JPH05298530A - メモリカード方式の自動販売機 - Google Patents

メモリカード方式の自動販売機

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JPH05298530A
JPH05298530A JP4102964A JP10296492A JPH05298530A JP H05298530 A JPH05298530 A JP H05298530A JP 4102964 A JP4102964 A JP 4102964A JP 10296492 A JP10296492 A JP 10296492A JP H05298530 A JPH05298530 A JP H05298530A
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JP
Japan
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memory card
data
sales
vending machine
control
Prior art date
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JP4102964A
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English (en)
Inventor
Kenji Tanaka
賢治 田中
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メモリカードが抜かれていたりインターフェイ
ス部が故障していても販売処理を可能とし、販売制御デ
ータや販売状況データの変更に対してフレキシブルに対
応できるようにする。 【構成】メモリカードBを自動販売機本体Aに着脱自在
とする自動販売機で、メモリカードBのメモリフォーマ
ットを、データ管理領域31とその管理下にあるデータ
格納領域32とを有し不特定なアドレスに販売制御デー
タ,販売状況データを動的に格納可能なものとなし、本
体Aの制御部1はメモリカードBからRAM5に販売制
御データを転送格納し、販売処理はRAM5をアクセス
して行い、販売状況データはメモリカードBに転送格納
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリカードを自動販
売機本体に着脱自在に装着するとともに自動販売機本体
に内蔵されている制御部(マイクロコンピュータ)に電
気的に接続し、かつ、メモリカードが有している商品価
格や商品コラム番号などの販売制御データを用いて商品
の販売制御を行うように構成した、あるいは、自動販売
機の番号や商品番号や販売数や売り切れの有無などの販
売状況データをメモリカードに格納するように構成した
メモリカード方式の自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリカードを用いる自動販売機の従来
例として、特開平3−127969号公報に次のような
構成の自動販売機が開示されている。
【0003】その一つは、商品の販売制御データが所定
(固定)のアドレスに格納された複数のメモリカード
と、商品の販売制御を行う自動販売機本体に内蔵の制御
部と、この制御部と前記メモリカードとを着脱自在かつ
電気的に接続するインターフェイス部とを備え、制御部
がメモリカード自体をアクセスしてメモリカード内の販
売制御データに基づいて商品の販売制御を行うように構
成されたメモリカード方式の自動販売機である。
【0004】もう一つは、商品の販売制御データが所定
(固定)のアドレスに格納されるとともに所定(固定)
のアドレスを販売状況データの格納領域とする書き換え
可能なメモリを有する複数のメモリカードと、商品の販
売制御を行う自動販売機本体に内蔵の制御部と、この制
御部と前記メモリカードとを着脱自在かつ電気的に接続
するインターフェイス部とを備え、制御部がメモリカー
ドをアクセスしてメモリカード内の販売制御データに基
づいて商品の販売制御を行うとともに販売状況データを
メモリカード内のメモリの所定のアドレスに格納するよ
うに構成されたメモリカード方式の自動販売機である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例のメモリカード方式の自動販売機では、自動販売機
本体に内蔵の制御部(マイコン)がメモリカード自体を
直接アクセスするようになっていたので、メモリカード
が接続されていない状態では、自動販売機そのものが動
作せず、販売不能になってしまうという不都合を有して
いる。
【0006】メモリカードを接続していても、インター
フェイス部が故障していたり接続ラインが断線していた
りすると、自動販売機は同様に動作せず、販売不能にな
ってしまうのである。
【0007】また、メモリカード内で販売制御データが
固定のアドレスに格納されているため、例えば、商品数
を異にする複数の自動販売機間で、制御部(マイコン)
用の制御プログラムとメモリカード側の販売制御データ
とを共用化しようとするときには、取り扱う商品数の少
ない自動販売機ではメモリカード上で全く使用しない領
域が発生するといった無駄が生じるという欠点もある。
【0008】さらに、制御部用の制御プログラムを共用
化するようにしていても、取り扱う商品数が増加した
り、販売制御データの増大に伴ってメモリカードの容量
を増加したりした場合には、販売制御データの処理につ
いても販売状況データの処理についても、そのままでは
対処することができず、共用化すべき制御プログラムを
その都度変更しなければならないという不都合もあっ
た。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、上記のような不都合を解消し、様々
な条件変化に対してフレキシブルに対応することができ
るメモリカード方式の自動販売機を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のメモ
リカード方式の自動販売機は、メモリカードを自動販売
機本体に着脱自在に装着するとともに自動販売機本体に
内蔵されている制御部に電気的に接続し、かつ、前記メ
モリカードが有している販売制御データを用いて商品の
販売制御を行うように構成したメモリカード方式の自動
販売機であって、前記メモリカードは、そのメモリフォ
ーマットとしてデータ管理領域とその管理下にあるデー
タ格納領域とを有して不特定なアドレスに販売制御デー
タを動的に格納可能なものに構成されている一方、前記
自動販売機本体側の制御部は、その内部のRAMに対し
て前記メモリカードから販売制御データを転送格納する
手段を備えるとともに、前記RAMをアクセスしてRA
M内の販売制御データに基づいて商品の販売制御を行う
手段を備えたものに構成されていることを特徴とするも
のである。
【0011】また、本発明に係る第2のメモリカード方
式の自動販売機は、メモリカードを自動販売機本体に着
脱自在に装着するとともに自動販売機本体に内蔵されて
いる制御部に電気的に接続し、かつ、前記メモリカード
が有している販売制御データを用いて商品の販売制御を
行うように構成したメモリカード方式の自動販売機であ
って、前記メモリカードは、そのメモリフォーマットと
してデータ管理領域とその管理下にあるデータ格納領域
とを有して不特定なアドレスに販売制御データおよび販
売状況データを動的に格納可能なものに構成されている
一方、前記自動販売機本体側の制御部は、その内部のR
AMに対して前記メモリカードから販売制御データを転
送格納する手段を備えるとともに、前記RAMをアクセ
スしてRAM内の販売制御データに基づいて商品の販売
制御を行う手段と、前記RAMにストアされた販売状況
データを前記メモリカードに転送格納する手段を備えた
ものに構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】第1のメモリカード方式の自動販売機によれ
ば、自動販売機本体側の制御部がメモリカード内の販売
制御データを制御部内部のRAMに転送格納するので、
販売制御データを一旦メモリカードからRAMに転送格
納しておけば、その後、メモリカードを抜き取っても、
制御部は所要の販売処理を実行することができる。
【0013】また、メモリカードのフォーマットがデー
タ管理領域とその管理下にあるデータ格納領域とを有し
ていて不特定なアドレスで販売制御データを動的に管理
するようにしてあるため、例えば、商品数を異にする複
数の自動販売機間でも制御部用の制御プログラムとメモ
リカード側の販売制御データとを共用化することが可能
となる。そして、取り扱う商品数の増加その他に伴って
販売制御データが増大する場合にもフレキシブルに対応
することが容易である。また、販売制御データの動的な
管理により、制御部用の制御プログラムそのものは変更
する必要がなくなり、販売制御データの方で対処するこ
とができる。
【0014】また、第2のメモリカード方式の自動販売
機によれば、上記第1のメモリカード方式の自動販売機
と同様の作用に加えて、メモリカードのフォーマットが
販売制御データだけでなく販売状況データをも動的に管
理し、かつ、そのような条件下で、RAMにストアされ
ている販売状況データをメモリカードに転送格納するよ
うに構成したので、例えば、商品数や商品種類を異にし
収集すべき販売状況データを互いに異にする複数の自動
販売機間でも制御部用の制御プログラムを変更すること
なしに、その制御プログラムとメモリカードとを共用化
することが可能となる。また、収集すべき販売状況デー
タの増加に対してもフレキシブルに対応することが容易
に行える。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るメモリカード方式の自動
販売機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は実施例のメモリカード方式の自動販
売機の電気的構成を示すブロック線図である。
【0017】図において、Aは自動販売機本体、Bはメ
モリカードである。1は制御部で、この制御部1は、C
PU(中央演算処理装置)3と制御プログラムを格納し
ているROM(リードオンリーメモリ)4とRAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)からなるワンチップマイコン2
とメモリカードコントローラ6とから構成されている。
7はメモリカードコントローラ6とCPU3とを接続す
るシリアル信号ラインである。8は扉の内側に設けられ
ている操作パネル、9は商品選択スイッチ部、10は硬
貨・紙幣処理装置、11は商品搬出装置、12は未接続
ランプ、13は動作可能ランプ、14はメモリカードB
と接続するためのコネクタ、15,16,17はメモリ
カードコントローラ6とコネクタ14との間を接続する
データバス,アドレスバス、コントロールバスである。
【0018】自動販売機の番号や商品番号や販売数や売
り切れの有無などを含む販売状況データは場合によって
膨大な容量になるが、この販売状況データをメモリカー
ドBに転送格納するようにし、制御部1内のRAM5に
は格納しなくてもよいので、制御部1をワンチップマイ
コン2で構成することが可能となっている。ワンチップ
マイコンは、RAMの容量を余り多く取れないのである
が、記憶領域の大部分をメモリカードB側に負担させる
ので、ワンチップ化が可能となっているのである。そし
て、CPU3、ROM4、RAM5および入出力ポート
をワンチップ化してあるため、信頼性の向上とコストダ
ウンとを図ることができる。
【0019】メモリカードコントローラ6は、メモリカ
ードBとの間でデータの読み書きを行い、また、CPU
3との間でシリアル信号ライン7を介してデータの授受
を行うようになっている。なお、このメモリカードコン
トローラ6において、CPU3に代わってデータの書き
込み,読み出しのアドレスの管理を行うように構成して
ある。メモリカードコントローラ6とシリアル信号ライ
ン7とを用いれば、CPU3とコネクタ14との間でバ
スラインが不要となるため、ワンチップマイコン2にお
けるピンの多くを入出力のために使用できるようにな
り、汎用性や拡張性の面で有利となる。入出力ポートを
拡張する際に、ICの数を減らすことも可能である。た
だし、CPU3とコネクタ14とをバスラインで接続す
る形態をとってもよいことはいうまでもない。このとき
はバスラインのノイズ対策に注意する。
【0020】図2はメモリカードBの電気的構成を示す
ブロック線図である。
【0021】図において、21は制御回路、22はフラ
ッシュメモリ、23は電源制御回路、24はコネクタ、
25はデータバス、26はアドレスバス、27,28は
コントロールバスである。
【0022】メモリカードBにおけるコネクタ24は、
自動販売機本体Aにおけるコネクタ14に対して電気的
かつ機械的に着脱自在に接続されるようになっている。
【0023】フラッシュメモリ22は、書き換え可能な
読み出し専用メモリであるPROMのうち、電気的に一
挙に記憶内容の全体(EEPROMのように1ビット単
位ではない)を消去できるメモリである。フラッシュメ
モリ22は、データを消去することなく、データの追加
書き込みと読み出しとが可能である。
【0024】電源制御回路23はコネクタ24を介して
自動販売機本体A側から電源を受けるようになってい
る。この電源制御回路23から供給される電源は、フラ
ッシュメモリ22に対する書き込み・読み出し動作に供
されるが、メモリカードBを自動販売機本体Aから抜き
取っても、フラッシュメモリ22は不揮発性メモリであ
るので、電池でバックアップしなくても、記憶されてい
る内容が消去されることはない。フラッシュメモリ以外
の不揮発性メモリを用いても同様である。
【0025】ただし、メモリカードBは販売状況データ
の収集や販売制御データの変更などのために別のものと
交換される頻度が比較的高いので、データ収集の終わっ
た後のデータ消去において全内容を一挙に消去できるフ
ラッシュメモリは便利である。内容消去されたフラッシ
ュメモリは、初期設定によって再使用することができ
る。
【0026】なお、不揮発性メモリに代えて、揮発性の
RAMを用い、これをバッテリバックアップするように
構成してもよい。
【0027】メモリカードBは、不特定なアドレスに販
売制御データおよび販売状況データを動的に格納可能と
するため、図3に示すようなメモリフォーマットで構成
されている。
【0028】フラッシュメモリ22の記憶エリアの先頭
部分にデータ管理領域31を設けるとともに、後ろ側部
分にデータ管理領域31の管理下にあるデータ格納領域
32を設けてある。データ管理領域31には、データの
種類、データの先頭アドレス、データ長、データが書き
込まれた日付,時刻などの管理用データが1単位ごとに
書き込まれた順に記録されているとともに、次に書き込
まれるべき箇所にはすでに空き領域の先頭アドレスが書
き込まれている。それよりも上位でデータ管理領域31
の終端までは空き領域となっている。データ格納領域3
2には、1単位の管理用データに対応して、前記のデー
タ長に対応した1単位のデータが書き込まれた順に記録
されている。それよりも上位の部分は販売状況データを
書き込むための空き領域となっている。
【0029】次に、上記構成のメモリカード方式の自動
販売機の動作を図4,図5に示すフローチャートに従っ
て説明する。
【0030】制御部1のワンチップマイコン2における
CPU3は、ROM4に格納されている制御プログラム
に従って次のような制御を行う。
【0031】待機中において常にステップS1でメモリ
カードBのコネクタ24が自動販売機本体Aのコネクタ
14に接続されているかどうかをチェックする。接続さ
れていないときは、ステップS8に進んで未接続ランプ
12を点灯し、ステップS9にスキップする。これは、
メモリカードBが接続されていなくても自動販売機本体
Aの動作は可能であるからである。すなわち、メモリカ
ードBが一度も差し込まれていない初期の状態にあって
は、操作パネル8からの手動操作によって商品価格や商
品コラム番号などの販売制御データをCPU3を介して
RAM5に格納しているからである。
【0032】ステップS1においてメモリカードBが接
続されていると判断したときは、ステップS2からステ
ップS5へ、あるいは、ステップS2,S3,S4を経
てステップS5へ進む。ステップS2〜S4については
後述する。ステップS5では、メモリカードB内に更新
すべき販売制御データがあるかどうかをチェックする。
すなわち、データ管理領域31の内容からまず日付を確
認し、その日付がRAM5内に現在格納されている販売
制御データの日付よりも新しいものであれば、更新すべ
きであると判断する。更新する必要のないときはステッ
プS7にスキップするが、更新すべきであると判断した
ときはステップS6に進み、メモリカードBのフラッシ
ュメモリ22のデータ格納領域32から新たな商品価格
や商品コラム番号などを含んだ販売制御データを読み出
し、コネクタ24,14、メモリカードコントローラ
6、シリアル信号ライン7を介してワンチップマイコン
2のCPU3に転送し、CPU3からRAM5に格納す
る。そして、ステップS7では未接続ランプ12を消灯
する。
【0033】ステップS7またはステップS8の次に、
ステップS9において動作可能ランプ13を点灯する。
そして、ステップS10で、硬貨・紙幣処理装置10を
チェックして硬貨・紙幣が投入または挿入されたかどう
かをチェックし、そうでなければステップS1にリター
ンして待機するが、投入または挿入があったときはステ
ップS11に進む。
【0034】ステップS11では商品選択スイッチ部9
のいずれかのスイッチが操作されたかどうかをチェック
し、操作されずにいるときはステップS12に進んで、
返却スイッチが操作されたかどうかを判断する。返却ス
イッチが操作されていないときはステップS11に戻
り、操作されたときはステップS13に進んで硬貨・紙
幣処理装置10を制御し硬貨・紙幣の返却処理を行った
後、ステップS1にリターンする。
【0035】商品選択スイッチ部9のいずれかのスイッ
チが操作されたときはステップS14に進み、操作され
たスイッチに応じてRAM5から商品価格や商品コラム
番号のデータを読み出す。そして、ステップS15で商
品搬出装置11を制御して選択された商品の販売処理を
行う。
【0036】次いで、ステップS16ではメモリカード
Bが接続されているかどうかをチェックし、接続されて
いるときはステップS17に進んでメモリカードBのフ
ラッシュメモリ22のデータ格納領域32に空き領域が
あるかどうかをチェックする。そして、空き領域がある
ときは、ステップS18に進んで、データ格納領域32
の空き領域に自動販売機の番号や商品番号や販売数や販
売形態などの販売状況データを転送格納するとともに、
データ管理領域31にそのときの日付等と次の空き領域
の先頭アドレスを書き込む。なお、上記の販売形態のデ
ータとしては、フリーベンド(無料販売)や割引販売や
おまけ処理のデータなどが含まれる。
【0037】ステップS1の判断でメモリカードBが接
続されていてステップS2に進んだときもメモリカード
Bに空き領域があるかどうかを判断し、あるときは、ス
テップS3で売り切れや故障などの異常があるかどうか
を判断し、あるときはステップS4でその異常データで
ある販売状況データをメモリカードBの空き領域に転送
格納する。
【0038】上記のような販売状況データのうち商品番
号や売り切れや故障などのデータは、その発生時点で書
き込む。
【0039】メモリカードBから一旦RAM5に販売制
御データが転送格納されると、その後において販売状況
データの収集などのためにメモリカードBが抜き取られ
ても、CPU3はRAM5にアクセスするので、販売処
理を所期通りに行うことができる。すなわち、ステップ
S1→S8→S9→S10→S11を経て、ステップS
14,S15へと進むことができる。
【0040】販売状況データの収集は、通常、係員が商
品の補充に来たときに行われる。すなわち、販売状況デ
ータが書き込まれたメモリカードBを自動販売機本体A
から抜き取り、それに代えて、予め初期設定のなされた
別のメモリカードBを接続する。抜き取ったメモリカー
ドBは、営業所などへ持ち帰り、コンピュータに接続し
てデータ転送し、そのコンピュータでデータを蓄積した
り解析する等して在庫管理に利用する。データの転送が
終わったメモリカードBは、そのフラッシュメモリ22
の記憶内容を消去し、改めて初期設定を行って再使用す
る。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る第1のメモリカード方式の
自動販売機によれば、一旦メモリカードからRAMに販
売制御データを転送格納しておけば、メモリカードを抜
き取っても、あるいは、インターフェイス部や接続ライ
ンが故障,断線したとしても、所要の販売処理を実行す
ることができる。加えて、販売制御データを動的に管理
するように構成したので、商品数の増加や商品種類の変
更などの条件変化に伴って販売制御データが増大ないし
変化してもフレキシブルに対応することができ、それで
いて、制御部用の制御プログラムそのものは変更しなく
てもよいという優れた効果を発揮する。
【0042】また、本発明に係る第2のメモリカード方
式の自動販売機によれば、上記第1のメモリカード方式
の自動販売機と同様の効果に加えて、メモリカードのフ
ォーマットとして販売状況データをも動的に管理しつつ
RAMの販売状況データをメモリカードに転送格納する
ように構成したので、収集すべき販売状況データを互い
に異にする複数の自動販売機間でも制御部用の制御プロ
グラムを変更することなしに、その制御プログラムとメ
モリカードとを共用化することができるとともに、収集
すべき販売状況データの増加や変更に対してもフレキシ
ブルに対応することができ、メモリカードの記憶領域を
最大限有効に利用することも可能になるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るメモリカード方式の自
動販売機の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】実施例におけるメモリカードの電気的構成を示
すブロック線図である。
【図3】実施例におけるメモリカードのメモリフォーマ
ットである。
【図4】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【図5】実施例の動作説明に供するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
A 自動販売機本体 B メモリカード 1 制御部 2 ワンチップマイコン 3 CPU 4 ROM 5 RAM 6 メモリカードコントローラ 7 シリアル信号ライン 14 コネクタ 22 フラッシュメモリ 24 コネクタ 31 データ管理領域 32 データ格納領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリカードを自動販売機本体に着脱自
    在に装着するとともに自動販売機本体に内蔵されている
    制御部に電気的に接続し、かつ、前記メモリカードが有
    している販売制御データを用いて商品の販売制御を行う
    ように構成したメモリカード方式の自動販売機であっ
    て、 前記メモリカードは、そのメモリフォーマットとしてデ
    ータ管理領域とその管理下にあるデータ格納領域とを有
    して不特定なアドレスに販売制御データを動的に格納可
    能なものに構成されている一方、 前記自動販売機本体側の制御部は、その内部のRAMに
    対して前記メモリカードから販売制御データを転送格納
    する手段を備えるとともに、前記RAMをアクセスして
    RAM内の販売制御データに基づいて商品の販売制御を
    行う手段を備えたものに構成されていることを特徴とす
    るメモリカード方式の自動販売機。
  2. 【請求項2】 メモリカードを自動販売機本体に着脱自
    在に装着するとともに自動販売機本体に内蔵されている
    制御部に電気的に接続し、かつ、前記メモリカードが有
    している販売制御データを用いて商品の販売制御を行う
    ように構成したメモリカード方式の自動販売機であっ
    て、 前記メモリカードは、そのメモリフォーマットとしてデ
    ータ管理領域とその管理下にあるデータ格納領域とを有
    して不特定なアドレスに販売制御データおよび販売状況
    データを動的に格納可能なものに構成されている一方、 前記自動販売機本体側の制御部は、その内部のRAMに
    対して前記メモリカードから販売制御データを転送格納
    する手段を備えるとともに、前記RAMをアクセスして
    RAM内の販売制御データに基づいて商品の販売制御を
    行う手段と、前記RAMにストアされた販売状況データ
    を前記メモリカードに転送格納する手段を備えたものに
    構成されていることを特徴とするメモリカード方式の自
    動販売機。
JP4102964A 1992-04-22 1992-04-22 メモリカード方式の自動販売機 Pending JPH05298530A (ja)

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