JPH05281864A - 加熱装置及び画像記録装置 - Google Patents

加熱装置及び画像記録装置

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JPH05281864A
JPH05281864A JP4108635A JP10863592A JPH05281864A JP H05281864 A JPH05281864 A JP H05281864A JP 4108635 A JP4108635 A JP 4108635A JP 10863592 A JP10863592 A JP 10863592A JP H05281864 A JPH05281864 A JP H05281864A
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JP
Japan
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heating element
resistance heating
thick film
film resistance
value
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Application number
JP4108635A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakada
康裕 中田
Tomoko Nanbu
朋子 南部
Yasumasa Nashida
安昌 梨子田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚膜抵抗発熱体2を熱源とする加熱装置1、
該装置を熱定着器とする画像記録装置に関して、発熱体
の駆動時の発熱量を発熱体抵抗値及び商用電源電圧値に
よらず一定化して、発熱体の抵抗値の選別を不要化す
る、各種定格の商用電源電圧に対応した機種を分けるこ
となく電源電圧を共通化すること。 【構成】 厚膜抵抗発熱体2に印加される交流電圧値を
検知する手段12と、発熱体に流れる交流電流値を検知
する手段13と、発熱体あるいは加熱装置の温度を検知
する手段6と、交流電圧値検知手段12と交流電流値検
知手段13により得られた情報を基に、発熱体駆動時の
通電・非通電の交流電圧波数を変化させる波数制御を行
ない、かつ温度検知手段6により得られた情報に基づ
き、発熱体あるいは加熱装置の温度が所定の一定になる
ように発熱体の駆動・非駆動を決定し、発熱体の駆動を
制御する制御回路14・15を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱源として商用交流電
源により駆動される厚膜抵抗発熱体を用いた加熱装置、
及び該加熱装置を熱定着器として備えた画像記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】厚膜抵抗発熱体は絶縁体の上に通電発熱
導電膜を印刷して作成される印刷抵抗体であり、これを
例えば画像記録装置の熱定着器の熱源とすることにより
熱容量の小さな熱定着器を実現でき、クイックスタート
性を具備させたり、定着温度を迅速に所望に変更制御し
て所望の画質(光沢度、OHPフィルムに形成したカラ
ートナー画像の光透過度など)の定着画像を得たりする
ことができる。また突入電流が無い。このような特徴は
現在、熱定着器の熱源として主流であるハロゲンランプ
に比べて優れた有利点である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】問題点としては、厚膜
抵抗発熱体(印刷抵抗体)は抵抗値がばらつき易く、そ
の精度は±15%程度である。
【0004】そのため、商用電源の電圧値が不変であっ
たとしても厚膜抵抗発熱体の発熱量は−13%〜+18
%まで変化する。
【0005】より現実的に、商用電源が±15%変化す
るとすれば−37%〜+56%、画像記録装置の商用電
源として100V/115V仕様可能とする場合には電
源100V入力規格値に対して−37%〜+106%に
も発熱量変化は達してしまう。
【0006】画像記録装置の熱定着器はサーミスタ等で
温度を検知し厚膜抵抗発熱体の駆動を制御することによ
り定温度制御を行っている。従って上述したような厚膜
抵抗発熱体の発熱量の不正確さは、リップルの増加、オ
ーバーシュートの増大等の定温度制御の性能低下を招く
ばかりではなく、制御不能状態に陥り、安全性に問題を
起こす可能性がある。
【0007】従って、従来、厚膜抵抗発熱体を画像記録
装置の熱定着器の熱源として使用する場合、ハロゲンヒ
ータを熱定着器の発熱源として用いれば容易に共通化で
きる商用電源100V/115V、220V/240V
の機種をわざわざ別機種とし、かつ厚膜抵抗発熱体の抵
抗値の選別を行う必要があった。
【0008】しかし厚膜抵抗発熱体の抵抗値の選別には
人手・手間がかかる。かつ厚膜抵抗発熱体の価格が上昇
する。
【0009】また100V、115V、220V、24
0Vと各商用電源電圧に対応した機種を分けて設定しな
ければならず、製造・物流・製品管理・価格等の面で1
00V/115V、220V/240Vを共通にできる
ものに対して不利となる。
【0010】そこで本発明は、厚膜抵抗発熱体を熱源と
する加熱装置、該加熱装置を熱定着器として備えた画像
記録装置に関して、厚膜抵抗発熱体の駆動時の発熱量が
厚膜抵抗発熱体の抵抗値及び商用電源の電圧値によらず
一定になるように工夫して、厚膜抵抗発熱体の抵抗値の
選別を不要にすること(従って厚膜抵抗発熱体の価格上
昇が抑えられる)、各種定格の商用電源電圧に対応した
機種を分ける必要をなくして電源電圧の共通化を可能に
し、製造・物流・製品管理・価格等の面で有利化するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置、及び画像記録装置である。
【0012】(1)熱源として商用交流電源により駆動
される厚膜抵抗発熱体を用いた加熱装置であり、厚膜抵
抗発熱体に印加される交流電圧値を検知する交流電圧値
検知手段と、厚膜抵抗発熱体に流れる交流電流値を検知
する交流電流値検知手段と、厚膜抵抗発熱体あるいは加
熱装置の温度を検知する温度検知手段と、上記交流電圧
値検知手段と上記交流電流値検知手段により得られた情
報を基に、厚膜抵抗発熱体駆動時の通電・非通電の交流
電圧波数を変化させる波数制御を行ない、かつ上記温度
検知手段により得られた情報に基づき、厚膜抵抗発熱体
あるいは加熱装置の温度が所定の一定になるように厚膜
抵抗発熱体の駆動・非駆動を決定し、厚膜抵抗発熱体の
駆動を制御する厚膜抵抗発熱体制御回路を有することを
特徴とする加熱装置。
【0013】(2)上記(1)に記載の加熱装置を熱定
着器として備えていることを特徴とする画像記録装置。
【0014】
【作用】即ち本発明では、厚膜抵抗発熱体に印加される
電圧、流れる電流を検知し、その情報に基づいて厚膜抵
抗発熱体駆動時の通電・非通電の波数を変化させる波数
制御を行う。それにより厚膜抵抗発熱体駆動時の発熱量
が厚膜抵抗発熱体の抵抗値、商用電源電圧値によらず一
定になるようにする。
【0015】その上で、サーミスタ等の温度検知手段で
厚膜抵抗発熱体あるいは加熱装置(又は熱定着器)の温
度を検知し、その情報に基づいて、厚膜抵抗発熱体ある
いは加熱装置(又は熱定着器)の温度が一定になるよう
厚膜抵抗発熱体への電圧の印加・非印加を決定する。
【0016】従って厚膜抵抗発熱体の抵抗値の選別が不
要となり、厚膜抵抗発熱体の価格が上昇することがな
い。
【0017】また、100V、115V、220V、2
40Vと各商用電源電圧に対応した機種を分ける必要が
なくなり、100V/115V、220V/240Vを
共通にできるようになり、製造・物流・製品管理・価格
の面で有利となる。
【0018】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図4) (1)画像形成装置(図1) 図1は本発明に従う加熱装置を熱定着器1として備えた
画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形
成装置は転写式電子写真プロセス利用の、プロセスカー
トリッジ着脱式レーザービームプリンタである。
【0019】30はプリンタ本体機筐、31は該機筐内
に着脱交換自在のプロセスカートリッジである。本例の
カートリッジ31はカートリッジハウジング32内に感
光体ドラム33・帯電ローラ34・現像器35・クリー
ニング器36の4つのプロセス機器を所定の位置関係で
配設具備させてプリンタ本体に対して一括して着脱自在
としてある。
【0020】感光体ドラム33は矢示の時計方向に所定
のプロセススピード(周速度)をもって回転駆動され、
その回転過程で帯電ローラ34により所定の極性・電位
の帯電処理を受け、次いでレーザースキャナ37から目
的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して
変調されて出力されるレーザービームLによる走査露光
を受けることによりドラム周面に目的画像情報の静電潜
像が形成される。この潜像が現像器35によりトナー像
として現像される。
【0021】一方、給紙台38上の記録材(転写材)P
が給紙手段39によりプリンタ内に給送され、シートパ
ス40を通って感光体ドラム33と転写手段41との間
(転写部)に搬送され、この搬送記録材面に回転感光体
ドラム33面側のトナー像が順次に転写されていく。
【0022】トナー像転写を受けた記録材はシートパス
42を通って後述する熱定着器1へ導入されてトナー像
の熱定着を受け、画像形成物として排紙トレイ43へ排
出される。記録材に対するトナー像転写後の感光体ドラ
ム33面はクリーニング器36により転写残りトナー等
の付着汚染物の除去を受けて清浄面化されて、繰り返し
て作像に供される。
【0023】(2)熱定着器1(図2) 図2は熱定着器1の概略構成図である。本実施例の熱定
着器1は厚膜抵抗発熱体を熱源とするフィルム加熱方式
のものである。2は熱源としての厚膜抵抗発熱体であ
る。この厚膜抵抗発熱体2は、記録材の搬送方向に直交
する方向を長手とする絶縁性・高耐熱性・低熱容量の基
板3と、該基板面に長手に沿って印刷して形成された通
電発熱導電膜4を基本構成とするものであり、本実施例
の場合は基板3の通電発熱導電膜形成面を更に表面保護
層としての薄い耐熱ガラス層5で被覆してある。また基
板3の通電発熱導電膜形成面側とは反対側の面に温度検
知手段としてのサーミスタ6を接触させて設けてある。
【0024】基板3は、例えば、厚さ1mm・巾5〜1
0mm・長さ240mmのアルミナ基板である。
【0025】通電発熱導電膜4は、例えば、Ag/Pd
(銀パラジウム)、Ta2 N等の通電発熱導電材の、厚
さ10μm・巾1〜3mmのスクリーン印刷パターン層
である。
【0026】上記の厚膜抵抗発熱体2は断熱性・高耐熱
性・剛性等を有する支持体7に表面保護層5面側を外側
にして保持させ、表面保護層5面側を下向きにして定置
配設される。
【0027】通電発熱導電膜4の長手両端間に電圧印加
がなされることにより該導電膜4が発熱し、基板3も加
熱され、厚膜抵抗発熱体2が加熱状態になる。
【0028】8・9はこの厚膜抵抗発熱体2を保持させ
た支持部材7を中にして図面上その右側と左側とに配設
した横断面円弧状のフィルムガイド部材である。
【0029】10は上記の発熱体支持部材7と左右のフ
ィルムガイド部材8・9に対してルーズに外嵌した耐熱
性・薄膜の、例えばポリイミド・ポリエーテルイミド等
の単層又は複合層構成の円筒状フィルム(定着フィル
ム)である。
【0030】11は膜厚抵抗発熱体2の下側に該発熱体
との間にフィルム10を挟み込ませて発熱体に圧接させ
て配設したフィルム駆動用ローラーである。このローラ
ー11が矢示の反時計方向に回転駆動されることにより
摩擦力で円筒状フィルム10が厚膜抵抗発熱体2の下面
を密着摺動しながら回転駆動される。
【0031】厚膜抵抗発熱体2の通電発熱導電膜4に電
圧印加がなされ、ローラー11の回転でフィルム10が
回転駆動されている状態において、転写部41でトナー
像Taの転写を受けてシートパス42を通って搬送され
た記録材Pが、トナー像面側上向きでフィルム10とロ
ーラー11との間に導入されることにより該記録材Pは
厚膜抵抗発熱体2とローラー11との圧接ニップ部を回
転フィルム10と一緒に通過している。
【0032】この圧接ニップ部通過過程で記録材Pのト
ナー像Taがフィルム10を介して厚膜抵抗発熱体2の
熱で加熱され、トナー像の記録材面に対する熱定着Tb
が行なわれる。
【0033】圧接ニップ部を通過した記録材はフィルム
10面から分離されてトナー像定着済みの記録材がトレ
イ43に出力される。
【0034】膜厚抵抗発熱体2はその全体の熱容量が小
さく、また支持体7で断熱保持されており、フィルム1
0も熱容量が小さいので、通電発熱導電膜4への通電後
数秒で温度が所定の所望値まで上昇し定着可能状態にな
る。
【0035】(3)制 御(図3・図4) 図3は膜厚抵抗発熱体2の制御装置のブロック図であ
る。
【0036】12は、トランス・整流回路などにより構
成される交流電圧値検知手段であるところの交流電圧検
知回路、13は、カレントトランス・整流回路などによ
り構成される交流電流値検知手段であるところの交流電
流検知回路、6は、膜厚抵抗発熱体2の温度を検知する
温度検知手段である前述のサーミスタ、14は、前記交
流電圧検知回路12より検知された電圧値と、前記交流
電流検知回路13で検知された電流値と、サーミスアタ
6より得られた膜厚抵抗発熱体2の温度を基に膜厚抵抗
発熱体2の駆動状態を決定するCPU、15は、該CP
U14で決定された駆動方式に従って厚膜抵抗発熱体2
の駆動の制御を行う電力制御素子、16は商用電源であ
る。
【0037】膜厚抵抗発熱体2の駆動は、交流電圧検知
回路12、交流電流検知回路13より得られた電圧値・
電流値を基にしてオンデューティーを変化させることに
行われる。
【0038】本実施例では、デューティー制御の基準と
なる一定時間中に厚膜抵抗発熱体2(通電発熱導電膜
4)に商用電源を供給する時間を以下のように変化させ
ることにより行う。
【0039】デューティー制御の基準となる時間を t
1 、厚膜抵抗発熱体2に商用電源16を供給する時間を
2 、交流電圧検知回路12で検知された電圧を
V、交流電流検知回路13で検知された電流を I、膜
厚抵抗発熱体2の所望の電力を Wとすると、t2 は以
下[式1]で導かれる。
【0040】
【式1】 CPU14は、あらかじめ設定されている時間t1 及び
電力Wと、交流電圧検知回路12及び交流電流検知回路
13より入力された電圧値Vと電流値Iより時間t2
導き、厚膜抵抗発熱体2の駆動状態を決定する。
【0041】従って、電力制御素子15がゼロクロス内
蔵のトライアックであれば、厚膜抵抗発熱体2に供給さ
れる電圧は図4のようになる。
【0042】図4の(a)は商用電源波形、(b)は商
用電源の電圧と厚膜抵抗発熱体2の抵抗値が共に定格の
とき、(c)と(d)は厚膜抵抗発熱体2の抵抗値がば
らついたとき、(e)と(f)は商用電源の電圧がばら
ついたときのそれであり、それぞれ次の条件により得ら
れた以下に示す検出値による。
【0043】但し、膜厚抵抗発熱体2の所望の電力Wは
300Wであり、時間t1 は20sec、商用電源16
の周波数は50Hzである。 (b)商用電源電圧 :100V 厚膜抵抗発熱体抵抗値:17Ω V=100V,I=5.9A (c)商用電源電圧 :100V 厚膜抵抗発熱体抵抗値:15Ω V=100V,I=6.7A (d)商用電源電圧 :100V 厚膜抵抗発熱体抵抗値:20Ω V=100V,I=5.0A (e)商用電源電圧 :120V 厚膜抵抗発熱体抵抗値:17Ω V=120V,I=7.1A (f)商用電源電圧 : 85V 厚膜抵抗発熱体抵抗値:17Ω V= 85V,I=5.0A 以上のような駆動方式を行うことにより、厚膜抵抗発熱
体2の供給電力を制御した上で、CPU14はサーミス
タ6で検知された厚膜抵抗発熱体2の温度が所望の値に
なるよう電力制御素子15の駆動状態を決定する。
【0044】例えば、所望の温度より厚膜抵抗発熱体2
の温度が低ければ厚膜抵抗発熱体2を駆動し、高ければ
駆動しない。
【0045】この温度制御に関する厚膜抵抗発熱体2の
駆動・非駆動の切り替えは、上記の厚膜抵抗発熱体2の
電力を一定に保つためのデューティ制御の駆動・非駆動
の切り替え時のみに行われ、デューティー制御のパター
ンはVとIが変わらない限り時系列に不変とする。
【0046】これにより、厚膜抵抗発熱体2の電力を一
定に保つためのデューティ制御と温度制御が互いに干渉
すること無く、厚膜抵抗発熱体2は一定の電力で駆動す
ることができる。
【0047】〈実施例2〉(図5) 図5は制御装置の他の例を示したものである。前述実施
例1の図3の制御装置と異なる点は、図3の装置のよう
に交流電圧検知回路12と交流電流検知回路13より得
られた電圧値と電流値をCPU14に伝達するのでな
く、トランスにより適正に降圧された交流電圧と、カレ
ントトランスにより得られた交流電流の乗算を行い、そ
れを電力値としてCPU14に伝達する点にある。
【0048】図5において、17は、商用電源16の交
流電圧値に比例した適正な電圧に降圧するトランス、1
8は、厚膜抵抗発熱体2に流れる電流に誘導されそれに
比例した電流を発生させるカレントトランス、19は、
カレントトランス18で得られた電流値に比例した電流
を発生させる電流電圧変換器、20は、トランス17で
得られた電圧値と、カレントトランス18で得られ電流
電圧変換器19で電圧に変換された電流値を乗じ電力へ
と変換する乗算器、21は、厚膜抵抗発熱体2の瞬時電
力値として乗算器20から発生する交流電圧を整流し、
直流電圧としてCPU14で読み込めるものに変換する
整流回路である。
【0049】制御方法としては前述図3の装置での交流
電圧検知回路12より得られる電圧値V、交流電圧検知
回路13より得られる電流値Iの乗である前記[式1]
のV・Iの替わりに、図5の装置の整流回路21より伝
達される電力値を用いる。
【0050】このようにすることにより、整流回路21
が1つになり、またCPU14のポートを減らすことが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熱源とし
て商用交流電源により駆動される厚膜抵抗発熱体を用い
た加熱装置、該加熱装置を熱定着器を備えた画像記録装
置について、厚膜抵抗発熱体駆動時の発熱量が厚膜抵抗
発熱体の抵抗値、商用電源電圧値によらず一定になり、
従って厚膜抵抗発熱体の抵抗値の選別が不要となり、厚
膜抵抗発熱体の価格が上昇することが無い。
【0052】また、100V、115V、220V、2
40Vと各商用電源電圧に対応した機種を分ける必要が
なくなり、100V/115、V220V/240Vを
共通にできるようになり、製造・物流・製品管理・価格
の面で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 厚膜抵抗発熱体を熱定着器の発熱源として用
いた画像記録装置例の概略図
【図2】 熱定着器の概略構成図
【図3】 厚膜抵抗発熱体の制御装置のブロック図
【図4】 (a)乃至(f)厚膜抵抗発熱体に印加され
る電圧波形図
【図5】 厚膜抵抗発熱体の制御装置の他の実施例のブ
ロック図
【符号の説明】
1 熱定着器の総括符号 2 厚膜抵抗発熱体 6 温度検知手段(サーミスタ) 10 定着フィルム 11 フィルム駆動ローラー 12 交流電圧検知回路 13 交流電流検知回路 14 CPU 15 電力制御素子 16 商用電源 17 トランス 18 カレントトランス 19 電流電圧変換器 20 乗算器 21 整流回路 30 プリンタ本体機筐 31 プロセスカートリッジ 33 感光体ドラム 34 帯電ローラ 35 現像器 36 クリーニング器 37 レーザースキャナ 38 給紙台 43 排紙トレイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源として商用交流電源により駆動され
    る厚膜抵抗発熱体を用いた加熱装置であり、 厚膜抵抗発熱体に印加される交流電圧値を検知する交流
    電圧値検知手段と、 厚膜抵抗発熱体に流れる交流電流値を検知する交流電流
    値検知手段と、 厚膜抵抗発熱体あるいは加熱装置の温度を検知する温度
    検知手段と、 上記交流電圧値検知手段と上記交流電流値検知手段によ
    り得られた情報を基に、厚膜抵抗発熱体駆動時の通電・
    非通電の交流電圧波数を変化させる波数制御を行ない、
    かつ上記温度検知手段により得られた情報に基づき、厚
    膜抵抗発熱体あるいは加熱装置の温度が所定の一定にな
    るように厚膜抵抗発熱体の駆動・非駆動を決定し、厚膜
    抵抗発熱体の駆動を制御する厚膜抵抗発熱体制御回路を
    有することを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の加熱装置を熱定着器と
    して備えていることを特徴とする画像記録装置。
JP4108635A 1992-03-31 1992-03-31 加熱装置及び画像記録装置 Pending JPH05281864A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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