JPH05299253A - 磁性デバイス - Google Patents

磁性デバイス

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Publication number
JPH05299253A
JPH05299253A JP9925292A JP9925292A JPH05299253A JP H05299253 A JPH05299253 A JP H05299253A JP 9925292 A JP9925292 A JP 9925292A JP 9925292 A JP9925292 A JP 9925292A JP H05299253 A JPH05299253 A JP H05299253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
core
winding
piece
additional
Prior art date
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Pending
Application number
JP9925292A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Naito
昭 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9925292A priority Critical patent/JPH05299253A/ja
Publication of JPH05299253A publication Critical patent/JPH05299253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル、トランスあるいはチョークコイル等
の磁性デバイスの漏洩磁束をなくす。 【構成】 閉磁路を形成する磁性コア1に巻線2、3を
巻回して、この巻線の一部を覆うように付加磁性片12
を磁性コア1に接続する。そして巻線2、3に電流が流
れる際に、磁性コア1から漏洩する漏洩磁束を付加磁性
片12で吸収してシャントさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコイル、トランスある
いはチョークコイルとして使用される磁性デバイスに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えばチョークコイルとして使用
される従来の磁性デバイスを示す斜視図である。図にお
いて、1はトロイダル状磁性コア、2および3はこの磁
性コア1に巻回された巻線、4は漏洩磁束である。
【0003】上記の磁性デバイスにおいては、巻線2ま
たは3に電流が流れることにより、磁性コア1内に閉磁
路が形成されるが、一部の磁束が磁性コア1外に漏洩し
て、漏洩磁束4を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の磁
性デバイスにおいては、漏洩磁束が周辺機器等に磁気障
害などの悪影響を与えるため、漏洩磁束のない磁気デバ
イスに対する要望が高い。
【0005】本発明はこのような従来の問題点を解決す
るためになされたもので、漏洩磁束のない磁性デバイス
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次の磁性デバイ
スである。 (1)閉磁路を形成する磁性コアと、この磁性コアに巻
回された巻線と、この巻線の少なくとも一部を覆うよう
に前記磁性コアに接続された付加磁性片とを備えた磁性
デバイス。 (2)凸部を有する磁性コアと、この凸部のない部分に
巻回された巻線と、この巻線の少なくとも一部を覆うよ
うに、前記凸部に接続された付加磁性片を備えた上記
(1)記載の磁性デバイス。 (3)付加磁性片が巻線の挿通孔を有する上記(1)ま
たは(2)記載の磁性デバイス。
【0007】
【作用】本発明の磁性デバイスにおいては、巻線に電流
が流れることにより、磁性コア内に閉磁路が形成される
が、このとき磁性コアから漏洩する磁束は付加磁性片に
吸収されてシャントする。これにより磁性デバイスから
の磁束の漏洩が抑制される。
【0008】磁性コアに凸部を形成すると、磁性コアと
付加磁性片の接続が容易かつ確実になり、漏洩磁束の吸
収性がよくなる。
【0009】付加磁性片に巻線の挿通孔を設けると、巻
線の端末部の固定が容易になり、巻線の端末をそのまま
リード線として使用することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1 図1は実施例1の磁性デバイスを示す分解斜視図、図2
はその組立状態を示す斜視図であり、図において、図4
と同一符号は同一または相当部分を示す。
【0011】この実施例の磁性デバイスはチョークコイ
ルとして用いる例を示しており、磁性コア1はトロイダ
ル状であって、かつその側面の上下両側に突出する各1
対の凸部11が形成されている。巻線2、3は磁性コア
1の凸部11のない部分に巻回されている。12は付加
磁性片で凸部11に当接して磁気的に接続し、巻線2、
3の側面部を覆うように積層される。
【0012】上記の磁性デバイスにおいては、巻線2、
3に電流が流れることにより、磁性コア1内に閉磁路が
形成されるが、このとき磁性コア1から漏洩する漏洩磁
束4は付加磁性片12に吸収されてシャントする。これ
により磁性デバイスからの磁束の漏洩が抑制される。
【0013】このとき凸部11がない場合でも、漏洩磁
束4の吸収は可能であるが、凸部11を設けて付加磁性
片を密着させることにより、磁気的接続は良好になり、
吸収効果は高くなる。凸部11の代りに他の磁性片を介
在させてもよい。
【0014】上記の実施例の磁性デバイスはチョークコ
イルの場合であるが、これをコモンモードチョークコイ
ルとして用いる場合、ノーマルモードノイズの減衰は漏
洩インダクタンスに依存しているため、付加磁性片12
により漏洩インダクタンスが増大する結果、ノイズ除去
効果も高くなる。
【0015】この場合、磁性コア1と付加磁性片の磁気
的特性を変えると、漏洩磁束の吸収効果とノイズ除去効
果をコントロールすることができる。
【0016】上記の磁性デバイスはチョークコイルに限
らず、一般のコイル、トランスにも適用でき、同様に漏
洩磁束を防止することができる。
【0017】実施例2 図2は実施例の磁性デバイスを示す斜視図である。この
実施例では、一方の付加磁性片12に巻線2、3の挿通
孔13が設られ、巻線2、3の端末部2a、2b、3
a、3bが挿通されて固定されている他は、実施例1と
同様の構成となっている。
【0018】この実施例では、実施例1と同様に磁性デ
バイスからの磁束の漏洩が抑制できるほか、挿通孔13
により巻線2、3の端末部2a、2b、3a、3bの固
定が容易になり、巻線の端末部をそのままリード線とし
て使用することができる。
【0019】なお上記実施例1、2においては、チョー
クコイルの例について説明したが、コイルまたはトラン
ス等の他の磁性デバイスにも使用でき、漏洩磁束を防止
することができる。また磁性コア1の形状もトロイダル
状に限定されず、他の形状、例えばEI型、UU型等で
もよい。さらに付加磁性片12として円板状のものを示
したが、磁性コア1の側面形状に応じたリング状等の形
状としてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の磁性
デバイスによれば、磁性コアに巻線の少なくとも一部を
覆うように付加磁性片を接続したので、磁性コアから漏
洩する磁束を付加磁性片で吸収してシャントさせること
ができ、これにより磁性デバイスからの漏洩磁束を抑制
することができる。
【0021】また請求項2の発明によれば、磁性コアに
凸部を設けたので、付加磁性片を磁性コアに容易かつ確
実に磁気的に接続することができる。さらに請求項3の
発明によれば、付加磁性片の挿通孔により、巻線の末端
の固定が容易になり、この端末をそのままリード線とし
て使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の磁性デバイスを示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1の組立状態を示す斜視図である。
【図3】実施例2の磁性デバイスを示す斜視図である。
【図4】従来の磁性デバイスを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 磁性コア 2、3 巻線 11 凸部 12 付加磁性片 13 挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉磁路を形成する磁性コアと、この磁性
    コアに巻回された巻線と、この巻線の少なくとも一部を
    覆うように前記磁性コアに接続された付加磁性片とを備
    えたことを特徴とする磁性デバイス。
  2. 【請求項2】 凸部を有する磁性コアと、この凸部のな
    い部分に巻回された巻線と、この巻線の少なくとも一部
    を覆うように、前記凸部に接続された付加磁性片を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の磁性デバイス。
  3. 【請求項3】 付加磁性片が巻線の挿通孔を有すること
    を特徴とする請求項1または2記載の磁性デバイス。
JP9925292A 1992-04-20 1992-04-20 磁性デバイス Pending JPH05299253A (ja)

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JP9925292A JPH05299253A (ja) 1992-04-20 1992-04-20 磁性デバイス

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ID=14242521

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013520018A (ja) * 2010-02-16 2013-05-30 エンシテック アイピー プロプライエタリー リミテッド 電力供給装置の改良

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013520018A (ja) * 2010-02-16 2013-05-30 エンシテック アイピー プロプライエタリー リミテッド 電力供給装置の改良
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