JPH0527620Y2 - - Google Patents

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JPH0527620Y2
JPH0527620Y2 JP1988163258U JP16325888U JPH0527620Y2 JP H0527620 Y2 JPH0527620 Y2 JP H0527620Y2 JP 1988163258 U JP1988163258 U JP 1988163258U JP 16325888 U JP16325888 U JP 16325888U JP H0527620 Y2 JPH0527620 Y2 JP H0527620Y2
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girder
stringer
plate
sliding
main girder
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JP1988163258U
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野: 本考案は、段板を支持する側桁を側桁の長さ方
向に2分割し、段板の前部と後部とを、2分割し
た側桁のそれぞれ異なる桁に係止して、階段の取
り付け角度に応じて段板を水平に調節可能に構成
した、階段ユニツトの改良に関するものである。
ロ 従来の技術: 階段の取り付け角度に応じて段板を水平に保ち
得るようにするため、側桁を上下に分割して、上
桁で段板の前部を支え、下桁で段板の後部を支え
るようにした構造は、従来よりよく知られてい
る。(特開昭56−20262号公報) また、側桁を上下に2分割したために生じた上
桁と下桁との間の隙間を埋めるための構造には実
公昭56−48820号公報、実公昭59−88140号公報な
どがあつた。
ハ 考案が解決しようとする問題点。: 従来の技術のように、側桁を上下に2分割する
と、各桁の断面積が小さくなり、従つて、側桁全
体の強度が低下するので、これを防ぐこと。
階段ユニツトを取り付けた場合、最上段の段板
と建造物との間にできる隙間を、なるべく小さく
したいこと。
安全のために必要な場合、いつでも自由に蹴込
み板を取り付けることができ、また、解体輸送の
ため必要な場合には、蹴込み板を簡単に取り外づ
せること。
なお、移設・再使用に便利なように、階段の傾
斜度が変わつても、同じ大きさの蹴込み板で間に
合うようにしたい。
ニ 考案の構成: この考案の1例を図面にもとづいて説明する
と、1は階段ユニツトの側桁、2は段板、3は取
付金具、4はベース台、5は建造物、である。
側桁1は、桁の長さ方向に内壁を凹曲折した造
つたアリ溝6を有する主桁7と、該アリ溝6に嵌
合して長さ方向のみに滑動可能な滑桁8とより成
つている。
側桁1の断面の1例は、第3図に示したとうり
である。
段板2は、第4図にその断面の1例を示したよ
うに、その下面両側に金具受隙間9を有し、上面
後端に上部板受溝10を、下面後端に下部板受溝
11を突設している。受溝10,11の深さは、
下部溝11の深さを上部溝10の深さより大きく
作つてある。
取付金具3は、これを建造物5に固定して階段
ユニツトを支持する金具で、該金具3の下端に側
桁1上端の下縁が回動軸12により軸着されてい
る。
取付金具3の袖13と覆い板14とは、段階ユ
ニツトの取付角度の変化により生じた側桁1上端
の空隙15を覆うように作られている。
ベース台4は、側桁1の沈下を防ぐため、側桁
1の下端に嵌合させる金物で、基板の上に2枚の
金属板を立てて側桁1の下部を挟むように作られ
ている。ベース台4は、階段ユニツトの取り付け
が終わると、主桁7にタツピングねじで固定され
る。
次に、段板2を側桁1に取り付けるには、ま
ず、断面L形の支持金具16の上片17を段板2
の金具受隙間9に挿入し、該支持金具16の長孔
18に支持ボルト19を通して該支持金具16を
主桁7に摺動及び回動可能に軸着し、つぎに、円
孔20に止め軸21を通して該支持金具16を滑
り桁8に回動のみ可能に軸着する。
22は蹴込み板で、上段の段板2の後端下部に
設けた下部板受溝11と、下段の段板2の後端上
部に設けた上部板受溝10との間に、架け外し自
在に嵌め込まれている。
ホ 作用: 本案階段ユニツトは、図面および上記説明のよ
うに構成されているので、次のように作用する。
階段ユニツトを建造物5に取り付けた場合、地
表面23の高さの差により、階段ユニツトと地表
面23との成す角度が変化するので、主桁7に固
定された支持ボルト19の位置も、角度により変
移する。
そこで、滑桁8に固定された止め軸21が該支
持ボルト19と水平になるように、滑桁8をアリ
溝6に沿つて上下に滑動させて、段板2を水平に
する。
段板2が水平になつた位置で、滑桁8の表面よ
りにタツピングねじ24を螺入するなどの固定手
段により、滑桁8を主桁7に固定する。タツピン
グねじの代わりにブラインドリベツトを用いても
良いし、接着剤で滑桁8を主桁7に固定しても良
い。
次に、ベース台4を側桁1の下部に嵌合固定す
る。
また、階段ユニツト全体は、地表面23の高さ
に応じて、回動軸12を中心にして回動するが、
回動軸12が取付金具3の下端の建造物5に近い
位置にあるので、階段ユニツトが回動しても、段
板2と建造物5との隙間の大きさの変化は極めて
小さく、回動軸12を取付金具3の上端に軸着し
た従来の製品のように、階段の傾斜が緩い場合
に、段板2と建造物5との間が大きく開くことが
ない。
また、蹴込み板22をはめる場合、下部板受溝
11の深さは上部板受溝10の深さより深く作つ
てあるので、蹴込み板22の上端をを上の段板2
の下部板受け溝11に差し込み、蹴込み板22の
下端を下の段板2の上部板受け溝10に落し込め
ば、容易に蹴込み板22を装着することが出来
る。
蹴込み板22を取り外す場合は、上と反対の動
作により、容易に取り外すことが出来る。
なお、本案では段板2の後端上部に下部板受溝
11を、段板2の後端下部に上部板受溝10を造
つてあるので、階段の傾斜が変化しても、常に上
下の両板受溝10,11の間隔は変わらないの
で、階段を移設した場合にも同じ蹴込み板22を
そのまま用いることができる。
なお、図には、アルミニウム引抜材を用いた1
実施例を示して説明したが、薄鋼板を折り曲げて
作ることも出来る。その場合には、段板2の金具
受隙間9を省略して、段板2に支持金具16を直
接、熔接などの方法で取り付ければ良い。
また、主桁7のアリ溝6の断面形状は、内方に
拡大した台形、などとしても良い。
また、板受溝10,11もU字形に曲折した金
属板を段板2の当該部分に直接溶接固定すればよ
い。
なお、支持金具16の長孔18と円孔20との
位置を取り替えても、全く同じ作用効果が得られ
る。
ヘ 実施例: 本案階段ユニツトは、これをアルミニウムで造
つた場合、第3図および第4図に示した断面形状
で、肉厚さ2mmのアルミニウ引抜材を用いて、仮
設住宅用階段として十分な強度を得ることが出来
た。
ト 考案の効果: 本考案は上記の如くに構成され、作用するの
で、次のような効果がある。
1 側桁1を、その長さ方向に2分して、側桁1
の内壁を凹曲折して造つた長さ方向のアリ溝6
を有する主桁7と、主桁7の該アリ溝6に嵌合
して長さ方向のみに滑可能な滑桁8とに構成し
たので、従来のような上下2本の側桁に造つた
場合と較べて、側桁1の剛性が高く、頑丈で、
また、桁の外側面に隙間を生じることがなく、
外観も良い。
2 側桁1の上端下縁を取付金具3の下端に軸着
したので、最上段の段板2と建造物5との隙間
が階段の傾斜に関係無く常に小さく、従つて、
安全である。
3 蹴込み板22の取り付け取り外しが簡単・容
易で、また、蹴込み板22そのものも階段の傾
斜に関係なく同一寸法の蹴込み板22を使える
ので、移設・運搬・組立ともに極めて便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、使用状態を示した側面図、第2図
は、取付部の拡大斜視図、第3図は、側桁の断面
を示した斜視図、第4図は、段板の断面を示した
斜視図、である。 図において、1……側桁、2……段板、3……
取付金具、6……アリ溝、7……主桁、8……滑
桁、10……上部板受溝、11……下部板受溝、
16……支持金具、22……蹴込み板、24……
タツピングねじ、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 段板を支持する側桁を側桁の長さ方向に2分
    割し、段板の前部と後部とを、2分割した側桁
    のそれぞれ異なる桁に係止することにより、階
    段の取り付け角度に応じて段板を水平に調節可
    能に構成した、階段ユニツトにおいて、 側桁1をその長さ方向に2分して、側桁1の
    内壁を凹曲折して造つた長さ方向のアリ溝6を
    有する主桁7と、主桁7の該アリ溝6に嵌合し
    て長さ方向のみに滑動可能な滑桁8と、に構成
    し、 段板2の前部を主桁7に摺動及び回動可能に
    軸着し、 段板2の後部を滑桁8に回動のみ可能に軸着
    し、 側桁1上端下縁を取付金具3の下端に軸着
    し、 滑桁8を滑動して段板2を水平に保つた位置
    で、滑桁8を主桁7に固定したこと、 を特徴とする階段ユニツト。 2 段板2後端の上面には上方に開口した上部板
    受溝10を、段板2後端の下面には下方に開口
    した下部板受溝11を、それぞれ設け、下部板
    受溝11の深さを上部板受溝10の深さより大
    とすることにより、蹴込み板22を上下部板受
    溝10,11の間に掛け外し自在に保持した、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の階段ユニ
    ツト。
JP1988163258U 1988-12-15 1988-12-15 Expired - Lifetime JPH0527620Y2 (ja)

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JPH0283930U JPH0283930U (ja) 1990-06-28
JPH0527620Y2 true JPH0527620Y2 (ja) 1993-07-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013245492A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Sankyotateyama Inc 階段

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508849A (ja) * 1973-05-25 1975-01-29

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JPS61110726U (ja) * 1984-12-25 1986-07-14

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