JPH052926U - 射出成形用ホツトランナ−におけるゲ−ト構造 - Google Patents

射出成形用ホツトランナ−におけるゲ−ト構造

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JPH052926U
JPH052926U JP1278491U JP1278491U JPH052926U JP H052926 U JPH052926 U JP H052926U JP 1278491 U JP1278491 U JP 1278491U JP 1278491 U JP1278491 U JP 1278491U JP H052926 U JPH052926 U JP H052926U
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JP
Japan
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gate
heater
heating
nozzle
runner
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Application number
JP1278491U
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Inventor
友明 高木
Original Assignee
昭和精機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形用のホットランナ−における内部加
熱式と外部加熱式とのそれぞれの短所をなくすこと。 【構成】 射出成形用のゲ−トノズル5を外部加熱式に
構成し、その加熱ヒ−タを分離独立して、ランナ−を常
時加熱するゲ−トノズル用ヒ−タ10と、ゲ−ト口11
を加熱または冷却するゲ−トコントロ−ルヒ−タとで構
成し、このゲ−トコントロ−ルヒ−タの作動によりゲ−
ト口11をト−ピ−ド型と同じように開閉して、バルブ
ピンの駆動装置を省略している。そして、このゲ−トコ
ントロ−ルヒ−タをゲ−トコントロ−ルヒ−タブロック
13に内蔵した冷却パイプとヒ−タとで構成して全体の
構造を簡素化している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 本考案は、射出成形用ホットランナ−におけるゲ−ト構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術とその課題】
周知のとおり、熱可塑性樹脂を射出成形するに当り、ホットランナ−方式が採 用されている。この方式は、溶融樹脂が供給されるランナ−(溶融樹脂がキヤビ ティに導入される湯道)の外周にヒ−タを装着して樹脂を溶融状態のままにして おき、成形品に残存する突起物を可及的になくすことにより、1)自動化、無人 化、仕上げ不要化を図り、2)成形サイクルアップ、材料のリサイクルを省くこ とを図り、3)精密成形品の成形サイクルの均一化を図る等の目的としたもので ある。 かかるホットランナ−方式に対し、各種の提案が行われているが、現在採用さ れている方式は、内部加熱式といわれるト−ピ−ド型のゲ−ト構造と、外部加熱 式といわれるバルブ型のゲ−ト構造とが主流になっている。前者は加熱ト−ピ− ド(魚雷形の加熱体)をゲ−ト口に近接させてゲ−ト口の樹脂を加熱溶融する方 式であって、加熱ト−ピ−ドの先端に加熱チップを突設し、この加熱チップと本 体のランナ−とを別々のヒ−タで加熱している。したがって、射出後、ランナ− によって誘導された常時溶融状態の樹脂を、加熱チップ用ヒ−タの通電を停止し 、ゲ−ト口の樹脂をキヤビティ内の樹脂と共に冷却固化させてシ−ルを行い、つ まりゲ−トを閉じ、次いで型開きすれば、成形品はゲ−ト口から切断する。成形 品取出後、次の射出開始前には加熱チップ用ヒ−タに通電して発熱させ、ゲ−ト 口の固化している樹脂を溶融して射出可能とするものである。したがって、かか るト−ピ−ド型のゲ−ト構造は、「動かないバルブ方式」といわれている。 ところで、かかるト−ピ−ド型のゲ−ト構造では、内部加熱式の加熱ト−ピ− ドの加熱領域が限られ、加熱される樹脂量は少なく、環状形になったランナ−の 流路が狭くなり、したがって、射出圧力を高くすることとなって、成形品には残 留応力が生じる等の悪影響があった。また、樹脂の色替等の作業でも加熱ト−ピ −ドが挿入されているランナ−ブッシュの内面には温度低下のため、前回の樹脂 が残留していて、新しい色替えの樹脂を射出すると、残留している樹脂がこれに 混入する、ということがあった(例えば、実公昭57−26747号公報参照) 。 そのため、かかる点では後者のバルブ型のゲ−ト構造の方が優れているといわ れているが、かかるゲ−ト構造は外部加熱式であるため、ノズルブッシュにおけ る温度分布も均一化され、しかも、小径のバルブピンを用いることからランナ− における流出圧力ロスを少なくし、ひいては射出圧力が低くできて、その上、ゲ −ト口を大きくできることから樹脂の充填を均一にできる等の特長を備えている 。 ところが、かかるバルブ型のゲ−ト構造では、バルブピンの作動をエア−また は油圧シリンダ−で行うので、その作動装置が必要となり、しかも、その作動装 置のメンテナンスも必要となる。その上、バルブピンをゲ−ト口へ着座させるた め、金属同士の接触となり、成形品にバリが発生する、という問題があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、前述の内部加熱式と外部加熱式との各問題点を解決するため に創作されたもので、その要旨とするところは、中心線上にランナ−が貫通され た長寸のゲ−トノズルをキヤビティに臨ませ、その先端をキヤビティのゲ−ト口 とし、このゲ−トノズルの外周をノズルヒ−タで加熱した外部加熱式ホットラン ナ−において、前記ノズルヒ−タを、ランナ−を常時加熱するゲ−トノズル用ヒ −タと、ゲ−ト口を加熱または冷却するゲ−トコントロ−ルヒ−タとに分離独立 させ、このゲ−トコントロ−ルヒ−タを切換装置が付設された冷却パイプとヒ− タとで構成したことを特徴とする射出成形用ホットランナ−におけるゲ−ト構造 にある。
【0004】
【実施例】
本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述べる。 図1は本考案の実施例の全体断面図、図2は図1の要部詳細図、図3は他の実 施例の断面図である。 本実施例は、中型および大型の成形品(例えば、家電製品や自動車の計器板等 )を成形する射出成形機の外部熱式ホットランナ−に好適であって、1は固定型 で、不図示の可動型との間にキヤビティ2を構成している。この固定型1はノズ ル挿入孔3が穿設され、このノズル挿入孔3に案内部材4を介してゲ−トノズル 5が挿入されている。このゲ−トノズル5の中心線上に穿設されたランナ−6の 一端は、ゲ−ト口11を形成してキヤビティ2に臨んでおり、他端はマニ−ホ− ルド7に穿設されたランナ−8に連通している。なお、9は取付ブロックを示す 。 ここにおいて、ゲ−トノズル5の外周にはゲ−トノズル用ヒ−タ10が周設さ れており、このゲ−トノズル用ヒ−タ10よりゲ−ト口11側に、若干の隙間12 を介して、このゲ−トノズル用ヒ−タ10とは分離独立したゲ−トコントロ−ル ヒ−タブロック13がゲ−ト口11の外周近傍に周設されている。 このゲ−トコントロ−ルヒ−タブロック13には、冷却パイプ14とヒ−タ15 とが交互に並設して内蔵されており、この冷却パイプ14は冷却されたエア−ま たは不活性ガス等の冷媒が通るようになっており、ヒ−タ15は電気ヒ−タで構 成されている。したがって、冷却パイプ14に冷媒を通せばゲ−トコントロ−ル ヒ−タブロック13は冷却され、ゲ−ト口11にある溶融樹脂は冷却固化されて 、ゲ−トノズル5を閉塞するようになっている。
【0005】 次に、本実施例の作用を述べれば、ゲ−トノズル用ヒ−タ10は常時通電加熱 状態にあって、ランナ−6内の樹脂は溶融状態になっているが、射出成形の直前 に当りゲ−トコントロ−ルヒ−タブロック13のヒ−タ15に通電し、ゲ−ト口 11の樹脂を溶融する。1サイクルの射出が終了すれば、キヤビティ2は冷却さ れるので、その冷却に呼応して切換装置(切換スイッチと電磁バルブで構成した もの)により冷却パイプ14に冷媒を通す。その結果、前述の加熱ト−ピ−ド型 の通電停止と同様、ゲ−ト口11の樹脂は冷却固化されて閉塞する。 なお、本実施例は、図1または図2に示すようにゲ−トノズル5がキヤビティ 2側に突出されていないトップレス形で説明したが、本考案はこれに限らず、図 3に示すようにいわゆる標準型であってもよい。 また、ゲ−トコントロ−ルヒ−タブロックには、ヒ−トパイプを内蔵してゲ− ト口を加熱または冷却するようにしてもよい。
【0006】
【考案の効果】
本考案によれば、外部加熱式のゲ−トノズルであるので、従来におけるいわゆ るバルブ型のゲ−ト構造となって、その長所、例えばゲ−ト口を大きくできて樹 脂溶融状態を確保しながら大量の樹脂が射出できて成形サイクルを短縮できる等 が得られるのは勿論、ゲ−トコントロ−ルヒ−タを別に設けて、ゲ−ト口を開閉 させるので、従来のバルブ型ゲ−ト構造におけるゲ−トピンの駆動装置を必要と しなく、しかも、ゲ−トコントロ−ルヒ−タに冷却パイプとヒ−タとを組込んだ ので、これらの切換えによりゲ−ト口の開閉ができて、ホットランナ−全体を簡 素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体断面図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【図3】他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
2 キヤビティ 5 ゲ−トノズル 6 ランナ− 10 ゲ−トノズル用ヒ−タ 11 ゲ−ト口 13 ゲ−トコントロ−ルヒ−タブロック 14 冷却パイプ 15 ヒ−タ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 中心線上にランナ−が貫通された長寸の
    ゲ−トノズルをキヤビティに臨ませ、その先端をキヤビ
    ティのゲ−ト口とし、このゲ−トノズルの外周をノズル
    ヒ−タで加熱した外部加熱式ホットランナ−において、 前記ノズルヒ−タを、ランナ−を常時加熱するゲ−トノ
    ズル用ヒ−タと、ゲ−ト口を加熱または冷却するゲ−ト
    コントロ−ルヒ−タとに分離独立させ、このゲ−トコン
    トロ−ルヒ−タを切換装置が付設された冷却パイプとヒ
    −タとで構成したことを特徴とする射出成形用ホットラ
    ンナ−におけるゲ−ト構造。
JP1278491U 1991-02-14 1991-02-14 射出成形用ホツトランナ−におけるゲ−ト構造 Pending JPH052926U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5181226U (ja) * 1974-12-19 1976-06-29
JPS53154696U (ja) * 1977-05-11 1978-12-05
JP2011020337A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Seiki Corp 射出成形機における密閉型冷却ブッシュ
JP2011161814A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Fujifilm Corp 射出成形用金型および射出成形方法

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