JPH0529958Y2 - - Google Patents

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JPH0529958Y2
JPH0529958Y2 JP1987052453U JP5245387U JPH0529958Y2 JP H0529958 Y2 JPH0529958 Y2 JP H0529958Y2 JP 1987052453 U JP1987052453 U JP 1987052453U JP 5245387 U JP5245387 U JP 5245387U JP H0529958 Y2 JPH0529958 Y2 JP H0529958Y2
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card
coin
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車の車室内にカード及びコイン
を取出容易な状態で収納するに最適なカード及び
コインの保持装置に関するものである。
〈従来の技術〉 従来のこの種の保持装置としては、例えば実開
昭58−2071号公報に見られるように、パネルに設
けた凹部内にホルダを引き出し回動可能に格納
し、常時は凹部内に格納保持されているホルダを
必要に応じて車室側に引き出し回動してコインを
取り出すようにしたものである。しかしながら、
この従来例はコインを保持するのみであるため
に、カード類を保持するカードホルダを別に設け
る必要性があつた。
また、例えば実開昭54−18851号公報に見られ
るようにコインホルダの表面にクリツプを取り付
けた場合は、このクリツプを利用してカードを保
持することができる。しかしながら、この場合は
コインホルダ及びクリツプが車室内に突出してし
まい、あるいは、クリツプによる挟持力が低下す
ればカードなどが容易に脱落してしまうという不
具合がある。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、カードとコインを共通のスペース内に
確実に格納保持することができるにも拘らず、こ
れらを容易に取り出すことができるカード及びコ
インの保持装置を提供することができる課題とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案は、車室に向
つて開口する水平方向に沿う断面半円状の凹所を
パネルに設け、該パネルの表面とほぼ同一面内に
おいて前記凹所の開口部を覆うホルダを設けると
ともに、水平方向に沿う断面半円状のコイン受け
溝を前記ホルダの裏面に設けている。また、水平
方向に沿う伸縮自在な保持ベルトを前記ホルダの
表面に取り付ける一方、該ホルダを前記凹所の開
口部内において水平軸周りに回動可能に支持する
支軸を設けている。そして、保持ベルトを取り付
けた表面をパネルの表面とほぼ同一の面内に位置
させた格納位置とコイン受け溝を設けた裏面を車
室に露呈させる使用位置に前記ホルダを係止する
ストツパを設けるとともに、前方に向つて突出す
る凸部を前記ホルダの表面の上縁及び下縁にそれ
ぞれ設けたことを特徴としている。
〈作用〉 上記のような構成になる保持装置において、コ
インはホルダの裏面に設けられているコイン受け
溝に収納され、カードはホルダの表面と保持ベル
トとの間に差込み保持されている。ところで、ホ
ルダを格納位置に回動保持させているときは、こ
のホルダの裏面に形成されているコイン受け溝が
パネルの凹所内に格納されており、この凹所は断
面半円状に形成されている。このために、コイン
受け溝に収納されて凹所に格納されているコイン
は凹所の内周面との接触によつてコイン受け溝内
に確実に保持されるために、車両の走行による振
動などによる脱落が防止される。また、ホルダの
表面がパネルの表面とほぼ同一の面内に保持され
ているために、必要に応じてカードを保持ベルト
から容易に抜き取り、もしくは、保持ベルトに差
し込むことができる。なお、ホルダの表面の上下
両縁に凸部を設けているために、保持ベルトによ
る保持力が減少した場合にも前記凸部によつてカ
ードの滑落が予防される。
一方、ホルダを使用位置まで回転操作すると、
ホルダの裏面が車室に露呈されるために、この裏
面に設けられているコイン受け溝にコインを自由
に出し入れすることができる。なお、このように
ホルダを使用位置に回転操作しているときは、ホ
ルダの表面がパネルの凹所内に格納されている。
すなわち、必要に応じてホルダを格納位置と使
用位置に切換操作すれば、カードとコインのいず
れか一方を車室に露呈して使用に供することがで
き、しかも、カードとコインを同一のスペースに
保持できるためにカードとコインを同一の感覚で
取り出し、格納することができる。
〈実施例〉 以下に本考案に係るカード及びコインの保持装
置の一実施例を説明する。
第3図は自動車の運転席全部に設けられている
インストルメントパネル10を示している。この
インストルメントパネル10の一部を構成するパ
ネル11に本考案に係る保持装置12を設けてい
る。
第4図は保持装置12が設けられるパネル11
を示したものであり、車室に向つて開口する水平
方向に沿う断面半円状の凹所14をパネル11に
形成している。この凹所14は、円筒面で形成さ
れた周壁16と、平面で構成された左右一対の側
壁18とで構成されている。また、円周方向に延
びる案内溝20を前記周壁16の内面に形成する
とともに、各側壁18の中央手前側端部にそれぞ
れ軸孔22を形成している。
第5図及び第6図は前記凹所14に取り付けら
れるホルダ24を示したものであり、ホルダ24
の表面中央部分には水平方向に沿う伸縮自在な保
持ベルト26を取り付けることにより、ホルダ2
4の表面と保持ベルト26の間にカード28を差
込み保持できるようにしている。また、ホルダ2
4の表面の上下縁にそれぞれ第1図及び第2図に
示すように前方に向つて突出する凸部25を設け
ることにより、ホルダ24と保持ベルト26の間
に差し込んだカード28が不用意に脱落すること
を予防するようにしている。なお、実施例では保
持ベルト26をゴムバンドで構成しているが、カ
ード28を容易に抜き差しすることができ、か
つ、ホルダ24の表面との間でカード28を挟持
する機能を有するものであれば保持ベルト26の
具体構成は任意である。
また、案内溝20に摺動自在に係合する突起3
0をホルダ24の下面に設けるとともに、前記軸
孔22に嵌合する軸32ホルダ24の両外側面に
それぞれ設けている。なお、前記軸32を取り囲
む円弧状に湾曲するスリツト34をホルダ24の
側壁部に設けることにより、軸34を内方に弾性
変形できるようにしている。
一方、ホルダ24の裏面には水平方向に沿う断
面半円状のコイン受け溝36を上下二段に設けて
いる。そして、各コイン受け溝36の中間部にそ
れぞれ仕切癖38を設けることにより、コイン受
け溝36に収納したコインの倒れを予防するよう
にしている。
第7図はパネル11の凹所14にホルダ24を
組み込んだ状態における軸孔22と軸34との関
係を示したものであり、凹所14の側壁18の手
前側部分を僅かに外方に向つて傾斜させることに
より、軸孔22より手前側部分において側壁18
とホルダ24の側壁との間に楔状の隙間40が形
成されるようにしている。従つて、凹所14にホ
ルダ24を組み付けるに際しては、軸32が側壁
18による案内作用を受けて内方に弾性変位し、
軸32が軸孔22に一致した時点で自動的に突出
復帰して軸孔22に突入係合する。このために、
ホルダ24を組み付けた後は、凹所14の周壁1
6に設けられている案内溝20とホルダ24に設
けられている突起30とによつて規制される範囲
内においてホルダ24が凹所14内に回動可能に
保持される。
第1図及び第2図はホルダ24を格納位置に回
転保持させた状態と使用位置に回転保持させた状
態を示す断面図であり、いずれの場合にもカード
28をホルダ24の表面と保持ベルト26の間に
挟み込み保持させるとともに、コイン受け溝36
のコイン42を収納している。また、案内溝20
の両端近傍にストツパとして機能する凸部44を
設けており、ホルダ24に設けた突起30がこの
凸部44を乗り越えることにより、ホルダ24を
第1図に示す格納位置と第2図に示す使用位置に
それぞれ保持させるようにしている。
すなわち、コイン42を出し入れする必要性が
ない場合は、突起30が下側の凸部44を乗り越
えた位置までホルダ24を回転させて第1図に示
したようにホルダ24の表面を車室に露呈させる
ことにより、コイン42が直接見えないようにし
て美観を確保するとともに、盗難を予防する。な
お、凹所14を断面半円状に形成することによ
り、その周壁16を円筒面としている。このため
に、凹所14に格納されているコイン受け溝36
内のコイン42がこの周壁16によつて支えられ
ることになり、自動車の走行などによる振動が加
えられたとしても、コイン受け溝36からコイン
42が脱落することがない。また、このようにホ
ルダ24を格納位置に回転保持させているとき
は、ホルダ24の表面がパネル11の表面とほぼ
同一の面内に位置するために、ホルダ24が邪魔
になることがなく、保持ベルト26の伸縮性を利
用してカード28を自由に抜き差しすることがで
きる。さらに、このように保持ベルト26によつ
てカード28が保持されるホルダの表面の上縁及
び下縁にそれぞれ凸部25を設けている。従つ
て、片手による差込み時においてもこの凸部25
をガイドとしてカード28をホルダ24の表面の
所定位置に確実に差し込むことができるととも
に、保持ベルト26による保持力が低下した場合
にも凸部25との干渉作用でカード28の脱落が
予防される。
一方、コインを出し入れする必要性があるとき
は、第1図に示す矢印46の方向にホルダ24を
回動操作する。そして、第2図に示したように突
起30が上側の凸部44を乗り越える位置までホ
ルダ24を回転させると、それまでは車室に露呈
されていたカード28が凹所14側に格納されて
コイン受け溝36が第2図に示したように車室に
露呈される。従つて、運転者は必要に応じてコイ
ン42をコイン受け溝36に出し入れすることが
できる。なお、コイン42を出し入れする必要性
がなくなつた場合は、第2図に示す矢印48の方
向にホルダ24を回転操作して第1図に示した格
納位置に切換操作すればよい。
上記実施例では、インストルメントパネル10
の一部に凹所14を形成するようにしているが、
コンソールボツクスあるいはドアに設けたアーム
レストに凹所を形成することもできる。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、ホルダの表面にカードを保持させる一方、こ
のホルダの裏面にコインを保持させることによ
り、ホルダの表裏を反転操作してカードとコイン
を選択使用できるようにしているために、カード
とコインを共通のスペース内に格納保持すること
ができるとともに、カードとコインを片手操作に
よる同一の感覚で的確に取り出し、収納すること
ができる。また、ホルダを格納位置に回動保持さ
せているときは、カードが保持されるホルダの表
面がパネルの表面とほぼ同一の面内に保持される
ために、ホルダが邪魔になることがなく、車室の
美観が損なわれることもない。さらに、ホルダの
表面の上縁及び下縁に凸部を設けることにより、
保持ベルトによるカードの保持を安定させるとと
もに、カードの保持位置を安定させる一方、ホル
ダが取り付けられる凹所を断面半円状に形成する
ことにより、コイン受け溝に収納されているコイ
ンの脱落を凹所の周壁で予防できるようにしてい
るために、回転式のホルダであるにも拘らずカー
ド及びコインをともに安定よく保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカード及びコインの保持
装置のホルダを格納位置に回転操作した状態の断
面図、第2図は同じくホルダを使用位置に回転操
作した状態の断面図、第3図は本考案が適用され
る自動車の運転席前方のインストルメントパネル
を示す斜視図、第4図は凹所を示すパネルの斜視
図、第5図はホルダを表面側から見た斜視図、第
6図はホルダを裏面側から見た斜視図、第7図は
ホルダの軸支部分を示す断面図である。 11……パネル、12……保持装置、14……
凹所、16……周壁、18……側壁、20……案
内溝、22……軸孔、24……ホルダ、25……
凸部、26……保持ベルト、28……カード、3
0……突起、32……軸、36……コイン受け
溝、42……コイン、44……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室に向つて開口する水平方向に沿う断面半円
    状の凹所を設けたパネルと、該パネルの表面とほ
    ぼ同一の面内において前記凹所の開口部を覆い水
    平方向に沿う断面半円状のコイン受け溝を裏面に
    設けたホルダと、該ホルダの表面に取り付けた水
    平方向に沿う伸縮自在な保持ベルトと、前記ホル
    ダを前記凹所の開口部内において水平軸周りに回
    動可能に支持する支軸と、前記保持ベルトを取り
    付けた表面をパネルの表面とほぼ同一の面内に位
    置させた格納位置とコイン受け溝を設けた裏面を
    車室に露呈させる使用位置に前記ホルダを係止す
    るストツパとを備え、前方に向つて突出する凸部
    を前記ホルダの表面の上縁及び下縁にそれぞれ設
    けたことを特徴とするカード及びコインの保持装
    置。
JP1987052453U 1987-04-07 1987-04-07 Expired - Lifetime JPH0529958Y2 (ja)

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JP6814400B2 (ja) * 2016-08-08 2021-01-20 スズキ株式会社 インストルメントパネル本体への仕様分け部品取り付け構造

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