JPH0528520A - 情報記録再生装置、情報記録媒体、および情報記録再生システム - Google Patents

情報記録再生装置、情報記録媒体、および情報記録再生システム

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Publication number
JPH0528520A
JPH0528520A JP3205556A JP20555691A JPH0528520A JP H0528520 A JPH0528520 A JP H0528520A JP 3205556 A JP3205556 A JP 3205556A JP 20555691 A JP20555691 A JP 20555691A JP H0528520 A JPH0528520 A JP H0528520A
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JP
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recording medium
light
light spot
phase pit
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JP3205556A
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English (en)
Inventor
Toshinori Sugiyama
寿紀 杉山
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Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光スポット径より短い間隔で配列された情報
記録媒体上の位相ピット列に対し情報記録再生装置から
非点収差を持った光束を照射し、反射光の強度変化を検
出することにより、フォーカシング誤差信号を得る。 【構成】 媒体上に形成された光スポット9の形状は非
点収差のためフォーカシング誤差に応じて楕円状に変化
する。光スポット径より短い間隔で配列された2個の位
相ピット17a,17bの間を光スポット9が通過する
と、反射光の強度(特に、グラフ中の山状になった部分
の強度)は光スポット9の形状即ちフォーカシング誤差
に応じて変化する。前記反射光は最終的に光検出器に導
かれ電気信号に変換されるので、前記電気信号を処理す
ることによりフォーカシング誤差信号が得られる。 【効果】 光学系が温度変化、振動、光学部品上の埃や
汚れなどの影響を受けにくくなるため、前記装置の信頼
性が向上する。また、光学系の構造をより簡単にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体に対し光
スポットにより情報の記録再生を行なう情報記録再生シ
ステムに係り、ユーザー情報の記録再生システムおよび
情報記録媒体の検査装置などにおけるフォーカシング誤
差信号検出方式の改良に関する。即ち、情報記録媒体か
らの反射光束により光検出器上に投影された光スポット
の形状や大きさからフォーカシング誤差信号を検出する
従来の方式に替わり、光検出器上に導かれた媒体反射光
の強度変化からフォーカシング誤差信号を検出する方式
を用いた情報記録再生装置の光学系および情報記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本明細書において用いる語句につ
いて以下のように定義する。 フォーカシング誤差:情報記録媒体の、情報記録再生
装置の光学系のジャストフォーカス点(合焦点)からの
ずれ。即ち、前記ジャストフォーカス点に対する前記情
報記録媒体の位置を示す。 フォーカシング誤差信号:前記フォーカシング誤差に
対応した電気信号。前記光学系の光検出器からの出力信
号をフォーカシング誤差信号検出用電子回路で演算処理
することにより得られる。 位相ピット:情報記録媒体上にピットポジション方式
によりあらかじめ形成されている凹凸状のピット。 光スポット径:情報記録再生用の光スポット内の光強
度分布は、通常ガウス分布をなしており、光強度は中心
部で最も強く、周辺部へ向かうにつれて次第に弱くな
る。本明細書においては、前記光スポットが最小錯乱円
となったとき、光強度が中心の光強度の1/e2倍とな
る点によって描かれる円の直径を光スポット径と定義す
る。 媒体反射光:情報記録媒体の記録面で反射された光。
【0003】数式A:0.5φ≦X<φ+D(ただ
し、X:位相ピット間のピッチ、φ:光スポット径、
D:位相ピット径) 数式B:X≧φ+D(ただし、X:位相ピット間のピ
ッチ、φ:光スポット径、D:位相ピット径)
【0004】一般に情報記録媒体に対して情報を記録す
る場合には、光スポットを回折限界近くまで集光して用
いるため、高密度の記録が可能である。しかし、その反
面前記光スポットに対する高精度のフォーカシング制御
およびトラッキング制御が欠かせない。高精度のフォー
カシング誤差信号を検出することができれば、高精度の
フォーカシング制御が可能であるが、従来フォーカシン
グ誤差信号を検出する方法として非点収差方式や前後差
動方式などの検出方式がよく用いられてきた。
【0005】非点収差方式では、図7に示すような光学
系の構成が用いられる。この光学系においては、図示し
たように、偏光ビームスプリッタ4から光検出器25ま
での光路中に円柱レンズ24(光束に非点収差を与える
ことができれば他の光学部品を用いても良い)が配置さ
れ、通過する光束に非点収差が与えられる。従って、情
報記録媒体10とこの光学系との間にフォーカシング誤
差が生じた場合には、光検出器25上に投影される光ス
ポットの形状は、前記フォーカシング誤差の方向と大き
さに対応して楕円状に変化する。
【0006】ここで、光検出器25は四分割フォトダイ
オードにより構成されているが、それぞれのフォトダイ
オードへ入射する光量は前記光スポットの形状に対応し
ている。そして、それぞれのフォトダイオードから入射
光量に対応して変換された電気信号がフォーカシング誤
差信号検出用電子回路へ出力される。前記電気信号は前
記回路において演算処理され、フォーカシング誤差信号
として出力される。このように、非点収差方式は、前記
光スポットの形状からフォーカシング誤差信号を検出す
る方式であると言える。
【0007】次に、前後作動方式の光学系は図8に示す
ような構成になる。この光学系においては、集光レンズ
7を通過した光束は検光子(偏光ビームスプリッタ)1
3により2本に分割される。そして、分割された一方の
光束の焦点前面およびもう一方の光束の焦点後面にそれ
ぞれ光検出器26a,26bが配置されている。従っ
て、情報記録媒体15とこの光学系との間にフォーカシ
ング誤差が生じた場合には、2個の光検出器26a,2
6b上に投影されるそれぞれの光スポットの大きさは、
前記フォーカシング誤差の大きさに対応して互いに逆向
きに変化する。
【0008】ここで、光検出器26a,26bはそれぞ
れ一定の間隔を置いた2個のフォトダイオードにより構
成されているが、それぞれのフォトダイオードへ入射す
る光量は前記光スポットの大きさに対応している。そし
て、それぞれのフォトダイオードから入射光量に対応し
て変換された電気信号がフォーカシング誤差信号検出用
電子回路へ出力される。前記電気信号は前記回路におい
て演算処理され、フォーカシング誤差信号として出力さ
れる。このように、前後差動方式は、前記2個の光スポ
ットの大きさからフォーカシング誤差信号を検出する方
式であると言える。
【0009】上記非点収差方式および前後差動方式のい
ずれのフォーカシング誤差信号検出方式においても、光
検出器上に投影される光スポットの形状が歪んだり、大
きさが狂ったり、位置がずれたりしないように、光学系
にかなりの正確さが要求されており、実際に実現しよう
とする場合には、下記のような問題が生じる。
【0010】光学系が温度変化、振動などの外部環境
条件、あるいは光学部品表面上に付着した埃や汚れなど
の影響を受けやすい。即ち、情報記録再生装置の信頼性
が高くない。 光学系の構造が複雑になる。さらに、光学系の組み立
て、調整に高い精度が要求されるため、これらの作業に
多くの時間と労力を要する。また、高精度の光学部品を
必要とするため、製造コストが高くなる。
【0011】なお、最近では上記2種類の検出方式以外
に、情報記録媒体上に形成されたフォーカシング制御用
位相ピットを用いてフォーカシング誤差信号を検出する
方式が提案されている(特開平2−3109)。しか
し、この方式は、2種類のフォーカシング制御用位相ピ
ットによる光検出器の出力信号の変調タイミングのずれ
を検出する、あるいは変調レベルの差を比較することに
よりフォーカシング誤差信号を検出する方式である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】非点収差方式や前後作
動方式などの従来のフォーカシング誤差信号検出方式
は、以上説明したように光検出器上に投影された光スポ
ットの形状や大きさからフォーカシング誤差信号を検出
する構成となっているため、上記の問題点を解決するの
は極めて困難であった。本発明は、下記に示す長所を備
えた情報記録再生装置、前記情報記録再生装置に用いら
れる情報記録媒体、および両者により構成された情報記
録再生システムを提供することを目的とする。
【0013】光学系が温度変化、振動などの外部環境
条件、あるいは光学部品表面上に付着した埃や汚れなど
の影響を受けにくい。即ち、情報記録再生装置の信頼性
が高い。 光学系の構造が簡単であり、光学系の組み立て、調整
にあまり時間と労力を要しない。また、製造コストが安
い。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による情報記録再
生装置は、下記の手段を備えている。 半導体レーザ光源から情報記録媒体までの光路におい
て光束にλ/8以上かつλ/2以下の非点収差を与える
手段。
【0015】光検出器において入射した媒体反射光の
強度変化に対応して変換され、出力された電気信号の強
度変化から、フォーカシング誤差信号を検出し出力する
手段。
【0016】一方、本発明による情報記録媒体は、少な
くとも2個の隣接する位相ピットが数式Aに示したピッ
チで配列されたフォーカシング制御用位相ピット列を備
えている。
【0017】さらに、本発明による情報記録再生システ
ムは、上記の情報記録再生装置と上記の情報記録媒体を
備えている。
【0018】
【作用】本発明による情報記録再生装置、情報記録媒体
および情報記録再生システムに用いられるフォーカシン
グ誤差信号検出方式の原理について、順を追って説明す
る。 (1)まず、本発明による情報記録再生装置の光学系か
ら出射される光束には、あらかじめ所定の非点収差、即
ちλ/8以上かつλ/2以下、さらに望ましくはλ/6
以上かつλ/3以下の非点収差が与えられている。理由
は次のとおりである。即ち、非点収差が大き過ぎると前
記光束により情報記録媒体上に形成される光スポットの
最小錯乱円の大きさが大きくなるため、情報記録媒体の
記録密度が低下し、逆に小さ過ぎるとフォーカシングが
ずれた場合形成される光スポットの楕円率が小さくな
り、フォーカシング誤差検出感度が低下するためであ
る。
【0019】(2)次に、本発明による情報記録再生装
置の光学系から出射される光束の断面形状について図3
を用いて説明する。図3は非点収差による光束の断面形
状変化を示す説明図である。前記光学系から出射される
光束28にはあらかじめ所定の非点収差が与えられてい
るため、図示したように光束28の断面形状即ち光スポ
ット9の形状は、対物レンズ6に近い方からジャストフ
ォーカス点(合焦点)を経て遠ざかるにつれて、長軸方
向が情報記録媒体のトラック方向に対して平行な楕円か
ら真円(最小錯乱円)を経て長軸方向が前記トラック方
向に対して垂直な楕円へと連続的に変化する。
【0020】(3)次に、本発明による情報記録媒体上
にあらかじめ形成されている位相ピットの配列につい
て、一例として図4を用いて説明する。図4は、情報記
録媒体上に形成された光スポット、位相ピット列、およ
び媒体反射光の強度との関係を示す説明図である。図示
したように、情報記録媒体上には、1対のクロック制御
兼用のフォーカシング制御用位相ピット17a,17b
と、2対のトラッキング制御兼用のフォーカシング制御
用位相ピット18a,18b,19a,19bから成る
フォーカシング制御用位相ピット列27があらかじめ形
成されている。
【0021】また、互いに対になっている位相ピット間
のピッチは数式Aに示した範囲内に設定されている。理
由は次のとおりである。即ち、前記ピッチが数式Aに示
した範囲内に入っているとき、光スポット9は各位相ピ
ット対に対し適度な感度を持ち、変調度が大きくとれる
からである。さらに、位相ピット17bと位相ピット1
8a間のピッチは数式Bに示した範囲に設定されてい
る。
【0022】また、これらの位相ピット対から成るフォ
ーカシング制御用位相ピット列27は、情報記録媒体上
に離散的に配置されているが、情報記録再生装置のサー
ボ帯域を考慮すると、トラック1周当り100個所から
500個所程度配置されていることが望ましい。詳細は
以下のとおりである。前記位相ピット列27の配置数が
100個所未満の場合には、よほど平坦性の良い基板で
ない限り光学ヘッドを確実に追随させるのは困難とな
り、現実には非常に難しい。従って下限は100個所程
度であると考えられる。次に、上限については基本的に
限度はないが、光学ヘッドの追随性を考慮すると100
0個所程度あれば問題ない。しかし、記録容量の点を考
慮すると、前記位相ピット列27の数は出来る限り少な
い方が望ましい。そこで、どの程度前記位相ピット列2
7の数を減らせるのか検討を行なったところ、500個
所程度が限度であることが判明した。これ以下になる
と、平坦性の悪い基板に対する追随性に問題が生じる。
【0023】(4)次に、前記光学系の光検出器からフ
ォーカシング誤差に対応する電気信号が出力される過程
について図4を用いて説明する。まず、フォーカシング
誤差がない場合、即ち光スポット9が最小錯乱円となっ
ている場合(図中Aの状態)について考える。互いに対
になっている位相ピット間のピッチは前記情報記録媒体
上に形成される光スポット9の直径φと位相ピット径D
との和より短く設定されている(即ち、前記位相ピット
間の間隔は光スポット径φより短く設定されている)た
め、このような位相ピット対上を光スポット9が通過す
る場合、媒体反射光の強度レベルは図4のグラフ(媒体
反射光の強度変化を表わすグラフ)に示すように山状に
変化する。また、この山状になった部分の頂点のレベル
(以下、極大値と略す。図中のH1,H2,H3に該当
する。)はミラーレベルに比べ低くなる。
【0024】次に、フォーカシング誤差が生じ、光スポ
ット9の形状が、長軸方向が前記トラック方向に対して
垂直な楕円になった場合(図中Bの状態)には、光スポ
ット9の前記位相ピット対に対する分解能が向上するの
で、生じる極大値はフォーカシング誤差がない場合より
大きくなる。そして、その変化量は前記フォーカシング
誤差の大きさに対応する。
【0025】次に、前記フォーカシング誤差に対して逆
方向のフォーカシング誤差が生じ、光スポット9の形状
が、長軸方向が前記トラック方向に対して平行な楕円に
なった場合(図中Cの状態)には、光スポット9の前記
位相ピット対に対する分解能が低下するので、生じる極
大値はフォーカシング誤差がない場合より小さくなる。
そして、その変化量は前記フォーカシング誤差の大きさ
に対応する。
【0026】以上まとめると、媒体反射光の強度、特に
前記の山状になった部分の極大値はフォーカシング誤差
の方向および大きさに対応して変化するといえる。そし
て、前記媒体反射光は最終的に光検出器へ導かれ、電気
信号に変換される。従って、前記光検出器から前記フォ
ーカシング誤差の方向および大きさに対応した電気信号
が出力される。
【0027】(5)前記光検出器の出力信号からフォー
カシング誤差信号を検出する方法は以下のとおりであ
る。前述したように、基本的には前記光検出器の出力信
号から山状になった部分の極大値を少なくとも1個検出
すれば、フォーカシング誤差の方向および大きさがわか
る。しかし、前記極大値を1個しか検出しなかった場合
には、不正確になりやすいので、一例として以下に示す
数式Cを考案した。数式Cの値を求めることにより、比
較的正確なフォーカシング誤差の方向および大きさを知
ることができる。
【0028】 数式C: Af=(H1+H2+H3)/(L1+L2+L3+L4+L5+L6) 〔ただし、Af:フォーカシング誤差の方向および大き
さに対応する値、H1〜H3:極大値、L1〜L6:極
小値(図4のグラフに示された谷状になった部分の最底
点のレベル)〕
【0029】なお、数式Cにおいて複数個の極大値およ
び極小値をとり、それぞれの和を求めたのは、情報記録
媒体上の小さな傷や欠陥などの影響を低減するためであ
る。さらに、両者の比をとったのは、情報記録媒体の反
射率変動や、光学系に付着したゴミや汚れによる光検出
器に到達する媒体反射光の強度低下などの影響を排除す
るためである。こうすることにより、正確で安定したフ
ォーカシング制御が可能となる。
【0030】実際には、光検出器の出力信号から複数個
の極大値および極小値を検出し、さらに一例として数式
Cに示したような演算処理を行うように設計された電子
回路を用いることにより、フォーカシング誤差の方向お
よび大きさに対応する電気信号が得られる。前記電気信
号はそのまま、あるいは適当な処理を受けた後、フォー
カシング誤差信号としてフォーカシング制御装置へ出力
される。
【0031】(6)以上述べたように、本発明における
フォーカシング誤差信号検出方式においては、単に前記
光検出器上に導かれた媒体反射光の強度変化を検出する
だけで、フォーカシング誤差信号を検出できる。従っ
て、媒体反射光光束により光検出器上に形成される光ス
ポットが前記光検出器の受光範囲内に入ってさえいれ
ば、前記光スポットの形状が歪んだり、大きさが狂った
り、位置がずれたりしても、出力されるフォーカシング
誤差信号は何ら影響を受けない。このことは、本発明に
おけるフォーカシング誤差信号検出方式による光学系
は、従来の検出方式による光学系ほど正確さを必要とせ
ず、たとえ多少の狂いが生じても情報記録再生装置の機
能に支障が生じないことを示している。
【0032】従って、本発明におけるフォーカシング誤
差信号検出方式による光学系は、従来の検出方式による
光学系より温度変化、振動などの外部環境条件、あるい
は光学部品表面上に付着した埃や汚れなどの影響を受け
にくくなる。また、本発明におけるフォーカシング誤差
信号検出方式を用いた場合には、従来の検出方式ほど光
学系を高精度にする必要がなく、前記光検出器の受光面
の大きさを前記光スポットの径に対してある程度大きく
設定しておくだけで良いので、光学系の構造をより簡単
にすることができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明による実施例を図面を用いて説
明する。 (実施例1)本発明による情報記録再生装置の一実施例
について図1を用いて説明する。図1は本発明による情
報記録再生装置の光学系の一実施例を示す原理説明図で
ある。図示したように、半導体レーザ光源1から出射さ
れたレーザ光(直線偏光光)は、平行透過板2により所
定の非点収差を与えられた後、コリメータレンズ3によ
り平行光に変換され、P偏光成分だけが偏光ビームスプ
リッタ4を透過する。次に、λ/4板5により円偏光光
に変換された後、対物レンズ6により集光され、情報記
録媒体10の記録膜11上に照射される。このようにし
て、記録膜11上に所定の非点収差を与えられた光スポ
ット9が形成される。
【0034】光スポット9に最終的に与えられる非点収
差は、半導体レーザ光源1が元々持っている非点隔差
(通常1μmから6μm程度)、コリメータレンズ3と
対物レンズ6の組み合わせ、および平行透過板2の光学
的厚さと傾き角により決定される。本実施例において
は、屈折率1.52、厚さ1mmの平行透過板2の傾き
角を調整することにより約λ/4程度の非点収差を光ス
ポット9に与えている。
【0035】次に、情報記録媒体10上に照射された光
束は、記録膜11の反射率、位相ピット間のピッチ、お
よび光スポット形状との組み合わせに応じた強度で反射
され、対物レンズ6により再び平行光に変換される。こ
の媒体反射光は再びλ/4板5を通過するとき円偏光光
から直線偏光光(S偏光光)に変換され、偏光ビームス
プリッタ4で反射される。そして集光レンズ7で再び集
光された後、光検出器8へ導かれ、電気信号に変換され
る。ここで、光検出器8には、前記媒体反射光光束の径
に対し十分広い受光面を持つものを用いた。
【0036】次に、前記電気信号から3個の極大値およ
び6個の極小値を検出して前述の数式Cに示した演算処
理を行うフォーカシング誤差信号検出用電子回路を作製
し、光検出器8と接続した。さらに、前記フォーカシン
グ誤差信号検出用電子回路をフォーカシング制御装置に
接続し、情報記録再生装置を完成させた。
【0037】(実施例2)本発明による情報記録再生装
置の他の実施例について図2を用いて説明する。本実施
例は、情報記録媒体15からの媒体反射光の偏光状態の
変化により記録再生を行う光磁気情報記録再生装置に本
発明を応用したものである。図2は本発明による光磁気
情報記録再生装置の光学系の一実施例を示す原理説明図
である。図示したように、半導体レーザ光源1から出射
されたレーザ光(直線偏光光)は、平行透過板2により
所定の非点収差を与えられた後、コリメータレンズ3に
より平行光に変換される。次に、P偏光光を部分的に反
射する偏光ビームスプリッタ12(通常は、P偏光光反
射率30%前後)を透過した後、対物レンズ6により集
光され、情報記録媒体15の記録膜16上に照射され
る。このようにして、記録膜16上に所定の非点収差を
与えられた光スポット9が形成される。ここで、光スポ
ット9には、実施例1の場合と同様に約λ/4程度の非
点収差を与えている。
【0038】次に、情報記録媒体15上に照射された光
束は、実施例1の場合と同様に記録膜16の反射率、位
相ピット間のピッチ、および光スポット形状との組み合
わせに応じた強度で反射されるが、情報記録媒体15の
データ記録部においては、さらにカー回転効果あるいは
ファラデー効果により反射光の偏光面が記録膜16の磁
化方向に応じて回転する。記録膜16上で反射された光
束、即ち媒体反射光は、対物レンズ6により再び平行光
に変換された後、偏光ビームスプリッタ12で一部反射
され、検出光学系へ導かれる。前記検出光学系において
は、集光レンズ7により集光された後、検光子(本実施
例では偏光ビームスプリッタ)13により2本の光束に
分割され、それぞれの光束に対して配置された2個の光
検出器14a,14bへ導かれる。ここで、検光子13
は主軸が光束の偏光面に対してほぼ45度になるように
配置されている。従って、前記2本の光束の相対強度は
偏光面の回転方向に応じて変化するため、記録膜16に
記録された光磁気信号を検出することができる。
【0039】一方、フォーカシング誤差検出用の信号
は、前記光磁気信号とは異なり、情報記録媒体15上に
あらかじめ形成された位相ピット列からの媒体反射光の
強度変化に対応するため、2個の光検出器14a,14
bにおいて変換され、出力された電気信号の和をとれば
得られる。また、光検出器14a,14bには実施例1
の場合と同様に、前記媒体反射光光束の径に対し十分広
い受光面を持つものを用いた。以下、実施例1の場合と
同様にして情報記録再生装置を完成させた。
【0040】なお、実施例1および実施例2において
は、光スポット9に非点収差を与える手段として平行透
過板2を用いたが、これに限らず円柱レンズ24など他
の光学部品を用いても良い。さらに、これらの光学部品
を組み合わせて用いても良い。また、実施例1および実
施例2においては、平行透過板2を半導体レーザ光源1
とコリメータレンズ3との間に配置したが、平行透過板
2あるいは円柱レンズ24などの光スポット9に非点収
差を与える光学部品は、前記半導体レーザ光源1から情
報記録媒体10または15までの間であれば、任意の位
置に配置しても良い。また、実施例1および実施例2に
おいては、数式Cに示した演算処理を行なう電子回路を
用いたが、前記電子回路だけに限定されるものではな
い。光検出器の出力信号から極大値を検出し、これらの
極大値を用いて演算処理することによりフォーカシング
誤差信号を検出する電子回路であれば、他の電子回路を
用いても良い。
【0041】(実施例3)本発明による情報記録媒体の
一実施例について図4を用いて説明する。図4は、情報
記録媒体上に形成された光スポット、位相ピット列、お
よび媒体反射光の強度との関係を示す説明図であるが、
同時に本発明による情報記録媒体の一実施例も示してい
る。図示したように、本実施例による情報記録媒体の基
板上には、トラック上に配置された1対のクロック制御
兼用のフォーカシング制御用位相ピット17a,17b
と、前記トラックに対して左右にずらして配置された2
対のトラッキング制御兼用のフォーカシング制御用位相
ピット18a,18b,19a,19bから成るフォー
カシング制御用位相ピット列27があらかじめ形成され
ている。
【0042】また、上記位相ピットの径Dは光スポット
径φの約0.5倍に設定されている。そして、互いに対
になっている位相ピット間のピッチは光スポット径の約
0.75倍に設定され、さらに位相ピット17bと位相
ピット18aのピッチは前記光スポット径の約2倍に設
定されている。
【0043】次に、上記基板上に追記型記録層を形成し
た後、組み立てを行ない追記型情報記録媒体を完成させ
た。さらに、上記基板上に光磁気記録層および保護層を
形成した後、組み立てを行ない光磁気情報記録媒体を完
成させた。
【0044】(実施例4)本発明による情報記録媒体の
他の実施例について図5を用いて説明する。図5は、本
発明による情報記録媒体の一実施例を示す説明図であ
る。図示したように、本実施例による情報記録媒体の基
板上には、従来のサンプルサーボ方式を用いた情報記録
媒体と同様に、1個のクロックピット20および2個の
ウォーブルピット21a,21bを配置した後、光スポ
ット径の約0.75倍のピッチで配列されたフォーカシ
ング制御用位相ピット列22が配置されている。また、
本実施例においてもフォーカシング制御用位相ピットの
径Dは光スポット径φの約0.5倍に設定されている。
以下、実施例3の場合と同様にして追記型情報記録媒体
及び光磁気情報記録媒体を完成させた。
【0045】(実施例5)本発明による情報記録媒体の
他の実施例について図6を用いて説明する。図6は、本
発明による情報記録媒体の一実施例を示す説明図であ
る。図示したように、本実施例による情報記録媒体の基
板上には、従来のサンプルサーボ方式を用いた情報記録
媒体と同様に、1個のクロックピット20および2個の
ウォーブルピット21a,21bを配置した後、光スポ
ット径の約1.5倍から約0.5倍まで(約0.5倍か
ら約1.5倍まででも良い)の範囲において段階的に変
化するピッチで配列されたフォーカシング制御用位相ピ
ット列23が配置されている。この場合、光スポット9
の前記位相ピット列23に対する分解能がより正確に検
出でき、高精度なフォーカシング制御が可能となる。ま
た、本実施例においてもフォーカシング制御用位相ピッ
トの径Dは光スポット径φの約0.5倍に設定されてい
る。以下、実施例3の場合と同様にして追記型情報記録
媒体および光磁気情報記録媒体を完成させた。
【0046】なお、実施例3、実施例4および実施例5
において作製した情報記録媒体(外形86mm,記録エ
リア径48〜82mm)上には、フォーカシング制御用
位相ピット列27,22,23がトラック1周当り25
6個所に離散的に配置されている。また、実施例3、実
施例4および実施例5において作製した情報記録媒体は
いずれもCAV(Constant Angular Velocity)タイプ
なので、補正を行なわない場合には、外周部では内周部
に比べてフォーカシング制御用位相ピット列内の各位相
ピットの長さおよび隣接する位相ピット間のピッチが長
くなる。従って、実施例3、実施例4および実施例5に
おいては、前記の長さおよびピッチが最内周部から最外
周部にかけて常に一定となるように補正を行なってい
る。ただし、CLV(Constant Linear Velocity)タイ
プの場合には、このような補正を行なう必要はない。
【0047】(実施例6)実施例3において作製した追
記型情報記録媒体を実施例1において作製した情報記録
再生装置にかけ動作試験を行なったところ、結果は全て
正常であった。次に、実施例3において作製した光磁気
情報記録媒体を実施例2において作製した情報記録再生
装置にかけ同様の動作試験を行なったが、この場合も結
果は全て正常であった。これらの結果は、フォーカシン
グ制御機能が正常に動作していることを意味する。ま
た、実施例3において作製した2種類の情報記録媒体に
おいてはいずれもフォーカシング制御用位相ピット列2
7内の一部の位相ピットがトラックに対して左右にずら
して配置されているが、それに合わせて情報記録再生装
置の調整を行なっておけば特に問題はない。さらに、実
施例4および実施例5において作製した追記型情報記録
媒体および光磁気情報記録媒体についても同様の動作試
験を行なったが、どの場合においても結果は全て正常で
あった。
【0048】
【発明の効果】本発明により次のような効果が得られ
る。まず、情報記録再生装置の光学系が温度変化、振動
などの外部環境条件、あるいは光学部品表面上に付着し
た埃や汚れなどの影響を受けにくくなる。即ち、情報記
録再生装置の信頼性が向上する。また、光学系の構造を
より簡単にすることができ、高精度の組み立て、調整を
ほとんど必要としなくなるため、これらの作業にかかる
時間と労力を節約できる。さらに、高精度の光学部品を
ほとんど必要としないので、製造コストを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報記録再生装置の光学系の一実
施例を示す原理説明図である。
【図2】本発明による光磁気情報記録再生装置の光学系
の一実施例を示す原理説明図である。
【図3】非点収差による光束の断面形状変化を示す説明
図である。
【図4】情報記録媒体上に形成された光スポット、位相
ピット列、および媒体反射光の強度との関係を示す説明
図である。
【図5】本発明による情報記録媒体の一実施例を示す説
明図である。
【図6】本発明による情報記録媒体の一実施例を示す説
明図である。
【図7】非点収差方式の光学系を示す原理説明図であ
る。
【図8】前後作動方式の光学系を示す原理説明図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体レーザ光源 2 平行透過板 8,14a,14b,25,26a,26b 光検出器 10,15 情報記録媒体 9 光スポット 17a,17b,18a,18b,19a,19b フ
ォーカシング制御用位相ピット 22,23,27 フォーカシング制御用位相ピット列 24 円柱レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相ピット列を備えた情報記録媒体に対
    し光スポットにより情報の記録再生を行なう情報記録再
    生装置において、下記の手段を備えたことを特徴とする
    情報記録再生装置。 (a)半導体レーザ光源から情報記録媒体までの光路に
    おいて光束にλ/8以上かつλ/2以下の非点収差を与
    える手段。 (b)光検出器において入射した媒体反射光の強度変化
    に対応して変換され、出力された電気信号の強度変化か
    ら、フォーカシング誤差信号を検出し出力する手段。
  2. 【請求項2】 前記半導体レーザ光源から出射された光
    束に非点収差を与える手段として、平行透過板および円
    柱レンズの少なくとも一方を用いたことを特徴とする請
    求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 フォーカシング制御用位相ピット列を備
    え、光スポットにより情報の記録再生が行われる情報記
    録媒体において、前記フォーカシング制御用位相ピット
    列が、下記の数式Aに示したピッチで配列されているこ
    とを特徴とする情報記録媒体。 数式A:0.5φ≦X<φ+D(ただし、X:位相ピッ
    ト間のピッチ、φ:光スポット径、D:位相ピット径)
  4. 【請求項4】 フォーカシング制御用位相ピット列が、
    段階的に変化するピッチで配列されていることを特徴と
    する請求項3記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 フォーカシング制御用位相ピット列を備
    え、光スポットにより情報の記録再生が行われる情報記
    録媒体において、フォーカシング制御用位相ピット列
    が、下記の数式Aに示したピッチと下記の数式Bに示し
    たピッチの組み合わせにより配列されていることを特徴
    とする情報記録媒体。 数式A:0.5φ≦X<φ+D,数式B:X≧φ+D
    (ただし、X:位相ピット間のピッチ、φ:光スポット
    径、D:位相ピット径)
  6. 【請求項6】 フォーカシング制御用位相ピット列内の
    位相ピットのうち少なくとも1個がトラックに対し左側
    に、かつ前記位相ピットのうち少なくとも1個がトラッ
    クに対し右側にずらして配置されていることを特徴とす
    る請求項3、請求項4または請求項5記載の情報記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 フォーカシング制御用位相ピット列をト
    ラック1周当り100個所から500個所に設けたこと
    を特徴とする請求項3、請求項4、請求項5または請求
    項6記載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 位相ピット列を備えた情報記録媒体に対
    し光スポットにより情報の記録再生を行なう情報記録再
    生装置と、フォーカシング制御用位相ピット列を備え、
    光スポットにより情報の記録再生が行われる情報記録媒
    体から構成された情報記録再生システムにおいて、情報
    記録再生装置が下記の(a)と(b)に示した手段を備
    え、かつ情報記録媒体上のフォーカシング制御用位相ピ
    ット列が下記の数式Aに示したピッチで配列されている
    ことを特徴とする情報記録再生システム。 (a)半導体レーザ光源から情報記録媒体までの光路に
    おいて光束にλ/8以上かつλ/2以下の非点収差を与
    える手段。 (b)光検出器において入射した媒体反射光の強度変化
    に対応して変換され、出力された電気信号の強度変化か
    ら、フォーカシング誤差信号を検出し出力する手段。 数式A:0.5φ≦X<φ+D(ただし、X:位相ピッ
    ト間のピッチ、φ:光スポット径、D:位相ピット径)
JP3205556A 1991-07-22 1991-07-22 情報記録再生装置、情報記録媒体、および情報記録再生システム Withdrawn JPH0528520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100784622B1 (ko) * 2000-03-28 2007-12-11 가부시키가이샤 아도테크 엔지니어링 다층 회로기판 제조에 있어서 위치 맞춤방법 및 그 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100784622B1 (ko) * 2000-03-28 2007-12-11 가부시키가이샤 아도테크 엔지니어링 다층 회로기판 제조에 있어서 위치 맞춤방법 및 그 장치

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