JPH052729Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH052729Y2
JPH052729Y2 JP1986017281U JP1728186U JPH052729Y2 JP H052729 Y2 JPH052729 Y2 JP H052729Y2 JP 1986017281 U JP1986017281 U JP 1986017281U JP 1728186 U JP1728186 U JP 1728186U JP H052729 Y2 JPH052729 Y2 JP H052729Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting bracket
portions
snow
bent
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986017281U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6312541U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986017281U priority Critical patent/JPH052729Y2/ja
Publication of JPS6312541U publication Critical patent/JPS6312541U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH052729Y2 publication Critical patent/JPH052729Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は雪止材用の取付金具、さらに詳しくは
折版屋根の馳締部に好適に且つ強固に取付けられ
る雪止材用の取付金具に関する。
(従来の技術) 従来、この種雪止材用の取付金具としては意匠
登録番号636675号公報所載のものが存在する。こ
の公報所載の雪止材用の取付金具は第4図に示す
ように、折版屋根の馳締部を挟持する略U字状の
取付金具本体1の両側面5,5aに該両側面5,
5aを挿通してボルト8、ナツト10を螺合さ
せ、且つ該ボルト8を介して両側面5,5aの内
側に内面が凹状に湾曲した別体の噛合片21,2
1aを装着してなり、該両噛合片21,21aの
下端部には相対して凹凸部22,22aが形成さ
れ、前記取付金具本体1を折版屋根の馳締部に締
着させた際前記噛合片21,21aの凹凸部2
2,22aが馳締部に相互に噛合つて、折版屋根
に強固に取付けされるものである。
(考案が解決しようとする問題点) 然しながら、上記従来のものは、噛合片21,
21aに形成された凹凸部22,22aが折版屋
根の馳締部に食い込み該馳締部を波形状に押圧変
形させるために、折版屋根の表面に施されてなる
防錆メツキを不用意に剥離損傷させることにな
り、その結果馳締部が容易に錆びてその周囲の折
版屋根を腐食させ、特に雪止材用の取付金具に多
大な力が加わつた場合には錆びて腐食した折版屋
根が破損する虞を生じさせるという問題点があつ
た。
また、上記従来のものは取付金具本体1と噛合
片21,21aとからなり部品点数が多いと共
に、該噛合片21,21aを取付金具本体1の内
側にボルトを挿通させて装着しなければならず、
その手間が煩雑で製作コストを増大させるという
問題点をも有していたのである。
本考案は上記問題点に鑑みて考案されたもの
で、その目的とするところは雪止材用の取付金具
を折版屋根の馳締部に何ら損傷させることなく且
つ強固に取付けでき、しかも雪止材用取付金具の
構造を簡略化させる点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成し、もつて従来の問題
点を解決せんとして考案されたもので、その構成
の要旨は折版屋根16の馳締部17を挟持する逆
U字状の取付金具本体1の下端部を外方へ略直角
に屈曲させることにより、前記折版屋根16の上
面23に当接する足部3,3aを形成すると共
に、前記取付金具本体1の両側部5,5aは間隔
を有し、該両側部5,5aを締付けるための締付
具が装着されてなる雪止材用の取付金具に於い
て、前記両側部5,5aを全幅にわたつて外方へ
略くの字状に折曲させてなる折曲部4,4aを形
成することにより、該折曲部4,4aの内面に、
前記馳締部17に外嵌すべく凹状の嵌合部7,7
aを形成してなることを特徴とすることにある。
(作用) 従つて、以上の構成を特徴とする雪止材用の取
付金具は、取付金具本体1の両側部5,5aの下
部を全幅に外方へ折曲させて折曲部4,4aを形
成し、その内面の凹状の嵌合部7,7aを折版屋
根の馳締部に外嵌すべく構成してなるために、取
付金具本体1を馳締部に締付けた際に両側部5,
5aの折曲部4,4aがその嵌合部7,7a内に
嵌合された馳締部の左右両側面を面密着にて押圧
挟持することとなり、そのため前記折曲部4,4
aと馳締部との両者間の締着保持力が増大して取
付金具本体1を折版屋根に確実強固に取付けでき
るのである。
また、前記馳締部が折曲部4,4aの全幅に亘
つて広面積にて均一に押圧させるために、該馳締
部が取付金具本体1の締付時に変形することな
く、従つて折版屋根の表面に施されてなる防錆メ
ツキを不用意に剥離損傷させることないのであ
る。
更に、取付金具本体1の折版屋根の馳締部への
締付けと同時に取付金具本体1の足部3,3aが
折版屋根の山頂部水平面を密着して押圧すること
となるために、取付金具本体1全体が両側部5,
5aの折曲部4,4aと足部3,3aにて折版屋
根に密着して一体的に取付けできるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施態様について図面に示した
一実施例に従つて説明する。第1図及び第2図に
於いて、1は矩形の鉄板を上部2にて逆U字状に
折曲させた取付金具本体を示し、該取付金具本体
1の両下端部を夫々外方へ直角に折曲させて水平
状の足部3,3aを形成してなる。4,4aは前
記取付金具本体1の直立状の両側部5,5aの下
部を全幅に亘つて外方へ略くの字状に折曲させて
形成した折曲部を示し、該折曲部4,4aの内面
6,6aには相対して凹状の嵌合部7,7aが形
成されてなる。
8,8は前記両側部5,5aの中央やや下方の
前後位置に穿設された孔9,9…に他側部5aか
ら挿通したボルトを示し、該ボルト8,8aは他
側面5でナツト10と螺合してなる。11,11
aは前記上部2の中央部から両側部5,5a中央
やや下方位置まで細長く切欠かれて形成されたア
ングル材嵌入用溝を示し、また前記上部2の前後
位置にはアングル材取付用孔12,12が穿設さ
れている。13は前記溝11より後方にて一側部
5の上部にボルト14、ナツト15にて螺着され
た鉤状の係止部材を示し、アングル材嵌入用溝1
1,11aに嵌入させたアングル材を係止保持す
るものである。尚、前記取付金具本体1等の各部
材の表面には溶融亜鉛の防錆メツキが施されてな
る。
本実施例の雪止材用の取付金具は以上の構成よ
りなり、次にこの雪止材用の取付金具を折版屋根
の雪止として使用する場合について説明すると、
先ず第3図に示すように折版屋根16,16の馳
締部17に取付金具本体1の両側部5,5aをや
や開いた状態で挟持させる。この際前記馳締部1
7が両側部5,5aの下部内面に形成された菱形
の凹状の嵌合部7,7a内に嵌入される。そして
両側部5,5aを挿通するボルト8をナツト10
に螺締して取付金具本体1を前記馳締部17に締
付けるのである。更に折版屋根16,16…に締
着固定した雪止取付金具18に雪止用アングル材
19を、その一側片19aを取付金具本体1の上
部2に形成されたアングル材嵌入用溝11,11
aに嵌入させ他側片19bを前記上部2にボルト
14にて締着して固定させるのである。
このようにして折版屋根16,16…の前方部
に一連に雪止材用の取付金具18,18…を取付
け、更にその上に雪止アングル材19を取付け雪
止施工するのであるが、この雪止材用の取付金具
18を折版屋根16,16に取付ける際取付金具
本体1をボルト8、ナツト10にて締付けると、
互いに間隔を有する両側部5,5aの折曲部4,
4aがその全幅にて折版屋根16,16の馳締部
17の左右両側面20,20aを面密着にて押圧
挟持するため、前記折曲部4,4aと馳締部17
の両者間の締着保持力が増大することとなつて、
取付金具本体1を折版屋根16,16に確実強固
に取付けできるのである。
また、前記馳締部17が両側部5,5aの折曲
部4,4aに広面積で均一に押圧挟持されるため
に、該馳締部17が何ら押圧変形することなくて
折版屋根16に施されてなる防錆メツキを剥離損
傷させることなく、従つて従来の如く取付金具本
体1の締付けの際馳締部17が変形して防錆メツ
キを剥離損傷させることなく、折版屋根の錆の発
生を未然に防止できるのである。
更に、取付金具本体1の締付けにより、折曲部
4,4aは馳締部17に押圧されると共に、略く
の字状であることから、ボルト8及びナツト10
の締付け力により折曲部4,4aは馳締部17を
挟持すると共に開く方向に付勢される。この結
果、取付金具本体1の足部3,3aは折版屋根1
6,16の上面としての山頂水平面23,23を
押圧することとなり、取付金具本体1が折版屋根
16,16に密着して取付けられると共に、折版
屋根16,16を内側から支持する受金具24に
も固定されることとなり、従つて取付金具本体1
を受金具24を含めた強固な屋根構造に一体的に
取付けできるのである。
尚、上記実施例に於いて、取付金具本体の両側
部の下部を外方へ略くの字状に折曲させて折曲部
を形成してなり、このように略くの字状に折曲さ
せることは折曲部のプレス成形を簡易なものにす
るものである。
また、雪止用アングル材の雪止材用の取付金具
への取付けは、上記実施例の如くアングル材の一
側片を取付金具本体に上部より形成したアングル
材嵌入用溝に嵌入装着するものに限らず、例えば
アングル材の一側片を立ててアングル材を直接取
付金具本体の上部に載置締着してもよい。
更に、取付金具本体を締付けるボルト、ナツト
の締付具は上記実施例の如く前後に2個装着する
必要はなく、例えば取付金具本体の中央部に一個
装着してあつてもよく、また締付具もボルト、ビ
ス等であつてもよい。
その他、取付金具本体の具体的形状、材質、並
びにその表面に施される防錆メツキの具体的種類
等は本考案の意図する範囲内で設計変更自在であ
る。
(考案の効果) 叙上のように、本考案の雪止材用の取付金具は
取付金具本体の両側部の下部を全幅に外方へ折曲
させて折曲部を形成し、その内面に折版屋根の馳
締部に外嵌する凹状の嵌合部を形成してなるため
に、取付金具本体を締付けた際両側部の折曲部が
該折曲部内面の嵌合部内に嵌合された馳締部の左
右両側部を面密着にて押圧挟持面するととなり、
そのため折曲部と馳締部との締着保持力が増大し
て取付金具本体を折版屋根の馳締部に確実強固に
取付けできるという格別な効果を有するに至つ
た。
特に、前記馳締部が取付金具本体に強力に締付
けられるにもかかわらず、その締付けが広面積で
均一であるために、馳締部が不用意に変形するこ
とがなく、従つて従来の如く取付金具本体を締付
けた際馳締部が変形して防錆メツキを損傷させる
ことなく、この種屋根に取付けられる金具として
錆の発生やこれを原因とした屋根の腐食を未然に
防止できるものとして、極めて実用性に富んだも
のである。
更に、取付金具本体に折版屋根の馳締部に外嵌
する折曲部を一体形成してなるために、従来に比
して部品点数を少なくでき、しかも構造が簡単な
ため製作工程を簡略化できて製作コストを安価に
できるという実益をも有するものである。
また、馳締部を挟持する折曲部を略くの字状に
形成し、且つ、間隔を有する取付金具本体の両側
部を締付具にて締め付けるように構成しているの
で、折曲部にて馳締部をがた付いたり、ずれるこ
となく挟持できると共に、締付具の締付け力によ
り折曲部は開く方向に付勢され、足部は折版屋根
の上面を押圧する。この結果、取付金具本体は折
版屋根に密着して強固且つ確実に取付けられるこ
ととなる。
しかも、折曲部は、取付金具本体の両側部を略
くの字状に折曲することにより形成するので、該
折曲部は馳締部の任意の形状に好適に対応させる
ことができ、その精度もさ程要求されず、プレス
による一体形成を容易に行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、
第1図イは平面図、第1図ロは側面図、第1図ハ
は正面図、第2図は斜視図。第3図は使用状態を
示す正面図、第4図は従来例を示し、同図イは側
面図、同図ロは正面図、同図ハは底面図。 1……取付金具本体、3……足部、4……折曲
部、5……側部、7……嵌合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 折版屋根16の馳締部17を挟持する逆U字
    状の取付金具本体1の下端部を外方へ略直角に
    屈曲させることにより、前記折版屋根16の上
    面23に当接する足部3,3aを形成すると共
    に、前記取付金具本体1の両側部5,5aは間
    隔を有し、該両側部5,5aを締付けるための
    締付具が装着されてなる雪止材用の取付金具に
    於いて、前記両側部5,5aを全幅にわたつて
    外方へ略くの字状に折曲させてなる折曲部4,
    4aを形成することにより、該折曲部4,4a
    の内面に、前記馳締部17に外嵌すべく凹状の
    嵌合部7,7aを形成してなることを特徴とす
    る雪止材用の取付金具。 2 前記締付具がボルト8とナツト10からなる
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の雪止材
    用の取付金具。
JP1986017281U 1986-02-07 1986-02-07 Expired - Lifetime JPH052729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986017281U JPH052729Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986017281U JPH052729Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6312541U JPS6312541U (ja) 1988-01-27
JPH052729Y2 true JPH052729Y2 (ja) 1993-01-22

Family

ID=30809893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986017281U Expired - Lifetime JPH052729Y2 (ja) 1986-02-07 1986-02-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052729Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2592690Y2 (ja) * 1993-12-10 1999-03-24 住友電装株式会社 端子金具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110590Y2 (ja) * 1972-09-26 1976-03-22
JPS59134617U (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 有限会社サカタ製作所 はぜ式屋根用取付け金具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6312541U (ja) 1988-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH052729Y2 (ja)
JP2000336857A (ja) 折板屋根用支持金具
JP2013174054A (ja) 屋根上取付具
JP2003096915A (ja) Zクリップ回転防止金具及び建材の留付構造
JPH0738536Y2 (ja) ハゼ板用取付金具
JPS6342554Y2 (ja)
JPS6117140Y2 (ja)
JPH0416573Y2 (ja)
JPH0412894Y2 (ja)
JPS6215363Y2 (ja)
JP3457096B2 (ja) 屋根板の固定方法
JP2503456Y2 (ja) 内壁パネルの取付け金具
JPS632642Y2 (ja)
JPH0439853Y2 (ja)
JPS6111372Y2 (ja)
JPH0433303Y2 (ja)
JPH078891Y2 (ja) ボルト取付け構造
JP2819442B2 (ja) 外囲体
JPH0129844Y2 (ja)
JPH0736978Y2 (ja) 交差接続金具
JP3421849B2 (ja) カバークランプ用フックボルト
JPH0747547Y2 (ja) 波形鋼板屋根支持金具
JPS62332Y2 (ja)
JPH0436180Y2 (ja)
JP3002512U (ja) 確認用ミラー