JPH05289313A - ガラスマスク - Google Patents

ガラスマスク

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Publication number
JPH05289313A
JPH05289313A JP9545192A JP9545192A JPH05289313A JP H05289313 A JPH05289313 A JP H05289313A JP 9545192 A JP9545192 A JP 9545192A JP 9545192 A JP9545192 A JP 9545192A JP H05289313 A JPH05289313 A JP H05289313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass mask
transparent conductive
glass
conductive film
glass substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9545192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Tsuruta
政孝 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP9545192A priority Critical patent/JPH05289313A/ja
Publication of JPH05289313A publication Critical patent/JPH05289313A/ja
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホコリの付着を防止するとともにパターンの
静電破壊を防止することができるガラスマスクを提供す
る。 【構成】 ガラス基板1の少なくとも一方の面に透明導
電膜3が形成されてなるガラスマスク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置を製造する際
のホトリソグラフィ工程などに使用するガラスマスクに
関する。さらに詳しくは、ガラスマスクの製造時または
使用時にガラスマスクにホコリが付着することがなく、
製品の歩留りを向上させることができるとともに、パタ
ーンの静電破壊を防止することができるガラスマスクに
関する。
【0002】
【従来の技術】ICやLSIのパターンをシリコンウエ
ハに形成するためにガラスマスクが用いられているが、
このガラスマスクにホコリやゴミ(以下、ホコリで代表
させる)が付着すると、ピンホールやパターンくずれな
どのパターン欠陥が発生し、不良品ができてしまう。こ
のため、従来より、ガラスマスク上のホコリを取り去る
方法として、純水、イソプロピルアルコールなどの液体
でガラスマスクを洗浄する方法、チッ素などの気体を用
いてガラスマスク上のホコリを吹き飛ばす方法、または
ガラスマスクの片面もしくは両面にペリクルと呼ばれる
フィルムをガラスマスクに密着してもしくはガラスマス
ク表面から一定間隔をあけて貼り付ける方法が採用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄液
や気体を用いる方法は、洗浄によって一時的にホコリを
除去することはできるが、その後に新たに付着するホコ
リに対しては何の効力もない。そして、これを防止する
ため、ガラスマスクを製造および使用する環境は、マス
ク上に描かれたパターンに応じて高水準のクリーン度が
要求され、そのため環境維持にコストがかかりすぎると
いう問題がある。
【0004】一方、ペリクルを用いる方法は、材料費を
はじめとして製造費および検査費がかさみ、コストアッ
プの要因となっている。
【0005】さらに、ガラスマスクにおいてはマスクに
静電気が帯電し、隣接するパターン間でショートが発生
し、マスクが破壊されてしまう静電破壊という現象が発
生することがあるが、前述した方法ではいずれもこの静
電破壊を効果的に防止することができない。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、前記従来技
術の有する欠点が解消されたガラスマスクを提供するこ
とを目的とする。すなわち、本発明の目的は、ガラスマ
スクにホコリが付着するのを防ぐとともに、ガラスマス
ク製造時および使用時の静電破壊を防止することができ
るガラスマスクを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガラスマスク
は、少なくとも一方の面に透明導電膜が形成されてなる
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明のガラスマスクにおいては、その表面に
導電性コーティング液が塗布されて透明導電膜が形成さ
れており、静電気が帯電しないので、ホコリがマスク上
に吸い寄せられることがない。また、ガラスマスクに形
成されたパターンに静電気が帯電しないため、パターン
間でのショートは発生せず、静電破壊が起らない。しか
も導電膜は透明であるため、露光の際のパターンには何
ら悪影響を及ぼさない。
【0009】
【実施例】つぎに添付図面に基づき本発明のガラスマス
クを詳細に説明する。
【0010】図1〜4は本発明の一実施例にかかわるガ
ラスマスクの製造工程説明図、図5〜8は本発明の他の
実施例にかかわるガラスマスクの製造工程説明図であ
る。
【0011】図4は本発明の一実施例にかかわるガラス
マスクを表わしており、該ガラスマスクは、ガラス基板
1上にパターンを形成する金属膜2を設け、さらにその
上に透明導電膜3を設けた構成となっている。
【0012】金属膜2は、本発明においてとくに限定さ
れないが、クロム単層構造またはクロム/酸化クロムの
2層構造からなるものを代表例としてあげることができ
る。金属膜2は、印刷法や真空蒸着、スパッタリングな
ど通常の方法によりガラス基板1上に形成することがで
きる。
【0013】透明透電膜3は、アンチモン含有酸化スズ
(ATO)、スズ含有酸化インジウム(ITO)などの
微粒子を含む導電性のコーティング液をスピンコートや
スプレー法などによりガラス基板1上に塗布し、乾燥さ
せることにより形成することができる。透明導電膜3の
膜厚は、ホトリソグラフィ工程からは正確なパターン形
成のため、薄いほど好ましいが、静電気が帯電しないよ
うに導電性をもたせることが目的であり、通常は数μm
から数十μmの範囲である。
【0014】この被膜厚さは溶媒の量により調整するこ
とができ、細かいパターンを形成するばあいには、でき
るだけ薄く形成することが好ましい。
【0015】透明導電膜3は、パターンが形成される側
だけに形成してもよいし、図4に示されるようにガラス
基板1の両面に形成するようにしてもよい。ガラス基板
の両面に透明導電膜を形成すると、片面だけに形成する
ばあいに比べ、両面共導電性を有し、いずれの面にもホ
コリが付着しにくいという効果がある。
【0016】このガラスマスクの製法は、まず図1に示
すようにガラス基板1が準備され、形成されるべきパタ
ーン2が印刷法などによりガラス基板1の一面に形成さ
れる(図2参照)。つぎに、ガラス基板を回転させなが
ら、導電性コーティング液が滴下されることにより0.5
〜5μmの厚さにスピンコートされ、50〜120 ℃、約30
分間の乾燥により、0.5 〜5μm厚の透明導電膜3が形
成される(図3参照)。同様にガラス基板1の裏面にも
透明導電膜3が形成される(図4参照)。
【0017】透明導電膜3は、前述の製法例のようにマ
スクパターンを構成する金属膜2を形成したのちに形成
してもよいし(図4参照)、また図5〜8に他の製法例
を示すように金属膜2を形成する前にガラス基板1上に
形成するようにしてもよい。すなわち、ガラス基板1が
準備され(図5参照)、前述と同様に順次両面に透明導
電膜3が形成され(図6〜7参照)たのち、金属膜2の
パターンが印刷法などにより形成されるものである(図
8参照)。ただし、マスクパターンの加工精度の点から
は、金属膜2形成後に透明導電膜を形成するのが好まし
い。
【0018】液晶表示盤などにおいて、従来よりガラス
基板にATOやITOなどの透明導電膜が形成されてい
るが、このものの形成はプラズマスパッタリング法など
で行われており、高価な装置で工数を必要とし、半導体
装置のマスクなどに使用される多種多量で安価に製造さ
れることを必要とするガラスマスクには適用できず、実
用化されていなかった。しかし、本発明によりATOや
ITOの微粒子を含む導電性コーティング液を塗布して
乾燥させることにより簡単に透明導電膜が形成され、透
明導電膜が形成されたガラスマスクが実現できた。その
結果、従来部屋のクリーン度の限界による僅かのホコリ
の浮遊でも不良品発生の原因となっていたが、ホコリの
付着を防止でき、ホコリによる不良品を激減できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のガラスマ
スクにおいてはガラス基板の表面に透明導電膜を形成し
てガラスマスク自体に導電性をもたせているので、以後
の製造工程および使用時にマスク表面にホコリが付着す
るのが防止される。その結果、ガラスマスク上のパター
ンがくずれることがなく、製品の歩留りを向上させるこ
とができる。
【0020】また、マスクに静電気が帯電しなくなるの
で、静電気によるパターンの静電破壊が防止され、さら
に製品の歩留りが向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスマスクの一実施例の製造工程説
明図である。
【図2】本発明のガラスマスクの一実施例の製造工程説
明図である。
【図3】本発明のガラスマスクの一実施例の製造工程説
明図である。
【図4】本発明のガラスマスクの一実施例の製造工程説
明図である。
【図5】本発明のガラスマスクの他の実施例の製造工程
説明図である。
【図6】本発明のガラスマスクの他の実施例の製造工程
説明図である。
【図7】本発明のガラスマスクの他の実施例の製造工程
説明図である。
【図8】本発明のガラスマスクの他の実施例の製造工程
説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 金属膜 3 透明導電膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の面に透明導電膜が形成
    されてなることを特徴とするガラスマスク。
  2. 【請求項2】 前記透明導電膜がアンチモン含有酸化ス
    ズの微粒子を含む導電性コーティング液の塗布により形
    成された請求項1記載のガラスマスク。
  3. 【請求項3】 前記透明導電膜がスズ含有酸化インジウ
    ムの微粒子を含む導電性コーティング液の塗布により形
    成された請求項1記載のガラスマスク。
JP9545192A 1992-04-15 1992-04-15 ガラスマスク Pending JPH05289313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9545192A JPH05289313A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 ガラスマスク

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JP9545192A JPH05289313A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 ガラスマスク

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JPH05289313A true JPH05289313A (ja) 1993-11-05

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ID=14138065

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JP9545192A Pending JPH05289313A (ja) 1992-04-15 1992-04-15 ガラスマスク

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JP (1) JPH05289313A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10160920A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Dainippon Printing Co Ltd カラーフィルタ及びその製造方法
JP2006267595A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Toshiba Corp マスクブランクスとその製造方法及び使用方法、並びにマスクとその製造方法及び使用方法
WO2007142272A1 (ja) 2006-06-09 2007-12-13 Jemco Inc. 透明導電膜形成用組成物、透明導電膜及びディスプレイ
JP2015149390A (ja) * 2014-02-06 2015-08-20 キヤノン株式会社 インプリント装置、型、および物品の製造方法

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