JPH0528881Y2 - - Google Patents

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JPH0528881Y2
JPH0528881Y2 JP1987061031U JP6103187U JPH0528881Y2 JP H0528881 Y2 JPH0528881 Y2 JP H0528881Y2 JP 1987061031 U JP1987061031 U JP 1987061031U JP 6103187 U JP6103187 U JP 6103187U JP H0528881 Y2 JPH0528881 Y2 JP H0528881Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、配電盤に設けられる扉を盤フレーム
に掛止するための装置に関する。
〔従来の技術〕
配電盤の前面等に設けられる扉を盤フレームに
固定するための掛止装置には、従来より各種のロ
ツク装置が用いられてきたが、簡便に掛止を行う
ために、最近では、コイン等を用いて90度回転さ
せることによりロツク及びロツク解除を行う掛止
装置が使用されている。
例えば、サイン工業株式会社のサインフアスナ
ーという商品は、第8図に示すように、掛止スプ
リング2とフアスナー本体5とよりなり、掛止ス
プリング2をリベツト3等で支持板31に固定
し、フアスナー本体5を扉32に貫通、保持させ
ている。
第9図は、このサインフアスナーを配電盤の扉
に使用した従来例を示す。同図において、扉4に
は盤フレーム1側のフアスナー挿入孔1bに対向
する位置にフアスナー本体5を挿通し、フアスナ
ー本体5の扉面より5mm程度の所に溝部5cを形
成し、E形止め輪6を嵌合して、揺動自在に取り
付けている。フアスナー本体5の扉内面とE形止
め輪6との間に、若干の間隔を残して板状スプリ
ング33を嵌挿し、フアスナー本体5頭部の扉面
からの突出寸法を抑え、且つフアスナー本体5の
傾きを制約し、扉を閉めるときにフアスナー本体
5の先端が盤フレーム1のフアスナー挿入孔1b
に嵌合するようにしている。
フアスナー本体5には、先端に螺旋状の溝5b
が形成されており、フアスナー本体5の頭部の溝
5aにドライバー又はコインを差し込んで90度回
転させれば、螺旋状の溝5bが掛止スプリング2
に嵌合保持されるようにしている。これにより、
盤フレーム1に対して扉4を掛止させることがで
きる。フアスナー本体5の頭部の溝5aにドライ
バー又はコインを差し込んで90度逆回転させれ
ば、扉のロツクを解除することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、第9図に示すような掛止装置には、
次のような問題点がある。
すなわち、扉4を閉めようとする場合に扉を盤
フレーム側に手で押しつけると、フアスナー本体
5の先端が掛止スプリング2に強く当たり、その
押圧力又は衝撃力が板状スプリング33にかか
り、そのため板状スプリング33が弾性限界を超
えて圧縮され、変形したり折損するという問題が
ある。また、配電盤では、一般的に扉と盤本体と
の間に機械的インターロツク装置が設けられてい
るため、他の問題が生じる。すなわち、インター
ロツク装置は、例えば第4図〜第6図に示すよう
に構成されている。これらの図において、11は
操作ハンドルであり、ハンドル支持枠12によつ
て遮断器等のスイツチ13の前面に取り付けられ
ている。4は盤フレーム1の前面に開閉自在に取
り付けられる扉である。操作ハンドル11のハン
ドル軸14には、リリースレバー15が固定され
ており、このリリースレバー15には、スライド
板16を上下動させるためのピン17が取り付け
られている。スライド板16はスイツチ13のハ
ンドル13aに係合し、前記上下動によりスイツ
チ13を開閉する。
ハンドル支持枠12には、第5図、第6図に示
すように、リリースレバー15はハンドル軸14
に取り付けられており、リリースレバー15の先
端はロツクレバー10の基端に設けられた係合ピ
ン19に係合している。ロツクレバー10は支持
枠12に軸18により回動可能に支持され、その
先端が、第4図に示すように、常時は扉4に設け
られた扉施錠フツク9に係合するよう、スプリン
グ20によつて付勢されている。リリースレバー
15をスイツチ13が開放するように回動したと
き、リリースレバー15の先端がロツクレバー1
0の基端のピン19を駆動し、ロツクレバー10
の先端と扉施錠フツク9との係合をスプリング2
0の付勢力に抗して解除するようにしている。
扉施錠フツク9の先端には、第7図に示すよう
にテーパー部9a及び係合部9bが形成されてお
り、第7図aに示す扉閉塞時においては、ロツク
レバー10をスプリング20の付勢力に抗して押
し退け、bに示す過程を経てcに示す扉閉鎖位置
に至る。この状態では、ロツクレバー10の先端
が係合部9bに係合しているため、扉4を開ける
ことはできない。操作ハンドル11を切側に操作
してロツクレバー10を回動させると、第7図d
に示すように扉施錠フツク9の係止部9bとの係
合が解除され、扉4を開けることができる。この
ような機械的インターロツク装置が設けられてい
る場合、遮断器等のスイツチ13をオンにした状
態で扉を開けようとしてフアスナー本体5を回す
と、掛止スプリング2からフアスナー本体5の先
端が離脱するだけで、扉は開かない。このとき、
掛止スプリング2とフアスナー本体5の離脱代が
4mm程度あるので、扉が開かないまま扉の掛止装
置側は4mm程度浮き上がろうとし、フアスナー本
体5を介して、掛止スプリング2のバネ力で外力
に押圧されることになる。この離脱代は、フアス
ナー本体のE形止め輪6と扉4の内面との空間の
縮み代で吸収されるが、縮み代が不十分なとき
は、その空間において、板状スプリング33が弾
性限界を超えて押圧され、破損を生じたり、扉4
が湾曲するか、変形する等の問題を生じる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて案
出されたものであり、扉や掛止装置に無理や破損
を生じない構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の配電盤の扉
掛止装置は、配電盤の盤フレームの裏面に取り付
けたS字形の掛止スプリングと、配電盤の扉側に
取り付けられておよそ90度回転させることにより
先端に形成した螺旋状の横溝が前記盤フレームに
設けた挿入孔を通して前記掛止スプリングの長手
方向の中央部に嵌まり込む棒状のフアスナー本体
とよりなる扉掛止装置において、前記フアスナー
本体を、該フアスナー本体の嵌合ストロークより
大きい圧縮代を有する緩衝スプリングを前記扉の
内側に介して該扉に取り付けたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。第1図は、本考案の扉掛止装置
の構成を示す横断平面図である。扉4には、盤フ
レーム1側のフアスナー挿入孔1bに対向する位
置に形成したフアスナー取付孔4aに、フアスナ
ー本体5を挿通し、フアスナー本体5の扉面より
前記フアスナー本体5の離脱代と緩衝スプリング
7の密着高さとの和よりも十分大きい所、例えば
16mm程度の所に溝部を形成し、E形止め輪6を嵌
合して、揺動自在に取り付けている。フアスナー
本体5の扉内面とE形止め輪6との間にコイルス
プリング7を装着し、フアスナー本体5の傾きを
制約し、扉を閉めるときにフアスナー本体5の先
端が盤フレーム1のフアスナー挿入孔1bにほぼ
嵌合するようにしている。盤フレーム1の取付部
1aには、第2図に示すようなS字形の掛止スプ
リング2がリベツト3によつて固定されており、
フアスナー本体5先端の螺旋状溝5bに係合可能
としている。フアスナー本体5の頭部の溝5aに
ドライバー又はコインを差し込んで90度回転させ
れば、螺旋状の溝5bが掛止スプリング2に嵌合
保持される。これにより、盤フレーム1に対して
扉4を掛止させることができる。フアスナー本体
5の頭部の溝5aにドライバー又はコインを差し
込んで逆方向へ90度回転させれば、螺旋状溝5b
と掛止スプリング2との係合が外れ、扉のロツク
を解除することができる。なお、8は扉4と盤フ
レーム1との間の蝶番を示している。
第1図は扉4を閉めて掛止した状態を示すもの
であるが、扉4はそのままでフアスナー本体5を
90度回転してスプリング2に対する係合を解いた
状態又は開扉状態から扉4を盤フレーム1側に押
し当てた状態を第3図に示す。この状態では、フ
アスナー本体5の先端がスプリング2によつて受
け止められた状態になつている。フアスナー本体
5は扉4に対してコイルスプリング7を介して取
り付けられており、フアスナー本体5は長手方向
に移動可能となつている。したがつて、フアスナ
ー本体5の頭部が扉4から突出することにより、
スプリング2に対する負荷が回避できる。すなわ
ち、スプリング2がフアスナー本体5あるいは扉
4に及ぼす圧力、衝撃を緩和することができる。
この場合、スプリング2による負荷の大きさは、
コイルスプリング7の圧縮長lにバネ定数を乗じ
た力となる。第3図の状態から操作ハンドル11
をオフにすると、扉4との機械的インターロツク
が解除され、扉4を開放することができる。
このように、コイルスプリング7を介してフア
スナー本体5を移動可能に取り付けているため、
扉を開ける方向にフアスナー本体5を回した場
合、コイルスプリング7の圧縮により、フアスナ
ー本体5の移動分を吸収し、扉4やフアスナー部
分に無理な力が掛かることなく、スプリング7の
破損や扉の変形を防止することができる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案においては、フ
アスナー本体を、緩衝スプリングを介して移動可
能に扉に取り付けるようにしている。したがつ
て、外部操作ハンドルをオンにした状態でフアス
ナー本体を掛止解除方向に回しても、フアスナー
本体の移動分を緩衝スプリングで吸収して、扉の
閉塞状態を確実に維持し、また無理に開放させよ
うとする力が働くのを防止でき、扉の閉鎖状態の
信頼性及び内部機器の安全性を向上させることが
できる。また、扉を閉めたときにフアスナー本体
の先端が掛止スプリングに当たつても、緩衝スプ
リングで負荷が緩衝されるため掛止スプリングに
無理な力が掛かることがなく、したがつて、上記
の何れの状態においても、フアスナーや掛止スプ
リング及び扉の変形や破損を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の横断平面図、第2図
は掛止スプリングの取付部を示す背面図、第3図
は扉を閉じてフアスナー本体が閉められていない
状態の横断断面図、第4図は扉と扉施錠フツクと
ロツクレバーとの関係を示す側面図、第5図は扉
に取り付けられるインターロツク装置の正面図、
第6図はその扉への取付状態を示す横断平面図、
第7図はロツクレバーと扉施錠フツクとの係合関
係の説明図、第8図は既存のフアスナー装置の例
を示す分解斜視図、第9図は従来の扉掛止装置の
断面図である。 1……盤フレーム、1a……取付部、1b……
挿入孔、2……スプリング(掛止スプリング)、
3……リベツト、4……扉、5……フアスナー本
体、5a……直線溝、5b……螺旋状の溝、6…
…E形止め輪、7……コイルスプリング(緩衝ス
プリング)、8……蝶番。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 配電盤の盤フレーム1の裏面に取り付けたS字
    形の掛止スプリング2と、配電盤の扉4側に取り
    付けられておよそ90度回転させることにより先端
    に形成した螺旋状の横溝5bが前記盤フレーム1
    に設けた挿入孔1bを通して前記掛止スプリング
    2の長手方向の中央部に嵌まり込む棒状のフアス
    ナー本体5とよりなる扉掛止装置において、前記
    フアスナー本体5を、該フアスナー本体5の嵌合
    ストロークより大きい圧縮代を有する緩衝スプリ
    ング7を前記扉4の内側に介して該扉4に取り付
    けたことを特徴とする配電盤の扉掛止装置。
JP1987061031U 1987-04-21 1987-04-21 Expired - Lifetime JPH0528881Y2 (ja)

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JP1987061031U JPH0528881Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21

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JPS63167310U JPS63167310U (ja) 1988-10-31
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5016879U (ja) * 1973-06-11 1975-02-22
JPS5347000B2 (ja) * 1976-03-26 1978-12-18

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