JPH05289311A - パターン膜除去方法 - Google Patents

パターン膜除去方法

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JPH05289311A
JPH05289311A JP8704992A JP8704992A JPH05289311A JP H05289311 A JPH05289311 A JP H05289311A JP 8704992 A JP8704992 A JP 8704992A JP 8704992 A JP8704992 A JP 8704992A JP H05289311 A JPH05289311 A JP H05289311A
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JP
Japan
Prior art keywords
etching gas
pattern film
ion beam
sample
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP8704992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Yamaoka
武博 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
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Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチングガスをともなう集束イオンビーム
によるパターン膜除去加工において、加工品質を落とさ
ずに使用するガス量を少なくする。 【構成】 試料10のパターン膜の厚さの大部分を集束
イオンビーム3によるスパッタリングのみによって除去
し、残りの部分をエッチングガス9をともなうイオンビ
ーム支援エッチングによって除去する。エッチングガス
9の吹き付けを、パターン膜除去加工中に断続的にオ
ン、オフする、あるいは、吹き付ける量を変化させるこ
とにより、真空系に導入されるエッチングガスの全量を
減らしている。 【効果】 パターン膜除去加工中に導入されるエッチン
グガスの全量が減ることにより、従来エッチングガスが
真空系に与えていたダメージを軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集束イオンビームによる
微細加工に関わり、特に半導体集積回路製造工程で使用
するマスク、レチクルにおける、黒欠陥修正時のパター
ン膜除去加工の際、パターン膜除去部にイオン注入層を
残さずにパターン膜の除去加工を行う方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のパターン膜除去方法に関するパタ
ーン膜除去装置の全体の構成を図2に示す。図中の1は
液体金属イオン源などのイオン源、2は光学系、3は集
束イオンビーム、4は電子銃、5は2次イオン検出器ま
たは2次電子検出器、6はガス供給源、7はノズル、8
はエッチングガスのオン、オフのためのバルブ、9はエ
ッチングガス、10はフォトマスクあるいはレチクルか
らなる試料、11はXYステージ、12は演算部、13
はCRT、14はキーボードあるいはマウスなどの外部
入力装置である。
【0003】この構成で、イオン源1から発生したイオ
ンビームは、光学系2より集束されサブミクロン径の集
束イオンビームとなり試料10に照射される。XYステ
ージ11はXY平面上を移動し、試料10の表面上の任
意の箇所を集束イオンビーム直下にする。集束イオンビ
ーム3の走査は演算部12、CRT13、外部入力装置
14などにより指定された試料10の表面上の範囲を光
学系2によりビームを偏向することによって行われ、試
料10表面上をスポット的にデジタル走査がなされる。
集束イオンビームの走査により試料10表面から発生し
た荷電粒子は、検出器5により検出され、演算部12に
より2次荷電粒子の強度に応じたパターン画像がCRT
に表示される。パターン膜除去加工は、CRT13上の
パターン画像を観察しながら、外部入力装置14により
集束イオンビーム3の繰り返し操作範囲を設定し、演算
部12を介して光学系2に指示され、集束イオンビーム
3の繰り返し走査が開始され、物理的スパッタリングに
より行われる。あるいは、集束イオンビーム3の繰り返
し走査が開始されると同時に、演算部12によりバルブ
8が開かれ、ガス供給源6からエッチングガス9がノズ
ル7より吹き付けられながらパターン膜除去加工が行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパターン膜除去
方法では、エッチングガスによる真空系のダメージがあ
った。特に排気系のターボ分子ポンプやロータリーポン
プ等の油劣化などが挙げられる。また、イオン源への悪
影響も考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
軽減するためになされたもので、エッチングガスの吹き
付けを、パターン膜除去加工中に断続的にオン、オフす
る、あるいは、エッチングガスの吹き付けの量を変化さ
せることにより、真空系に導入されるエッチングガスの
全量を減らすことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記方法の作用は、パターン膜除去加工中に導
入されるエッチングガスの全量が減ることにより、従来
エッチングガスが真空系に与えていたダメージを軽減す
ることができる。しかも、エッチングガスの全量を減ら
すことによるパターン膜除去加工の品質(パターン膜除
去部分の光透過率を良い値に保つこと)は落とさないよ
うにしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明
する。パターン膜除去装置の全体の構成は従来と同じで
あり、図2に示される。図中の1は液体金属イオン源な
どのイオン源、2は光学系、3は集束イオンビーム、4
は電子銃、5は2次イオン検出器または2次電子検出
器、6はガス供給源、7はノズル、8はエッチングガス
のオン、オフのためのバルブ、9はエッチングガス、1
0はフォトマスクあるいはレチクルからなる試料、11
はXYステージ、12は演算部、13はCRT、14は
キーボードあるいはマウスなどの外部入力装置である。
【0008】この構成で、イオン源1から発生したイオ
ンビームは、光学系2より集束されサブミクロン径の集
束イオンビームとなり試料10に照射される。XYステ
ージ11はXY平面上を移動し、試料10の表面上の任
意の箇所を集束イオンビーム直下にする。集束イオンビ
ーム3の走査は演算部12、CRT13、外部入力装置
14などにより指定された試料10の表面上の範囲を光
学系2によりビームを偏向することによって行われ、試
料10表面上をスポット的にデジタル走査がなされる。
集束イオンビームの走査により試料10表面から発生し
た荷電粒子は、検出器5により検出され、演算部12に
より2次荷電粒子の強度に応じたパターン画像がCRT
に表示される。パターン膜除去加工は、CRT13上の
パターン画像を観察しながら、外部入力装置14により
集束イオンビーム3の繰り返し操作範囲を設定し、演算
部12を介して光学系2に指示され、集束イオンビーム
3の繰り返し走査が開始され、物理的スパッタリングに
より行われる。
【0009】あるいは、集束イオンビーム3の繰り返し
走査が開始されると同時に、演算部12によりバルブ8
が開かれ、ガス供給源6からエッチングガス9がノズル
7より吹き付けられながらパターン膜除去加工が行われ
る。エッチングガスを使用しない、物理的スパッタエッ
チングでは、パターン膜除去部分の光透過率は、試料の
ガラス基板部分に対して約75%くらいである。エッチ
ングガスを導入した場合、100%に近い光透過率を得
ることができる。これは、物理的スパッタエッチングに
よりパターン膜除去部分に生成されるイオン注入層及び
表面の荒れ(これらが光透過率を悪化させている)が、
エッチングガスを吹き付けながら集束イオンビームを照
射することにより、ビーム照射部分のみが選択的に化学
的エッチングの作用により、イオン注入層を軽減し、エ
ッチング表面の荒れも軽減するという効果で、非常に高
い光透過率を得ようとするものである。
【0010】パターン膜除去加工中、エッチングガスを
吹き付けるタイミングは、加工面積が小さい場合は加工
の最初から最後までエッチングガスを吹き付けることも
あるが、通常、パターン膜の大部分を除去するのは物理
的スパッタエッチングによってなされる。例えば、クロ
ム膜は、エッチングガスとして塩素を選んだ場合に、減
速エッチングとなるが、このような場合は、スループッ
トの点で物理的スパッタエッチングのほうが優ってい
る。そして、大部分の厚みが削られた残りのパターン膜
をエッチングする際にエッチングガスが導入される。
【0011】この最後の工程においてのみエッチングガ
スを吹き付けるということで、全工程にエッチングガス
を使用するよりも少ない量のエッチングガスにできる
が、本発明による方法では更にこの量を小さくすること
ができる。図1に本発明の実施例を示す。なお、試料は
ガラス基板上にパターニングされたクロム膜であり、イ
オン源はガリウム液体金属イオン源とする。パターン膜
除去加工中に、エッチング領域から飛び出す2次イオン
をモニターすると、(a)のようになる。時刻t=0と
t=t1にCr+イオン強度15のピークがあるが、こ
れらはパターン膜の表面及び下地基板との界面付近の酸
化層によりCrがイオン化しやすくなっているためであ
る。
【0012】Si+イオン強度16は、パターン膜が大
部分削られて、下地ガラスが見えてくる時刻t=t1で
立ち上がってくる。t=t2は加工終了の時刻とする。
(b)はガス銃のバルブのオン、オフのタイミングを示
す図である。時刻0からt1までは物理的スパッタエッ
チングのみによってパターン膜を除去する。そして、時
刻t1からt2の間は、ガス銃バルブを時間tAの間だ
け開き、後は閉じるという繰り返しを時間tBごとに行
い、時刻t2に近ずいてきたら、時刻t2においてバル
ブがオンになるように最後のバルブのオンの時間tCを
調整する。
【0013】この場合、ガス銃バルブがオフの時間(t
B−tA)は物理的スパッタエッチングになっているか
というと、そうではない。この時間間隔の間にも、試料
表面に吸着しているエッチングガスおよび、残留ガスに
よりエッチング部分にエッチングガスが供給され、化学
的エッチングとなり、イオン注入層および荒れの軽減に
効果がある。
【0014】時間tA,tB,tCは、エッチング表面
の光透過率を良い値に保ち、かつバルブを開いている合
計時間が最小になるような値を実験的に見い出すことが
できる。tCが(t2−t1)に比べて小さいならば、
エッチングガスの使用量は従来の(tA/tB)倍まで
少なくすることができる。次に、本発明の他の実施例を
図3に示す。バルブのオン、オフのタイミングは、図1
での説明と同じだが、この実施例では、更にエッチング
ガスの流量を変えており、例えばガス導入の初期は少な
い流量にし、全体で使用するエッチングガスの量を減ら
しながら、イオン注入層および荒れの軽減を効果的に行
うことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、集束イオンビームによ
るフォトマスク、あるいはレチクル上のパターン膜除去
加工において、従来よりも少ないエッチングガスを使用
しながら、同等の加工品質を得ることができ、またエッ
チングガスを少なくすることで、真空系やイオン源に与
えるダメージを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるガス銃のバルブのオン、
オフのタイミングを示す図である。
【図2】パターン膜除去装置を示す図である。
【図3】本発明の実施例によるエッチングガス流量の時
間変化を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/302 D 8518−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源と、イオン源より発生したイオ
    ンビームを集束、偏向するための光学系と、試料上にエ
    ッチングガスを吹き付けるためのガス銃と、試料より放
    出される2次荷電粒子の検出器と、検出器の出力に応じ
    て前記試料上のパターンを表示する画像表示装置からな
    るパターン膜除去装置を用いたパターン膜除去方法にお
    いて、エッチングガスの吹き付けを、パターン膜除去加
    工中に断続的にオン、オフすることを特徴としたパター
    ン膜除去方法。
  2. 【請求項2】 イオン源と、イオン源より発生したイオ
    ンビームを集束、偏向するための光学系と、試料上にエ
    ッチングガスを吹き付けるためのガス銃と、試料より放
    出される2次荷電粒子の検出器と、検出器の出力に応じ
    て前記試料上のパターンを表示する画像表示装置からな
    るパターン膜除去装置を用いたパターン膜除去方法にお
    いて、エッチングガスを吹き付ける量を、パターン膜除
    去加工中に変化させることを特徴としたパターン膜除去
    方法。
JP8704992A 1992-04-08 1992-04-08 パターン膜除去方法 Pending JPH05289311A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116088265A (zh) * 2023-04-12 2023-05-09 深圳市龙图光罩股份有限公司 掩模版缺陷处理装置、方法以及终端设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116088265A (zh) * 2023-04-12 2023-05-09 深圳市龙图光罩股份有限公司 掩模版缺陷处理装置、方法以及终端设备
CN116088265B (zh) * 2023-04-12 2023-06-09 深圳市龙图光罩股份有限公司 掩模版缺陷处理装置、方法以及终端设备

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