JPH05274481A

JPH05274481A - 手書き認識の加速方法と装置

Info

Publication number: JPH05274481A
Application number: JP30251992A
Authority: JP
Inventors: Russell F Lewis; エフ．ルイズラッセル
Original assignee: Texas Instruments Inc
Current assignee: Texas Instruments Inc
Priority date: 1991-11-12
Filing date: 1992-11-12
Publication date: 1993-10-22
Also published as: EP0542557A3; EP0542557B1; TW242675B; EP0542557A2; US6128409A; KR100295715B1; DE69231818T2; KR930009784A; DE69231818D1

Abstract

(57)【要約】【目的】手書き認識機能をバックグラウンドで実行
し、汎用プロセッサ（１６）に従来の文字データを供給
するため、手書き認識アクセラレータ装置（１６）をデ
ータ処理装置（１０）に包含させる。【構成】データ処理装置（１０）は手書き（ＨＰＲ）
アクセラレータ装置（１４）に結合したＨＰＲ入力装置
（１２）を含む。ＨＰＲアクセラレータ装置（１４）は
ＨＰＲ入力装置（１２）からの生の入力データを従来の
文字データへ翻訳して汎用プロセッサ（１６）へ送る。
汎用プロセッサ（１６）はさらにメモリ（１８）、ディ
スプレイ（２０）、他のＩ／Ｏ装置（２２）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一般に電子装置の分野に
関係し、特に手書き認識の改良された方法と装置に関係
する。

【０００２】

【従来の技術】携帯データ処理装置を小さくする試み
は、入力装置としての標準キーボードの寸法により制限
されてきた。さらに小さな携帯装置を作成するため、電
子設計者は手書き認識装置（ＨＰＲ装置）を開発した。
これらの装置は手書き文字を認識し、それを従来の応用
プログラムに認識可能な文字データへ翻訳するよう設計
されている。ディジタル・タッチ・パッド、静電及び電
磁ペン、電流注入ペン等各種の入力装置が開発されてき
た。これら全ての装置は手書き文字を検出し、ディジタ
ル・データをプロセッサに出力可能である。プロセッサ
は入力装置へのデータを受取り、これを表計算、ワード
プロセス・プログラム等のような応用プログラムにより
使用可能な従来の文字データへ変換しなければならな
い。

【０００３】開発されてきた広範囲のＨＰＲアルゴリズ
ムは汎用プロセッサで認識翻訳機能を正確かつ効率的に
実行できる。しかしながら、手書きの実時間認識は汎用
プロセッサにとっては計算集中動作である。認識過程は
装置の使用者により実行される各ストロークに対して一
連の段階を含み、これは基本的には認識アルゴリズムを
実行するプロセッサの処理能力の全てを必要とする。従
って、装置の使用者が手書き情報を入力している間プロ
セッサは他のタスクを実行するひまはない。認識過程の
複雑さは手書き入力をキーボード入力のような他のより
従来的な入力形式から区別される。キーボード入力で
は、汎用プロセッサは入力されている文字を迅速に確認
し、キーボードデータ入力処理を実行しつつ他のタスク
を実行可能である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、バックグラウ
ンド・モードで手書き認識処理を実行し汎用プロセッサ
に従来の文字データを供給する手書き認識アクセラレー
タ装置を含むデータ処理装置の必要性が生じてきてい
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の教示によると、
従来技術の手書き認識装置に伴う欠点を実質的に除去し
減少させるデータ処理装置が開示される。

【０００６】本発明の装置は、手書き認識入力装置から
の手書きデータを受取るよう動作する手書き認識アクセ
ラレータ装置を含む。手書き認識アクセラレータ装置
は、汎用プロセッサが手書き認識機能により占有される
必要のないよう従来の文字データを汎用に出力するよう
動作する。

【０００７】

【実施例】図１を参照すると、ＨＰＲアクセラレータ装
置１４へ結合したＨＰＲ入力装置１２を含むデータ処理
装置１０が図示されている。ＨＰＲ入力装置１２は、手
動で入力した手書き文字を受取り、手書き文字を装置１
２に書込むにつれてＨＰＲ入力装置１２の使用者により
作動された一連の点を表わすディジタル・データを出力
するよう全て動作する静電、電磁、又は電流注入ペン、
スタイラス、抵抗パッド、圧力パッド等のような多数の
ディジタイズ源の内の１つを含む。

【０００８】ワード・プロセシング・プログラムや表計
算プログラムのような応用プログラムで装置１０の使用
者により入力された文字を使用する前に、ＨＰＲ入力装
置１２から出力された生の入力データに各種の演算を実
行しなければならない。装置１２により出力された生の
ディジタル・データは、入力装置１２内に含まれる手動
インターフェイスの不正確性により生じる余分な点を除
去するためきれいにされる又は「薄められる」。きれい
にされ薄められたデータは次いでベクトル・ストローク
・データに変換される。各文字は１個以上のこれらのベ
クトル・ストロークの組合せである。ベクトル・ストロ
ークの組合せはストロークのサンプル収集の単数又は複
数のライブラリと照合され、装置１０の使用者により入
力を意図した文字を決定されなければならない。データ
の収集、データの清浄化と薄め、ベクトル・ストローク
・データへのデータの変換、サンプル・ライブラリ中の
ベクトル・ストロークの照合のこの連続過程は理想的に
はＨＰＲ入力装置１２で使用者が文字を入力するにつれ
て実時間で実施されなければならない。この過程は計算
集中過程であり、従来技術の装置ではインテル３８６チ
ップ等のような汎用プロセッサの分割されない集中力を
必要とする。

【０００９】本発明の教示によると、前述した実時間認
識機能はＨＰＲアクセラレータ装置１４により実行さ
れ、これは一連の従来型文字データを汎用プロセッサ１
６へ出力する。汎用プロセッサ１６は従って応用プログ
ラムで直接使用可能な文字データを供給され、上述の手
書き認識過程で貴重なプロセッサ時間を占有される必要
がない。

【００１０】汎用プロセッサ１６は図１に示され、テー
プ・ドライブ、ハードドライブ、ＲＡＭ等のような任意
の数の内部又は外部メモリ装置を含むメモリ１８に結合
される。汎用プロセッサ１６は又ディスプレイ２０に結
合されているのが図示され、これは装置１０の使用者へ
グラフィック又は文字データを表示する視覚モニタ又は
他の従来装置である。データ処理装置１０の汎用プロセ
ッサ１６は又従来のキーボード、プリンタ、ネットワー
ク、カード、モデム等を含む他の入出力（Ｉ／Ｏ）装置
２２にも結合される。

【００１１】従来技術の装置は手書き認識機能を完成さ
せるため汎用マイクロプロセッサの処理能力に依存して
おり、従って装置の全体動作を大きく遅延させている。
本発明の教示によると、ＨＰＲアクセラレータ装置１４
を用いて、ＨＰＲ入力装置１２から受取った生のデータ
を汎用プロセッサ１６により使用可能な認識可能な文字
データへ翻訳し、汎用プロセッサ１６が効率良いマルチ
タスク環境で動作を続行することを可能とする。

【００１２】図２を参照すると、ＨＰＲアクセラレータ
装置１４の１実施例が図示されている。ＨＰＲアクセラ
レータ装置１４は図２に図示され、収集プロセッサ２４
により使用される収集プログラムを記憶する収集プログ
ラム・メモリ２６を含む点／ストローク収集プロセッサ
２４を含む。収集プロセッサ２４はテキサス・インスト
ラメント社製造販売のＴＭＳ３７０ファミリのディジタ
ル・プロセッサと同様の８又は１６ビット・ディジタル
・プロセッサを含む。収集プロセッサ２４はＨＰＲ入力
装置１２で作動された一連の点を指示するディジタル・
データを受取る。収集プロセッサ２４はさらにデータ点
の組をきれいにして薄め、点をベクトル・ストローク・
データへ変換する。次いでベクトル・ストローク・デー
タはストローク・メモリ２８へ出力される。

【００１３】収集プロセッサ２４の上述した機能に必要
なプログラムは収集プログラム・メモリ２６に記憶さ
れ、このメモリは例えば５キロバイトから２０キロバイ
トのオーダーのプログラム・メモリを含む。収集プログ
ラム・メモリ２６はランダム・アクセス・メモリ又はＥ
ＥＰＲＯＭメモリを含んでもよい。

【００１４】本発明の重要な技術的利点は、収集プロセ
ッサ２４は汎用プロセッサを含み、これは完全にプログ
ラム可能で広範囲のＨＰＲ入力装置１２からの広範囲の
データ入力形式を可能とする点を備えていることであ
る。収集プログラム・メモリ２６に記憶されたプログラ
ムは従来のＥＥＰＲＯＭ技術を用いて装置１４の製造業
者でプログラム可能である。又は、収集プログラム・メ
モリ２６は、新たな収集プログラムを受取り、異なるデ
ータ入力形式の新たな入力装置を可能とするよう動作す
るランダム・アクセス・メモリを含んでもよい。いずれ
の場合にせよ、収集プロセッサ２４は各種の入力形式の
データを受取り、アクセラレータ装置１４の残部に認識
可能な形式でストローク・データを出力するよう動作す
る。

【００１５】ストローク・メモリ２８はベクトル・スト
ローク・データの一時記憶用のバッファを含み、１００
から５００バイトのランダム・アクセス・メモリを含
む。

【００１６】ストローク・メモリ２８に記憶されたベク
トル・ストローク・データは認識プログラム・メモリ３
２に記憶した認識プログラムを利用する認識プロセッサ
３０へ必要に応じて出力される。認識プロセッサは例え
ば、テキサス・インストラメント社製造市販の１６又は
３２ビット・ディジタル・プロセッサのＴＭＳ３２０Ｅ
１７系列のディジタル信号プロセッサと同様のプロセッ
サを含む。認識プロセッサ３０は既知のアルゴリズムを
用いて、ストローク・メモリ２８から受取ったベクトル
・ストローク・データを使用者依存の手書きメモリ３４
又は使用者非依存の手書きメモリ３６に記憶した既知の
ストローク・データのライブラリと比較する。ストロー
ク・データは従来の文字や数と共に定義機能を指示する
指定のゼスチャ、速記記号等を含む。

【００１７】使用者依存の手書きメモリ３４は、印刷文
字、数字、ゼスチャ、速記又は他の特殊記号に対して７
から８キロバイトのオーダーのランダム・アクセス・メ
モリを、草書文字に対しては１００キロバイトのオーダ
ーのメモリを含む。既知の方法を用いて、データ処理装
置１０の使用者は装置１０の操作の前に認識文字の組を
使用者依存手書きメモリ３４へロードすることにより装
置を訓練して使用者自身の手書きを認識させる。

【００１８】使用者非依存の手書きメモリ３６は、手書
き文字、ゼスチャ、速記又は他の特殊記号の各種サンプ
ルを保持する５０キロバイトのオーダーのランダム・ア
クセス・メモリを含む。認識プログラム・メモリ３２は
従来の印刷材料に対しては２０キロバイトのオーダーの
プログラム・メモリを含み、草書文字を認識動作するプ
ログラムを保持するためには２５６キロバイトのオーダ
ーのプログラム・メモリを含む。収集プログラム・メモ
リ２６に関して前述したように、認識プログラム・メモ
リ３２はランダム・アクセス・メモリ又はＥＥＰＲＯＭ
装置を含む。このようにして、認識プログラム・メモリ
は製造業者でプログラム可能で、ＥＥＰＲＯＭ技術を用
いて所定の認識プログラムを含む。又は、認識プログラ
ム・メモリはランダム・アクセス・メモリを含んでもよ
く、特定の応用例又はＨＰＲアクセラレータ装置１４の
新たな使用に応じて異なる認識アルゴリズムが開発され
た時又は必要とされる時に新たな認識プログラムを受取
ることを可能とする。認識プロセッサ３０はストローク
・メモリ２８から受取ったベクトル・ストローク・デー
タを比較し、汎用プロセッサ１６により認識可能な形式
でディジタル的にコード化した文字を出力する。認識さ
れた文字を表わすデータは、認識プロセッサ３０と汎用
プロセッサ１６との間のバッファとして動作する１００
バイトのオーダーのランダム・アクセス・メモリを含む
認識文字メモリ３８へ出力される。本発明の別な実施例
によると、認識文字メモリ３８は実質的により大きな寸
法でもよく、多数の認識文字のビットマップを記憶する
ためにも使用される。このデータは以後文字処理装置へ
ダウンロードするために記憶される。このようにして、
手書きアクセラレータ装置１４は以後の処理用の文字デ
ータを受取るため独立に動作する携帯装置を含む。この
ような携帯装置は、編集文字が認識文字メモリ３８から
ワード・プロセス機能を実行するプロセッサへダウンロ
ードされる時ＡＳＣＩＩテキスト・ファィルに含まれる
ＡＳＣＩＩテキストの手動編集に用いられる。各種の従
来の圧縮方法を用いて、認識文字メモリ３８に記憶する
前に認識文字のビットマップを圧縮するため使用でき
る。

【００１９】本発明の別な実施例では、ＨＰＲアクセラ
レータ装置１４は各々がストローク・メモリ２８から受
取ったベクトル・ストローク・データに対して並列に動
作している複数個の認識プロセッサ３０を含んでもよ
い。複数個の並列認識プロセッサ３０の使用は同じスト
ローク・データに対して異なる認識アルゴリズムの並列
使用を可能とする。さらに、並列認識プロセッサ３０の
使用は第２図に図示したメモリ３４，３６のように異な
る文字メモリに対して単一組のストローク・データの並
列比較を可能とする。又単一メモリを分割し並列プロセ
ッサ３０により使用してもよい。さらに、並列認識プロ
セッサ３０の使用は２つの前述した技術を組合せ、異な
るライブラリに異なるアルゴリズムの使用を可能とす
る。並列認識プロセッサの使用は特定型式の文字データ
に対し特定の認識アルゴリズムの最適化を可能とする。
さらに、並列認識プロセッサの使用は各文字入力に対し
て走査する文字メモリの量を増大させ、従ってデータ処
理装置１０の動作速度と正確さを増加させる。一般に、
各種のライブラリは使用する特定の認識プログラムによ
り構成可能である。

【００２０】ＨＰＲアクセラレータ装置１４により出力
されるデータは従来のＡＳＣＩＩ文字コードを含む。本
発明の別な実施例では、ＨＰＲアクセラレータ装置１４
により出力されるデータは１６ビットのオーダー以上の
並列情報を含み、より大きな文字集合と従来の文字集合
には現在現われていない装置定義の及び使用者定義の速
記文字のコード化を可能とする。収集プロセッサ３４と
共に認識プロセッサ３０のプログラム可能な特性のた
め、ＨＰＲアクセラレータ装置１４は広範囲の入力装置
１２と汎用プロセッサ１６に適合可能である。収集プロ
セッサ２４と認識プロセッサ３０を動作させるために用
いられるプログラムを変更することにより、事実上任意
の形式の入力データと出力データが各々ＨＰＲアクセラ
レータ装置１４により使用され発生可能である。

【００２１】本発明の１実施例によると、ＨＰＲアクセ
ラレータ装置１４を含むものとして第２図に記述した回
路は全て単一の半導体基盤上に形成してモノリシックＨ
ＰＲアクセラレータ装置を可能とする。収集プロセッサ
２４と認識プロセッサ３０は既知の方法を用いて単一の
半導体基盤上に構築される。前述した大量のプログラム
及びデータ記憶メモリも又既知の方法を用いて単一の半
導体基盤上に配置される。前述したプロセッサのクラ
ス、すなわちテキサス・インストラメント社製造のＴＭ
Ｓ３２０とＴＭＳ３７０クラスのプロセッサは単に本発
明の図示用に記述したもので、本発明の範囲をこれらの
又は特定の汎用プロセッサに限定するよう認められるべ
きものではないことを理解すべきである。さらに、モノ
リシック・システムに認識プロセッサと収集プロセッサ
を包含することは、汎用プロセッサ内の大量の回路の削
除を可能としこれを課すことを理解すべきである。前述
した特定の汎用プロセッサは、プロセッサをモノリシッ
ク・システムに包含した場合には不要となる大量のＩ／
Ｏ回路と制御信号を含む。これらの回路の削除は当該技
術の既知の方法を用いて達成できる。モノリシック・シ
ステムにＨＰＲアクセラレータ装置１４を包含すること
は、計算器やポケット・コンピュータ又はペンのような
非常に小さい装置でのＨＰＲアクセラレータ装置の使用
を可能とする。

【００２２】本発明を詳細に説明してきたが、添附の特
許請求の範囲に定める本発明の要旨と範囲から逸脱する
ことなく各種の変更、修正、改良が可能であることを理
解すべきである。

【００２３】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。（１）データ処理装置において、装置の使用者により入
力された手書き情報を表わす第１のデータを出力するよ
う動作する手書き入力装置と、前記手書き入力装置に結
合され、前記入力装置から前記第１のデータを受取って
認識文字を表わす第２のデータを出力するよう動作する
アクセラレータ装置と、前記アクセラレータ装置に結合
され、前記第２のデータを受取り使用するよう動作する
汎用プロセッサと、を含み、前記アクセラレータ装置
は、前記第１のデータを受取り、前記第１のデータをベ
クトル・ストローク・データに変更し、前記ベクトル・
ストローク・データを出力するよう動作する収集プロセ
ッサと、使用者非依存の手書きサンプルを記憶するため
の使用者非依存手書きメモリと、前記使用者非依存手書
きメモリに結合され、前記ベクトル・ストローク・デー
タを受取り、前記ベクトル・ストローク・データを前記
サンプルと比較し、前記比較の結果を基に前記第２のデ
ータを出力するよう動作する認識プロセッサと、を含
む、データ処理装置。

【００２４】（２）第１項記載のデータ処理装置におい
て、前記アクセラレータ装置はさらに、前記認識プロセ
ッサに結合され前記ライブラリ・データの少くとも一部
を記憶するよう動作する第１の手書きメモリと、前記収
集プロセッサ及び前記認識プロセッサに結合され、前記
認識プロセッサの処理の前に前記ベクトル・ストローク
・データを記憶するよう動作するストローク・メモリ
と、前記認識メモリに結合され、前記認識プロセッサに
より出力される前記第２のデータを記憶するよう動作す
る認識文字メモリと、を含むデータ処理装置。

【００２５】（３）第２項記載のデータ処理装置におい
て、前記アクセラレータ装置はさらに、前記認識プロセ
ッサに結合され、前記使用者自身の手書きのサンプルを
記憶するよう動作する使用者依存の手書きメモリと、前
記ベクトル・ストローク・データを前記使用者非依存及
び使用者依存の手書きメモリの両方に記憶されたライブ
ラリ・データと比較するよう動作する前記認識プロセッ
サと、を含むデータ処理装置。

【００２６】（４）第３項記載のデータ処理装置におい
て、前記認識プロセッサは、各々が前記収集プロセッサ
から前記ベクトル・ストローク・データを受取るよう動
作する第１及び第２の並列認識プロセッサを含むデータ
処理装置。

【００２７】（５）第４項記載のデータ処理装置におい
て、前記第１の並列認識プロセッサは前記第１の手書き
メモリに結合され、前記ベクトル・ストローク・データ
を前記使用者依存手書きメモリに記憶された前記サンプ
ルと比較するよう動作し、前記第２の並列認識プロセッ
サは前記第２の手書きメモリに結合され、前記ベクトル
・ストローク・データを前記使用者非依存手書きメモリ
に記憶された前記サンプルと比較するよう動作するデー
タ処理装置。

【００２８】（６）第１項記載のデータ処理装置におい
て、前記認識プロセッサは、各々が前記収集プロセッサ
から前記ベクトル・ストローク・データを受取るよう動
作する第１及び第２の並列認識プロセッサを含むデータ
処理装置。

【００２９】（７）第６項記載のデータ処理装置におい
て、前記第１及び第２の並列認識プロセッサは異なる手
書き認識方法を用いて同一のベクトル・ストローク・デ
ータを処理するよう動作するデータ処理装置。

【００３０】（８）第１項記載のデータ処理装置におい
て、前記収集プロセッサと前記認識プロセッサは単一の
半導体基盤上に形成されるデータ処理装置。

【００３１】（９）第２項記載のデータ処理装置におい
て、前記収集プロセッサ、前記認識プロセッサ、前記ス
トローク・メモリ、前記第１の手書きメモリ、前記認識
文字メモリは単一の半導体基盤上に形成されるデータ処
理装置。

【００３２】（１０）手書き入力装置からの入力データ
を受取り、認識文字データを出力するよう動作する手書
き認識アクセラレータ装置において、前記入力データを
受取り、前記入力データをベクトル・ストローク・デー
タへ変換し、前記ベクトル・ストローク・データを出力
するよう動作する収集プロセッサと、使用者非依存文字
サンプルを記憶するよう動作する使用者非依存手書きメ
モリと、前記ベクトル・ストローク・データを受取り、
前記ベクトル・ストローク・データを前記サンプルと比
較し、前記比較の結果を基に前記認識文字を出力するよ
う動作する認識プロセッサと、を含む手書き認識アクセ
ラレータ装置。

【００３３】（１１）第１０項記載の装置において、前
記収集プロセッサと前記認識プロセッサとに結合され、
前記認識プロセッサでの処理の前に前記ベクトル・スト
ローク・データを記憶するよう動作するストローク・メ
モリと、前記認識メモリに結合され、前記認識プロセッ
サにより出力される前記第２のデータを記憶するよう動
作する認識文字メモリと、をさらに含む装置。

【００３４】（１２）第１１項記載の装置において、前
記認識プロセッサに結合され、使用者依存のサンプルを
記憶するよう動作する使用者依存の手書きメモリと、前
記ベクトル・ストローク・データを前記使用者非依存及
び使用者依存の手書きメモリの両方に記憶されたサンプ
ルと比較するよう動作する前記認識プロセッサと、をさ
らに含む装置。

【００３５】（１３）第１２項記載の装置において、前
記認識プロセッサは、各々が前記収集プロセッサから前
記ベクトル・ストローク・データを受取るよう動作する
第１及び第２の並列認識プロセッサを含む装置。

【００３６】（１４）第１３項記載の装置において、前
記第１の並列認識プロセッサは前記使用者非依存手書き
メモリに結合され、前記ベクトル・ストローク・データ
を前記使用者非依存手書きメモリに記憶された前記サン
プルと比較するよう動作し、前記第２の並列認識プロセ
ッサは前記使用者依存手書きメモリに結合され、前記ベ
クトル・ストローク・データを前記使用者依存手書きメ
モリに記憶された前記サンプルと比較するよう動作する
装置。

【００３７】（１５）第１０項記載の装置において、前
記認識プロセッサは、各々が前記収集プロセッサから前
記ベクトル・ストローク・データを受取るよう動作する
第１及び第２の並列認識プロセッサを含む装置。

【００３８】（１６）第１５項記載の装置において、前
記第１及び第２の並列認識プロセッサは異なる手書き認
識方法を用いて同一のベクトル・ストローク・データを
処理するよう動作する装置。

【００３９】（１７）第１０項記載の装置において、前
記収集プロセッサと前記認識プロセッサは単一の半導体
基盤上に形成される装置。

【００４０】（１８）第１１項記載の装置において、前
記収集プロセッサ、前記認識プロセッサ、前記ストロー
ク・メモリ、前記使用者非依存手書きメモリ、前記認識
文字メモリは単一の半導体基盤上に形成される装置。

【００４１】（１９）手書き入力装置を用いて手書きデ
ータを出力するよう動作する手書きデータ入力を処理す
る方法において、収集プロセッサで手書きデータをきれ
いにする段階と、収集プロセッサできれいにした手書き
データをベクトル・ストローク・データに変換する段階
と、収集プロセッサからのベクトル・ストローク・デー
タを認識プロセッサへ送る段階と、認識プロセッサで、
ベクトル・ストローク・データを使用者非依存手書きラ
イブラリ・データと比較する段階と、前記比較段階に応
答してベクトル・ストローク・データの特定の組に関係
する認識文字を決定する段階と、認識プロセッサから認
識文字を識別するデータを出力する段階と、を含む手書
きデータ入力を処理する方法。

【００４２】（２０）第１９項記載の方法において、認
識プロセッサで、ベクトル・ストローク・データを使用
者依存手書きライブラリ・データと比較する段階と、を
さらに含む方法。

【００４３】（２１）ＨＰＲアクセラレータ装置１４に
結合したＨＰＲ入力装置１４を含むデータ処理装置１０
を図示する。汎用プロセッサ１６は、ＨＰＲ入力装置１
２から受取った生の入力データを翻訳するＨＰＲアクセ
ラレータ装置１４から従来の文字データを受取る。汎用
プロセッサ１６にはさらにメモリ１８、ディスプレイ２
０及び他のＩ／Ｏ装置２２が結合されている。データ処
理装置１０にＨＰＲアクセラレータ装置１４を包含させ
ることにより、手書き認識機能はデータ処理装置１０の
全体動作のバックグラウンドで実行可能となる。

【図面の簡単な説明】

本発明の完全な理解は、同じ参照番号は同一の機能を指
示している添附図面に関連して考え、詳細な説明と特許
請求の範囲により得られる。

【図１】本発明の教示により構成されたデータ処理装置
の概略ブロック図。

【図２】本発明の教示により構成された手書き認識アク
セラレータ装置の概略ブロック図。

【符号の説明】

１０データ処理装置１２ＨＰＲ入力装置１４ＨＰＲアクセラレータ装置１６汎用プロセッサ１８メモリ２４点／ストローク収集プロセッサ２８ストローク・メモリ３０認識プロセッサ３４使用者依存手書きメモリ３６使用者非依存手書きメモリ３８認識文字メモリ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】データ処理装置において、装置の使用者により入力された手書き情報を表わす第１
のデータを出力するよう動作する手書き入力装置と、前記手書き入力装置に結合され、前記入力装置から前記
第１のデータを受取って認識文字を表わす第２のデータ
を出力するよう動作するアクセラレータ装置と、前記アクセラレータ装置に結合され、前記第２のデータ
を受取り使用するよう動作する汎用プロセッサと、を含み、前記アクセラレータ装置は、前記第１のデータを受取り、前記第１のデータをベクト
ル・ストローク・データに変換し、前記ベクトル・スト
ローク・データを出力するよう動作する収集プロセッサ
と、使用者非依存の手書きサンプルを記憶するための使用者
非依存手書きメモリと、前記使用者非依存手書きメモリに結合され、前記ベクト
ル・ストローク・データを受取り、前記ベクトル・スト
ローク・データを前記サンプルと比較し、前記比較の結
果を基に前記第２のデータを出力するよう動作する認識
プロセッサと、を含むデータ処理装置。
【請求項２】手書き入力装置を用いて手書きデータを
出力するよう動作する手書きデータ入力を処理する方法
において、収集プロセッサで手書きデータをきれいにする段階と、収集プロセッサできれいにした手書きデータをベクトル
・ストローク・データに変換する段階と、収集プロセッサからのベクトル・ストローク・データを
認識プロセッサへ送る段階と、認識プロセッサで、ベクトル・ストローク・データを使
用者非依存手書きライブラリ・データと比較する段階
と、前記比較段階に応答してベクトル・ストローク・データ
の特定の組に関係する認識文字を決定する段階と、認識プロセッサから認識文字を識別するデータを出力す
る段階と、を含む手書きデータ入力を処理する方法。