JPH0530617A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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- JPH0530617A JPH0530617A JP3206553A JP20655391A JPH0530617A JP H0530617 A JPH0530617 A JP H0530617A JP 3206553 A JP3206553 A JP 3206553A JP 20655391 A JP20655391 A JP 20655391A JP H0530617 A JPH0530617 A JP H0530617A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 稼動状態のガス絶縁開閉装置を停止させるこ
となく、先行設置された母線断路器に対して増設ユニッ
トを増設することができるガス絶縁開閉装置を提供す
る。 【構成】 増設用の主母線甲１と、増設用主母線甲１に
用いられる母線断路器３と、これら両者１、３が収納さ
れ且つ定格ガス圧力に保持されたガス区分９と、ガス区
分９の接続部に取り付けられた絶縁スペーサ８と、絶縁
スペーサ８に取り付けられたカバー１１とを備えたガス
絶縁開閉装置において、絶縁スペーサ８とカバー１１と
の間に独立したガス区分を有する接続母線部１２を介装
したことを特徴とする。
となく、先行設置された母線断路器に対して増設ユニッ
トを増設することができるガス絶縁開閉装置を提供す
る。 【構成】 増設用の主母線甲１と、増設用主母線甲１に
用いられる母線断路器３と、これら両者１、３が収納さ
れ且つ定格ガス圧力に保持されたガス区分９と、ガス区
分９の接続部に取り付けられた絶縁スペーサ８と、絶縁
スペーサ８に取り付けられたカバー１１とを備えたガス
絶縁開閉装置において、絶縁スペーサ８とカバー１１と
の間に独立したガス区分を有する接続母線部１２を介装
したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所、開閉所、自家
受変電設備等に用いられるガス絶縁開閉装置、更に詳し
くは、ガス絶縁開閉装置の増設の利便を図ったガス絶縁
開閉装置に関する。
受変電設備等に用いられるガス絶縁開閉装置、更に詳し
くは、ガス絶縁開閉装置の増設の利便を図ったガス絶縁
開閉装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のガス絶縁開閉装置として
は、例えば、三菱電機技報社発行の三菱電機技報, ６３
巻, １０号, １２頁, 図６に記載のものがあり、このガ
ス絶縁開閉装置を示したものが図２である。そこで、従
来のガス絶縁開閉装置を図２に基づいて説明する。図２
において、１は主母線甲、２は主母線乙、３は主母線甲
に用いられる母線断路器、４は主母線乙に用いられる母
線断路器、５は接地開閉器、６は計器用変流器、７は遮
断器、８は絶縁スペーサ、９、１０は内部がそれぞれ定
格ガス圧力（例えば４Ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ）に保持されたガ
ス区分である。また、図３は将来計器用変流器６及び遮
断器７等のユニットを設置する場合に備えて予め先行し
て設置された母線断路器３、４等を示す図で、ユニット
を設置するまでは絶縁スペーサ８にカバー１１が取り付
けられている。
は、例えば、三菱電機技報社発行の三菱電機技報, ６３
巻, １０号, １２頁, 図６に記載のものがあり、このガ
ス絶縁開閉装置を示したものが図２である。そこで、従
来のガス絶縁開閉装置を図２に基づいて説明する。図２
において、１は主母線甲、２は主母線乙、３は主母線甲
に用いられる母線断路器、４は主母線乙に用いられる母
線断路器、５は接地開閉器、６は計器用変流器、７は遮
断器、８は絶縁スペーサ、９、１０は内部がそれぞれ定
格ガス圧力（例えば４Ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ）に保持されたガ
ス区分である。また、図３は将来計器用変流器６及び遮
断器７等のユニットを設置する場合に備えて予め先行し
て設置された母線断路器３、４等を示す図で、ユニット
を設置するまでは絶縁スペーサ８にカバー１１が取り付
けられている。
【０００３】而して、従来のガス絶縁開閉装置を増設す
る場合には、既に先行設置されている母線断路器３と主
母線甲１のガス区分９のガス圧力を大気圧近傍まで圧力
を下げてカバー１１を取り外した後、計器用変流器６、
遮断器７等の増設ユニットを接続する。増設ユニットの
接続が完了した後、母線断路器３と主母線甲１のガス区
分９にガスを充填することによってその圧力を昇圧して
定格ガス圧力に戻してから主母線甲１の運転を再開する
ようにしていた。このようなガス抜き、ガス充填の作業
を行なうのは、このような作業をせずにカバー１１のみ
を取り外した状態で増設作業をすると、注型絶縁物から
なる絶縁スペーサ８がガス区分９のガス圧によって破損
し、作業員の安全を保てなくなるからである。
る場合には、既に先行設置されている母線断路器３と主
母線甲１のガス区分９のガス圧力を大気圧近傍まで圧力
を下げてカバー１１を取り外した後、計器用変流器６、
遮断器７等の増設ユニットを接続する。増設ユニットの
接続が完了した後、母線断路器３と主母線甲１のガス区
分９にガスを充填することによってその圧力を昇圧して
定格ガス圧力に戻してから主母線甲１の運転を再開する
ようにしていた。このようなガス抜き、ガス充填の作業
を行なうのは、このような作業をせずにカバー１１のみ
を取り外した状態で増設作業をすると、注型絶縁物から
なる絶縁スペーサ８がガス区分９のガス圧によって破損
し、作業員の安全を保てなくなるからである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス絶縁開閉装置は、上述のように先行設置された母線
断路器３、４が絶縁スペーサ８にカバー１０を直接取り
付けた構造になっているため、増設ユニットの接続作業
をする場合には上述のように一旦主母線甲１の稼動を停
止させなくてはならず、その間ガス絶縁開閉装置の稼動
能力が低下して変電所等の電力系統の信頼性が落ちると
いう課題があった。
ガス絶縁開閉装置は、上述のように先行設置された母線
断路器３、４が絶縁スペーサ８にカバー１０を直接取り
付けた構造になっているため、増設ユニットの接続作業
をする場合には上述のように一旦主母線甲１の稼動を停
止させなくてはならず、その間ガス絶縁開閉装置の稼動
能力が低下して変電所等の電力系統の信頼性が落ちると
いう課題があった。
【０００５】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、稼動状態のガス絶縁開閉装置を停止させる
ことなく、先行設置された母線断路器に対して増設ユニ
ットを増設することができるガス絶縁開閉装置を提供す
ることを目的としている。
れたもので、稼動状態のガス絶縁開閉装置を停止させる
ことなく、先行設置された母線断路器に対して増設ユニ
ットを増設することができるガス絶縁開閉装置を提供す
ることを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のガス絶縁開閉装
置は、増設用の主母線と、増設用母線に用いられる母線
断路器と、これら両者が収納され且つ定格ガス圧力に保
持されたガス区分と、ガス区分の接続部に取り付けられ
た絶縁スペーサと、絶縁スペーサに取り付けられたカバ
ーとを備えたガス絶縁開閉装置において、上記絶縁スペ
ーサと上記カバーとの間に独立したガス区分を有する接
続母線部を介装して構成されたものである。
置は、増設用の主母線と、増設用母線に用いられる母線
断路器と、これら両者が収納され且つ定格ガス圧力に保
持されたガス区分と、ガス区分の接続部に取り付けられ
た絶縁スペーサと、絶縁スペーサに取り付けられたカバ
ーとを備えたガス絶縁開閉装置において、上記絶縁スペ
ーサと上記カバーとの間に独立したガス区分を有する接
続母線部を介装して構成されたものである。
【０００７】
【作用】本発明によれば、増設用ユニットを母線断路器
に接続する場合には、母線断路器のガス区分を定格ガス
圧力に保持したまま、接続母線部のガス区分のガス圧力
を大気圧近傍まで下げて状態でカバーを取り外し、増設
ユニットを接続母線部に接続した後、接続母線部のガス
区分のガス圧力を定格ガス圧力に戻すだけで、ガス絶縁
開閉装置を停止させることなく増設ユニットを増設する
ことができる。
に接続する場合には、母線断路器のガス区分を定格ガス
圧力に保持したまま、接続母線部のガス区分のガス圧力
を大気圧近傍まで下げて状態でカバーを取り外し、増設
ユニットを接続母線部に接続した後、接続母線部のガス
区分のガス圧力を定格ガス圧力に戻すだけで、ガス絶縁
開閉装置を停止させることなく増設ユニットを増設する
ことができる。
【０００８】
【実施例】以下、図１に示す実施例に基づいて従来と同
一または相当部分には同一符号を付して本発明を説明す
る。尚、図１は本発明のガス絶縁開閉装置の一実施例を
示す図で、ガス絶縁開閉装置の先行設置部分を示す断面
図である。
一または相当部分には同一符号を付して本発明を説明す
る。尚、図１は本発明のガス絶縁開閉装置の一実施例を
示す図で、ガス絶縁開閉装置の先行設置部分を示す断面
図である。
【０００９】本実施例のガス絶縁開閉装置は、図１に示
すように、将来増設予定を有する先行設置部である主母
線甲１と、増設用主母線甲１に用いられる母線断路器３
と、これら両者１、３が収納され且つ定格ガス圧力に保
持されたガス区分９と、ガス区分９の接続部に取り付け
られた絶縁スペーサ８と、絶縁スペーサ８に取り付けら
れたカバー１１とを備えて構成されている。
すように、将来増設予定を有する先行設置部である主母
線甲１と、増設用主母線甲１に用いられる母線断路器３
と、これら両者１、３が収納され且つ定格ガス圧力に保
持されたガス区分９と、ガス区分９の接続部に取り付け
られた絶縁スペーサ８と、絶縁スペーサ８に取り付けら
れたカバー１１とを備えて構成されている。
【００１０】而して、上記ガス絶縁開閉装置は、絶縁ス
ペーサ８とカバー１１との間に独立したガス区分を有す
る接続母線部１２が介装されている。そして、増設予定
の計器用変流器６、遮断器７（図２参照）等の増設ユニ
ットを接続する場合には、カバー１１を取り外して接続
母線部１２に接続するように構成されている。その他は
従来と同様に構成されている。尚、本実施例のガス絶縁
開閉装置は、主母線が三相一括形且つその母線断路器以
降が相分離形であり、母線断路器が各ユニット毎に同一
のガス区分になっている二重母線方式のものである。
ペーサ８とカバー１１との間に独立したガス区分を有す
る接続母線部１２が介装されている。そして、増設予定
の計器用変流器６、遮断器７（図２参照）等の増設ユニ
ットを接続する場合には、カバー１１を取り外して接続
母線部１２に接続するように構成されている。その他は
従来と同様に構成されている。尚、本実施例のガス絶縁
開閉装置は、主母線が三相一括形且つその母線断路器以
降が相分離形であり、母線断路器が各ユニット毎に同一
のガス区分になっている二重母線方式のものである。
【００１１】而して、本実施例のガス絶縁開閉装置に増
設ユニットを接続する場合には、まず、既に先行設置さ
れている母線断路器３及び母線断路器４を開極し、接地
開閉器を閉極して増設側導体を接地する。また、主母線
甲１とその母線断路器３のガス区分９、及び主母線乙２
とその母線断路器４のガス区分１０はそのまま定格ガス
圧力に保持し、主母線甲１、主母線乙２は共に停止させ
ず、運転状態を維持する。次いで、接続母線部１２のガ
ス区分のガス圧力を大気圧近傍まで下げてからカバー１
１と絶縁スペーサ８間のガスを抜いて絶縁スペーサ８か
らカバー１１を取り外す。カバー１１を取り外した後、
計器用変流器６、遮断器７等の増設ユニットを接続母線
部１２に接続する。増設された各機器のガス区分につい
てはそれぞれ真空引きをしたり、定格ガス圧力になるま
でガスを充填する。更に、接続母線部１２のガス区分に
ガスを充填することによってその圧力を昇圧して定格ガ
ス圧力に戻す。然る後、増設ユニットについての各種の
試験を行なって、所期の機能を発揮していることが認め
られたら試験を終了して増設ユニットの運転を開始す
る。
設ユニットを接続する場合には、まず、既に先行設置さ
れている母線断路器３及び母線断路器４を開極し、接地
開閉器を閉極して増設側導体を接地する。また、主母線
甲１とその母線断路器３のガス区分９、及び主母線乙２
とその母線断路器４のガス区分１０はそのまま定格ガス
圧力に保持し、主母線甲１、主母線乙２は共に停止させ
ず、運転状態を維持する。次いで、接続母線部１２のガ
ス区分のガス圧力を大気圧近傍まで下げてからカバー１
１と絶縁スペーサ８間のガスを抜いて絶縁スペーサ８か
らカバー１１を取り外す。カバー１１を取り外した後、
計器用変流器６、遮断器７等の増設ユニットを接続母線
部１２に接続する。増設された各機器のガス区分につい
てはそれぞれ真空引きをしたり、定格ガス圧力になるま
でガスを充填する。更に、接続母線部１２のガス区分に
ガスを充填することによってその圧力を昇圧して定格ガ
ス圧力に戻す。然る後、増設ユニットについての各種の
試験を行なって、所期の機能を発揮していることが認め
られたら試験を終了して増設ユニットの運転を開始す
る。
【００１２】以上説明したように本実施例によれば、増
設用として先行設置された主母線甲１のガス区分９に絶
縁スペーサ８を介してガス区分を有する接続母線部１２
を設けたため、主母線甲１、その母線断路器３等を停止
させることなく増設ユニットを接続することができ、延
いては増設作業中であっても変電所等の稼動能力を低下
させることがなく、変電所等の信頼度を向上させること
ができる。
設用として先行設置された主母線甲１のガス区分９に絶
縁スペーサ８を介してガス区分を有する接続母線部１２
を設けたため、主母線甲１、その母線断路器３等を停止
させることなく増設ユニットを接続することができ、延
いては増設作業中であっても変電所等の稼動能力を低下
させることがなく、変電所等の信頼度を向上させること
ができる。
【００１３】尚、上記実施例では、主母線が三相一括形
且つその母線断路器以降が相分離形であり、母線断路器
が各ユニット毎に同一のガス区分になっている二重母線
方式のものについてのみ説明したが、本発明は、単母線
方式であってもよく、唯一の主母線を停止せずに増設ユ
ニットが接続可能なものであれば同様に適用することが
でき、また、主母線のみならず、引き出しブッシング部
を除く、母線断路器、計器用変流器、遮断器、避雷器等
の全てを三相一括形にした全三相一括形ガス絶縁開閉装
置で二重母線方式、単母線方式のいずれの場合であって
も同様に適用することができる。
且つその母線断路器以降が相分離形であり、母線断路器
が各ユニット毎に同一のガス区分になっている二重母線
方式のものについてのみ説明したが、本発明は、単母線
方式であってもよく、唯一の主母線を停止せずに増設ユ
ニットが接続可能なものであれば同様に適用することが
でき、また、主母線のみならず、引き出しブッシング部
を除く、母線断路器、計器用変流器、遮断器、避雷器等
の全てを三相一括形にした全三相一括形ガス絶縁開閉装
置で二重母線方式、単母線方式のいずれの場合であって
も同様に適用することができる。
【００１４】また、本発明は、主母線をはじめ、全ての
構成機器が相分離形のガス絶縁開閉装置で、二重母線方
式、単母線方式のいずれの場合にも適用することができ
る。また、二重母線方式、単母線方式以外の母線方式で
も先行設置した主母線部に接続される部分に本発明にお
ける接続母線部を付加することによって本発明と同様の
作用効果を期することができる。
構成機器が相分離形のガス絶縁開閉装置で、二重母線方
式、単母線方式のいずれの場合にも適用することができ
る。また、二重母線方式、単母線方式以外の母線方式で
も先行設置した主母線部に接続される部分に本発明にお
ける接続母線部を付加することによって本発明と同様の
作用効果を期することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、将
来増設するために先行設置された増設用の主母線と、増
設用主母線に用いられる母線断路器と、これら両者が収
納され且つ定格ガス圧力に保持されたガス区分と、ガス
区分の接続部に取り付けられた絶縁スペーサと、絶縁ス
ペーサに取り付けられたカバーとを備えたガス絶縁開閉
装置に、上記絶縁スペーサと上記カバーとの間に独立し
たガス区分を有する接続母線部を介装したことにより、
稼動状態のガス絶縁開閉装置を停止させることなく、先
行設置された母線断路器に対して増設ユニットを増設す
ることができるガス絶縁開閉装置を提供することができ
る。
来増設するために先行設置された増設用の主母線と、増
設用主母線に用いられる母線断路器と、これら両者が収
納され且つ定格ガス圧力に保持されたガス区分と、ガス
区分の接続部に取り付けられた絶縁スペーサと、絶縁ス
ペーサに取り付けられたカバーとを備えたガス絶縁開閉
装置に、上記絶縁スペーサと上記カバーとの間に独立し
たガス区分を有する接続母線部を介装したことにより、
稼動状態のガス絶縁開閉装置を停止させることなく、先
行設置された母線断路器に対して増設ユニットを増設す
ることができるガス絶縁開閉装置を提供することができ
る。
【図１】図１は本発明のガス絶縁開閉装置の一実施例を
示す図で、ガス絶縁開閉装置の先行設置部分を示す断面
図である。
示す図で、ガス絶縁開閉装置の先行設置部分を示す断面
図である。
【図２】従来のガス絶縁開閉装置を示す断面図である。
【図３】従来のガス絶縁開閉装置の先行設置部を示す図
１相当図である。
１相当図である。
１ 主母線甲 ３ 母線断路器 ８ 絶縁スペーサ ９ ガス区分 １１ カバー １２ 接続母線部
【手続補正書】
【提出日】平成３年１１月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００１
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所、開閉所、自家
用受変電設備等に用いられるガス絶縁開閉装置、更に詳
しくは、ガス絶縁開閉装置の増設の利便を図ったガス絶
縁開閉装置に関する。
用受変電設備等に用いられるガス絶縁開閉装置、更に詳
しくは、ガス絶縁開閉装置の増設の利便を図ったガス絶
縁開閉装置に関する。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のガス絶縁開閉装置として
は、例えば、三菱電機技報社発行の三菱電機技報, ６３
巻, １０号, １２頁, 図６に記載のものがあり、このガ
ス絶縁開閉装置を示したものが図２である。そこで、従
来のガス絶縁開閉装置を図２に基づいて説明する。図２
において、１は主母線甲、２は主母線乙、３は主母線甲
に用いられる母線断路器、４は主母線乙に用いられる母
線断路器、５は接地開閉器、６は計器用変流器、７は遮
断器、８は絶縁スペーサ、９、１０は内部がそれぞれ定
格ガス圧力（例えば４ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ）に保持されたガ
ス区分である。また、図３は将来計器用変流器６及び遮
断器７等のユニットを設置する場合に備えて予め先行し
て設置された母線断路器３、４等を示す図で、ユニット
を設置するまでは絶縁スペーサ８にカバー１１が取り付
けられている。
は、例えば、三菱電機技報社発行の三菱電機技報, ６３
巻, １０号, １２頁, 図６に記載のものがあり、このガ
ス絶縁開閉装置を示したものが図２である。そこで、従
来のガス絶縁開閉装置を図２に基づいて説明する。図２
において、１は主母線甲、２は主母線乙、３は主母線甲
に用いられる母線断路器、４は主母線乙に用いられる母
線断路器、５は接地開閉器、６は計器用変流器、７は遮
断器、８は絶縁スペーサ、９、１０は内部がそれぞれ定
格ガス圧力（例えば４ｋｇ／ｃｍ2 Ｇ）に保持されたガ
ス区分である。また、図３は将来計器用変流器６及び遮
断器７等のユニットを設置する場合に備えて予め先行し
て設置された母線断路器３、４等を示す図で、ユニット
を設置するまでは絶縁スペーサ８にカバー１１が取り付
けられている。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】而して、従来のガス絶縁開閉装置を増設す
る場合には、既に先行設置されている母線断路器３と主
母線甲１のガス区分９のガス圧力を大気圧近傍まで圧力
を下げてカバー１１を取り外した後、計器用変流器６、
遮断器７等の増設ユニットを接続する。増設ユニットの
接続が完了した後、母線断路器３と主母線甲１のガス区
分９にガスを充填することによってその圧力を昇圧して
定格ガス圧力に戻してから主母線甲１の運転を再開する
ようにしていた。このようなガス抜き、ガス充填の作業
を行なうのは、このような作業をせずにカバー１１のみ
を取り外した状態で増設作業をすると、注型絶縁物から
なる絶縁スペーサ８がガス区分９のガス圧によって破損
し、作業員の安全を保てなくなる場合がありうるからで
ある。
る場合には、既に先行設置されている母線断路器３と主
母線甲１のガス区分９のガス圧力を大気圧近傍まで圧力
を下げてカバー１１を取り外した後、計器用変流器６、
遮断器７等の増設ユニットを接続する。増設ユニットの
接続が完了した後、母線断路器３と主母線甲１のガス区
分９にガスを充填することによってその圧力を昇圧して
定格ガス圧力に戻してから主母線甲１の運転を再開する
ようにしていた。このようなガス抜き、ガス充填の作業
を行なうのは、このような作業をせずにカバー１１のみ
を取り外した状態で増設作業をすると、注型絶縁物から
なる絶縁スペーサ８がガス区分９のガス圧によって破損
し、作業員の安全を保てなくなる場合がありうるからで
ある。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス絶縁開閉装置は、上述のように先行設置された母線
断路器３、４が絶縁スペーサ８にカバー１１を直接取り
付けた構造になっているため、増設ユニットの接続作業
をする場合には上述のように一旦主母線甲１の稼動を停
止させなくてはならず、その間ガス絶縁開閉装置の稼動
能力が低下して変電所等の電力系統の信頼性が落ちると
いう課題があった。
ガス絶縁開閉装置は、上述のように先行設置された母線
断路器３、４が絶縁スペーサ８にカバー１１を直接取り
付けた構造になっているため、増設ユニットの接続作業
をする場合には上述のように一旦主母線甲１の稼動を停
止させなくてはならず、その間ガス絶縁開閉装置の稼動
能力が低下して変電所等の電力系統の信頼性が落ちると
いう課題があった。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００７
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００７】
【作用】本発明によれば、増設用ユニットを母線断路器
に接続する場合には、母線断路器のガス区分を定格ガス
圧力に保持したまま、接続母線部のガス区分のガス圧力
を大気圧近傍まで下げた状態でカバーを取り外し、増設
ユニットを接続母線部に接続した後、接続母線部のガス
区分のガス圧力を定格ガス圧力に戻すだけで、ガス絶縁
開閉装置を停止させることなく増設ユニットを増設する
ことができる。
に接続する場合には、母線断路器のガス区分を定格ガス
圧力に保持したまま、接続母線部のガス区分のガス圧力
を大気圧近傍まで下げた状態でカバーを取り外し、増設
ユニットを接続母線部に接続した後、接続母線部のガス
区分のガス圧力を定格ガス圧力に戻すだけで、ガス絶縁
開閉装置を停止させることなく増設ユニットを増設する
ことができる。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】而して、本実施例のガス絶縁開閉装置に増
設ユニットを接続する場合には、まず、既に先行設置さ
れている母線断路器３及び母線断路器４を開極し、接地
開閉器を閉極して増設側導体を接地する。また、主母線
甲１とその母線断路器３のガス区分９、及び主母線乙２
とその母線断路器４のガス区分１０はそのまま定格ガス
圧力に保持し、主母線甲１、主母線乙２は共に停止させ
ず、運転状態を維持する。次いで、接続母線部１２のガ
ス区分のガス圧力を大気圧近傍まで下げてからカバー１
１と絶縁スペーサ８間のガスを抜いて絶縁スペーサ８か
らカバー１１を取り外す。カバー１１を取り外した後、
計器用変流器６、遮断器７等の増設ユニットを接続母線
部１２に接続する。増設された各機器のガス区分につい
てはそれぞれ真空引きをした後、定格ガス圧力になるま
でガスを充填する。更に、接続母線部１２のガス区分に
ガスを充填することによってその圧力を昇圧して定格ガ
ス圧力に戻す。然る後、増設ユニットについての各種の
試験を行なって、所期の機能を発揮していることが認め
られたら試験を終了して増設ユニットの運転を開始す
る。
設ユニットを接続する場合には、まず、既に先行設置さ
れている母線断路器３及び母線断路器４を開極し、接地
開閉器を閉極して増設側導体を接地する。また、主母線
甲１とその母線断路器３のガス区分９、及び主母線乙２
とその母線断路器４のガス区分１０はそのまま定格ガス
圧力に保持し、主母線甲１、主母線乙２は共に停止させ
ず、運転状態を維持する。次いで、接続母線部１２のガ
ス区分のガス圧力を大気圧近傍まで下げてからカバー１
１と絶縁スペーサ８間のガスを抜いて絶縁スペーサ８か
らカバー１１を取り外す。カバー１１を取り外した後、
計器用変流器６、遮断器７等の増設ユニットを接続母線
部１２に接続する。増設された各機器のガス区分につい
てはそれぞれ真空引きをした後、定格ガス圧力になるま
でガスを充填する。更に、接続母線部１２のガス区分に
ガスを充填することによってその圧力を昇圧して定格ガ
ス圧力に戻す。然る後、増設ユニットについての各種の
試験を行なって、所期の機能を発揮していることが認め
られたら試験を終了して増設ユニットの運転を開始す
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 増設用の主母線と、増設用主母線に用い
られる母線断路器と、これら両者が収納され且つ定格ガ
ス圧力に保持されたガス区分と、ガス区分の接続部に取
り付けられた絶縁スペーサと、絶縁スペーサに取り付け
られたカバーとを備えたガス絶縁開閉装置において、上
記絶縁スペーサと上記カバーとの間に独立したガス区分
を有する接続母線部を介装したことを特徴とするガス絶
縁開閉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206553A JPH0530617A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206553A JPH0530617A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530617A true JPH0530617A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16525299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3206553A Pending JPH0530617A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530617A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007159210A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Japan Ae Power Systems Corp | ガス絶縁装置 |
| JP2016013034A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 三菱電機株式会社 | ガス絶縁開閉装置 |
| WO2023139642A1 (ja) * | 2022-01-18 | 2023-07-27 | 株式会社東芝 | ガス絶縁開閉装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01264507A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-20 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
| JPH0241605B2 (ja) * | 1984-09-07 | 1990-09-18 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP3206553A patent/JPH0530617A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0241605B2 (ja) * | 1984-09-07 | 1990-09-18 | ||
| JPH01264507A (ja) * | 1988-04-13 | 1989-10-20 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2016013034A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 三菱電機株式会社 | ガス絶縁開閉装置 |
| WO2023139642A1 (ja) * | 2022-01-18 | 2023-07-27 | 株式会社東芝 | ガス絶縁開閉装置 |
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