JPH0529810Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529810Y2
JPH0529810Y2 JP1985126021U JP12602185U JPH0529810Y2 JP H0529810 Y2 JPH0529810 Y2 JP H0529810Y2 JP 1985126021 U JP1985126021 U JP 1985126021U JP 12602185 U JP12602185 U JP 12602185U JP H0529810 Y2 JPH0529810 Y2 JP H0529810Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
grinding
grinding wheel
whetstone
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985126021U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6235757U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985126021U priority Critical patent/JPH0529810Y2/ja
Publication of JPS6235757U publication Critical patent/JPS6235757U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529810Y2 publication Critical patent/JPH0529810Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は倣い研削盤、特に光学式倣い研削盤の
改良に関する。
[従来技術] 倣い研削盤のうち、光学式倣い研削盤は大型の
拡大投影器を内蔵し、砥石車の研削点付近と加工
中のワークピースの一部をスクリーン上に拡大投
影する。更にスクリーン上に貼着した同一倍率の
加工予定形状線図をなぞつてワークピースの所定
形状の倣い研削加工を行なう。そして曲線、曲面
を対象とする加工が多いために駆動回転する研削
用砥石車のX軸旋回つまり前逃げ角旋回、Y軸旋
回つまり横逃げ角旋回、及びZ軸旋回つまり砥石
台旋回の3軸方向についての旋回機構を備えてい
るものがほとんどである。
なお、上記3軸方向として、X軸は、第1図に
示すように、砥石車1の軸心と平行な水平方向で
あり、Y軸はX軸に直交する水平方向である。ま
たZ軸は上記X軸及びY軸に直交する垂直方向で
ある。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記それぞれの旋回機構の各旋
回中心は旋回機構の加工方法、形状、構造等を簡
素化するように決定されているため、前記ワーク
ピースに接触する砥石車の研削点でないことがほ
とんどである。例えばZ軸旋回の旋回中心はX,
Y,Z軸旋回機構を搭載する砥石基台のほぼ中心
付近(砥石車の研削点から離反している点)とし
ていた。これはZ軸旋回を砥石基台の中心付近で
もつて旋回自在に装着することが最も簡単であ
り、一応の機能は果せるからである。
この構造のため、ワークピースが第1図におけ
るX軸、Y軸方向に曲面で又は勾配面あつた場
合、Z軸旋回、すなわち砥石台旋回を行わねばな
らないが、このZ軸旋回を行なうと、砥石車の研
削点が旋回中心から離れているので、砥石車の研
削点の位置が第1図におけるX軸、Y軸方向に移
動し、また旋回角度が大きいと、前記スクリーン
上から外れる場合もある。従つて砥石基台旋回の
都度、X軸、Y軸方向に砥石基台を調整して砥石
車の研削点を旋回前の位置に正確に戻さねばなら
ない。
また、X軸、Y軸の旋回によつても砥石車の研
削点が移動するため、同様の修正作業が必要であ
る。前記X軸、Y軸の2軸砥石基台は必然的に設
けられているものであり、前記操作を行なつて正
確に位置修正はできる。
ただし前記位置修正作業は煩雑で、時間と手間
のかかる作業であり、かつ正確に行わねば研削加
工面に段差を生じ、ワークが不良品となつてしま
う。なお、従来一部の機種において、前記Z軸旋
回に対してだけ砥石車研削点を旋回中心としたも
のがあつたが機能的には不充分であり、前記位置
修正の手間はあまり減少しない。
本考案は上記従来の問題点に鑑み創案したもの
で、砥石車の前記X軸、Y軸及びZ軸の旋回動作
を行なつても、その動作に伴なう砥石車研削点の
移動をなくして、位置修正が不要である倣い研削
盤の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 前記の目的を達成するために本考案は、駆動回
転する研削用砥石車のX軸、Y軸、及びZ軸の3
軸方向に対してそれぞれ旋回機構を備えた倣い研
削盤において、前記3軸の各軸方向の旋回機構の
旋回中心を前記砥石車の研削点付近として構成し
た。
[考案の作用] 本考案の研削盤は前記のように構成されている
ことによつて、砥石車のX軸、Y軸、及びZ軸の
3軸に関しての旋回移動は砥石車の研削点をほぼ
中心として旋回動作をするため、ワークピースに
対する砥石車の研削点位置はほとんど変化しな
い。従つて砥石車の旋回動作の後に、従来は必ず
行なつていた砥石車研削点の修正動作が全くある
いはほとんど不要となる。
このために、ワークピースの被研削面が曲線
か、勾配面であり、頻繁に砥石車の向きを変更し
なければならない場合、砥石車の向き変更に伴な
う前記研削点の位置修正を実質的に省略できるの
で、極めて合理的に稼動率を低下させることなく
研削作業を継続できる。従つて研削加工製品の品
質と歩留り向上に非常に有効である。
[実施例] 以下本考案の研削盤の一実施例を第1図ないし
第5図に図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の研削盤の基準座標軸を略図で
示したもので、砥石車1は砥石軸3の先端に装着
されている。砥石車1の研削点Pすなわちワーク
ピース表面への接触研削点を原点としてX軸、Y
軸、Z軸の三次元方向に直角軸を想定する。第2
図に示すようにX軸方向についての砥石車1の旋
回、いわゆる砥石車1の前逃げ角旋回、つまり砥
石車1の半径方向傾斜の旋回中心点は前記研削点
Pとしている。そして砥石車1を軸受(図示省
略)を介して保持する第3砥石台5は第2砥石台
7との間に研削点Pを中心とした半径をRXの円
弧状のX軸旋回用摺動面9を形成している。摺動
面9は例えば蟻溝形態にして、クリアランス調整
及び摺動面部材の保持に好都合なように構成して
いる。
次に第3図に示すようにY軸方向についての砥
石車1の旋回、いわゆる砥石車1の横逃げ角旋回
つまり砥石車1の砥石軸3の軸長方向を傾斜させ
る方向の旋回中心点も砥石車1の研削点Pとし
て、第2砥石台7と第1砥石台11との間に研削
点Pを中心とし、半径をRYとした円弧状のY軸
旋回用摺動面13を形成する。この摺動面13も
前記摺動面9と同様に例えば蟻溝形態としてい
る。
更に、第4図の平面図に示すようにZ軸方向に
ついて砥石車1の旋回、つまり第1砥石台11の
水平方向旋回の旋回中心点も砥石車1の研削点P
としている。従つて砥石基台15と前記第1砥石
台11との間には研削点Pを中心として、半径を
RZとした円弧状のZ軸旋回用摺動面17,19
を前記同様蟻溝形態で設けている。
第1図から第4図までに説明したところをまと
めると、本考案の実施例の倣い研削盤は、その砥
石台が砥石基台15、第1砥石台11、第2砥石
台7、第3砥石台5の4段構成に重なつている。
そして第1砥石台11は砥石基台15上でZ軸
旋回を、第2砥石台7は第1砥石台11に案内さ
れてY軸旋回を、第3砥石台5は第2砥石台7に
案内されてX軸旋回をするがいづれも研削点Pを
中心に旋回するのである。
第5図には上記した四段階の砥石台が重なつた
構成の実施例を示す。(第3砥石台5は省略) 第5図は第1図に示したように砥石軸3がX軸
と平行に保持された状態をX軸方向に見た図で、
最下部に砥石基台15が設けてあつて、その上に
は第1砥石台11が、Z軸旋回摺動面17,19
に案内されて摺動移動と位置決め自在である。
もとよりZ軸旋回摺動面17,19の形成する
内外の円弧RZは内外とも研削点Pの水平面上の
投影点を中心にした円弧となつている。
外側のZ軸旋回摺動面19には楔形のロツクレ
バー21が設けてある。
第1砥石台11の上面は、図示のように研削点
Pの水平線からRYの距離を保つた円筒内面状を
なすY軸旋回摺動面13となつている。
第2砥石台7の下面は蟻溝のY軸旋回昇動面1
3で案内されて水平姿勢で旋回するもので、その
第5図の右肩にX軸旋回摺動面9を備えている。
このX軸旋回摺動面9も例えば蟻溝構造を持つ
円筒内面状をしていて、その円筒中心は図示のよ
うに研削点Pであつて半径RXになつている。
本考案の研削盤は以上のように構成されている
ので、この実施例の場合、砥石車1のX軸、Y
軸、及びZ軸のどの軸方向の旋回動作に対しても
研削点を中心とした旋回を行なう。従つて砥石車
1の旋回動作に伴なつて従来のような研削点の位
置ずれ復帰動作を全く、あるいはほとんど不要と
し、極めて高能率な研削作業が継続できる。また
研削点がほとんどずれないために、品質、歩留り
共に格段に向上する。
なお、前記実施例では光学的倣い研削盤に適用
した場合を延べたが、他の形式の研削盤にも容易
に適用でき、前記同様の作用、機能を発揮でき
る。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、本考案においては、第1砥石台11がZ軸中
心回りに回動可能、第2砥石台7がY軸中心回り
に回動可能、第3砥石台5がX軸回りに回動可能
であり、かつX軸、Y軸およびZ軸は、砥石車1
の外周がワークピースWの表面に接触して研削す
る研削点Pを原点とする3軸直交の座標軸である
から、ワークピースWの研削面の曲面や傾斜等に
応じて砥石車1の方向性の変更を行なつた場合で
あつても、砥石車1の上記研削点Pの位置変更が
なく、位置修正作業が不要であると共に研削面に
位置変動による段差を生じることがなく、能率向
上および精度向上に著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の研削盤の基準座標軸の構成図
第2図は砥石車のX軸方向旋回略図、第3図は砥
石車のY軸方向旋回略図、第4図は砥石車のZ軸
方向の旋回略図、第5図は本考案の研削盤の四段
階砥石台の実施例正面図である。 主要な図面符号の説明、1……砥石車、5……
第3砥石台、7……第2砥石台、9……X軸旋回
摺動面、11……第1砥石台、15……砥石基
台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 砥石基台15に第1砥石台11を移動自在に支
    承し、第1砥石台11に第2砥石台7を移動自在
    に支承し、第2砥石台7に第3砥石台5を移動自
    在に支承し、この第3砥石台5に、砥石車1を回
    転自在に支承した昇降台を上下動自在に支承して
    なる倣い研削盤にして、上記砥石車1の外周がワ
    ークピース表面に接触する研削点Pを原点として
    X軸、Y軸、Z軸の3軸直交座標を想定したと
    き、砥石基台15に対して第1砥石台11がZ軸
    中心回りに回動可能であり、第1砥石台11に対
    して第2砥石台7がY軸中心回りに回動可能であ
    り、かつ第2砥石台7に対して第3砥石台5がX
    軸中心回りに回動可能であることを特徴とする倣
    い研削盤。
JP1985126021U 1985-08-20 1985-08-20 Expired - Lifetime JPH0529810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985126021U JPH0529810Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985126021U JPH0529810Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6235757U JPS6235757U (ja) 1987-03-03
JPH0529810Y2 true JPH0529810Y2 (ja) 1993-07-29

Family

ID=31019437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985126021U Expired - Lifetime JPH0529810Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529810Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2916598B2 (ja) * 1996-04-24 1999-07-05 株式会社松沢基工 掘削機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633264A (en) * 1979-08-21 1981-04-03 Agency Of Ind Science & Technol Grinding device for curved surface
JPS6067062A (ja) * 1983-09-24 1985-04-17 アルフレート・コルプ プロジエクシヨン成型研削機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633264A (en) * 1979-08-21 1981-04-03 Agency Of Ind Science & Technol Grinding device for curved surface
JPS6067062A (ja) * 1983-09-24 1985-04-17 アルフレート・コルプ プロジエクシヨン成型研削機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6235757U (ja) 1987-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4953599B2 (ja) 加工物のプロファイルの研削方法及び研削装置
KR920703271A (ko) 복잡한 형상의 물체 제작용 컴퓨터 제어형 연삭기
JPH0529810Y2 (ja)
JP2016083707A (ja) ドレッシング砥石を搭載するnc研削盤加工装置
JPS63318262A (ja) 工作機械
JP6263036B2 (ja) 板材の周縁加工砥石及び面取装置
US4238205A (en) Making of pilger roll
JPH02116437A (ja) 同時5軸制御加工機
US20220212309A1 (en) Adjustment device of grinding machine capable of grinding workpiece in seven-axis directions
JPH0349706B2 (ja)
JPS62102960A (ja) エンドミル用工具研削装置
JPH02139112A (ja) 曲面加工機
KR102440865B1 (ko) 터빈세그먼트의 세그먼트그루브 연마가공장치
JPH0630368Y2 (ja) 研削装置
JP2003011057A (ja) 旋回軸を有するnc工作機械
JPH0615146B2 (ja) カムの線織面を作るための方法および装置
JPH0746457Y2 (ja) 研削盤におけるドレッシング装置
JPH02250760A (ja) 光学式倣い研削盤における加工プログラム作成方法
JP2539530Y2 (ja) 砥石修正装置
JPH0333416Y2 (ja)
JPH0426206Y2 (ja)
JPS60249562A (ja) 多面研削盤
JPS5841083Y2 (ja) 工作物支持装置
JPH1177531A (ja) 研削盤
JPH01252359A (ja) 研削盤