JPH05305309A - ラックバー用鋼管の製造方法 - Google Patents
ラックバー用鋼管の製造方法Info
- Publication number
- JPH05305309A JPH05305309A JP10747292A JP10747292A JPH05305309A JP H05305309 A JPH05305309 A JP H05305309A JP 10747292 A JP10747292 A JP 10747292A JP 10747292 A JP10747292 A JP 10747292A JP H05305309 A JPH05305309 A JP H05305309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- caliber
- steel pipe
- flattened
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/76—Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
- B21K1/767—Toothed racks
- B21K1/768—Toothed racks hollow
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/76—Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
- B21K1/767—Toothed racks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 継目無鋼管を素材とし、ラックバーを製造す
る場合に、ラック加工後の残肉量を確保するために、加
工部の外形をあらかじめ、偏平にした鋼管を容易かつ高
能率に製造する。 【構成】 製品半径寸法aに対し、鋼管の断面の一部を
偏平とするために、ロールカリバー部の底部を、製品半
径中心よりbの位置でロール中心よりα度でカリバーの
円弧を底上げした。その結果、図3(a)に示すよう
に、断面が真円な部分(B−B’部)と断面がα度にロ
ール半径を乗じた長さ分cだけ偏平な部分(A−A’
部)を備えた鋼管を製造することができた。このようす
を、図3(c)に真円な部分(図3(a)のB−B’
部)の断面を示し、図3(b)にα度にロール半径を乗
じた長さ分だけ偏平な部分(図3の(a)のA−A’
部)の断面を示す。
る場合に、ラック加工後の残肉量を確保するために、加
工部の外形をあらかじめ、偏平にした鋼管を容易かつ高
能率に製造する。 【構成】 製品半径寸法aに対し、鋼管の断面の一部を
偏平とするために、ロールカリバー部の底部を、製品半
径中心よりbの位置でロール中心よりα度でカリバーの
円弧を底上げした。その結果、図3(a)に示すよう
に、断面が真円な部分(B−B’部)と断面がα度にロ
ール半径を乗じた長さ分cだけ偏平な部分(A−A’
部)を備えた鋼管を製造することができた。このようす
を、図3(c)に真円な部分(図3(a)のB−B’
部)の断面を示し、図3(b)にα度にロール半径を乗
じた長さ分だけ偏平な部分(図3の(a)のA−A’
部)の断面を示す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラックバーの素材とな
る継目無鋼管の製造方法に関するものである。
る継目無鋼管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】継目無鋼管を素材とし、ラックバーを製
造する場合(図4に示す)に、ラック加工後にもラック
部に一定量の残肉が必要である。この残肉部を確保する
ために、従来は、加工部をあらかじめプレス成形する方
法、残肉量を確保するために肉厚鋼管を素材とする等の
方法が用いられていた。近年は、さらに特開昭52−8
6960号公報「偏肉管の押出装置」、特開昭60−2
44437号公報「偏肉管の成形方法」等の装置または
方法が開示されている。
造する場合(図4に示す)に、ラック加工後にもラック
部に一定量の残肉が必要である。この残肉部を確保する
ために、従来は、加工部をあらかじめプレス成形する方
法、残肉量を確保するために肉厚鋼管を素材とする等の
方法が用いられていた。近年は、さらに特開昭52−8
6960号公報「偏肉管の押出装置」、特開昭60−2
44437号公報「偏肉管の成形方法」等の装置または
方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の加工部
をあらかじめプレス成形する方法では、手間がかかると
ともに高価になる、残肉量を確保するために肉厚鋼管を
素材とする方法では製品重量が大きくなる等の問題があ
る。
をあらかじめプレス成形する方法では、手間がかかると
ともに高価になる、残肉量を確保するために肉厚鋼管を
素材とする方法では製品重量が大きくなる等の問題があ
る。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、ラック加工後の残肉量を確保するために、加工部の
外形をあらかじめ、偏平にした鋼管を容易かつ高能率に
製造することにある。
は、ラック加工後の残肉量を確保するために、加工部の
外形をあらかじめ、偏平にした鋼管を容易かつ高能率に
製造することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
課題を解決するための手段として、ストレッチレデュー
サによる鋼管の絞り圧延において、前記ストレッチレデ
ューサの最終スタンドのロールのカリバー部を平坦に底
上げしたロールを使用することとしたラックバー用鋼管
の製造方法である。
課題を解決するための手段として、ストレッチレデュー
サによる鋼管の絞り圧延において、前記ストレッチレデ
ューサの最終スタンドのロールのカリバー部を平坦に底
上げしたロールを使用することとしたラックバー用鋼管
の製造方法である。
【0006】また、ストレッチレデューサによる鋼管の
絞り圧延において、前記ストレッチレデューサの最終ス
タンドのロールのカリバー部を平坦に底上げした部分を
備えたロールを使用することとしたラックバー用鋼管の
製造方法である。
絞り圧延において、前記ストレッチレデューサの最終ス
タンドのロールのカリバー部を平坦に底上げした部分を
備えたロールを使用することとしたラックバー用鋼管の
製造方法である。
【0007】また、サイザによる鋼管の仕上げ圧延にお
いて、前記サイザの最終スタンドのロールのカリバー部
を平坦に底上げしたロールを使用することとしたラック
バー用鋼管の製造方法である。
いて、前記サイザの最終スタンドのロールのカリバー部
を平坦に底上げしたロールを使用することとしたラック
バー用鋼管の製造方法である。
【0008】また、サイザによる鋼管の仕上げ圧延にお
いて、前記サイザの最終スタンドのロールのカリバー部
を平坦に底上げした部分を備えたロールを使用すること
としたラックバー用鋼管の製造方法である。
いて、前記サイザの最終スタンドのロールのカリバー部
を平坦に底上げした部分を備えたロールを使用すること
としたラックバー用鋼管の製造方法である。
【0009】
【作用】本発明の作用を次に説明する。ラックバー用鋼
管を製造方法として、鋼管の外形の一部を偏平とし、か
つ肉厚を一定とするために以下のようにする。すなわ
ち、ストレッチレデューサまたは、サイザで使用するロ
ールのうち、製品外形を決定する最終スタンドのロール
のみを特別に加工し、ロールのカリバー部を平坦に底上
げしたロールとする、または、ロールのカリバー部を平
坦に底上げした部分を備えたロールとすることにより、
鋼管の外形の全部または一部が偏平な鋼管を製造するこ
とができる。
管を製造方法として、鋼管の外形の一部を偏平とし、か
つ肉厚を一定とするために以下のようにする。すなわ
ち、ストレッチレデューサまたは、サイザで使用するロ
ールのうち、製品外形を決定する最終スタンドのロール
のみを特別に加工し、ロールのカリバー部を平坦に底上
げしたロールとする、または、ロールのカリバー部を平
坦に底上げした部分を備えたロールとすることにより、
鋼管の外形の全部または一部が偏平な鋼管を製造するこ
とができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1
(a)の形のロールをストレッチレデューサの最終スタ
ンドに使用した。すなわち、鋼管の断面を偏平とするた
めに、製品半径寸法aに対し、ロールカリバー部の底部
を平坦にし、製品半径中心よりbの位置でカリバーの円
弧を底上げした。そのため、図1(b)に示すように、
圧延ロールのカリバー最深部が、本来ならば破線部分と
なるものを実線に示すようにした。その結果、製品半径
寸法がaの部分と製品中心からの距離bの偏平部分から
なる図3(b)に示すような断面の全部が偏平な鋼管を
製造することができた。
(a)の形のロールをストレッチレデューサの最終スタ
ンドに使用した。すなわち、鋼管の断面を偏平とするた
めに、製品半径寸法aに対し、ロールカリバー部の底部
を平坦にし、製品半径中心よりbの位置でカリバーの円
弧を底上げした。そのため、図1(b)に示すように、
圧延ロールのカリバー最深部が、本来ならば破線部分と
なるものを実線に示すようにした。その結果、製品半径
寸法がaの部分と製品中心からの距離bの偏平部分から
なる図3(b)に示すような断面の全部が偏平な鋼管を
製造することができた。
【0011】つぎに、製品半径寸法aに対し、鋼管の断
面の一部を偏平とするために、ロールカリバー部の底部
を、製品半径中心よりbの位置でロール中心よりα度で
カリバーの円弧を底上げした。このようすを図2(a)
と図2(b)に示す。その結果、図3(a)に示すよう
に、断面が真円な部分(B−B’部)と断面がα度にロ
ール半径を乗じた長さ分cだけ偏平な部分(A−A’
部)を備えた鋼管を製造することができた。このようす
を、図3(c)に真円な部分(図3(a)のB−B’
部)の断面を示し、図3(b)にα度にロール半径を乗
じた長さ分だけ偏平な部分(図3の(a)のA−A’
部)の断面を示す。
面の一部を偏平とするために、ロールカリバー部の底部
を、製品半径中心よりbの位置でロール中心よりα度で
カリバーの円弧を底上げした。このようすを図2(a)
と図2(b)に示す。その結果、図3(a)に示すよう
に、断面が真円な部分(B−B’部)と断面がα度にロ
ール半径を乗じた長さ分cだけ偏平な部分(A−A’
部)を備えた鋼管を製造することができた。このようす
を、図3(c)に真円な部分(図3(a)のB−B’
部)の断面を示し、図3(b)にα度にロール半径を乗
じた長さ分だけ偏平な部分(図3の(a)のA−A’
部)の断面を示す。
【0012】また、このように、ロールのカリバーの底
上げをし平坦にすることを、サイザの最終ロールに適用
することにより、サイザによっても偏平鋼管を製造する
ことができた。以上により、ラック加工部のみの外径を
小さくした、鋼管を製造することができるようになっ
た。
上げをし平坦にすることを、サイザの最終ロールに適用
することにより、サイザによっても偏平鋼管を製造する
ことができた。以上により、ラック加工部のみの外径を
小さくした、鋼管を製造することができるようになっ
た。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、ラック加工部のみを平
坦にした鋼管を容易かつ高能率に製造できるようになっ
た。
坦にした鋼管を容易かつ高能率に製造できるようになっ
た。
【図1】ストレッチレデューサの最終スタンドに使用し
た平坦なカリバーを備えたロールを示した図である。
た平坦なカリバーを備えたロールを示した図である。
【図2】ストレッチレデューサの最終スタンドに使用し
たロールカリバー部の底部の一部を平坦にしたロールを
示した図である。
たロールカリバー部の底部の一部を平坦にしたロールを
示した図である。
【図3】真円な断面の部分とα度にロール半径を乗じた
長さ分だけ偏平な断面の部分を備えた鋼管であることを
示した図である。
長さ分だけ偏平な断面の部分を備えた鋼管であることを
示した図である。
【図4】継目無鋼管を素材として製造したラックバーで
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 ストレッチレデューサによる鋼管の絞り
圧延において、前記ストレッチレデューサの最終スタン
ドのロールのカリバー部を平坦に底上げしたロールを使
用することを特徴とするラックバー用鋼管の製造方法。 - 【請求項2】 ストレッチレデューサによる鋼管の絞り
圧延において、前記ストレッチレデューサの最終スタン
ドのロールのカリバー部を平坦に底上げした部分を備え
たロールを使用することを特徴とするラックバー用鋼管
の製造方法。 - 【請求項3】 サイザによる鋼管の仕上げ圧延におい
て、前記サイザの最終スタンドのロールのカリバー部を
平坦に底上げしたロールを使用することを特徴とするラ
ックバー用鋼管の製造方法。 - 【請求項4】 サイザによる鋼管の仕上げ圧延におい
て、前記サイザの最終スタンドのロールのカリバー部を
平坦に底上げした部分を備えたロールを使用することを
特徴とするラックバー用鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10747292A JPH05305309A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | ラックバー用鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10747292A JPH05305309A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | ラックバー用鋼管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305309A true JPH05305309A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14460073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10747292A Pending JPH05305309A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | ラックバー用鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305309A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0860225A2 (en) * | 1997-02-25 | 1998-08-26 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Process for fabrication of rack shaft and fabrication machine therefor |
JP2009131859A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Aisin Takaoka Ltd | パイプの製造方法、マニホルド製造方法および排気ガス浄化装置製造方法 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10747292A patent/JPH05305309A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0860225A2 (en) * | 1997-02-25 | 1998-08-26 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Process for fabrication of rack shaft and fabrication machine therefor |
EP0860225A3 (en) * | 1997-02-25 | 1999-03-17 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Process for fabrication of rack shaft and fabrication machine therefor |
US6000267A (en) * | 1997-02-25 | 1999-12-14 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Process for fabrication of rack shaft and fabrication machine therefor |
KR100560075B1 (ko) * | 1997-02-25 | 2006-07-31 | 제이티이케이티 코포레이션 | 랙축의제조방법및장치 |
JP2009131859A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Aisin Takaoka Ltd | パイプの製造方法、マニホルド製造方法および排気ガス浄化装置製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05305309A (ja) | ラックバー用鋼管の製造方法 | |
JPH11104710A (ja) | 継目無角形鋼管の製造方法 | |
JPS63286220A (ja) | 電縫管の製造方法 | |
US5548988A (en) | Multi-stand roll train | |
JPS60206507A (ja) | 継目無鋼管のマンドレルミル方式圧延方法 | |
JPS59286B2 (ja) | 管の連続圧延法 | |
JPH0333405B2 (ja) | ||
JP2994202B2 (ja) | 真円度の優れた電縫鋼管の製造方法 | |
RU2295410C1 (ru) | Стан для профилирования труб | |
JP3332216B2 (ja) | ベンディングロールによるパイプ成形装置及び成形方法 | |
JPH10156412A (ja) | 管材の圧延ロールおよび圧延方法 | |
JPH11104711A (ja) | 継目無角形鋼管の製造方法 | |
JPH05212403A (ja) | 4ロールミルによる棒鋼材の圧延方法 | |
RU2241557C1 (ru) | Способ холодной прокатки труб и стан холодной прокатки труб для его осуществления | |
RU2208491C2 (ru) | Способ изготовления прямоугольных прямошовных сварных труб | |
JPH0714524B2 (ja) | 管の連続延伸圧延方法およびその圧延機 | |
JP2000140947A (ja) | ベンディングロールによるパイプ成形方法及びパイプ | |
JPH06254601A (ja) | 不等辺山形鋼の圧延方法 | |
JPH1157820A (ja) | 継目無角形鋼管の製造方法 | |
JPS594905A (ja) | 中空棒材の製造方法 | |
JPS60154811A (ja) | シ−ムレス鋼管の管端圧延法 | |
JP2003010907A (ja) | 継目無鋼管のマンドレルミル圧延方法 | |
SU1125081A1 (ru) | Способ изготовлени ободьев дл колес из цилиндрических полых заготовок | |
RU2059451C1 (ru) | Способ изготовления тонкостенных профилей из полосовых заготовок | |
JPH10258303A (ja) | 継目無角形鋼管の製造方法 |