JPH05304794A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH05304794A
JPH05304794A JP4107938A JP10793892A JPH05304794A JP H05304794 A JPH05304794 A JP H05304794A JP 4107938 A JP4107938 A JP 4107938A JP 10793892 A JP10793892 A JP 10793892A JP H05304794 A JPH05304794 A JP H05304794A
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JP
Japan
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parameter
password
parameters
setting
protection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4107938A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Nagarego
哲男 流郷
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロテクトを設定されたパラメータの変更が
特定の人にしか行えないようパラメータの変更に関する
プロテクトを強化する。 【構成】 モータ制御のための各種パラメータデータを
パラメータデータ入力部1より入力してパラメータの設
定を行うパラメータ設定部3と、パスワードをパスワー
ド入力部5より入力してこれを記憶し、パラメータ設定
部3によるパラメータの変更を禁止するプロテクトを設
定するプロテクト設定部7と、パスワード入力部5より
パスワードを入力し、この入力パスワードとプロテクト
設定部7が記憶しているパスワードとが一致しているか
否かを判別し、これが一致していればプロテクト設定部
7によるパラメータのプロテクトを解除するプロテクト
解除部9とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの運転を制御す
るモータ制御装置に関し、特に使用条件に応じて適宜に
設定されたパラメータに応じてモータの運転を制御する
モータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多相同期型交流モータ、その他各種サー
ボモータの運転を制御するモータ制御装置は設定された
パラメータに応じてモータの運転を制御するものであ
り、このモータ制御装置の使用に際しては、ユーザが使
用条件に応じてモータ制御のための各種パラメータを設
定、調整する必要がある。
【0003】モータ制御装置により設定するモータ制御
のための各種パラメータとしては、パルス列指令とアナ
ログ速度指令の如き制御指令タイプの選択、パルス列指
令タイプでの使用時に於けるパルス列の与え方の選択、
例えば回転方向によってパルス列を入力する端子を変更
する、パルス列を入力する端子と方向を与える端子とを
用いる、エンコーダ信号の如き90°位相差のパルスを
用いる等の選択、アナログ速度指令タイプでの使用時に
於ける正電圧での回転方向の選択、内部設定速度を使用
するか否かの選択、制御ループのゲイン、内部速度設定
値、速度指令(アナログ電圧)の変換係数、位置指令
(パルス列)の変換係数、負荷の大きさ(イナーシャ
比)、加減速時間等がある。
【0004】上述のパラメータには、制御指令タイプ
等、上位からの指令の与え方によってパラメータ値を選
択されると、以後変更することがほとんど無いパラメー
タと、制御ループゲインの如く、モータ系をシステムに
組み込んだ後に動作させながら調整、設定する必要のあ
るパラメータとがあり、一般に、前者はセットアップパ
ラメータ、後者はユーザパラメータと称されている。
【0005】従来より知られている一般的なモータ制御
装置は、ランモードと、セットアップパラメータを設定
するセットアップモードと、ユーザパラメータを設定す
るユーザパラメータ設定モードと、ユーザパラメータの
変更を禁止するプロテクトを設定、解除するプロテクト
設定解除モードとを有し、電源投入時にはランモードに
自動設定され、ランモードに於いては、設定されたパラ
メータに応じてモータの運転を制御、またモータ回転
数、溜りパルス数、出力トルク等、モータ運転状態を示
す数値データを7セグメントLED等による表示器に表
示することを行うようになっている。
【0006】セットアップモードへの遷移は、安全のた
めにモータ制御装置に設けられているリセットボタンと
インクリメントキーとを同時に押す如きダブルキー操作
により行われ、セットアップモードに於いては、例えば
7セグメントLEDよりなる表示器の上2桁に10進数
によるセットアップパラメータ項目番号が点滅し、下4
桁にはそのセットアップパラメータの現在設定値が表示
される。
【0007】このセットアップモードに於いては、表示
器に表示されるセットアップパラメータ項目番号および
そのセットアップパラメータの現在設定値は、インクリ
メントキーが押される度に一つ上位の項目番号のものに
順番に変化し、最上位のセットアップパラメータ項目番
号のものの次は最下位のセットアップパラメータ項目番
号のものに巡回し、これに対しデクリメントキーが押さ
れる度に一つ下位の項目番号のものに順番に変化し、最
下位のセットアップパラメータ項目番号のものの次は最
上位のセットアップパラメータ項目番号のものに巡回
し、インクリメントキーあるいはデクリメントキーによ
りパラメータ設定したいセットアップパラメータ項目番
号を選択表示させた状態にてエンタキーが押されること
により、セットアップパラメータデータの入力待ち状態
になり、セットアップパラメータの設定、変更が行われ
る。このセットアップパラメータの設定、変更後にモー
ドキーが押されることにより、モータ制御装置は上述の
ランモードに戻るようになっている。
【0008】ランモードにてモードキー4が押される
と、モータ制御装置は、ユーザパラメータ設定モードと
なり、ユーザパラメータ設定モードに於いては、ユーザ
パラメータの設定、変更が上述のセットアップパラメー
タの設定、変更と同様に行われ得るようになる。
【0009】上述の如くセットアップモードへの遷移は
リセットボタンとインクリメントキーとを同時に押す如
きダブルキー操作が必要で、この操作は意識的でないと
行われないから、セットアップパラメータの変更に関し
てフールプルーフ的なプロテクトが必然的に設定される
ことになる。
【0010】これに対し、ユーザパラメータの変更に関
してのプロテクトの設定はプロテクト設定解除モードに
て行われる。プロテクト設定解除モードへの遷移はリセ
ットボタンとデクリメントキーとを同時に押す如きダブ
ルキー操作により行われ、このプロテクト設定解除モー
ドに於いては、インクリメントキーあるいはデクリメン
トキーによりプロテクト設定したいユーザパラメータ項
目番号を選択表示させた状態にてエンタキーが押される
ことにより、そのユーザパラメータの変更に関してプロ
テクトが設定され、またインクリメントキーあるいはデ
クリメントキーによりプロテクトを解除したいユーザパ
ラメータ項目番号を選択表示させた状態にてクリアキー
が押されることにより、そのユーザパラメータの変更に
関してプロテクトが解除される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来のモー
タ制御装置に於いては、セットアップパラメータを設定
するモードとユーザパラメータを設定するモードとが別
で、セットアップモードへの遷移操作が安全のためにダ
ブルキー操作を必要として複雑なためにセットアップパ
ラメータは一度設定されるとほとんど見ないことが多
い。このためにセットアップパラメータの設定ミスは発
見されにくいという問題点がある。特に、セットアップ
パラメータが一度正しく設定され、動作確認後に知らな
い間にセットアップパラメータが不適切値に変更されて
いると、それの発見が早期に行われ難いという問題点が
ある。
【0012】また、ユーザパラメータはその変更に関し
てプロテクトを設定されるが、そのプロテクトの設定、
解除は所定のキーシーケンス操作のみで、誰にでも行
え、このためプロテクトの確実性に問題点があり、たと
えば既にいくつかのユーザパラメータにプロテクトが設
定されている状態にて更に別のユーザパラメータにプロ
テクトを設定しようとして既にプロテクトが設定されて
いるユーザパラメータのプロテクトを操作ミスにより誤
って解除してしまうという不具合が生じる虞れががあ
る。
【0013】本発明は、従来のモータ制御装置に於ける
上述の如き問題点に着目してなされたものであり、セッ
トアップパラメータとユーザパラメータの設定を単一モ
ードにて行え、プロテクトを設定されたパラメータの変
更が特定の人にしか行えないようパラメータの変更に関
するプロテクトを強化し、併せて各パラメータの表示確
認が容易に行われ得るよう改良されたモータ制御装置を
提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、設定されたパラメータに応じてモータの運
転を制御するモータ制御装置に於いて、モータ制御のた
めの各種パラメータデータを入力してパラメータの設定
を行うパラメータ設定部と、パスワードを入力してこれ
を記憶し前記パラメータ設定部によるパラメータの変更
を禁止するプロテクトを設定するプロテクト設定部と、
パスワードを入力して当該入力パスワードと前記プロテ
クト設定部が記憶しているパスワードとが一致している
か否かを判別しこれが一致していれば前記プロテクト設
定部によるパラメータのプロテクトを解除するプロテク
ト解除部とを有していることを特徴とするモータ制御装
置によって達成される。
【0015】また本発明によるモータ制御装置に於いて
は、前記プロテクト設定部は、モータ制御のための各種
パラメータデータ毎あるいは複数個のパラメータのグル
ープ毎に個別のパスワードを入力してこれを記憶し、プ
ロテクト対象のパラメータあるいはそのグループ毎に前
記プロテクトを個別に設定するよう構成され、前記プロ
テクト解除部は、パスワードを入力して当該入力パスワ
ードと前記プロテクト設定部が記憶しているパスワード
とが一致しているか否かを判別し、これが一致していれ
ば該当するパラメータあるいはそのグループのプロテク
トを解除するよう構成されていてよい。
【0016】
【作用】上述の如き構成によれば、パラメータ設定部の
動作モードにてセットアップパラメータとユーザパラメ
ータとを含む各種パラメータの設定が一括して行われ、
プロテクト設定部の動作モードにてパスワード入力によ
りパラメータの変更に関してのプロテクトが設定され、
プロテクト解除部の動作モードにて入力パスワードとプ
ロテクト設定部が記憶しているパスワードとが一致して
いれば、プロテクトが解除され、パラメータの変更が可
能になる。
【0017】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0018】図1は本発明によるモータ制御装置の一実
施例を示している。モータ制御装置は、モータ制御のた
めの各種パラメータデータをパラメータデータ入力部1
より入力してパラメータの設定を行うパラメータ設定部
3と、パスワードをパスワード入力部5より入力してこ
れを記憶し、パラメータ設定部3によるパラメータの変
更を禁止するプロテクトを設定するプロテクト設定部7
と、パスワード入力部5よりパスワードを入力し、この
入力パスワードとプロテクト設定部7が記憶しているパ
スワードとが一致しているか否かを判別し、これが一致
していればプロテクト設定部7によるパラメータのプロ
テクトを解除するプロテクト解除部9と、パラメータ設
定部3により設定されたパラメータに応じてモータの運
転を制御するモータ制御信号を出力するモータ制御信号
出力部11と、モータの運転状態を示すデータを入力す
る運転状態データ入力部13と、運転状態データ、パラ
メータ設定値等の表示を行う表示器15とを含んでい
る。
【0019】図2はモータ制御装置の表示・操作(入
力)部を示している。この表示・操作部は、6桁の7セ
グメントLEDにより構成された上述の表示器15と、
電源表示LED17と、リセットボタン19と、キーボ
ード部21とを有し、キーボード部21は、モードキー
Kmと、クリアキーKcと、エンタキーKeと、上述の
パラメータデータ入力部1およびパスワード入力部5を
なすインクリメントキーKi、デクリメントキーKdと
を含んでいる。
【0020】モータ制御装置は、ランモードとパラメー
タ設定モードとプロテクト設定モードとプロテクト解除
モードとの間に動作モードを切換設定されるようになっ
ており、電源投入時にはランモードを設定されるように
なっている。
【0021】ランモードは、運転状態データ入力部13
が入力するモータの運転状態を示すデータに基づいてモ
ータ回転数、溜りパルス数、出力トルク等のモータ運転
状態を表示器15に表示する定常モードである。
【0022】パラメータ設定モードは、パラメータ設定
部3の動作モードであり、セットアップパラメータとユ
ーザパラメータとを含む各種パラメータを設定するモー
ドである。
【0023】プロテクト設定モードは、プロテクト設定
部7の動作モードであり、パスワード入力によりパラメ
ータの変更に関してのプロテクトを設定するモードであ
る。
【0024】プロテクト解除モードは、プロテクト解除
部9の動作モードであり、プロテクト設定部7が記憶し
ているパスワードの照合に応じてプロテクトを解除する
モードである。
【0025】上述の如きモードの切換は、この実施例に
於いてはリセットボタン19とモードキーKmとインク
リメントキーKiとデクリメントキーKdの操作により
行われ、図3はそのモード切換のキー操作例を示してい
る。
【0026】パラメータ設定モードはランモードにてモ
ードキーKmが押されることにより設定され、パラメー
タ設定モードに於いては、表示器15の上2桁にパラメ
ータ項目番号が点滅表示され、下4桁にはそのパラメー
タの現在設定値が表示される。またプロテクトが既に設
定されてパラメータの表示に関してはデータの右下にド
ットが点灯し、このプロテクト設定のパラメータについ
ては設定値の変更を受け付けない。
【0027】パラメータ設定モードに於いて、表示器1
5に表示されるセットアップパラメータ項目番号および
そのセットアップパラメータの現在設定値は、インクリ
メントキーKmが操作される度に一つ上位の項目番号の
ものに順番に変化し、最上位のパラメータ項目番号のも
のの次は最下位のパラメータ項目番号のものに巡回し、
これに対しデクリメントキーKdが操作される度に一つ
下位の項目番号のものに順番に変化し、最下位のパラメ
ータ項目番号のものの次は最上位のパラメータ項目番号
のものに巡回する。
【0028】上述の如くインクリメントキーKiあるい
はデクリメントキーKdによりパラメータ設定をしたい
パラメータ項目番号を表示器15に表示させた状態にて
エンタキーKeが押されることにより、パラメータ項目
番号の表示は点滅しなくなり、代わってパラメータの現
在設定値が点滅表示されるようになり、パラメータデー
タ(パラメータ設定値)の入力待ち状態になる。この状
態にてインクリメントキーKiあるいはデクリメントキ
ーKdが操作されることによりパラメータ表示値が変化
し、エンタキーのKeが押されることによりパラメータ
表示値(パラメータ設定値)の表示は点滅しなくなり、
その表示値にパラメータの設定値が更新設定される。
【0029】このパラメータ設定モードにては、上述の
如き全パラメータ項目番号の巡回表示の下にセットアッ
プパラメータとユーザパラメータのすべてのパラメータ
の設定が行われる。
【0030】尚、上述の如きパラメータ設定モードにて
モードキーKmが押されると、ランモードに戻る。
【0031】パラメータの変更に関するプロテクトの設
定に際しては、ランモード、パラメータ設定モードある
いはプロテクト解除モードにてリセットボタン19とイ
ンクリメントキーKiとを同時操作することにより、カ
レントモードをプロテクト設定モードに切り換える。こ
のパラメータのプロテクトはパラメータ項目番号を2進
数のビットに対応させてプロテクトをかけたいパラメー
タ項目番号の合計を10進数で指定する。以後、この合
計値をパラメータ指定数と呼ぶ。
【0032】パラメータ項目番号は2進数表現したとき
の下位からのビット数に相当するから、一つの具体例と
して、パラメータ項目番号2、5、8のパラメータを一
つのグループとしてこれにプロテクトを設定する場合、
パラメータ指定数は、21 +24 +27 により、146
となる。
【0033】プロテクト設定モードに於いては、表示器
15の上3桁を用いてインクリメントキーKiとデクリ
メントキーKdとにより上述の如きパラメータ指定数を
設定し、この後にエンタキーKeを押してパラメータ指
定数の設定を完了し、次に表示器15の下3桁を用いて
インクリメントキーKiとデクリメントキーKdにより
任意のパスワードを設定する。そしてエンタキーKeが
押されると、パラメータ指定数に対応したパラメータ項
目番号のパラメータの変更に関するプロテクトが完了す
る。
【0034】プロテクト設定モードに於けるプロテクト
設定の手順を図4に示された動作フローを用いて説明す
る。
【0035】先ず入力されたパラメータ指定数を読み込
み(ステップ10)、読み込んだパラメータ指定数をパ
ラメータ項目番号に分解する(ステップ20)。例え
ば、パラメータ指定数が146であれば、プロテクト対
象のパラメータ項目番号は2、5、8である。
【0036】次にパラメータ指定数により指定されたプ
ロテクト対象のパラメータ項目番号のパラメータに対し
て既にプロテクトが設定されているか否かをチェックし
(ステップ30)、既にプロテクトが設定されているパ
ラメータが一つでも存在すれば、エラーを返す。これに
対して既にプロテクトが設定されているパラメータが一
つもなければ、入力されたパスワードを読み込み(ステ
ップ40)、指定されたパラメータ項目番号のパラメー
タの変更を禁止するフラッグを立てる(ステップ5
0)。これによりプロテクトが設定される。そしてパラ
メータ指定数とパスワードとをメモリに保存(登録)す
る(ステップ60)。
【0037】パラメータ指定数の入力に関しては、モー
タ制御装置に計算機能を持たせることができる。この場
合のパラメータのプロテクト設定手順例が図5に示され
ている。図5は、パラメータ項目番号4のパラメータに
既にプロテクトが設定されていて、パラメータ項目番号
2、5、8のパラメータに新たにプロテクトを設定する
場合を想定している。尚、図5に於いて、表示数値の下
側に描かれた4点表示は、その数値表示が点滅している
ことを表している。
【0038】プロテクト設定モードが設定されると、初
期表示として、図5(a)に示されている如く、表示器
15の上3桁の内の下2桁にパラメータ項目番号(初期
値は1)が点滅表示し、下3桁にはパラメータ指定数
(初期値は0)が表示される。
【0039】インクリメントキーKiが1回押される
と、パラメータ項目番号の点滅表示が”1”より”2”
へ変化する(図5(b))。
【0040】次にエンタキーKeが押されると、現在表
示されているパラメータ項目番号の点滅が停止し、表示
器15の下3桁にパラメータ項目番号2に対応する10
進数”2”がパラメータ指定数として表示される(図5
(c))。このエンタキーKeの操作によりパラメータ
項目番号2のパラメータがプロテクト対象になる。
【0041】次にインクリメントキーKiが2回押され
ると、パラメータ項目番号の表示が”2”より”4”へ
変化する(図5(d))。パラメータ項目番号4のパラ
メータには既にプロテクトが設定されているから、この
ことの表示のためにパラメータ項目番号表示の右下にド
ットが点灯表示される。このパラメータ項目番号4のパ
ラメータに関しては既にプロテクトが設定されているこ
とから、エンタキーKeによる新たなプロテクト対象の
設定を受け付けない。
【0042】次にインクリメントキーKiが1回押され
ると、パラメータ項目番号の表示が”4”より”5”へ
変化する(図5(e))。
【0043】次にパラメータ項目番号5のパラメータを
プロテクト対象にすべく、エンタキーKeが押される
と、現在表示されているパラメータ項目番号の点滅が停
止し、表示器15の下3桁にパラメータ項目番号5に対
応する10進数”16”を現在のパラメータ指定数”
2”に加算したパラメータ指定数”18”が表示される
(図5(f))。
【0044】次にインクリメントキーKiが3回押され
ると、パラメータ項目番号の表示が”5”より”8”へ
変化する(図5(g))。
【0045】次にパラメータ項目番号8のパラメータを
プロテクト対象にすべく、エンタキーKeが押される
と、現在表示されているパラメータ項目番号の点滅が停
止し、表示器15の下3桁にパラメータ項目番号8に対
応する10進数”128”を現在のパラメータ指定数”
18”に加算したパラメータ指定数”146”が表示さ
れる(図5(h))。
【0046】次にクリアキーKcが押されることによ
り、プロテクト対象とするパラメータの選択設定が終了
し、パラメータ項目番号2、5、8のパラメータを一つ
のグループとしてこれにプロテクトを設定することを示
すパラメータ指定数”146”が表示器15の上3桁に
表示され、これが登録される(図5(i))。この時に
は表示器15の最下位桁に”0”が点滅表示がされ、3
桁のパスワード入力待ち状態になる。
【0047】パスワードの入力はインクリメントキーK
iとデクリメントキーKdとにより歩進的に行われ、図
5(j)は”234”のパスワードが入力されたことを
示している。
【0048】このパスワード入力完了後にエンタキーK
eが押されることにより、パスワードが設定登録され、
これによりプロテクト設定が完了し、プロテクト設定モ
ードに於ける初期表示状態に戻る。
【0049】パラメータのプロテクトを解除する場合
は、ランモード、パラメータ設定モードあるいはプロテ
クト設定モードにてリセットボタン19とデクリメント
キーKdとを同時操作することにより、カレントモード
をプロテクト解除モードに切り換える。このプロテクト
解除モードにてのプロテクト解除には、プロテクト解除
対象のパラメータを指定するパラメータ指定数と、それ
に対応した正しいパスワードの入力が必要であり、これ
が既に登録されているパスワードと一致しない限りプロ
テクト解除はなされず、パラメータの設定値の変更を禁
止する状態が維持される。
【0050】プロテクト解除モードに於いては、表示器
15の上3桁を用いてインクリメントキーKiとデクリ
メントキーKdとによりパラメータ指定数を入力し、ま
た表示器15の下3桁を用いてインクリメントキーKi
とデクリメントキーKdとによりパスワードを入力す
る。
【0051】プロテクト解除モードに於けるプロテクト
解除の手順を図6に示された動作フローを用いて説明す
る。
【0052】先ず入力されたパラメータ指定数を読み込
み(ステップ100)、これが既に登録されているパラ
メータ指定数の何れか一つと一致するか否かを判別し
(ステップ110)、一致しなければ、エラーを返す
る。
【0053】入力されたパラメータ指定数が登録されて
いるパラメータ指定数の何れか一つと一致すれば、次に
入力されたパスワードを読み込み(ステップ120)、
この入力パスワードが既に登録されているパスワードの
何れか一つと一致するか否かのを判別する(ステップ1
30) これが一致しなければ、エラーを返すが、これが一致す
れば、読み込んだパラメータ指定数をパラメータ項目番
号に分解し(ステップ140)、このパラメータ指定数
に対応するパラメータのプロテクトを解除する(ステッ
プ150)。そしてこのプロテクトを解除したパラメー
タに対応するパラメータ指定数とパスワードをメモリよ
り消去する(ステップ160)。
【0054】上述の実施例に於ける如く、パラメータ指
定数が10進数3桁であると、その桁数による制限によ
り、プロテクトを設定することができるパラメータ数は
最大9個となる。
【0055】10個以上のパラメータにプロテクトを設
定する必要がある場合は、設定可能なパラメータ指定数
の桁数を増やせばよく、これは、表示器15の桁数を6
桁としたままで、パラメータ指定数を4桁、パスワード
設定数を2桁にすること、あるいは表示器15の桁数を
増やすことにより対処できる。
【0056】またプロテクトを一グループとして指定で
きるパラメータ項目番号に制限を設けることも可能であ
る。この場合は、制御指令タイプによって使用されるパ
ラメータと不必要なパラメータとがある如く、お互いに
関係の深いパラメータと関係の薄いパラメータがあるか
ら、これらのことに応じてパラメータをグループ化し、
異なるグループのパラメータは一度にプロテクトの対象
に指定できないようにすることもできる。
【0057】また図7、図8に示されている如く、7セ
グメントLEDの各々のセグメントにパラメータ項目番
号を割り付け、点灯しているセグメントに対応するパラ
メータ項目番号をプロテクトの対象とすることも可能で
ある。この7セグメントLEDによるパラメータ項目番
号の指定は、図9に示されている如く、インクリメント
キーKiとデクリメントキーKdとにより2進数の要領
にて行うことができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
によるモータ制御装置によれば、パラメータのプロテク
ト設定に際してパスワードを設定し、パスワードを知ら
ないとプロテクトの解除ができないようになっているの
で、パスワードを担当者のみに知らせるようにすれば、
せっかく調整、設定されたパラメータが誤って変更され
ることがなくなり、また、パラメータをいくつかのグル
ープに分けてこれにプロテクトを設定できるので、担当
者には、関係のあるパラメータとパスワードを知らせる
ようにすれば、セキュリティが向上する。このようなこ
とから、パラメータ設定モードがセットアップパラメー
タ設定モードとユーザパラメータ設置モードとを統合し
た単一のパラメータ設定モードとされても、パラメータ
設定に関する安全性が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータ制御装置の一実施例を示す
ブロック線図。
【図2】本発明によるモータ制御装置の表示・操作部を
一例を示す正面図。
【図3】本発明によるモータ制御装置のモード切換のキ
ー操作例を示す説明図。
【図4】本発明によるモータ制御装置のプロテクト設定
モードに於けるプロテクト設定の手順を示すフローチャ
ート。
【図5】本発明によるモータ制御装置にパラメータ指定
数の入力に関して計算機能を持たせた場合のプロテクト
設定手順を示す説明図。
【図6】本発明によるモータ制御装置のプロテクト解除
モードに於けるプロテクト解除の手順を示すフローチャ
ート。
【図7】本発明によるモータ制御装置に於いて7セグメ
ントLEDの各々のセグメントにパラメータ項目番号を
割り付ける例を示す説明図。
【図8】本発明によるモータ制御装置に於いて7セグメ
ントLEDの各々のセグメントにパラメータ項目番号を
割り付ける場合の各セグメントとパラメータ項目番号と
の関係例を示す説明図。
【図9】本発明によるモータ制御装置に於いて7セグメ
ントLEDの各々のセグメントにパラメータ項目番号を
割り付ける場合のパラメータのプロテクト設定手順例を
示す説明図。
【符号の説明】
1 パラメータデータ入力部 3 パラメータ設定部 5 パスワード入力部 7 プロテクト設定部 9 プロテクト解除部 11 モータ制御信号出力部 13 運転状態データ入力部 15 表示器 17 電源表示LED 19 リセットボタン 21 キーボード部 Km モードキー Kc クリアキー Ke エンタキー Ki インクリメントキー Kd デクリメントキー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定されたパラメータに応じてモータの
    運転を制御するモータ制御装置に於いて、 モータ制御のための各種パラメータデータを入力してパ
    ラメータの設定を行うパラメータ設定部と、 パスワードを入力してこれを記憶し前記パラメータ設定
    部によるパラメータの変更を禁止するプロテクトを設定
    するプロテクト設定部と、 パスワードを入力して当該入力パスワードと前記プロテ
    クト設定部が記憶しているパスワードとが一致している
    か否かを判別し、これが一致していれば前記プロテクト
    設定部によるパラメータのプロテクトを解除するプロテ
    クト解除部と、 を有していることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記プロテクト設定部は、モータ制御の
    ための各種パラメータデータ毎あるいは複数個のパラメ
    ータのグループ毎に個別のパスワードを入力してこれを
    記憶し、プロテクト対象のパラメータあるいはそのグル
    ープ毎に前記プロテクトを個別に設定するよう構成さ
    れ、前記プロテクト解除部は、パスワードを入力して当
    該入力パスワードと前記プロテクト設定部が記憶してい
    るパスワードとが一致しているか否かを判別し、これが
    一致していれば該当するパラメータあるいはそのグルー
    プのプロテクトを解除するよう構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
JP4107938A 1992-04-27 1992-04-27 モータ制御装置 Withdrawn JPH05304794A (ja)

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