JPH052946U - 複合パネル - Google Patents

複合パネル

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JPH052946U
JPH052946U JP5080891U JP5080891U JPH052946U JP H052946 U JPH052946 U JP H052946U JP 5080891 U JP5080891 U JP 5080891U JP 5080891 U JP5080891 U JP 5080891U JP H052946 U JPH052946 U JP H052946U
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JP
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protective layer
metal
outer skin
spraying
core material
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Pending
Application number
JP5080891U
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English (en)
Inventor
格 今林
正憲 竹田
昇 吉田
Original Assignee
大同鋼板株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側端面の保護層の形成が容易である。 【構成】 心材1が露出するとともに外皮2の側縁が露
出する側端面に金属溶射による保護層3を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属材よりなる外皮と、この外皮が表裏に配された心材とからなる複 合パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
硬質ポリウレタンフォーム等からなる心材の表裏両面に各種金属材からなる外 皮を配した複合パネルは、断熱遮音性を備えた建築材料としてよく利用されてい るが、この種の複合パネルは一般に外皮によって一端側に実が、他端側にほぞが 形成され、両側端面には心材及び外皮の側縁が露出したものとなっている。この 側端面に露出する心材は、その材質が無機質のものであっても損傷を受けやすい ために、本来ならば外皮に相当する保護皮膜が必要とされており、このために心 材の側端側の一部除去して外皮を折り畳むようにして被せることが考案されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、複合パネルを連続的に生産して切断する場合の作業効率や作業性その ものからすれば、上記のものでは種々の問題があって実用化は進んでいない。 本考案はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところは側 端面の保護層の形成が容易な複合パネルを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、金属材よりなる外皮と、この外皮が表裏に配された心材と からなる複合パネルにおいて、心材が露出するとともに外皮の側縁が露出する側 端面に金属溶射による保護層が設けられていることに特徴を有している。 本考案によれば、金属溶射によって保護層を容易に形成することができる。
【0005】
【実施例】 以下本考案を図示の実施例に基づいて詳述すると、図1において、1は硬質ポ リウレタンフォーム等の有機質系発泡状のもの、あるいはCa−Si等の無機質 からなる心材であり、この心材1の表裏面はめっき鋼板、塗装鋼板、ステンレス 板、アルミニウム板等の金属材からなる外皮2で覆われており、一端側には外皮 2によって実21が、他端側にはほぞ22が形成されている。そしてこの複合パ ネルPにおける心材1と外皮2の側縁とが露出している側端面には、アーク溶射 による低温金属溶射にて保護層3が形成されている。
【0006】 保護層3は、Zn,Zn−Al,Al等の金属からなる厚さ50μ〜100μ のもので、たとえば図3に示すアーク溶射機4によって形成される。このアーク 溶射機4は2本の溶射用金属線40,40間にアーク誘導用電圧を印加して、ヘ ッド41先端部において両金属線40,40間にアークを生じさせるとともに、 アトマイズ用の高圧空気をヘッド41に送り込むことで、金属線40,40の溶 けたものを被溶射面に向けて噴出させるものである。図中42は金属線40の送 り込み用のローラ部である。
【0007】 金属溶射を行うにあたっては、図2に示すように、複数枚の複合パネルPを積 み重ねるとともに、実21及びほぞ22の部分に嵌合する溝乃至突起を側縁に備 えた側方カバー50,50と、上下面を覆う上下カバー51,52で複合パネル Pの側端面周囲を囲み、この状態で上記溶射機4によって金属溶射を行う。金属 溶射によって得られる保護層3は心材1の側端面及び外皮2の側縁とを覆う。
【0008】 保護層3の厚みを前記値とすることは、溶射機4のヘッド41を動かすスピー ドを変えたり、金属線40の送り込み速度を変えることによって行うことができ る。今、金属線40の線径が1.1mm、送り込み速度が10m/分、印加電圧 が約150A×16V,高圧空気の空気圧が7.5kg/cm2 の条件で溶射機 4を用いて金属溶射を行うのであれば、ヘッド41の移動速度を3m〜6m/分 とすると、50μ〜100μの厚みの保護層3を得ることができる。尚、ヘッド 41と被溶射面との間隔は30〜50cmが好ましい。保護層3の厚みを更に大 きくしたい場合には、金属溶射を複数回行うようにしてもよい。また、この金属 溶射にあたり、溶射流中にAl2 3 、SiO2 、SiN2 等のセラミックの粉 末を混入させてもよい。保護層3を形成する金属としては、コスト的に不利とな るが、Cu,SUS等を用いることもできる。
【0009】 このように金属溶射を行って保護層3を形成した複合パネルPは、その側端面 が保護層3によって保護されるだけでなく、図4に示すように、複数枚の複合パ ネルPを側端面同士を突き合わせて並べるとともに、この対向面間にシリコン樹 脂系のコーキング剤6を配置する場合、心材1がウレタン樹脂系というシリコン 樹脂とのなじみが悪くて接着しないものであっても、金属製保護層3というコー キング剤6とのなじみがよいものがコーキング剤6に接するために、良好な接着 状態が得られる。
【0010】
【考案の効果】
以上のように本考案においては、心材が露出するとともに外皮の側縁が露出す る側端面に金属溶射による保護層を設けているものであり、金属溶射によって保 護層を容易に形成することができ、この時、側端面の形状で保護層の形成に制約 を受けることもなく、またこのようにして形成された保護層はコーキング剤との なじみがよいために、良好な施工状態を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は横断面図、(b) は縦断面図である。
【図2】金属溶射を行う際の斜視図である。
【図3】溶射機の断面図である。
【図4】斜視図である。
【符号の説明】
1 心材 2 外皮 3 保護層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材よりなる外皮と、この外皮が表裏
    に配された心材とからなる複合パネルにおいて、心材が
    露出するとともに外皮の側縁が露出する側端面に金属溶
    射による保護層が設けられていることを特徴とする複合
    パネル。
  2. 【請求項2】 アーク溶射による低温金属溶射で保護層
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の複合
    パネル。
JP5080891U 1991-07-02 1991-07-02 複合パネル Pending JPH052946U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076752A (ja) * 1983-10-03 1985-05-01 Sekisui Chem Co Ltd トナ−用樹脂組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076752A (ja) * 1983-10-03 1985-05-01 Sekisui Chem Co Ltd トナ−用樹脂組成物

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960305