JPH05290659A - 電線束結束用布粘着テ−プ - Google Patents
電線束結束用布粘着テ−プInfo
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- JPH05290659A JPH05290659A JP11703492A JP11703492A JPH05290659A JP H05290659 A JPH05290659 A JP H05290659A JP 11703492 A JP11703492 A JP 11703492A JP 11703492 A JP11703492 A JP 11703492A JP H05290659 A JPH05290659 A JP H05290659A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電線結束用粘着テ−プの支持基材を、ワイヤ−
ハ−ネスでの摩擦雑音の低減のために織布製とするにあ
たり、手切れ性のみならず、結束電線の屈曲時、巻き付
け粘着テ−プが引っ張りを受けても安定な結束状態を保
持できる電線束結束用布粘着テ−プを提供する。 【構成】織布テ−プに粘着剤を設けた粘着テ−プにおい
て、織布テ−プ単位長さ当りの打ち込み横糸の強度aと
織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の強度bとの比a
/bが1.2以上、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本
当りの強度b’との比a’/b’が1.5以上、織布テ
−プの縦糸に対する450方向の伸び率が20%以上で
ある織布テ−プを使用したことを特徴とする。
ハ−ネスでの摩擦雑音の低減のために織布製とするにあ
たり、手切れ性のみならず、結束電線の屈曲時、巻き付
け粘着テ−プが引っ張りを受けても安定な結束状態を保
持できる電線束結束用布粘着テ−プを提供する。 【構成】織布テ−プに粘着剤を設けた粘着テ−プにおい
て、織布テ−プ単位長さ当りの打ち込み横糸の強度aと
織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の強度bとの比a
/bが1.2以上、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本
当りの強度b’との比a’/b’が1.5以上、織布テ
−プの縦糸に対する450方向の伸び率が20%以上で
ある織布テ−プを使用したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤ−ハ−ネスや束状
電線の結束に使用する電線束結束用布粘着テ−プに関す
るものである。
電線の結束に使用する電線束結束用布粘着テ−プに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ−ハ−ネス等においては、電線の
結束に、粘着テ−プが使用されている。従来、この粘着
テ−プには、ポリ塩化ビニルテ−プを支持基材とするポ
リ塩化ビニル粘着テ−プが用いられている。しかし、近
来、自動車、特に乗用車においては、ワイヤ−ハ−ネス
から発生する打音,摩擦音等の騒音(以下、摩擦雑音と
いう)の低減が要請されており、上記ポリ塩化ビニル粘
着テ−プでは、プラスチック特有の摩擦雑音が発生する
ため、電線結束用粘着テ−プの改良が求められている。
結束に、粘着テ−プが使用されている。従来、この粘着
テ−プには、ポリ塩化ビニルテ−プを支持基材とするポ
リ塩化ビニル粘着テ−プが用いられている。しかし、近
来、自動車、特に乗用車においては、ワイヤ−ハ−ネス
から発生する打音,摩擦音等の騒音(以下、摩擦雑音と
いう)の低減が要請されており、上記ポリ塩化ビニル粘
着テ−プでは、プラスチック特有の摩擦雑音が発生する
ため、電線結束用粘着テ−プの改良が求められている。
【0003】そこで、織布テ−プを支持基材とする粘着
テ−プをワイヤ−ハ−ネスの結束に使用することが提案
され、この場合、上記ポリ塩化ビニル粘着テ−プの手切
れ性を保持するために、織布テ−プ単位長さ当りの打ち
込み横糸の強度を織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸
の強度よりも充分に高くした織布テ−プの使用が試みら
れている。
テ−プをワイヤ−ハ−ネスの結束に使用することが提案
され、この場合、上記ポリ塩化ビニル粘着テ−プの手切
れ性を保持するために、織布テ−プ単位長さ当りの打ち
込み横糸の強度を織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸
の強度よりも充分に高くした織布テ−プの使用が試みら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイヤ
−ハ−ネス等の束状電線においては、多数本の電線を粘
着テ−プのスパイラル巻き付けにより結束したのち、相
当に小さな曲げ径で曲げて配線することが多く、この場
合、スパイラル巻き付け粘着テ−プ層が、結束電線の曲
げ引っ張り側において引っ張り歪を受け、従って、この
部位で引っ張り応力が発生し、上記織布テ−プを支持基
材とする粘着テ−プにおいては、織布テ−プの縦糸がこ
の応力を支承することになる。
−ハ−ネス等の束状電線においては、多数本の電線を粘
着テ−プのスパイラル巻き付けにより結束したのち、相
当に小さな曲げ径で曲げて配線することが多く、この場
合、スパイラル巻き付け粘着テ−プ層が、結束電線の曲
げ引っ張り側において引っ張り歪を受け、従って、この
部位で引っ張り応力が発生し、上記織布テ−プを支持基
材とする粘着テ−プにおいては、織布テ−プの縦糸がこ
の応力を支承することになる。
【0005】而るに、この織布テ−プを支持基材とする
粘着テ−プにおいては、上記手切れ性向上の観点のみか
ら、縦糸または横糸の打ち込み数、縦糸,横糸等の強度
を設定すると、上記結束電線の曲げに伴い、織布テ−プ
に過大な引っ張り応力が発生し、巻き付けテ−プ端末で
の粘着面の剥離等の不具合が惹起される。
粘着テ−プにおいては、上記手切れ性向上の観点のみか
ら、縦糸または横糸の打ち込み数、縦糸,横糸等の強度
を設定すると、上記結束電線の曲げに伴い、織布テ−プ
に過大な引っ張り応力が発生し、巻き付けテ−プ端末で
の粘着面の剥離等の不具合が惹起される。
【0006】本発明の目的は、電線結束用粘着テ−プの
支持基材を、ワイヤ−ハ−ネスでの摩擦雑音の低減のた
めに織布製とするにあたり、手切れ性のみならず、結束
電線の屈曲時、巻き付け粘着テ−プが引っ張りを受けて
も安定な結束状態を保持できる電線束結束用布粘着テ−
プを提供することにある。
支持基材を、ワイヤ−ハ−ネスでの摩擦雑音の低減のた
めに織布製とするにあたり、手切れ性のみならず、結束
電線の屈曲時、巻き付け粘着テ−プが引っ張りを受けて
も安定な結束状態を保持できる電線束結束用布粘着テ−
プを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電線束結束用布
粘着テ−プは、織布テ−プに粘着剤を設けた粘着テ−プ
において、織布テ−プ単位長さ当りの打ち込み横糸の強
度aと織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の強度bと
の比a/bが1.2以上、横糸一本当りの強度a’と縦
糸一本当りの強度b’との比a’/b’が1.5以上、
織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率が20%
以上である織布テ−プを使用したことを特徴とする構成
である。
粘着テ−プは、織布テ−プに粘着剤を設けた粘着テ−プ
において、織布テ−プ単位長さ当りの打ち込み横糸の強
度aと織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の強度bと
の比a/bが1.2以上、横糸一本当りの強度a’と縦
糸一本当りの強度b’との比a’/b’が1.5以上、
織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率が20%
以上である織布テ−プを使用したことを特徴とする構成
である。
【0008】
【作用】織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率
を20%以上にしているので、当該粘着テ−プの巻き付
けで結束した束状電線の屈曲時、その粘着テ−プ巻き付
け層に作用する引っ張り力をよく吸収でき、結束状態を
安定に保持できる。
を20%以上にしているので、当該粘着テ−プの巻き付
けで結束した束状電線の屈曲時、その粘着テ−プ巻き付
け層に作用する引っ張り力をよく吸収でき、結束状態を
安定に保持できる。
【0009】また、織布テ−プ単位長さ当りの打ち込み
横糸の強度aと織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の
強度bとの比a/bを1.2以上として打ち込み横糸の
強度aを打ち込み縦糸の強度bに較べて充分に大きくし
ているから、良好な手切れ性を保障でき、更に、横糸一
本当りの強度a’に較べ縦糸一本当りの強度b’を充分
に低くしてあるから、手切れの進行につれての縦糸切断
位置のずれを防止でき、斜め裂けを回避し得る。
横糸の強度aと織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の
強度bとの比a/bを1.2以上として打ち込み横糸の
強度aを打ち込み縦糸の強度bに較べて充分に大きくし
ているから、良好な手切れ性を保障でき、更に、横糸一
本当りの強度a’に較べ縦糸一本当りの強度b’を充分
に低くしてあるから、手切れの進行につれての縦糸切断
位置のずれを防止でき、斜め裂けを回避し得る。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の実施例を示す斜視説明図である。図
1において、1は織布テ−プであり、11,…は縦糸
を、12,…は横糸をそれぞれ示している。2は織布テ
−プ1の片面に塗工した粘着剤層である。
る。図1は本発明の実施例を示す斜視説明図である。図
1において、1は織布テ−プであり、11,…は縦糸
を、12,…は横糸をそれぞれ示している。2は織布テ
−プ1の片面に塗工した粘着剤層である。
【0011】上記において、織布テ−プの単位長さ当て
打ち込んだ本数の横糸の強度をa、織布テ−プの単位巾
当て打ち込んだ本数の縦糸の強度をbとすると、比a/
bを1.2以上、好ましくは1.25〜3.0としてあ
り、また、横糸一本当りの強度をa’、縦糸一本当りの
強度をb’とすると、比a’/b’を1.5以上、好ま
しくは1.7〜3.0としてある。更にまた、織布テ−
プの縦糸に対する450方向の伸び率を20%以上、好
ましくは30〜100%としてある。
打ち込んだ本数の横糸の強度をa、織布テ−プの単位巾
当て打ち込んだ本数の縦糸の強度をbとすると、比a/
bを1.2以上、好ましくは1.25〜3.0としてあ
り、また、横糸一本当りの強度をa’、縦糸一本当りの
強度をb’とすると、比a’/b’を1.5以上、好ま
しくは1.7〜3.0としてある。更にまた、織布テ−
プの縦糸に対する450方向の伸び率を20%以上、好
ましくは30〜100%としてある。
【0012】上記の電線束結束用布粘着テ−プにおいて
は、巻芯に巻回して取り扱われる。上記の電線束結束用
布粘着テ−プを使用して電線を結束するには、複数本の
電線を集合し、その上に電線束結束用布粘着テ−プを螺
旋状に巻き付けていき、該テ−プの巻き付け端末を手に
よる切り裂きで切断する。この場合、同一巾当り(例え
ば、1インチ当り)の打ち込み横糸の強度aを打ち込み
縦糸の強度bに較べて充分に大きくしてあるから、テ−
プ巻き付け端末の手による切り裂き切断を容易に行うこ
とができる。
は、巻芯に巻回して取り扱われる。上記の電線束結束用
布粘着テ−プを使用して電線を結束するには、複数本の
電線を集合し、その上に電線束結束用布粘着テ−プを螺
旋状に巻き付けていき、該テ−プの巻き付け端末を手に
よる切り裂きで切断する。この場合、同一巾当り(例え
ば、1インチ当り)の打ち込み横糸の強度aを打ち込み
縦糸の強度bに較べて充分に大きくしてあるから、テ−
プ巻き付け端末の手による切り裂き切断を容易に行うこ
とができる。
【0013】また、縦糸一本当りの強度が強いと、上記
切り裂きの進行につれ、縦糸切断箇所がずれて斜め裂け
が生じ易いが、上記電線束結束用布粘着テ−プにおいて
は、横糸一本当りの強度をa’と縦糸一本当りの強度を
b’との比a’/b’を1.5以上として、縦糸一本当
りの強度b’を充分に小さくしているので、かかる斜め
裂けを排除でき、整然とした切断線で切断できる。
切り裂きの進行につれ、縦糸切断箇所がずれて斜め裂け
が生じ易いが、上記電線束結束用布粘着テ−プにおいて
は、横糸一本当りの強度をa’と縦糸一本当りの強度を
b’との比a’/b’を1.5以上として、縦糸一本当
りの強度b’を充分に小さくしているので、かかる斜め
裂けを排除でき、整然とした切断線で切断できる。
【0014】上記電線束結束用布粘着テ−プの螺旋状巻
き付けで結束した電線束を屈曲すると、その螺旋状巻き
付けテ−プ層に、電線束の曲げ引っ張り側において、そ
の曲げ歪に相応の引っ張り歪が作用し、この引っ張り歪
の方向は、織布テ−プの縦糸に対し、上記スパイラル巻
き付けの巻き付け角だけ傾斜した方向となる。
き付けで結束した電線束を屈曲すると、その螺旋状巻き
付けテ−プ層に、電線束の曲げ引っ張り側において、そ
の曲げ歪に相応の引っ張り歪が作用し、この引っ張り歪
の方向は、織布テ−プの縦糸に対し、上記スパイラル巻
き付けの巻き付け角だけ傾斜した方向となる。
【0015】而るに、本発明の電線束結束用布粘着テ−
プにおいては、織布テ−プの縦糸に対する450方向の
伸び率を20%以上としてあり、テ−プ巻き付けの平均
角度である450(最小巻き付け角は、電線長さ方向の
00であり、最大巻き付け角は電線周方向の900であ
る)の方向における織布テ−プの伸び性を充分に高くし
てあるから、上記曲げに伴う引っ張り歪を充分に吸収で
き、粘着テ−プにおける過大な引っ張り応力の作用を排
除でき、電線束結束用布粘着テ−プ巻き付け端末での剥
離をよく回避できる。
プにおいては、織布テ−プの縦糸に対する450方向の
伸び率を20%以上としてあり、テ−プ巻き付けの平均
角度である450(最小巻き付け角は、電線長さ方向の
00であり、最大巻き付け角は電線周方向の900であ
る)の方向における織布テ−プの伸び性を充分に高くし
てあるから、上記曲げに伴う引っ張り歪を充分に吸収で
き、粘着テ−プにおける過大な引っ張り応力の作用を排
除でき、電線束結束用布粘着テ−プ巻き付け端末での剥
離をよく回避できる。
【0016】上記において、縦糸一本当りの強度はテ−
プの巻き付け張力上、約170g/本以上、好ましくは
180〜350g/本とすることが望ましい。従って、
横糸一本当りの強度は250g/本以上、好ましくは2
70〜500g/本とすることが望ましい。
プの巻き付け張力上、約170g/本以上、好ましくは
180〜350g/本とすることが望ましい。従って、
横糸一本当りの強度は250g/本以上、好ましくは2
70〜500g/本とすることが望ましい。
【0017】また、織布の目の大きさは、粘着剤の保持
上、タテまたはヨコの短い方の長さを0.1〜0.6m
mとし、タテ,ヨコ何れの長さも0.7mm以下とする
ことが好ましい。
上、タテまたはヨコの短い方の長さを0.1〜0.6m
mとし、タテ,ヨコ何れの長さも0.7mm以下とする
ことが好ましい。
【0018】更に、上記粘着剤の塗工厚みは、余り厚く
すると、粘着テ−プ巻き付け層からの粘着剤の食み出し
が生じ易くなるので、織布の厚みの80%以下とするこ
とが好ましく、通常、50〜160μmとされる。
すると、粘着テ−プ巻き付け層からの粘着剤の食み出し
が生じ易くなるので、織布の厚みの80%以下とするこ
とが好ましく、通常、50〜160μmとされる。
【0019】更にまた、粘着剤には、高温時でのだれ防
止、常温長期経過後での流出の防止を図るために粘度調
節したものが使用され、例えば、100℃での粘度を、
剪断速度1/500秒で500ポイズ以上であり、か
つ、剪断速度1/5秒での粘度との比が5以上であるよ
うに設定することが好ましい。
止、常温長期経過後での流出の防止を図るために粘度調
節したものが使用され、例えば、100℃での粘度を、
剪断速度1/500秒で500ポイズ以上であり、か
つ、剪断速度1/5秒での粘度との比が5以上であるよ
うに設定することが好ましい。
【0020】本発明によれば、織布テ−プを支持基材と
する粘着テ−プであっても、織布テ−プの優れた手切れ
性のために電線を優れた作業性で結束できる。また、織
布テ−プの斜め方向の優れた伸び性のために、結束電線
を屈曲しても、その屈曲歪を織布テ−プの伸び性でよく
吸収でき、テ−プ巻き付け端末の剥離を防止し得、安定
な結束状態を保持できる。
する粘着テ−プであっても、織布テ−プの優れた手切れ
性のために電線を優れた作業性で結束できる。また、織
布テ−プの斜め方向の優れた伸び性のために、結束電線
を屈曲しても、その屈曲歪を織布テ−プの伸び性でよく
吸収でき、テ−プ巻き付け端末の剥離を防止し得、安定
な結束状態を保持できる。
【0021】これらの効果は、次ぎの実施例と比較例と
の対比からも確認できる。なお、粘着剤には同一のもの
を使用し、粘着剤層の厚みは織布の厚みの50%とし
た。
の対比からも確認できる。なお、粘着剤には同一のもの
を使用し、粘着剤層の厚みは織布の厚みの50%とし
た。
【0022】実施例1 縦糸に綿糸40番手を使用し、縦糸の打ち込み本数(1
インチ当りの打ち込み本数、以下同じ)を51本とし、
横糸に綿糸20番手を使用し、横糸の打ち込み本数(1
インチ当りの打ち込み本数、以下同じ)を37本とした
織布を使用した。 この織布テ−プの1インチ長さ当り
の打ち込み横糸の強度aは5.0kg、織布テ−プの1
インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度bは3.6kgであ
り、その比a/bは1.4である。また、横糸一本当り
の強度a’と縦糸一本当りの強度b’との比a’/b’
は約2.0である。更に、織布テ−プの縦糸に対する4
50方向の伸び率は40%以上である。なお、織布の目
の大きさは、0.4mm×0.5mmである。
インチ当りの打ち込み本数、以下同じ)を51本とし、
横糸に綿糸20番手を使用し、横糸の打ち込み本数(1
インチ当りの打ち込み本数、以下同じ)を37本とした
織布を使用した。 この織布テ−プの1インチ長さ当り
の打ち込み横糸の強度aは5.0kg、織布テ−プの1
インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度bは3.6kgであ
り、その比a/bは1.4である。また、横糸一本当り
の強度a’と縦糸一本当りの強度b’との比a’/b’
は約2.0である。更に、織布テ−プの縦糸に対する4
50方向の伸び率は40%以上である。なお、織布の目
の大きさは、0.4mm×0.5mmである。
【0023】実施例2 縦糸に綿糸30番手を使用し、縦糸の打ち込み本数を4
0本とし、横糸に綿糸20番手を使用し、横糸の打ち込
み本数を34本とした織布を使用した。この織布テ−プ
の1インチ長さ当りの打ち込み横糸の強度aは4.6k
g、織布テ−プの1インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度
bは3.8kgであり、その比a/bは1.2である。
また、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本当りの強度
b’との比a’/b’は約1.5である。さらに、織布
テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率は40%以上
である。なお、織布の目の大きさは、0.5mm×0.
6mmである。
0本とし、横糸に綿糸20番手を使用し、横糸の打ち込
み本数を34本とした織布を使用した。この織布テ−プ
の1インチ長さ当りの打ち込み横糸の強度aは4.6k
g、織布テ−プの1インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度
bは3.8kgであり、その比a/bは1.2である。
また、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本当りの強度
b’との比a’/b’は約1.5である。さらに、織布
テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率は40%以上
である。なお、織布の目の大きさは、0.5mm×0.
6mmである。
【0024】実施例3 縦糸にアセテ−ト糸50デニ−ルをを使用し、縦糸の打
ち込み本数を100本とし、横糸に綿糸20番手を使用
し、横糸の打ち込み本数を37本とした織布を使用し
た。この織布テ−プの1インチ長さ当りの打ち込み横糸
の強度aは5.0kg、織布テ−プの1インチ巾当りの
打ち込み縦糸の強度bは2.5kgであり、その比a/
bは2.0である。また、横糸一本当りの強度a’と縦
糸一本当りの強度b’との比a’/b’は約5.3であ
る。さらに、織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸
び率は30%以上である。なお、織布の目の大きさは、
0.2mm×0.5mmである。
ち込み本数を100本とし、横糸に綿糸20番手を使用
し、横糸の打ち込み本数を37本とした織布を使用し
た。この織布テ−プの1インチ長さ当りの打ち込み横糸
の強度aは5.0kg、織布テ−プの1インチ巾当りの
打ち込み縦糸の強度bは2.5kgであり、その比a/
bは2.0である。また、横糸一本当りの強度a’と縦
糸一本当りの強度b’との比a’/b’は約5.3であ
る。さらに、織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸
び率は30%以上である。なお、織布の目の大きさは、
0.2mm×0.5mmである。
【0025】比較例1 縦糸に綿糸40番手を使用し、縦糸の打ち込み本数を3
7本とし、横糸に綿糸40番手を使用し、横糸の打ち込
み本数を51本とした織布を使用した。この織布テ−プ
の1インチ長さ当りの打ち込み横糸の強度aは5.0k
g、織布テ−プの1インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度
bは3.6kgであり、その比a/bは1.4である。
また、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本当りの強度
b’との比a’/b’は約1.0である。さらに、織布
テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率は約39%で
ある。なお、織布の目の大きさは、0.6mm×0.4
mmである。
7本とし、横糸に綿糸40番手を使用し、横糸の打ち込
み本数を51本とした織布を使用した。この織布テ−プ
の1インチ長さ当りの打ち込み横糸の強度aは5.0k
g、織布テ−プの1インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度
bは3.6kgであり、その比a/bは1.4である。
また、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本当りの強度
b’との比a’/b’は約1.0である。さらに、織布
テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率は約39%で
ある。なお、織布の目の大きさは、0.6mm×0.4
mmである。
【0026】比較例2 縦糸に綿糸36番手を使用し、縦糸の打ち込み本数を5
0本とし、横糸に綿糸30番手を使用し、横糸の打ち込
み本数を60本とした織布を使用した。この織布テ−プ
の1インチ長さ当りの打ち込み横糸の強度aは4.7k
g、織布テ−プの1インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度
bは3.9kgであり、その比a/bは1.2である。
また、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本当りの強度
b’との比a’/b’は約1.0である。さらに、織布
テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率は約40%で
ある。なお、織布の目の大きさは、0.4mm×0.3
mmである。
0本とし、横糸に綿糸30番手を使用し、横糸の打ち込
み本数を60本とした織布を使用した。この織布テ−プ
の1インチ長さ当りの打ち込み横糸の強度aは4.7k
g、織布テ−プの1インチ巾当りの打ち込み縦糸の強度
bは3.9kgであり、その比a/bは1.2である。
また、横糸一本当りの強度a’と縦糸一本当りの強度
b’との比a’/b’は約1.0である。さらに、織布
テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率は約40%で
ある。なお、織布の目の大きさは、0.4mm×0.3
mmである。
【0027】比較例3 縦糸にアセテ−ト糸20デニ−ルをを使用し、縦糸の打
ち込み本数を250本とし、横糸に綿糸20番手を使用
し、横糸の打ち込み本数を37本とした織布を使用し
た。この織布テ−プの1インチ長さ当りの打ち込み横糸
の強度aは5.0kg、織布テ−プの1インチ巾当りの
打ち込み縦糸の強度bは2.5kgであり、その比a/
bは2.0である。また、横糸一本当りの強度a’と縦
糸一本当りの強度b’との比a’/b’は約13であ
る。さらに、織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸
び率は約18%である。なお、織布の目の大きさは、
0.1mm×0.5mmである。
ち込み本数を250本とし、横糸に綿糸20番手を使用
し、横糸の打ち込み本数を37本とした織布を使用し
た。この織布テ−プの1インチ長さ当りの打ち込み横糸
の強度aは5.0kg、織布テ−プの1インチ巾当りの
打ち込み縦糸の強度bは2.5kgであり、その比a/
bは2.0である。また、横糸一本当りの強度a’と縦
糸一本当りの強度b’との比a’/b’は約13であ
る。さらに、織布テ−プの縦糸に対する450方向の伸
び率は約18%である。なお、織布の目の大きさは、
0.1mm×0.5mmである。
【0028】これらの実施例品並びに比較例品につき、
手切れ性とテ−プ巻き付け端末の剥離の有無(電線束上
に螺旋状に巻き付け、曲げ歪30%で電線束を曲げてテ
−プ巻き付け端末の剥がれの有無をチェックした)を試
験したところ、実施例品においては、何れも手切れ性が
良好であり、巻き付け端末の剥離も観られなかった。
手切れ性とテ−プ巻き付け端末の剥離の有無(電線束上
に螺旋状に巻き付け、曲げ歪30%で電線束を曲げてテ
−プ巻き付け端末の剥がれの有無をチェックした)を試
験したところ、実施例品においては、何れも手切れ性が
良好であり、巻き付け端末の剥離も観られなかった。
【0029】これに対し、比較例品1においては、斜め
裂けが生じ、また、比較例品2では縦裂けが生じた。更
に、比較例3においては、手切れ性はほぼ良好であった
が、巻き付け端末の剥離が観られた。
裂けが生じ、また、比較例品2では縦裂けが生じた。更
に、比較例3においては、手切れ性はほぼ良好であった
が、巻き付け端末の剥離が観られた。
【0030】
【発明の効果】上述した通り、本発明の電線束結束用布
粘着テ−プによれば、電線結束用粘着テ−プの支持基材
を織布製としても、テ−プの手切れ性,巻き付け端末の
固着性をよく保障し得、ワイヤ−ハ−ネス等の結束作業
性,結束安定性を良好に保持しつつ摩擦雑音の低減化を
達成できる。
粘着テ−プによれば、電線結束用粘着テ−プの支持基材
を織布製としても、テ−プの手切れ性,巻き付け端末の
固着性をよく保障し得、ワイヤ−ハ−ネス等の結束作業
性,結束安定性を良好に保持しつつ摩擦雑音の低減化を
達成できる。
【図1】本発明の実施例を示す斜視説明図である。
1 織布 11 縦糸 12 横糸 2 粘着剤
Claims (2)
- 【請求項1】織布テ−プに粘着剤を設けた粘着テ−プに
おいて、織布テ−プ単位長さ当りの打ち込み横糸の強度
aと織布テ−プ単位巾当りの打ち込み縦糸の強度bとの
比a/bが1.2以上、横糸一本当りの強度a’と縦糸
一本当りの強度b’との比a’/b’が1.5以上、織
布テ−プの縦糸に対する450方向の伸び率が20%以
上である織布テ−プを使用したことを特徴とする電線束
結束用布粘着テ−プ。 - 【請求項2】縦糸一本当りの強度b’が170g以上で
ある請求項1記載の電線束結束用布粘着テ−プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11703492A JPH05290659A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 電線束結束用布粘着テ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11703492A JPH05290659A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 電線束結束用布粘着テ−プ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05290659A true JPH05290659A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14701809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11703492A Pending JPH05290659A (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 電線束結束用布粘着テ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05290659A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004505426A (ja) * | 2000-07-28 | 2004-02-19 | テサ・アクチエンゲゼルシヤフト | シース付きケーブル・アセンブリーのような長手方向に伸びた物体を提供する方法 |
JP2010053206A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Sliontec Corp | ワイヤーハーネス遮熱用粘着テープ |
JP2010053205A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Sliontec Corp | 遮熱用粘着テープ |
JP2015187996A (ja) * | 2015-06-23 | 2015-10-29 | 日立金属株式会社 | シールドシェルと編組シールドとの接続構造及びワイヤハーネス |
JP2017059554A (ja) * | 2017-01-06 | 2017-03-23 | 日立金属株式会社 | シールドシェルと編組シールドとの接続構造及びワイヤハーネス |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP11703492A patent/JPH05290659A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004505426A (ja) * | 2000-07-28 | 2004-02-19 | テサ・アクチエンゲゼルシヤフト | シース付きケーブル・アセンブリーのような長手方向に伸びた物体を提供する方法 |
JP2010053206A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Sliontec Corp | ワイヤーハーネス遮熱用粘着テープ |
JP2010053205A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Sliontec Corp | 遮熱用粘着テープ |
JP2015187996A (ja) * | 2015-06-23 | 2015-10-29 | 日立金属株式会社 | シールドシェルと編組シールドとの接続構造及びワイヤハーネス |
JP2017059554A (ja) * | 2017-01-06 | 2017-03-23 | 日立金属株式会社 | シールドシェルと編組シールドとの接続構造及びワイヤハーネス |
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