JPH05292532A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH05292532A
JPH05292532A JP4118124A JP11812492A JPH05292532A JP H05292532 A JPH05292532 A JP H05292532A JP 4118124 A JP4118124 A JP 4118124A JP 11812492 A JP11812492 A JP 11812492A JP H05292532 A JPH05292532 A JP H05292532A
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Koichi Nakamura
孔一 仲村
Takashi Asaida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、テレビジヨンカメラ等の撮像装置に
関し、ホワイトバランス調整の切り換えに伴うブラツク
バランスの変化を補正する。 【構成】本発明は、ホワイトバランス調整モードに対応
したブラツクセツト用の補正データを、ホワイトバラン
ス調整モードの切り換えに応動して選択的に使用してブ
ラツクバランスを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図5) 作用(図1〜図5) 実施例 (1)全体構成(図1) (2)デイジタル信号処理回路(図2) (3)ピークレベル検出回路(図3) (4)ゲート信号生成回路(図4) (5)レベル検出回路(図5) (6)中央処理ユニツト(図6〜図8) (6−1)ブラツクセツト調整 (6−2)ホワイトバランスの設定 (7)実施例の効果 (8)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に関し、例えば
テレビジヨンカメラに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の撮像装置においては、ブ
ラツクセツト調整することにより、撮像信号の増幅率を
切り換えた場合でも、黒レベルが変動しないようになさ
れている。
【0004】すなわちこの種の撮像装置においては、固
体撮像素子から出力される撮像信号を色信号に変換して
所定レベルに増幅し、撮像画像が暗いときなど利得切り
換え操作子の操作に応動してこの増幅率を切り換え得る
ようになされている。
【0005】このとき撮像装置においては、予めメモリ
回路に格納した補正データをアナログ信号に変換して色
信号に加減算することにより、各色信号間で黒レベルが
等しくなるように信号レベルを補正し、さらに利得切り
換えの操作子の操作に応動してこの補正データを切り換
えることにより、黒レベルが変動しないようになされて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種の撮像
装置においては、各色信号の信号レベルを検出すること
により、この検出結果に基づいてゲインアンプの利得を
切り換え、これによりホワイトバランス調整するように
なされている。さらに撮像装置においては、このホワイ
トバランス調整のモードを複数有し、例えば屋外と室内
とでそれぞれホワイトバランス調整し得るようになさ
れ、屋外から屋内に撮影現場を移動した場合等、このホ
ワイトバランス調整モードを切り換えて、迅速にホワイ
トバランス調整し得るようになされている。
【0007】ところがこのようにホワイトバランス調整
を切り換える場合、ゲインアンプ等のオフセツト電圧が
あると、その分色信号の黒レベルも変化し、ブラツクバ
ランスが変化する。このブラツクバランスの変化を補正
することができれば、その分出力信号の画質を向上し得
る。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ホワイトバランス調整の切り換えに伴うブラツクバ
ランスの変化を補正することができる撮像装置を提案し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所望の被写体を撮像して色信号S
R、SG、SBを出力する撮像手段2と、色信号SR、
SG、SBを増幅して出力し、所定の利得制御データに
基づいて利得を切り換える信号処理回路16と、色信号
SR、SG、SBの信号レベルを検出し、信号レベル検
出結果を出力する信号レベル検出回路90と、信号レベ
ル検出結果に基づいて利得制御データを出力し、色信号
SR、SG、SBのホワイトバランスを設定するホワイ
トバランス設定回路10と、所定の信号レベル補正デー
タDPに基づいて色信号SR、SG、SBの黒レベルを
補正する信号レベル補正回路24と、信号レベル補正デ
ータDPを出力する補正データ出力回路10とを備え、
ホワイトバランス設定回路10は、第1及び第2のホワ
イトバランス設定モードを有し、所定の操作子の操作に
応動して利得制御データを切り換えて出力することによ
り、信号処理回路16の利得を第1及び第2のホワイト
バランス設定モードの利得に設定し、補正データ出力回
路10は、第1及び第2のホワイトバランス設定モード
に応じて補正データDPを切り換えて出力する。
【0010】
【作用】所定の操作子の操作に応動して利得制御データ
を切り換えて出力することにより、信号処理回路16の
利得を第1及び第2のホワイトバランス設定モードの利
得に設定し、これに伴い第1及び第2のホワイトバラン
ス設定モードに応じて補正データDPを切り換えて出力
することにより、第1及び第2のホワイトバランス調整
モードの切り換えに伴うブラツクバランスの変化を補正
することができる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】(1)全体構成 図1において、1は全体として撮像装置を示し、固体撮
像素子(CCD)2を駆動して所望の被写体を撮像す
る。
【0013】すなわち撮像装置1は、タイミングジエネ
レータ(TG)4で基準信号を生成し、この基準信号で
固体撮像素子2を駆動する。撮像装置1は、固体撮像素
子2の前面に絞り6、ズームレンズ8を配置し、これに
より固体撮像素子2の撮像面に、所望の倍率及び明るさ
で被写体の画像を結像する。
【0014】このとき中央処理ユニツト(CPU)10
は、ズーム位置検出回路12で撮像画像の倍率を検出
し、この検出結果に基づいて絞り6の制御を切り換え、
これにより倍率が変化した場合でもユーザの所望する明
るさで被写体を撮像し得るようになされている。
【0015】さらに撮像装置1は、相関二重サンプリン
グの手法を適用して固体撮像素子2の出力信号をサンプ
ルホールド回路(S/H)14でサンプルホールドし、
その結果得られる撮像信号S1をAVブロツク回路16
に出力する。
【0016】AVブロツク回路16は、撮像信号S1か
ら各色信号を生成した後、所定の増幅率で増幅し、この
とき各色信号の信号レベルを補正することにより、シエ
ーデイング補正等し得るようになされ、さらに増幅率を
切り換えてホワイトバランス調整、ゲインアツプ調整し
得るようになされている。
【0017】アナログデイジタル変換回路(A/D)1
8は、AVブロツク回路16から出力される色信号SR
〜SBをデイジタル信号に変換して出力する。
【0018】デイジタル信号処理回路20は、所定の検
出回路で各色信号SR〜SBの信号レベルを検出するこ
とにより、ブラツクセツト調整用、ブラツクバランス調
整用、ホワイトバランス調整用、絞り調整用、フレア補
正用のデータ検出処理を実行し、必要に応じて検出結果
を中央処理ユニツト10に出力する。これにより撮像装
置1においては、このデータ検出結果に基づいて中央処
理ユニツト10で各信号処理回路を制御することによ
り、ホワイトバランス調整等し得るようになされてい
る。
【0019】さらにデイジタル信号処理回路20は、デ
ータ検出結果に基づいて、各色信号の信号レベルを補正
することにより、フレア補正すると共に、シエーデイン
グ補正用の補正信号SHを生成し、この補正信号SHを
デイジタルアナログ変換回路(D/A)22を介してA
Vブロツク回路16に出力する。これにより撮像装置1
においては、デイジタル信号処理回路20で生成した補
正信号SHを使用してシエーデイング補正する。
【0020】ビデオプロセス回路24は、デイジタル信
号処理回路20で処理された色信号を受け、ガンマ処
理、ニー処理した後、ペデスタルレベルを設定する。続
くエンコーダ回路26は、各色信号を輝度信号及び色差
信号に変換した後、ビデオ信号に変換して出力する。
【0021】これにより撮像装置1においては、所望の
被写体を撮像してそのビデオ信号SVを出力し得るよう
になされている。
【0022】(2)デイジタル信号処理回路 図2に示すように、デイジタル信号処理回路20は、テ
スト信号発生回路30で種々のテスト信号TSを生成し
てセレクタ32R、32G、32B及び34R、34
G、34Bに出力するようになされ、このとき中央処理
ユニツト10の出力信号に基づいてこのテスト信号を切
り換える。これによりデイジタル信号処理回路20は、
調整モードにおいて、必要に応じて種々のテスト信号T
Sを使用してAVブロツク回路16等を調整し得るよう
になされ、自己診断モードにおいて、全体の動作を確認
し得るようになされている。
【0023】さらにデイジタル信号処理回路20は、デ
イジタル信号でなる各色信号SR〜SBをクランプレベ
ル検出回路36に与え、ここで所定のタイミングで各色
信号SR〜SBの信号レベルを検出する。さらにデイジ
タル信号処理回路20は、この信号レベル検出結果をク
ランプ回路(図示せず)に出力し、これにより各色信号
SR〜SBのクランプレベルを設定する。
【0024】セレクタ32R〜32Bは、通常の動作モ
ードにおいて、各色信号SR〜SBを選択して欠陥補正
回路38に出力するのに対し、自己診断モードにおいて
は、所定のタイミングで接点を切り換え、これにより垂
直ブランキング期間の1水平走査期間の間、色信号SR
〜SBに代えてテスト信号を選択出力する。これに対し
て調整モードにおいて、セレクタ32R〜32Bは、中
央処理ユニツト10で制御されることにより、各調整項
目に応じて所定のタイミングで接点を切り換え、これに
より撮像装置1においては、色信号SR〜SBに代えて
各種テスト信号を出力するようになされ、簡易に各種項
目を調整し得るようになされている。
【0025】欠陥自動検出回路40は、各色信号の信号
レベルを連続的にモニタすることにより、固体撮像素子
2の欠陥画素を検出し、この欠陥画素の位置を所定のメ
モリ回路に格納する。欠陥補正回路38は、このメモリ
回路の内容に従つて、欠陥画素の位置で補間演算処理を
実行する。これにより欠陥補正回路38は、欠陥画素に
ついて周囲の画素から補正用の色信号を生成し、生成し
た色信号で欠陥画素の色信号を置き換える。これにより
欠陥補正回路38は、固体撮像素子2に欠陥が発生した
場合でも、画質が大幅に劣化しないようになされてい
る。
【0026】加算回路42R〜42Bは、フレア補正回
路44から出力されるフレア補正信号を各色信号に加算
し、これにより撮像画像のフレアを補正する。なおフレ
ア補正回路44は、中央処理ユニツト10の演算結果に
基づいてフレア補正信号を生成するようになされ、これ
により撮像装置1においては、簡易な調整作業でフレア
補正し得るようになされている。
【0027】セレクタ46R〜46Bは、加算回路42
R〜42Bの出力信号を続くビデオプロセス回路24に
出力し、このとき選択信号SEL1の信号レベルが切り
換わると接点を切り換えることにより、出力信号の信号
レベルを0レベルに立ち下げる。これにより撮像装置1
においては、調整モード等において、必要に応じてビデ
オプロセス回路24の入力レベルを0レベルに立ち下
げ、ビデオプロセス回路24以降の回路ブロツクを簡易
に調整し得るようになされている。
【0028】ローパスフイルタ回路(LPF)48は、
欠陥補正回路38から出力される色信号について、高域
成分を抑圧することによりノイズ成分を除去して出力す
る。シエーデイング補正回路50及び52は、ローパス
フイルタ回路48の出力信号に基づいて、シエーデイン
グ補正信号SH1、SH2を作成し、この実施例の場合
それぞれシエーデイング補正信号SH1及びSH2で黒
レベル及び白レベルのシエーデイングを補正する。
【0029】このときシエーデイング補正回路52は、
中央処理ユニツト10の演算結果D1に基づいて、各色
信号からシエーデイング補正用の補正信号SH2を作成
する。これによりデイジタル信号処理回路20は、この
シエーデイング補正信号SH1、SH2をAVブロツク
回路16に帰還してシエーデイング補正するようになさ
れている。
【0030】このときシエーデイング補正回路50は、
セレクタ34R〜34Bを介して補正信号SH1を出力
するようになされ、セレクタ34R〜34Bは、選択信
号SEL2が立ち上がると補正信号SH1に代えてテス
ト信号を選択出力するようになされている。これにより
撮像装置1においては、必要に応じてシエーデイング補
正信号SH1及びテスト信号を選択出力し、AVブロツ
ク回路の調整作業を簡略化し得るようになされている。
【0031】データ検出回路54は、ローパスフイルタ
回路48の出力信号について、その信号レベル等を検出
することにより、フレア補正、ホワイトバランス調整用
のデータを検出する。このうち絞り調整用のデータにつ
いて、データ検出回路54は、欠陥検出回路38のメモ
リ回路に検出結果のデータを格納するようになされ、こ
のメモリ回路の内容を中央処理ユニツト10からアクセ
スして簡易に絞り調整し得るようになされている。
【0032】(3)ピークレベル検出回路 図3に示すように、データ検出回路48は、ホワイトバ
ランスの調整モードにおいて、ピークレベル検出回路5
6でピークレベルを検出し、このピークレベル検出結果
に基づいてホワイトバランス調整領域を設定する。すな
わちピークレベル検出回路56において、演算回路58
は、各色信号SR〜SBの信号レベルを加算して1/4
に割り算することにより、色信号SR〜SBから近似的
に輝度信号ADYを生成し、セレクタ60を介してピー
ク検出回路62にこの輝度信号ADYを出力する。
【0033】セレクタ60は、所定の基準信号生成回路
で生成されるウインド信号WHENを基準にして、輝度
信号ADYを選択的に出力し、これにより撮像画像の周
辺部分を除いた所定の有効検出領域(図7において記号
ARで示す領域に相当する)について、輝度信号ADY
をピーク検出回路62に出力する。
【0034】ピーク検出回路62は、順次入力される輝
度信号ADYからピークレベルを検出し、この検出結果
をセレクタ64を介してラツチ回路(L)66にラツチ
する。これによりピーク検出回路56は、有効検出領域
内で輝度信号のピークレベルを検出し、この検出結果を
ラツチ回路66に格納するようになされている。
【0035】なおこの実施例において、ピークレベル検
出回路56は、他の調整モードにおいて、色信号のピー
クレベルを検出するようになされ、このためセレクタ6
0は、必要に応じて演算回路58の出力信号に代えてナ
ム信号NMY(すなわちデイジタル信号でなる各色信号
から、各タイミングで最も信号レベルの大きな色信号を
選択してなる信号でなる)を選択出力し得るようになさ
れている。
【0036】これに対応してラツチ回路66は、セレク
タ64を介して出力信号を帰還するようになされ、これ
により必要に応じてセレクタ64を切り換えて、ラツチ
したデータを更新し得るようになされている。
【0037】(4)ゲート信号生成回路 さらにデータ検出回路54は、図4に示すゲート信号生
成回路68でデータ検出用のゲート信号を生成する。こ
れによりゲート信号生成回路68は、ホワイトバランス
調整モードにおいては、輝度信号ADYの信号レベルを
基準にしてゲート信号GT1を出力することにより、ホ
ワイトバランス調整領域を設定するのに対し、自己診断
モード及び調整モードにおいては、テスト信号検出のタ
イミングを設定し得るようになされている。
【0038】すなわちゲート信号生成回路68は、比較
回路70及び72に輝度信号ADYを与え、ここで所定
の比較基準PK及びLOWを基準にして比較結果を出力
する。ここで比較基準PK及びLOWにおいては、動作
モードに応じて中央処理ユニツト10で設定し得るよう
になされ、ホワイトバランス調整モードにおいては、ピ
ークレベル検出回路(図示せず)で検出されたピークレ
ベルを基準にして第1の比較基準PKが設定されるのに
対し、この第1の比較基準PKから所定レベルだけ低い
レベルが第2の比較基準LOWに設定されるようになさ
れている。
【0039】これにより比較回路70及び72において
は、第1から第2の比較基準までの範囲で、この範囲内
の輝度レベルの領域を検出し、この検出結果をレベルゲ
ートLVGTとして出力する。かくしてゲート信号生成
回路68においては、この第1及び第2の比較基準PK
及びLOWを切り換えることにより、輝度信号ADYの
信号レベルを基準にして種々のゲート信号LVGTを生
成し得るようになされている。
【0040】さらにゲート信号生成回路68において
は、Vカウンタ74に垂直同期信号VDを与えると共
に、Vカウンタ74及びHカウンタ76に水平同期信号
HDを与える。Vカウンタ74は、垂直同期信号VDで
カウント値をリセツトした後、水平同期信号HDを順次
カウントし、これにより垂直走査方向についてラスタ走
査位置を表すカウント値を出力する。これに対してHカ
ウンタ76は、水平同期信号HDでカウント値をリセツ
トした後、所定のクロツク信号を順次カウントし、これ
により水平走査方向についてラスタ走査位置を表すカウ
ント値を出力する。
【0041】比較回路78は、2つの比較基準UP及び
DWNを基準にして、Vカウンタ74のカウント値がこ
の2つの比較基準UP及びDWNの範囲に入ると出力信
号の信号レベルを立ち上げ、これにより垂直走査方向に
ついて、所定のラスタ走査位置で信号レベルが立ち上が
るゲート信号を生成する。同様に比較回路80は、2つ
の比較基準LFT及びRGTを基準にして、Hカウンタ
76のカウント値がこの2つの比較基準LFT及びRG
Tの範囲に入ると出力信号の信号レベルを立ち上げ、こ
れにより水平走査方向について、所定のラスタ走査位置
で信号レベルが立ち上がるゲート信号を生成する。
【0042】これによりゲート信号生成回路68におい
ては、撮像画像の所定領域で信号レベルが立ち上がる種
々のゲート信号WHGTを生成し得るようになされてい
る。
【0043】ここで比較回路78及び80の比較基準U
P、DWN及びLFT、RGTは、中央処理ユニツト1
0で設定し得るようになされ、これによりゲート信号生
成回路68においては、動作モードに応じてゲート信号
WHGTのタイミングを切り換え得るようになされてい
る。
【0044】セレクタ82は、中央処理ユニツト10か
ら出力される制御信号ARE0〜ARE2に基づいて動
作を切り換え、自己診断モード等においては、比較回路
78及び80から出力されるゲート信号WHGT又はブ
ランキング信号BLKを選択出力するのに対し、ホワイ
トバランス調整モードにおいては、レベルゲートLVG
Tを選択出力する。
【0045】これによりゲート信号生成回路68は、例
えば比較回路78及び80の比較出力を選択して、垂直
ブランキング期間中の所望の1水平走査期間で信号レベ
ルが立ち上がるゲート信号GT1を出力し得るに対し、
比較回路78の比較出力を選択して映像期間の間信号レ
ベルが立ち上がるゲート信号GT1を出力し得るように
なされている。
【0046】なおこの実施例において、ゲート信号生成
回路68は、セレクタ82の選択出力をゲート回路86
に与え、ここで中央処理ユニツト10から出力されるモ
ード切り換え信号MSL0〜MSL2に応動して、この
選択出力から第1及び第2のゲート信号CLR及びLC
Hを生成するようになされている。これによりゲート信
号生成回路68においては、動作モードに応じてこのゲ
ート信号CLR及びLCHを選択的に使用して、調整作
業を簡略化すると共に、動作モード等を確認し得るよう
になされている。
【0047】(5)レベル検出回路 図5に示すようにレベル検出回路90は、ゲート信号G
T1を基準にして各種信号を検出するようになされ、こ
れによりホワイトバランス調整モードにおいては、緑色
色信号に対する赤色及び青色色信号の信号レベル差を検
出する。すなわちレベル検出回路90は、各色信号SR
〜SBをセレクタ92に与え、その選択信号をラツチ回
路94を介して出力する。
【0048】ここでセレクタ92においては、中央処理
ユニツト10から出力される制御信号に基づいて接点を
切り換え、これによりこの実施例においてはセレクタ9
2の接点を切り換えて各色信号SR〜SBの信号レベル
を検出し得るようになされている。これによりセレクタ
92は、ホワイトバランス調整モードにおいて、フイー
ルド単位で接点を切り換え、赤色色信号SR及び青色色
信号SBをフイールド単位で交互に選択出力するように
なされている。これに対して調整モード、自己診断モー
ドにおいては、フイールド単位で順次接点を切り換え、
これにより各色信号SR〜SBを順次循環的に出力する
ようになされている。
【0049】なおセレクタ92においては、この色信号
SR〜SBに加えてカウンタ回路96の出力信号を入力
するようになされ、これにより色信号SR〜SBに代え
て3フイールド周期で立ち上がる基準信号を選択出力し
得るようになされている。ゲート回路96は、ゲート信
号GT1の信号レベルが立ち上がる期間の間、セレクタ
92の選択出力をラツチ回路98に出力し、これにより
ホワイトバランス調整モードにおいて、ホワイトバラン
ス調整領域の色信号SR及びSBを選択出力する。
【0050】これに対して自己診断モード、調整モード
において、ゲート回路96は、同様にゲート信号GT1
の信号レベルが立ち上がる期間の間、ラツチ回路94の
出力信号を送出し、これにより各色信号SR〜SBにつ
いて、垂直ブランキング期間中の1水平走査期間、映像
期間等の信号を選択的に出力するようになされている。
【0051】ゲート回路100は、ラツチ回路102を
介して緑色色信号SGを受け、ゲート信号GT1の信号
レベルが立ち上がる期間の間、この緑色色信号SGをラ
ツチ回路104に選択出力する。
【0052】減算回路106は、それぞれセレクタ10
8及び110を介してラツチ回路98及び104の出力
信号を受け、その減算出力を加算回路112に出力す
る。これによりホワイトバランス調整モードにおいて、
レベル検出回路90は、赤色色信号から緑色色信号を減
算してなる第1の減算信号と、青色色信号から緑色色信
号を減算してなる第2の減算信号とをフイールド周期で
交互に出力するようになされている。
【0053】これに対して調整モード及び自己診断モー
ドにおいて、セレクタ110は、出力信号の信号レベル
を0レベルに立ち下げ、これにより減算回路106の減
算処理を停止制御し、例えばブラツクレベル調整用のデ
ータを検出し得るようになされている。なおレベル検出
回路90においては、ラツチ回路98の出力信号に加え
て所定の減算出力をセレクタ108に入力するようにな
され、これによりセレクタ108の接点を切り換えて、
この減算出力の信号レベルを検出し得るようになされて
いる。
【0054】加算回路112は、アンド回路114を介
してラツチ回路116に出力信号を出力し、このラツチ
回路116の出力信号を加算入力として帰還する。ここ
でアンド回路114においては、ホワイトバランス調整
モードにおいて、垂直同期信号に同期してクリア信号C
LRが入力されるようになされ、これにより加算回路1
12においては、フイールド周期でセレクタ108の出
力信号を累積加算する。これによりレベル検出回路90
においては、ラツチ回路116を介して、ホワイトバラ
ンス調整領域における緑色色信号に対する赤色及び青色
色信号の信号レベル差がフイールド周期で累積加算され
るようになされている。
【0055】これに対して自己診断モード及び調整モー
ドにおいては、減算回路106の減算処理が停止制御さ
れることにより、ゲート信号GT1が立ち上がる期間の
各色信号SR〜SBについて、それぞれフイールド単位
で信号レベル累積加算結果が得られるようになされてい
る。
【0056】セレクタ118及び120は、それぞれフ
イールド周期で接点を切り換え、これにより続くラツチ
回路122及び124に、それぞれフイールド周期でラ
ツチ回路116の累積加算結果をラツチする。これによ
りレベル検出回路90においては、ホワイトバランス調
整モードにおいて、ホワイトバランス調整領域における
緑色色信号に対する赤色及び青色色信号の信号レベル差
累積加算結果を、それぞれラツチ回路122及び124
にラツチし、この累積加算結果を中央処理ユニツト10
に出力する。これにより撮像装置1においては、この累
積加算結果が0レベルになるように、ホワイトバランス
調整する。
【0057】これに対して調整モードにおいて、レベル
検出回路90は、ゲート信号GT1が立ち上がる期間の
間の各色信号について、その信号レベルの累積加算結果
が順次循環的にラツチ回路122及び124に蓄積さ
れ、この実施例において撮像装置1においては、この累
積加算結果に基づいて各回路ブロツクを調整する。
【0058】なお自己診断モードにおいて、アンド回路
114に入力されるクリア信号CLRは、垂直ブランキ
ング期間に介挿されたテスト信号TSの立ち上がりと、
映像期間の立ち上がりとで立ち上がるようになされ、こ
れに対応してラツチ回路122及び124は、それぞれ
各クリア信号CLRの立ち上がりのタイミングを基準し
た信号レベルの累積加算結果が蓄積されるようになされ
ている。これにより撮像装置1においては、ラツチ回路
122に格納された累積加算結果に基づいて、垂直ブラ
ンキング期間に介挿したテスト信号をモニタし、ラツチ
回路124に格納された累積加算結果に基づいて、映像
期間の信号レベルを検出し、これにより例えば絞り6を
制御しながら回路ブロツクの異常を検出し得るようにな
されている。
【0059】さらにこの実施例において、レベル検出回
路90は、フリツプフロツプ回路(FF)126にラツ
チ回路98の出力信号を与え、これによりフリツプフロ
ツプ回路126を介して、例えばホワイトバランス調整
モードにおいて、ホワイトバランス調整領域の範囲で、
固体撮像素子2の画素単位で信号レベルが立ち上がる検
出出力を生成する。
【0060】カウンタ130は、セレクタ128を介し
てフリツプフロツプ回路126の信号を受け、フイール
ド周期でこの出力信号をカウントすることにより、ゲー
ト信号GT1が立ち上がる期間の間の画素数を検出す
る。これにより撮像装置1においては、ラツチ回路12
2及び124の累積加算結果をカウンタ130のカウン
ト値で割り算して、1画素単位の信号レベルを簡易に検
出し得るようになされている。
【0061】なおこの実施例において、セレクタ128
は所定の制御信号CSLに基づいて接点を切り換え、こ
れによりレベル検出回路90は、ホワイトバランス調整
モード以外の動作モードにおいて、必要に応じて種々の
カウント結果を出力し得るようになされている。
【0062】このセレクタ128の動作の切り換えに伴
い、セレクタ128においては、比較回路132を介し
てラツチ回路98の出力信号を入力するようになされ、
この比較回路132においては、中央処理ユニツト10
で設定される比較基準PRKを基準にしてラツチ回路9
8の出力信号について比較結果を出力するようになされ
ている。これによりレベル検出回路90においては、必
要に応じて種々の基準レベルを設定し、この基準レベル
を越える各色信号の画素数等を検出し得るようになされ
ている。
【0063】(6)中央処理ユニツト ここで中央処理ユニツト10は、撮像装置1の組み立て
及びメンテナンス時、所定の治具を介して入力されるシ
リアルデータに基づいて動作を切り換え、これにより調
整モードに切り換わる。
【0064】この状態で中央処理ユニツト10は、続い
て入力される制御データに基づいて各調整項目に応じた
処理プログラムを実行し、これにより各調整項目を自動
的に調整する。
【0065】(6−1)ブラツクセツト調整 ここで図6に示すようにブラツクセツト調整において、
中央処理ユニツト10は、ステツプSP1からステツプ
SP2に移り、絞り6をクローズした後、ステツプSP
3に移る。
【0066】ここで中央処理ユニツト10は、ゲート信
号生成回路68に制御信号を出力し、これにより比較基
準LFT、RGT、UP、DWNを設定すると共に、セ
レクタ82の接点を切り換える。これにより中央処理ユ
ニツト10は、撮像画像の有効領域で信号レベルが立ち
上がるゲート信号GT1を生成し、続いてステツプSP
4に移る。
【0067】ここで中央処理ユニツト10は、ラツチ回
路122及び124にラツチされた累積加算結果を取り
込んだ後、この累積加算結果をそれぞれカウンタ130
のカウント値で割り算する。すなわち撮像装置1におい
ては、絞り6が完全にクローズされていることにより、
ラツチ回路122又は124の累積加算結果をカウンタ
130のカウント値で割り算して、1画素単位の黒レベ
ルを検出することができる。
【0068】このとき中央処理ユニツト10は、それぞ
れラツチ回路122及び124にフイールド単位で累積
加算結果をラツチするようになされ、これにより色信号
の黒レベルを偶数フイールド及び奇数フイールドについ
て検出する。すなわち固体撮像素子の出力信号において
は、フイールド間で黒レベルが変動する場合があり、こ
の場合フイールド毎に黒レベルを切り換えて調整する必
要がある。このため中央処理ユニツト10は、偶数フイ
ールド及び奇数フイールドについて黒レベルを検出し、
この検出結果に基づいて黒レベルを補正する。
【0069】この検出結果が得られと、中央処理ユニツ
ト10は、続くステツプSP5に移り、ここでエンコー
ダ26に出力する色信号の黒レベルが値20Hになるよう
に、補正データDPを生成し、この補正データDPをペ
デスタルレベル設定用の加算回路140に出力する。こ
こで図7に示すように各色信号SR〜SBは、AVブロ
ツク回路16において、加算回路132で黒レベルのシ
エーデイング補正信号SH1が加算された後、ゲインア
ンプ134で増幅され、続く乗算回路136で白レベル
のシエーデング補正信号SH2が乗算される。
【0070】さらに色信号SR〜SBは、続くアナログ
デイジタル変換回路18でデイジタル信号に変換された
後、乗算回路42R〜42Bでフレア補正信号DFが乗
算されてフレアが補正され、続くビデオプロセス回路2
4の加算回路140でペデスタルレベルが設定されるよ
うになされている。ここで中央処理ユニツト10におい
ては、黒レベル検出結果に基づいて、セツトアツプレベ
ルを補正して補正データDPを生成し、この補正データ
DPを加算回路140で色信号に加算することにより、
ペデスタルレベルと共に、黒レベルを設定するようにな
され、これにより簡易な構成で黒レベルを自動的に調整
する。
【0071】このとき中央処理ユニツト10は、偶数フ
イールド及び奇数フイールド間で、それぞれ黒レベル検
出結果に基づいて補正データDPを切り換えることによ
り、フイールド間で発生する黒レベルの変化を併せて補
正する。
【0072】すなわちこの変動は、フイールド周期で繰
り返されることにより、例えばアナログ信号の状態で
は、完全にこの変動を補正し得ない。ところがこの実施
例のように補正データDPを切り換えて変動を防止すれ
ば、確実にフイールド間で黒レベルの変動を防止するこ
とができる。
【0073】続いて中央処理ユニツト10は、この補正
データDPの内容をメモリ回路に格納した後、ステツプ
SP6に移り、ここで全ての色信号について、黒レベル
を設定したか否か判断する。この場合否定結果が得られ
ることにより、中央処理ユニツト10は、ステツプSP
7に移り、チヤンネルを切り換えてステツプSP4に戻
る。これにより中央処理ユニツト10は、ステツプSP
4−SP5−SP6−SP7−SP4の処理ループを繰
り返し、全ての色信号について黒レベルを補正すると、
ステツプSP6において肯定結果が得られることによ
り、続いてステツプSP8に移る。
【0074】ここで中央処理ユニツト10は、全ての利
得について黒レベルを設定したか否か判断し、この場合
否定結果が得られることにより、ステツプSP9に移
り、ゲインアンプ134の利得を切り換える。すなわち
この実施例において、撮像装置1は、所定の操作子を操
作することにより、通常動作状態に比して色信号の増幅
率を6〔dB〕単位で2段階に切り換え得るようになさ
れ、これにより画面全体の明るさを明るくし得るように
なされている。従つて加算回路132等にオフセツト電
圧がある場合、この利得の切り換えにに伴い、黒レベル
も変動する。
【0075】このためこの実施例において中央処理ユニ
ツト10は、各利得毎に黒レベルを調整し、その補正デ
ータDPの内容をメモリ回路に蓄積した後、ステツプS
P10に移り、この処理手順を終了する。これにより中
央処理ユニツト10は、メモリ回路に格納した補正デー
タDPの内容に基づいて、動作状態で各利得毎に補正デ
ータDPを切り換え、これにより各色信号の黒レベルを
補正してブラツクセツト調整する。
【0076】このとき中央処理ユニツト10において
は、各色信号の黒レベルを所定の基準レベルに設定する
ことにより、併せてブラツクバランスを調整するように
なされている。
【0077】(6−2)ホワイトバランスの設定 ここで中央処理ユニツト10は、ホワイトバランス調整
モードにおいて、図8に示す処理手順を実行してホワイ
トバランスを調整する。すなわち中央処理ユニツト10
においては、操作パネル上に配置されたホワイトバラン
ス調整開始の操作子がオン操作されると、ステツプSP
11からステツプSP12に移り、撮像装置1全体の動
作モードをホワイトバランス調整モードに設定した後、
ピークレベル検出回路56からピークレベル検出結果を
入力する。
【0078】続いて中央処理ユニツト10は、ステツプ
SP13に移り、ここでゲート信号生成回路68の比較
基準PK及びLOWを設定する。これにより中央処理ユ
ニツト10においては、ピークレベル検出結果に基づい
てホワイトバランス調整領域を設定するようになされて
いる。
【0079】続いて中央処理ユニツト10は、ステツプ
SP14に移り、ここでレベル検出回路90に制御信号
を出力し、セレクタ108等をホワイトバランス調整モ
ードに設定した後、ステツプSP15に移る。ここで中
央処理ユニツト10は、ラツチ回路122及び124に
蓄積された累積加算結果をカウンタ130のカウント値
と共にロードした後、この累積加算値を0レベルに設定
するように増幅率調整用の補正データを生成する。
【0080】続いて中央処理ユニツト10は、ステツプ
SP16に移り、増幅率調整の補正データをAVブロツ
ク回路16に出力し、これにより赤色色信号及び青色色
信号の増幅率を切り換え、ホワイトバランスを調整す
る。かくして緑色色信号に対する赤色及び青色色信号の
信号レベル差をガンマ補正前に検出することにより、高
い精度でホワイトバランスのずれを検出し得、この検出
結果に基づいてホワイトバランス調整するにつき、高い
精度でホワイトバランス調整することができる。
【0081】かくして中央処理ユニツト10は、ホワイ
トバランス調整すると、AVブロツク回路16に出力し
た補正データをメモリ回路に格納する。このとき中央処
理ユニツト10は、第1のメモリ空間に予め工場出荷時
に設定された標準色温度における補正データが格納され
るようになされ、この第1のメモリ空間の他に第2の第
3のメモリ空間が用意されるようになされている。これ
により中央処理ユニツト10は、ホワイトバランス調整
時のユーザの操作に応動して第2又は第3のメモリ空間
に補正データを格納する。これにより撮像装置1におい
ては、この第2及び第3のメモリ空間の補正データを切
り換えてAVブロツク回路16に出力することにより、
第1及び第2のホワイトバランス調整モードを選択し得
るようになされ、このホワイトバランス調整モードを切
り換えて、例えば撮像対象の被写体を追いかけて屋外か
ら屋内に撮影現場を移動した場合でも、この移動に伴う
色温度変化に追従して簡易にホワイトバランス調整し得
るようになされている。
【0082】さらに中央処理ユニツト10は、このホワ
イトバランス調整用の補正データが得られると、ステツ
プSP17に移り、この補正データで決まるAVブロツ
ク回路16の利得に基づいて、ブラツクセツト用の補正
データDPを検出する。この検出処理は、ブラツクバラ
ンス調整で得られた各利得の補正データを基準にして演
算処理の手法を適用して実行され、中央処理ユニツト1
0は、この演算処理結果をホワイトバランス調整用の補
正データに対応して第2又は第3のメモリ空間に格納し
た後、ステツプSP18に移つてこの処理手順を終了す
る。
【0083】これにより中央処理ユニツト10は、第1
及び第2のホワイトバランス調整モードに対応してブラ
ツクセツト用の第1及び第2の補正データDPを選択出
力し、これによりホワイトバランス調整の利得切り換え
に伴うブラツクバランスの変動を補正する。これにより
撮像装置1においては、ホワイトバランス調整モードを
切り換えた場合でも、ブラツクセツトの変動を防止し
得、その分撮像画像の画質を向上することができる。
【0084】(7)実施例の効果 以上の構成によれば、ホワイトバランス調整モードに対
応したブラツクセツト用の第1及び第2の補正データD
Pをメモリ回路に格納し、ホワイトバランス調整モード
の切り換えに応動してこの第1及び第2の補正データを
選択的に使用してブラツクバランスを補正することによ
り、ホワイトバランス調整の切り換えに伴うブラツクバ
ランスの変化を補正し得、これにより撮像画像の画質を
向上することができる。
【0085】(8)他の実施例 なお上述の実施例においては、ペデスタルレベル設定用
の補正データDPを補正してブラツクバランス調整する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フレア
補正データDFを補正して、ブラツクバランスを調整し
てもよい。すなわちフレア補正データにおいては、入射
光量に応じて補正データDFの値が変化することによ
り、黒レベル検出結果に基づいて、この補正データDF
の値をオフセツトし、これにより黒レベルを所定レベル
に設定する。このようにしても、ホワイトバランス調整
モードに対応した補正データを選択出力し、この補正デ
ータでブラツクバランス調整することにより、ホワイト
バランス調整の切り換えに伴うブラツクバランスの変化
を補正することができる。
【0086】さらに上述の実施例においては、ペデスタ
ルレベル設定用の補正データDPを補正してブラツクバ
ランスを調整する場合について述べたが、これに代えシ
エーデイング補正信号SHの直流レベルを補正してブラ
ツクバランスを調整してもよく、さらにはAVブロツク
回路16、デイジタル信号処理回路20等に専用の加算
回路を設け、これにより色信号の黒レベルを補正してブ
ラツクバランスを調整してもよい。
【0087】さらに上述の実施例においては、黒レベル
を自動的に調整する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、補正データ等を手動で入力して調整する場
合等に広く適用することができる。
【0088】さらに上述の実施例においては、撮像画面
の有効領域で黒レベルを検出して自動的に黒レベルを調
整する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
映像期間について黒レベルを検出して調整する場合、さ
らには有効領域内に所定領域を設定してこの領域内で黒
レベルを検出する場合等、広く適用することができる。
【0089】さらに上述の実施例においては、各色信号
の黒レベルを所定の基準レベルに調整する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えば緑色色信号を
基準にしてこの黒レベルに赤色、青色色信号の黒レベル
を設定することにより、ブラツクバランスを調整しても
よい。
【0090】さらに上述の実施例においては、ホワイト
バランス調整モードに対応したブラツクバランス用の補
正データを演算処理して生成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、ホワイトバランス調整毎に
図6に示す処理手順を実行して補正データを検出する場
合、さらには水平、垂直ブランキング期間にテスト信号
発生回路30のテスト信号を介挿し、このテスト信号の
信号レベル検出結果に基づいて補正データを生成する場
合等、種々の作成方法を広く適用することができる。
【0091】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ホワイト
バランス調整モードに対応したブラツクバランス調整用
の補正データを、ホワイトバランス調整モードの切り換
えに応動して選択的に使用してブラツクバランスを補正
することにより、ホワイトバランス調整の切り換えに伴
うブラツクバランスの変化を補正し得る撮像装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による撮像装置を示すブロツ
ク図である。
【図2】そのデイジタル信号処理回路を示すブロツク図
である。
【図3】ピークレベル検出回路を示すブロツク図であ
る。
【図4】ゲート信号生成回路を示すブロツク図である。
【図5】レベル検出回路を示すブロツク図である。
【図6】黒レベルの調整の説明に供するフローチヤート
である。
【図7】その説明に供するブロツク図である。
【図8】ホワイトバランス調整の説明に供するフローチ
ヤートである。
【符号の説明】
1……撮像装置、2……固体撮像素子、10……中央処
理ユニツト、16……AVブロツク回路、20……デイ
ジタル信号処理回路、50、52……シエーデイング補
正回路、54……データ検出回路、56……ピークレベ
ル検出回路、68……ゲート信号生成回路、90……レ
ベル検出回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の被写体を撮像して色信号を出力する
    撮像手段と、 上記色信号を増幅して出力し、所定の利得制御データに
    基づいて利得を切り換える信号処理回路と、 上記色信号の信号レベルを検出し、信号レベル検出結果
    を出力する信号レベル検出回路と、 上記信号レベル検出結果に基づいて上記利得制御データ
    を出力し、上記色信号のホワイトバランスを設定するホ
    ワイトバランス設定回路と、 所定の信号レベル補正データに基づいて上記色信号の黒
    レベルを補正する信号レベル補正回路と、 上記信号レベル補正データを出力する補正データ出力回
    路とを具え、 上記ホワイトバランス設定回路は、第1及び第2のホワ
    イトバランス設定モードを有し、所定の操作子の操作に
    応動して上記利得制御データを切り換えて出力すること
    により、上記信号処理回路の利得を上記第1及び第2の
    ホワイトバランス設定モードの利得に設定し、 上記補正データ出力回路は、上記第1及び第2のホワイ
    トバランス設定モードに応じて上記補正データを切り換
    えて出力することを特徴とする撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000152029A (ja) * 1998-11-11 2000-05-30 Fujitsu General Ltd 自動利得制御回路
JP2006314616A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Pentax Corp 内視鏡プロセッサ

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JP2006314616A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Pentax Corp 内視鏡プロセッサ

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