JPH05284780A - 直流モータ制御装置 - Google Patents

直流モータ制御装置

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JPH05284780A
JPH05284780A JP4074671A JP7467192A JPH05284780A JP H05284780 A JPH05284780 A JP H05284780A JP 4074671 A JP4074671 A JP 4074671A JP 7467192 A JP7467192 A JP 7467192A JP H05284780 A JPH05284780 A JP H05284780A
Authority
JP
Japan
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motor
current
feedback
signal
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4074671A
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English (en)
Inventor
Hideo Horie
英雄 堀江
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Nidec Copal Electronics Corp
Original Assignee
Copal Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路を付加するのみでトルク変動を減
少し得る直流モータ制御装置を提供する。 【構成】 モータMに対する出力指令信号Vi に基づい
て主電流制御回路Q1の制御量信号を調節する制御量調
節回路Q2 と、モータ電流を検出する電流検出用抵抗R
d と、電流検出信号を制御量信号に負帰還する第1の帰
還回路C1 と、入力電圧信号を制御量信号に負帰還する
第2の帰還回路C2 と、第1と第2の帰還回路の負帰還
量の配分を設定している帰還量配分器R2 ,R3 とを備
えた。 【効果】 帰還量配分器の配分比を適性に設定しておく
ことにより、簡単な構成で、トルク変動を減少させるこ
とが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流モータ制御装置に関
し、特に直流モータの発生トルクの変動を減少させる制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流モータの出力を制御する制御装置と
して、図2に示す定電圧方式或いは図3に示す定電流方
式によるものがある。
【0003】図2において、Mは3相バイポーラ型のブ
ラシレスモータで、その整流回路等の記載は省略してい
る。Q1 はモータ電流を制御する主電流制御回路をなし
たトランジスタで、該トランジスタQ1 は、エミッタに
電源+Vを受け、コレクタがモータMの一方の入力端に
接続されている。Q2 はトランジスタQ1 の制御量信号
を調節するトランジスタである。OP1 は演算増幅器
で、+端子が接地され、−端子に、抵抗R1 を介する電
流Ii によるトルク指令値VS (=Ii R1 )とモータ
端子電圧VM との差電圧を抵抗R1 とR2 とで分圧して
なる分電圧を受け、その出力をトランジスタQ2 のベー
スに与えている。+V1 ,−V2 は制御電圧である。A
r はモータMの電機子、Ra は電機子Ar の抵抗、EM
は電機子Ar の速度起電力である。
【0004】図2の制御回路においては、モータ端子電
圧VM は、VM =−Vi R2/R1 となってトルク指令値
VS に対して一定である。そして発生トルクτは、 τ=KT sinθ×IM …(1) になる。ここでKT は、モータMの界磁磁極の磁束分布
特性が正弦波形をなしているものとし、その最大磁束に
よって生ずるトルク定数である。該発生トルクτの単位
は、モータMの回転数をn(krpm)として、回転数
n当たりの速度起電力KE (V/n)を用いて電流A毎
の値として、KE (N・m/A)で表わされる。θは電
気角で、モータMの回転に伴う整流周期(60゜)毎に
60゜から120゜の値を繰り返す。IM は電機子電流
であり、 IM =(VM −EM sinθ)/Ra …(2) で表される。尚、EM は先の最大磁束に対応の速度起電
力である。
【0005】次に図3について説明する。図3において
は図2と同等の部分には同一の符号を付して示し、以下
に異なる部分について説明する。
【0006】DはモータMの電流IM を検出する電流検
出部である。Rd はその電流検出用抵抗で、モータMの
他方の入力端と接地電位間に接続されている。OP2 は
演算増幅器で、+端子に、電流検出用抵抗Rd の電位を
抵抗R4 とR5 とで分圧してなる分電圧を受け、−端子
に、その出力電位VI を抵抗R4 とR5 とで分圧してな
る分電圧を受け、抵抗R3 を介して該出力電位VI を演
算増幅器OP1 の−端子に与えている。
【0007】図3の制御回路においては、出力電位VI
は、VI =−Vi R3/R1 、VI =IM Rd R5 /R4
で表わされて、電機子電流IM は、 IM =−Vi R3 R4 /(R5 Rd )…(3) 或いはまた(2)式に代えて、 IM =(VM −EM sinθ)/(Ra +Rd )…(4) となる。発生トルクτは図2におけると同様に(1)式
で表わされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらモータ特
性を良好にするために一般に電機子抵抗Ra が小さい値
になっているので、図2の制御装置においては、モータ
端子電圧VM が一定であることにより、sinθの値が
小となる相の切り替わり時点において、(2)式による
電機子電流IM が(1)式によるKT sinθの減少に
比して著しく増大して、発生トルクτが増大する。よっ
てこの繰り返しによるトルク変動が大になる。
【0009】また、図3の制御装置においては、電機子
電流IM が一定であるために、(1)式による発生トル
クτがsinθによって変動する。
【0010】例えばレーザプリンタのミラー走査用の機
構のように円滑な回転を要求される負荷に対しては、こ
れらのトルク変動を極力減少させる必要がある。
【0011】本発明の目的は、簡単な回路を付加するの
みでトルク変動を減少し得る直流モータ制御装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、モータの一方の入力端に接続されモータ
電流を制御する主電流制御回路と、モータに対する出力
指令信号に基づいて主電流制御回路の制御量信号を調節
する制御量調節回路とを備えた直流モータ制御装置にお
いて、モータの他方の入力端に接続されモータ電流を検
出する電流検出用抵抗と、電流検出用抵抗によって検出
された電流信号を前記の制御量信号に負帰還する第1の
帰還回路と、モータの一方の入力端の電圧信号を前記制
御量信号に負帰還する第2の帰還回路と、前記制御量信
号に対する前記第1と第2の帰還回路の負帰還量の配分
を設定している帰還量配分器とを備えた。
【0013】
【作用】 本発明によれば、第1の帰還回路は、電流検
出用抵抗に流れるモータ電流を定電流化傾向に制御動作
し、第2の帰還回路は、モータの端子電圧を定電圧化傾
向に制御動作する。そして帰還量配分器によるこれら各
負帰還量の配分比に基づいて該各動作が相殺される。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す直流モータ制
御装置の回路図である。この回路は、図2の回路と図3
の回路とに共通していない回路要素をこれらの回路に対
して補って構成されている。
【0015】同図において、C1 は第1の帰還回路、C
2 は第2の帰還回路の構成要素、抵抗R2 ,抵抗R3 の
組は該各帰還回路の帰還量配分器をなす。
【0016】図1の構成において、電機子電流IM は、
IM =VM −EM sinθ)/(Ra +Rd )で表わさ
れ、そしてモータ端子電圧VM は、VM =R2 (Ii −
VI/R3 )、出力電位VI は、VI =IM Rd R5 /
R4 であるから、電機子電流IM は、 IM =(R2 Ii −EM sinθ)/[Ra +Rd {1+(R5 /R4 )(R2 /R3 )}]…(5) となる。発生トルクτは図2におけると同様に(1)式
で表わされる。
【0017】本実施例においては例えば、モータMの回
転数をnが1krpm、抵抗Ra が18Ω、抵抗Rd が
2Ωであって、且つ発生トルクτの変動を少なくするた
めに、抵抗R2 が15KΩ、抵抗R3 が30KΩ、抵抗
比R5 /R4 が50に設定されているものとする。尚、
トルク指令値VS (=Ii R1 )は、適宜の抵抗R1に
対してトルク指令電流Ii によって定まる。トルク指令
電流Ii が例えば1mAのときのモータ端子電圧VM の
最大値は、(5)式のsinθを1としたときの電機子
電流IM を用いて、(4)式に基づいて計算すると、約
10Vになる。そして発生トルクτは、この電機子電流
IM を用いて(1)式によって計算すると、約0.008 N
・mになる。
【0018】次にモータMの回転位相θの変化に応じた
モータ端子電圧VM は、(5)式による電気角θを60
゜から120゜に順次変化させ、且つ(4)式に基づい
て求められる。図4の(a)はそのモータ端子電圧VM
の特性を示す図である。同様にして発生トルクτは、
(5)式と(1)式とから求められる。図4の(b)は
その発生トルクτの特性を示す図である。同図に示すよ
うに発生トルクτは、モータMの回転位相θが変化して
もほぼ一定になっている。このようなトルク特性をを得
るために、上記の各要素の値が試算されて設定されてい
る。
【0019】図4の(a),(b)には、図2の回路の
抵抗R2 を10KΩとしたときの各特性が破線により、
そして、図3の回路の抵抗R3 を10KΩ,抵抗比R5
/R4 を30としたときの各特性が二点鎖線により、そ
れぞれ電気角θが90゜における値を一致させて併記さ
れている。図2の回路においては、モータ端子電圧VM
を定電圧に制御しているために、発生トルクτは電気角
θが90゜から偏るにつれて増大し、そして図3の回路
においては、モータ電流を定電流に制御しているため
に、電気角θが90゜から偏るにつれて減少している
が、本実施例においてはほぼ一定になる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、モ
ータの電流検出信号とモータの端子電圧信号とを或る配
分比をもって制御量信号に負帰還するようにしたので、
該配分比を適性に設定しておくことにより、モータ回転
に伴うトルク変動を減少させることが可能になる。そし
て該配分比は単純な抵抗要素等によって設定することが
できるので、簡単な構成で成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す直流モータ制御装置の
回路図
【図2】従来の直流モータ制御装置の回路図
【図3】従来の直流モータ制御装置の回路図
【図4】モータ端子電圧の特性と発生トルクの特性とを
示す図
【符号の説明】
M…モータ、Q1 ,Q2 …トランジスタ、OP1 ,OP
2 …演算増幅器、Ra…電機子抵抗、Rd …電流検出用
抵抗、R2 ,R3 …帰還量配分用抵抗、VS …トルク指
令値、Ii …トルク指令電流、VM …モータ端子電圧、
EM …速度起電力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの一方の入力端に接続されモータ
    電流を制御する主電流制御回路と、モータに対する出力
    指令信号に基づいて主電流制御回路の制御量信号を調節
    する制御量調節回路とを備えた直流モータ制御装置にお
    いて、 モータの他方の入力端に接続されモータ電流を検出する
    電流検出用抵抗と、 電流検出用抵抗によって検出された電流信号を前記制御
    量信号に負帰還する第1の帰還回路と、 モータの一方の入力端の電圧信号を前記制御量信号に負
    帰還する第2の帰還回路と、 前記制御量信号に対する前記第1と第2の帰還回路の負
    帰還量の配分を設定している帰還量配分器とを備えた、 ことを特徴とする直流モータ制御装置。
JP4074671A 1992-03-30 1992-03-30 直流モータ制御装置 Pending JPH05284780A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112649755A (zh) * 2020-11-27 2021-04-13 斯泰宝机电科技(昆山)有限公司 一种无刷电机控制器自检方法、装置及无刷电机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112649755A (zh) * 2020-11-27 2021-04-13 斯泰宝机电科技(昆山)有限公司 一种无刷电机控制器自检方法、装置及无刷电机
CN112649755B (zh) * 2020-11-27 2024-02-06 斯泰宝机电科技(昆山)有限公司 一种无刷电机控制器自检方法、装置及无刷电机

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