JPH0529374Y2 - - Google Patents

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JPH0529374Y2
JPH0529374Y2 JP1988092968U JP9296888U JPH0529374Y2 JP H0529374 Y2 JPH0529374 Y2 JP H0529374Y2 JP 1988092968 U JP1988092968 U JP 1988092968U JP 9296888 U JP9296888 U JP 9296888U JP H0529374 Y2 JPH0529374 Y2 JP H0529374Y2
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JP
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centering
shaft
sleeve
seal lip
guide cover
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JP1988092968U
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JPH0219936U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プロペラシヤフトと、トランスミツ
シヨンの出力軸の連結部分に装着するセンタリン
グブツシユの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から第3図に示すように、プロペラシヤフ
トaとトランスミツシヨンの出力軸cの連結部に
は、プロペラシヤフトa端部に固着したヨークb
と出力軸c端部にスプライン嵌合したヨークeを
弾性的に結合してなるフレキシブルカツプリング
fおよびセンタリングブツシユgが装着される。
このセンタリングブツシユgは、プロペラシヤ
フトa端部のヨークb内周に嵌着固定されるアウ
タースリーブ1と、該アウタースリーブ1の内周
にあつて出力軸c端部のセンタリングシヤフトd
に摺動自在に外嵌めされるインナースリーブ2
と、アウタースリーブ1とインナースリーブ2間
に接着されたエラストマー3からなり、アウター
スリーブ1内周の腔部10には、インナースリー
ブ2とセンタリングシヤフトdの摺動面間の潤滑
のためのグリース(図示せず)が充填されてい
る。4は腔部10と反対側におけるエラストマー
3の端部に形成され、前記摺動面間への異物の侵
入や摺動面から外部へのグリースの漏れ等を防止
するシールリツプ、11は、腔部10からのグリ
ースの流出を阻止するための隔壁で、中央にセン
タリングシヤフトdの軸方向への変位等に伴なう
空気の流通を許容するための通気孔12が穿たれ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
プロペラシヤフトaとトランスミツシヨンの出
力軸cの連結部の組立てに際しては、出力軸cの
端部のセンタリングシヤフトdと、プロペラシヤ
フトa側に固着されたセンタリングブツシユgの
軸芯を一致させた状態として、センタリングシヤ
フトdを、センタリングブツシユgの内周孔部す
なわちシールリツプ4およびスリーブ2の内周に
挿入するが、自動車組立ライン上での実際の作業
においては、上記芯合わせはほとんど盲の状態
で、勘に頼らざるを得ず、この結果、センタリン
グシヤフトd挿入時にシールリツプ4がめくれた
り損傷を受け、あるいは該シールリツプ4の外周
面に装着したガータスプリング5が外れてしまう
等の不具合が発生してしまうことがある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみら
れる問題を解消すべく案出されたものであつて、
この目的を達成するため、プロペラシヤフトに固
定されるアウタースリーブと、前記アウタースリ
ーブの内周側に配置され、センタリングシヤフト
の外周に摺動自在に嵌着されるインナースリーブ
とをエラストマーを介して接続し、前記アウター
スリーブの内周側に前記インナースリーブと軸方
向に並べて前記センタリングシヤフトの外周に摺
動自在に接触するシールリツプを設けたセンタリ
ングブツシユにおいて、前記アウタースリーブの
前記シールリツプを設けた側の端部に環状のキヤ
ツプを固定し、前記キヤツプの内周側にエラスト
マー製の環状のガイドカバーを設けることにし
た。
〔作用〕
上記構成を有する本考案のセンタリングブツシ
ユにおいては、ガイドカバーがガイド作用を奏す
るために、センタリングシヤフトをシールリツプ
およびインナースリーブの内周に手際良く挿入す
ることができる。またこのガイドカバーを適宜弾
性を有するエラストマー製としたために、センタ
リングシヤフトを挿入する時または実機作動時に
センタリングシヤフトがガイドカバーの内周端を
支点としてインナースリーブの内周面をこじるこ
とがない。
〔実施例〕
以下、本考案に係るセンタリングブツシユを図
面に基づいて説明する。
なお、第3図に示す従来のものと同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略することとす
る。
すなわち、第1図に示すように、アウタースリ
ーブ1のシールリツプ4を設けた側の端部に金属
製の断面略L字形の環状のキヤツプ6が嵌着さ
れ、このキヤツプ6の内周側にエラストマー製の
環状のガイドカバー8が加硫接着されている。ガ
イドカバー8はその内径寸法をセンタリングシヤ
フトdの外径寸法より僅かに大きく設定され、そ
の内周端をやや外側に向けたテーパ状に成形され
ている。
上記構成において、環状のガイドカバー8は適
当に厚肉であつて、しかも軸方向外側へ突き出す
ように傾斜しているため、センタリングシヤフト
dをシールリツプ4およびインナースリーブ2へ
挿通させる際に、該センタリングシヤフトdと干
渉すると、環状のガイドカバー8は図中矢印A側
へ向けて曲げられ、その剛性が大きくなつて、セ
ンタリングシヤフトdを内周側へ案内する。した
がつて、前記挿通の際に、センタリングシヤフト
dの先端がシールリツプ4に引掛かつて、シール
リツプ4がめくれたり損傷を受けたり、あるいは
該シールリツプ4を外周から緊締するガータスプ
リング5が外れてしまうといつたトラブルを防止
するのに十分なガイド機能をもつ。
また、運転中において、インナースリーブ2に
挿通されたセンタリングシヤフトdがこじり方向
の入力を受けてガイドカバー8に接触すると、こ
のガイドカバー8は外側へ向けて傾斜しているた
め、センタリングシヤフトdからの荷重によつて
図中矢印B側へ柔軟に撓む。したがつて、この環
状のガイドカバー8を支点とするセンタリングシ
ヤフトdのテコ運動は起こらず、インナースリー
ブ2はセンタリングシヤフトdのテコ運動による
過大な荷重を受けることがない。なお、環状のガ
イドカバー8は、第1図に示した形状のほか、断
面がU字状あるいは三角形状のものなど、種々の
ものが考えられる。また第2図に示すように、そ
の内径寸法をセンタリングシヤフトdの外径寸法
より僅かに小さく設定しても良い。
〔考案の効果〕
本考案は次の効果を奏する。すなわちガイドカ
バーがガイド作用を奏するためにセンタリングシ
ヤフトをシールリツプおよびインナースリーブの
内周に手際良く挿入することができ、またこのガ
イドカバーを適宜弾性を有するエラストマー製と
したためにセンタリングシヤフトを挿入する時ま
たは実機作動時にセンタリングシヤフトがガイド
カバーの内周端を支点としてインナースリーブの
内周面をこじるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案センタリングブツシユの第1実
施例を示す断面図、第2図は第2実施例を示す断
面図、第3図はセンタリングブツシユ装着部全体
を示す断面図である。 1……アウタースリーブ、2……インナースリ
ーブ、3……エラストマー、4……シールリツ
プ、5……ガータスプリング、6……キヤツプ、
8……ガイドカバー、d……センタリングシヤフ
ト(軸)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プロペラシヤフトaに固定されるアウタースリ
    ーブ1と、前記アウタースリーブ1の内周側に配
    置され、センタリングシヤフトdの外周に摺動自
    在に嵌着されるインナースリーブ2とをエラスト
    マー3を介して接続し、前記アウタースリーブ1
    の内周側に前記インナースリーブ2と軸方向に並
    べて前記センタリングシヤフトdの外周に摺動自
    在に接触するシールリツプ4を設けたセンタリン
    グブツシユにおいて、前記アウタースリーブ1の
    前記シールリツプ4を設けた側の端部に環状のキ
    ヤツプ6を固定し、前記キヤツプ6の内周側にエ
    ラストマー製の環状のガイドカバー8を設けたこ
    とを特徴とするセンタリングブツシユ。
JP1988092968U 1988-07-15 1988-07-15 Expired - Lifetime JPH0529374Y2 (ja)

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JP1988092968U JPH0529374Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15

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JPH0219936U JPH0219936U (ja) 1990-02-09
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336650B2 (ja) * 1974-10-01 1978-10-04
JPS5852091A (ja) * 1981-09-24 1983-03-28 新明和工業株式会社 タンクロ−リ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336650U (ja) * 1976-09-03 1978-03-31

Patent Citations (2)

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JPS5336650B2 (ja) * 1974-10-01 1978-10-04
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JPH0219936U (ja) 1990-02-09

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