JPH0529870Y2 - - Google Patents
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- JPH0529870Y2 JPH0529870Y2 JP1987107142U JP10714287U JPH0529870Y2 JP H0529870 Y2 JPH0529870 Y2 JP H0529870Y2 JP 1987107142 U JP1987107142 U JP 1987107142U JP 10714287 U JP10714287 U JP 10714287U JP H0529870 Y2 JPH0529870 Y2 JP H0529870Y2
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- JP
- Japan
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- windshield
- photopolymerizable
- sunlight
- film
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- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車等に用いられる太陽光を制御
するフロントガラス窓に関するものである。
するフロントガラス窓に関するものである。
本考案は、自動車等に使用される太陽光を制御
するフロントガラス窓に於て、フイルムに対して
特定の角度を成す入射光を選択的に散乱する機能
を有する光制御フイルムを透明プラスチツクまた
はガラス表面、或は透明プラスチツクまたはガラ
スとの間に部分的に被着させることにより、運転
者の目に直射日光が当たるのを防止するようにし
たものである。
するフロントガラス窓に於て、フイルムに対して
特定の角度を成す入射光を選択的に散乱する機能
を有する光制御フイルムを透明プラスチツクまた
はガラス表面、或は透明プラスチツクまたはガラ
スとの間に部分的に被着させることにより、運転
者の目に直射日光が当たるのを防止するようにし
たものである。
従来、運転者の目に日光が入らないようにする
方法として、サンバイザー、ぼかし入り合わせガ
ラス等が用いられてきた。
方法として、サンバイザー、ぼかし入り合わせガ
ラス等が用いられてきた。
しかしながら、その効果は従来の太陽光を制御
する方法では、その効果はフロントガラス窓の一
部に限られるため運転者の目の高さにより遮光範
囲が限られたり、また不必要に運転者の視野を妨
げたり、透過率を減少させたりするという問題点
がある。
する方法では、その効果はフロントガラス窓の一
部に限られるため運転者の目の高さにより遮光範
囲が限られたり、また不必要に運転者の視野を妨
げたり、透過率を減少させたりするという問題点
がある。
本考案は、従来の太陽光を制御するフロントガ
ラスにおける上述のような問題点に着目し、運転
者の目の高さに関わりなく太陽光は散乱し、太陽
光の入射角度から離れた角度にある車外の風景
は、通常のガラスと全く同様に見えるようなフロ
ントガラス窓を提案するものである。
ラスにおける上述のような問題点に着目し、運転
者の目の高さに関わりなく太陽光は散乱し、太陽
光の入射角度から離れた角度にある車外の風景
は、通常のガラスと全く同様に見えるようなフロ
ントガラス窓を提案するものである。
すなわち、本考案の太陽光制御フロントガラス
窓は、それぞれ屈折率に差がある光重合性オリゴ
マーと光重合性モノマーまた光重合性モノマー同
士から成る樹脂組成物の膜に所定の角度から紫外
線を照射し硬化させることにより得られる光制御
フイルムであつて、所定の角度範囲内にある入射
光のみを選択的に散乱し、それ以外の角度の入射
光は直進透過して透視可能である光制御フイルム
を、透明板表面に被着させ、または複数の透明板
の間に介挿させた積層体としてなるものである。
窓は、それぞれ屈折率に差がある光重合性オリゴ
マーと光重合性モノマーまた光重合性モノマー同
士から成る樹脂組成物の膜に所定の角度から紫外
線を照射し硬化させることにより得られる光制御
フイルムであつて、所定の角度範囲内にある入射
光のみを選択的に散乱し、それ以外の角度の入射
光は直進透過して透視可能である光制御フイルム
を、透明板表面に被着させ、または複数の透明板
の間に介挿させた積層体としてなるものである。
上記所定の角度範囲は、水平から測定して車外
から車内に向かつて下向きに30〜90°の範囲以内
にあることが好ましい。
から車内に向かつて下向きに30〜90°の範囲以内
にあることが好ましい。
また、本考案で使用される光制御フイルムはそ
れぞれ屈折率に差があるオリゴマーとモノマーま
たはモノマー同士からなる樹脂組成物を硬化させ
ることにより得られ、好ましくはそれぞれ屈折率
に差がある光重合性オリゴマーと光重合性モノマ
ーまたは光重合性モノマー同士とから成る樹脂組
成物に紫外線を照射し硬化させることにより得ら
れるが、角度依存性については紫外線の照射角
度、樹脂組成物の屈折率等によつて決定される。
れぞれ屈折率に差があるオリゴマーとモノマーま
たはモノマー同士からなる樹脂組成物を硬化させ
ることにより得られ、好ましくはそれぞれ屈折率
に差がある光重合性オリゴマーと光重合性モノマ
ーまたは光重合性モノマー同士とから成る樹脂組
成物に紫外線を照射し硬化させることにより得ら
れるが、角度依存性については紫外線の照射角
度、樹脂組成物の屈折率等によつて決定される。
尚、本考案で使用される光制御フイルムの膜厚
は20〜2000μmである。この光制御フイルムの製
造方法は先に本考案者等による特許出願公開公
報、特開平1−77001号「光制御板およびその製
造方法」、および同公報、特開昭63−309902号
「光制御板およびその製造方法」に記載されてい
る。
は20〜2000μmである。この光制御フイルムの製
造方法は先に本考案者等による特許出願公開公
報、特開平1−77001号「光制御板およびその製
造方法」、および同公報、特開昭63−309902号
「光制御板およびその製造方法」に記載されてい
る。
更に、本考案で使用される透明プラスチツク板
は、透明なものなら特に限定されず、どのような
ものでも使用できる。好適に使用されるものとし
て、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂またはポリスチレン樹脂等が挙げられ
る。また、本考案で使用されるガラス板は、自動
車専用に用いられているフロントガラスが使用で
きる。
は、透明なものなら特に限定されず、どのような
ものでも使用できる。好適に使用されるものとし
て、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂またはポリスチレン樹脂等が挙げられ
る。また、本考案で使用されるガラス板は、自動
車専用に用いられているフロントガラスが使用で
きる。
また本考案で、上記光制御フイルムと透明プラ
スチツク板或はガラス板のような透明板とを被着
させる方法は特に限定されず、公知の方法が使用
できる。例えば、第3図に示すようにガラス板ま
たは透明プラスチツク板2の表面に光制御フイル
ム1を被着させてもよく、第4図に示すようにガ
ラス板または透明プラスチツク板2,2′の間に
光制御フイルム1を挟んでもよく、また第5図に
示すように、ガラス板2,2′の間に光制御フイ
ルム1を挟み、ガラス板の外側表面に更にプラス
チツク板3を接続してもよい。プラスチツク板の
外側表面には耐擦傷性被覆を施す事が好ましい。
上記施が被覆される部分は、フロントガラス窓の
上部であり、使用される車体の形状により決めら
れる。上記特定の角度とは、フロントガラスの取
り付けられる角度と太陽の高度から決定される。
スチツク板或はガラス板のような透明板とを被着
させる方法は特に限定されず、公知の方法が使用
できる。例えば、第3図に示すようにガラス板ま
たは透明プラスチツク板2の表面に光制御フイル
ム1を被着させてもよく、第4図に示すようにガ
ラス板または透明プラスチツク板2,2′の間に
光制御フイルム1を挟んでもよく、また第5図に
示すように、ガラス板2,2′の間に光制御フイ
ルム1を挟み、ガラス板の外側表面に更にプラス
チツク板3を接続してもよい。プラスチツク板の
外側表面には耐擦傷性被覆を施す事が好ましい。
上記施が被覆される部分は、フロントガラス窓の
上部であり、使用される車体の形状により決めら
れる。上記特定の角度とは、フロントガラスの取
り付けられる角度と太陽の高度から決定される。
本考案のフロントガラス窓は、フロントガラス
上部から入射してくる太陽光をすりガラスのよう
に散乱するが、太陽光の入射角度から離れた角度
にある車外の風景は、通常のガラスと全く同様に
見える効果がある。従つて、運転者の目の高さが
上下しても直射日光が目にはいるのを防ぐことが
でき、また前方の景色は通常のガラスを通して見
るのと全く同様に見ることができる。
上部から入射してくる太陽光をすりガラスのよう
に散乱するが、太陽光の入射角度から離れた角度
にある車外の風景は、通常のガラスと全く同様に
見える効果がある。従つて、運転者の目の高さが
上下しても直射日光が目にはいるのを防ぐことが
でき、また前方の景色は通常のガラスを通して見
るのと全く同様に見ることができる。
次に本考案のフロントガラスの実施例を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
平均分子量2000のポリプロピレングリコーゲン
とトルエンジイソシアネート及び2−ヒドロキシ
エチルアクリートの反応によつて得たポリエーテ
ルウレタンアクリレート(屈折率1.481)100部に
対してトリブロモフエノキシエチルアクリレート
(屈折率1.567)100部及びベンジルジメチルケタ
ール6部を添加混合した樹脂組成物を、水平に置
いた60cmX120cmのガラス板の上に約300ミクロン
の厚みに塗布する。ガラス板の上方50cmの距離で
ガラス板の長手方向に平行に立てた垂直面から一
方の方向に40度傾斜した角度で1本の棒状の高圧
水銀ランプ(80W/cm,2kw、直径約2cm、発光
長25cm、ウシオ電気製)を水平にかつガラス板長
手方向にほぼ平行に設置し、紫外線を、1分間照
射して硬化フイルムを得た。ガラス板上で硬化し
たこのフイルムをガラス板からはぎ取る。
とトルエンジイソシアネート及び2−ヒドロキシ
エチルアクリートの反応によつて得たポリエーテ
ルウレタンアクリレート(屈折率1.481)100部に
対してトリブロモフエノキシエチルアクリレート
(屈折率1.567)100部及びベンジルジメチルケタ
ール6部を添加混合した樹脂組成物を、水平に置
いた60cmX120cmのガラス板の上に約300ミクロン
の厚みに塗布する。ガラス板の上方50cmの距離で
ガラス板の長手方向に平行に立てた垂直面から一
方の方向に40度傾斜した角度で1本の棒状の高圧
水銀ランプ(80W/cm,2kw、直径約2cm、発光
長25cm、ウシオ電気製)を水平にかつガラス板長
手方向にほぼ平行に設置し、紫外線を、1分間照
射して硬化フイルムを得た。ガラス板上で硬化し
たこのフイルムをガラス板からはぎ取る。
それぞれ60cmX120cmのガラス板2枚、ポリビ
ニールブチラール膜(PVB)2枚を用意し、ガ
ラス板,PVB、硬化フイルム、PVB、ガラス板
の順に積層し、公知の方法で加熱加圧して、一体
化された硬化シートを得る。
ニールブチラール膜(PVB)2枚を用意し、ガ
ラス板,PVB、硬化フイルム、PVB、ガラス板
の順に積層し、公知の方法で加熱加圧して、一体
化された硬化シートを得る。
得られた硬化シートは、前記垂直面から前記一
方の方向に30〜80度の角度範囲の傾斜位置から見
ると白濁しており、それ以外の角度から見ると透
明であつた。第5図にこの硬化シートについての
濁度の測定結果を示す。
方の方向に30〜80度の角度範囲の傾斜位置から見
ると白濁しており、それ以外の角度から見ると透
明であつた。第5図にこの硬化シートについての
濁度の測定結果を示す。
第1図は本考案のフロントガラス窓が乗用車に
使用されている状況を示す。即ち、運転者の目に
入る太陽光線は散乱され、まぶしさは軽減され
る。ただし上部以外は運転者の前方視野には何等
支障はない。第2図Aは本考案によるフロントガ
ラスが使用される際に、車外(図面の右側)から
下向きに水平に対して30°以下の入射角例えば20°
および10°を有する光線がそのまま透過する状態
を示す。第2図Bは上記リヤガラスが使用される
際に、同じく30°以上の入射角例えば45°および60°
を有する光線が散乱される状態を示す。
使用されている状況を示す。即ち、運転者の目に
入る太陽光線は散乱され、まぶしさは軽減され
る。ただし上部以外は運転者の前方視野には何等
支障はない。第2図Aは本考案によるフロントガ
ラスが使用される際に、車外(図面の右側)から
下向きに水平に対して30°以下の入射角例えば20°
および10°を有する光線がそのまま透過する状態
を示す。第2図Bは上記リヤガラスが使用される
際に、同じく30°以上の入射角例えば45°および60°
を有する光線が散乱される状態を示す。
第1図に本考案のフロントガラス窓が自動車に
使用されている状況を示す側面図、第2図はその
光線透過状態を示す図である。また、第3図から
第5図までは本考案のフロントガラスの断面図で
ある。更に、第6図には上記フイルムの角度依存
性特性図の一つの具体例を示すグラフである。 符号の説明、a……自動車、b……太陽、c…
…本考案のフロントガラス、d……太陽光線、e
……散乱光。
使用されている状況を示す側面図、第2図はその
光線透過状態を示す図である。また、第3図から
第5図までは本考案のフロントガラスの断面図で
ある。更に、第6図には上記フイルムの角度依存
性特性図の一つの具体例を示すグラフである。 符号の説明、a……自動車、b……太陽、c…
…本考案のフロントガラス、d……太陽光線、e
……散乱光。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) それぞれ屈折率に差がある光重合性オリゴマ
ーと光重合性モノマーまたは光重合性モノマー
同士から成る樹脂組成物の膜に所定の角度から
紫外線を照射し硬化させることにより得られる
光制御フイルムであつて、所定の角度範囲内に
ある入射光のみを選択的に散乱し、それ以外の
角度の入射光は直進透過して透視可能である光
制御フイルムを、透明板表面に被着させ、また
は複数の透明板の間に介挿させた積層体を装着
してなる自動車のフロントガラス窓。 (2) 上記所定の角度範囲は、水平から測定して車
外から車内に向かつて下向きに30〜90°の範囲
以内にある実用新案登録請求の範囲第1項記載
のフロントガラス窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987107142U JPH0529870Y2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987107142U JPH0529870Y2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6411723U JPS6411723U (ja) | 1989-01-23 |
JPH0529870Y2 true JPH0529870Y2 (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=31341287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987107142U Expired - Lifetime JPH0529870Y2 (ja) | 1987-07-13 | 1987-07-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0529870Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5647380B1 (ja) * | 2013-02-18 | 2014-12-24 | 日本板硝子株式会社 | 合わせガラス、及びこれが取り付けられた取付構造体 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5334880A (en) * | 1977-09-19 | 1978-03-31 | Toyobo Co Ltd | Laminate consisting of polarized film and glass |
JPS5949501A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | Toray Ind Inc | 反射防止膜を有する透明材料 |
JPS617538B2 (ja) * | 1975-06-23 | 1986-03-07 | Dba Sa | |
JPS62130845A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-13 | 旭化成株式会社 | 板ガラス貼着用シ−ト |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0711143Y2 (ja) * | 1984-06-18 | 1995-03-15 | 鹿島建設株式会社 | 建物の窓ガラス |
-
1987
- 1987-07-13 JP JP1987107142U patent/JPH0529870Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS617538B2 (ja) * | 1975-06-23 | 1986-03-07 | Dba Sa | |
JPS5334880A (en) * | 1977-09-19 | 1978-03-31 | Toyobo Co Ltd | Laminate consisting of polarized film and glass |
JPS5949501A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-22 | Toray Ind Inc | 反射防止膜を有する透明材料 |
JPS62130845A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-13 | 旭化成株式会社 | 板ガラス貼着用シ−ト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6411723U (ja) | 1989-01-23 |
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