JPH05305388A - ディスクロータ造型用中子型 - Google Patents
ディスクロータ造型用中子型Info
- Publication number
- JPH05305388A JPH05305388A JP15108492A JP15108492A JPH05305388A JP H05305388 A JPH05305388 A JP H05305388A JP 15108492 A JP15108492 A JP 15108492A JP 15108492 A JP15108492 A JP 15108492A JP H05305388 A JPH05305388 A JP H05305388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- core
- annular cavity
- mold
- cavity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中子砂吹込口が１つでも、中子砂を中子型内
に均質かつ高密度に充填する。 【構成】 上金型１ａにアンダーカット部３ａを有する
突出した吹込口３を設け、下金型１ｂに半卵形の凸部４
を設ける。吹込口３および凸部４の垂直方向の各軸心を
環状キャビティ２ｃの軸心と同心的に配設する。環状キ
ャビティ２ｃを下金型１ｂ側に遍在するように設け、離
型時に中子を下金型１ｂに残存させる。
に均質かつ高密度に充填する。 【構成】 上金型１ａにアンダーカット部３ａを有する
突出した吹込口３を設け、下金型１ｂに半卵形の凸部４
を設ける。吹込口３および凸部４の垂直方向の各軸心を
環状キャビティ２ｃの軸心と同心的に配設する。環状キ
ャビティ２ｃを下金型１ｂ側に遍在するように設け、離
型時に中子を下金型１ｂに残存させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクロータ造型用
中子型の改良に関するものである。
中子型の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ディスクロータ造型用中子型は、水平割
の金型から形成され、該中子型内には内周部幅木キャビ
ティと外周部幅木キャビティと前記両幅木キャビティ間
に設けられた中子部キャビティとからなる環状キャビテ
ィが設けられ、上金型には内周部幅木キャビティおよび
外周部幅木キャビティにそれぞれ連通する吹込口が適数
個穿設され、身切り面を介して中子部キャビティおよび
外周部幅木キャビティの各部位がそれぞれ対称となるよ
うに形成されている（例えば、実開昭５７−１１６３４
８号公報第１〜２図）。
の金型から形成され、該中子型内には内周部幅木キャビ
ティと外周部幅木キャビティと前記両幅木キャビティ間
に設けられた中子部キャビティとからなる環状キャビテ
ィが設けられ、上金型には内周部幅木キャビティおよび
外周部幅木キャビティにそれぞれ連通する吹込口が適数
個穿設され、身切り面を介して中子部キャビティおよび
外周部幅木キャビティの各部位がそれぞれ対称となるよ
うに形成されている（例えば、実開昭５７−１１６３４
８号公報第１〜２図）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の中子型は、上金
型の内周部および外周部に吹込口を適数個設け、エアと
共に中子型内に吹込まれる熱硬化性砂または自硬性砂の
均質充填および高密度充填を図っているが、上金型に圧
接するブロープレートの圧接面積が増大するため、熱硬
化性砂を用いた場合にはブローヘッド内の熱硬化性砂が
硬化しやすく、また自硬性砂を用いた場合には砂硬化用
ガスが漏れやすいという問題点がある。そこで、本発明
はかかる問題点を解消するためになされたもので、１個
の吹込口でも熱硬化性砂または自硬性砂の均質充填およ
び高密度充填が可能なディスクロータ造型用中子型を提
供するものである。
型の内周部および外周部に吹込口を適数個設け、エアと
共に中子型内に吹込まれる熱硬化性砂または自硬性砂の
均質充填および高密度充填を図っているが、上金型に圧
接するブロープレートの圧接面積が増大するため、熱硬
化性砂を用いた場合にはブローヘッド内の熱硬化性砂が
硬化しやすく、また自硬性砂を用いた場合には砂硬化用
ガスが漏れやすいという問題点がある。そこで、本発明
はかかる問題点を解消するためになされたもので、１個
の吹込口でも熱硬化性砂または自硬性砂の均質充填およ
び高密度充填が可能なディスクロータ造型用中子型を提
供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクロータ
造型用中子型は、上型に環状キャビティ側に突出し、か
つアンダーカット部を有する吹込口を設け、下型に該環
状キャビティ側に突出した半卵形の凸部を設け、該吹込
口および該半卵形の凸部の垂直方向の各軸心を該環状キ
ャビティの軸心と同心的に配設し、さらに該環状キャビ
ティを該下型側に偏在せしめたことを特徴とする。
造型用中子型は、上型に環状キャビティ側に突出し、か
つアンダーカット部を有する吹込口を設け、下型に該環
状キャビティ側に突出した半卵形の凸部を設け、該吹込
口および該半卵形の凸部の垂直方向の各軸心を該環状キ
ャビティの軸心と同心的に配設し、さらに該環状キャビ
ティを該下型側に偏在せしめたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】吹込口から環状キャビティ内にエアと共に吹込
まれた中子砂は、下型の半卵形の凸部に当接すると、均
一に分散し、該吹込口の突出部と該半卵形の凸部との隙
間を経てエアと共に該環状キャビティの内周側から外周
側に移動し、該中子砂が均質かつ高密度に充填される。
まれた中子砂は、下型の半卵形の凸部に当接すると、均
一に分散し、該吹込口の突出部と該半卵形の凸部との隙
間を経てエアと共に該環状キャビティの内周側から外周
側に移動し、該中子砂が均質かつ高密度に充填される。
【０００６】
【実施例】図１に本発明の実施例が示され、ディスクロ
ータ造型用中子型は水平割の金型から形成され、該金型
内には内周部幅木キャビティ２ａと外周部幅木キャビテ
ィ２ｂと該両幅木キャビティ２ａ、２ｂ間に設けられた
中子部キャビティ２ｃとからなる環状キャビティ２が設
けられ、内周部幅木キャビティ２ａと中子部キャビティ
２ｃと外周部幅木キャビティ２ｂとはそれぞれ連通する
ように形成されている。上金型１ａには環状キャビティ
２側に突出し、かつアンダーカット部３ａを有する吹込
口３が設けられると共に、下金型１ｂには環状キャビテ
ィ２側に突出した半卵形の凸部４が設けられ、アンダー
カット部３ａを有する突出した吹出口３と下金型１ｂの
該凸部３とによってオリフィスが形成され、吹込口３お
よび該凸部４の垂直方向の各軸心が環状キャビティ２の
軸心と同心的に配設され、さらに環状キャビティ２は下
金型１ｂ側に偏在するように刻設され、離型に際して中
子（図示せず）を下型１ｂに残存せしめる。また、下金
型１ｂの所定部位にエア排出用のベントホール（図示せ
ず）が設けられている。
ータ造型用中子型は水平割の金型から形成され、該金型
内には内周部幅木キャビティ２ａと外周部幅木キャビテ
ィ２ｂと該両幅木キャビティ２ａ、２ｂ間に設けられた
中子部キャビティ２ｃとからなる環状キャビティ２が設
けられ、内周部幅木キャビティ２ａと中子部キャビティ
２ｃと外周部幅木キャビティ２ｂとはそれぞれ連通する
ように形成されている。上金型１ａには環状キャビティ
２側に突出し、かつアンダーカット部３ａを有する吹込
口３が設けられると共に、下金型１ｂには環状キャビテ
ィ２側に突出した半卵形の凸部４が設けられ、アンダー
カット部３ａを有する突出した吹出口３と下金型１ｂの
該凸部３とによってオリフィスが形成され、吹込口３お
よび該凸部４の垂直方向の各軸心が環状キャビティ２の
軸心と同心的に配設され、さらに環状キャビティ２は下
金型１ｂ側に偏在するように刻設され、離型に際して中
子（図示せず）を下型１ｂに残存せしめる。また、下金
型１ｂの所定部位にエア排出用のベントホール（図示せ
ず）が設けられている。
【０００７】吹込口３から環状キャビティ２内に熱硬化
性砂または自硬性砂からなる中子砂（図示せず）をエア
と共に吹込むと、中子砂は下型１ｂの半卵形の凸部４に
当接した後、均一に分散し、突出した吹出口３と下金型
１ｂの該凸部４との隙間を経てエアと共に環状キャビテ
ィ２の内周側から外周側に移動し、中子砂が環状キャビ
ティ２内に均質かつ高密度に充填され、エアは下金型１
ｂのベントホール（図示せず）から排出される。公知の
ガッシングにより金型１ａ、１ｂ内の中子砂（図示せ
ず）が熱硬化または化学反応硬化する。金型１ａ、１ｂ
が開き、下金型１ｂに残存した硬化した中子（図示せ
ず）を取出し、次の造型サイクルとなる。
性砂または自硬性砂からなる中子砂（図示せず）をエア
と共に吹込むと、中子砂は下型１ｂの半卵形の凸部４に
当接した後、均一に分散し、突出した吹出口３と下金型
１ｂの該凸部４との隙間を経てエアと共に環状キャビテ
ィ２の内周側から外周側に移動し、中子砂が環状キャビ
ティ２内に均質かつ高密度に充填され、エアは下金型１
ｂのベントホール（図示せず）から排出される。公知の
ガッシングにより金型１ａ、１ｂ内の中子砂（図示せ
ず）が熱硬化または化学反応硬化する。金型１ａ、１ｂ
が開き、下金型１ｂに残存した硬化した中子（図示せ
ず）を取出し、次の造型サイクルとなる。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、アンダーカット部を有
する突出した吹出口と下金型の半卵形の凸部とによって
オリフィスが形成されるので、吹込エアが急激に環状キ
ャビティ内に入り中子砂の充填がよい。ブロープレート
と中子型との圧接面積が小さいので、熱伝導が少なくブ
ロープレートを水冷しなくてもブローヘッド内の熱硬化
性中子砂が硬化しない。また中子砂硬化用ガスを吹込ん
だ際にガス漏れも生じにくい。さらに、吹込口のアンダ
ーカット部を有する突出部によって中子に環状ノッチが
刻設されるので、中子の吹込部を分離する際に中子の身
食いが生じにくい。
する突出した吹出口と下金型の半卵形の凸部とによって
オリフィスが形成されるので、吹込エアが急激に環状キ
ャビティ内に入り中子砂の充填がよい。ブロープレート
と中子型との圧接面積が小さいので、熱伝導が少なくブ
ロープレートを水冷しなくてもブローヘッド内の熱硬化
性中子砂が硬化しない。また中子砂硬化用ガスを吹込ん
だ際にガス漏れも生じにくい。さらに、吹込口のアンダ
ーカット部を有する突出部によって中子に環状ノッチが
刻設されるので、中子の吹込部を分離する際に中子の身
食いが生じにくい。
【図１】本発明に係るディスクロータ造型用中子型の断
面図
面図
１ａ 上金型 １ｂ 下金型 ２ 環状キャビティ ３ 吹込口 ３ａ アンダーカット部 ４ 凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 内周部幅木キャビティと外周部幅木キャ
ビティと前記両幅木キャビティ間に設けられた中子部キ
ャビティとからなる環状キャビティを有する水平割のデ
ィスクロータ造型用中子型において、上型に該環状キャ
ビティ側に突出し、かつアンダーカット部を有する吹込
口を設け、下型に該環状キャビティ側に突出した半卵形
の凸部を設け、該吹込口および該半卵形の凸部の垂直方
向の各軸心を該環状キャビティの軸心と同心的に配設し
たことを特徴とするディスクロータ造型用中子型。 - 【請求項２】 内周部幅木キャビティと外周部幅木キャ
ビティと前記両幅木キャビティ間に設けられた中子部キ
ャビティとからなる環状キャビティを有する水平割のデ
ィスクロータ造型用中子型において、上型に該環状キャ
ビティ側に突出し、かつアンダーカット部を有する吹込
口を設け、下型に該環状キャビティ側に突出した半卵形
の凸部を設け、該吹入口および該半卵形の凸部の垂直方
向の各軸心を該環状キャビティの軸心と同心的に配設
し、さらに該環状キャビティを該下型側に偏在せしめた
ことを特徴とするディスクロータ造型用中子型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04151084A JP3113925B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | ディスクロータ造型用中子型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04151084A JP3113925B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | ディスクロータ造型用中子型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305388A true JPH05305388A (ja) | 1993-11-19 |
| JP3113925B2 JP3113925B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=15510975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04151084A Expired - Fee Related JP3113925B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | ディスクロータ造型用中子型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3113925B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007105789A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用支持構造体の製造方法 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP04151084A patent/JP3113925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007105789A (ja) * | 2005-10-17 | 2007-04-26 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用支持構造体の製造方法 |
| JP4637715B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2011-02-23 | 日信工業株式会社 | 車両用支持構造体の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3113925B2 (ja) | 2000-12-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS61266148A (ja) | 空冷エンジン部品鋳造用発泡パターン | |
| US3825058A (en) | Mold prepared by vacuum sealed molding process | |
| US3789907A (en) | Molding method with shielding member drawn against particulate material | |
| JPH05305388A (ja) | ディスクロータ造型用中子型 | |
| JP2002219737A (ja) | 微細凹凸形状を有する成形品の製造方法及びそれに用いる金型装置 | |
| JP2555632B2 (ja) | 鋳造用中子とその製造方法 | |
| JP2578319B2 (ja) | 遠心成形コンクリートライナの製造方法及びその装置 | |
| JP3953149B2 (ja) | 薄板射出成形用金型 | |
| US20080105398A1 (en) | Article For Multiple Core Stacking And Method Thereof | |
| JPS6049066B2 (ja) | 中子成形用型の排気構造 | |
| US3393726A (en) | Method for making large precision die castings from cavityless casting molds | |
| JPS62176634A (ja) | シエル中子の造型方法 | |
| JP4094112B2 (ja) | 反転排砂式中子成形用金型 | |
| JPH0428681Y2 (ja) | ||
| JP2519999Y2 (ja) | 鉛蓄電池用基板鋳型 | |
| JPH0222113Y2 (ja) | ||
| JPH0421637Y2 (ja) | ||
| JPS5842440A (ja) | 成形型のガス抜装置 | |
| JPS5975020U (ja) | 射出成形用金型のガス抜き構造 | |
| JPS62148056A (ja) | ダイス付きシエル鋳型のガス抜き孔の形成方法 | |
| JPS6339057Y2 (ja) | ||
| JPH1058460A (ja) | 金 型 | |
| KR970000390A (ko) | 주형 충전재 및 이를 이용한 주형제조방법 | |
| JPS6024905A (ja) | 成形用型 | |
| JP2002240105A (ja) | 成形用金型装置とこれを用いた成形方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |