JPH05297153A - 自動後進形表示手段を備えた機械式及び/または電気機械式の時計 - Google Patents

自動後進形表示手段を備えた機械式及び/または電気機械式の時計

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JPH05297153A
JPH05297153A JP4355358A JP35535892A JPH05297153A JP H05297153 A JPH05297153 A JP H05297153A JP 4355358 A JP4355358 A JP 4355358A JP 35535892 A JP35535892 A JP 35535892A JP H05297153 A JPH05297153 A JP H05297153A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 完全に自動的に後進でき、特に高さを減少さ
せるために可能な限り薄くして所定厚さの標準形ムーブ
メントに装備できるようにした表示手段を設けた時計を
提供すること。 【構成】 時計ムーブメントと、駆動歯(26a〜26y)を
備え、ムーブメントによって駆動される中間ホィール(2
2)と、日付等の情報用の表示装置(16)と、表示装置(16)
に連結されて、中間ホィール(22)の駆動歯(26a〜26y)
と噛み合った被駆動歯(32)を備えている少なくとも1つ
の揺動部材(30)と、揺動部材(30)用の戻し手段(34)と、
揺動部材(30)が自由に後進できるようにするデクラッチ
手段(40、40a)と、揺動部材(30)の後進を制限するため
に受け部(CB)と連係する当接部(B)とを有してお
り、受け部(CB)が、駆動中には通常は揺動部材(30)
の被駆動歯(32)と噛み合っている中間ホィール(22)の駆
動歯(26a〜26y)の1つ(26a)によって形成されている
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式及び/または電
気機械式の時計に関するものである。さらに詳しく言え
ば、本発明は、自動後進形表示手段、すなわち例えば事
実上円形の進路を所定量変位した後に最初の位置へ逆動
作で戻るようにした手段を備えた時計に関するものであ
る。この形式の表示装置は、例えば時間、分、秒、日付
等のアナログ表示を行うために用いられる。そのような
表示手段は、扇形または揺動表示手段等の他の名前でも
時計製造技法で知られている。
【0002】
【従来の技術】特許CH−27961には、文字盤に設けら
れた円弧上において2本の針によって時間及び分が読み
取られ、これらの針がそれぞれ12目盛り及び60目盛り進
んだ後に最初の位置へ戻るようににした後進形表示手段
を設けた時計が開示されている。この時計は、上記定義
に相応している。この時計には、完全に機械式の時計ム
ーブメントによって制御され、分針を支持しているパイ
プに固定されたホィールと噛み合っている歯付きセクタ
と噛み合っている歯車で形成された第1駆動中間ホィー
ルが設けられている。時針は、本例では第2中間ホィー
ルと噛み合ったセクタに直接取り付けられている別のパ
イプで支持されている。各中間ホィールには、その厚さ
方向に親指の爪の形をしたノッチで形成された切り欠き
部が設けられている。このノッチは、中間ホィールの円
周上の、セクタと噛み合わされる歯の近くで半径方向に
開放している。
【0003】このように、被駆動方向と呼ばれる第1方
向へ1回転する毎に、切り欠き部がセクタに向き合い、
そのためにセクタが中間ホィールから解放され、また弾
性戻し手段によってセクタが第1方向とは逆の回転方向
へ自動的に変位する。さらにセクタに当接部が設けられ
ている一方、中間ホィールに受け部が設けられ、これら
の当接部及び受け部が接触することによってセクタの角
度変位が制限されて、対応の針が文字盤に対してその最
初の位置へ正確に再調整されるようになっている。セク
タに設けられた当接部は、高さが歯の、従ってセクタの
本体の2倍であるヒール部によって形成されている。受
け部は、切り欠き部の上方に位置してセクタの歯よりも
高い位置にある中間ホィールの歯によって形成されてい
る。従って、中間ホィールを十分に厚くして、それに切
り欠き部を設けることができるようにし、また逆方向の
変位の終了時にヒール部で形成された当接部が接触する
ことによって生じる動的作動力を受け止めることができ
る十分なせん断強さを備えた受け部を形成する歯が残る
ことができるようにする必要がある。
【0004】また、ヒール部自体も、受け部と協働でき
るようにするため、十分な厚さを備えるか、セクタの歯
から十分に突出する必要があることがわかる。このよう
に、この構造は厚さが比較的めんどうになるという大き
な欠点を伴っている。この構造は、大型の時計等の時計
ムーブメントに適用することを想定していたものであっ
て、その時の設計者はそれの厚さを減少させることに特
に気を使っていなかった。このため、公知のように日付
やクロノグラフの表示のための追加機構やバッテリ等の
他の大容積部品用にもスペースが必要である最近の機械
式及び/または電気機械式の時計にこの構造を組み込む
ことはできない。さらに、この従来構造では、親指の爪
の形状の切り欠き部を形成するために中間ホィールに機
械加工を加える必要がある。この特別な作業はヒール部
を形成する作業と共に高コストであり、それを装備した
時計の価格が相当に高くなる。さらに、特許CH−1434
41による時計では、直接的に機械加工されたやはり親指
の爪形のノッチで形成されている切り欠き部を設けた中
間ホィールと協働する歯付きセクタに1本の針、特に時
針も固定的に取り付けられている。この構造では、当接
部及び受け部が、それぞれ歯付きセクタ及び中間ホィー
ルに取り付けられている相当に長いビーム及び軸によっ
てそれぞれ構成されている。軸は、切り欠き部に対して
接線方向に設けられている。また、当接部及び受け部は
それぞれセクタ及び中間ホィールから軸方向に突出して
おり、厚さ方向に相当な空間を占めている。
【0005】最後に、特許CH−61478には、中間ホィ
ールに取り付けられたピンを介して回転駆動される日付
ホィールに1本の針が取り付けられており、日付ホィー
ルの歯の一部が欠けている日付表示時計が示されてい
る。針が被駆動変位方向の進行を完了した時、ピンは日
付ホィールに歯をなくして形成された切り欠き部に入
り、中間ホィールと噛み合わないで日付ホィールの移動
及び針の移動が停止する。また、日付ホィールは手動操
作式ホィールと噛み合っており、この手動操作式ホィー
ルには手動操作式ホィールの歯の先端の直径とほぼ同じ
直径の歯のないセクタが取り付けられている。これは歯
のない裸の部分のため、日付ホィールの角度変位を制限
する当接部を形成することができる。このように、この
構造は自動的ではなく、操作ホィールを追加する必要が
あるため、製造コストが増加する。さらに、そのような
ホィールは、外部から触れることができるようにするた
めにケースから突出しているため、気密性を確保でき
ず、ムーブメントが埃や不純物にさらされる。また、中
間ホィールは駆動ピンのために日付針の1段階毎に1回
転しなければならないことから、その減速比を相当に大
きくしなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、完全に自動的に後進でき、特に高さを減少させるた
めに可能な限り薄くして所定厚さの標準形ムーブメント
に装備できるようにした表示手段を設けた時計を提供す
ることによって、従来技術の上記問題点を解決すること
である。本発明のさらなる目的は、製造及び組み付けコ
ストを可能な限り低く抑えた上記形式の時計を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によれ
ば、時計ムーブメントと、歯を備え、時計ムーブメント
によって駆動される中間ホィールと、日付等の情報用の
表示装置を含む自動後進形表示手段と、歯を備え、前記
表示装置に連動しており、中間ホィールの歯がそれらの
歯に噛み合うことによって回転駆動され、中間ホィール
の歯及びそれらの歯がそれぞれ駆動歯及び被駆動歯にな
っている少なくとも1つの揺動部材と、揺動部材用の戻
し手段と、揺動部材が自由に後進できるようにするた
め、駆動歯と被駆動歯との間の噛み合いを少なくとも一
時的に中断させる、駆動歯に形成された少なくとも1つ
の切り欠きセグメントで形成されているデクラッチ手段
と、揺動部材の後進を制限するために受け部と連係する
当接部とを有しており、前記当接部は揺動部材に固定さ
れているのに対して、受け部は中間ホィールに固定され
ており、駆動中には通常は揺動部材の被駆動歯と噛み合
っている中間ホィールの駆動歯の1つによって前記受け
部が形成されていることを特徴とする機械式及び/また
は電気機械式の時計が提供されている。
【0008】本発明の特殊な実施例によれば、デクラッ
チ手段を構成している切り欠きセグメントは、端部歯と
呼ばれる2つの駆動歯によっておおむね長さが定められ
ており、これらの端部歯の一方が前記受け部を形成して
いる。本発明の別の特徴によれば、受け部を形成してい
る駆動歯は、少なくとも平面図では他の駆動歯と同じ形
状及び厚さである。さらに、当接部は揺動部材の被駆動
歯の高さよりも相当に突出して、受け部を形成している
駆動歯と協働できるようになっている。例として挙げた
だけである添付の図面を参照した以下の詳細な説明を読
めば、本発明がさらに明らかになるであろう。
【0009】
【実施例】図1を参照しながら、扇形日付表示手段また
は後進形の表示手段1について説明する。時計Pに設け
られた表示手段1は、日付、特に日数等のアナログ式の
情報を与えるためのものである。本実施例では、時計P
は機械式及び/または電気機械式の腕時計であり、図面
では腕バンド2が部分的に示されて、ケース4に組み付
けられている。時計Pの文字盤6には特に、それぞれ第
1群の数字1〜4及び8〜12と円形目盛り(参照番号な
し)とで表されている時間及び分表示が付けられてい
る。文字盤6に向き合わせて3本の針、すなわちケース
4内に通常に組み込まれている図示しない時計ムーブメ
ントで駆動され、竜頭14で手動操作可能である時針8、
分針10及び秒針12が設けられている。針8、10及び12
は、時計Pのムーブメントの中心に位置する第1回転軸
線X1回りに同軸的に回転移動することができる。
【0010】本発明による扇形または後進形表示手段1
には、図1に示されているように、内部に日付、本実施
例では月の日数を表す第2群の奇数1〜31が書き込まれ
ている環状セクタ部分20と、それに向き合う針18が角度
変位するように構成されている情報表示装置16が設けら
れている。以下の説明からわかるように、針18は、時計
Pの時計ムーブメントに運動結合されており、月の最初
の日には数字1に向き合う始動位置にあり、ここでは詳
細に説明しない手段によって毎日1段階ずつ特に夜中頃
に躍進する。ほとんどの部品は標準品である。本発明に
よる時計の最も簡単な例では、日付針18が最終角度変位
位置に達する数字31に向き合うまで前進を続ける。ここ
で、次の段階へ進まず、針18は最初の位置の方へ逆向き
に自動的に変位する。このようにして針18は後進する。
この移動は1回転の一部分だけで、特に本実施例では約
330゜の角度だけで行われる。本発明による表示手段1
が扇形表示手段とも見なされる理由が理解されるであろ
う。
【0011】次に、図2及び3を参照しながら、本発明
による表示手段の機械的構造を詳細に説明する。これら
の図面には、支持プレート50と共に文字盤6が部分的に
破断して示されている。また、これらの図面では針18が
破線で示されている。本発明による表示手段1には中間
ホィールまたは駆動ピニオン22が設けられており、これ
は中心軸線X1の回りに回転可能に取り付けられ、本実
施例では歯31を設けた駆動星形部材24に固定されてい
る。この星形部材は、図示しない時計ムーブメントによ
って通常通りに制御され、やはり公知のように図示しな
いジャンパばねに連動している。中間ホィール22には、
本実施例では25個の歯26a、26b・・・26yが設けられ
ている。
【0012】扇形または後進形表示手段1にはさらに、
通常通りに針18を駆動する軸(参照番号なし)を介して
表示装置16に連動している揺動部材30が設けられてい
る。揺動部材30は、ホィールで、特に第1軸線X1とは
別の第2回転軸線X2の回りに回転可能に取り付けられ
ている、歯32を設けた日付ホィール(同一の参照番号)
で構成されている。図3にわかりやすく示されているよ
うに、中間ホィール22の歯26a〜26yは揺動部材30の歯
32と噛み合って、それを環状表示セクタ部分20の円弧に
相当する角度だけ回転させる。モータカップルが時計P
のムーブメントから中間ホィール22を介して受け取ら
れ、中間ホィール22の歯26a〜26y及び揺動部材30の歯
32がそれぞれ駆動及び被駆動歯であることがわかる。$
さらに、表示手段1には揺動部材30のための弾性戻し
手段が設けられており、この手段34は、一端部が揺動部
材30の支持軸(参照番号なし)等に固定されているのに
対して、他端部が図5〜8に詳細に示されている支持プ
レート等に直接に取り付けることによってケースに対し
て固定状態に維持されているらせんバネ(同一参照番
号)で構成されている。戻し手段34は、揺動部材30を図
2に示されている最初の位置へ、すなわち後進方向へ
(本実施例では反時計回りに)弾性的に戻すことができ
る構造になっている。
【0013】表示手段1にはさらに、駆動歯26a〜26y
と被駆動歯32との間の噛み合いを少なくとも一時的に中
断させて、以下に説明するように揺動部材30が自由に戻
り移動できるようにするデクラッチ手段40が設けられて
いる。デクラッチ手段40は、駆動歯26a〜26yに形成さ
れた切り欠きセグメント(同一参照番号)によって構成
されている。従って、この切り欠きセグメント40は、中
間ホィール22上に環状の裸の、すなわち平滑なセクタ部
分を形成している歯のない領域に相当している。このた
め、図2に示されている位置では、揺動部材30の歯32が
通常は中間ホィール22の駆動歯26a〜26yと噛み合って
いない。このため、切り欠きセグメント40が被駆動歯32
に向き合う位置に来た時、揺動部材30は中間ホィール22
との、従って本発明による時計Pの時計ムーブメントと
の運動結合が解除される。
【0014】同時に、揺動部材30はばね34によって最初
の位置の方へ反時計回りの移動方向へ永久的に弾性付勢
されており、その方向への角度変位は、本発明による表
示手段1の当接部B及び受け部CBによって最初の位置
に制限される。当接部Bは揺動部材30に固定されている
のに対して、歯26a〜26yの1つ(26a)で形成されて
いる受け部CBは中間ホィール22に固定されている。こ
のように、駆動時には通常は揺動部材30の被駆動歯32と
噛み合っている中間ホィール22の駆動歯26a〜26yの歯
26aによって受け部CBが構成されているので、受け部
として中間ホィール22に対して特別に機械加工や組み付
け作業を必要としない。
【0015】デクラッチ手段を構成している切り欠きセ
グメント40は、主に端部歯と呼ばれる2つの駆動歯26a
及び26yによって定められる円弧長さを示しており、端
部歯の一方26aが前記受け部CBを形成している。図面
からわかるように、受け部CBを形成している駆動歯26
aは、少なくとも平面図では他の駆動歯26b〜26yと同
じ形状である。すなわち、その歯26aは他の駆動歯26b
〜26yと同じ厚さであると言うことができる。当接部B
について説明すると、それは高さがh(図2)である揺
動部材30の被駆動歯32から相当に突出して、受け部CB
を形成している歯26aと協働できるようになっている。
また図3Aからわかるように、当接部Bは主に揺動部材
30の厚さで形成されている。すなわち、この図面に示さ
れているように、当接部Bの厚さE1は歯32の厚さE2
と同じである。
【0016】図4は、本発明の第2実施例を示してお
り、中間ホィール22に2群G1及びG2の駆動歯が設け
られており、それらの群は同数の切り欠きセグメント40
及び40aによって分離されている。従って、この場合の
針18の角度進行ははるかに小さく、中間ホィール22が1
回転する間にこの針は2回前進及び後退する。切り欠き
セグメントの数及び駆動歯群の数は2に制限されず、そ
れぞれさらに大きい数にすることができる。上記の実施
例のすべてでは図3Aに示されているように、当接部B
及び揺動部材30を形成しているホィールの被駆動歯32
が、前記ホィールを形成しているプレートPの厚さE2
の厚さで切られている。このため、当接部Bは、歯32を
形成するために必要な切削及び打ち抜き加工と同じ作業
で形成することができ、特別な作業を追加する必要がな
い。また、図2及び4に示されているように、当接部B
の外形は受け部CBを形成している駆動歯26aと協働す
ることができる側部が窪んだフランクFL(図3)にな
っている。このため針18が後進して最初の位置へ戻った
時、窪んだ側部フランクFLに対して歯26aが作用する
ことによって、揺動部材30が再び時計回り方向へ回転駆
動される。
【0017】また図面からわかるように、当接部Bは揺
動部材30の被駆動歯32の2つの半歯の頂点から突出した
セグメントSで構成されている。当接部Bは、揺動部材
30の被駆動歯32の形成と同時に形成される。このため、
揺動部材30を形成するホィールは、歯32の先端の直径よ
りも大きい外径に切り取られる。大きくする直径分は当
接部Bの高さH(図3)の2倍である。その後、図示し
ない標準形フライス盤によってプレートPの所定角度部
分だけに歯32を形成して、当接部Bがホィール30に残っ
て現れるようにする。
【0018】図5〜8に示されているように、本発明に
はさらに支持プレート50が設けられており、それに揺動
部材30が回転可能に取り付けられている。この支持プレ
ート50は、本発明による時計Pの図示しない時計ムーブ
メントの底プレートの上に組み付けられて、下面F1
(図6及び7)で固定されている。このプレート50には
互いに半径方向に開放している2つの切り欠き部52及び
54が設けられている。第1切り欠き部52は中間ホィール
22を収容し、第2切り欠き部54は揺動部材30を収容す
る。このため、第2切り欠き部54にトングまたは突起部
56が設けられて、その自由端部に揺動部材30が片持ち式
に回転可能に支持されている。トング56は第2切り欠き
部54の直径方向にその中心に向かって延出して、第2回
転軸線X2に一致する位置に達している。プレート50に
は下面F1側に第3の切り欠き部59が設けられており、
これに他の2つの切り欠き部52及び54が軸方向に開放し
ている。
【0019】図9に示されているように、本発明にはさ
らに第2プレート60が設けられて、第1プレート50に締
結されている。この第2プレート60は、第1プレート50
の第2切り欠き部54の上方にそれに同軸的に設けられた
第4切り欠き部58にはめられて、揺動部材30の上方にね
じ62で固定されている。第2プレート60には、テンショ
ンを加えながら戻しばね34を配置することによって揺動
部材30に付勢力を加えるための図示しない工具を挿入で
きるようにする開放円形スロット64が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による後進形表示手段を備えた時計の上
面図である。
【図2】本発明による表示手段を詳細に示す上面図であ
り、支持プレート及び図1に見られる文字盤が破断して
部分的に示されており、日付針が始動(数字の1に向き
合う)位置に破線で示されている。
【図3】表示手段が前進した角度位置にあって、日付針
が進路の最終(数字の31に向き合う)位置に来ている図
2と同様な図と矢印A−A方向に見た断面図である。
【図4】図2と同様な図であるが、本発明の第2実施例
を示している。
【図5】図2及び4に部分的に示されている、本発明の
表示手段を取り付ける支持プレートの上面である。
【図6】図2及び4に部分的に示されている、本発明の
表示手段を取り付ける支持プレートの底面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図2と同様な図であるが、本発明による表示手
段が組み付け及びメンテナンス用プレートで覆われてい
る。
【符号の説明】
16 表示装置 22 中間ホィール 26a〜26y 駆動歯 30 揺動部材 32 被駆動歯 34 戻し手段 40、40a デクラッチ手段 B 当接部 CB 受け部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ムーブメントと、歯を備えて時計ム
    ーブメントによって駆動される中間ホィールと、以下の
    要素を備えた自動後進形表示手段とから構成される機械
    及び/または電気機械形式の時計。日付等の情報用の表
    示装置。歯を備え、前記表示装置に連動しており、中間
    ホィールの歯がそれらの歯に噛み合うことによって回転
    駆動され、中間ホィールの歯及びそれらの歯がそれぞれ
    駆動歯及び被駆動歯になっている少なくとも1つの揺動
    部材。揺動部材用の戻し手段。揺動部材が自由に後進で
    きるようにするため、駆動歯と被駆動歯との間の噛み合
    いを少なくとも一時的に中断させる、駆動歯に形成され
    た少なくとも1つの切り欠きセグメントで形成されてい
    るデクラッチ手段。揺動部材に固定されている当接部
    と、中間ホィールに固定され、駆動中には通常は揺動部
    材の被駆動歯と噛み合っている中間ホィールの駆動歯の
    1つによって構成されされ、揺動部材の後進を制限する
    ために前記当接部と連係する受け部。
JP35535892A 1991-12-28 1992-12-21 自動後進形表示手段を備えた機械式及び/または電気機械式の時計 Expired - Fee Related JP3256908B2 (ja)

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