幅を演算し、その演算結果によるベース信号B1乃至B
6を出力ポートQ1乃至Q6から出力し、以て、ブラシ
レスモータ1の回転即ちロータの回転が設定回転数(定
常回転数)になるようにフィードバック制御するもので
ある。
【0025】ところで、モータコイル1A乃至1Cの通
電切換え時にはこれらにスイッチングサージたる誘起電
圧が発生するものであり、これはコンデンサ19A乃至
19Cによって吸収される。
【0026】ここで、例えば、モータコイル1Aについ
て考えてみる。マイクロコンピュータ18の出力ポート
Q1からベース信号B1が出力されなくなって、パワー
トランジスタ9がオフすると、代りに、出力ポートQ2
から図2(b)で示すようにベース信号B2が出力さ
れ、パワートランジスタ10がオンする。そして、パワ
ートランジスタ9のオフによりモータコイル1Aに対す
る順方向への通電が切られると、そのモータコイル1A
には電源電圧とは逆方向に誘起電圧が発生する。これに
より、モータコイル1A,コンデンサ19A,直流電源
17,電流ヒューズ25,パワートランジスタ10,モ
ータコイル1B及びモータコイル1Aの経路でコンデン
サ19Aの充電回路が形成され、以て、モータコイル1
Aのスイッチングサージ即ち誘起電圧の吸収が行なわれ
る。
【0027】その後、マイクロコンピュータ18が出力
ポートQ4から図2(d)で示すようにベース信号B4
を出力し、パワートランジスタ12がオンすると、パワ
ートランジスタ12を介してコンデンサ19Aの放電回
路が形成され、以て、コンデンサ19Aの充電電荷が放
電される。
【0028】以上は、モータコイル1Aのコンデンサ1
9Aによるスイッチングサージの吸収及び放電について
述べたものであるが、他のモータコイル1B並びに1C
のスイッチングサージも同様にしてコンデンサ19B並
びに19Cによって吸収されるものであり、そして、コ
ンデンサ19B並びに19Cの充電電荷はパワートラン
ジスタ13並びに14を介して放電される。
【0029】さて、ブラシレスモータ1の起動時の動作
について述べる。
【0030】先ず、ブラシレスモータ1の起動時には、
異常検出回路31は起動指令に基づいて出力端子Rから
起動信号を出力してクロックパルス発生回路22に与え
る。クロックパルス発生回路22は、起動信号が与えら
れると、出力端子Sから所定の低回転数に応じた周期の
クロック信号を出力するようになる。従って、マイクロ
コンピュータ18は、出力ポートQ1乃至Q6から図2
に示すようにベース信号B1乃至B6を出力するように
なるので、ブラシレスモータ1が回転起動される。そし
て、ブラシレスモータ1の回転に応じて回転検出器20
は回転検出信号としてパルス信号を出力する。
【0031】クロックパルス発生回路22は、その後
は、クロック信号の周期を所定の低回転数に対応する大
なるものから設定回転数に対応する小なるものへと順次
変化させる起動動作を行なうようになり、従って、ブラ
シレスモータ1は、設定回転数へと順次上昇回転するよ
うになる。
【0032】さて、クロックパルス発生回路22に起動
信号が与えられたにもかかわらずブラシレスモータ1が
何らかの原因で起動しなかった場合を考えてみる。この
場合には、クロックパルス発生回路22がクロック信号
を出力しているにもかかわらず、回転検出器20は回転
検出信号たるパルス信号を出力しない。そこで、異常検
出回路31は、入力端子Sにクロックパルス発生回路2
2からのクロック信号が与えられているにもかかわらず
入力端子Dに回転検出器20からパルス信号が与えられ
ないことを検出して、起動信号の出力後一定時間(例え
ば0.1秒)後に出力端子Rから再び起動信号を出力し
てクロックパルス発生回路22の入力端子Rに与えるよ
うになる。
【0033】クロックパルス発生回路22は、再び起動
信号が与えられると、所定の低回転数に応じた周期のク
ロック信号を出力し、次いで、そのクロック信号の周期
を設定回転数に応じた周期に向けて順次変化させる起動
動作を行なう。異常検出回路31は、クロックパルス発
生回路22からのクロック信号と回転検出器20からの
パルス信号の有無とによってブラシレスモータ1が起動
したか否かを再び検出し、起動していなかった場合には
更に起動信号を出力してクロックパルス発生回路22に
起動動作を行なわせる。
【0034】このようにして、異常検出回路31は、最
初の起動信号の出力から所定回数(例えば1乃至3回)
の起動信号の出力にもかかわらずブラシレスモータ1が
起動しなかった場合には、出力端子Gからゲート信号を
出力して遮断回路24のサイリスタ26に与えるように
なり、従って、サイリスタ26がターンオンする。これ
により、電流ヒューズ25には抵抗27及びサイリスタ
26を介して強制的に過電流が流されるようになり、そ
の電流ヒューズ25は速やかに溶断して駆動回路8を直
流電源17から遮断する。
【0035】尚、サイリスタ26がオンすると、抵抗3
3を介して発光ダイオード34に電流が流れるので、そ
の発光ダイオード34が発光して異常発生により電流ヒ
ューズ25が強制的に溶断されたことを報知するように
なる。
【0036】又、ブラシレスモータ1の運転中(定常回
転中)において何らかの原因でブラシレスモータ1の回
転が停止した場合を考えてみる。この場合でも、異常検
出回路31は、クロックパルス発生回路22の出力端子
Sからクロック信号が出力されているにもかかわらず回
転検出器20からのパルス信号がなくなることを検出し
て、出力端子Rから起動信号を出力するようになり、従
って、クロックパルス発生回路22は前述したような起
動動作を行なうようになる。
【0037】以後の動作は、前述したようなブラシレス
モータ1の起動時と同様であり、所定回数の起動信号の
出力にもかかわらずブラシレスモータ1が起動しなかっ
た場合には、サイリスタ26がターンオンされて、電流
ヒューズ25が溶断するようになる。
【0038】ところで、ブラシレスモータ1が起動不良
となったり、或いは、運転中(定常回転中)に回転停止
となる原因としては、ブラシレスモータ1のロック事
故,駆動回路8のパワートランジスタ9乃至14のいず
れかのショート破壊若しくはオープン破壊並びにその他
の構成部品の動作不能等のように、種々考えられるが、
前述したような如き異常検出回路31を設ける構成とす
れば、仮令、いずれかの事故によって電流ヒューズ25
が直接的に溶断されない場合があったとしても、異常検
出回路31の動作によって駆動回路8及びブラシレスモ
ータ1に過大電流を流し続けることなく、速やかに電流
ヒューズ25を溶断することになるものである。
【0039】このような本実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。
【0040】即ち、異常検出回路31から起動信号がク
ロックパルス発生回路22に与えられたにもかかわら
ず、ブラシレスモータ1が起動しなかった場合に、その
後、異常検出回路31から所定回数(例えば1乃至3
回)起動信号を出力して、それでもブラシレスモータ1
が回転起動しない時には、遮断回路24により電流ヒュ
ーズ25に過電流を流して、その電流ヒューズ25を強
制的に溶断することによって、ブラシレスモータ1の駆
動回路8に対する直流電源17を遮断するようにした。
【0041】従って、ブラシレスモータ1が起動時にお
いて何らかの原因により起動不良となった場合、若しく
は、ブラシレスモータ1が運転中に何らかの原因で回転
停止した場合、等の異常状態が発生した場合には、電流
ヒューズ25が強制的に溶断されることになって、ブラ
シレスモータ1のモータコイル1A乃至1C及びその他
の部品が発煙,発火することを防止することができる。
【0042】更に、異常検出回路31によりサイリスタ
26がターンオンされて電流ヒューズ25に通過流を流
した時に直流電源17の電圧が低下したとしても、非常
用直流電源回路28によって異常検出回路31の直流電
源電圧が確保されるので、サイリスタ26の確実なター
ンオン即ち電流ヒューズ25の確実な溶断を実行させる
ことができる。
【0043】そして、遮断回路24のサイリスタ26が
ターンオンされた時には、発光ダイオード34を発光さ
せるようにしたので、異常により電流ヒューズ25が溶
断されたことを報知することができ、使用者にとって極
めて便利である。
【0044】尚、上記実施例では、マイクロコンピュー
タ18とは別に異常検出回路31を設けるようにした
が、マイクロコンピュータ18自体に異常検出回路31
の機能をもたせるようにしてもよく、この場合には、マ
イクロコンピュータ18が異常検出手段を兼ねることに
なる。
【0045】又、上記実施例では、非常用直流電源回路
28及び異常報知回路32を設けるようにしたが、これ
らは必要に応じて設ければよいものである。
【0046】その他、本発明は上記実施例にのみ限定さ
れるものではなく、例えばレーザビームプリンタのポリ
ゴンミラー駆動用のブラシレスモータに限らず、複数相
のモータコイルを有するモータ全般に適用し得る等、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは
勿論である。
【0047】
【発明の効果】本発明のモータの駆動装置は以上説明し
たように、起動信号の出力にもかかわらずモータが起動
しなかった場合には、駆動回路に対する直流電源を遮断
するようにしたので、異常発生時には速やかに電源が断
たれることになって、モータ及びその他の部品の発煙,
発火を防止することができるという優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す駆動装置の電気的構成
【図2】作用説明用のタイムチャート
【図3】レーザビームプリンタの概略的構成図
【符号の説明】
図面中、1はブラシレスモータ(モータ)、1A乃至1
Cはモータコイル、3はポリゴンミラー、8は駆動回
路、9乃至14はパワートランジスタ(半導体スイッチ
ング素子)、18はマイクロコンピュータ(制御手
段)、20は回転検出器(回転検出手段)、21は減算
回路、22はクロック信号発生回路、24は遮断回路、
25は電流ヒューズ、31は異常検出回路(異常検出手
段)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 直流電源と、多数の半導体スイッチング
    素子により構成された駆動回路と、この駆動回路と直流
    電源との間に設けられ電流ヒューズと、起動信号に基づ
    いて前記駆動回路の半導体スイッチング素子をオンオフ
    させることによりモータの複数相のモータコイルを通断
    電制御する制御手段と、前記モータの回転を検出する回
    転検出手段と、この回転検出手段の回転検出信号を受け
    るように設けられ前記モータに対する起動信号の出力に
    もかかわらず前記回転検出信号がない場合には起動信号
    の出力を所定回数繰返してそれでも前記回転検出信号が
    ない時には前記電流ヒューズに過電流を強制的に流す遮
    断回路を形成する異常検出手段とを具備してなるモータ
    の駆動装置。
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