JPH0529145Y2 - - Google Patents

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JPH0529145Y2
JPH0529145Y2 JP1986143697U JP14369786U JPH0529145Y2 JP H0529145 Y2 JPH0529145 Y2 JP H0529145Y2 JP 1986143697 U JP1986143697 U JP 1986143697U JP 14369786 U JP14369786 U JP 14369786U JP H0529145 Y2 JPH0529145 Y2 JP H0529145Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車のドアの内面に取り付けら
れるアームレストの補強用合成樹脂製芯体に関
し、詳しくはその構造に特徴を有するアームレス
ト芯体に関する。
(従来の技術) 自動車のドアの内面に取り付けられるアームレ
ストの一種に、ドアの内面からほぼ水平方向に延
び出すアーム受面と、そのアーム受面の先端から
下方に降りてドア内面まで達する外壁とを有し、
且つ該ドア内面側の部位に、アーム受面に開口す
る手掛用の凹所が形成された形態のものがある。
第6図及び第7図はその一例を示したものであ
る。図において100はアーム受面であり、10
2は外壁、104はアーム受面100を一部下方
に陥没させた形態の手掛用の凹所である。
ところで、これらの図に示されているように、
アームレストを補強用の硬質合成樹脂製芯体とそ
の表面を覆う軟質合成樹脂製の表皮にて構成する
場合、アームレスト全体を一体に形成することが
困難となる。第8図に示すように、硬質合成樹脂
製の芯体108を一体成形しようとすると、凹所
104の存在によつて成形型の一部112が芯体
108にて包まれた形、すなわち芯体108の内
部に閉じ込められた形となり、このため成形され
た芯体108を成形型112から抜き取ることが
できなくなるからである。
このため、従来は第6図に示すように、アーム
レスト106を上部と下部とに分割し、その上部
のみ硬質合成樹脂製の芯体108と表皮110と
で構成し、下部は別の部材114にて構成して、
それぞれを個別に製造し且つドアの内面に取り付
けていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらアームレストをこのように別体の
部材を組み合せて構成すると、それぞれの部品を
個別に製造しなければならないし、またドアへの
取付けの際の工数もそれだけ多くなつてしまう。
(問題点を解決するための手段) 本考案の芯体はこのような問題点を解決するた
めに案出されたものであり、その要旨は、自動車
のドアの内面からほぼ水平方向に延び出すアーム
受面と、該アーム受面の先端から下方に降りてド
ア内面まで達する外壁とを有し、且つ該ドア内面
側の部位に、前記アーム受面に開口する手掛用の
凹所が形成されたドアアームレストにおける硬質
合成樹脂製の補強用芯体にして、前記アーム受
面、外壁及び凹所の側面の各裏側にそれぞれ配設
される上板、壁板及び凹所側板を備えて前記アー
ムレストの断面形状に対応した形態をなし、且つ
該凹所側板を上下に回動可能とするインテグラル
ヒンジ部が、該凹所側板の上端部から壁板にかけ
ての部分に形成されるとともに、該凹所側板若し
くはこれと一体の部材又は該壁板の側の何れか一
方に他方の側に向かつて突出する所定長さの突出
部が設けられる一方、他方の側に対応する当接部
が形成され、それら突出部及び当接部が該凹所側
板と壁板間の間隔を所定間隔に保持する間隔保持
部とされるとともに、該凹所側板と壁板とを固定
するための固定部と成されていることにある。
(作用及び考案の効果) この合成樹脂製芯体においては、凹所側面の裏
側に配設される凹所側板が、インテグラルヒンジ
部によつて上下に回動可能であるため、この凹所
の存在にもかかわらずかかる芯体を容易に一体成
形し、且つ成形型から脱型することができる。芯
体の凹所側板をインテグラルヒンジ部の回りに回
動させた展開状態で、つまりこの凹所側板と上板
と壁板との間の空間が開放された形態でかかる芯
体を成形した後、凹所側板をインテグラルヒンジ
部の回りに回動させることによつて、ドア内面へ
の取付状態と同じ形態とすることができるからで
あり、而して上記展開状態においては成形された
芯体を型から容易に脱型することができるからで
ある。
このように、本考案によれば合成樹脂製芯体を
容易に一体成形することができる。これに基づい
てアームレストを一体で構成することが可能とな
り、以てその部品点数を減少し、またドアへの組
付工数を低減することが可能となる。
ところで硬質合成樹脂製芯体を上記の如きイン
テグラルヒンジ部を設けないで成形したとき、成
形時点で芯体の形状は定まり、そのままこれをア
ームレスト部品として組付けに用いることができ
る。
しかしながら上記インテグラルヒンジ部を設け
た場合、成形段階では凹所側板がかかるインテグ
ラルヒンジ部において回動可能であつて、凹所側
板と壁板及び上板との相対位置が定まらない。即
ち芯体としての形状が確定しない。従つて成形後
において凹所側板と壁板及び上板間の相対関係位
置を定めて芯体の形状を固定する必要が生ずる。
この点、本考案では凹所側板又は壁板のいずれ
か一方に設けた突出部と他方に設けた当接部との
当接によつて凹所側板と壁板との間隔を所定間隔
に規定・保持し、且つそれらを固定するようにし
ているため、組付時の形態とは異なつた形態で成
形された芯体を容易且つ正確に最終所望形状に形
状固定することができる。
而してかかる突出部及び当接部を固定した後は
芯体は形状不変となり、そのままアームレスト部
品としての組付けに用いることができる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第2図において、10はドア12の内面に取り
付けられるドアアームレストで、硬質合成樹脂製
の芯体とその表面を覆う軟質合成樹脂製の表皮と
で構成されている。このアームレスト10は、ド
ア12の内面からほぼ水平な方向に延び出すアー
ム受面14と、その先端から垂下し、更にドア内
面側に向つて斜めに延びる外壁16とを有し、そ
の外壁16に設けられた取付穴18において、ド
ア12の内面に取り付けられるようになつてい
る。またこのアームレスト10には、アーム受面
14のドア内面側の一部を下方に陥没させた形態
の底付きの凹所20が形成されており、この凹所
がドア開閉時における手掛部とされている。
このアームレスト10における硬質合成樹脂製
の補強用芯体の構成が、第1図、第3図及び第4
図に示されている。図に示されているように、こ
の芯体25はアームレスト10に対応した形態を
成している。すなわち芯体25は、アームレスト
10のアーム受面14に対応した上板22と、外
壁16に対応した壁板24と、凹所20の底面及
び側面にそれぞれ対応した凹所底板26及び凹所
側板28とを有している。その壁板24部分には
取付部30が設けられており、この取付部30に
おいて芯体25がドア12の内面に取付けられる
ようになつている。また底板26の下面側には当
接部としての舌片32が設けられており、この舌
片32がビス36によつて、壁板24の突出部3
4にネジ止めされるようになつている。
一方、凹所側板28から上板22に移行する部
分には、肉厚を一部薄くして成るインテグラルヒ
ンジ部38が形成されており、このインテグラル
ヒンジ部38によつて、凹所側板28が上下方向
に回動可能、つまり壁板24から離間し或いは接
近する方向に回動可能とされている。
上記突出部34は壁板24の裏面から横方向に
所定長さで突出する形態とされており、この突出
部34と舌片32との当接及び固定によつて、壁
板24と凹所側板28及びこれと一体の凹所底板
26との間隔が規定され且つそれらが固定される
ようになつている。即ちインテグラルヒンジ部3
8を有する硬質合成樹脂製芯体25が、それら突
出部34及び舌片32の当接及び固定によつて最
終形状に形状拘束されるようになつている。
以上の芯体25は、第5図に示すように凹所側
板28及び底板26を展開した形態に成形し、そ
の後凹所側板28と底板26とをインテグラルヒ
ンジ部38の回りに回動させることによつて容易
に製作することができる。凹所側板28及び底板
26を展開した形態に成形する場合には、凹所側
板28と壁板24との間の空間は開放状態となる
ために、芯体25成形後においてこれを容易に脱
型することができ、また脱型した芯体25は、凹
所側板28及び底板26を上記舌片32及び突出
部34が当接するまでインテグラルヒンジ部38
の回りに回動させることによつて、簡単にドア1
2への取付状態と同じ形態とすることができるか
らである。
このように、本例の芯体25は簡単に一体成形
することができ、これによつてドアアームレスト
を一体で構成することが可能となる。そしてこれ
によりアームレストの構成部品点数を少なくする
ことができ、またドア内面への取付工数も少なく
し得る。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態でも構成可能である。
例えば上記インテグラルヒンジ部を設けるべき
部位は、上記の部分に限定されるものではなく、
他の部位、例えば上板と壁板との境界部位、或い
は凹所側板の上端部から壁板にかけてその他の部
位に形成することも可能である。また、上例では
アームレストの手掛用の凹所がアーム受面を下方
に陥没させた形態で形成されているが、この凹所
がアームレストを上下に貫通する形態で形成され
ている場合にも本考案を適用することが可能であ
る。
この外、内部にポリウレタンフオームが充填さ
れる形式のアームレストに対しても本考案の適用
が可能であるなど、本考案はその主旨を逸脱しな
い範囲において、当業者の知識に基づき様々な変
形を加えた形態で構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である合成樹脂製芯
体の側面断面図であり、第2図はその芯体を内蔵
するドアアームレストの斜視図である。第3図及
び第4図はそれぞれ第1図の芯体の裏面図及び一
部切欠斜視図である。第5図はその芯体の成形状
態を示す断面図であり、第6図及び第7図はそれ
ぞれ従来のアームレストの側面断面図及び分解斜
視図である。第8図は第6図及び第7図における
アームレストの芯体をそのまま一体成形しようと
した場合の不具合を説明するための説明図であ
る。 10……ドアアームレスト、12……ドア、1
4……アーム受面、16……外壁、20……凹
所、22……上板、24……壁板、25……合成
樹脂製芯体、26……凹所底板、28……凹所側
板、32……舌片、34……突出部、38……イ
ンテグラルヒンジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車のドアの内面からほぼ水平方向に延び
    出すアーム受面と、該アーム受面の先端から下
    方に降りてドア内面まで達する外壁とを有し、
    且つ該ドア内面側の部位に、前記アーム受面に
    開口する手掛用の凹所が形成されたドアアーム
    レストにおける硬質合成樹脂製の補強用芯体に
    して、 前記アーム受面、外壁及び凹所の側面の各裏
    側にそれぞれ配設される上板、壁板及び凹所側
    板を備えて前記アームレストの断面形状に対応
    した形態をなし、且つ該凹所側板を上下に回動
    可能とするインテグラルヒンジ部が、該凹所側
    板の上端部から壁板にかけての部分に形成され
    るとともに、該凹所側板若しくはこれと一体の
    部材又は該壁板の側の何れか一方に他方の側に
    向かつて突出する所定長さの突出部が設けられ
    る一方、他方の側に対応する当接部が形成さ
    れ、それら突出部及び当接部が該凹所側板と壁
    板間の間隔を所定間隔に保持する間隔保持部と
    されるとともに、該凹所側板と壁板とを固定す
    るための固定部と成されていることを特徴とす
    る、ドアアームレストにおける合成樹脂製芯
    体。 (2) 前記凹所が、前記アーム受面の一部を下方に
    陥没させた形態の底付きのものであり、且つ前
    記芯体が、該凹所底面の裏側に配設される凹所
    底板を有している実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の合成樹脂製芯体。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5967129A (ja) * 1982-10-05 1984-04-16 Daihatsu Motor Co Ltd ア−ムレスト

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