JPH0530562U - ボールねじ用軸受ユニツト - Google Patents
ボールねじ用軸受ユニツトInfo
- Publication number
- JPH0530562U JPH0530562U JP8056991U JP8056991U JPH0530562U JP H0530562 U JPH0530562 U JP H0530562U JP 8056991 U JP8056991 U JP 8056991U JP 8056991 U JP8056991 U JP 8056991U JP H0530562 U JPH0530562 U JP H0530562U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing unit
- ball screw
- housing
- bearing
- bore
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボールねじ用軸受ユニットの加工工数の低減
及び軽量化を図ることである。 【構成】 ボールねじ用軸受ユニット1のハウジング2
をダクタイル鋳鉄の鋳造品により構成した。
及び軽量化を図ることである。 【構成】 ボールねじ用軸受ユニット1のハウジング2
をダクタイル鋳鉄の鋳造品により構成した。
Description
【0001】
この考案はボールねじ用軸受ユニットに関するものである。
【0002】
ボールねじの両端部を回転自在に支持する軸受ユニットとして、固定側軸受ユ ニットと支持側軸受ユニットを用い、固定側ユニットによりボールねじの一端を 軸方向への移動を制限して支持せしめ、支持側軸受ユニットによりボールねじの 他端を軸方向への移動を許容して支持せしめることが従来から行われている。支 持側軸受ユニットにより、軸方向への移動を許容して支持せしめるのは、ボール ねじの熱膨張による伸縮を吸収するためである。
【0003】 上記のごとき従来のボールねじ用軸受ユニットのハウジングは、切削加工によ り製作されていた。
【0004】
従来のように軸受ユニットのハウジングを切削加工により製作すると、加工工 数が非常に多くなり、生産能率が悪い欠点があった。また生産能率を上げるため に加工工数を減らすと、余分な肉厚部が残存し、結果的に重量が重くなる欠点が あった。
【0005】 そこで、この考案は、ボールねじ用軸受ユニットにおける上記の欠点を解消し 、その生産能率をあげると共に、軽量化を図ることを課題とする。
【0006】
上記の課題を解決するために、この考案は軸受をハウジング内に組込み、上記 軸受によりボールねじの端部を支持するようにしたボールねじ用軸受ユニットに おいて、上記ハウジングをダクタイル鋳鉄の鋳造品により構成することとしたも のである。
【0007】
固定側軸受ユニットとして使用する場合は、ハウジングのボア内径面に軸受の 一端が係合する段部を設け、軸受の他端に押さえ蓋を当て、その押さえ蓋をハウ ジングの端面に固定して使用する。
【0008】 移動側軸受ユニットとして使用する場合は、ハウジングのボア内径を一定とし て、軸受をその内径面に嵌入して使用する。
【0009】
固定側軸受ユニット1は、図1乃至図3に示すように、ハウジング2、2列玉 軸受3、押さえ蓋4、一対のシール部材5、5’の組合せにより構成される。
【0010】 ハウジング2は、ダクタイル鋳鉄により鋳造されたものであり、中央部に軸方 向のボア7が設けられ、そのボア7のまわりのハウジング部分は、上面が四角形 の平坦面をなし、またその両側面は垂直面であり、更にその両側面の下半部に取 付部8、8が設けられている。取付部8、8の上面に上下方向の取付孔9が設け られる。
【0011】 上記のボア7の内径面の一端に近い部分に段部10が設けられ、その段部10 によって区画された大径部に2列玉軸受3が嵌入され、その大径部の一端に押さ え蓋4が取付けられる。
【0012】 上記の押さえ蓋4は、ハウジング2の中央部分のボア大径側の端面に合致する よう四角形の外形を有し、ビス11によりその端面に固定される。また押さえ蓋 4は、その中心部分に前記の玉軸受3の外輪12の内径とほぼ等しい開口13を 有し、その開口13内端の突出部13’を玉軸受3の外輪12に押し当てる。ま た開口13の内径面にシール部材5が装着される。
【0013】 なお、ボア7の小径側内径面にもシール部材5’が装着される。
【0014】 支持側軸受ユニット14は、図4及び図5に示すように、ハウジング15は前 述の固定側軸受ユニット1のハウジング2と同様のものであるが、ボア16の内 面は同一径であり、単列玉軸受17が嵌入される。
【0015】 図6は、上記の各軸受ユニット1、14の使用状態を示すものであり、固定軸 受ユニット1側においては、ボールねじ18の軸部19端部に形成した大径部2 0を玉軸受3の内輪21の一端に係合せしめる。また軸部19に嵌合した内輪2 1の他端に軸部19に嵌合した間座6を当てると共に、軸部19に形成したねじ 部22に螺合したロックナット23を上記の間座6に当て、ロックナット23を 締付ける。これにより固定側軸受ユニット1はボールねじ18の軸部19に固定 される。
【0016】 一方、支持側軸受ユニット14においては、その玉軸受17の内輪24にボー ルねじ18の他方の軸部19’が嵌入される。軸部19’の止め輪26により軸 方向に固定される。上記玉軸受17の外輪25は、ボールねじ18が熱伸縮した 場合にその伸縮に追従してボア16の内径面を軸方向に移動する。
【0017】
以上のように、この考案のボールねじ用軸受ユニットは、そのハウジングをダ クタイル鋳鉄による鋳造品により構成したものであるから、鋳造後の加工部位を 非常に少なくすることができ、加工工数削減に大きく寄与する。また、鋳造品で あるため、複雑な形状にすることが可能となり、また無駄な肉をカットすること ができるので大幅な軽量化が可能となった。
【0018】 更に、材料としてダクタイル鋳鉄を用いたことにより、機械的強度は切削加工 によるものと同等であり、かつ振動減衰性に優れるという効果を発揮する。
【提出日】平成3年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【0008】 支持側軸受ユニットとして使用する場合は、ハウジングのボア内径を一定とし て、軸受をその内径面に嵌入して使用する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【0009】
固定側軸受ユニット1は、図1乃至図3に示すように、ハウジング2、2列ア ンギュラ 玉軸受3、押さえ蓋4、一対のシール部材5、5’の組合せにより構成 される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【0011】 上記のボア7の内径面の一端に近い部分に段部10が設けられ、その段部10 によって区画された大径部に2列アンギュラ玉軸受3が嵌入され、その大径部の 一端に押さえ蓋4が取付けられる。
【図1】固定側軸受ユニットの斜視図
【図2】同上の正面図
【図3】同上の断面図
【図4】支持側軸受ユニットの斜視図
【図5】同上の断面図
【図6】使用状態の斜視図
1 固定側軸受ユニット 2 ハウジング 3 玉軸受 4 押さえ蓋 5、5’ シール部材 6 間座 7 ボア 8 取付部 9 取付孔 10 段部 11 ビス 12 外輪 13 開口 13’ 突出部 14 支持側軸受ユニット 15 ハウジング 16 ボア 17 玉軸受 18 ボールねじ 19、19’ 軸部 20 大径部 21 内輪 22 ねじ部 23 ロックナット 24 内輪 25 外輪 26 止め輪
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月8日
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (1)
- 【請求項1】 軸受をハウジング内に組込み、上記軸受
によりボールねじの端部を支持するようにしたボールね
じ用軸受ユニットにおいて、上記ハウジングをダクタイ
ル鋳鉄の鋳造品により構成したことを特徴とするボール
ねじ用軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991080569U JP2578936Y2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ボールねじ用軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991080569U JP2578936Y2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ボールねじ用軸受ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530562U true JPH0530562U (ja) | 1993-04-23 |
JP2578936Y2 JP2578936Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=13721972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991080569U Expired - Fee Related JP2578936Y2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ボールねじ用軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578936Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010107018A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Nsk Ltd | 軸受装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6325884U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-20 | ||
JPH032734U (ja) * | 1989-05-27 | 1991-01-11 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP1991080569U patent/JP2578936Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6325884U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-20 | ||
JPH032734U (ja) * | 1989-05-27 | 1991-01-11 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010107018A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Nsk Ltd | 軸受装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2578936Y2 (ja) | 1998-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0510260Y2 (ja) | ||
JPH07279953A (ja) | 自動車ドア固定部材用の止め棒軸受装置 | |
US5971622A (en) | Divided type rolling bearing unit | |
JPS6227707Y2 (ja) | ||
JPH0530562U (ja) | ボールねじ用軸受ユニツト | |
US5762426A (en) | Bottom bracket ball bearing axle mounting structure for a bicycle | |
JP2005503518A (ja) | 歯車軸の軸受組立体 | |
JPS6318317Y2 (ja) | ||
CA1312645C (en) | Mounting arrangement for bearings | |
JPH05263813A (ja) | クイックレリーズ具、ならびに、これを用いた自転車用シート固定装置および自転車用ハブ固定装置 | |
US4351201A (en) | Crankshaft assembly | |
JPH11294554A (ja) | 送りねじ装置 | |
JP2501751Y2 (ja) | 合成樹脂製ケ―ス付スラスト転がり軸受 | |
JP2002323039A (ja) | 揺動軸受の製造方法 | |
JP3151747B2 (ja) | 自動二輪車のハンドルバー取付構造 | |
JPH11313725A (ja) | 長さ調整可能な支柱 | |
JPH0461458U (ja) | ||
JP2004232788A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP4153677B2 (ja) | キャスターの車輪支持構造 | |
JPH0752972Y2 (ja) | 合成樹脂製ケース付スラスト転がり軸受 | |
JPH05106633A (ja) | 動圧軸受 | |
JP2501807B2 (ja) | 回転機の軸受支持装置 | |
JPS61175313A (ja) | 間座付ころがり軸受 | |
JPH0294960U (ja) | ||
JPS6440254U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |