JPH0527765A - 自動伴奏装置 - Google Patents
自動伴奏装置Info
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- JPH0527765A JPH0527765A JP3185949A JP18594991A JPH0527765A JP H0527765 A JPH0527765 A JP H0527765A JP 3185949 A JP3185949 A JP 3185949A JP 18594991 A JP18594991 A JP 18594991A JP H0527765 A JPH0527765 A JP H0527765A
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Abstract
されたコードメモリを備えるか、もしくはコードを指定
するためのコード指定手段(例えば鍵盤)を備えて演奏
中の小節の次の小節に対応するコードがこのコード指定
手段から所定のタイミングで指定されるように演奏方法
に制限を加え、演奏中の小節のベースパターン中の所定
拍のベース音の音高を、次の小節に対応するコードから
導かれる該次の小節のベースパターン中の先頭拍のベー
ス音に基づいて変更する。 【効果】各小節の先頭音はコードで定まる音高のままと
し、小節の最後で導音を示し、これにより各小節と次の
小節との音楽的なつながりの良いベース演奏を行うこと
ができる。
Description
ドから該各小節のベースパターンを導出して自動演奏す
る自動伴奏装置に関する。
自動伴奏装置が知られている。しかし、従来の自動伴奏
装置は、指定されたコードに対応して、あらかじめ定め
られた伴奏パターン(ベースパターン)を移調するだけ
であって前の小節に対応するコードもしくは後の小節の
コードが考慮されてその演奏パターンを変化させること
はなかった。
のコード進行を考慮に入れたスムーズな音程選択が行わ
れることが多い。特に全体のビートを打ち出すベースラ
インに関しては、前後のコード進行を考慮に入れたスム
ーズなものであることが望ましい。図8は、上記事情を
説明するための図である。
コード進行を「Cmaj→Dm」,「Cmaj→Ab m
aj」のベースラインを考えた場合、従来の自動伴奏装
置においてはそれぞれ図8(a)、図8(b)のように
なる場合が考えられるが、一般音楽理論では「ベースラ
インは小節の先頭で根音を示し、小節の最後で次コード
への導音を示す。」とされていることに鑑みると、それ
ぞれ図8(c)、図8(d)のように処理される方が好
ましい。即ち図8(c)、図8(d)の例では前の小節
の最後にそれぞれ短2度上昇、短2度下降する導音が用
いられている。なお、これらの導音はC#,Aであって
Cmajのコード・トーン(和音構成音)ではないが、
いずれも16分音符と時間値が小さいため、コード・ク
ォリティ(和音の響きにおける完成度)を考慮に入れて
も問題とはならない。
(b)に示すような小節間のつながりの悪さを是正する
ために、1つのコードに対し複数のベースパターンを記
憶しておき、前の小節で演奏されるパターンの最終音と
次の小節の先頭音との音程の一番小さいベースパターン
を選択して演奏する方式が提案されている(特開昭60
−235198号公報)。しかしこの方式を採用する
と、ロック、ジャズ、…といった演奏スタイルのそれぞ
れについての各コード毎に複数のベースパターンを記憶
しておくことが必要となり、膨大な記憶容量が必要とな
るという問題がある。また上記方式を採用すると小節の
先頭音がコードの根音とならないという問題もある。
(c)、(d)に示すように小節の最後で導音を示し、
小節の先頭音は変化させないようにすることにより自動
伴奏をできるだけ実際の演奏に近づけることを目的とす
る。
め、本発明の第一の自動伴奏装置は、各小節に対応する
コードから該各小節のベースパターンを導出して自動演
奏する自動伴奏装置において、曲を構成する多数の小節
に亘って前記コードが記憶されたコードメモリと、演奏
中の小節のベースパターン中の所定拍のベース音の音高
を、次の小節に対応する前記コードから導出される該次
の小節のベースパターン中の先頭拍のベース音に基づい
て変更する音高制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
二の自動伴奏装置は、各小節に対応するコードから該各
小節のベースパターンを導出して自動演奏する自動伴奏
装置において、前記コードを指定するためのコード指定
手段と、前記コード指定手段から、演奏中の小節の次の
小節に対応する前記コードが所定のタイミングで指定さ
れた場合に、演奏中の小節のベースパターン中の所定拍
のベース音の音高を、次の小節に対応する前記コードか
ら導出される該次の小節のベースパターン中の先頭拍の
ベース音に基づいて変更する音高制御手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
奏している最中に次の小節に対応するコードをコードメ
モリから読み出し、この読み出したコードに対応する該
次の小節のベースパターン中の先頭拍のベース音に基づ
いて演奏中の小節のベースパターン中の最終拍等所定拍
のベース音の音高を変更するようにしたため、小節の先
頭音は変化させずに小節の最後で導音を示し、これによ
り音楽理論に適合したスムーズなベースラインが実現さ
れる。
ドを記憶しておくコードメモリに代えてコードを指定す
るための鍵盤等のコード指定手段を備え、このコード指
定手段から、演奏中の小節の次の小節に対するコードが
間に合って指定された場合に、この指定されたコードに
対応する該次の小節のベースパターン中の先頭拍のベー
ス音に基づいて演奏中の小節のベースパターン中の所定
拍のベース音の音高を変更するようにしたため、上記第
一の自動伴奏装置と同様に小節の先頭音は変化させずに
小節の最後で導音を示すこととなる。
1は、本発明の一実施例に係る自動伴奏装置の内部回路
構成を示す概略ブロック図である。メロディの演奏やコ
ードの指定に用いられる鍵盤を構成する各鍵に取付けら
れた多数のスイッチからなる鍵盤部1、ロック、ジャ
ズ、…等の演奏スタイル、テンポ、音色等を設定する操
作子群2、外部の音源を鳴らしたり外部からコントロー
ルされたりするためにMIDI信号を入出力するMID
I入出力部3、演算を実行するためのCPU4、プログ
ラム等を記憶しておくためのROM5、種々の情報を一
時的に記憶しておくためのRAM6、この装置の状態を
表示するための表示部7、この装置における種々の演算
結果に基づいて楽音を選択して発音する音源部8から構
成され、これら各部1〜8はバスライン9で互いに接続
されている。
実行されるプログラムのフローチャートである。また図
3は、初期設定の段階でROM5からRAM6に転送さ
れる、ある一つの曲に対応する一連のコードを表わした
図である。この図は、この曲の、最初の小節に対応する
コードがCmaj、次の小節に対応するコードがEm,
以下各小節が順にD7,G7,Cmaj、…に対応して
いることを表わしている。
は初期設定の段階でROM5からRAM6に転送される
演奏スタイルと根音に対するシフト量との対応を表わし
た図である。’第1音〜第8音’は1つの小節を構成す
る各8分音符を表わしており、これら第1音〜第8音に
対応して記載された0,5等の数値は根音に対するシフ
ト量を表わし、例えば5は根音から5度高い音を発音す
ることを表わしている。また’nul’は、その直前の
8分音分の音を4分音符分の長さで発音することを表わ
している。また、’フラグ’は1つの小節中の第8音を
次の小節の先頭音に基づいて変化させる(’1’)か否
(’0’)かを定める導音修正フラグである。
図である。自動演奏が開始されると図2に示すプログラ
ムが実行され、先ず初期設定が行われる(ステップ
(a))。この初期設定の段階で、前述した図3に示す
一連のコード(及び図4に示す各演奏スタイルに対応す
るベースパターン)がROM5からRAM6に転送さ
れ、またこれとともに、操作子群2によって選択された
演奏スタイルに対応するベースパターン(図4参照)の
第8音(ここではロックに対応するアドレス0001の
第8音’0’)がワーク領域LB(図5参照)にセット
される。
節の頭にあるか否か、即ち今からその小節の第1音を発
音する直前の段階にあるか否かが判断され、現時点が小
節の頭にある場合は、ワークエリアRR(図5参照)に
その小節に対応するコード(ここでは図3に示すアドレ
ス0001に対応する小節のコード(Cmaj)がセッ
トされる(ステップ(C))。その後、現時点が導音を
発音するところであるか否か、即ちその小節の第8音を
発音する直前の段階にあるか否かが判断される(ステッ
プ(d))。ここでは現時点は小節の頭であるため、ス
テップ(j)にジャンプし、第1音がワークエリアRR
にセットされたコードに従って必要に応じて音高が変更
されて発音され、ステップ(b)に戻る。ここでこのフ
ローチャートには図示されていないが、操作子群2で設
定されるテンポ情報に基づいて8分音符1つあたり所定
の時間間隔となるように、ステップ(j)で1つの8分
音符が発音された後ステップ(b)に戻るまでの時間が
調整される。ステップ(b)に戻ると今度は小節の頭で
はなく、また導音を発音する直前の段階でもなく(ステ
ップ(d))、したがって再びステップ(j)にジャン
プして今度は第2音が発音される。
ステップ(b)に戻ると、小節の頭ではないためステッ
プ(d)に進み、次に導音(第8音)を発音する段階に
あるためステップ(e)に進む。このステップ(e)で
は、RAM6内の図3に示す表が参照されて次の小節の
コード、即ちここではアドレス0001に記憶されたコ
ードEmがワークエリアNC(図5参照)にロードされ
る。次にステップ(f)において現在演奏中の演奏スタ
イルの導音修正フラグが参照される。この導音修正フラ
グが’0’の場合はステップ(j)に進んで第8音が図
4の演奏スタイルの第8音で指示された音高のまま発音
されるが、ここでは導音修正フラグが’1’であるため
次にステップ(g)に移り、ワークエリアLB内のベー
ス音(第8音)が、ワークエリアNC内のコード(ここ
ではEm)から導出される次小節の最初のベース音より
も高い音であるか否かが判定され、高い音である場合は
ステップ(h)へ進んでこれから発音される導音(第8
音)が次のコードの根音(次の小節の第1音)の半音階
下となるようのその音高が変更され、また低い音である
場合はステップ(i)に進んでこれから発音される導音
(第8音)が次のコードの根音(次の小節の第1音)の
半音階上となるようにその音高が変更され、ステップ
(j)に進んでその変更された音高の第8音が発音され
る。なおこのフローチャートには図示されていないが、
この実施例ではこれから発音される導音(第8音)と次
の根音(次の小節の第1音)とが同じ音高もしくは半音
階だけ異なる音高である場合は、第8音は次のコードの
根音(次の小節の第1音)に基づいてその音高が変更さ
れることなく発音されることは言うまでもない。
ース音を示した図である。各小節の第8音が次の小節の
第1音に基づいてその音高が変更されている。以上のよ
うにしてあらかじめ一連の各小節に対応するコードが記
憶されている場合に、次の小節への音楽的なつながりを
考慮したベース音の演奏が行われる。なお上記実施例で
は、第8音の音高を変更して導音とするにあたり、該導
音が次の小節の第1音の半音上、半音下となるようにそ
の音高が変更されたが、第8音(導音)と次の小節の第
1音との音高関係はこの半音上、半音下に限られるもの
ではなく、例えば導音が次の小節の第1音に対し完全5
度上、完全4度下となるように第8音の音高を変更して
もよい。
終拍(第8音)のみであるが、本発明では導音となるの
は最終拍に限られるものではなく、例えば図7に示す様
なベースパターンの場合には、最終拍(第8音)ととも
にその一つ手前の拍(第7音)も導音となる。また上記
実施例では、図3に示すような一連のコードがあらかじ
め記憶されていたが、鍵盤部1で第8音の音高の変更に
間に合うタイミングで次の小節のコードが指定されるよ
うに演奏される場合、例えば第2拍目から第4拍目の直
前までに次の小節のコードが指定される場合には、図3
に示すような一連のコードがあらかじめ記憶されていな
くても上記と同様に次の小節への音楽的なつながりが考
慮されたベース音の演奏を行うことができることはいう
までもない。
置は、曲を構成する多数の小節に亘ってコードが記憶さ
れたコードメモリを備えるか、もしくはコードを指定す
るためのコード指定手段を備えて、演奏中の小節の次の
小節に対応する前記コードが所定のタイミングでこのコ
ード指定手段から指定されるように演奏方法に制限を加
え、演奏中の小節のベースパターン中の所定拍のベース
音の音高を、次の小節に対応するコードから導出される
該次の小節のベースパターン中の先頭拍のベース音に基
づいて変更するようにしたため、各小節の先頭音はコー
ドで定まる音高のままとし、小節の最後で導音を示し、
これにより各小節と次の小節との音楽的なつながりの良
いベース演奏を行うことができる。
路構成を示す概略ブロック図である。
れるプログラムのフローチャートである。
る、ある一つの曲に対応する一連のコードを表わした図
である。
期設定の段階でROMからRAMに転送される、演奏ス
タイルと根音に対するシフト量との対応を表わした図で
ある。
である。
ある。
望ましい伴奏パターンの例を示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 各小節に対応するコードから該各小節の
ベースパターンを導出して自動演奏する自動伴奏装置に
おいて、 曲を構成する多数の小節に亘って前記コードが記憶され
たコードメモリと、 演奏中の小節のベースパターン中の所定拍のベース音の
音高を、次の小節に対応する前記コードから導出される
該次の小節のベースパターン中の先頭拍のベース音に基
づいて変更する音高制御手段とを備えたことを特徴とす
る自動伴奏装置。 - 【請求項2】 各小節に対応するコードから該各小節の
ベースパターンを導出して自動演奏する自動伴奏装置に
おいて、 前記コードを指定するためのコード指定手段と、 前記コード指定手段から、演奏中の小節の次の小節に対
応する前記コードが所定のタイミングで指定された場合
に、演奏中の小節のベースパターン中の所定拍のベース
音の音高を、次の小節に対応する前記コードから導出さ
れる該次の小節のベースパターン中の先頭拍のベース音
に基づいて変更する音高制御手段とを備えたことを特徴
とする自動伴奏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185949A JP3054242B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 自動伴奏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185949A JP3054242B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 自動伴奏装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527765A true JPH0527765A (ja) | 1993-02-05 |
JP3054242B2 JP3054242B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=16179701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185949A Expired - Fee Related JP3054242B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 自動伴奏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054242B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197610A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 旋律変形装置及び旋律変形プログラム |
US20190094796A1 (en) * | 2017-09-28 | 2019-03-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3185949A patent/JP3054242B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010197610A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 旋律変形装置及び旋律変形プログラム |
US20190094796A1 (en) * | 2017-09-28 | 2019-03-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3054242B2 (ja) | 2000-06-19 |
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