JPH05275671A - フォトトランジスタおよびそれを用いたイメージセンサ - Google Patents

フォトトランジスタおよびそれを用いたイメージセンサ

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JPH05275671A
JPH05275671A JP4072051A JP7205192A JPH05275671A JP H05275671 A JPH05275671 A JP H05275671A JP 4072051 A JP4072051 A JP 4072051A JP 7205192 A JP7205192 A JP 7205192A JP H05275671 A JPH05275671 A JP H05275671A
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layer
phototransistor
diffusion layer
emitter
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JP4072051A
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Kazufumi Yamaguchi
和文 山口
Yasunaga Yamamoto
泰永 山本
Riyuuchin Okamoto
龍鎮 岡本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高感度フォトトランジスタおよび原
稿を高速、高感度で読み取ることを可能イメージセンサ
を提供することを目的とする。 【構成】 実施例1のフォトトランジスタはベース層が
増幅作用をする第1ベース拡散層と光電変換作用をする
第2ベース拡散層、第2ベース拡散層の表面には基板と
同一導電型の薄い拡散層からなり、実施例2のフォトト
ランジスタは第2ベース拡散層の表面にSiO2、Si
x1-x、SiNの薄膜を設けることにより第2のベー
ス拡散層の表面に反転層を形成させた構造である。この
構造により動作バイアス状態で第2ベース層を完全空乏
化でき、Cbcが削減できて出力信号感度が大幅に向上す
る。本発明によるフォトトランジスタのアレイ、バッフ
ァートランジスタ、シフトレジスタ、スイッチ用FET
からなるイメージセンサは、フォトトランジスタからの
信号電圧を減衰を少なくして出力ラインに取り出せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】画像処理、画像通信機器の進展に
伴って、高性能イメージセンサのニーズが高まってい
る。本発明はイメージセンサを構成するためのフォトト
ランジスタおよび原稿情報を高速、高品質で読み取るこ
とを可能にするイメージセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路を利用したイメージセンサは光
検知素子としてフォトダイオード、またはフォトトラン
ジスタを用いている。光電流はフォトダイオードで約1
nA/lx/mm2、フォトトランジスタで約100n
A/lx/mm2である。フォトトランジスタは検知素
子自体で増幅機能があるために光電流が大である。ま
た、フォトトランジスタはフォトダイオードとトランジ
スタの複合素子と見なされ、フォトダイオードに発生し
た信号電圧をトランジスタによるエミッタフォロア動作
により低インピーダンスで出力させることができる。イ
メージセンサは解像度を高くするに伴って受光面積が小
さくなり光電流が小さくなる。また高感度化のために一
定の時間だけ光電流を蓄積し、信号の出力のタイミング
で集中的に出力させる電荷蓄積モードによる駆動方式が
各種のイメージセンサで採用されている。例えば、CC
Dイメージセンサは読み取りタイミングで一斉にフォト
ダイオードに蓄積された光信号電荷をCCDのポテンシ
ャル井戸に導き、その後、ポテンシャル井戸に沿って出
力アンプ側に転送して画像信号を得ている。MOSイメ
ージセンサはフォトダイオードまたはフォトトランジス
タに一定の電荷を充電した後、次の読み取りタイミング
までの間、光電流によって放電させ、次の再充電によっ
て蓄積画像信号を得ている。バイポーライメージセンサ
はフォトトランジスタに一定の電荷を充電した後、次の
読み取りタイミングまでの間、光電流によって放電さ
せ、次の再充電のタイミングでトランジスタ機能によっ
て増幅した後、蓄積画像信号を得ている。
【0003】光検知部の感度はフォトトランジスタを用
いた蓄積方式が最も高い。従来例におけるフォトトラン
ジスタの平面および断面構造を図3(a)、(b)に示
す。これはn型Si基板1上にトランジスタの増幅機能
および光電変換作用をするベース拡散層2を形成し、そ
の表面にn型のエミッタ拡散層4を形成した構造であ
り、通常のバイポーラトランジスタのベース拡散層を広
くして光電変換部としたものであり、コレクタ・ベース
間容量が大である。フォトトランジスタを用いたイメー
ジセンサの画素部の等価回路を図4に示す。ベース・コ
レクタ接合で発生した光電流がベース・コレクタ容量に
蓄えられた電荷を放電させ、その結果コレクタ・ベース
間電圧が減少する。この電圧変化をフォトトランジスタ
12のエミッタ電極からアクセススイッチ13を導通さ
せることにより画像出力ライン19に導き画像信号を出
力し、それに引き続いてリセットスイッチ14を導通さ
せることによってフォトトランジスタ11のエミッタ電
位を零電位にリセットする。この方式は回路が簡単でか
なり高感度であるが、再充電のための時定数が大きいた
め高速読み取りが難しいという問題点がある。従って、
G3クラスのFax用としては使えるが、G4クラスの
Fax用としてはアクセスから信号出力までの遅れ時間
と再充電の不完全性により感度、残像性能が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フォトトランジスタは
光電変換部を有するために通常のトランジスタに比べ
て、ベース・コレクタ間の接合容量Cbcは大きくなる。
そのために、光電流×蓄積時間/Cbcで表わされる信号
電圧の感度が小さくなる。また電荷蓄積モードでの動作
では図2に示したように、ベース電極がフローティング
の状態でCbcを充電するものであるが、充電回路に直列
にベース・エミッタ接合が介在し、これが非線形抵抗と
なって接合容量への充電時間がCbcの増大と共に極端に
増大する。従って、充電時間を長く取れない高速走査時
には再充電が不完全になり残像性能の低下をもたらす。
高抵抗Si基板上にフォトトランジスタを形成すること
によるCbcを削減する試みもされているが、製造技術面
で基板の更なる高抵抗化には限界がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例1による
フォトトランジスタはSi基板上に増幅作用をする第1
ベース拡散層と光電変換作用をする第2ベース拡散層を
形成し、第1ベース拡散層にはエミッタ拡散層を形成
し、第2ベース拡散層の表面には基板と接続または基板
と拡散層でつながった基板と同一の導電型の薄い拡散層
を形成した構造であり、第2ベース拡散層の不純物濃度
を小さくして、コレクタ・エミッタ間に数Vの電圧を印
加する動作バイアス状態で第2ベース層を完全空乏状態
にする。本発明の実施例2によるフォトトランジスタは
n型Si基板上に増幅作用をする第1ベース拡散層と光
電変換作用をする第2ベース拡散層を形成し、第1ベー
ス拡散層にはエミッタ拡散層を形成し、第2ベース拡散
層の表面には順にSiO2、SiOx1-x、SiNの薄
膜を形成した構造であり、第2ベース層の不純物濃度を
小さくしてコレクタ・エミッタ間に数Vの電圧を印加す
る動作バイアス状態で第2のベース層を完全空乏状態に
する。本発明によるフォトトランジスタのアレイ、バッ
ファー用トランジスタ、アクセス用およびリセット用の
電界効果型トランジスタ、走査用シフトレジスタからイ
メージセンサを構成する。
【0006】
【作用】本発明のフォトトランジスタのベース・コレク
タ接合の容量Cbcは第1のベース・コレクタ接合の容量
と第2のベース・コレクタ接合の容量の和になるが、第
2のベース領域は完全空乏状態にあるためにその接合容
量は殆ど0であり、Cbcは第1のベース層とコレクタ領
域による接合容量のみになり非常に小さくなる。その結
果、信号電圧感度が大で、且つ再充電の速度は大にな
る。従って、高感度であると同時に高速読み取りに時に
も残像性能が低下しない。本発明のイメージセンサはバ
ッファー用トランジスタのエミッタフォロアー作用によ
り、各フォトトランジスタのエミッタ電極に現われた信
号電圧を減衰の少ない状態で出力ラインに取り出すこと
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図4は電荷蓄積モードでフォトトランジスタ
を動作させる場合の画素部についての周知の等価回路で
あり、フォトトランジスタ12、アクセス用電界効果ト
ランジスタ(以下FET)13、リセット用FET1
4、電源15からなっている。ここでは、フォトトラン
ジスタ12を光電流源16、コレクタ・ベース間容量1
7およびトランジスタ18で表わしている。蓄積時間の
間隔でリセット用FET14のゲート電極にリセットパ
ルスを印加することによってフォトトランジスタ12の
エミッタ電圧を0または所望の電圧にリセットし、各リ
セットの直前にアクセス用FET13のゲート電極にア
クセスパルスを印加することによってフォトトランジス
タのエミッタに現われた信号電圧を出力ライン19に出
力する。フォトトランジスタのコレクタ・ベース接合に
発生する光電流をIL、蓄積時間T、蓄積容量Cbcとす
ると、出力電圧VoはIL×T/Cbcになる。Cbcの増大
と共に信号電圧が低下するので、信号電圧の感度を上げ
るにはCbcの削減が必要である。
【0008】本発明の実施例1におけるフォトトランジ
スタの断面および平面構造を図1(a)、(b)に示
す。n型Si基板1、エミッタに近接してSi基板上に
形成したp型の第1ベース拡散層2、エミッタと接しな
いように形成した光電変換作用をするp型の第2ベース
拡散層3、第1ベース拡散層上に形成したn型のエミッ
タ拡散層4、第2ベース拡散層上に形成したn型の薄い
拡散層5からなり、薄い拡散層5はn型基板1とその拡
散層を介して接続する。なお6は保護酸化膜であり、7
はコレクタ拡散層である。第2ベース拡散層3はn型基
板1と表面からの薄い拡散層5によるサンドイッチ構造
であり、その不純物濃度を低くすればコレクタ・エミッ
タ間に数V以上の電圧を印加するだけで基板側および表
面側からの空乏層の広がりによって第2ベース領域3を
完全空乏化できる。n型Si基板の不純物濃度を9×1
14 /cm3 、エミッタ拡散層の不純物濃度を9×1
18/cm3 として種々のベース拡散層の不純物濃度に
ついて、表面側接合のベース拡散層内の空乏層の厚さお
よび基板側接合のベース拡散層内の空乏層の厚さをバイ
アス電圧2V、4Vの場合について解析した結果をそれ
ぞれ(表1)、(表2)に示す。ベース不純物濃度1×
1016/cm3以下であれば、表面側接合と基板側接合
の空乏層の厚さの和は0.8μm以上になる。従って、
ベース拡散層の厚さを0.8μm以下にすればベース層
を完全空乏化できることを示している。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】光電変換作用をするベース層の面積が70
00μm2の従来のフォトトランジスタではCbc=1.2
pFであったが、本発明による同一サイズのフォトトラ
ンジスタではCbc=0.13pFになった。ベース層が
完全空乏化しても光励起によって発生する光電流は空乏
化していない場合とほぼ同一であり、理論的には出力信
号電圧はIL×Tint/Cbcで表わされる。そこで、IL
は光電流、Tintは蓄積時間である。ベース層が完全空
乏化しても光励起によって発生する光電流はほぼ同一で
あると考えられる。実験の結果、従来のフォトトランジ
スタのフォトトランジスタの出力信号感度は約11V/
Lx.sであったが、本実施例のフォトトランジスタの
出力信号感度は約83V/Lx.sになり極めて高感度
になった。また、残像性能は従来のフォトトランジスタ
が約7%であったが、本発明のフォトトランジスタでは
約2%であった。
【0012】図1はn型基板の場合であったが、導電型
を全く逆にしても同様の作用と効果を発揮させることが
できる。つまり、p型基板上にn型の拡散層からなる第
1ベース拡散層と第2ベース拡散層を形成して、第1の
ベース拡散層上にp型のエミッタ拡散層を形成した後、
第2ベース拡散層上にp型の薄い拡散層を形成すること
によって、動作バイアス状態で第2ベース拡散層を完全
空乏化できる。その結果、図1のフォトトランジスタと
同様に実効的なコレクタ・ベース間容量を大幅に削減す
ることができる。
【0013】本発明の実施例2におけるフォトトランジ
スタの断面および平面構造を図2に示す。このフォトト
ランジスタはn型Si基板1、基板上に形成したp型の
第1ベース拡散層2、光電変換部として作用するp型の
第2ベース拡散層3、第1ベース拡散層2上に形成した
n型のエミッタ拡散層4、第2ベース拡散層3上に形成
したSiO2層8、SiOX1ーX層9、SiN層10の
絶縁薄膜からなる。SiO2の厚さを数十nmとし、そ
の表面にSiNを形成するとSiO2/SiN界面に自
動的にSiOx1-xが形成される。このような構造にす
ることにより、絶縁薄膜中または絶縁薄膜とp型の第2
ベース拡散層3の界面には通常のMOSトランジスタの
場合に比べて大量の正電荷(>1012/cm2)が存在
し、ベース拡散層3の表面での不純物濃度が低い場合、
この正電荷によってベース拡散層3の表面に反転層11
が形成される。容易に反転層11を形成させるためには
ベース層の不純物濃度は1×1016/cm2以下でなけ
ればならない。第2ベース拡散層3はn型基板と反転層
11によるサンドイッチ構造になり、その不純物濃度を
低くすればコレクタ・基板間に数V以上の電圧を印加す
るだけで基板側および表面側からの空乏層の広がりによ
って第2ベース層3を完全空乏化できる。実施例1に比
べて本実施例は絶縁膜中または絶縁膜とSi界面に存在
し、組成または表面処理状態によって決まる正電荷によ
って反転層11が形成されるために、接合は浅く且つ均
一である。従って、フォトトランジスタの短波長での感
度が実施例1のものに比べ大幅に改善される。
【0014】図5は本発明によるフォトトランジスタを
用いて構成したイメージセンサの等価回路であり、フォ
トトランジスタによって発生した信号電圧を減衰を少な
くして出力ラインに取り出すことを特徴とする。各画素
はフォトトランジスタ21a〜21d、バッファー用ト
ランジスタ22a〜22d、アクセス用FET23a、
〜23d、リセット用FET24a〜24dから構成し
ている。なお、25a〜25dはフォトトランジスタの
エミッタ電極およびバッファートランジスタのベース電
極に付随する寄生容量である。26はリセット電源、2
7は走査用シフトレジスタ、28は出力ライン、29は
出力ライン28のリセット用FET、30は正電源ライ
ンである。走査用シフトレジスタは外部からのスタート
信号ST、クロック信号CKによって動作し、その並列
出力端子に走査用信号Y1〜Y4、Y5を発生させる。な
お、Extは走査終了信号端子であり、複数個のイメー
ジセンサチップを連続的に接続してマルチチップ型イメ
ージセンサを作る場合、前段チップのExt信号を後段
チップのST信号として用いる。各アクセス用FETの
ゲート電極には順次、走査用信号Y1〜Y4が印加され、
各リセット用FETのゲート電極には順次走査用信号Y
2〜Y5が印加される。左端の画素について動作を説明す
る。リセット信号Y2によってリセット用FETが導通
してフォトトランジスタのエミッタ電極およびバッファ
トランジスタのベース電極をリセット電源の電圧値にリ
セットする。次に、リセット用FETを非導通にして蓄
積時間に入ると、フォトトランジスタのコレクタ・ベー
ス間に蓄えられた電荷が光電流によって放電し、フォト
トランジスタのベース電極およびエミッタ電極の電圧が
上昇する。蓄積時間の後、アクセス信号Y1によってア
クセス用FET23aが導通してフォトトランジスタの
エミッタ電圧がバッファー用トランジスタを介して出力
ライン28に導かれる。一般に出力ラインは全画素共通
に接続されているためにライン容量が十〜数十pFにな
り、フォトトランジスタのエミッタ電極に現われた信号
電圧を直接アクセス用FETを介して出力ラインに取り
出した場合、このラインの大きな容量によって出力信号
電圧が大幅に減衰し、また信号波形の立ち上がり速度も
小さくなる。本発明はバッファートランジスタをフォト
トランジスタのエミッタ電極とアクセス用FETの間に
挿入することにより、バッファートランジスタのエミッ
タフォロア作用により信号電圧の減衰が最小限に抑えら
れ、且つ出力信号電圧のスルーレートを大きくできる。
【0015】
【発明の効果】本発明のフォトトランジスタは動作バイ
アス状態で光電変換作用をするベース層を完全に空乏化
し、ベース・コレクタ間容量を大幅に削減することがで
きる。従って、フォトトランジスタのエミッタ電極に出
力される信号電圧の感度およびスルーレート、残像性能
が大幅に向上する。また、このフォトトランジスタのア
レイ、バッファートランジスタ、スイッチ用FET、シ
フトレジスタによって構成したイメージセンサは高い信
号電圧感度になり、低露光量でも高いS/Nが得られ
る。従って、本発明は電荷蓄積モードで動作する光検出
素子および文書読み取り用イメージセンサとして有用で
あり、その産業上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるフォトトランジスタ
の平面、断面図
【図2】本発明の実施例2におけるフォトトランジスタ
の平面、断面図
【図3】従来例におけるフォトトランジスタの平面、断
面図
【図4】電荷蓄積モードで動作するフォトトランジスタ
の等価回路図
【図5】本発明によるフォトトランジスタを用いたイメ
ージセンサの等価回路図
【符号の説明】
1 Si基板 2 第1ベース拡散層 3 第2ベース拡散層 4 エミッタ拡散層 5 薄い拡散層 6 保護酸化膜 7 SiO2層 8 SiOx1-x層 9 SiN層 10 反転層 11 フォトトランジスタ 12 アクセス用FET 13 リセット用FET 14 正電源 15 光電流 16 コレクタ・ベース間容量 17 トランジスタ 18 出力ライン 21a〜21d フォトトランジスタ 22a〜22b バッファートランジスタ 23a〜23b アクセス用FET 24a〜24b リセット用FET 27 走査用シフトレジスタ 28 画像信号出力ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Si基板、基板をコレクタとし、基板上に
    拡散法で形成したベース層、ベース層上に拡散法で形成
    したエミッタ層からなるフォトトランジスタにおいて、
    ベース層がエミッタ周辺の増幅作用をする第1ベース拡
    散層と光電変換作用をする第2ベース拡散層からなり、
    且つ第2ベース拡散層の表面には基板と電気的つながっ
    た基板と同一の導電型の薄い拡散層を付加し、動作バイ
    アス状態で第2ベース層を完全空乏状態にしたことを特
    徴とするフォトトランジスタ。
  2. 【請求項2】Si基板がn型で、第1ベース拡散層が不
    純物濃度1017〜10 18/cm3のp形層であり、第2
    ベース拡散層が不純物濃度1014〜1016/cm3のp
    型層であることを特徴とする請求項1のフォトトランジ
    スタ。
  3. 【請求項3】Si基板がp型で、第1ベース拡散層が不
    純物濃度1017〜10 18/cm3のn型層であり、第2
    ベース拡散層が不純物濃度1014〜1016/cm3のn
    型層であることを特徴とする請求項1のフォトトランジ
    スタ。
  4. 【請求項4】n型Si基板、基板をコレクタとし、基板
    上に拡散法で形成したp型ベース層、ベース層上に拡散
    法で形成したn型エミッタ層からなるフォトトランジス
    タにおいて、p型ベース層がエミッタ周辺の増幅作用を
    する第1ベース拡散層と光電変換作用をする第2ベース
    拡散層からなり、且つ第2ベース拡散層の表面にSiO
    2、SiNX1-XおよびSiNの薄膜を設け、薄膜中お
    よびSi/薄膜界面に存在する正電荷によって第2ベー
    ス表面に反転層を形成させ、動作バイアス状態で第2ベ
    ース層を完全空乏状態にしたことを特徴とするフォトト
    ランジスタ。
  5. 【請求項5】第2ベース層の平均不純物濃度が1×10
    14〜3×1015/cm 3であることを特徴とする請求項
    4のフォトトランジスタ。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項4に示すフォトトラ
    ンジスタのアレイ、各フォトトランジスタのエミッタ電
    極にベース電極を接続したバッファー用トランジスタ、
    各トランジスタのエミッタと出力ライン間に接続したア
    クセス用電界効果トランジスタ、フォトトランジスタの
    エミッタ電位をリセットするためのリセット用電界効果
    トランジスタ、リセット電源および走査用シフトレジス
    タ等からなり、各フォトトランジスタのエミッタ電極に
    現われた信号電圧の減衰を少なくして出力ラインから画
    像信号を出力させることを特徴とするイメージセンサ。
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Cited By (4)

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