JPH05286289A - Icカードおよびその製造方法 - Google Patents

Icカードおよびその製造方法

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JPH05286289A
JPH05286289A JP4094479A JP9447992A JPH05286289A JP H05286289 A JPH05286289 A JP H05286289A JP 4094479 A JP4094479 A JP 4094479A JP 9447992 A JP9447992 A JP 9447992A JP H05286289 A JPH05286289 A JP H05286289A
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JP
Japan
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conductor layer
card
terminal
module
external connection
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JP4094479A
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English (en)
Inventor
Susumu Kinoshita
將 木下
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子の傷が目立たなくなるICカードおよび
その製造方法の提供 【構成】 ICカードは、カード本体と、本体内に設け
られたICモジュールと、本体の表面上に露出し、モジ
ュールと電気的に接続された鏡面仕上げの外部接続用端
子3とを有している。端子3は、下地導体層3dと、中
間導体層3eと、表面導体層3fとから構成されてお
り、下地導体層3dに凹凸を形成することにより、表面
導体層3fに1〜30μmの波型断面の細い筋状の凹凸
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICカードおよびそ
の製造方法に関し、特に、ICカードの外部接続用端子
の表面構造の改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量の情報が記憶できる携帯可能な媒
体としてICカードが知られており、医療用カルテなど
の用途が期待されており、例えば、特開平3−8729
9号公報にその一例が開示されている。図4は、前記公
報に開示されているものを含めて、この種のICカード
の一般的な構造を示している。
【0003】同図に示すICカードは、平板状のカード
本体1と、このカード本体1に埋設されたICモジュー
ル2と、モジュール2の表面に露出した外部接続用端子
3とを有している。図5は、端子3の部分の断面図であ
り、端子3は、下地導体層3aと、中間導体層3bと、
表面導体層3cの三層構造になっている。
【0004】ところで、この種のICカードにおいて
は、カードに情報を書き込んだり、あるいは、カードに
記憶されている情報を読みだす際には、カードのリー
ド,ライト装置にこれを挿入し、端子3と装置との電気
的な接続をとる必要があるので、一般的には、端子3
は、挿入の容易性を確保するために、カード本体1と面
一になるように形成され、しかも、その表面は鏡面に近
い平滑な面に仕上げられており、例えば、電気抵抗の小
さい金メッキ(表面導体層3c)が施されている。
【0005】このような構造のICカードは、通常、平
板状のカード本体1に、外部接続用端子3を形成したI
Cモジュール2を搭載する製造方法が採用されている。
しかしながら、このような表面構造の端子3には、以下
に説明する技術的課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記構造の
ICカードは、前述したようにICモジュール2の一部
として端子3が形成され、この端子3は、鏡面仕上げが
施されている。ところが、ICモジュール2の組立とテ
ストをするときやカード本体1にICモジュール2を実
装する際には、治具にカードを保持させて組み立て装置
にセットするが、この時、端子3と装置や治具の接触面
に異物があり、この状態で圧力を加えたりあるいは振動
させると、端子3の表面にスリ傷や押し傷などが発生す
る。
【0007】もちろん、このような実情は、十分に理解
されていて、組み立て装置や治具の点検は、注意深く行
われているが、それでもなおかつ端子3に細かい傷がつ
くことがある。このようなスリ傷などが発生すると、端
子3が鏡面仕上げされていることから非常に目立つよう
になり、外観不良となり、その選別工数が増大し、コス
トアップの要因となっていた。
【0008】この発明は、このような実情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、比較的簡単
な工程を付加することにより、端子の傷が目立たなくな
るようにし、外観不良品の発生を低下させ、コストアッ
プ要因を排除できるICカードおよびその製造方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、平板状のカード本体と、このカード本体
内に設けられたICモジュールと、前記カード本体の表
面上に露出し、前記ICモジュールと電気的に接続され
た鏡面仕上げの外部接続用端子とを有するICカードに
おいて、前記外部接続用端子に1〜30μmの凹凸を設
けたことを特徴とする。
【0010】また、上記構造のICカードの製造方法と
して、平板状のカード本体に、鏡面仕上げされた外部接
続用端子を形成したICモジュールを搭載するICカー
ドの製造方法において、前記外部接続用端子は、下地導
体層と、中間導体層と、表面導体層とを順に行うことに
より形成され、前記3つの導体層のいずれか1つを形成
した後に、当該導体層に凹凸を形成する粗面化処理を施
すことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成のICカードおよびその製造方法によ
れば、外部接続用端子に凹凸が設けられているので、光
が乱反射して、傷が目だたなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照にして詳細に説明する。なお、以下の説明にお
いては、前述した従来例と同一若しくは相当する部分に
は、同一符号を付している。図1および図2は、本発明
にかかるICカードの一実施例を示している。
【0013】同図に示すICカードの外観は、図4に示
した従来のICカードと基本的な部分については同じで
あり、平板状のカード本体1と、このカード本体1内に
設けられたICモジュール2と、前記ICモジュール2
の中でICチップと電気的に接続された鏡面仕上げの外
部接続用端子3とを有している。
【0014】この実施例では、ICモジュール2の端子
3は、例えば、ガラスエポキシ樹脂からなる絶縁基板本
体の片面にエッチング法や印刷法などにより形成された
導電パターンであり、さらに、当該絶縁基板の反対面に
形成された導体パターン6と端子3はスルホールにより
接続されている。ICチップ4と導体パターン6とが接
続金属線で結ばれているので、ICチップ4と端子3と
が電気的に接続されている。
【0015】図2は、外部接続用端子3の断面図であ
り、端子3は、下地導体層3dと、中間導体層3eと、
表面導体層3fとから構成されており、下地導体層3d
に凹凸を形成することにより、表面導体層3fに深さが
1〜30μmの波型断面の細い筋状の凹凸が形成されて
いる。
【0016】ここで、凹凸の深さを1〜30μmとする
のは、通常、中間導体層3eの厚みは、最大で40μm
程度であり、この部分に凹凸を形成するとすれば、可能
な凹凸の深さは30μm以下となる。また、表面導体層
3fの厚みは、10μm以下であり、この部分に凹凸を
形成するとすれば、可能な凹凸の深さは数μm以下にな
る。一方、凹凸による光の乱反射は、凹凸の深さが1μ
m以上から期待できることから、凹凸の深さは1〜30
μmの範囲内にしなければならない。
【0017】なお、凹凸の深さの上限は、上記中間導体
層3eの厚みによる理由以外に、深さがあまり大きくな
ると、端子3の電気的接触抵抗が大きくなりすぎるとと
もに、凹部に異物が付着して溜まる可能性が大きくなる
ことからも30μm以下に制限される。
【0018】次に、上記構造のICカードの製造方法に
ついて説明する。図1に示すICカードの製造では、ま
ず、合成樹脂製のカード本体1に予めガラスエポキシ樹
脂からなる絶縁基板本体の両面に印刷法やエッチング法
で形成された導体パターン6および端子3と、当該絶縁
基板本体にICチップ4を収容する座グリを行い、固定
されたICチップ4と導体パターン6とを接続金属線で
電気的接続をし、封止して作られたICモジュールを埋
め込むことにより、図4に示した外観形状のICカード
が製造される。
【0019】この場合、端子3は、図2に示したよう
に、下地導体層3dと、中間導体層3eと、表面導体層
3fとから構成され、この実施例では、下地導体層3d
を形成した後に、その表面に凹凸を形成する粗面化処理
が行われる。この粗面化処理の具体例としてはバフ処理
やサンドブラスト処理が採用される。
【0020】このような凹凸が形成された下地導体層3
d上に、30μm程度の厚みの中間導体層3eや、10
μm程度の厚みの表面導体層3fを、例えばメッキ処理
によって形成すると、これらの中間および表面導体層3
e,fが、下地導体層3dの凹凸に倣って形成されるの
で、端子3の表面に凹凸が形成される。
【0021】さて、以上の構成のICカードおよびその
製造方法によれば、外部接続用端子3に凹凸が設けられ
ているので、仮に製造工程の途中などで傷が端子3につ
いたとしても、凹凸や傷の部分で光が乱反射して、傷が
殆ど目だたなくなる。
【0022】なお、上記実施例では、端子3の下地導体
層3dに凹凸を形成する粗面化処理を施した場合を例示
したが、この発明の実施はこれに限定されることはな
く、中間導体層3eや表面導体層3fに粗面化処理を施
すことも可能であり、特に、中間導体層3eや下地導体
層3dに粗面化処理を施す場合には、以下の効果があ
る。
【0023】すなわち、端子3の表面導体層3fは、一
般的に、電気抵抗が小さく、高価な金などの薄い貴金属
がメッキなどにより形成されているので、あまり深い凹
凸を形成することができないが、中間導体層3fや下地
導体層3dは、比較的厚く形成されるので、凹凸の許容
範囲が広くとれる利点がある。
【0024】図3は、本発明の端子3に適用できる凹凸
の他の例を示している。同図の(1)〜(5)までは、
平行な直線,交差する直線,直線と曲線の組み合わせ,
交差する曲線からなる筋状の凹凸を示しており、このよ
うな凹凸パターンは、回転するバフを用いることにより
形成され、凹凸の深さは、バフを押しつける圧力やバフ
の材質を選択することにより調整できる。
【0025】また、図3(6)に示す梨地状の凹凸は、
サンドブラストやエッチングにより形成することができ
る。この方法による凹凸形成では、図3(7)〜(1
6)に示す断面形状のものや、同図(17)〜(22)
に示す、半球,円柱,角柱,円錐台,角錐台,円錐,角
錐,波形立体等の各種の立体形状のものが得られる。
【0026】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかるICカードおよびその製造方法によれば、外部接
続用端子に所定の深さの凹凸を形成することにより、鏡
面仕上げされた端子の傷が殆ど目だたなくなるので、外
観不良がなくなり、選別工数も不要となり、コストダウ
ンが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるICカードの一例を示す要部断
面図である。
【図2】図1の端子部の拡大断面図である。
【図3】本発明で採用される端子の凹凸形状を示す説明
図である。
【図4】従来のICカードの一例を示す斜視図である。
【図5】図4の端子部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 カード本体 2 ICモジュール 3 外部接続用端子 3d 下地導体層 3e 中間導体層 3f 表面導体層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のカード本体と、このカード本体
    内に設けられたICモジュールと、前記カード本体の表
    面上に露出し、前記ICモジュールと電気的に接続され
    た鏡面仕上げの外部接続用端子とを有するICカードに
    おいて、 前記外部接続用端子に1〜30μmの凹凸を設けたこと
    を特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 平板状のカード本体に、鏡面仕上げされ
    た外部接続用端子を形成したICモジュールを搭載する
    ICカードの製造方法において、 前記外部接続用端子は、下地導体層と、中間導体層と、
    表面導体層とを順に行うことにより形成され、 前記3つの導体層のいずれか1つを形成した後に、当該
    導体層に凹凸を形成する粗面化処理を施すことを特徴と
    するICカードの製造方法。
JP4094479A 1992-04-14 1992-04-14 Icカードおよびその製造方法 Pending JPH05286289A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100708879B1 (ko) * 2005-04-26 2007-04-20 정현인 글리터 플라스틱 카드 및 제조방법
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Effective date: 20000627