JPH05266912A - 燃料電池スタック、燃料電池スタックの締め付け力を均等化する装置及び方法 - Google Patents

燃料電池スタック、燃料電池スタックの締め付け力を均等化する装置及び方法

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JPH05266912A
JPH05266912A JP4249980A JP24998092A JPH05266912A JP H05266912 A JPH05266912 A JP H05266912A JP 4249980 A JP4249980 A JP 4249980A JP 24998092 A JP24998092 A JP 24998092A JP H05266912 A JPH05266912 A JP H05266912A
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cell stack
equalizing
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anode
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Frank C Schora
フランク・シー・スコラ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料電池スタックの垂直方向の力を均等化し
て燃料電池スタックの内部電気抵抗を減少させる燃料電
池締め付け力均等化装置を提供する。 【構成】 締め付け力均等化装置１９はほぼ矩形の燃料
電池スタック２０に用いられる。燃料電池スタック２０
は、それぞれの縁部において互いに封止された２つの可
撓性の金属シート１２と、これら可撓性の金属シートの
間に設けられた導電性の材料１３、１４とを備える。導
電性の材料１３、１４は燃料電池の動作温度においては
液体状態にある。締め付け力均等化装置１９は、燃料電
池スタック２０の水平方向の面の長さ及び幅に匹敵する
長さ及び幅を有する。従って、燃料電池スタック２０の
水平方向の面全体に亙って、燃料電池スタック２０に与
えられる締め付け力の均等化を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池スタック、特
に内部で完全に連通された融解アルカリ金属炭酸塩型の
燃料電池スタック、に与えられる締め付け力を均等化す
るための装置及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、燃料電池スタックは、不活性す
なわち双極性のフェラスメタルのセパレータプレートに
よって分離されかつ重積された複数の別々の燃料電池ユ
ニットを備えている。個々の電池は、互いにサンドイッ
チ状に挟まれて単一の重積されたユニットとして固定さ
れ、所望の燃料電池のエネルギ出力をもたらす。各々の
別個の燃料電池ユニットは一般に、アノード電極と、カ
ソード電極と、共通の電解質タイル（ｔｉｌｅ）と、燃
料及び酸化剤のガス源とを備えている。燃料ガス及び酸
化ガスは共に、マニホールドを介して、セパレータプレ
ートと電極との間のそれぞれの反応体室へ導入される。
【０００３】燃料電池ユニットの個々の要素の製造にお
いては、各要素の厚みにおける変動が生じ、この変動は
正常な製造プロセスにおいても生ずるものと考えられ
る。約９２９平方センチメートル（１平方フィート）あ
るいはそれよりも小さい比較的小さな断面積を有する燃
料電池スタックにおいては、、厚みの変動がほぼ調和し
て燃料電池スタックの高さが均一となるように各要素を
選定しかつ配向させることによって、上述の如き不均一
性が概ね補償される。しかしながら、商業的に実用可能
な燃料電池スタックを得るために必要とされるように、
大きな水平方向の断面積及び垂直方向の高さを有する燃
料電池スタックにおいては、いわゆる「ハイズ・アンド
・ローズ（ｈｉｇｈｓ ａｎｄ ｌｏｗｓ）」と呼ばれ
る上述の如き種々の要素における調和は、もしそのよう
な作業が不可能ではなく、上述の如き変動が製造公差の
範囲内であったとしても、極めて困難なものとなる。
【０００４】商業的に使用可能な融解炭酸塩型の燃料電
池スタックは、最大約６００の別個の燃料電池ユニット
を収容することができ、各々の燃料電池ユニットは、約
７４３２平方センチメートル（８平方フィート）程度の
平坦な面積を有している。そのような燃料電池スタック
の高さは約３０．５ｃｍ（約１０フィート）にもなり、
個々の燃料電池ユニット及びそのそれぞれの要素を一緒
にするために必要な締め付け力を与える際に深刻な問題
を生ずる。電池アセンブリの間の熱勾配及び動作条件、
異なった熱膨張並びに種々の燃料電池ユニットに用いら
れる材料の必要強度のために、厳密な公差が必要とな
る。しかしながら、各要素が必要とされる厳密な公差範
囲内で製造された場合でも、要素の厚みにおける変動が
必然的に生ずる。燃料電池ユニットの各成分間の厚みの
変動に伴う問題に対する明らかな解決法が米国特許第
４，６８９，２８０号明細書によって教示されており、
この明細書においては、燃料電池スタックに対する端部
プレートの弾性が、平坦な及び波型のプレートの複合さ
れた構造体によって与えられ、該構造体は端部プレート
に隣接する「ダミー」電池を形成する。この構造体は、
平坦なプレート及び波型のプレートが協働することによ
り与えられる機械的な弾性にのみ依存するものであり、
そのような構造体を端部プレートの内側でこれら端部プ
レートに隣接して設けることだけを示唆している。米国
特許第４，９７３，５３１号明細書は、剛性の電池ホル
ダの外部に設けられると共に空気及び／又はオイルで充
填される中空体を教示しており、この中空体は、電池が
動作温度まで加熱される際に、剛性の電池ホルダの外側
に均一な圧力を与える。
【０００５】電池の要素の厚みが変化することに伴う問
題に対する他の試みは、燃料電池の要素の縁部にのみ焦
点が当てられている。弾性的な縁部封止フランジが、米
国特許第４，６０９，５９５号及び同第４，５１４，４
７５号明細書によって教示されており、これら明細書
は、中空の封止フランジの中に平坦及び波型のバネシー
トを設け、これにより、圧縮可能な封止フランジに電池
の各要素の厚みの許容差を吸収させることを教示してお
り、また米国特許第４，６０４，３３１号は、ベローズ
型の縁部封止フランジを教示しており、これらフランジ
は、それぞれのフランジの剛性を増大させる内部の機械
的な手段を有することができ、これにより、封止フラン
ジの弾性によって封止の完全性を維持する。
【０００６】燃料電池スタックの圧縮に作用を及ぼすこ
とのできる他の周知の従来技術としては、各セルの間に
金属繊維フェルト製の衝撃吸収体を有する固体酸素電解
質電池スタックを教示する米国特許第４，８７４，６７
８号明細書、固体粒子あるいは繊維の内部支持材料を有
する中空のセパレータプレートを備えたリチウム／鉄硫
化物バッテリを教示する米国特許第４，６８７，７１７
号明細書、その形状を維持するための内部補強体を有す
る中空の電気的なアキュムレータ・セパレータを教示す
る米国特許第２，９２５，４５６号明細書、バッテリ用
のホットシールされた可撓性の包囲セパレータを教示す
る米国特許第３，７０３，４１７号明細書、含浸された
繊維バッテリセパレータを教示する米国特許第３，４０
４，０４１号明細書、バッテリ用の剛性のセパレータに
付与される可撓性のフィルムを教示する米国特許第３，
６４７，５５４号明細書、合成ゴム等の弾性を有する合
成材料製の燃料電池セパレータを教示する米国特許第
４，２２５，６５４号、気体で充填された内部隔室及び
電極の間にイオン導入を行うためのオリフィスを有する
ポリ塩化ビニール製の薄いシートの燃料電池セパレータ
を教示する米国特許第４，０６４，３２１号明細書、微
細構造のバルブ金属構造を用いることによって各々の電
池内の製品水及び排出酸化剤を分離する水／気体セパレ
ータを教示する米国特許第４，５４３，３０３号明細
書、及び、複合された電流コレクタ及びセパレータを有
する消耗型のアノード電池を教示する米国特許第４，４
００，４４７号明細書がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の１つの目的
は、燃料電池スタックの水平な面全体に亙って生ずる小
さな垂直方向の寸法の変化を補償してスタック全体に均
一な垂直方向の力を与え、これにより、内部電気抵抗を
減少させる方法及び装置を提供することである。
【０００８】本発明の他の目的は、導電性を有し、燃料
電池スタックの内部で必要な数だけ用いることができる
垂直方向の力を均等化させるための装置及び方法を提供
することである。
【０００９】本発明の別の目的は、内部連通された燃料
電池スタックに用いるに適した燃料電池スタックの垂直
方向の力を均等化する方法及び装置を提供することであ
る。本発明の更に別の目的は、燃料電池スタックの中に
おいてセパレータプレートとして用いるに適した垂直方
向の力を均等化する装置を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料電池スタ
ックの中においていかなる所望の数でも用いられ、燃料
電池スタックの水平方向の面に沿って生ずる垂直方向の
小さな寸法の変化を補償し、これにより各電池スタック
要素の間の接触により生ずる内部電気抵抗を減少させる
ことのできる導電性の垂直方向の力均等化装置を提供す
るものである。
【００１１】すなわち本発明によれば、アノード及びカ
ソードを各々有する複数の燃料電池ユニットと、上記ア
ノードの一側部及び該一側部に対向する上記カソードの
側部に接触する電解質と、上記アノードとカソードとの
間で上記燃料電池ユニットを分離するセパレータプレー
トとを備え、該セパレータプレートが、該セパレータプ
レートの一側部と上記アノードとの間のアノード室と、
該セパレータプレートの反対側の側部と上記カソードと
の間のカソード室とを形成しているほぼ矩形の燃料電池
スタックによって、上記目的が達成される。燃料電池ユ
ニットは２つの端部プレートの間に配設される。燃料電
池スタック中には燃料電池締め付け力均等化装置が挿入
され、この締め付け力均等化装置は、燃料電池スタック
の水平方向の面に亙って生ずる垂直方向の小さな寸法の
変化を補償する。燃料電池締め付け力均等化装置は、そ
れぞれの縁部において互いに封止された可撓性の金属シ
ートを備え、これら金属シートは、燃料電池スタックの
水平方向の面の長さ及び幅に匹敵する長さ及び幅を有
し、枕状の構造体を形成する。２つの可撓性の金属シー
トの間には導電性の材料が設けられ、この導電性の材料
は、約５００°Ｃと約７００°Ｃの間にある燃料電池の
動作温度において液体状態である。その導電性の材料
は、金属、金属合金並びにこれら金属及び金属合金の混
合物であるのが好ましい。このようにすると、可撓性の
薄いシートの間の液体の導電性の材料は、均等化装置の
表面積全体に亙って均一な力を分布させることができ
る。また、液体の導電性の金属は良好な導電体であるの
で、均等化装置をスタックに挿入しても、スタックを通
る垂直方向の電流に対する抵抗がほとんどあるいは全く
測定されない。
【００１２】内部連通された燃料電池に用いるに特に適
した本発明の好ましい実施例においては、可撓性の金属
シートには少なくとも１つの穴（好ましくは、各々のコ
ーナ領域に各１つの穴）が設けられ、この穴は、燃料電
池スタックのセパレータプレート及び電解質の対応する
穴に整合される。可撓性の金属シートは各々の穴の周縁
部において封止され、これにより、燃料電池が作動する
間に、導電性の材料を可撓性の金属シートの間に確実に
保持することができる。
【００１３】本発明の他の実施例によれば、枕状の構造
体が膨張及び収縮することを可能とするベローズ手段に
よりそれぞれの縁部が封止されると共に、導電性の材料
をその間に有する可撓性の金属シートには、分配リブが
設けられ、上記可撓性の金属シートは、アノードとカソ
ードとの間で燃料電池ユニットを分離するセパレータプ
レートとして機能する。
【００１４】燃料電池スタックに付与される締め付け力
を均等化し、燃料電池スタックの水平な面に亙って生ず
る小さな垂直方向の寸法の変化を補償するために、それ
ぞれの縁部において封止されると共に、燃料電池スタッ
クの水平方向の面の長さ及び幅に匹敵する長さ及び幅を
有し、更に、燃料電池の動作温度において液体状態であ
る導電性の材料がその間に配設された２つの可撓性の金
属シートを備え、燃料電池スタックの厚みの変動を調節
すると同時に燃料電池スタックの総ての要素に関して水
平方向の平面に亙って均一な垂直方向の力を維持する力
均等化手段が、燃料電池スタックの端部プレートの間全
体に亙って挿入される。燃料電池スタックの各要素は力
均等化手段と共に垂直方向に締め付けられ、これにより
燃料電池スタックの水平方向の面全体に亙って均等な締
め付け力が生ずる。
【００１５】本発明の他の特徴は、図面を参照して以下
の詳細な記載を読むことにより明らかとなろう。
【００１６】
【実施例】図１は、燃料電池スタックの要素１１と燃料
電池の端部プレート１０との間に配設された本発明の一
実施例による締め付け力均等化装置１９を示している。
燃料電池スタックの要素１１は、アノードと、カソード
と、アノードの一側部及びこれに向かい合っているカソ
ードの側部に接触する電解質と、アノードとカソードの
間の燃料電池スタックの中の各々の燃料電池ユニットを
分離するセパレータプレートとを備えており、該セパレ
ータプレートは、このセパレータプレートの一側部とア
ノードとの間のアノード室と、該セパレータプレートの
反対側の側部とカソードとの間のカソード室とを形成し
ている。燃料電池スタック２０の中には１つの締め付け
力均等化装置１９だけが図示されているが、単一の燃料
電池スタック２０の中に２以上の締め付け力均等化装置
を使用し、燃料電池スタック２０に亙って変化するスタ
ック要素１１の厚みを補償することができる。
【００１７】締め付け力均等化装置１９は、ステンレス
鋼とするのが好ましい可撓性を有する薄い金属で形成さ
れる２枚のシート１２を備えており、これらシートはそ
れぞれの縁部１５で互いに封止されていると共に、燃料
電池スタック２０の水平方向の面の長さ及び幅に匹敵す
る長さ及び幅を有している。それぞれの縁部１５で互い
に封止された可撓性を有する薄い金属から形成されたシ
ートは、枕状の構造体を形成する。枕状の構造体の中に
封入されているのは導電性の材料１３、１４であって、
これら導電性の材料は、燃料電池の動作温度においては
液体状態１４である。導電性の材料は、燃料電池スタッ
ク２０の動作温度よりも低い温度においては固体状態１
３である。
【００１８】導電性の材料１３、１４は、燃料電池スタ
ック２０の動作温度よりも低い温度では固体状態であ
り、また燃料電池スタック２０の動作温度においては液
体状態であるような、どのような金属、金属合金及びこ
れらの混合物とすることができる。好ましい導電性の材
料は１３、１４は鉛である。燃料電池スタック２０の動
作温度は、約５００°Ｃと約７００°Ｃの間であるのが
好ましい。
【００１９】図２は、締め付け力均等化装置１９が燃料
電池スタック２０のスタックの要素１１の不均一性を補
償する態様を示している。端部プレート１０が燃料電池
スタックの要素１１及び締め付け力均等化装置１９の周
縁部で互いに締め付けられると、液体状態である導電性
の材料１３、１４が、可撓性を有する薄い金属シートで
形成された枕状の構造体の中で分配され、端部プレート
１０が互いに締め付けられるに従って、燃料電池スタッ
ク２０の中の不均一性を補償する。
【００２０】図３に示す本発明の特に好ましい実施例に
おいては、均等化装置１９の各々のコーナ領域には穴が
設けられており、各々の穴の周縁部１７で封止されてい
る。穴１６は、燃料及び酸化剤を燃料電池スタック２０
の個々の燃料電池ユニットへ分配させるための内部マニ
ホールドを形成するセパレータプレート及び電解質等の
他のスタックの要素１１の対応する穴に整合するような
形状になされている。
【００２１】本発明の更に別の実施例によれば、締め付
け力均等化装置１９は、図４に示すように分配リブ１８
を有する可撓性の薄い金属プレートの形態であってセパ
レータプレートを形成する可撓性を有する薄い金属シー
ト１２を備え、これにより、締め付け力均等化装置１９
の一方の側部は酸化剤分配装置として作用し、また締め
付け力均等化装置の他方素側部は燃料電池スタック２０
用の燃料分配装置として作用する。可撓性を有する薄い
金属シート１２の縁部は、枕状の構造体の縁部領域が膨
張及び収縮できるように、ベローズ手段１５によって互
いに封止されている。本発明の一実施例による適宜なベ
ローズ手段は、可撓性を有する薄い金属シート１２の縁
部の間に接続された弾性を有するＣ字形状の部材を備
え、これら部材は、可撓性を有する薄いシート１２の縁
部を互いに封止する。本発明の他の実施例による適宜な
ベローズ手段は、可撓性を有する薄い金属シート１２の
縁部間に接続されてこれら縁部を互いに封止すると共に
アコーデオン状の襞を付けられた弾性部材を備えてい
る。上に説明した構造部材以外にも、可撓性を有する薄
い金属シート１２の縁部領域が膨張及び収縮することを
可能とする他の構造部材が存在する可能性があること
は、当業者には明らかであろう。本発明の実施例による
可撓性を有する薄い金属シート１２の縁部と燃料電池ス
タックの要素１１を構成する他の構成要素との間を封止
するために、可撓性を有する薄い金属シート１２には、
可撓性を有する薄い金属シート１２により形成された枕
状の構造体から外方を向いた可撓性を有する薄い金属シ
ート１２の面の縁部に沿って、封止手段が設けられてい
る。適宜な封止手段は、米国特許第４，９６３，４４２
号明細書に教示される湿式のシール（ウエット・シー
ル：ｗｅｔ ｓｅａｌ）とすることができる。
【００２２】本発明の他の実施例によれば、締め付け力
均等化装置１９は、セパレータプレートとして作用する
時には、端部プレート１０に隣接することができるよう
に、両方の側部に分配リブを有するのではなくその一側
部が平坦である。
【００２３】本発明の更に別の実施例によれば、セパレ
ータプレートの形態の締め付け力均等化装置１９の各コ
ーナ領域には穴１６が設けられ、またその周縁部１７は
ベローズ手段１５によって封止されており、これによ
り、必要に応じて周縁部１７が膨張及び収縮し、燃料電
池スタック２０の水平方向の面全体に亙って燃料電池の
締め付け力を均等化する。
【００２４】本発明による締め付け力均等化装置１９
が、燃料電池スタック２０の水平方向の面全体に亙って
燃料電池スタック２０の中の変動を補償することができ
ることを留意することが重要である。また、単一の燃料
電池スタック２０の中に、２以上の締め付け力均等化装
置１９を用いることができる。
【００２５】以上の記載においては、本発明を特定の好
ましい実施例について説明し、また説明のために多くの
詳細を述べたが、本発明を別の実施例とすることがで
き、また、上に説明した詳細の幾つかの部分を本発明の
基本的な原理から逸脱することなく大幅に変更すること
ができることは、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】燃料電池スタックを概略的に示す側面図であっ
て、スタックの中の締め付け力均等化装置を示してい
る。
【図２】燃料電池スタックを概略的に示す側面図であっ
て、燃料電池スタックの中のスタック要素の不均一性を
補償している本発明による締め付け力均等化装置を示し
ている。
【図３】本発明の一実施例による締め付け力均等化装置
の側面図である。
【図４】本発明の一実施例による締め付け力均等化装置
の側面図である。
【符号の説明】
１０ 端部プレート １１ 燃料電池ス
タックの要素 １２ 金属シート １３、１４ 導電
性の材料 １５ 金属シートの縁部 １６ 穴 １７ 周縁部 １８ 分配リブ １９ 締め付け力均等化装置 ２０ 燃料電池ス
タック

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 アノード及びカソードを各々有する複数
    の燃料電池ユニットと、前記アノードの一側部及び該一
    側部に対向する前記カソードの側部に接触する電解質
    と、前記アノードと前記カソードとの間で前記燃料電池
    ユニットを分離するセパレータプレートとを備え、該セ
    パレータプレートが、このセパレータプレートの一側部
    と前記アノードとの間のアノード室と、該セパレータプ
    レートの反対側の側部と前記カソードとの間のカソード
    室とを形成し、前記複数の燃料電池ユニットが２つの端
    部プレートの間に配設されているほぼ矩形の燃料電池ス
    タックにおいて、 それぞれの縁部において互いに封止されると共に前記端
    部プレートの間に配設され、前記燃料電池スタックの水
    平方向の平面の水平方向の面の長さ及び水平方向の面の
    幅に匹敵する長さ及び幅を有する２つの可撓性の金属シ
    ートと、 金属、金属合金並びにこれら金属及び金属合金の混合物
    から成る群から選択されると共に、前記可撓性の金属シ
    ートの間に配設され、燃料電池の動作温度において液体
    状態である導電性の材料とを備えることを特徴とする燃
    料電池スタック。
  2. 【請求項２】 請求項１の燃料電池スタックにおいて、
    前記燃料電池の動作温度が、約５００°Ｃと約７００°
    Ｃの間にあることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 【請求項３】 請求項１の燃料電池スタックにおいて、
    前記電解質及び前記可撓性の金属シートの各々は、少な
    くとも１つの整合された穴を有し、前記可撓性の金属シ
    ートは、前記各々の穴の周縁部で封止されることを特徴
    とする燃料電池スタック。
  4. 【請求項４】 請求項１の燃料電池スタックにおいて、
    前記可撓性の金属シートがステンレス鋼から形成される
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  5. 【請求項５】 請求項１の燃料電池スタックにおいて、
    前記導電性の材料が鉛であることを特徴とする燃料電池
    スタック。
  6. 【請求項６】 請求項１の燃料電池スタックにおいて、
    前記可撓性の金属シートには分配リブが設けられ、ま
    た、前記アノードと前記カソードとの間で前記燃料電池
    ユニットを分離するセパレータプレートを形成すること
    を特徴とする燃料電池スタック。
  7. 【請求項７】 請求項６の燃料電池スタックにおいて、
    前記可撓性の金属シートの前記縁部は、これら縁部に沿
    う膨張及び収縮を可能とするベローズ手段によって互い
    に封止され、前記ベローズ手段は、前記可撓性の金属シ
    ートの前記縁部の間に設けられることを特徴とする燃料
    電池スタック。
  8. 【請求項８】 燃料電池スタックの水平方向の面に沿っ
    て生ずる垂直方向の小さな寸法の変化を補償するための
    前記燃料電池スタック用の燃料電池締め付け力均等化装
    置において、 それぞれの縁部において互いに封止されると共に前記燃
    料電池スタックの２つの端部プレートの間に配設され、
    前記燃料電池スタックの水平方向の平面の水平方向の面
    の長さ及び水平方向の面の幅に匹敵する長さ及び幅を有
    する２つの可撓性の金属シートと、 金属、金属合金並びにこれら金属及び金属合金の混合物
    から成る群から選択されると共に、前記可撓性の金属シ
    ートの間に配設され、燃料電池の動作温度において液体
    状態である導電性の材料とを備えることを特徴とする燃
    料電池締め付け力均等化装置。
  9. 【請求項９】 請求項８の燃料電池締め付け力均等化装
    置において、前記可撓性の金属シートの少なくとも一方
    が複数の分配リブを有することを特徴とする燃料電池締
    め付け力均等化装置。
  10. 【請求項１０】 請求項８の燃料電池締め付け力均等化
    装置において、前記燃料電池の動作温度が、約５００°
    Ｃと約７００°Ｃの間にあることを特徴とする燃料電池
    締め付け力均等化装置。
  11. 【請求項１１】 請求項８の燃料電池締め付け力均等化
    装置において、前記各々の可撓性の金属シートが少なく
    とも１つの整合された穴を有し、前記可撓性の金属シー
    トが前記各々の穴の周縁部で封止されることを特徴とす
    る燃料電池締め付け力均等化装置。
  12. 【請求項１２】 請求項８の燃料電池締め付け力均等化
    装置において、前記可撓性の金属シートがステンレス鋼
    から形成されることを特徴とする燃料電池締め付け力均
    等化装置。
  13. 【請求項１３】 請求項８の燃料電池締め付け力均等化
    装置において、前記導電性の材料が鉛であることを特徴
    とする燃料電池締め付け力均等化装置。
  14. 【請求項１４】 アノード及びカソードを各々有する複
    数の燃料電池ユニットと、前記アノードの一側部及び該
    一側部に対向する前記カソードの側部に接触する電解質
    と、前記アノードと前記カソードとの間で前記燃料電池
    ユニットを分離するセパレータプレートとを備え、該セ
    パレータプレートが、このセパレータプレートの一側部
    と前記アノードとの間のアノード室と、該セパレータプ
    レートの反対側の側部と前記カソードとの間のカソード
    室とを形成し、前記複数の燃料電池ユニットが２つの端
    部プレートの間に配設されている燃料電池スタックに与
    えられる締め付け力を均等化し、これにより、前記燃料
    電池スタックの水平方向の平面に沿って生ずる垂直方向
    の小さな寸法の変化を補償するための、燃料電池スタッ
    クの締め付け力を均等化する方法において、 前記燃料電池スタックの前記端部プレートの間の全体に
    亙って力均等化手段を挿入し、これにより、前記燃料電
    池スタックの厚みの変動を調節し、同時に、前記燃料電
    池スタックの総ての要素に関して、前記水平方向の平面
    に沿って均一な垂直方向の力を維持する段階と、 前記燃料電池スタックの前記要素を前記力均等化手段と
    一緒に垂直方向に締め付ける段階とを備える燃料電池ス
    タックの締め付け力を均等化する方法。
  15. 【請求項１５】 請求項１４の燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法において、前記力均等化手段
    は、それぞれの縁部において互いに封止された２つの可
    撓性の金属シートを備え、これら可撓性の金属シート
    は、前記燃料電池スタックの前記水平方向の平面の水平
    方向の面の長さ及び水平方向の面の幅に匹敵する長さ及
    び幅を有しており、また前記力均等化手段は、金属、金
    属合金並びにこれら金属及び金属合金の混合物から成る
    群から選択される導電性の材料を備え、これら導電性の
    材料は、前記可撓性の金属シートの間に配設され、前記
    導電性の材料は、燃料電池の動作温度において液体状態
    であることを特徴とする燃料電池スタックの締め付け力
    を均等化する方法。。
  16. 【請求項１６】 請求項１５の燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法において、前記可撓性の金属シ
    ートの少なくとも一方が複数の分配リブを有することを
    特徴とする燃料電池スタックの締め付け力を均等化する
    方法。
  17. 【請求項１７】 請求項１５の燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法において、前記燃料電池の動作
    温度が、約５００°Ｃと約７００°Ｃの間にあることを
    特徴とする燃料電池スタックの締め付け力を均等化する
    方法。。
  18. 【請求項１８】 請求項１５の燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法において、前記各々の可撓性の
    金属シートが少なくとも１つのの整合された穴を有し、
    前記可撓性の金属シートは前記各々の穴の周縁部におい
    て封止されることを特徴とする燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法。
  19. 【請求項１９】 請求項１５の燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法において、前記可撓性の金属シ
    ートがステンレス鋼から形成されることを特徴とする燃
    料電池スタックの締め付け力を均等化する方法。
  20. 【請求項２０】 請求項１５の燃料電池スタックの締め
    付け力を均等化する方法において、前記導電性の材料が
    鉛であることを特徴とする燃料電池スタックの締め付け
    力を均等化する方法。
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