JPH05297Y2 - - Google Patents

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JPH05297Y2
JPH05297Y2 JP298888U JP298888U JPH05297Y2 JP H05297 Y2 JPH05297 Y2 JP H05297Y2 JP 298888 U JP298888 U JP 298888U JP 298888 U JP298888 U JP 298888U JP H05297 Y2 JPH05297 Y2 JP H05297Y2
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curved pipe
welding
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curved
work
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、2本のパイプの端面を突合せて溶接
する装置に関し、特に自動車のエンジンのエキゾ
ーストパイプのような湾曲した2本のパイプの端
面同士を自動的に倣い溶接するための装置に関す
る。
(2) 従来の技術 従来、ストレートパイプの突合せ端面同士の自
動溶接装置としては、2本のパイプの端面を突合
せた状態で固定し、このパイプを駆動装置によつ
て軸線周りに回転駆動しながら、上記パイプの溶
接部の開先に対向するように位置させた溶接トー
チによつて溶接を行うようにしたものが知られて
いる。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述のような溶接手段では、ワ
ークが自動車用エンジンのエキゾーストパイプの
ような湾曲したパイプである場合には、開先が溶
接トーチに倣うように、ワークを回転駆動するこ
とができなかつた。このために、湾曲したパイプ
の溶接作業は人手に頼る他なく、その作業能率は
非常に低いのが現状であつた。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもの
で、湾曲したパイプの溶接部の開先を自動的に溶
接トーチに対して倣い運動させることにより、効
率的な溶接作業を可能とする湾曲パイプの溶接装
置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案の湾曲パイ
プの溶接装置は、固定した溶接トーチに対向する
ように、端面を突合せて仮止めした2本の湾曲パ
イプの開先を倣い運動させて溶接を行う湾曲パイ
プの溶接装置において、前記湾曲パイプの開先の
近傍外周を把持するワークホルダと、内部に一方
の湾曲パイプを保持した状態で軸線周りに回転駆
動される円筒状部材であつて、一端に前記ワーク
ホルダを着脱自在に保持するワークホルダ保持部
を有するとともに、側面に前記一方の湾曲パイプ
の先端を外部に導出するための開口部を開口した
ワークスタンドと、前記湾曲パイプの開先に対向
するように配置される溶接トーチとを備えたこと
を特徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本考案の湾曲パイプの溶接
装置は、2本のパイプの端面を突合せた状態で仮
付けした一対の湾曲パイプの開先の近傍をワーク
ホルダで把持し、このワークホルダをワークスタ
ンドの上端に設けたワークホルダ保持部に取付け
る。このとき、一方の湾曲パイプはワークスタン
ドの内部に保持され、その湾曲した先端部がワー
クスタンドの側面に開口した開口部から外部に導
出される。そして、開先の位置における湾曲パイ
プの軸線はワークスタンドの回転軸と一致すると
ともに、外部に固定された溶接トーチは前記開先
に対向することになる。この状態でワークスタン
ドを回転駆動すると、開先は溶接トーチに対して
倣い運動し、2本の湾曲パイプの溶接作業が自動
的に行われる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案による湾曲パイプの溶
接装置の実施例を説明する。
第1〜4図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は本装置の全体斜視図、第2図はワークホ
ルダおよびワークの拡大斜視図、第3図は使用状
態を示す一部破断正面図、第4図は第3図の−
線による断面図である。
第1図に示すように、内部に駆動モータおよび
減速装置を収納した駆動装置1の上部には、円筒
状のワークスタンド2が回転可能に支持されてお
り、その上端に設けられたフランジ状ワークホル
ダ保持部3には、端部を互いに突合せて仮付けし
た2本の湾曲パイプP1,P2の開先Wの直下のス
トレート部分Sをクランプした環状のワークホル
ダ4が着脱自在に嵌合支持される。一方、前記駆
動装置1の側部にはトーチスタンド5が立設され
ており、その上端にはTIG(タンダステン・イナ
ートガス)溶接機6にリード線、冷却水管、イナ
ートガス管を収装したチユーブ7を介して接続さ
れた溶接トーチ8が固着されている。また、上側
の湾曲パイプP2にはシールドカバー9が嵌着さ
れ、このカバー9は溶接中にイナートガスが開先
Wの周辺から拡散することを防止するためのもの
である。
第2図から明らかなように、前記ワークホルダ
4は基端がヒンジ10で枢着された一対の円弧状
部材11a,11bから成つており、一方の円弧
状部材11aの先端には他方の円弧状部材11b
の先端に係合する係止部12が形成されている。
そして上記円弧状部材11a,11bの内径は湾
曲パイプP1,P2の外径に略等しく設定されてお
り、仮付けされた一対の湾曲パイプの開先Wの直
下のストレート部材Sを一対の円弧状部材11
a,11bで挟持して係止部12で固定すること
により、仮付けした2本の湾曲パイプP1,P2
保持できるようになつている。
第3図に示すように、駆動装置1の回転軸13
に設けられたフランジ14にはワークスタンド2
下端のフランジ15がネジ16で固定されてお
り、このワークスタンド2はその軸線Cを中心に
回転するようになつている。前記ワークスタンド
2の上端には環状の前記ワークホルダ保持部3が
設けられており、その内部に湾曲パイプP1を把
持したワークホルダ4が嵌合される。ワークスタ
ンド2の側面には、第1,4図に最も良く示され
るように、開口部18が開口されており、内部に
保持された湾曲パイプP1の湾曲先端を外部に導
出している。したがつて、湾曲度の大きいワーク
であつても、その開先Wにおける軸線を前記ワー
クスタンド2の軸線Cに一致させて保持すること
ができる。更に、ワークホルダ保持部3の外周に
はベアリング19を介してリング部材20が回転
自在に支持されており、このリング部材20上に
複数のセツト爪17が径方向に進退可能に設けら
れ、これらのセツト爪17の前進によりワークホ
ルダ保持部3に嵌合されるワークホルダ4が抜け
出ないように保持される。またこのリング部材2
0の上面に突設された受座21に、湾曲パイプ
P1,P2の開先Wに対向するように溶接トーチ8
の先端が固定されている。また、上側の湾曲パイ
プP2には、前記シールドカバー9が被嵌されて
おり、その側面に形成した切欠221および222
を前記リング部材20の受座21および前記セツ
ト爪17に密に係合することによつて、ワークホ
ルダ4およびリング部材20と協働してイナート
ガスを滞留させるチヤンバーを形成している。
次に、前述の構成を備えた本考案による湾曲パ
イプの溶接装置の一実施例の作用について説明す
る。
溶接すべき2本の湾曲パイプP1,P2の端面を
突合せて開先Wの仮付けを行つた後、ワークホル
ダ4の一対の円弧状部材11a,11bをヒンジ
10周りに開いて前記開先Wの下部のストレート
部分Sを挟持し、係止部12によつて湾曲パイプ
P1を締付ける。次に、湾曲パイプP1の先端をワ
ークスタンド2の上端から該ワークスタンド2内
に挿入して側面の開口部18から外部へ突出さ
せ、ワークホルダ4をワークホルダ保持部3上の
複数のセツト爪17によつて保持する。続いて、
湾曲パイプP2の端部からシールドカバー9をス
ライドさせ、その切欠221および222をリング
部材20およびセツト爪17の受座21に密に係
合させる。このようにして、ワークのセツトが終
了すると、TIG溶接装置6を駆動させると同時
に、駆動装置1によつてワークスタンド2を回転
駆動し、このワークスタンド2と一体のワークホ
ルダ保持部3、ワークホルダ4、湾曲パイプP1
P2を回転させる。この時、溶接トーチ8はワー
クホルダ保持部3に回転自在に支持されたリング
部材20に固定されているので、開先Wは溶接ト
ーチ8に対して一定の距離を保つて倣い運動する
ことになる。そして、溶接作業中に溶接トーチ8
から放出されるイナートガスがシールドカバー9
内のシールドチヤンバによつて開先Wの周囲に滞
留し、溶接部の酸化および窒化を防止する。
以上、本考案による湾曲パイプの溶接装置の実
施例を詳述したが、本考案は、前記実施例に限定
されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に
記載された本考案を逸脱することなく、種々の小
設計変更を行うことが可能である。
例えば、本装置に用いる溶接機はTIG溶接機の
ようなアーク溶接機以外に種々のガス溶接機を用
いることが可能である。また、本装置は溶接する
2本のパイプのうち、一方又は両方がストレート
パイプである場合にも適用可能である。
C 考案の効果 前述の本考案の湾曲パイプの溶接装置によれ
ば、湾曲パイプの外周をワークホルダでクランプ
し、このワークホルダをワークスタンドのワーク
ホルダセツトに固定するので、どのような外径の
湾曲パイプであつても、前記ワークホルダの内径
寸法を変更するだけで容易に対応することができ
る。またワークスタンドの側面には湾曲パイプの
先端を逃がす開口部が設けられているので、種々
の曲がりを有する湾曲パイプでもワークスタンド
にセツトすることができ、溶接トーチに対して開
先を自動的に倣い運動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による湾曲パイプの溶接装置の
全体斜視図、第2図はワークホルダ及びワークの
展開斜視図、第3図は本装置の使用状態を示す一
部破断正面図、第4図は第3図のー線による
断面図である。 C……軸線、P1,P2……湾曲パイプ、W……
開先、2……ワークスタンド、3……ワークホル
ダ保持部、4……ワークホルダ、8……溶接トー
チ、9……シールドチヤンバ、18……開口部、
20……リング部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定した溶接トーチ8に対向するように、端
    面を突合せて仮止めした2本の湾曲パイプP1
    P2の開先Wを倣い運動させて溶接を行う湾曲
    パイプの溶接装置において、前記湾曲パイプ
    P1,P2の開先Wの近傍外周を把持するワーク
    ホルダ4と、内部に一方の湾曲パイプP1を保
    持した状態で軸線C周りに回転駆動される円筒
    状部材であつて、一端に前記ワークホルダ4を
    着脱自在に保持するワークホルダ保持部3を有
    するとともに、側面に前記一方の湾曲パイプ
    P1の先端を外部に導出するための開口部18
    を開口したワークスタンド2と、前記湾曲パイ
    プP1,P2の開先Wに対向するように配置され
    る溶接トーチ8とを備えてなる、湾曲パイプの
    溶接装置。 溶接トーチ8がワークホルダ保持部3の外周
    に回転自在に支持されたリング部材20に固定
    された、第項記載の湾曲パイプの溶接装置。 ワークホルダ保持部3と協働して開先Wの周
    囲を覆い、イナートガスの拡散を防止するシー
    ルドカバー9を有する第項記載の湾曲パイプ
    の溶接装置。
JP298888U 1988-01-13 1988-01-13 Expired - Lifetime JPH05297Y2 (ja)

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JPH01109373U JPH01109373U (ja) 1989-07-24
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