JPH05300895A - Mri装置における核スピンの選択励起方法 - Google Patents

Mri装置における核スピンの選択励起方法

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JPH05300895A
JPH05300895A JP3213165A JP21316591A JPH05300895A JP H05300895 A JPH05300895 A JP H05300895A JP 3213165 A JP3213165 A JP 3213165A JP 21316591 A JP21316591 A JP 21316591A JP H05300895 A JPH05300895 A JP H05300895A
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gradient magnetic
slice
pulse
excited
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Hiroyuki Takeuchi
博幸 竹内
Katsunori Suzuki
克法 鈴木
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】静磁場発生磁石により生成される強い均一な静
磁場の領域から外れた所に位置する被検体中の核スピン
から発生する信号によるアーチファクトをなくすと共
に、撮像計測以外のパルスシーケンスをなくし、スルー
プットを向上する。 【構成】静磁場内に被検体1を位置させ、第1ステップ
として静磁場Bとスライス方向傾斜磁場Gs1を印加する
と共に、周波数がf1 の第1の高周波パルス102を照
射する。この時、被検体10のスライス面31,32内
の核スピンが励起される。次に、第2ステップとして、
静磁場Bとスライス方向傾斜磁場Gs2を印加の下に、周
波数がf2 の第2の高周波パルス106を照射する。こ
れにより、スライス面31,33内の核スピンが励起さ
れる。NMR信号は結果として、スライス面31からの
みとなる。 【効果】アーチファクトをなくすステップは、従来のよ
うに、撮像計測のパルスシーケンス前や繰返しの間に行
う必要がなくなるので、スループットが向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴(NMR)
現象を用いて被検体の断層像を得るMRI装置に用いる
被検体内の核スピンの選択励起方法に関するものであ
る。より詳しくは、均一な静磁場空間領域外に位置する
被検体部分からの信号がスライス面内の信号に混入して
生ずるアーチファクトを除去する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】MRI装置においては、検査対象物から
のNMR信号を対象物体内の各位置に対応した信号へ分
離して識別する必要がある。そのための手法として、対
象物体各部の置かれた磁場強度を異ならせ、これによ
り、対象物体内の核スピンの共鳴周波数や位相推移量を
異ならせて検出信号へ位置の情報を付与して取り出すこ
とが行われている。さて、MRI装置は人体の任意方向
の断層像を得るため、直径30〜50cmもの広い球空間
領域を0.05〜2 テスラもの強さで、かつ均一度が数
十ppm の静磁場を発生する静磁場発生用磁石を用いてい
る。しかしながら、上記30〜50cmの球空間の均一磁
場領域内を外れた空間では、磁場強度は均一領域内とは
異なり低下あるいは上昇しているとともに、均一でもな
いものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、静磁場
発生用磁石内の均一磁場空間は直径30〜50cmの球空
間にしか存在しないため、被検体を撮像のために静磁場
発生用磁石の空間内に入れると、被検体のある部分は均
一磁場空間領域からはみ出すことになる。この状態で撮
像のためのパルスシーケンスを実行すると、撮像面、即
ち被検体のスライス面内の核スピンを選択励起したとき
に、スライス面内だけでなく、均一磁場空間外の被検体
のある面内の核スピンも同時に選択励起され、そこの部
分からの信号がスライス面内からの信号と同時に検出さ
れ、その信号が再構成画像上にアーチファクトとして現
われ、断層像の画質を低下させるという問題があった。
【0004】この問題の存在の認識及び解決方法の1つ
は、既に特開昭63−109847号公報にて開示されている。
したがって、アーチファクトが発生する原因及びその解
決手法の詳細な説明はここで省略するが、前記公報に開
示されたその解決手法には次のような改善すべき点が内
在していた。すなわち、MRI装置は、被検体の任意方
向の断層像を非侵襲的に得られるという非常に優れた点
を有する反面、撮像時間が長いという問題がある。とこ
ろが、前記公報にて開示された技術は、本来の撮像のた
めのパルスシーケンスの他に、アーチファクト除去のた
めのパルスシーケンス部分を付け加えなければならず、
撮像時間が更に長くなるものであった。その長くなる時
間そのものは、通常1スライス面の撮像の計測に対し、
10〜20msのオーダーであるが、MRI装置で良く
使われるマルチスライス計測法にこの手法を適用する
と、スライス数の減少を来たすことになる。その減少の
割合は、撮像のパルスシーケンス法にもよるが、ほぼ2
0%〜40%になる。そのため、所望のスライス数の断
層像を得るために、1回の計測で終了せずに2回計測し
なければならなくなり、患者処理能力(スループット)
が低下するものであった。
【0005】第2点目として、上記公報に記載の手法で
は、撮像のためのパルスシーケンスに先立って、傾斜磁
場を印加せずに、均一な静磁場領域外の被検体部分の核
スピンを励起するのであるが、その部分は通常の撮像ス
ライス面よりもボリュームが大きいため、高周波パルス
用パワーアンプにとってより多くの負荷となる。したが
って、高出力のパワーアンプが必要となるものであっ
た。また、アーチファクト発生部分の励起のためには、
スライス面の励起よりも、周波数帯域幅を10倍以上に
も広くする必要があり、この面でも改善が望まれるもの
であった。
【0006】本発明は、上記に鑑みて成されたもので、
その目的とするところは、新規なMRイメージングのス
ライス面の選択励起方法を提供すること、そしてその選
択励起手法をMRI装置へ適用して、前述のアーチファ
クトの発生防止を計れるとともに、スループットの良
い、かつ、高周波パルス発生用パワーアンプを大型化す
る必要のない技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、MRI装置におけるスライス面の選択励
起を、被検体に対し所定方向へ第1の勾配磁場を印加す
るとともに、前記被検体の所定目的部位の磁場強度に対
応する磁気共鳴周波数の第1の高周波パルスで前記被検
体の所定目的部位の核スピンを励起する第1のステップ
と、この第1のステップの後に、前記所定方向へ前記第
1の勾配磁場とは異なる第2の勾配磁場を印加するとと
もに、前記第1のステップで励起された前記所定目的部
位の核スピンを第2の高周波パルスを照射して更に励起
する第2のステップとで行うようにしたものである。
【0008】そして、上記第1のステップと第2のステ
ップとを包含するスライス選択方法を実施するに際し、
第1の高周波パルスと第2の高周波パルスとは、スライ
ス面の設定に応じて、異なる周波数とするか、または同
一周波数とするものである。更に、第1のステップで照
射する第1の高周波パルスと、第2のステップで照射す
る第2の高周波パルスとの各スライス選択領域の少なく
とも一部が重畳するようにしたものである。
【0009】
【作用】上記核スピンの選択励起方法のうち、請求項1
に記載の方法では、被検体に対し所定方向へ第1の勾配
磁場を印加し、被検体の所定目的部位の磁場強度に対応
する磁気共鳴周波数の第1の高周波パルスで前記目的部
位内の核スピンを励起する。これを第1ステップとす
る。この時、第1の勾配磁場が端部で、リニアリティを
有した部分とラップしていると、その端部でも第1の高
周波パルス印加による核スピンの励起が起こる。その勾
配磁場の端部に対応する被検体内の核スピンの励起に対
し、何の処置をすることもなく、第2のステップを実行
する。第2のステップでは、第1のステップの第1の勾
配磁場とは異なる第2の勾配磁場を印加した状態で、第
1のステップで励起した所定目的部位の核スピンを第2
の高周波パルスで更に励起する。すると、第2の勾配磁
場も端部では、リニアリティを有した部分にラップする
ため、当然、第2の高周波パルス印加により、所定目的
部位以外に核スピンが励起される部分が生ずる。しかし
ながら、その部分は第1のステップの部分とは異なった
ものとなる。したがって、第1のステップと第2のステ
ップとの双方で励起された核スピンがNMR信号を発生
するようにすれば、アーチファクトは生じなくなる。
【0010】第1の高周波パルスと第2の高周波パルス
の周波数は、勾配磁場により、また目的部位に応じて変
更するが、ある特定部位では同一にすることもあり得
る。また、第1の高周波パルスと第2の高周波パルスの
核スピン励起のための周波数帯域を、それらの少なくと
も一部が重畳するようにすれば、その重畳部における核
スピンのみが、NMR信号生成の励起がされる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5を用
いて説明する。図5はMRI装置の概略構成図である。
MRI装置は、静磁場発生磁石10と、中央処理装置
(CPU)11と、シーケンサ12と、送信系13と、
磁場勾配発生系14と、信号処理系16とから構成され
ている。静磁場発生磁石10は、永久磁石方式,常電導
方式あるいは超電導方式等が用いられるが、被検体1を
収容し得る空間内の所定領域に強い均一な静磁場を発生
させるもの、シーケンサ12はCPU11の制御により
動作し、被検体1から断層画像データを得る種々の命令
を送信系13,磁場勾配発生系14,受信系15へ送る
ものである。
【0012】送信系13は、高周波発振器17と、変調
器18と、高周波増幅器19及び送信側の高周波コイル
20aとから成り、高周波発振器17から出力された高
周波パルスを前記シーケンサ12の命令に従って変調器
18で振幅変調し、この振幅変調された高周波パルスを
高周波増幅器19で増幅した後に、静磁場空間内の被検
体1に近接して配置された高周波コイル20aに供給し
て、高周波コイル20aから電磁波を被検体1へ照射する
ものである。
【0013】磁場勾配発生系14は、X,Y,Zの三軸
方向に巻かれた傾斜磁場コイル21と、傾斜磁場コイル
21のX,Y,Z方向のそれぞれのコイルを駆動する傾
斜磁場電源22とから成り、前記シーケンサ12からの
命令により、それぞれのコイルの傾斜磁場電源を起動さ
せることにより、X,Y,Zの三軸方向へ傾斜磁場
x,Gy,Gzを発生するものである。これらの傾斜磁
場Gx,Gy,Gzは被検体1へ印加され、スライス面の
設定、被検体1内の核スピンへの位置情報の付与を行
う。
【0014】受信系15は、受信側の高周波コイル20
bと、増幅器23と、直交位相検波器24と、A/D変
換器25とから成り、前記送信側の高周波コイル20a
から照射された電磁波により励起された被検体1内の核
スピンの応答電磁波(NMR信号)を、静磁場空間内の
被検体1に近接して配置された受信側の高周波コイル2
0bで検出し、その検出信号を増幅器23で増幅した後
に、その信号を前記高周波発振器17の出力信号により
制御される直交位相検波器24で、波形成形した2系列
の信号に変換し、それらの信号をシーケンサ12の命令
によるタイミングでディジタル信号に変換して、信号処
理系16へ出力するものである。
【0015】そして、信号処理系16は、CPU11
と、磁気ディスク装置27や磁気テープ装置29等の記
録装置と、CRT等のディスプレイ装置28とから成
り、前記CPU11で受信系15からの信号に対しフーリ
エ変換,補正係数計算,画像再構成等の処理を行い、被
検体1のスライス面内の原子核密度分布の画像、例えば
水素原子核(プロトン)密度分布像や、核スピンの挙動
(緩和時間)を示すT1 強調像やT2 強調像等の画像を
ディスプレイ装置28へ表示するとともに、画像データ
を記録装置へ記録するものである。
【0016】次に、上記の如き構成のMRI装置におけ
る核スピンの選択励起のためのパルスシーケンスを、本
発明の特徴点を含め、2次元フーリエ変換法の代表例で
あるスピンエコー法(以下、SE法と記す。)を一例に
挙げて説明する。図1は、そのパルスシーケンスを示し
ている。図1において、横軸は時間、縦軸は磁場強度及
び信号強度を表わしている。そして、図1の(a)は送
信側の高周波コイル20aから被検体1へ照射される高
周波磁場(以下、RFパルスと記す。)、(b)は、前
述のX,Y,Zの三軸方向の1つに対して印加され、か
つ、静磁場発生用磁石10が発生する強く均一な静磁場
と重畳され、静磁場空間領域内に勾配磁場を発生する傾
斜磁場Gs で、通常はこの傾斜磁場Gs は被検体1の撮
像位置、即ちスライス面を設定する方向へ印加するの
で、スライス方向傾斜磁場と称すもの、(c)はスライ
ス面内において直交する二軸の1つに対して印加される
傾斜磁場Gp で、図1に示すシーケンスを繰り返す度
に、その強さがステップ状に順次変更される、通常、位
相エンコード傾斜磁場と称すもの、(d)はスライス面
内において、前記位相エンコード傾斜磁場Gp 印加方向
と直交する方向へ印加される傾斜磁場Gf で、前記位相
エンコード傾斜磁場Gp が被検体1内の核スピンに対し
位相情報を付与して核スピンの位置識別を行おうとする
のに対し、この傾斜磁場Gf は核スピンに対し周波数情
報を付与して、核スピンの位置識別を行おうとするもの
であるので、通常、周波数エンコード傾斜磁場、又はN
MR信号(エコー信号)の検出時に印加するので、リー
ドアウト方向傾斜磁場とも称されるもの、そして、
(e)は核スピンが励起状態から定常状態へ戻る時に高
周波コイル20bで検出される高周波信号、即ちNMR
信号(スピンエコー信号)である。
【0017】次に、本発明における被検体1内の核スピ
ンの選択励起の原理を図2乃至図3により説明する。図
2は静磁場発生用磁石10において発生される静磁場強
度の分布の一例を示している。図2において、横軸は磁
場空間内の距離、縦軸は静磁場強度Bを示している。M
RI装置では、静磁場発生用磁石10の内部の磁場空間
に、ある点、例えば、その磁場空間のほぼ中心を原点0
としてその原点0から半径r内の空間に、ある方向にほ
ぼ均一で強い静磁場強度B0 の領域を形成する。そし
て、前記原点0から距離rの球空間領域外では静磁場強
度BはB0 より低下又は大きくなっている。本発明のM
RI装置では、このような静磁場空間内に被検体1を配
置して、例えば図1に示すSE法パルスシーケンスを実
行するのである。図1において、先ず、被検体1のスラ
イス位置を設定するためのスライス方向傾斜磁場Gs1
01を印加するとともに、所定の厚みを有したスライス
面内の核スピンを90°励起する所定帯域幅の90°R
Fパルス102を印加する。
【0018】スライス方向傾斜磁場Gs1101は、スラ
イス方向傾斜磁場コイルによって発生される傾きがGs1
の傾斜磁場と静磁場発生用磁石10によって発生される
静磁場Bと重畳される。その場合に、図3(c)に示す
被検体1の断層像を得ようとする位置、即ち、スライス
面31に対応する位置x1 における磁場は、(B+Gs1
・x1)で表わされる。その位置x1 における核スピンの
ラーモア周波数f1 は、次の式(1)で表わされる。 f1=γ・(B+Gs1・x1)/2π …(1) ここに、γは対象とする核種の磁気回転比である。
【0019】したがって、上記のGs1の傾斜磁場印加と
ともに印加する第1の高周波パルス、即ち90°RFパ
ルス102の周波数はf1 とされる。この周波数f1
90°RFパルス102と、静磁場Bと傾斜磁場Gs110
1とが重畳された第1の勾配磁場とを印加すると、図3
(a)に示すように、位置x1 の他に、均一な静磁場領
域、即ち、リニアリティを有した勾配磁場の外の位置x
2 の面内の核スピンも励起される。これは、図2に示す
ように静磁場Bが原点0より半径rの球空間を外れる
と、磁場強度が次第に弱くなっているから、静磁場Bへ
s1の傾斜磁場を重畳した場合、図4に示すようにリニ
アリティを有した勾配磁場部分と曲線で示した磁場部分
とが形成され、周波数f1 に対応する位置がx1 とx2
の2個所できるためである。以上が本発明の第1のステ
ップに対応する。90°RFパルス102の印加がなく
なると、励起された核スピンは、横緩和及び縦緩和を経
て元の状態へ戻る。
【0020】SE法では、90°RFパルス102とス
ライス方向傾斜磁場Gs1101の印加終了後、前記励起
した核スピンに位置識別情報を付与するために、スライ
ス面内の直交する二方向に対し傾斜磁場を与える。この
うちの1つが位相エンコード傾斜磁場Gp 103であ
り、これは前記第1のステップで励起した核スピンに、
位置に対応した位相差を与えるものである。そして、も
う1つは、位相エンコード方向に直交する方向への周波
数エンコード傾斜磁場Gf 104であり、これは核スピ
ンを信号読出し方向へ位置に応じた位相偏位(dephase)
を与えておいて、信号読出し時に信号のピークがある時
点に生ずるようにしているものである。MRI装置で
は、断層像の画素数の縦横に対し128×128,25
6×256のように設定するが、その場合、位相エンコ
ード方向には、128通り、又は256通りの異なった
傾斜磁場を印加して、図1に示すパルスシーケンスを行
う。図1の位相エンコード傾斜磁場Gp 103のステッ
プはそれを示している。
【0021】このようにして、第1のステップで励起し
た被検体1内の核スピンへ一方向の位置情報を付与した
時点で、傾斜磁場Gp 103,Gf 104を解除し、次
に、本発明の特徴とする第2のステップへ移行する。こ
の第2のステップはSE法では、核スピンを更に180
°励起する段階で行われる。SE法はFID信号ではな
くスピンエコー信号を検出する。そのために、90°励
起され、傾斜磁場Gp103,Gf 104の印加により
与えられた位相情報を有した核スピンが収束(rephase)
する信号(スピンエコー信号)を得るために、90°励
起され、傾斜磁場Gp 103,Gf 104の印加情報を
持った核スピンを更に180°励起する。
【0022】この時、180°励起される核スピンを、
被検体1のスライス面31内のみのものとするために、
スライス方向傾斜磁場Gs 105と180°RFパルス
106を同時に印加する。従来の方法は、この時の傾斜磁
場Gs は前記第1のステップで印加したものと同一の傾
斜とし、そのため180°RFパルスの周波数も第1の
ステップと同一としていた。しかし、この方法では、位
置x1 とx2 との双方の位置に対応する被検体1内のス
ライス面31及び32の核スピンが180°更に励起さ
れ、信号読出し時に、スライス面32からの信号がアー
チファクトとなる。そこで、本発明は、スライス面31
内の核スピンのみがスピンエコー信号を発生し得るよう
に、選択的に励起するのである。
【0023】このために、第2のステップでは、スライ
ス方向傾斜磁場Gs を第1のステップにおける値Gs1
は異なるGs2なる傾きで与える。すると、この時の勾配
磁場による位置x1 の磁場強度は、静磁場はBであるの
で、(B+Gs2・x1)で表わされる。この磁場強度にお
けるラーモア周波数f2 は f2=γ・(B+Gs2・x1)/2π …(2) で表わされるので、180°RFパルス106の周波数
もf2 とする。このf2 なる周波数の180°RFパル
ス106をスライス方向傾斜磁場Gs2105と静磁場B
の印加の下に照射すると、前述の第1のステップ時と同
様の理由から、図3(b)に示すように、位置x1 と位
置x3 とに対応する被検体1内のスライス面31と33
の内部の核スピンが180°励起される。スライス面3
1内の核スピンは第1のステップの選択励起によって、
90°励起されているので、累計で270°励起され
る。一方、スライス面33内の核スピンは、第1のステ
ップでは励起されていないので、静磁場方向に対し逆向
き(180°)に励起されるにすぎない。以上が第2の
ステップである。
【0024】ここで、本実施例におけるスライス方向傾
斜磁場Gs2105の印加について少し説明を付け加えて
おく。通常、SE法等では、前記第1のステップにおけ
るスライス選択励起時に、スライス方向傾斜磁場Gs1
90°RFパルス照射後に反転して、スライス厚間の傾
斜磁場の差による核スピンの位相ずれを補正する(reph
ase)ことが行われるが、本実施例では、それを第2のス
テップに付け加えて行うようにしている。すなわち、ス
ライス選択のためだけなら、スライス方向傾斜磁場Gs2
105は180°RFパルス106の照射期間だけ印加
すれば良いが、本実施例では180°RFパルス106
の照射終了後Δt時間だけ余分に印加して、前記位相ず
れを補正している。時間Δtの設定は、計算及びそれを
実験的に補正することで行えるものである。この方法を
採用すると、従来方法における第1のステップ時のスラ
イス方向傾斜磁場の反転をする必要がなくなり、パルス
シーケンスの単純化,装置構成の簡略化が計れる。
【0025】第1のステップと第2のステップとの選択
励起により、被検体1のスライス面内の核スピンは次の
ように励起されたことになる。すなわち、スライス面3
1内は270°、スライス面32内は90°、スライス
面33内は180°である。第2のステップ終了後、S
E法では周波数エンコード傾斜磁場Gf 107を印加し
た状態でNMR信号、即ち、スピンエコー信号108を
検出する。この時に検出される信号は、スライス面31
内の核スピンの回転による信号で、90°励起された後
にディフェーズ(dephase)したものが、180°励起に
よってリフェーズ(rephase)することによる信号のた
め、スピンエコー信号と呼ばれている。スライス面32
及び33からは信号は検出されない。何故ならば、スラ
イス面32内の核スピンは90°励起のみを受け、18
0°励起を受けていないのでエコー信号とならず、図1
の傾斜磁場Gf の104,107によってディフェーズ
されて、事実上信号が消失するため、また、スライス面
33内の180°励起された核スピンからは信号が出な
いためである。
【0026】スピンエコー信号読取り時の周波数エンコ
ード傾斜磁場Gf は、撮像視野を周波数エンコード方向
にN個の画素で表示するとすると、撮像視野の両端にお
ける核スピンの回転が相対的にN周期の差を持つように
するものである。これにより、周波数エンコード方向の
核スピンの位置の識別を周波数によって行わしめる。前
記スピンエコー信号は、周波数エンコード傾斜磁場Gf
を印加すると、FID信号を合わせた波形として現われ、
そのピーク値は、位相エンコード時に印加した周波数エ
ンコード傾斜磁場の印加時間をtf とすると、読出しの
ための周波数エンコード傾斜磁場Gf を印加後tf 時間
経過後に生ずる。このエコー信号は受信側の高周波コイ
ル20bで検出され、増幅器23で増幅され直交位相検
波器24へ入力される。
【0027】直交位相検波器24は高周波発振器17の
出力信号に同期制御され、入力した高周波信号を波形整
形するとともに、sin 成分とcos 成分との2系統の信号
に分離して出力する。これらの2系統の信号はA/D変
換器25へ入力する。A/D変換器25は入力した2系
統の信号を、シーケンサ12の命令に従ってサンプリン
グし、2系統のディジタル信号に変換して出力する。こ
れらの出力された2系統のディジタル信号はCPU11
へ入力され、CPU11でフーリエ変換の実部データ,
虚部データとして用いられるが、一旦、CPU11内の
図示を省略したメモリデバイスへ記憶される。SE法に
よる2次元イメージングは、図1に示すパルスシーケン
スを、位相エンコード量を1ステップずつ変更しながら
上記動作を繰り返して行い、スピンエコー信号を取り込
む。そして、それらのデータを用いて、2次元フーリエ
変換を行って画像を再構成し、ディスプレイ装置28へ
画像を表示する。
【0028】本発明は上記したような第1のステップと
第2のステップにより、特定の部分の核スピンを選択的
に励起するものであるが、ここで、2次元イメージング
の場合は、スライス厚が当然関係してくるものである。
従来方式での第1ステップ,第2ステップの選択励起
は、スライス方向傾斜磁場とRFパルスの周波数とが同
一に設定されるので、当然、RFパルスの周波数帯域幅
も所望のスライス厚となる同一帯域幅とされる。しかし
ながら、本発明では、第1のステップと第2のステップ
とで、スライス方向傾斜磁場が異なるので、90°RF
パルス(第1の高周波パルス)と180°RFパルス
(第2の高周波パルス)の帯域幅に注意する必要があ
る。
【0029】本発明は実施に際し、第1の高周波パルス
と第2の高周波パルスとの帯域幅を所望のスライス厚に
対応する方法で説明したが、次のような帯域幅の設定方
法を採用できる。それは、第1の高周波パルス又は第2
の高周波パルスの一方の周波数帯域幅を所望のスライス
厚が得られるように設定し、他方は勾配磁場がリニアリ
ティを有する範囲内で、それよりも広い帯域幅とする。
この場合、2つの周波数帯域幅が重畳する部分のみがエ
コー信号の発生のための励起を受ける。一例として、ス
ライス方向傾斜磁場の傾斜が大きい方をスライス厚設定
の帯域幅のRFパルスに対応させることができる。な
お、その他に図4に示すように、第1の高周波パルスと
第2の高周波パルスとが一部ずつ重畳するようにしても
良い。これらの方法によれば、スライス厚の設定の自由
度を増すことができる。
【0030】次に、第1の高周波パルスと第2の高周波
パルスの周波数について、説明を付け加える。本発明を
上記SE法に適用した例では、90°RFパルスと18
0°RFパルスとは異なる周波数としたが、同一周波数
を使用する場合もあり得る。通常、傾斜磁場は、2つの
コイルに逆方向に電流を流して形成するもので、一方向
では「プラス」、他方向に「マイナス」の磁場を形成
し、その中間では「零」となる。この傾斜磁場を静磁場
へ重畳する場合、傾斜磁場の「零」点は均一な静磁場B
0 の中心に合致させられる。傾斜磁場の強度を変えて
も、この原則は変らないので、結局、傾斜磁場の「零」
点の磁場強度は、均一な静磁場B0 である。したがっ
て、その位置に対応する被検体内のスライス面の核スピ
ンを励起するには、スライス方向傾斜磁場強度を変化し
ても、第1の高周波パルスと第2の高周波パルスとは同
一周波数でなければならない。
【0031】以上、本発明をSE法に適用した例を参考
にして説明したが、本発明は、SE法以外のパルスシー
ケンスでも適用できる。例えば、180°−90°−1
80°パルス系列を有する反転回復法(Inversion Reco
very法:IR法)にも適用できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果が得られる。すなわち、請求項1によれば、
第1のステップと第2のステップとで勾配磁場の傾斜を
変えて被検体の同一スライス部の核スピンを励起するた
め、静磁場の均一領域を外れた所の核スピンは第1のス
テップ、または第2のステップとで同一部位が重畳して
励起されることがないので、アーチファクトが生じなく
なる。そして、本発明のこの方法では、静磁場の均一領
域外の核スピンの励起のために付加的パルスシーケンス
を実行する必要がなく、撮像のためのパルスシーケンス
のRFパルス照射として行うので、従来方法に比較して
撮像時間が大幅に短縮できる。更に、本発明の方法で
は、静磁場の均一領域外の大きなボリュウム部の核スピ
ンを励起することはないため、RFパルス用のパワーア
ンプも小型のもので良くなる。請求項2によれば、第1
のステップと第2のステップとの各高周波パルスの周波
数を異らせて任意のスライス面を選択励起できる。ま
た、請求項3によれば、ある特定のスライス面に対して
は、第1のステップと第2のステップの各高周波パルス
の周波数を同一にすることができる。請求項4によれ
ば、第1のステップと第2のステップの各高周波パルス
の周波数帯域幅の重複部分のみがスライス厚となるの
で、スライス厚設定の自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の核スピンの選択励起方法をスピンエコ
ー法のパルスシーケンスに適用した一例の図。
【図2】静磁場発生磁石において形成される静磁場を説
明する図。
【図3】本発明の原理を説明する図。
【図4】本発明のその他の実施例におけるスライス厚設
定の説明図。
【図5】MRI装置の概略構成図。
【符号の説明】
101 スライス対向傾斜磁場 105 スライス対向傾斜磁場 102 第1の高周波パルス(90°RFパルス) 103 位相エンコード傾斜磁場 104 周波数エンコード傾斜磁場 107 周波数エンコード傾斜磁場 106 第2の高周波パルス(180°RFパルス) 108 スピンエコー信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9118−2J G01N 24/04 L 9118−2J 24/08 Y

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体に対し所定方向へ第1の勾配磁場を
    印加するとともに、前記被検体の所定位置の磁場強度に
    対応する磁気共鳴周波数の第1の高周波パルスで前記被
    検体の所定位置の核スピンを励起する第1のステップ
    と、この第1のステップの後に、前記所定方向へ前記第
    1の勾配磁場とは異なる第2の勾配磁場を印加するとと
    もに、前記第1のステップで励起された前記所定目的部
    位の核スピンを第2の高周波パルスを照射して更に励起
    する第2のステップとを含むMRI装置における核スピ
    ンの選択励起方法。
  2. 【請求項2】第1の勾配磁場印加の下で照射する第1の
    高周波パルスと、第2の勾配磁場印加の下で照射する第
    2の高周波パルスとで、周波数が異なることを特徴とす
    る請求項1記載のMRI装置における核スピンの選択励
    起方法。
  3. 【請求項3】第1の勾配磁場印加の下で照射する第1の
    高周波パルスと、第2の勾配磁場印加の下で照射する第
    2の高周波パルスとで、周波数が同一であることを特徴
    とする請求項1記載のMRI装置における核スピンの選
    択励起方法。
  4. 【請求項4】第1の勾配磁場印加の下で照射する第1の
    高周波パルスと第2の勾配磁場印加の下で照射する第2
    の高周波パルスとの各スライス選択領域の少なくとも一
    部を重畳させることを特徴とする請求項1乃至3に記載
    のMRI装置における核スピンの選択励起方法。
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