JPH05297142A - シンチレ―ションカメラ - Google Patents

シンチレ―ションカメラ

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JPH05297142A
JPH05297142A JP10137992A JP10137992A JPH05297142A JP H05297142 A JPH05297142 A JP H05297142A JP 10137992 A JP10137992 A JP 10137992A JP 10137992 A JP10137992 A JP 10137992A JP H05297142 A JPH05297142 A JP H05297142A
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JP
Japan
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curve
circuit
light
output
pmt
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JP10137992A
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English (en)
Inventor
Akira Tsukamoto
明 塚本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、様々な被検出光量レベルに対するP
MTの検出信号を細かく調整し得、よってそれぞれのP
MTに固有の検出感度特性によるむらを均一にし、高精
度な関心領域の表示ができるシンチレ―ションカメラを
提供することを目的とする。 【構成】本発明によるシンチレ―ションカメラは、複数
個の光電子増倍管の内少なくとも1個の近傍に配置され
る少なくとも1個の発光源手段からの発光光によるその
光電子増倍管の検出感度特性と、予め求めておいた光電
子増倍管の光量と出力との関係についての理想的な検出
感度特性データとを比較することにより光電子増倍管の
検出信号を補正するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体内に投与された放
射性同位元素(ラジオアイソト―プ又はRIと称するこ
ともある)から放射されるガンマ線を典型例とする放射
線をシンチレ―タにより光に変換し、その光を平面的か
つ稠密に配設された複数個の光電子増倍管(以下「PM
T」と略称する)により検出し、該検出信号に基づき前
記シンチレ―タにおける輝点発光位置に関するRI分布
等の情報を得、病巣部分の形状や位置,大きさ等を診断
するようにしたシンチレ―ションカメラに関し、特に、
各PMTから出力される信号を調整する系を有するシン
チレ―ションカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシンチレ―ションカメラについ
て概説する。すなわち、NaI(TI)等で形成された
シンチレ―タに、コリメ―タを通過した放射線が入射さ
れると、シンチレ―ション光を生ずる。このシンチレ―
ション光が、アクリル樹脂等からなるライトガイドを介
してPMTで検出され、電気信号として出力される。
【0003】PMTは、シンチレ―タに対しライトガイ
ドを挟んで対向して複数個稠密にして配列される。各P
MTの出力はそれぞれ検出感度を調整するためゲイン調
整系に与えられる。このゲイン調整系の出力は位置計算
回路に与えられる。その位置計算回路は、このゲイン調
整系の出力はPMTの位置座標に対応する表示系の位置
に輝点を表示させる
【0004】ところで、このゲイン調整系では、診断撮
影実動作毎にPMTに対し一定の光量で一回発光する発
光源をPMTの前面に配置し、その光量に対するPMT
の検出感度特性データを、理想感度特性メモリに格納さ
れている理想感度特性データと比較することにより一定
の調整値データを作成し、その一定の調整値データに基
づき実動作検出値データを調整するものである。
【0005】
【発明が解決ようとする課題】以上のような従来のシン
チレ―ションカメラにおいては、以下のような解決すべ
き課題がある。
【0006】PMT検出感度特性は、PMT単体毎に、
また同一のPMTにおいても被検出光量レベルによって
も異なり、よってより高精度の表示を得るためには同一
のPMTに対する調整値はPMT単体毎の一定調整値の
みでなく、被検出光量レベルに対応した複数の調整値を
有することが望ましい。
【0007】しかし従来における出力信号調整処理工程
は、それぞれのPMTに対応する唯一の調整値のみで調
整され、その結果、全てのPMT検出感度特性を均一に
することができず、またPTMの直線性の補正について
もできず、高精度な表示を得ることができなかった。
【0008】そこで本発明の目的は、どのような被検出
光量レベルに対してもきめの細かい調整をなし得、よっ
てそれぞれのPMTに固有の検出感度特性によるむらを
均一にし、高精度な関心領域の表示ができるシンチレ―
ションカメラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し且つ目的を達成するために次のような手段を講じた構
成としている。すなわち、本発明は、生体内に投与され
た放射性同位元素から放射される放射線をシンチレ―タ
により光に変換し、その光を複数個の光電子増倍管によ
り検出して表示に供するようにしたシンチレ―ションカ
メラにおいて、前記複数個の前記光電子増倍管の内少な
くとも1個の近傍に配置される少なくとも1個の発光源
手段からの発光光による前記光電子増倍管の検出感度特
性と、予めもとめておいた前記光電子増倍管の光量と出
力との関係についての理想的な検出感度特性データとを
比較することにより前記光電子増倍管の検出信号を補正
するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】以上のように構成された本発明によれば、PM
Tそれぞれによってむらのある検出感度特性に対して
も、また同一のPMTの被検出光量レベルによって差異
のある検出感度特性に対しても全てのPMTの検出感度
特性を均一化することができる。
【0011】また上記の作用に加えて、発光源手段をシ
ンチレータ辺縁効果の影響外であり、かつPMTに直接
に所望の光量を与えることができる位置(例えばシンチ
レータとPMTとの間、あるいはPMTの一端側面)に
配置することにより、直線性の補正も同時に達成するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は本実施例のシンチレ―ションカメラの特徴部分の
構成を示すブロック図であり、図2は図1における入力
回路の構成を示すブロック図である。
【0013】本シンチレ―ションカメラは、生体内に投
与された放射性同位元素(ラジオアイソト―プ又はRI
と称することもある)から放射されるガンマ線を典型例
とする放射線をシンチレ―タ(図示せず)により光に変
換し、その光を複数個稠密に配設されたPMT10iに
より電気信号として検出し、その検出信号に基づき前記
シンチレ―タにおける輝点発光位置に関するRI分布等
の情報を得る。各PMT10iは入力回路20と補正回
路30とを備えてなる。補正回路30に含まれているコ
ントローラ32と理想曲線メモリ33とは全てのPMT
に共通でもよい。様々な光量で発光する発光源(LE
D)1は、PMT10iがその光量を検出できるように
配置されている。コントローラ32は発光源50に対し
例えば図3に示したように時間の経過と共に光量が段階
的に変化する発光制御信号を与えると共にその発光制御
信号をPMTに対応する各出力曲線作成回路31に対し
出力する。PMT10iの出力であるアナログ電気信号
である検出信号は増幅、A/D変換等の処理をされるべ
く、入力回路20に入力される。入力回路20は、図2
に示されているように、プリアンプ21と、E.C.ア
ンプ22と、P.L.アンプ23と、A/D変換器24
とで構成されており、それらは順に直列に配置されてい
る。入力回路20は、補正回路30に向けてそのディジ
タル信号化された検出信号を出力する。
【0014】補正回路30は、入力回路20において増
幅されかつA/D変換された検出信号とコントローラ3
2からの発光制御信号とに基づきPMT10iの出力近
似曲線を作成する出力曲線作成回路31と、理想曲線を
格納する理想曲線メモリ33と、出力曲線作成回路31
で作成された出力曲線と理想曲線メモリ33に格納され
ている理想曲線とを比較し調整値を作成する補正値作成
回路34と、その調整値を格納する調整値メモリ7とを
具備している。出力曲線作成回路31は、コントローラ
32から発光制御信号と、入力回路20から増幅されか
つA/D変換された検出信号を入力し、補正値作成回路
34へPMT10iの出力曲線を出力する。補正値作成
回路34は理想曲線メモリ33に格納されている理想曲
線と該出力曲線とを比較し、得られた例えば曲線を描く
調整データを補正データメモリ35に送る。補正データ
メモリ35はその調整データを格納すると共に、診断撮
影動作(実動作)における検出信号を入力回路20から
直接入力し、その格納されている調整データに基づいて
検出信号を調整し、その調整された検出信号を位置計算
回路40に出力する。次に以上のように構成された本装
置の動作について説明する。本装置は、実動作の前に常
にPMTの検出感度特性に対する調整動作を行う。
【0015】図3ないし図5を参照して説明する。発光
源50がコントローラ32に制御されて図4に示すよう
に時間“t1”において電流量“A1”を供給され、
“L1”の光量で発光すると、PMT10iはその光量
“L1”を受けて光量“L1”に相当する電気信号に変
換し、入力回路20はその電気信号を受けて、その電気
信号をPRE−AMP21と、E.C.−AMP22
と、P.I.−AMP23とを直列に介して増幅しさら
にA/D−C24においてA/D変換し、図3に示すよ
うに相当レベル“S1”の検出信号を出力曲線作成回路
31に対し出力する。出力曲線作成回路31は、同様に
所定の全ての光量レベルに対するPMT10iの検出信
号とコントローラ32からの発光制御信号とにより、適
宜の曲線近似手法により図3に示すような出力曲線62
を得る。補正値作成回路34では、この出力曲線作成回
路31で作成された出力曲線62と、図3に示すように
理想曲線メモリ33に格納されている理想曲線61とを
比較し、それらの差異を逆数変換することにより、つま
り理想曲線61をx軸として出力曲線62を逆数変換す
ることで、図5に示すような調整曲線51を作成する。
調整曲線51は補正データメモリ35に格納される。
【0016】そして診断動作の際、PMT10iを介し
て電気信号化され、入力回路20を介して増幅、A/D
変換等の処理を施されたA/D−C出力信号は、補正デ
ータメモリ35を通過する際に格納されている調整曲線
51における該A/D−C出力信号のレベルに対応する
調整量を調整され位置計算回路40に送られる。位置計
算回路40から出力される位置信号から出力される表示
信号により、表示器(図示せず)の表示画面上に輝点が
表示され、これを予定時間集積して入射放射線分布像を
得るべく調整されたPMT10iの検出信号の表示位置
を表示器に出力する。以上の説明では調整対象PMTが
1つの場合の調整曲線51の作成と活用について説明し
たが、通常は複数個のPMTを幾つかのグループに分
け、そのグループ毎に1つのPMTを選択し、それぞれ
について個別に調整曲線を作成し活用するか、または発
光源は、調整対象PMT毎に1つづつ配置してもよく、
これを特定するものではない。次に他の実施例について
説明する。
【0017】本実施例の構成は、先の実施例の構成と同
一であるが、発光源の配置箇所を以下のように限定す
る。本実施例における発光源の配置箇所は、該光の少な
くとも1部がシンチレータの周辺からの反射等の反射光
としてPMTに入射しないような位置である。具体的に
は、シンチレータとPMTの間に配置させるあるいはP
MTのシンチレータ側の一端側面に付属させる。本実施
例の動作は先の実施例の動作と同様である。
【0018】以上のように本実施例によれば、どのよう
なエネルギ―帯のRI線源を用いた場合であっても、ど
のようなPMT検出感度特性であっても適正な調整値を
得、検出信号を適確に調整することができ、それによっ
て信号処理系の全体に亙って高精度にディジタル調整を
なし得ることができる。本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できるものである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、PMTそ
れぞれによってむらのある検出感度特性に対しても、ま
た同一のPMTの被検出光量レベルによって差異のある
検出感度特性に対しても全てのPMTの検出感度特性を
均一にさせることができ、よってどのような被検出光量
レベルに対してもきめの細かい調整をなし得、よってそ
れぞれのPMTに固有の検出感度特性によるむらを均一
にし、高精度な関心領域の表示ができるシンチレ―ショ
ンカメラを提供することができる。
【0020】さらには、直線性の補正も同時に達成する
ことができ、よってどのような被検出光量レベルに対し
てもきめの細かい調整をなし得、よってそれぞれのPM
Tに固有の検出感度特性によるむらを均一にし、高精度
な関心領域の表示ができるシンチレ―ションカメラを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシンチレ―ションカメラの特徴部分
の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す入力回路の構成を示すブロック図。
【図3】PMTの測定出力曲線と理想曲線との関係を示
すグラフ。
【図4】図1に示す発光源に供給される電流レベルの時
間的な変動を示すグラフ。
【図5】図1に示す出力曲線作成回路で作成される調整
曲線の一例を示すグラフ。
【符号の説明】
10i…PMT、20…入力回路、30…補正回路、3
1…出力曲線作成回路、32…コントローラ、33…理
想曲線メモリ、34…補正値作成回路、35…補正デー
タメモリ、40…位置計算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に投与された放射性同位元素から
    放射される放射線をシンチレ―タにより光に変換し、そ
    の光を複数個の光電子増倍管により検出して表示に供す
    るようにしたシンチレ―ションカメラにおいて、 前記複数個の前記光電子増倍管の内少なくとも1個の近
    傍に配置される少なくとも1個の発光源手段からの発光
    光による前記光電子増倍管の検出感度特性と、予めもと
    めておいた前記光電子増倍管の光量と出力との関係につ
    いての理想的な検出感度特性データとを比較することに
    より前記光電子増倍管の検出信号を補正するようにした
    ことを特徴とするシンチレ―ションカメラ。
  2. 【請求項2】 前記発光源手段は、前記光電子増倍管に
    対して直接に光を与える位置に配設されてなることを特
    徴とする請求項1に記載のシンチレ―ションカメラ。
JP10137992A 1992-04-21 1992-04-21 シンチレ―ションカメラ Pending JPH05297142A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002039076A1 (fr) * 2000-11-10 2002-05-16 Arkray, Inc. Procede de correction de sortie de capteur
US7286215B2 (en) 2003-11-21 2007-10-23 Kenji Imura Light measuring apparatus and a method for correcting non-linearity of a light measuring apparatus
JP2008256380A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Hamamatsu Photonics Kk 光計測装置及び光計測装置の調整方法
JP2009133748A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Toshiba Corp 放射線検出器

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