JPH05297646A - プロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを用いる画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを用いる画像形成装置

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JPH05297646A
JPH05297646A JP4121130A JP12113092A JPH05297646A JP H05297646 A JPH05297646 A JP H05297646A JP 4121130 A JP4121130 A JP 4121130A JP 12113092 A JP12113092 A JP 12113092A JP H05297646 A JPH05297646 A JP H05297646A
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process cartridge
image carrier
unit
image
photosensitive drum
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Application number
JP4121130A
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English (en)
Inventor
Shigeo Miyabe
滋夫 宮部
Akira Higeta
明 日下田
Yoshiya Nomura
義矢 野村
Koji Miura
幸次 三浦
Minoru Sato
実 佐藤
Kenji Matsuda
健司 松田
Hiroyuki Isobe
裕順 磯部
Kazuo Shishido
一男 宍戸
Hiroo Kobayashi
尋夫 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジに多少の衝撃を加えても感光ド
ラムが損傷しないようにする。 【構成】 感光ドラム4aの一部を露出する開口部4e1
に開閉可能なカバー4gを設け、このカバー4gに感光
ドラム4aと現像スリーブ4c4との間に入り込む保護手
段となるフィルム4iを取り付けてなる。 【効果】 カバー4gを閉じると、フィルム4iが感光
ドラム4aと現像スリーブ4c4との間に入り込む。この
ためカートリッジに多少の衝撃が加わっても現像スリー
ブ4c4が感光ドラム4aを損傷することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式等を用いた
複写機やプリンタ等に用いられるプロセスカートリッジ
及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置は、一様に帯電
させた像担持体に選択的な露光をして潜像を形成し、こ
の潜像をトナーで顕像化すると共に、該トナー像を被記
録材に転写して画像記録を行う。このような装置にあっ
ては、トナーが無くなる都度補給しなければならない
が、このトナーの補給作業が煩わしいばかりか、汚れを
伴うこともある。また各部材のメンテナンスは専門のサ
ービスマンでなければ行うことが出来ず、ユーザには不
便を伴うことが多かった。
【0003】そこで、前記像担持体、帯電器、現像器、
クリーニング部等を一体構造にまとめてカートリッジ化
することにより、ユーザが前記カートリッジを装置本体
に装填することによって、トナーの補給や寿命に達した
像担持体等の部品を交換可能とし、メンテナンスを容易
にしたものが実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記プロセス
カートリッジにあっては、感光ドラムと現像手段の一部
である現像スリーブとの間隔は 200〜 300μm程度と非
常に接近して配置されている。このためカートリッジを
装置から取り外して単体で取り扱う場合に、何かにぶつ
けたり、落としたりすると前記現像スリーブが感光ドラ
ムに接触し、該ドラム表面を損傷してしまう。そして感
光ドラム表面をわずかでも損傷すると正常な画像形成が
出来なくなってしまう。
【0005】そのため、プロセスカートリッジを単体で
扱う場合には非常に気を使わなければならなかった。
【0006】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、多少の衝撃に対して像担持体
が損傷することを防止し得るプロセスカートリッジ及び
前記プロセスカートリッジを用いる画像形成装置を提供
せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、像担持体と、少なくとも前
記像担持体に作用するプロセス手段として前記像担持体
に形成された像を現像するための現像手段を有するプロ
セスカートリッジに於いて、前記像担持体及びプロセス
手段を覆うハウジングに前記像担持体の一部を露出する
ための開口部を設け、前記開口部に開閉可能なカバーを
設け、前記カバーに前記像担持体を保護するための保護
手段を設けたことを特徴としてなる。
【0008】また前記プロセスカートリッジを装填して
画像を得ることが出来る画像形成装置を構成することを
特徴としてなる。
【0009】
【作用】前記構成に係るプロセスカートリッジにあって
は、画像形成装置から取り外してカバーを閉じると保護
手段によって像担持体が保護される。このためカートリ
ッジ単体で扱う場合に、多少の衝撃があっても前記像担
持体を損傷することがなくなるものである。
【0010】
【実施例】
〔第一実施例〕次に本発明の第一実施例に係るプロセス
カートリッジ及びこれを用いる画像形成装置について、
図面を参照して説明する。
【0011】{画像形成装置の全体説明}まず画像形成
装置の全体構成について概略説明する。尚、図1は画像
形成装置の一態様であるレーザービームプリンタの全体
構成説明図、図2はプロセスカートリッジの構成説明図
である。
【0012】この装置は図1に示すように、給送部1か
ら給送した被記録材2を搬送手段3で搬送し、プロセス
カートリッジ4を装填してなる画像形成部で画像を形成
すると共に、転写手段5によって被記録材2に画像を転
写する。そしてこの被記録材2を定着部6へ搬送して画
像を被記録材2に定着し、排出ローラ7によって装置上
部の排出部8へ排出するように構成している。尚、前記
プロセスカートリッジ4は交換可能なように、装置本体
9に対して着脱自在に装填されるものである。
【0013】前記画像形成部への露光はスキャナー部10
から送られる。即ち、画像信号がレーザーダイオード10
aに与えられると、このレーザーダイオード10aは画像
信号に対応する画像光をポリゴンミラー10bへ照射す
る。このポリゴンミラー10bはスキャナーモータ10cに
よって高速で回転し、ポリゴンミラー10bで反射した画
像光が結像レンズ10d及び反射ミラー10eを介してプロ
セスカートリッジ4の露光部から照射して像担持体を選
択的に露光するように構成している。次に前記画像形成
装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
【0014】{給送部}給送部1は画像形成部へ被記録
材2を給送するものであり、複数枚の被記録材2を収納
した給紙カセット1aを装置本体9に装填する。画像形
成時には給送ローラ1bが画像形成動作に応じて駆動回
転し、カセット1a内の被記録材2を一枚ずつ分離給送
すると共に、ガイド板1cによってガイドして給送する
ものである。
【0015】{搬送手段}搬送手段3は給送手段1から
給送された被記録材2を画像形成部へ搬送すると共に、
定着部6へ搬送するものである。即ち、給送部1から分
離給送された被記録材2をレジストローラ対3a,3b
でタイミング搬送すると共に、画像形成後の被記録材2
を搬送ローラ3c及びガイド板3dによって定着部6へ
搬送するように構成している。
【0016】前記搬送手段で搬送された被記録材2にプ
ロセスカートリッジ4を装填した画像形成部で画像が形
成される。ここでプロセスカートリッジ4の構成につい
て説明する。
【0017】{プロセスカートリッジ}次にプロセスカ
ートリッジについて説明すると、これは像担持体と、少
なくとも1つのプロセス手段として前記像担持体に形成
された像を現像するための現像手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、前記現像手段の他
に、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電手段、像担
持体表面に残留したトナーをクリーニングするためのク
リーニング手段等がある。本実施例のプロセスカートリ
ッジ4は図1及び図2に示すように、像担持体である電
子写真感光ドラム4aの周囲に帯電手段4b、トナー
(現像剤)を収納した現像手段4c、及びクリーニング
手段4dを配置し、これらを図3に示すようにハウジン
グ4eで覆って一体的にカートリッジ化し、装置本体9
に対して着脱可能に構成している。次に前記プロセスカ
ートリッジ4の各部の構成について個々説明する。
【0018】(感光ドラム)本実施例に係る感光ドラム
4aはアルミニウムシリンダー4a1の外周面に有機光導
電体層4a2を塗布して構成し、図4に示すように、感光
ドラム4aの両端に固着したギヤフランジ4a3を支軸に
よって回動自在に軸支している。また前記ギヤフランジ
4a3に形成したギヤに図示しない駆動モータの駆動力を
伝達することにより、感光ドラム4aを画像形成動作に
応じて図1の矢印方向へ回転させるように構成してい
る。尚、前記感光ドラム4aの回転支持構成については
後述する。
【0019】(帯電手段)帯電手段4bは特開昭63−14
9669号公報に示すような、所謂接触帯電方法を用いたも
のであり、導電性ローラを感光ドラム4aに当接させ、
この導電性ローラに電圧を印加することによって感光ド
ラム4aの表面を一様に帯電させるものである。
【0020】尚、このプロセスカートリッジ4には前記
帯電手段4bによって帯電した感光ドラム4aに、前述
したスキャナー部10からの画像光を照射して潜像を形成
するための露光部4fを設けている。
【0021】(現像手段)前記潜像を可視像化するため
に、トナー現像を可能とする現像手段4cを配置してい
る。
【0022】この現像手段4cは図2に示すように、ト
ナーを収納する容器4c1の内部に、回転してトナーを容
器4c1の先部に送るトナー攪拌羽根4c2を設けている。
またこの攪拌羽根4c2によってトナーが送られる容器先
端部にはブレード4c3及び現像剤担持体であるスリーブ
4c4が取り付けてある。
【0023】画像形成に際しては前記現像手段4cが駆
動し、感光ドラム4aに前記トナーによる可視像を順次
形成する。即ち、容器4c1内のトナー攪拌羽根4c2によ
って容器先部へ送り込み、ブレード4c3によって回転す
るスリーブ4c4の外周にトナーを薄層塗布し、且つトナ
ーへ電荷を付与する。このスリーブ4c4と、潜像が形成
された感光ドラム4aとの間に現像バイアスを印加する
ことにより、潜像に応じて感光ドラム4aにトナー現像
を行うものである。
【0024】尚、前記現像手段4cは図示しない位置決
め機構(例えばスリーブ4c4をバネ等によりスペーサに
押し付ける構成等)によってスリーブ4c4と感光ドラム
4aとが微小間隔( 250μm程度)をもって対向するよ
うに位置決めし、スリーブ4c4は装置本体9に設けられ
た各色現像用高圧電源と接続されており、現像時に電圧
が印加される。
【0025】(保護カバー)前記感光ドラム4aに対し
て位置決めされた現像手段4cによって感光ドラム4a
上に可視像化されたトナーは、転写ドラム3上の被記録
材2に転写されるため、画像形成時には感光ドラム4a
が露出し、転写ドラム3と対向する。このためハウジン
グ4eには感光ドラム4aの一部を露出させるための開
口部4e1を設けている。しかし、プロセスカートリッジ
4は装置本体9に対して着脱されるために、プロセスカ
ートリッジ4を装置本体9から取り外した場合に前記感
光ドラム4aが開口部4e1から露出していると、ゴミ等
が付着し、或いは外光にさらされて劣化してしまう。そ
のため本実施例では図2に示すようにハウジング4eの
開口部4e1を開閉可能な保護カバー4gを設けている。
【0026】この保護カバー4gは開口部4e1を開閉可
能に取り付けられ、図示しないバネ等によって閉じる方
向へ常に付勢されている。即ち、プロセスカートリッジ
4を装置本体9から取り外した状態では図2に示すよう
に閉じた状態になって感光ドラム4aに外光が当たらな
いようになっている。そしてプロセスカートリッジ4を
装置本体9に装填すると、図示しない機構によって保護
カバー4gが図4に示すように開いた状態になり、感光
ドラム4aが露出して転写ドラム3と対向するように構
成されている。
【0027】また露光部4fにもカートリッジ4の装填
に連動して開閉する保護カバー4hを設けている。
【0028】(保護手段)前記カバー4gの先端にはフ
ィルム4iが取り付けられている。このフィルム4iは
感光ドラム4aを保護する薄手部材を構成するものであ
り、プロセスカートリッジ4を装置本体から取り外し、
保護カバー4gが閉じたときに、図2に示すように感光
ドラム4aと現像手段4cの現像スリーブ4c4の間に挿
入される。これにより感光ドラム4aと現像スリーブ4
c4とは一枚のフィルム4iによって隔てられることにな
るため、プロセスカートリッジ4を単体で取り扱う場合
に、何かにぶつけたり、落下させる等して多少の衝撃を
与えたとしても、現像スリーブ4c4が感光ドラム4aの
表面を擦ることがなく、感光ドラム4aの損傷を防止す
ることが出来るものである。
【0029】(クリーニング手段)クリーニング手段は
現像手段4cによって感光ドラム4aに可視像化された
トナーが被記録材2に転写された後、感光ドラム4a上
に残ったトナーをクリーニングするものであり、本実施
例のクリーニング手段4dは図2に示すように、廃トナ
ー容器4d1と、ブレード4d2と、スクイシート4d3とか
らなり、感光ドラム4aに残留したトナーは、感光ドラ
ム4aの回転に伴ってブレード4d2でかき落とされ、ス
クイシート4d3で廃トナー容器4d1内へ導かれ、図示し
ない攪拌部材によって容器奥部へ送られるようになって
いる。
【0030】{装置本体に対するプロセスカートリッジ
の装填構造}次に前記プロセスカートリッジ4を装置本
体9に着脱するための構成について説明する。
【0031】装置本体9には軸11を中心にして上部開閉
カバー12が開閉可能に取り付けてあり、図示しないフッ
クによって係止及び係止解除可能に構成してある。
【0032】前記上部開閉カバー12は横断面『コ』字状
に構成してあり、図5(a),(b)に示すように、両
側壁にはプロセスカートリッジ4の両端を支持するガイ
ドレール12aを対向して設けている。このガイドレール
12aはプロセスカートリッジ4の下部をガイドすると共
に、開閉カバー12を閉じた状態で斜め前方へ傾斜するよ
うに構成してある。従って、プロセスカートリッジ4を
装填する場合には、図5(b)に示すように開閉カバー
12を開き、プロセスカートリッジ4の下部を前記ガイド
レール12aに乗せて挿入して装填する。この状態で開閉
カバー12を閉じると保護カバー4gが自動的に開くと共
に、露出した感光ドラム4aの図示しないギヤフランジ
が装置本体9側の駆動ギヤと噛合する。
【0033】一方、前記カートリッジ4を取り外す場合
には、前記と逆に開閉カバー12を開くと保護カバー4g
が自動的に閉じ、該カートリッジ4をガイドレール12a
に沿って引き抜けば良い。
【0034】尚、前記プロセスカートリッジ4は上部開
閉カバー12に装填されるため、該カバー12を開くとプロ
セスカートリッジ4も開閉カバー12と共に上方へ移動す
る。これによって被記録材2の搬送経路が露出するた
め、ジャム(紙詰まり)処理を容易に行うことが出来
る。
【0035】{転写手段}転写手段5は感光ドラム4a
に形成されたトナー像を被記録材2に転写するためのも
のであり、本実施例にあっては図1に示すように、転写
ローラ5によって構成している。即ち、装填したプロセ
スカートリッジ4の感光ドラム4aに転写ローラによっ
て被記録材2を押圧するように構成し、該転写ローラ5
にトナーと逆極性の電圧を印加することによって感光ド
ラム4a上のトナーを被記録材2に転写するように構成
している。
【0036】{定着部}次に定着部6は前記プロセスカ
ートリッジ4によって転写ドラム3に巻き付けた被記録
材2に形成した画像を定着させるものであり、図1に示
すように、駆動回転する駆動ローラ6aと、これに圧接
して被記録材2に熱及び圧力を印加する定着ローラ6b
とからなる。即ち、転写ドラム3から剥離した被記録材
2は定着部6を通過する際に駆動ローラ6aで搬送され
ると共に、定着ローラ6bによって熱及び圧力を印加さ
れる。これにより画像形成トナーが被記録材2に定着す
る。
【0037】{画像形成動作}次に前記構成の装置によ
って画像形成を行う場合の動作について説明すると、図
1に示す給送ローラ1bを回転して給紙カセット1a内
の被記録材2を一枚分離し、レジストローラ対3a,3
bへ給送する。前記レジストローラ対3a,3bの搬送
タイミングと同期して感光ドラム4aを図1の矢印方向
へ回転し、このドラム4aに対して帯電手段4bによっ
てドラム表面を均一に帯電すると共に、スキャナー部10
により画像の光照射を行い、感光ドラム4a上に潜像を
形成する。この潜像形成と同時にプロセスカートリッジ
4の現像手段4cを駆動し、前記感光ドラム4a上の潜
像にトナーが付着するように感光ドラム4aの帯電極性
と同極性で略同電位の電圧を印加してトナー現像し、転
写ローラ5に前記トナーと逆極性の電圧を印加して感光
ドラム4a上のトナー被記録材2に転写する。
【0038】前記の如くしてトナー画像を形成した被記
録材2を搬送ローラ3cによって定着部6へ搬送する。
そして定着部6で熱及び圧力を印加してトナー定着を行
った後に排出ローラ7で排出トレイ8へ排出して画像形
成を終了するものである。
【0039】以上説明したように、前記プロセスカート
リッジ4にあっては、保護カバー4gが閉じると、フィ
ルム4iが感光ドラム4aと現像スリーブ4c4の間を隔
てることにより、現像スリーブ4c4によって感光ドラム
4aの表面を損傷することを防止するものである。
【0040】〔第二実施例〕次に感光ドラム4aを保護
する保護手段の第二実施例を図6及び図7を用いて説明
する。尚、第一実施例と同一機能を有するものは同一符
号を付して説明を省略する。
【0041】前述した第一実施例では感光ドラム4aと
現像スリーブ4c4の間にフィルム4iを挿入することに
より感光ドラム4a表面の損傷を防止するようにした例
を示したが、この第二実施例では図7に示すように、保
護カバー4gの先端の端部(感光ドラム4aの回転軸と
平行な方向の端部)であって、感光ドラム4aによる画
像形成に影響を及ぼさない領域に楔状の突起4g1を設
け、この突起4g1によって感光ドラム4aと現像スリー
ブ4c4の間隔を広げるように構成したものである。
【0042】即ち、プロセスカートリッジ4を装置本体
から取り外し、保護カバー4gが閉じると、その先端の
突起4g1が感光ドラム4aと現像スリーブ4c4の間に入
り込む。従って、バネによりスペーサ等に付勢されてい
る現像スリーブ4c4は感光ドラム4aから離れるように
なり、両者の間隔が広がった状態となる。これにより、
カートリッジ4に衝撃が加わったとしても前記間隔が通
常よりも広くなっているために、現像スリーブ4c4が感
光ドラム4aの表面に接触することがなくなり、感光ド
ラム4aの損傷が防止される。
【0043】〔他の実施例〕次に前述した実施例の各部
の他の実施例について説明する。
【0044】前述した第一実施例では保護カバー4gに
取り付ける薄手部材としてフィルム4iを用いた例を示
したが、これはフィルムでなくなも感光ドラム4aと現
像スリーブ4c4の間隔よりも薄く、且つそれ自身で感光
ドラム4aを傷つけるものでなければ何でも良い。
【0045】また本発明は前述のように単色の画像を形
成する場合のみならず、現像手段4cを複数設け、複数
色の画像(例えば2色画像、3色画像或いはフルカラー
等)を形成するカートリッジにも好適に適用することが
出来る。
【0046】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0047】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光ドラム4aの表面に移動させ、該ドラム
4aの表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは
当然である。
【0048】また感光ドラム4aに残存するトナーのク
リーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁
気ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良
い。
【0049】また前述したプロセスカートリッジ4と
は、像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少な
くともプロセス手段の1つを備えたものである。従っ
て、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述し
た実施例のもの以外にも、例えば像担持体と帯電手段と
を一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にす
るもの。像担持体と現像手段とを一体化的にカートリッ
ジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。像担持体とク
リーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本
体に着脱可能にするもの。更には像担持体と、前記プロ
セス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカー
トリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等があ
る。
【0050】また前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれ
に限定する必要はなく、例えば複写機等の他の画像形成
装置に使用することも当然可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明は前述したように、像担持体の一
部を露出させるための開口部を開閉るカバーに像担持体
を保護するための保護手段を設けたために、カートリッ
ジを単体で取り扱う場合に、多少の衝撃を加えても像担
持体を損傷することを防止することが出来るものであ
る。このため、前記カートリッジを用いて画像を形成す
る場合には、常に高品位の画像を形成することが出来る
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体模
式説明図である。
【図2】プロセスカートリッジの保護カバーを閉じた状
態の構成説明図である。
【図3】プロセスカートリッジの外観図である。
【図4】プロセスカートリッジの保護カバーを開いた状
態の説明図である。
【図5】プロセスカートリッジの装填構成の説明図であ
る。
【図6】第二実施例に係るプロセスカートリッジの説明
図である。
【図7】第二実施例に係る保護カバーの説明図である。
【符号の説明】
1…給送部 2…被記録材 3…搬送手段 4…プロセスカートリッジ 4a…感光ドラム 4b…帯電手段 4c…現像手段 4c4…スリーブ 4d…クリーニング手段 4e…ハウジング 4e1…開口部 4f…露光部 4g…保護カバー 4g1…突起 4i…フィルム 5…転写ローラ 6…定着部 7…排出ローラ 8…排出部 9…装置本体 10…スキャナー部 12…上部開閉カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 幸次 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐藤 実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松田 健司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 磯部 裕順 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 宍戸 一男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小林 尋夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、少なくとも前記像担持体に
    作用するプロセス手段として前記像担持体に形成された
    像を現像するための現像手段を有するプロセスカートリ
    ッジに於いて、 前記像担持体及びプロセス手段を覆うハウジングに前記
    像担持体の一部を露出するための開口部を設け、前記開
    口部に開閉可能なカバーを設け、前記カバーに前記像担
    持体を保護するための保護手段を設けたことを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記保護手段は、前記カバーを閉じたと
    きに像担持体と現像手段の間に挿入される薄手部材であ
    る請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記保護手段は、前記カバーを閉じたと
    きに像担持体と現像手段との間隔を広げるための手段で
    ある請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジは、像担持体
    としての電子写真感光体と、現像手段とを一体的にカー
    トリッジ化し、装置本体に対して着脱可能としたもので
    ある請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジは、像担持体
    としての電子写真感光体と、現像手段と、更に前記電子
    写真感光体に作用する帯電手段又はクリーニング手段と
    を一体的にカートリッジ化し、装置本体に対して着脱可
    能としたものである請求項1記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジは、像担持体
    としての電子写真感光体と、帯電手段と、現像手段と、
    クリーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置
    本体に対して着脱可能としたものである請求項1記載の
    プロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 像担持体と、少なくとも前記像担持体に
    作用するプロセス手段として前記像担持体に形成された
    像を現像するための現像手段を有し、前記像担持体及び
    プロセス手段を覆うハウジングに前記像担持体の一部を
    露出するための開口部を設け、前記開口部に開閉可能な
    カバーを設け、前記カバーに前記像担持体を保護するた
    めの保護手段を設けたプロセスカートリッジを装填する
    ための装填手段と、前記像担持体に被記録材を搬送し、
    像担持体から現像剤を転写された被記録材を排出部へ搬
    送する搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (6)

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