JPH05268866A - 食品材料の加工装置及びその方法 - Google Patents

食品材料の加工装置及びその方法

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JPH05268866A
JPH05268866A JP10232792A JP10232792A JPH05268866A JP H05268866 A JPH05268866 A JP H05268866A JP 10232792 A JP10232792 A JP 10232792A JP 10232792 A JP10232792 A JP 10232792A JP H05268866 A JPH05268866 A JP H05268866A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人的な処理を加えなくとも生地の送りが極めて
スムースであるとともに極めて簡単な構成で且つ短時間
に生地を所望の厚さにすることのでき、また手延べ麺と
同様に縦横方向に生地が伸長ないし圧延され腰が強く、
品質のよい生地を製造できる装置と加工方法を提供しよ
うとする。 【構成】食品材料を蒸練する蒸練装置1と蒸練された生
地8を圧延する圧延装置9からなり、該圧延装置9がフ
ィードローラー10と圧延ローラー11を有し、そのフ
ィードローラー11が表面軸方向に条溝を形成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品材料を加工する装
置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】食品材料を蒸気を吹付けながら
混捏する蒸練方法は食品材料の加熱混捏処理を全体に均
一且つ短時間に行える方法として既に知られており、特
に澱粉材料のα化のために広く応用されているところで
ある。この食品材料の蒸練装置は、撹拌羽根を備えた混
合室とこの混合室の回転羽根の軸に向けて蒸気を吹き付
ける蒸気吹き付け装置とから成る。食品材料が蒸練装置
で蒸練されると、団塊状の食品生地となるが、この生地
を適当な厚みとするため蒸練装置から取り出し、ホッパ
ーなどを介して圧延装置に送る。一方、圧延装置は、通
常一対のフィードローラーと生地を徐々に所望の厚さに
する数段の圧延ローラーを有し、生地団塊は先ずフィー
ドローラーの上に落ち、そこで予備的にある程度の厚さ
にされて圧延ローラーの方向に案内され、圧延ローラー
に案内された食品生地はその下方に位置する複数段の対
の圧延ローラーで徐々に薄く圧延され所望の厚さが得ら
れるものとなっている。
【0003】このように、従来の装置はフィードローラ
ー(予備的な圧延ローラーである場合を含む)が対とな
っており、圧延ローラーも複数段設けられているので、
装置容量および専有面積が大きくなり、また部品点数が
多いので装置が高価となり、更に多段のローラーの間を
通過させねばならないので、短時間で圧延が出来ず、長
時間処理のため製品の品質の劣化が生じていた。また、
食品生地の送りに時間がかかるため生地が圧延前に固化
し生地の送りが円滑に行われなくなることが多く、特に
一対のフィードローラーで送る場合、ローラーに接する
生地の部分は比較的円滑に送られるが、これに接しない
生地中央部分は常時滞留するため均一な送りができず、
生地ムラなどの製品劣化が生ずるため、当該部分に生地
に切れ目を入れて中央部の生地をローラーで引かれ易く
することが不可欠であり、このため装置近傍に切れ目を
入れる操作者いわゆるカットマンを配備せねばならなか
った。しかし、常時生地をカットする操作者を確保する
ことは人手不足の今日困難なことであり、製造コストに
も不利な影響を及ぼすものである。また、定温装置を付
設するが考えられるが、根本的な解決とはならず、設備
費、ランニングコストの面でも有利ではない。更に、そ
ばや、うどんのような手打ち麺の場合には、縦横方向に
伸ばすために組織的強さが出るが、従来の機械装置で
は、圧延ローラーで縦方向に生地を伸ばすことを主とし
ているため、縦方向に強い方向性が出るが横方向には強
くはないという欠点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、以上の点に
鑑みてなされたものであり、人的な処理を加えなくとも
生地の送りが極めてスムースであるとともに極めて簡単
な構成で且つ短時間に生地を所望の厚さにすることがで
き、また手延べ麺と同様に縦横方向に生地が伸長ないし
圧延され腰の強い生地を製造できる装置を提供しようと
するものであり、またそれにより高品質の製品が製造で
きる食品材料の加工方法を提供しようとするものであ
る。その要旨とするところは、食品材料を蒸練する蒸練
装置と蒸練された生地を圧延する圧延装置からなり、該
圧延装置がフィードローラーと圧延ローラーを有し、そ
のフィードローラーの外周の軸方向に条溝を形成してい
ることを特徴とする食品材料の加工装置であり、特にフ
ィードローラーが単一であり、圧延ローラーより直径が
かなり大きくしたことを特徴とするものであり、また食
品材料を蒸練し、蒸練された食品生地を75〜97℃に
保持しながら表面軸方向に条溝を形成したフィードロー
ラーに載せ、これを低速回転させながらそこから圧延ロ
ーラーに送ることを特徴とする食品材料生地の加工方法
である。
【0005】以下説明すると、本発明が適用される食品
原料は、小麦粉、ライ麦粉、米粉、ソバ粉、燕麦等の穀
粉類、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉等の澱粉原料等いかなるも
のでもよく、ちくわ、かまぼこなどの水産練製品の魚介
原料も含まれる。勿論、これらの食品材料の混合物も本
発明の食品原料を構成する。本発明は、これらの食品原
料を処理する蒸練装置と圧延装置とからなり、蒸練装置
は食品材料に蒸気を吹き付けることにより加熱しながら
混練する装置であり、通常は食品材料を水と共に撹拌室
内に搬入し撹拌しながら撹拌羽根を植設した回転軸に向
かって蒸気を吹き付けるより食品材料を加熱混練する装
置であり、撹拌室内中央に撹拌羽根を植設した回転軸を
横設すると共に、その回転軸に向けて蒸気を吹き付ける
ノズルが取り付けられたものである。蒸練に際しては食
品材料に対し例えば40〜60重量%の水または温水を
供給しておき、これに一般には蒸気を蒸気圧0.7〜
3.0kg/m2 で吹き付け数分間蒸練する。
【0006】圧延装置は、蒸練装置から直接あるいはホ
ッパーを介して送り込まれた蒸練された団塊状の食品生
地を圧延ローラー方向に案内するフィードローラーと、
食品生地を所望の厚さに押圧する対の圧延ローラーから
なっている。フィードローラーは、生地を所望の厚さに
圧延する圧延ローラーに送るローラーをいい、対のロー
ラーでもよいが、望ましくは大径の1本の単体にする。
そのフィードローラーの周面には軸方向に条溝が形成さ
れている。フィードローラーの直径は圧延ローラーに比
してかなり大きく、大体1.2〜2.5倍にするが、望
ましくは1.5〜2倍にする。送り速度は、毎分0.8
〜2.5mの低速回転である。フィードローラーの周面
に形成される条溝とは典型的には細長い溝であり、言い
換えればローラーの表面に軸方向に延長する凹凸であ
る。ここに軸方向とは、ローラーの円周方向に対する語
であり、軸方向と完全に平行でなくとも軸方向に含めて
理解すべきであり、食品生地の送り方向によっては多少
斜めとなった条溝でもよい。この条溝はローラーの軸方
向全体に形成しておくことが望ましいが、両端を多少残
して形成しておいてもよい。またその条溝の深さは送ら
れる食品生地の性質により適当なものが選定される。
【0007】フィードローラーの送り先ないし下流には
圧延ローラーが設けられている。圧延ローラーは、対に
なった滑面ローラーを単位とするものであり、その送り
速度は通常毎分2〜12mであり、また圧延間隔を1.
2〜5.0mmの範囲にして食品生地を所望の厚さに伸
ばすものである。本発明ではほとんどの場合圧延ローラ
ーは1段で足りるが、食品原料の性格等必要に応じて複
数段の圧延ローラーを設けてもよく、また単なるガイド
ローラーを設けることは自由である。フィードローラー
の上に載せられ且つ圧延ローラーで圧延される食品生地
の温度は、大旨75〜97℃の範囲内である。圧延装置
の下流には、コンベアがおかれ、その後圧延された生地
を例えば60〜70℃の適当な温度範囲に冷却して所望
の大きさまたは形状に切断しあるいは麺線に加工する等
の任意の装置が配備される。
【0008】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、食
品材料を蒸練装置に搬入し、その材料に対し、40〜6
0重量%の水または温水を給与し、蒸気圧0.7〜3.
0kg/m2 の蒸気を吹き付けながら数分間蒸練する。
最終的には生地温度は97〜100℃になる。蒸練が完
了した食品生地は粘弾性のある団塊状になっており、こ
れをホッパーに搬入し、適当な量づつ圧延装置のフィー
ドローラーに送る。フィードローラーは低速で回転させ
ておく。その表面には凹凸の条溝が形成されているの
で、フィードローラーはその凹凸面を食品生地に食い込
ませがら圧延ローラー方向に食品生地を一定速度で送り
込む。食品生地はフィードローラーが低速で回転してい
るので、条溝に沿って横方向に伸長し、また、条溝の食
い込みのため生地の量や重さ、粘弾性等のために滑るこ
とはなく、予め設定された所定時間内にフィードローラ
ーの回転に応じて所定量の生地が圧延ローラーの間に送
られる。また、フィードローラーによる送出速度を調節
することにより圧延ローラーで圧延されるときの生地温
度が予め定められる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示す実施例に従って説明する
と、1は蒸練装置であり、2は撹拌室3の中央に横設さ
れた回転軸4に植設された撹拌羽根であり、5は撹拌室
3内に蒸気を吹き込む蒸気ノズルである。6は蓋であ
る。7は蒸練した生地8が滞留し適量のみ吐出するホッ
パーである。9は、単体のフィードローラー10と一対
の圧延ローラー11からなる圧延装置であり、フィード
ローラー10の外周には軸方向に条溝12が周設され、
また圧延ローラー11に比して約2倍の直径となってい
る。13はコンベアベルトである。
【0010】一方、小麦粉35kg、馬鈴薯澱粉10k
g、リューラム粉5kg、食塩1kg、カルシュム70
gの食品材料に水25リットルを加え、蒸練装置で蒸気
圧を最高2.5kgにして4分間蒸練を行い、各バッチ
毎にホッパーに落とし、そこから更にフィードローラー
10に落下させた。そのときの温度は97℃であった。
フィードローラー10は、毎分1.5mで回転させ、圧
延ローラー11は毎分6mで回転させ、1.5mmの麺
生地用シートとした。そのときの生地温度は、65℃で
あった。これを徐々に冷却して麺線に加工し、テストを
行ったところ、従来法の麺線に比して、縦横方向の組織
的強度、組織的均一性、歯ごたえ、歯切れ等いずれの点
においても優れていることが確認された。
【0011】
【効果】本発明は以上のように、蒸練装置から出た食品
生地は、かなりの高温度状態で直径が大きく低速度で回
転するフィードローラーに送られるが、その表面には横
方向に条溝が形成されているので条溝に沿って横方向に
生地伸長あるいは対の場合には圧延が行われ、その後に
圧延ローラーで縦方向に圧延されるので、生地は縦横方
向に圧延された結果となり、手延べ麺と同じように縦横
方向の組織的強度が確保される。また、生地は、確実に
フィードローラーの表面の条溝に食い込むため、滑るこ
とはなく、短い設定時間内に確実に圧延ローラーに送ら
れるので、送りを促進するために生地をカットする必要
はない。また従来方法では加工処理中に生地が硬化する
ため数段の圧延を行わねばならなかったが、本発明では
蒸練装置を組み合わせてこの工程における生地の圧延処
理温度範囲を75〜95℃にしたので、継続的に保持さ
れる生地の粘弾性のため1段の圧延ローラーで圧延を完
了することができるものである。更に、対のフィードロ
ーラーでも言えることであるが、単一のフィードローラ
ーを用いる場合には生地の部分的滞留の問題は全く生ぜ
ず、生地がスムースに同時的に圧延ローラーに送られる
ので、生地シートないし製品において圧延装置を通過す
る時間が相違することによる生地ムラその他の品質の劣
化が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】簡略説明図
【図2】圧延装置の部分斜視図
【符合の説明】
1 蒸練装置 2 撹拌羽根 3 撹拌室 4 回転軸 5 蒸気ノズル 6 蓋 7 ホッパー 8 生地 9 圧延装置 10 フィードローラー 11 圧延ローラー 12 条溝 13 コンベアベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品材料を蒸練する蒸練装置と蒸練された
    生地を圧延する圧延装置からなり、該圧延装置がフィー
    ドローラーと圧延ローラーを有し、そのフィードローラ
    ーが外周の軸方向に条溝を形成していることを特徴とす
    る食品材料の加工装置
  2. 【請求項2】フィードローラーが1本であり、圧延ロー
    ラーが1段であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項の食品材料の加工装置
  3. 【請求項3】フィードローラーの直径が圧延ローラーの
    直径よりかなり大きいことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項の食品材料の加工装置
  4. 【請求項4】食品材料を蒸練し、蒸練された食品生地を
    75〜97℃に保持しながら低速で回転する外周の軸方
    向に条溝を形成した直径の大きなフィードローラーに載
    せ、次いで圧延ローラーで圧延することを特徴とする食
    品材料生地の加工方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182119A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 有限会社木村有機農園 麺の製造方法
CN110859195A (zh) * 2019-10-15 2020-03-06 张茹 一种和面、压面一体机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57180583U (ja) * 1981-05-13 1982-11-16

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